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<title>SF東京グラフィティ小説「光と海」</title>
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<description>気まぐれに更新する落書き小説です。</description>
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<title>2</title>
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<![CDATA[ 　<br>　チャッ！<br><br>　BICの100円ライターでマルボロメンソールに火をつけ、窓を少し開けると、タイヤと風の音でラジオは聴こえなくなった。晩秋の冷たい雨と湿気ぽい空気が車内に流れ込んでくる。街中が禁煙エリアになった今となっては車の中はゆっくり一服できる至福の空間でもある。周りの皆が、禁煙だの嫌煙だのと言って煙草の煙が街から消えれば消えるほど煙草が美味く感じるようになっていく。只の天の邪鬼か、単に空気がきれいだと美味いのか、荘太にも分かっていなかったが、世の禁煙傾向は悪くなかった。<br><br>　ラジオのボリュームを上げると The Who の My Generation が聴こえてきた。The Who は好きだった。ストーンズよりビートルズよりザフーが好きで、それぞれマイベストのテープを作った事があったが、ザフーを一番よく聴いた。今でも歴代アイポッドには必ず入っているアーティストだ。<br><br>　荘太はアクセルを踏んで高速を飛ばし、鎌倉にある弟の家まで走らせた。<br><br>　マンションの玄関で弟がダンボール箱を車に積んでいる。<br>
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<link>https://ameblo.jp/fiction/entry-10000157836.html</link>
<pubDate>Sat, 13 Nov 2004 15:42:37 +0900</pubDate>
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<title>1</title>
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<![CDATA[ 　<br>雨がフロントガラスに落ち始めた。上へ下へ行ったり来たりする雫に、前を走る車のテールランプがぼんやりとして運転しずらい。<br><br> 　Bill Evans Trio の Waltz For Debby がラジオから流れている。あの黒ときれいな紫がいい、いかすジャケットのライブアルバムに入っていた曲だ。テイク1かテイク2かは覚えてないが、昔部屋でよく聴いていた。<br><br> 　レインボーブリッジにさしかかると左に東京湾がよく見える。荘太が東京に来た頃は晴海や台場までしかなかった埋め立て地も、今では高架道路で結ばれた円形の島が十数個もあり、今でも増え続けている。<br><br>　夜になると橋と島の灯りがとてもきれいで、ゴミの集積で仕方なしにできた島だと思うと余計きれいに見える。<br><br> 　今日は朝から鎌倉に住む弟の引っ越しの手伝い。買ったばかりの中古のアウディA4クワトロで湘南の海まで走る。<br>
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<link>https://ameblo.jp/fiction/entry-10000153464.html</link>
<pubDate>Fri, 12 Nov 2004 14:16:50 +0900</pubDate>
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