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<title>恐怖に耐えられますか？</title>
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<description>ほんのりからガチの恐怖話まで満載です。</description>
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<title>解体屋が始めた悪徳商売</title>
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<![CDATA[ <h3>昔の話だけど、近所のいわゆる『解体屋』が、怪しげな商売を始めた。</h3><p>曰く、「人形供養します」。</p><p>&nbsp;</p><p>神社仏閣に関わりなんて無いくせに、適当な寺の名前を語って、</p><p>人形を引き受けて供養してもらうと客を募っていた。時代的に</p><p>ゴミの分別が言われ始めていた時期で、本職もあまり人形を</p><p>引き受けたがらなくなった頃の事、ソコソコ繁盛していたようだ。</p><p>解体屋のヤードの隅には、雨ざらしでねずみ色に変色した</p><p>人形やぬいぐるみがこんもり山を作っていて、かなり不気味な</p><p>光景だった。供養するなんて言いつつ、結局は他の廃材と</p><p>一緒に砕いて埋め立ててしまわれた人形は、たぶんトン単位</p><p>だったと思う。</p><h3>そんな解体屋に異変が起きたのは、供養を始めてから一年ほど経ってから。</h3><p>最初に、社長の孫が水死。まだ幼い孫は、解体屋ヤードに</p><p>設置したビニールのベビープールの中で溺れていたそうだ。</p><p>その後、解体屋娘（孫の母）が精神的に不安定になり、</p><p>人形の山に自ら埋まる事が度々あった。それから堰を</p><p>切ったかのように、解体屋を取り巻く人の子供や若い人</p><p>ばかりに不幸が多発。解体屋からはどんどん人が辞めてゆき、</p><p>わずかに残った社員は社長に御祓いを受けるように必死に</p><p>頼み込んだそうだ。実際、神主さんから坊さんから怪しげな</p><p>おばさん祈祷師まで、解体屋に出入りしていた。</p><p>それでも不幸はおさまらなかったらしい。</p><h3>でもふしぎな事に、社長には一切危害は無い。</h3><p>代わりにその周りにだけ。社員の実子から親戚、知り合いと、</p><p>どんどん範囲が広がっていき、最終的に社長が専務と共に</p><p>自ら命を絶つまで、不幸の連鎖は続いていたらしい。</p><p>実際のところ、社長の死後、解体屋は『解体』してしまったので、</p><p>本当に不幸が収まっているかは分からない。</p><p>&nbsp;</p><p>けど、いまだ回復しない社長の娘さんの精神状態をみていると、</p><p>まだ続いているような気がする……と、解体屋がまだブイブイ</p><p>言っていた頃に貰ったぬいぐるみを見つめつつ投下してみる。</p><p>&nbsp;</p><p>作用を引き起こしたのが、中身入りをウッカリ処分しちゃったからなのか、</p><p>様々な念の塊だったのか……周りから攻めていくってのが実に効果的だな。</p><p>専務はやはり社長の奥さんだったのか？それとも社員だけど責任感じてなのかな？</p><p>&nbsp;</p><p>専務はただの雇われだったけど、たぶん供養の発案者じゃないかなぁ、と。</p><p>あんまりいい噂がない会社だったから、別件で何かやらかした可能性は</p><p>あるけど、ご近所は全会一致で「人形のせい」になってて、一時子供たちに</p><p>人形やぬいぐるみを買い与えるのがタブーになってた。</p>
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<pubDate>Wed, 31 May 2017 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>山の上の廃病院</title>
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<![CDATA[ <h3>高校生の時の実話。</h3><p>地元の中学校時代の友達二人と、近くの山に肝試しみたいなことを</p><p>やりに行こうという話になった。その山はそれほど高くなく、頂上が</p><p>広場になっている。さらに傍には病院が建っており、現在は使われて</p><p>いないその病院の旧館跡が廃墟の状態で残っている。予定では</p><p>その病院の旧館を探索してから山を登る道に出て、頂上で缶ビールで</p><p>乾杯してから反対側のふもとに下りる道から山を下る、というプラン。</p><p>&nbsp;</p><p><img alt="150802_002" height="359" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Furban-legend.tsuvasa.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2015%2F08%2F150802_002-546x359.jpg" width="546"></p><p>&nbsp;</p><p>深夜一時過ぎに三人で、まず病院裏の旧館跡に進入。本当に荒れ放題で、</p><p>マットレスのない鉄パイプのベット、倒れたイス、医療機具の入っていたと</p><p>思われるガラス戸棚、部屋の隅に丸めて放置してあるシーツ、積み重なった</p><p>段ボール、それらが、割れっぱなしの窓からの月明かりに照らされている。</p><p>その時、異常な音がするとか何か奇妙なものが見えたということはないのだが、</p><p>オレの気分がなんかおかしい。</p><p>&nbsp;</p><p>肝試しをやっているのだから恐いという気持ちはあるのだが、恐怖とは</p><p>違った何か、体の中から寒気がして胸が押さえつけられるような風邪や</p><p>高熱の時に感じる、具体的な悪寒がするようになってきた。臆病だと</p><p>馬鹿にされるのが嫌だったので友人にも言い出せず、そのまま病院から</p><p>出ると山への道を進んだ。狭い一本道である山道を、ダンゴ状に三人並んで</p><p>進んでいった。オレは最後尾。月が明るい夜だったので、道も周りの木々も</p><p>よく見ることができる。しばらく進んでいくうちに、気分の悪さが徐々に</p><p>増していく。</p><h3>そしてもう一つ、奇妙なことが起こり始めた。</h3><p>道の両側に設置された木の策の向こうから、何やらボソボソって感じで</p><p>話し声のようなものが聞こえてくる。誰か人がいるのかと思ったがそれはない。</p><p>木の策のむこうは腰の高さくらいの植物が群生していて、策から２メートルくらいで</p><p>崖になっている。そんなところに人がいるはずもない。その声は明らかに人の声に</p><p>聞こえ、何事かをボソボソと言っているようなのだが、言葉がはっきりと聞き取れない。</p><p>左右どっち側から聞こえてくるのかもよくわからない。上からだと言われれば</p><p>そうだったかもしれない。しかもその声は、オレたちが道を進んで行っても、</p><p>ずっとついてくるように依然として聞こえ続ける。</p><h3>さらに奇妙なことに、オレがその声のことを話そうとしても声が出てこない。</h3><p>金縛りにあった時のように力を込めても体全体が固まった感じで声が出ない感じとは</p><p>違い、喉にしゃべろうという意思が伝わらない。足はしっかりと歩き続けているのだが、</p><p>口がなぜか開かない。自分自身もなぜかどうしても話さなきゃという意思が湧いて</p><p>こないのだ。気づいてみれば、他の二人も山道に入ってからはずっと無口。</p><p>ひょっとして前の二人にもこの声は聞こえているのか。</p><h3>そしてついに頂上の広場に出た。</h3><p>その頃にはいつの間にかボソボソという声は聞こえなくなっていた。頂上広場で</p><p>ようやく口を開くことが出来た。本来は真っ先に、ずっと聞こえていた声のことが</p><p>話として出てくるはずなのだが、その時はなぜか</p><p>「……頂上かな」</p><p>「……ああ」</p><p>「……だな」</p><p>というような会話にしかならない。</p><p>&nbsp;</p><p>三人ともほとんど黙り込み、沈黙が続く。月明かりで周囲もお互いの顔も良く</p><p>見ることができる。特に異常なことは見られないが、感じる悪寒は相変わらずだ。</p><p>そして、一人がようやく</p><p>「……じゃあビール飲むか」と言い、</p><p>オレともう一人の友人は「……うん」とだけ答える。</p><p>その時、いきなり</p><p>バンッ</p><p>という大きな爆発音みたいな音が近くから聞こえたその瞬間、急に体が軽くなった。</p><h3>誰からともなくオレ達は山の反対側に下る道を一目散で走り下って行った。</h3><p>みんな一言の叫び声もあげない。夜道の細い山道を走って下るのは危険なのだが、</p><p>その時は不思議と誰かが転んだりすることもなく十分くらいでふもとに辿り着いた。</p><p>三人とも息を切らしていたが、ようやく口を開くことが自由になった。体の気分の悪さも</p><p>いつの間にか治っている。みんなの話では、病院からの悪寒も、山道での声も、</p><p>オレ以外の二人共が感じていたらしい。また、口を開くことも、奇妙なことを告げるべく</p><p>言葉がなぜか出てこなかったというのも一緒だった。そして頂上広場で聞こえた音は</p><p>一体何だったのかという話になった時、オレは友人が背中に背負ったリュックから</p><p>なにやらポタポタと液体が垂れていることに気づいた。そのことを告げて急いで</p><p>リュックを開けると、なんと中では頂上で飲むはずだった缶ビールが、缶の中から</p><p>何かが破裂したかのように真ん中がバックリと裂けていた。さらにオレのカバンの</p><p>中のビール、もう一人の友人のビールも同じように裂けて、カバンの中がグショグショに</p><p>濡れていた。恐らく頂上で聞いた音はこの破裂音だったのだろう。後に高校の教師にも</p><p>話したが、高山地区なら全くあり得なくもないが、普通の町にあるような山でそんな風に</p><p>缶が破裂するなんて絶対にあり得ないとのこと。もちろん、恐くてあれ以来その病院にも</p><p>山にも近づいていない。</p><h3>後日談</h3><p>こうして文章にして第三者が見た場合はそんなにでもないかもしれないが、オレは実際に</p><p>体験した話だけに、思い出すだけで本当に恐くなる。</p>
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<link>https://ameblo.jp/endurefear/entry-12266806396.html</link>
<pubDate>Sat, 27 May 2017 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>魔性の少女</title>
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<![CDATA[ <h3>俺の田舎は家と家の間隔が結構あるんだが、俺の家だけ隣接して家があった。</h3><p><strong>552： 2011/08/25(木) 12:52:47.64 ID:chl3ac9U0</strong></p><p>それ自体に意味はないが、俺が四歳ぐらいの時にその家に</p><p>赤ちゃんが生まれた。女の子だった。摩耶と名付けられた。</p><p>田舎らしく家族ぐるみで付き合っていたので、俺も摩耶の</p><p>世話をしたし、妹のように可愛がった。けれども、摩耶が</p><p>生まれてからどうもその子の家に不幸なことが続く。</p><p>父方・母方の祖父母・親戚が相次いで死亡。</p><p>母親が風邪から骨ヒビ→骨折→肺炎→慢性的喘息のコンボ。</p><p>父親がリストラ→友人に裏切られる→鬱のコンボ。</p><p>その他にもいろいろあったらしいが、当時子供の俺が</p><p>知っているのはこれだけ。</p><h3>ちなみにその子は別に何事もなく健康元気に成長していた。</h3><p>摩耶が五歳ぐらいの時、とうとう母親と父親が心中してしまい、</p><p>家に摩耶が引き取られた。母親と父親がいなくなったのに、</p><p>摩耶は別に気にして無いようだった。摩耶が大きくなるにつれ</p><p>段々と美人になっていったが、常に無表情で言葉もあまり話さない。</p><p>俺の両親は気味悪がったが、俺は気にせず遊んだり勉強を見たりしていた。</p><p>田舎じゃ摩耶は人形が動いているだのどうのこうの、人ではないような</p><p>噂が立っていたらしい。</p><p>&nbsp;</p><p>ある時、摩耶の方から「たまには昔のようにお風呂に入ろう」と誘われ、</p><p>一緒に風呂に入った。俺が隠しているのに摩耶は堂々としていて、</p><p>そのせいで気づいた。</p><h3>右腕が摩耶の右腕じゃないし、左腕が摩耶の左腕でもないし、右腕とも違う。</h3><p>足もそうだった。左足と、右足も。意味が分からないかもしれないが、</p><p>摩耶の元々の手足を右左腕足それぞれ別人のものと入れ替えてるって感じ。</p><p>感覚というか、一目見てそれが分かってしまった。皮膚の色は左腕だけ</p><p>ほんのちょっと違うくらい。気づいてしまうと、今日一日摩耶が妙に左腕を</p><p>使ってなかったことも思い出した。でも、なんか言うこともなく体を洗いあって</p><p>お風呂タイムは終わった。</p><h3>次の日の夕方、もうすぐ夕飯だというのに摩耶が出かけるというので俺はこっそりついて行った。</h3><p>昨日のお風呂で見たことが頭に残っていたんだと思う。ついていくと近くの</p><p>森の中に入っていき、いきなり道を外れて奥に歩き出す。しばらく道なき</p><p>道を歩いて行くと急に円形に開けた場所に出て、摩耶は服を脱ぎだした。</p><p>あっという間に全裸になると、何か大声でよくわからないことを叫びだした。</p><p>これはヤバいと思った俺は飛び出して行って、摩耶の肩をつかんで</p><p>「大丈夫か？」みたいなことを言ったと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>その時の摩耶の眼が真っ暗で、まるで眼球なんてなくて闇が広がって</p><p>いるみたいだった。ここでなぜか俺の記憶が途切れていて、次に覚えて</p><p>いるのが家で摩耶の左腕と俺の左腕がしめ縄みたいなもので縛られてる状態。</p><p>互いに全裸で、よくわからん札みたいなものがあちこちに貼られていた。</p><p>摩耶はぐうぐう寝ていて、ふすまの向こうから大人の険しい声が聞こえてくる。</p><p>俺は起き上がれずに、ずっと天井を見ていた。</p><h3>しばらくすると、神主と巫摩耶みたいな恰好をした人が入ってきて、塩をかけられたり、幣をばさばさやられたりした。</h3><p>摩耶はずっと寝てたけど、俺が起きていたので神主さんは</p><p>「キミはこの摩耶と離れてはいけないよ」</p><p>みたいなことを難しく言って帰って行った。</p><p>巫女さんは摩耶が起きてから二日間ぐらい摩耶の世話をして帰って行った。</p><p>それ以来、摩耶の性格が明るくなったし、フラフラどっかに行くこともなくなって、</p><p>俺の親が喜んでいた。ただ、摩耶の左目の視力が極端に落ちてほとんど</p><p>見えないくらいになってしまった。気になるのは、摩耶の右腕と左足、右足は</p><p>いまだ元々の摩耶の物ではない誰かの物ということだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>左腕は誰かわかっている……</p><p>俺の左腕だ。俺の左腕は、摩耶の左腕になっている。</p><p>詳しいことは俺の親も聞いてないというのだが、摩耶は子供の頃</p><p>森で何をしていたのだろう……</p>
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<pubDate>Thu, 25 May 2017 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>憑いてる御人形</title>
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<![CDATA[ <p>信じるか信じないかは別として知り合いに変わったやつがいる。</p><p>小学校時代からの友人で、現役の住職をやってるやつがいる。</p><p>私自身は霊感なんてこれっぽちも持ち合わせていないのだが、</p><p>こいつのせいで何回かありえない現象にあっている。</p><p>&nbsp;</p><p>私は職業システムエンジニアでそういったものはまったく信じてないし、</p><p>ありえないし、いるはずがないと日頃から公言している。そういうのも</p><p>あって住職がやたら私にそういうものや話しをしてくる。</p><h3>社会人になって間もない夏のある夜、住職から電話があった。</h3><p>「よぉ俗世間の生活はどうだ？楽しいか？今から時間あるか？」</p><p>ちょっと酔っ払ったような軽く興奮したようなそんな早口の口調だった。</p><p>日頃は年の割には達観したというか落ち着いた口調の奴なんだが</p><p>めずらしい事もあるもんだと思って</p><p>&nbsp;</p><p>「まぁ明日休みだし、久しぶりに飲むか？」</p><p>と答えたら</p><p>「今からいく」と、十分もしないうちに住職がやってきた。</p><p>「いやぁひさしぶり何年ぶりだ？ん？」</p><p>「あほかこないだおうたとこやろそれよりなんか用か？」</p><p>「友達にあうのに用がいるのか？あははは」</p><p>酒をちびちび飲みながらくだらない話をしてたんだが</p><p>なんか様子がおかしい。妙にうれしそうだ。</p><p>「お前なんかあるやろそんなにうれしそうなんおかしいぞ」</p><p>「やっぱわかる？今日はちょっとおもしろいものもってきた」</p><p>「なんや？ビデオか？ゲームか？つまらんもんは嫌やで」</p><p>「ふふジャーーん、いわくつきの御人形！」</p><p>そういって鞄の中から木箱だして蓋をあけて見せた。</p><p>「うわ……いやがらせか？第一そんなもんどっからひろてきたん？」</p><p>「まぁきけ」</p><h3>話しはこうだった。</h3><p>住職の知り合いの今田さんから妙な相談を持ちかけられ</p><p>私の家に来る前にいってたそうだ。妙な相談というのは、</p><p>今田さんが東北でかった古い人形を見てくれというものだった。</p><p>今田さんいわく人形を手に入れてから、家で子供の話し声や</p><p>誰かがいる気配が常にするので、住職のお寺で御祓いして</p><p>ほしいそんな相談だったらしい。</p><p>&nbsp;</p><p>「……でこの人形になんかあるん？」</p><p>「まぁそれは内緒言ったら面白くないやん」</p><p>「これ見てみ御人形さん悲しいというか怒ってるというか</p><p>そういう顔してはるやろ」</p><p>「……確かに古臭いがそんなんありへんよあほらしい」</p><p>「お前ならそういう思てねもってきたんで今日はここに置いていく」</p><p>「……まじで？預かりもの置いていくなよ何考えてるの？」</p><p>「まぁお前、日頃から全否定してるやんそれにこれ昼間でないと……」</p><p>「はぁ？意味わからんふざけんなもって帰れよ」</p><p>「それにこれは今田さんとこ返されへんからなほななかえるわ」</p><h3>本当に置いていった……</h3><div><p>見たところちょっと薄汚れてたが普通の日本人形だった。</p><p>少し酔ってたせいもあって気にも止めないで、人形を箱にほりこんで、</p><p>箱をTVの上に置いてその日はぐっすり寝たんです。しばらくして喉が</p><p>無性に渇いて目が覚めた時計をパッとみると午前三時半。</p><p>&nbsp;</p><p>人形のことなんかすっかり忘れて台所で水をごくごく飲んでたんです。</p><p>そしたら服をちょいちょいと引っ張られて、ん？とおもってみたら子供が</p><p>私のよこっちょにいて</p><p>「うちらもお水……」</p><p>あぁ……「はい」ってコップに水をいれてる最中に我に返りました。</p><p>びっくりして振り向くと部屋中に何十人も子供がいてこっち見てたんです。</p><p>情けないことにそっから記憶がなく、朝住職のインターホン連打で目が覚めました。</p><p>「もぉ休みの朝早くからちょっとは迷惑かんがえろよ」</p><p>「ん？なにいうてるん？もぉ昼過ぎてるぞ」</p><h3>時計をみると12時を過ぎてました。</h3><p>住職が私の顔を見てニヤニヤしながら、「昨日なんかあった？」</p><p>「なーんもあらせんよ酔ってたしぐっすり寝てたわ」</p><p>「んーー……そうかぁ……まぁ人形どこ？」</p><p>「そこTVの上」</p><p>住職がTVの上においてある人形をひょいて持って、なんかブツブツ</p><p>言い始めた後、数珠を人形にかけたんです。</p><p>「ほんまになんもなかった？」</p><p>&nbsp;</p><p>内心人形が箱から出てたと昨夜の子供の件でかなりびびりまくってましたが、</p><p>弱みをみせるのもしゃくなので何もないと言いはねました。</p><p>&nbsp;</p><p>「これねたぶんコケシなんよようさん子供が憑いてる」</p><p>「……」</p><p>「こんだけ憑いてたらご供養してもあかんしなこれは焼かなあかん」</p><p>「……適当なこというなよ……」</p><p>「ほんまやでほれ」</p><p>住職が人形の着物はぎとったら人形の腹から何やら名前を書いた</p><p>小さな紙がばらばらとでてきた。それを見てその場で泣きそうになったけど</p><p>その日のうちに住職の知らないお寺にいって御祓いしてきてもらいました。</p><h3>追申：小さな紙について</h3><p>細かいことはわかりませまんが、災害か飢饉の間引きかなんかじゃないかと。</p><p>数十人以上憑いてて憑きすぎてどんどん呼び寄せるくらいの物だと普通の</p><p>しろものじゃないとは言ってました。</p><p>まぁ私は今でも信じてませんけどね……</p></div>
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<pubDate>Tue, 23 May 2017 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>銅像のお返し</title>
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<![CDATA[ <h3>俺はあまり霊というものを信じているとはいえません。</h3><p>なぜかというと、見たことがないからです。じゃあこんな所くるなと</p><p>言われそうですが、興味はあるのです。それは俺が不思議な体験、</p><p>というより、偶然のタイミングに出くわすことが何回かあったからです。</p><p>俺が二十五歳になるまでに、知り合いが何人か亡くなりました。</p><p>この年でなくなる知り合いと言うことは、少なくとも老衰というパターンは</p><p>ありません。事故と言うのが一番多いのですが、その原因が事故だろうが</p><p>なんだろうが、その後で、「ひょっとして、あれが原因なんじゃないのか」</p><p>といわれる偶然のタイミングに見舞われることが何回かありました。</p><p>それを人によってはただの偶然だと無視するし、又ある人は心霊体験だとも</p><p>いうのでしょう。</p><h3>俺が高校生の頃でした。</h3><p>バイクに乗って走り回るのが楽しい頃で、毎日ろくに学校にも行かず夜</p><p>皆で集まって乗り回していました。グループ内では意味もなく、根性試しが</p><p>何回となく繰り返されます。それは誰がいかに速く走れるかだったり、</p><p>壁に向かってぎりぎりまでブレーキを踏まずにいれるかだったり、けんかの</p><p>強いのはだれなのかだったり……その中にはもちろん肝試しもありました。</p><p>その時も皆で近くにある有名スポットへ肝試しに行くことになりました。</p><p>その心霊スポットには銅像が建っていて、それが動いて見えたりすると</p><p>事故に遭うとかいう、全国どこにでもあるようなスポットでした。</p><p>&nbsp;</p><p>でも実際仲間内でも事故ったという人間もいて、なかなか評判の</p><p>場所でした。今思えばバイク乗りたての高校生が深夜心霊スポットに</p><p>行ってビビれば事故る確率は高くなるのですが、まあそれなりに信憑性も</p><p>感じて事あるごとによく行っていました。その日は動いているようには見えず、</p><p>その銅像の前でダラダラしていたのですが、誰かが友人小板橋に、</p><p>「おい小板橋、銅像の膝にヘッチン（でこぴんのようなもの）せえや」</p><p>と言い出しました。</p><p>&nbsp;</p><p>この銅像にはもうひとつ言い伝えがあって、銅像にやったことはみな自分に</p><p>返ってくるというものです。目を触れば目を病気するとか、色々噂がありました。</p><p>小板橋はグループの中でも運転は一番にうまかったのですが、心のやさしい奴で</p><p>少し怖がりな所がありました。嫌そうでしたがそこはお約束、これをやらないと</p><p>「根性ないやつ」と言われてしまいます。</p><h3>小板橋は仕方なく銅像の膝にヘッチンしました。</h3><p>しかし怖がりながらやったせいか、ヘッチンは軽くかすっただけです。皆大笑いして</p><p>「根性なし」を連呼しました。「もっかいやれ」と皆にせっつかれて、小板橋はもう一度</p><p>ヘッチンをしました。今度は大きな鈍い音がしました。指を強く打ちすぎてうなる</p><p>小板橋を見て、又皆大笑いです。「早速呪われてる」だの「もうお返しされてる」だの</p><p>言いたい放題です。「くそーっっ！！」小板橋はもうやけくそで、銅像の乗っている</p><p>コンクリートの台に、相撲でぶつかるように抱きつきました。</p><p>&nbsp;</p><p>でも別段怖いこともおこらず、帰る事になりました。俺達はバイクにまたがって、</p><p>一五台くらいで連なって帰りました。たまたま前を小板橋が走っていました。</p><p>大きな道路の急カーブにさしかかったときです。みな体を右に倒してコーナーを</p><p>曲がります。小板橋も右側を倒し始めました。どんどん倒します。しかし軽く倒せば</p><p>いいはずなのに、小板橋はぎりぎりまで倒していくのです。</p><h3>道路に右ひざがかすったかと思うと、小板橋はそのまますべるように転倒しました。</h3><p>なんてことはない急カーブです。転ぶほどの所ではありません。ましてや小板橋は</p><p>グループの中でも一番の運転テクを誇っていました。最初小板橋が倒しすぎていくときは、</p><p>わざとふざけているのかと思いました。しかし現実に、小板橋は膝を抱えてうずくまっています。</p><p>皆で駆け寄りましたが、白いものが傷口から見えました。骨です。</p><p>&nbsp;</p><p>「わー救急車呼べ！！」</p><p>「小板橋大丈夫かー！！」</p><p>皆が叫ぶなか、友人島崎が、「あの銅像の呪いや！」</p><p>と叫びました。</p><p>「こんな時になに言うてんねん！」</p><p>「しゃーかて、見ろや小板橋の膝！！骨の見えてる傷の下に、</p><p>もう少し浅い傷ついてるやん！！一回目の失敗したヘッチンのぶんやん！！」</p><p>皆ぞっとしました。しかし、当の小板橋が</p><p>「アホなこと言っとらんとはよ病院つれてけ！！」</p><p>と叫んでので、皆われに帰って病院へ向かいました。</p><p>その後、そんなことも忘れていたのですが、ふとその事件を思い出す日が来ました。</p><h3>皆高校を卒業し、それぞれの道を歩みだしていました。</h3><p>そして意外なことに、小板橋は極道の道を選びました。俺達の学校でその道を</p><p>選ぶ奴は決して珍しくはありませんでしたが、心根のやさしい小板橋がその道を</p><p>選んだのは正直意外でした。そして、その噂は回って来たのです。小板橋が</p><p>勝手にクスリを持ち出し売上を搾取して、今やばい状態だということを。小板橋が</p><p>その世界に入ってから、近所で会うことも無くなりました。今どこに住んでいるのかも</p><p>知りません。あれからもう十数年もたった今、たまに地元に帰って昔の友人と</p><p>飲むことがあっても、だれも小板橋の消息を知らないと言うのです。他の友人で</p><p>同じ世界に入った奴らとは連絡が取れたり出来ているのに、まったく取れなのは</p><p>小板橋だけです。この十数年の間、誰一人とっていないのです。</p><p>&nbsp;</p><p>その日も地元の奴らと飲んでいました。酒がまわってきたころ、あのときの</p><p>メンバーだった島崎がぽつぽつとあの日の話をし始めました。俺はそれを</p><p>止めました。島崎の言いたいことは分かっていたからです。あの日小板橋は</p><p>最後にやけくそになって、銅像の乗っているコンクリートの台に抱きつきました。</p><p>もしそれが小板橋の身に返ってきて、今もコンクリートを抱いていたら……</p><p>そう思うと、たまらない気持ちになります。</p>
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<link>https://ameblo.jp/endurefear/entry-12266797784.html</link>
<pubDate>Sun, 21 May 2017 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>午前二時の廃病院</title>
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<![CDATA[ <h3>忘れもしない、それは僕が大学三年の夏の話です。</h3><p><img alt="150802_000" height="351" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Furban-legend.tsuvasa.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2015%2F08%2F150802_000-546x351.jpg" width="546"></p><p>&nbsp;</p><p>僕はいくつかのバイトを掛け持ちしていたのですが、その一つに</p><p>学校の近くにある居酒屋でのバイトがありました。そこでは同じ学校の</p><p>生徒が多く働いており、必然的に仲良くなりよく遊びに行くようになりました。</p><p>特に仲良くなったのが同じ下宿生活をしていた井上と田尾でした。</p><p>&nbsp;</p><p>ある日、僕の家で飲んでいた時のことでした。</p><p>井上が突然「心霊スポットでも行こうか」と言い出しました。</p><p>話を聞くと、同じ学科の友達からの情報で地元では有名ないわゆる</p><p>「よく出る」スポットだそうです。僕達は酒に酔っていたのも手伝って、</p><p>行こう行こうということになりました。その時、僕達は井上と井上の</p><p>彼女日出子と、田尾と僕の四人でした。僕と井上は日出子が運転する</p><p>軽自動車に乗り、田尾は原付で行くことになりました。</p><h3>そこはＫ市にある廃墟になった病院でした。</h3><p>病院は白色の三階建てで、横に広い大きな施設でした。壁は所々</p><p>剥れて窓ガラスは割れ、あちこちに落書きがしてあります。僕達は</p><p>正面玄関の前に車を止め、持参した懐中電灯で中を照らしました。</p><p>いかにもといった感じの建物でしたが、「幽霊より族の方が怖いよな」と</p><p>冗談を言い合いながら僕達は中に入って行きました。正面玄関のドアは</p><p>ガラスが割れて鉄の枠だけになっていました。そこをくぐるように抜けると</p><p>正面に受付がありました。受付の中は書類のようなものが散乱し、</p><p>受付の横にあるロビーにはジュースの缶や瓶が散乱していました。</p><p>見ると、受付を中心に左右に通路が続いています。</p><p>&nbsp;</p><p>左右の通路にライトを当てると、左側に診察室、右には食堂や売店の</p><p>文字が見えました。僕達は誰ということもなしに左側の診察室の方に</p><p>足を向けました。通路の両側には診察室があり、内科・耳鼻咽頭科等々</p><p>部屋毎にプレートが貼ってありました。僕達は内科の診察室の中に</p><p>入ったのですがやはり荒らされており、医療器具らしき物もあって</p><p>いかにもという感じでしたが、ここも落書きがひどくて怖いという感じは</p><p>しませんでした。僕達は少しがっかりしてそこを出ました。もう帰ろうかと</p><p>思ったのですが、せっかく来たのでもう少し探検してみようということになり</p><p>ロビーの前に二階に続く階段があったのでそこを上がってみることにしました。</p><h3>二階は意外と綺麗で落書きもあまりありませんでした。</h3><p>左右の通路を照らしてみると、そこは入院用の部屋として使われていたようです。</p><p>僕達は右側の通路を選び、一番手前の部屋を覗きました。部屋にはパイプベッドが</p><p>四つ、正面に時計が掛けてあるぐらいで、何も変わったことはありませんでした。</p><p>僕達は次々に部屋を覗いていきました。</p><p>&nbsp;</p><p>幾つ目だったでしょうか、僕はあることに気がつきました。部屋の時計がすべて</p><p>二時で止まっているのです。僕は自分の時計を見ます。時刻は二時を指して</p><p>いました。恐ろしくなった僕はそのことを皆に話しました。しかし皆は、「偶然だろ」と</p><p>取り合ってはくれません。更に奥の部屋へと進んでいきます。やはりどの部屋の</p><p>時計も二時で止まっていました。流石に皆も気味が悪くなったのでしょうか、</p><p>戻ろうということになりました。</p><p>&nbsp;</p><p>その時です！</p><p>&nbsp;</p><h3>通路の反対の方から、「カツン、カツン」という音がはっきり聞こえてきました。</h3><p>タイルの上をヒールかブーツで歩くような……</p><p>&nbsp;</p><p>皆で顔を合わせると一斉に走り出しました。僕は部屋の時計を横目で</p><p>見ながら走ります。時計は確かに二時を指していました。階段を駆け下り</p><p>玄関を抜けて一目散に車に向いました。それでも「カツン、カツン」という音は</p><p>徐々に大きく聞こえてくるのです。まるで頭の中でこだまが響いているように。</p><p>僕達が走るよりも早く、徐々に近づいてくるように……</p><p>&nbsp;</p><p>慌てて車に乗りこみエンジンがかかった時、車が少し「ガァクン」と動くのを</p><p>感じましたが、そんなことは気にもならず一刻も早くそこから逃げ出したい</p><p>気持ちで、日出子に「早くだして！！」と怒る様に井上が叫びました。</p><p>ものすごい勢いで車は病院の敷地から抜け出しました。一人で原付に</p><p>乗っている田尾のことが心配でしたが、その時はそれよりも早くそこを</p><p>抜け出したいという気持ちで一杯でした。敷地を抜け狭い一般道に入った時、</p><p>車の横を田尾の原付が走り抜けていきました。</p><p>&nbsp;</p><p>僕は大分冷静さを取り戻していたので田尾の姿を見てホッとしましたし、</p><p>もう大丈夫だろうとスピードも落として走っていました。しかし田尾は</p><p>フルスロットルで走り抜けていき、あっと思う間に横転してしまいました。<br>幸い擦り傷程度で済みましたが、ヘルメットを脱がすと顔色は真っ青でした。</p><p>彼は見たのです。僕達の車の後に髪の長い女がへばりついていたのを……</p><h3>僕は車に田尾を乗せて代わりに原付に乗り、取り敢えず僕の下宿先に行こうということになりました。</h3><p>その夜はさすがに一人でいるのが怖かったので皆僕の家に泊まって</p><p>いくことになりました。朝になると田尾も大分落ちついてきたので、</p><p>それぞれ家路につきました。僕も昨夜のことは忘れよう、と思った時でした。</p><p>家の電話に留守電のライトが点滅しています。</p><p>&nbsp;</p><p>そういえば昨日は気がつかなかったな、と思いながらボタンを押したのです。</p><p>「一件です……」</p><p>「ころしてやる」</p><p>「……午前二時零分です」</p><p>&nbsp;</p><p>押し殺したようなダミ声が部屋に響き渡りました。恐ろしくなった僕は受話器を</p><p>手に取ろうとすると、今度は電話が鳴りました。恐る恐る受話器を上げると、</p><p>電話は田尾からでした。田尾は僕に震える声でこう言いました。</p><p>「……もしもしおれ、実はいま家に帰ったら留守電に……」</p>
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<link>https://ameblo.jp/endurefear/entry-12266794318.html</link>
<pubDate>Fri, 19 May 2017 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>人身事故の多い駅で</title>
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<![CDATA[ <h3>僕は東京で異常によく人身事故が起こるＪＲの某Ｔ線という路線のＡという駅を最寄りの駅にしています。</h3><p>もう、十四年も前になりますが、僕はその駅の快速が</p><p>止まる方のホームに立っていました。ちょうど、お昼になるか</p><p>ならないかの時間で朝はごったがえすホームも人影はまばらと</p><p>いったところでした。中間テストシーズンだったのか、近くにある</p><p>女子校の生徒が隣のホームで騒いでいるのをボケ～っと眺めて</p><p>いました。</p><p>&nbsp;</p><p>僕の右に、ちょうど３ｍぐらい離れたところにいた同じ学校の生徒が</p><p>隣のホームの子達に何かを叫んで手を振っていました。</p><p>&nbsp;</p><p>その時、構内アナウンスで</p><p>『まもなく、三番線を電車が通過します。白線より下がって……』</p><p>と、放送が掛かりました。相変わらず女の子は大きな声で笑いながら</p><p>話していました。</p><h3>やがて、左の方から特急がくるのが見えました。</h3><p>ここからは今でもスローモーションの様に思い出されます。今度は</p><p>右を見ようとすると隣のホームにいた女の子達が何か指さしています。</p><p>その指の先を追いかけると、さっき、隣にいた同じ学校の女の子の</p><p>さらに２ｍ程先に、さっきまでベンチに座っていた中年のその時は、</p><p>性別が解らなかった男性が突然、立ち上がって線路に飛び込もうと</p><p>していました。右にいた、女の子はあっけに取られているだけで</p><p>身動き一つしません。僕も全く同じでした。</p><h3>そして、その男は線路に飛び降りて行きました。</h3><p>結構、勢いよく飛び込んだはずなのですが、記憶としてはふわ～～っと</p><p>落ちていく、感じでした。特急は、もの凄い、警笛を鳴らしはじめ、</p><p>キ～～～～ッ！！っという、ブレーキを掛けて急停車しようとしていましたが</p><p>僕の前を勢いよく通過して行きました。グシャッ！！っという音が一瞬、</p><p>聞こえたような気がしました。本当に聞こえたのかはよく解りません。</p><p>そして、その瞬間、その隣にいた女の子の顔と白いブラウスに赤い斑点が</p><p>無数に出来て、足下にはなんだか解らない、肉の塊の様な物が転がりました。</p><p>&nbsp;</p><p>その子は一瞬（時間は解りませんが１秒も経っていないかも……）ぎょっとした</p><p>目をした後、両手を顔に当てて、もの凄い悲鳴を上げました。そして、その後、</p><p>ふら～っと後ろに二、三歩、後ずさりをして、そのまま後ろ向きに倒れそうに</p><p>なりました。その時、やっと僕は動くことができ、その子がベンチにぶつかる</p><p>瞬間に抱きとめました。</p><h3>その子は失神していました。</h3><p>僕は何をどうして良いかも解らずに、その子に必死で呼びかけていると、</p><p>すぐに駅員がやってきました。警察もすぐにやって来ました。その直後に来た</p><p>救急隊員に担架に乗せられて、その子は運ばれて行きました。最初は駅員や</p><p>警察官や救急隊員も僕に親切に対応してくれていましたがそのうち、一人の</p><p>警察官に「ちょっといいですか」と言われ、待っていたパトカーに乗せられて</p><p>警察署に連れて行かれました。前のホームにいた女の子達が、僕が押したと</p><p>言ったみたいです。</p><p>&nbsp;</p><p>結局、夜になって隣にいた女の子の意識が戻り、勝手に飛び込んだと</p><p>証言してくれました。警察官が後日、謝りに来ましたが今でも、そのホームに</p><p>行くと、そのベンチにその男が座っているような錯覚にとらわれます。</p>
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<link>https://ameblo.jp/endurefear/entry-12266792546.html</link>
<pubDate>Tue, 16 May 2017 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>カガさまのお迎え</title>
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<![CDATA[ <h3>医者だった祖父が、とある山中の無医村に赴任したときの話。</h3><p>祖父と祖母の家に預けられる形で、当時六歳の俺も一緒にその村で</p><p>暮らすことになった。喘息持ちの俺の転地療法も兼ねていた。初日から</p><p>村を挙げての大歓迎だった。鎮守の神だという蛇（カガ）を祀る神社で</p><p>盛大な祭りが催され、『神様のご加護』『神様の目印』として、玄関先と</p><p>裏口に巨大な鈴のついた幣束がとりつけられた。</p><p>&nbsp;</p><p>診療所兼住宅として与えられた建物は真新しく、わざわざ整地した</p><p>土地に新築されていた。俺の喘息の発作はみるみる落ち着き、</p><p>村の者は「カガさまのおかげ」だと口々に俺に説いた。</p><p>&nbsp;</p><p>人懐っこい村の子供たちともすぐに打ち解けたが、すぐに不可解な</p><p>噂を耳にすることになる。</p><p>「ヒデくんは良いのう、カガさまがお迎えにくると母ちゃんが言いよる」</p><p>&nbsp;</p><p>その意味を祖父母に問いただしたが、祖父母は顔を曇らせて、</p><p>「お前は何も心配するな」とだけ。そういえば毎夜、日が暮れるなり</p><p>家全体が締めつけられるような、ギギギ……という家鳴りが気になる。</p><p>祖父母には「新築の木造家屋はそういうものだ」と説明されたが、</p><p>一度気になると恐怖しか感じない。だがやがて俺と祖父母は、</p><p>《カガさまのお迎え》の本当の意味を知るところとなる。</p><h3>台風の近づいたある晩のことだった。</h3><p>血相を変えた父と兄が、祖父母と俺を迎えに来た。困惑する祖父を</p><p>父が殴りつけ、声を殺して「すぐに逃げろ！」と俺たちを車に押し込めた。</p><p>翌日上陸した台風により、山肌を押し流すような地滑りがあり、集落は</p><p>土砂に飲まれた。ただ一軒だけ無事だったのが、祖父母と俺たちのいた</p><p>診療所。だがその姿は異様なものだった。すべて窓や出入り口が、</p><p>中から脱出できないように外側から閂（かんぬき）と鎖で固められて</p><p>いたのだ。勘の良い人にはわかったと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>俺たちはカガさまへの供物で、鈴や幣束は生贄の目印だ。供物の俺たちに</p><p>逃げられたカガさまの怒りか否か、村人たちの住居は一軒残らず土砂に</p><p>飲まれていた。俺たちを生贄にした安心感からか、村人たちは車で小一時間の</p><p>避難所へ行くこともなく、皆自宅で亡くなっていた。</p>
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<link>https://ameblo.jp/endurefear/entry-12266791383.html</link>
<pubDate>Sun, 14 May 2017 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>激安物件</title>
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<![CDATA[ <h3>来月引っ越すんだが、中には変な部屋もあった。</h3><p>不動産のおばちゃんにとにかく安いのがいいなあって言ったら</p><p>「これ、安いけどすっごく古いのよね～。それにちょっと……</p><p>オススメではないけど参考までに」</p><p>&nbsp;</p><p>と見せてくれた一軒で、２ＤＫの家賃五万円。安！ と思って家見に</p><p>行く時になんとなくそこも覗いてみたのよ。</p><p>&nbsp;</p><p>運転してくれた不動産屋のお兄さんも</p><p>「ここはねえ～古いですしね。やっぱりオススメ出来ないですよ、アハハ」</p><p>と、その時だけはやたら饒舌。</p><p>&nbsp;</p><p>もう見た目がホントボロボロで、言い方は悪いけどよくこんなところに</p><p>住んでる人いるよなあと思って部屋に入ったの。もう明らかに空気が変、</p><p>重いというかなんともいえない雰囲気。</p><p>「いや～、いいところは安いだけって感じですね」</p><p>とか言いながら色々見てて、お風呂とかも汚いし、ヒビ入ってるし、</p><p>こんな部屋もあるんだな～と変な感心をしてたの。</p><h3>そんで何となく押入れ開けたのね。</h3><p>そしたら、押入れの天井にシャレにならないくらい手の跡が付いてるの。</p><p>うわ！っと思って閉めて、ナンダナンダ！？ ともう一回開けて見たら</p><p>手形が消えてるの。青ざめてると、一緒に来ていた不動産のお兄さんが</p><p>「あ、も、もういいですか？ だ、大丈夫ですか？ 次いきましょう！」</p><p>&nbsp;</p><p>と慌てて二人でその部屋を後にしたんだけど、いま押入れ見たら</p><p>こういうことがあったんだけど……って車の中で話してたの。</p><p>&nbsp;</p><p>そしたら不動産のお兄さん、</p><p>「あそこの部屋は安いって理由で人が入ることは入るんですが、</p><p>すぐ出られるんですよ。なにか嫌な事があるみたいで……</p><p>自分も何回かあの部屋に案内する時に付いていくんですが、</p><p>何回入っても駄目なんです。なにか嫌な感じがして」</p><p>だって。</p><p>&nbsp;</p><p>無事不動産屋まで帰ったんだけど、その話をおばちゃんにしたら</p><p>「ね、オススメできない理由が古いだけじゃなくてあるのよ。ごめんなさいね」</p><p>と言って塩をくれた。</p><p>&nbsp;</p><p>いや～あるんだねえ、そういう物件。</p><p>あと、運転してくれたお兄さんに無理矢理聞いた話もある</p><p>（長くなりそうなんで割愛しちゃったけど）</p><p>&nbsp;</p><p>・押入れが一番ヤバイ（押入れから人が見てる、手が出てくる、閉めてもいつの間にか何センチか開いてるなど）<br>・浴槽の中に女が座っていて、けらけら笑ってる<br>・電気がついたりつかなかったり<br>・金縛りは当たり前</p><p>などなど。</p><p>だからお兄さんに、「いきなり押入れ開けられた時はビビッた」と言われた。</p><p>きっと霊の通り道かなんかなんだろうね。</p>
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<link>https://ameblo.jp/endurefear/entry-12266788701.html</link>
<pubDate>Fri, 12 May 2017 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>特殊清掃員は見た</title>
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<![CDATA[ <p><strong>※註：猫好きの人は読まないほうがいいと思います……</strong></p><h3>特殊清掃の仕事をしているっていうと、みんな人の遺体を想像するけど、実際には、遺体がなくなった後の部屋の清掃が殆ど。</h3><p>少なくとも自分が働いていた会社ではそうだった。</p><p>ただ動物の場合は死骸が残っていることが結構あって、</p><p>長期旅行で犬を室内に放置していた客から依頼の電話が</p><p>来ることが多い。そういう仕事だから、死骸のあったシミの上に</p><p>まだ死骸があるような錯覚を起こしたり、たまに錯覚では</p><p>片付けられないおかしい事が起こったりもするけれど、</p><p>慣れてくれば不思議と気にならなくなる。</p><p>&nbsp;</p><p>働き始めて二年位経った頃に、一軒死んだペットの処理の</p><p>依頼があって、小さい会社だから受付の電話応対も自分が</p><p>したんだけれど、上品そうな声のおばさんでいかにも金持ちって</p><p>感じがした。どんな現場でも一度は現地見積もりが必要で、</p><p>見積もり金額と作業内容が通れば契約書の作成っていう</p><p>流れを説明して、了承を貰えたから営業担当と二人で</p><p>お家を訪問した。</p><p>&nbsp;</p><p>営業担当は基本的に作業はしないんだけれど、営業は見積もり</p><p>全てに行く分、会社として受けれないようなヤバい案件や客と</p><p>接するから、場慣れというか嗅覚があって、その時もお客の家に</p><p>向かう車の中で「今日はちょっと変なお客さんかも」みたいなことを</p><p>言ってた。人が死んだ場所の案件なら、色々と事情を確認して</p><p>書面にする必要があるけれど、ペットは所有物扱いだから確認する</p><p>規則がない。それでも大抵のお客は勝手に説明をしてくれるのだけれど、</p><p>確かに今回の電話応対からは背景が全く見えてこなかった。</p><h3>それに気づいた頃に目的地に着いたので、ちょっとどきどきしながらインターホンを鳴らした。</h3><p>家は三階建で洋風な雰囲気の一軒屋だった。玄関から出てきた人は</p><p>電話のイメージ通りの小奇麗なおばさんで、いかにもお金持ちって感じ。</p><p>雰囲気もよくてニコニコと挨拶をしてくれた。営業担当が周りに人が</p><p>いないことを確認してから、一通り見積もりの流れを説明してから</p><p>家に入った。中はとにかく綺麗な感じだった</p><p>&nbsp;</p><p>けれど、異様な臭いがした。マスクを着けないで来たことを抜いても、</p><p>普通の腐乱死体のあった家とは比べ物にならない程臭かった。</p><p>営業担当は顔色を変えていなかったけれど、お客がこの中で</p><p>平然としていることが不気味だった。三階が現場らしく、お客を</p><p>一階に残して二人で階段を登っていった。階段を一段登るごとに</p><p>臭いが段々強くなっていき、三階に着いた所で絶句した。</p><h3>床一面に猫の死骸が山ほどあった。</h3><p>思わず吐きそうになるのを必死に抑えて、営業担当が下に</p><p>下りていろっていう合図をしたからその通りにした。それから</p><p>一時間は二階でぼんやりしていたと思う。営業担当が降りてきて</p><p>二百匹いたと言った。春先で腐敗がそこまで酷くないことと</p><p>ウジが沸いていないことを説明された。数をもう一度確認すると、</p><p>丁度二百匹とのことだった。普通の一軒屋に何でそんなに</p><p>猫の死骸があるのかより、丁度二百匹っていう数字がとても</p><p>怖いもの思えた。</p><p>&nbsp;</p><p>一階に下りるとお客がさっきと変わらない様子でいて、</p><p>そのことも余計に気味が悪かったけれど、営業担当は</p><p>淡々と見積もり金額を伝えてお客も了承し、契約書を</p><p>交わして日取りの打ち合わせを済ませた。帰りの車の中で</p><p>「やれるか？」と営業担当に言われたけれど、何も言えなかった。</p><p>入社した時に説明された、ペットはあくまで所有物という</p><p>言葉を何となく思い出した。</p><h3>見積もりの三日後に作業が開始された。</h3><p>当日は自分含む四名で作業予定だっけれど、見積もりにきた</p><p>営業担当が応援に来てくれていた。見積もりの時のショックを</p><p>分かってくれていたんだと思う。うちの会社では面接の時に、</p><p>幽霊を見たことがあるだとか何か感じるかっていう質問をして、</p><p>そう答える人は採用しないっていう内々のルールがあった。</p><p>非科学的でもそういう事が起こりそうな現場に行く以上、</p><p>あまりそういうことで騒ぐと、客商売的にも作業員の精神的にも</p><p>よくないかららしかった。</p><p>&nbsp;</p><p>だから今回の作業員もオカルト的なことを信じる人はいなく、</p><p>塩を一ふり被るのと、作業前に手を合わせること位が</p><p>ルールというかマナーだった。家の一階でマスクとゴーグル、</p><p>ゴム手袋に防護服を着てから五人で三階に上がり、作業を</p><p>開始した。周辺の住人に配慮して、死骸は袋に入れた後で</p><p>ダンボールに入れてトラックに積み込む。</p><h3>その後のことは伏せさせて貰うけれど、不法投棄だったり違法な処理ではない。</h3><p>淡々と猫の死骸を袋に四匹程入れてはダンボールで</p><p>梱包するっていう作業を何時間か続けて、全てトラックに収めた。</p><p>その後は四名の作業員はトラックで処理に向かい、残った</p><p>営業担当と自分の二人で、ハウスクリーニングとまでは</p><p>いかないけれど防臭処理から簡単な清掃を行った。</p><p>昼過ぎから作業を開始したから、清掃が終わる頃には</p><p>十八時過ぎになっていた。</p><p>&nbsp;</p><p>清掃用品を鞄に詰め込み、最終確認の為お客のおばさんを</p><p>三階に呼んだ。お客のおばさんは相変わらずニコニコとしながら</p><p>確認を終え、営業担当が現金をその場で受け取って領収書を</p><p>切った。その後も何か話すようだったから、とにかく自分は</p><p>その場から離れたくて鞄を持って階段を下りた。五分も</p><p>経たないうちに営業担当が戻ってきたので、</p><p>「挨拶はしなくていいんですか？」みたいなことを聞いたけれど、</p><p>営業担当はそのまま車のキーを回しので助手席に乗った。</p><h3>そのままお互い黙ったまま車を走らせて、会社に着く少し手前のコンビニに車を付けた。</h3><p>コーヒー飲むかと言われてそれを断ると、営業担当が話してくれた。</p><p>俺が外に出てからお客のおばさんは、猫が好きなんですとか、</p><p>身内が一人もいないから家族替わりみたいなことを話してきて、</p><p>適当にあしらっていったらしいのだけれど、そろそろ切り上げようと</p><p>したら「またお願いします」とニコニコしながら言ったらしい。</p><p>営業担当もさすがに怯えて、黙って出てきたらしい。</p><p>春先の夜の寒さも相まって手が少し震えてきているのが見られて、</p><p>営業担当が帰ろうといって会社に戻ってその日は終業した。</p><p>&nbsp;</p><p>翌日営業担当から幽霊とか最近見てないか？と言われ、意味が</p><p>分かって少し考えたけれど、最近見ますといい、担当で入っていた</p><p>案件が全て終わった後で社長から解雇と言われた。会社都合の</p><p>退職だったから退職金ももちろん出て、他にも少なくない金額を</p><p>受け取った。</p><p>&nbsp;</p><p>もともと五年余りその会社に勤めていて、猫の死骸を見たときに</p><p>精神的に限界がきていた。繁忙期が終わったら退職届を出そうと</p><p>していた矢先、営業担当と社長に救われたと思った。今は退職金を</p><p>使ってリサイクルショップを経営して、前の会社の遺品整理部門と</p><p>業務提携みたいな形を取って恩返しさせてもらってる。</p><p>変なことの多い特殊清掃の案件の中でも一番洒落怖だった話です。</p>
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<link>https://ameblo.jp/endurefear/entry-12266787173.html</link>
<pubDate>Tue, 09 May 2017 00:00:00 +0900</pubDate>
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