<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
<channel>
<title>Decoの金爆妄想倉庫</title>
<link>https://ameblo.jp/gachupin-kk/</link>
<atom:link href="https://rssblog.ameba.jp/gachupin-kk/rss20.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
<atom:link rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com" />
<description>DecoがTwitter、Twishortで上げた金爆妄想(たまに感想なども有)を保管していくだけのブログ。主にキリキャン、ダルうぱ。あまり過激表現はないものの基本がほぼもれなく腐ってるので苦手な人はUターンプリーズ。研二さんにいいねを押したくてAmebaにした(^-^)</description>
<language>ja</language>
<item>
<title>2015.12.06. 寂寥感</title>
<description>
<![CDATA[ <div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>「あー、気持ち悪い」</div><div><br></div><div>誰も居ない部屋に敢えて吐き出し、布団の辺りにごろんと横になる。</div><div>手探りでその辺にあった筈のペットボトルを探し出し、昨日か一昨日に買ったお茶を飲む。</div><div>飲み終えると空になったペットボトルをその辺に転がす。無造作な、汚れて散らかった部屋を演出するように。</div><div><br></div><div>「あー」</div><div><br></div><div>気持ち悪い、ともう一度声に出して言ってみる。</div><div>息を吐く事でほんの少し楽になるような気がするのだが、数秒経つとそれは気のせいだと気付く。</div><div><br></div><div>一体どうしてこんなに飲んだのだろう。その後悔はもちろん初めてではない、どころか、数え切れないほど繰り返したけれど、一体どうして俺は一人でここに帰ってこれたのか。こんなに飲んでいるのに、こんなに気持ち悪いのに、帰り道の記憶は定かではないのに、どうして俺は安全な場所にいるのだろう。朝までいたら凍死するようなどこかで酔い潰れていないのだろう。それを忘れたくて飲んだ筈なのにあいつの口から出た言葉の全てを嫌になるくらい覚えているのだろう。大量に摂取したアルコールは、どうしてそれを忘れされてくれないのだろう。</div><div><br></div><div>「いやーちょっと急なんだけどさ」</div><div><br></div><div>ちっとも薄れない記憶の中の声が蘇り、抵抗する気力が湧かない代わりにははは、と笑い声が漏れる。</div><div>それが自分のものだと気付くのにしばらくかかった。</div><div>芝居じみている。馬鹿みたいだ。こんなのは情けないし格好悪い。</div><div><br></div><div>「まだ誰にも言ってないんだけど」</div><div><br></div><div>今度は涙が滲んだ。</div><div>泣きたくない、と意識すると嫌がらせみたいにぽろぽろと零れた。</div><div>こんな安いドラマ、今時誰も期待していない。1クール持たないよ。</div><div><br></div><div>「とりあえずお前らに言っとくよ」</div><div><br></div><div>俺が許せなかったのはあいつの笑顔がいつも通りに満面だった事だ。いつも通り、目尻に皺を寄せて平べったい歯を見せてキラキラと笑って言った。</div><div>それじゃどんな顔をして報告されれば俺は満足だったというのだろう。どんな風に告げられればこんなに飲まずにいられたのだろう。</div><div>結局は同じ事だ。</div><div>あいつは俺じゃない誰かのものになる。</div><div>そんなこと分かっていたじゃないか、知っていたことじゃないか、と鼻白む。</div><div>最初から分かってるつもりでいたのに、何を期待していたのか、夢を見ていたのか。</div><div>自分が馬鹿馬鹿しすぎて慰める気にもならない。</div><div><br></div><div>「結婚しようと思うんだ」</div><div><br></div><div>すればいい。</div><div>勝手にすればいい。</div><div>どうせ俺には関係ないのだ。</div><div><br></div><div><br></div><div>*</div><div><br></div><div><br></div><div>豊がメンバーだけ集めた居酒屋で結婚すると報告した夜から2ヶ月後、俺は特に予定も無く部屋でパソコンをいじっていた。</div><div>公式発表も結婚式の日取りも、その日の報告以来進展した情報は何も無く、そのため俺はかろうじて生活を保てていた。</div><div>不思議なことに二人きりになってもメンバーだけになってもその話題になる事は無く、まさか俺の気持ちが誰かにバレているのかとそわそわしたが、それを確かめる勇気は無く、自分の気持ちを落ち着ける為にも俺からも敢えてその話題には触れず、その内にあれは悪い夢かなんかだったんじゃないかとすら思えてきた。</div><div>そうだったらいいな、と思うと同時に、豊の口からあの言葉を聞いた夜のどうしようもない絶望感が思い出され、心臓を毟り取られるような心地がした。</div><div>そんな事には耐えられないのでその出来事自体を思い出さないようにし、なんとなくそれが上手くできるようになってきた頃だった。</div><div>いきなりインターホンが激しく鳴った。</div><div><br></div><div>実際はインターホンの音は誰が鳴らしても、どのように押しても、部屋に聞こえる音は一定のものだったが、その時の音は何故か切迫した空気を震わせ響いた。</div><div><br></div><div>出てみると豊だった。</div><div><br></div><div>「入れてくれ」</div><div><br></div><div>俺が何か言うよりも先に豊はそう言った。その声は先程のインターホンよりは落ち着いたものに聞こえたが、キャップで顔が見えない事に俺は不安を覚えすぐにドアを開けた。</div><div><br></div><div>開けるなり、なだれるように豊が入ってきた。一瞬で予想したよりも多くの体重を豊がかけてきたので俺は受け止めきれず、それでもとっさに腕を回し、二人で玄関に倒れ込んだ。</div><div>靴やサンダルを背中に敷いた形になり、玄関から続く廊下のフローリングに少し頭を打ち付けた。</div><div><br></div><div>「いて…」</div><div><br></div><div>思わず声を出しながら起き上がろうとするが、上に被さった豊が完全に脱力していて重くて動かない。</div><div><br></div><div>「結婚なくなったから」</div><div><br></div><div>どうしたの、と俺が聞くより先に顔も上げずに豊ははっきりとそう言った。</div><div><br></div><div>「え？」</div><div>「よくある話、ミュージシャンなんて、っつって、向こうの親の反対で一旦破談になって、でもよく聞いたら二股かけてたらしくて、そんで俺じゃない方と結婚するんだって。だから俺はしない」</div><div><br></div><div>まだ戸惑いの残る俺に、豊は連絡事項を伝えるかのように全く噛まずに淡々と話した。話す、というよりそれは近頃人気の言葉を話すロボットのような、無機質な言語だった。</div><div><br></div><div>「ばっかみてぇ、ここにきて二股かけられるとか、30過ぎてさ、ばっかみてぇ」</div><div><br></div><div>口調は豊だったがやっぱりそれはロボットのようだった。</div><div>ロボットのまま豊は続ける。</div><div><br></div><div>「な、俺もー結婚しない。結婚とか考えない。ていうかしばらく女いらない。お前がいてライブやってればそれでいい。ごめん、結婚するとか言って。ごめん」</div><div><br></div><div>混乱しすぎて豊が何に謝っているのか全く分からなかった。</div><div>どう言葉をかけていいのかも全く分からなかった。</div><div>抱き締めていいのかも、喜んでいいのかも、泣いていいのかも、なにもかも全く分からなかった。</div><div><br></div><div>「本気だったんだよ…」</div><div><br></div><div>豊の声が震えた。</div><div><br></div><div>「お前のこと傷付けても仕方ないって思うほど好きだったんだ…」</div><div><br></div><div>その時にはもう豊の声はロボットではなくなっていた。</div><div><br></div><div><br></div><div>*</div><div><br></div><div><br></div><div>二人で並んでコーヒーを飲んでいる。</div><div>玄関で重なって倒れ込んだまま、どれくらいそうしていたのか分からなくなるくらい時間が経って、どちらから動いたのだったか、同時だったのか、ともかく立ち上がろうとした時には背中も腕も痺れてしまっていた。</div><div>その後ふらふらとリビングに移動し、ほぼ無意識的にコーヒーを淹れ、なんとなく並んで座った。</div><div>座る時にチラリと豊の横顔を盗み見るとその眼が少し赤く腫れていた。</div><div><br></div><div>びっくりした。</div><div>俺の気持ちがバレバレだった事も。</div><div>豊がそんな風に思っていた事も。</div><div>彼女に本気だった事も。</div><div>それを俺に言った事も。</div><div>何もかもに俺は驚愕した。</div><div><br></div><div>驚愕しすぎて現実味がなかった。</div><div>事実隣にいる豊は存在感がなかったし、吹けば飛んでいきそうに思えた。</div><div>触れたら砂になるんじゃないかとも思えたし、それどころかすり抜けて触れる事すらかなわないんじゃないかとも思った。</div><div><br></div><div>「いきなりごめん」</div><div><br></div><div>永遠に続きそうな沈黙を破り、豊が口を開いた。</div><div>豊の声もまたどこか頼りなげで、ふわふわと彷徨い思い出したように意地悪に消えるシャボン玉みたいだった。</div><div><br></div><div>「いや…」</div><div><br></div><div>そう言うのが精一杯だった。</div><div><br></div><div>「まぁ、でもそういう事だから。あの後けっこうすぐゴタついて。だからメンバーにしか言ってないし。二人にもその内に言うから」</div><div>「うん…」</div><div><br></div><div>幸せそうな笑顔を思い出した。</div><div>あの夜の、俺が直視出来なかった顔。</div><div>不自然だったな、と今になって思う。</div><div>ぶっきらぼうに、少し照れて、なんでもない事のように言う方が豊らしかった。なのに満面の笑顔だった。</div><div>ああ、そうだったんだ。</div><div>あれは俺に気を配ったのだ。</div><div>気に入らない、と思えればきっとその方が楽だろうから。</div><div>それでも狂いそうなほど傷付くのは分かっていても。</div><div><br></div><div>「なんか…コーヒー不味いね…」</div><div>「お前のだろ…」</div><div>「いつも買ってる銘柄が無くてさ…」</div><div><br></div><div>お互い話す事がなく、なんとなくそんな事を言って場を持たせた。</div><div>その後もなんとなく「帰る」と言われるのが怖くて俺はぼそぼそと話し続けた。最近買ったマッサージ機の事、ファンレターに書いてあった話、TV局で会った人の事、今書いている曲、所さんが話してた定食屋、そんななんでもないことを、つらつらと話し続けた。</div><div><br></div><div>「俺さ…」</div><div><br></div><div>それでも話の間の空白に豊がすかさず何か言いかけた時には、しかたない、と俺は思った。</div><div>仕方ない、他の誰かと結婚しなくたって、豊は俺のものではないのだ。</div><div><br></div><div>「今日泊まってっていい？」</div><div><br></div><div>俺は無意識に頷いていた、が、意味を理解したのは大分後だった。</div><div>全く予想しなかった事を聞かれたので、しばらく思考がついていかなかった。</div><div>しかし、その後さらに予想もしなかった事を豊は口にした。</div><div><br></div><div>「お前俺とやりたい？」</div><div><br></div><div>今度は俺は無意識には頷かなかった。</div><div>たっぷりと間を取って、でも脳みそはは全く正常に働かず、それでもはっきりと意思を持って、</div><div><br></div><div>「うん」</div><div><br></div><div>と答えた。</div><div>すると豊は目を逸らして少し自嘲気味にこんな事を言う。</div><div><br></div><div>「俺はさ、今振られて落ち込んでるだけだしさ、ちょっとヤケにもなってるしさ、こんな事お前に聞く時点で頭おかしーんだけど、や、男同士がどうとかじゃなくてさ、ずっと知らないフリしてたのにズルいの分かってるしさ…」</div><div><br></div><div>ああ、と思った。</div><div>ああ、そうなのか、と。</div><div><br></div><div>「そんなんでも、お前寝たい？俺はこんな俺 嫌だけど」</div><div>「俺は豊が好きだから」</div><div><br></div><div>素直に言葉が口をついて出た。</div><div>振られた腹いせに、もしくは気分転換に、慰めに、自分をずっと好きでいた男と寝ようとしている自分を豊は嫌悪している。</div><div>普段なら抑制する衝動を敢えて持って来たのは、今でなければこれを逃せば俺と寝る事は一生ないだろうからだ。</div><div>それは好奇心なのか同情なのか俺には分からない。</div><div>いや、本当は分かっている。</div><div>それは優しさだ。</div><div>本人は否定するかもしれないが、それは紛れもなく優しさだ。</div><div>そんなお前は嫌だと断れ、罵れ、蔑めと、暗に豊は求めている。</div><div>だけどお前も分かってるんだろう。そんな事、俺が出来るわけないじゃないか。俺に豊が拒めるわけないじゃないか。</div><div><br></div><div>「ずっとずっと好きだから。どんな豊でも」</div><div>「…お前あの日…大丈夫だった？」</div><div><br></div><div>豊が本気で申し訳なさそうな顔をするので、切なさで泣きたくなる。</div><div><br></div><div>「もう忘れたよ」</div><div><br></div><div>そう言って俺は豊の手を取った。</div><div>触れられないと思っていたそれは確かにそこにあり、豊も確かにそこに居た。</div><div>ふわりとしていた存在感は、触れる毎に重みを取り戻していくようだった。</div><div>豊もそれを確かめるように俺の背中に腕を回した。</div><div><br></div><div>抱いている間、耳元でごめん、と豊は言い続けた。俺はその度に豊を強く抱き締めた。俺も豊も先の事を考える余裕がなかった。</div><div>明日からの事なんて何一つ抱えていなかった。</div><div>ただ、目の前のお互いの身体だけを抱えて、豊は罪悪感と後ろめたさを、俺は寂寥感と物悲しさを抱え、今この瞬間だけは一つになれる事に狂気じみた喜びを感じていた。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/gachupin-kk/entry-12104535424.html</link>
<pubDate>Wed, 09 Dec 2015 22:12:42 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>ううん…</title>
<description>
<![CDATA[ えろが表示されなくなっちゃったなーどうしようかな…<div>どの言葉が規制かかってんだろ…</div><div>むー</div><div>節操は必要かもしれないが別に普通の事だと思っているし書かないと伝わらないとも思っている</div><div>ので口惜しいな</div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/gachupin-kk/entry-12102825366.html</link>
<pubDate>Sat, 05 Dec 2015 00:01:46 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>2015.12.03.〜12.04.  死ん妻</title>
<description>
<![CDATA[ <div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>「でもこれ変ですよね」</div><div><br></div><div>きょとんとした顔をして素直な疑問を口にしたのはPVに出てくれたタレントだった。</div><div><br></div><div>「え？」</div><div><br></div><div>僕は距離を取りながら彼女を見る。</div><div><br></div><div>「だって死んだ妻って女装した喜矢武さんであって普段の喜矢武さんじゃないのに私コスプレみたいなのしてて」</div><div><br></div><div>あははっと笑ったタレントの言葉を僕は一瞬解せなかった。</div><div>死んだ妻は女装した喜矢武で、彼女は喜矢武のコスプレをしていて、喜矢武は僕の妻ではない。</div><div>ひとつひとつ頭の中で整理して、死んだ妻と豊の外見が繋がらない事に気付く。</div><div>阿保の子みたいにしまった、と思った。</div><div>なんできっちり撮り終わった後に言うんだ、と八つ当たりしながら。</div><div><br></div><div>「あ、でも夢か現実か分からなくなるみたいな？それで歌の世界と現実もごっちゃになるみたいな事ですか？幻想的！さすがですね！」</div><div><br></div><div>冷や汗をかく僕の横で彼女は勝手に納得し、うんうん、と満足気に頷いている。</div><div><br></div><div>「うんまぁそんなかんじかな…」</div><div><br></div><div>目を逸らしながらぼそぼそと呟き、僕は心の中でしまった、と繰り返した。</div><div><br></div><div><br></div><div>さよなら冬美やごめんね、愛してるからの流れで豊の女装を久々に取り入れた。</div><div>PV集を作っていて喜矢武の女装に衝撃を受けたとかなんとか公には言ったけれど、それは嘘ではないけれど、実際のところそこにはもう少し商業的戦略と個人的感情が混じっていた。</div><div>女装は長らく使っていた手法ではあったけれど豊のそれはファン以外には認知度は低く、今回改めてそこをプッシュしてやろうと思ったのは時代の流れと色々なものを誤魔化す為だった。</div><div>ここ数年でコスプレは一般人にも浸透し、マニアの世界で人気だった異性装は認識の上では大分広く受け入れられるようになった。以前では有り得なかったような人達の男装や女装が公式の電波に乗り、ライトなファン層にもそう嫌な顔をされていない。</div><div>ユニセックス化はとどまるところを知らず、平均的に男性の肌は美しくなるばかりで、事実一部の人達の女装は間近で見ても全く気持ち悪くないどころか普通に綺麗だ。</div><div>その波に再度乗らない手はないし、新しい層を獲得し、ファンにとっては懐かしさで満たされる、いいタイミングだった。</div><div>そして今出来たこの歌のこの歌詞を誤魔化すのにも茶化すのにもうってつけだった。</div><div>むしろこのPV以外では出せなかったかもしれないと思う。</div><div><br></div><div><br></div><div>結婚がしたい</div><div><br></div><div><br></div><div>それは本音だった。</div><div>もちろん今でも結婚や家を持つ事は怖い。人生の恐怖には変わりない。</div><div>だけど好きな人となら結婚がしたい。現実の身の回りを取っ払ってしまえば、僕は自分が心からそう思っている事に気が付いたのだった。</div><div>そして相手が誰であればいいと思っているかも。</div><div><br></div><div>代打を立てるわけにはいかなかった。</div><div>死んだ妻が女の子ではPVとして重すぎる、というのが実際の理由で、そうでなくても結婚生活を女の子とやるのは絵面的にも全く面白くない。</div><div>だけど本当の理由は、どんなに可愛い子を選んでも、どんなに好みの子を想像しても、そこにはぼんやりとしたイメージしか湧かなかったからだ。</div><div>あいつでないと駄目だ。</div><div>そう思うハナから馬鹿だなと自虐した。だけどその時 女装ならオチになるじゃないかと閃いた。好きになりすぎて周りを意識しすぎて遠のいていた、あまりに簡単な何度も使い古した手。</div><div>逆に今アリだ、いいタイミングだ！</div><div><br></div><div>おかげでPV作成は楽しかった。</div><div>久しぶりに堂々と絡めたし、テンションも上がった。</div><div>どんな格好をしてもやっぱり可愛いと思う(多少盲目になっている自覚はある)。</div><div>女の子との絡みもあるけれど、それが死んだ妻への未練からきてると思えば感情移入もできた。</div><div>主観的には似ているとは全く思わないけれど。</div><div><br></div><div><br></div><div>だって死んだ妻って女装した喜矢武さんであって普段の喜矢武さんじゃないのに</div><div><br></div><div><br></div><div>彼女はそう言った。</div><div>その通りだった。</div><div>死んだ妻は女装した豊であって---それは冬美なのかゆた子なのか名もない韓国人なのか分からないが---普段の豊ではない。</div><div>本物の豊ではない。</div><div>僕の想い人は豊なのに、そこに居るのは確かに豊なのに、僕の死んだ妻は豊ではない。</div><div><br></div><div>あれは丸ごと僕の夢だ。</div><div>豊に伝わるはずもない、なんて遠回しなプロポーズ。</div><div>君と結婚がしたい。</div><div>君とずっと一緒にいたい。</div><div>君を失いたくない。</div><div>もしも君を失ったら、僕はその面影を追いたい。</div><div>似た人を好きになって、君を思い出して、板挟みになって、苦しんで苦しんで悪夢の中で君に嫉妬されたい。</div><div>君に恨まれ取り憑かれて、やはり無理だと苦悩して君の後を追って死にたい。</div><div><br></div><div><br></div><div>「引くよね」</div><div><br></div><div>ぼそりとこぼした言葉に律儀に彼女は反応する。</div><div><br></div><div>「全然引きません！素敵だと思います！」</div><div><br></div><div>あまりに直線的な楽天さだったので、僕は少しひるむ。</div><div>彼女は知らないのだ。僕が豊と死にたいと思いながら踊っている事など。</div><div>ひるみながら彼女を見てありがとう、と伝えた。</div><div><br></div><div><br></div><div>たとえばそれは些細な事で、煙草にむせて咳込む姿だったり、寒さにひるんで首をすくめる仕草だったりする。</div><div>あるいは思いがけず涙する瞬間や、滅多に見せない顔を見た時に湧き上がる感情。</div><div>隠すのは年々上手くなる。</div><div>張り付いた薄ら笑いも真実味を増して誰も疑いはしない。</div><div>僕が見ているのは未来？それとも絶望？</div><div>豊がいるならそんな事どうでもいい。</div><div>愛が止まらないのはもちろん豊に。</div><div>君の子が抱きたい</div><div>敢えて入れたフレーズは豊の周りに群がる女共への嫉妬でしかない。</div><div>それでも僕は悲劇じゃないと思っている。ただ、ただ、豊が愛しい。</div><div>豊とともに生きてともに死にたい。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>愛し合おう愛しましょう</div><div>絶望の先でやっと出逢えた</div><div>幸せだけど言えないことが</div><div>一つだけあるの…</div><div>それは君が</div><div>死んだ、死んだ、死んだ、</div><div>死 ん だ 妻 に 似 て い る</div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/gachupin-kk/entry-12102821999.html</link>
<pubDate>Fri, 04 Dec 2015 23:53:54 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>この記事は表示できません</title>
<description>
この記事には一部、Amebaの健全なサイト運営にふさわしくない言葉・表現が含まれている可能性がある為アクセスすることができません。
</description>
<link>https://ameblo.jp/gachupin-kk/entry-12097135366.html</link>
<pubDate>Thu, 19 Nov 2015 00:35:56 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>2015.10.29. 世界平和</title>
<description>
<![CDATA[ <div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>世界中が平和になったって</div><div>君が泣いていたら意味無いんだよ</div><div>枕にこぼれた涙は僕のせいだね</div><div>君を守ってるつもりになっていたの</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>「ごめん…もう無理」</div><div><br></div><div>君の口から零れた言葉に僕は耳を疑った。</div><div>まさか君に拒否される日が来るなんて。</div><div>考えもしなかった僕は自惚れていた？怠惰だった？君を蔑ろにしていた？</div><div>違うんだ、愛していたから。近すぎて信じすぎたんだ。だって君を疑う事なんてもうずっとしていなかったから。</div><div>そう言い訳したら君はきっと信じてくれる。ずっと僕の隣にいてくれた。言葉も空気も共有するほど。</div><div>いつから無理をしていたの？</div><div><br></div><div>「ごめん…」</div><div><br></div><div>ずっと我慢をしてきた君が何度も謝って涙を落とす。</div><div>君に無理をさせた僕は何も言えない。せめて「ごめんよ」って言いたいのに君を失うのが怖くて何も言えない。言えないよ。</div><div>顔を上げていつもの冗談だと笑って。</div><div>「嘘だよばーか」ってあの笑顔でおどけて。</div><div>ああ、だけどそれも嘘かもしれないなら僕は君の手を離してあげなきゃいけないんだね…</div><div>こんなに泣く君を初めて見たから、今になって初めて見たから…どこで間違えたんだろう？</div><div><br></div><div>君の顔を見れないまま遠くの何かに縋るように涙が無機質に流れていく。</div><div>空気を感じた君は少し顔を上げる。</div><div>こんな風に泣く僕を見せるのも初めてだから。君の前では精一杯強がっていたかったんだ。全部全部知っていて知られている気がしても出来るだけ笑ったりかっこつけたりしていたかった。そんな僕を笑い飛ばしていて欲しかったんだよ。</div><div>君は思わず差し伸べた手を僕の頬に触れる前に引っ込めてしまった。</div><div>本当に終りなんだね。</div><div>君の中で僕はもう戻れないんだね。</div><div><br></div><div>「さよなら…」</div><div><br></div><div>泣き通して腫らした眼を伏せて絞り出した声は涙声になる。</div><div>堪らず僕は君を抱きしめた。</div><div>服に涙が滲む。</div><div>腕の中で嗚咽する君を折れるほど強く抱きしめた。</div><div><br></div><div>「ごめんね…」</div><div><br></div><div>やっと言えた言葉も涙と混ざって鮮明に発音されない。</div><div>それでも君は僕の腕を掴んで何度も頷いた。</div><div>ひとしきり泣いた後、お互い黙って別れた。後ろは振り返らなかった。君の存在を背中に痛いほど感じてまた涙が止まらなかった。</div><div><br></div><div>「ごめんね…豊」</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>世界中が平和になったって</div><div>君が泣いてたら意味無いんだよ</div><div>いつから歪んだ？</div><div>こんなに愛しているのに</div><div>君は無理をして笑っていたの？</div><div><br></div><div>世界は平和かい？</div><div>僕の空は君が泣けば豪雨</div><div><br></div><div>世界中が平和になったって</div><div>君が泣いていたら意味無いんだよ</div><div>枕にこぼれた涙は僕のせいだね</div><div>君を守ってるつもりになっていたの</div><div><br></div><div><br></div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/gachupin-kk/entry-12097134620.html</link>
<pubDate>Thu, 19 Nov 2015 00:33:45 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>2015.03.31.タイ一人旅ver. 研二</title>
<description>
<![CDATA[ <div>淳くんがタイに行った。</div><div>仕事なのか旅行なのか分からない。</div><div>俺はそれを彼のブログで知った。</div><div>たぶん旅行だろう。</div><div>ここのところ忙しくしていたから自分へのご褒美に、とかなんとか言いながら飛行機のチケットを買ったものの間違えて違う便を取ってわたわたしている図を想像してみる。</div><div>キャンセルの仕方が分からず、諦めて無駄に朝早い便で飛んでたりして。</div><div>ありそうだ。</div><div><br></div><div>3月の中旬、一度だけ呼ばれて一緒に飲んだ。</div><div>「会いたい会いたい会いたいよー」と電話してきた淳くんは笑顔だったけれど明らかに疲れていた。</div><div>お互いすっぴんで飲みながら色々話をした。</div><div>オータムリーフのデニューアルの事、撮影の事、収録の事、免許の事、喜矢武さんの舞台の事、ツアーの事…</div><div>「早くやりたいね」途中少し泣いた淳くんの肩を抱いた。</div><div>2杯ほどでもう真っ赤になった淳くんは、とろんとした顔をして、それでも色んな事を吐き出す毎に落ち着いていった。</div><div>別れる頃にはすっかり笑顔にも覇気が戻り、「ありがとう、研二っちありがとー！」と何度も繰り返した。</div><div>可愛い奴だ、と抱きしめようか迷っているうちに、何かを恐れるように淳くんはサッと帰って行った。</div><div><br></div><div>淳くんの考えそうな事はなんとなく分かっていた。</div><div>これだけあからさまに特別扱いしていても、はっきりさせないとどうしても不安なのだろう。</div><div>その後ファミラジの収録の日も少し気を使っているようだった。</div><div><br></div><div>あの時抱きしめて頭を撫でてやれば良かった。</div><div>また俺に電話がかかってくると思っていたのに。まさか黙ってタイに飛ぶとは。</div><div>今時たいした距離じゃないけれど、寂しいよ。</div><div><br></div><div>帰って来たら好きだと伝えよう。俺も寂しいんだと打ち明けよう。</div><div>こんな俺よりももっと寂しがりな淳くんを、もう一人で不安にさせない為に。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>二人旅ver.をこの後書こうと思ってたのでこのタイトル…うまく書けなくて放置中(￣▽￣)お蔵入りだ…</div><div>タイとかいつの話やねんっていう</div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/gachupin-kk/entry-12097133790.html</link>
<pubDate>Thu, 19 Nov 2015 00:29:29 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>2015.03.31.タイ一人旅ver. 淳</title>
<description>
<![CDATA[ <div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>好きで好きで好きでたまらない人がいる。</div><div><br></div><div><br></div><div>僕は今タイにいる。</div><div>日本を離れ早数日。</div><div>ありがたい事に忙しくさせてもらってバタバタしてまだまだ忙しさは続くけどちょっと一呼吸。</div><div>パスポートを持ってほぼ衝動的に飛行機に飛び乗った。</div><div><br></div><div>忙しい中で会いたい人がいて、会ったらやっぱり元気が出て、それが嬉しくてブログにアップしたら「彼氏かよ」と突っ込まれた。</div><div><br></div><div>会いたいと言ったらきっとまた会ってくれる。それは分かっている。信じられないくらい優しい人だから。僕は彼が好きで好きで好きでたまらない。彼の気持ちは怖くて確認出来ない。だけど想いは止まらない。溢れ出す気持ちをコントロール出来なくて開き直って好き好き言ってたら本人よりファンに突っ込まれる。</div><div>肝心の本人は素知らぬ振りで僕の好き好き攻撃をスルーする。</div><div>会いたいと言えば迎えに来てくれる。</div><div>好きだと言えばうんうん、と受け入れてくれる。</div><div>へばっていたら愚痴を聞いてくれる。</div><div>泣いていたら抱きしめてくれる。</div><div>だけど僕は「実際のところどうなの？」とどうしても聞けない。</div><div>彼の優しさは地球一個分くらいあるから。それはきっと僕だけのものじゃないから。</div><div>考え出すと切なくなって、気付いたら僕は雲の上にいた。</div><div><br></div><div>だけど日本語の通じない土地で楽しく日々を過ごしても、僕の頭から心から彼が離れる事はない。</div><div>国境を越えてもボタン一つで携帯は繋がってしまう。</div><div>便利で手軽すぎる時代が恨めしい。</div><div><br></div><div>「もしもし」</div><div>「もしもし」</div><div>ガサガサ</div><div>「聞こえる？」</div><div>「おー聞こえとうよ」</div><div><br></div><div>ホテルで一人寂しくなる夜の誘惑に負けて、結局僕は電話をかけていた。</div><div><br></div><div>「どうね、タイは。楽しか？」</div><div>「うん。めっちゃ楽しいよ！変なものいっぱいあるし、神聖なものもあるし、大仏がねほんといっぱいあるんだよ！大きさも場所も色んな所に！でね、王様がすごい尊敬されてて至る所に写真とか看板があるの！」</div><div>「へぇー」</div><div>「メイド喫茶も行ったし！」</div><div>「ああ、読んだよ。リフレッシュ出来とる？」</div><div>「…うん」</div><div>「それは何より。どれくらいで帰ってくると」</div><div>「えっともうちょっと」</div><div>「そか」</div><div>「……研二っちと来れたらもっと良かったのにな」</div><div>「えー？誘ってくれたら良かったんに」</div><div>「だって…」</div><div><br></div><div>頼らない為に来たのに。</div><div><br></div><div>「まぁたまには離れるのも良かよ」</div><div>「…え…」</div><div>「…やっぱりウザいって思われてたのかな」</div><div>「え？」</div><div>「って今 思ったとねー！」</div><div>「え、えっ」</div><div>「思ってなか！」</div><div>「……研二っち」</div><div>「俺は依存されても良かよ。でもたまには一人で頑張りたい思う淳くんを尊重したいとよ」</div><div>「………」</div><div>「好きやけん」</div><div>「え……」</div><div>「言わな分からんとね？俺は好きな子にしか優しくせんよ」</div><div>「…嘘だぁ…」</div><div>「嘘じゃなか」</div><div><br></div><div>笑えるくらい全部バレてる。</div><div>電話の向こうの声からいつもの優しい笑顔が想像できて、聞きたかった言葉をあっさり言ってくれて、頭は混乱してるけど涙腺は崩壊しきっている。</div><div><br></div><div>「だから帰って来たら一番に顔見せに来て。寂しいのは俺も一緒ばい」</div><div>「うそ…」</div><div>「って、もう思えんくらい分からせちゃる」</div><div>「研二っち…」</div><div>「ん？」</div><div>「僕…ウザくない？」</div><div>「ウザくなかよ。可愛いばい」</div><div>「また甘えてもいいの…？」</div><div>「いつでも来たらよか」</div><div>「っく…僕…」</div><div>「ん？」</div><div>「明日帰る」</div><div>「うん」</div><div><br></div><div>後から後から涙が止まらなくて、上手く伝えられないけれど、研二っちはずっと待っていてくれた。</div><div><br></div><div>「ぼ、くもっ…好き…」</div><div>「うん。分かっとうよ」</div><div><br></div><div>その後ひとしきり泣いてなんとか落ち着いてから電話を切った。</div><div>瞼が腫れて熱を帯びている。</div><div>その目を閉じるとあの優しい笑顔が浮かぶ。</div><div>明日帰ろう。</div><div>好きで好きで好きでたまらない人がいる日本へ。</div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/gachupin-kk/entry-12097133034.html</link>
<pubDate>Thu, 19 Nov 2015 00:25:28 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>2015.03.24. 妄想は続くよどこまでも ※腐キリキャン</title>
<description>
<![CDATA[ ※「星が見たい」から続いてるような続いてないような<br><br><br><br><br><br>「結局どこも行かなかった」<br>「マック行ったじゃん」<br>「まぁいいけど…明日大変だしな」<br>「ん？」<br>「2公演やってニコ生だろ」<br>「あ！明日か！忘れてた！」<br>「おい」<br>「いや所さんが連れてってくれるし」<br>「メイクすんの？」<br>「あーーーーーどうすっかなぁぁぁ。でもシャワー浴びる。て事は結局メイクしなきゃだな」<br>「そう」<br>「なんで」<br>「別に」<br>「DAIGOさんのくれたガウン着ようかな」<br>「なんでやねん」<br><br>豊の家のリビングで、買って来たマックを食べ終えた俺達はごろごろしていた。<br>豊のすっぴんに近い薄化粧の顔はもう既に日本中に広まっている。<br>舞台メイクなんて濃いのが普通なのに、ヴィジュアル系にいる俺達にとっては薄くなる。<br>変な話だ。<br>そして俺はそれを快く思えずにいる。こうして休みをともに過ごしていても。とことん根暗で束縛したがりなのか、それとも豊がもし俺を好きだったらこの気持ちも少しは安らぐのだろうか。<br><br>「怒ってんの？」<br>「怒ってないよ」<br>「しわ寄ってんぞ、ここ」<br><br>豊が俺の眉間を短い人差し指でぐりぐりしてくる。自然と距離も近くなる。こんな距離にはもう慣れた。慣れた、けど。<br><br>「ごめん、俺からどっか行こうって言ったのに」<br>「え、いや別にそれは…天気もあんま良くなかったし寒かったし…お前も休めた方が良かっただろ」<br>「ん、大分なんか抜けた」<br>「出た、抜く発言」<br>「………お前よー監視してんな」<br>「たまたまだよ。だから気を付けろって言ってんのに」<br>「気を付けろったってなー…まさかあんなんぐらいであんななるとは思わねぇじゃん」<br>「ネット社会は怖いんだよ」<br>「直接送ってくるしなぁ！空気バンドに帰ってくださいとか、共演者に失礼ですとかなー。どう思うかは自由だけど、こっちは皆で楽しくやってんのにさ！疲れる！」<br>「まぁな…楽しむのは良い事だけどでもそれを観せるのが仕事だろ」<br>「……で、観たお前はどう思ったの」<br>「え？」<br>「今日一日一緒にいて昨日観た感想一言もない」<br>「……ん…んー……………………」<br>「そんな考える事？！」<br>「えーと……………………」<br>「別にそんな大層な感想期待してねぇよ。面白かったとかクソだったとか途中寝たとかそん位でいいって」<br>「寝はしなかった」<br>「短いしな」<br>「豊が頑張ったのはよく分かったよ」<br>「……みんなそう言うんだよなぁ」<br>「……そう言うしかなくね？」<br>「……やっぱもうやめた方がいいんかなぁ」<br>「………」<br>「………」<br>「……懸命にやる限りファンは付いてきてくれるけどね」<br>「一緒にやってる人達がさ」<br>「うん」<br>「今回みたいな漫画原作の舞台とかやってる人も多くてさ」<br>「うん」<br>「肩書きは俳優なのに、それでも叩かれるんだって。叩かれるっつーか…なんていうの、俺あんま詳しくないけどなんかすげぇ役者の人っているじゃん、演出家とかも有名な人で演技力が凄いみたいな外国の昔のやつとかやるような舞台」<br>「うん」<br>「ああいうの観る人達からは俳優だと思われてないって言ってた」<br>「………」<br>「まぁ俳優以外の活動してる人も多くて気にしてない人もいるけど」<br>「うん」<br>「でも舞台とかやってるのにさ、そんな人でもそんなでさ、俺なんか初めてで、ファン以外はふざけんなって思うよな」<br>「それが芸能界だから」<br>「うん。…やるかやらないかだよな」<br>「映画の時も散々迷っただろ」<br>「うん。でも結局やったから、今回は前ほどは迷わなかった。撮り直しできないからその不安はあったけど。でもやってみたら舞台ってなんか凄い」<br>「………」<br>「生感がすごい」<br>「………」<br>「なんつーか……」<br>「………」<br>「………」<br>「………」<br>「………」<br>「………」<br>「ライブやりてぇぇぇぇぇぇぇ」<br><br>突然後ろにバタリと倒れた豊はクッションに顔を押し付け、渾身の叫びをその中に吐いた。<br>俺は一瞬で泣きそうになった。<br>そのすぐさま後にクッションから離れ、今にもキスするかのような近さで俺の目を真っ直ぐ見て豊は言った。<br><br>「今の無し。リセット。今は最後までやり切る」<br><br>近過ぎて逆に見えにくかったが、豊の眼は涙袋が支えている水滴で少し光っていた。<br>言い切った豊は脱力してそのまま俺の肩にでこをつけ、ひとつ深い溜息をついた。それは憂鬱なものではなかったが、安堵でもなかった。<br><br>これ以上この話は出来ない。公演が終わるまでは。俺も豊もそう思った。<br>俺は思い切って話題を変えた。こんな時じゃなきゃきっと聞けない。<br><br>「おとといさ…」<br>「うん…」<br>「染谷さん？あの…ぬりこ？の人…と飲んでからうち来たの？」<br>「うん」<br>「けっこう一緒に飲むんだ」<br>「うん」<br>「なんか…あれ、役作りっていうの…？男性キャストをたぶらかすとかって…」<br>「お前ほんとによく見てんな！」<br><br>もたれられた肩に意識を持って行かれながらも言葉を選んでいた俺に向かって、豊が目を見開いて頭を起こす。<br><br>「や、なんか流れてきて…」<br>「普通の時はただの男前なんだけどなー。柳宿のカッコして化粧するとすげぇんだよな」<br>「ふーん…」<br><br>俺はお前のゆた子の方がすごいと思うけど。まさかそんな事言えやしない。<br><br>「なに？気になんの？染やん」<br>「いや別にあの人が気になるとかじゃなくて」<br>「みんな仲良いよ。なんか他でも何人かは同じ舞台とか出てたみたい。なんだっけえーとジャンプの」<br>「テニミュだろ」<br>「……お前なんでそんな事まで知ってんの？こえぇ」<br>「え、や、だから流れてくるんだよ！」<br>「流れてたか？そんなん…」<br>「流れてたよ！」<br>「別にいいけど…淳くんが知ってても驚かないけどお前が知ってるとびっくりするわ」<br>「ああイケメンばっかだもんね」<br>「うん、おれ肩身狭い」<br>「なんで」<br>「本物のイケメンに囲まれたらこえぇよ！しかもあんな数に！しかも俺いつものアイラインぬっちゃダメだし！最初リンチされるんじゃないかと思ったわ」<br>「リンチ」<br>「お前その程度の顔で初舞台で主演とか舐めてんじゃねーぞ的な」<br>「あはは」<br>「いやほんと最初緊張したって！」<br>「でもすぐ慣れたんだろ」<br>「まぁいいやつばっかだし。未来ちゃん可愛いし」<br>「あー小学生の」<br>「もう卒業すんだって」<br>「今日だろ」<br>「…………翔、俺ちょっと引く」<br>「え」<br><br>しまった、と思った瞬間、豊が抱きついてきた。<br><br>「お前ってほんとストーカー気質な。引くわ」<br>「言ってる事とやってる事がバラバラですけど…豊さん…」<br><br>俺の両手は泳ぐ。なんだ。なんだ、この抱擁は。落ち着け、俺！<br><br>「来てくれてありがとう」<br>「ん？うん…」<br>「今日もありがとう」<br>「…うん」<br>「翔」<br><br>少し腕を緩めた豊が俺の名前を呼んで、うん、と言おうとした瞬間キスされた。<br>頭は真っ白なのに、泳いでいた両手はいつの間にか豊の痩せた身体をしっかりと抱き締めていた。<br>長い、長い、キス。<br>今までした事のない種類のキスだった。それはまるで外国の映画で観る恋人同士のキスのようだった。<br><br>唇を離した後、豊はそのままの姿勢で愛おしそうに俺の髪を触った。<br>俺は混乱して豊の目を交互に見る。自分がどんな顔をしているのか想像がつかない。<br><br>「翔…」<br>「………」<br>「いつも一緒にいるなら敢えて言う必要もないと思ってたんだ。でも離れてると寂しい」<br>「………豊」<br>「染やんとは何も無いよ。当たり前だけど。俺、お前が好き」<br>「豊」<br>「すっげー悔しいけど」<br>「豊」<br>「お前は？」<br>「ん、ん、ん、うん」<br>「何それ」<br><br>好きだよ、俺も好きだよ！豊がずっと好きだよ！<br>伝えたい衝動と裏腹に、口が上手く動かない。<br>豊の背中に回した手に力が入る。<br><br>「いてて。なんだよ」<br>「あ、ごめん…」<br>「………」<br>「…好き」<br><br>再びキスをする直前にやっとの思いで言葉になった。<br>そのまま俺達はソファに倒れ込み、無我夢中でSEXをした。豊に触れながら何度も好きだと言った。さっきまであんなに出てこなかったのが嘘みたいに、何度も何度も俺は繰り返した。<br>豊は、俺も、とか、分かったよ、とか言いながら俺を受け入れた。端正な顔が少し歪んだが、気にしてやれる余裕は無かった。<br>驚くほど早く果て、自分でも少し戸惑っていると、豊が俺のものからゴムを外し、少し舐めた。その瞬間俺はまるで中学生のように一気にそそり勃ち、かっこ悪く急いで新しいゴムを嵌め、もう一度豊の中に入った。<br>もう夢なのか現実なのか分からない。<br>豊が俺を好きだと言って、キスしてきて、SEXしている。豊の中にいる。豊が色っぽく息を吐きながら俺の顔を鷲掴みにして引き寄せ、抱きしめる。抱きしめ返して今度は同時に果てた。<br><br>「……豊、男とやったことあるの…？」<br>「内緒」<br><br>ひとしきり息を整えた後、つい聞いてしまう。初めてだとしたらあり得ないくらい手慣れている。<br><br>「お前は初めて？」<br>「当たり前だろ」<br>「俺も初めてだよ」<br>「ほんとかよ」<br>「でもいっつも考えてた。お前とするんならどっちがどうなのかなぁって」<br>「…！」<br>「それでオナニーした事あるし」<br>「！」<br><br>動揺を隠せないのは俺も同じ事を考えたから。もし豊とやるなら。それを、俺が考えなかった筈がない。何度も何度も妄想した。<br>でもまさか、豊がそんな想像で抜いているとは夢にも思わなかった。そりゃそうだ。<br><br>「どっちでもよかったんだけどさ」<br>「うん」<br>「またヤリチンとか言われたらたまんねーし」<br>「ぶ」<br>「笑い事じゃねぇ」<br>「んふふ…ごめん」<br>「俺これで痔になるんだぞ」<br>「あ、それよく聞く」<br>「全員じゃないみたいだけど」<br>「次は反対にすればいい」<br>「そのつもり」<br><br>人生って予期せぬ事が起こる。<br>ほんとに、信じられないような人生だね。<br>行き着く先が全く見えないから俺達はいちいち悩んで迷って失敗しながら飛び込んでいく。<br>飛び上がるほど嬉しい事も、やめたくなるほど傷付く事もあるけれど、それでも俺達は歩いていくんだ。<br>もう降りれないこの道を。<br>ただ、必死で。<br>良いか悪いかなんて終ってみるまで分からない。<br>不安に押し潰される夜もある。<br>だから、四人で歩いていくんだ。<br>先の見えないこの道を。<br>ただ、必死で。<br><br><br><br><br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/gachupin-kk/entry-12005783548.html</link>
<pubDate>Wed, 25 Mar 2015 04:23:10 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>2015.03.23. 取材( ^ω^ )</title>
<description>
<![CDATA[ ※無駄に長い<br><br><br>( ^ω^ )彼氏にするなら？<br>(ゝ。∂)研二さんでしょ！！！！！<br>( ^ω^ )即答(^-^)( ´ ▽ ` )<br>(ゝ。∂)だってイケメンだし！<br>( ^ω^ )樽美酒さんは？<br>(*´σｰ`*)え…じゃぁ淳くんで…<br>(ゝ。∂)じゃあって何！ひどい！<br>(*´σｰ`*)いや、だって<br>(ゝ。∂)僕が研二さんって言わなかったら誰なの！<br>(*´σｰ`*)え、んー…喜矢武さんかな…<br>(ゝ。∂)！！！！！！<br>(*´σｰ`*)いや、ほら趣味が合うけんね、一緒にいて楽しいって意味で<br>(ゝ。∂)僕といても楽しくないんだ…<br>(*´σｰ`*)ちが、そういう意味じゃなかよ、だから淳くんって言ったと<br>(ゝ。∂)でもほんとは喜矢武さんが好きなんでしょ…<br>(*´σｰ`*)あーとりあえず淳くんって書いといてください<br>( ^ω^ )はい。喜矢武さんは？<br>( ´ ▽ ` )研二かな<br>(ゝ。∂)！！！！！！<br>( ^ω^ )樽美酒さんモテモテ<br>(ゝ。∂)喜矢武さんも研二さんが好きなんだ…<br>(*´σｰ`*)淳くん～だからそういうことじゃなかよ<br>( ´ ▽ ` )友達ノリだけど。つーか質問自体がおかしくね？<br>( ^ω^ )質問の需要があるので。鬼龍院さんは？<br>(^-^)うーん………………喜矢武さんは汚いから嫌だし<br>( ´ ▽ ` )なんだそれ！<br>(^-^)淳くんはひたすらスイーツデートとかさせられそうで嫌だし<br>(ゝ。∂)そんな事ないよ！あるけどないよ！<br>(^-^)研二さんは仕事とプライベート分けられなさそうだから嫌<br>(*´σｰ`*)えーーー？！！？！<br>(ゝ。∂)そんな事ないよ！研二さんちゃんと分けられるよ！<br>( ^ω^ )そこ歌広場さんが否定するんですね<br>(^-^)僕はこの中にはいないです<br>( ^ω^ )うーん、頑張ってあえて選んでください<br>(^-^)！！！！！！…………ちょっと考えさせてください……<br>( ^ω^ )そんな大層な<br>( ´ ▽ ` )あいつサイテーだな！<br>(*´σｰ`*)鬼龍院さん俺のことそんな目で見とったと…ショックたい…<br>(ゝ。∂)研二さん分けられるよね！ね！<br>(*´σｰ`*)ん…努力はする…けど割と痛いとこつかれたばい…<br>( ^ω^ )歌広場さんと樽美酒さんは付き合ってるんですか？<br>(ゝ。∂)えっ？！な、ななななんで？！まさか、そんな訳ないですよー？！僕が研二さんって言ったのはイケメンだからで！<br>(*´σｰ`*)内緒にしとってください<br>(ゝ。∂)研二さん！<br>(*´σｰ`*)その代わりさっきのやっぱり喜矢武さんに変えといてください<br>( ^ω^ )了解です<br>(ゝ。∂)研二さん？！<br>(*´σｰ`*)仕事とプライベート分けられる男になるたい<br>(ゝ。∂)！！！きゅん<br>(^-^)…えっと…淳くんか研二さんで…<br>( ^ω^ )どちらですか？<br>(^-^)両方じゃダメですか？<br>( ^ω^ )うーん…<br>(^-^)淳くんは好みはともかく性格は合うので…研二さんは優しいし色々気を使ってくれるので<br>( ^ω^ )分かりました<br>( ´ ▽ ` )おいコラ スキッ歯<br>(^-^)なんですか禿げ<br>( ´ ▽ ` )お前俺に喧嘩売ってんのか<br>(^-^)俺 豊みたいな彼氏絶対やだもん！<br>( ´ ▽ ` )なんでだよ！<br>(^-^)モテるし！<br>( ´ ▽ ` )研二だってモテんだろ！<br>(^-^)豊 惚れっぽいもん！<br>( ´ ▽ ` )研二も淳くんも惚れっぽいよ！<br>(^-^)部屋汚いのとか無理だから！<br>( ´ ▽ ` )んぐっ…お前の部屋だってそんな綺麗なわけじゃねぇくせに…<br>(^-^)手 洗わないとかあり得ない<br>( ´ ▽ ` )よせ、もういい、分かった<br>( ^ω^ )お二人も付き合ってるんですか？<br>(^-^)( ´ ▽ ` )断固否定します<br>( ^ω^ )はぁ…じゃぁ彼女にするなら？<br>(^-^)( ´ ▽ ` )(ゝ。∂)(*´σｰ`*)はい？<br>( ^ω^ )自分以外の3人が女性だったらと考えてお答えください<br>(^-^)え…？淳くん…？<br>( ´ ▽ ` )別に研二だろ…<br>(ゝ。∂)研二さん<br>(*´σｰ`*)喜矢武さんで<br>( ^ω^ )あんまり変わらないんですね<br>(^-^)…変わるもんなんですか？<br>( ^ω^ )女性だったらスタイル良さそうだな、とか、料理うまそうだなとか、こんな髪型で可愛いだろうなとか<br>(^-^)……あんまり実感が……<br>( ´ ▽ ` )俺ら女装とかしまくってるし…<br>(ゝ。∂)外見で選ばないです<br>( ^ω^ )え、でもさっきイケメンだからって…<br>(ゝ。∂)当然ですよ！イケメンがいないと生きていけないです！でも女の子は容姿じゃないですよ？<br>( ^ω^ )きゅん<br>(*´σｰ`*)喜矢武さんは女装したら普通に女です<br>(ゝ。∂)研二さん！！！僕だって最近女装多いのに！僕は女の子じゃないんだぁ！！<br>(*´σｰ`*)仕事とプライベートを分けるったい<br>(ゝ。∂)……！！……そう言えばいいと思ってるでしょ<br>(*´σｰ`*)え…いや、えーと<br>(ゝ。∂)そんなんで何回もきゅんきゅんきゅんきゅんしてられるかぁ！！(低音)<br>(*´σｰ`*)やーもう！ただのインタビューだから！淳くん落ち着いて！お願い！終わってから話し合おう！<br>( ´ ▽ ` )ったくうるせーな<br>(ゝ。∂)喜矢武さんは黙ってて！<br>(^-^)みんなこれ仕事だからね？<br>( ´ ▽ ` )さっさと次の質問どうぞー<br>(^-^)豊！<br>( ^ω^ )えっとじゃ最後の質問です。人生のパートナーにするなら？<br>(^-^)( ´ ▽ ` )(ゝ。∂)(*´σｰ`*)<br>(ゝ。∂)研二さん。え？どう違うの？<br>(*´σｰ`*)淳くんで<br>(ゝ。∂)え？え？<br>(^-^)喜矢武さん<br>(ゝ。∂)！<br>( ´ ▽ ` )鬼龍院<br>(ゝ。∂)！？<br>( ^ω^ )ありがとうございました<br>(ゝ。∂)え？え？なになに？なんで？<br>(^-^)ありがとうございました<br>( ´ ▽ ` )さー帰ろ帰ろ<br>(*´σｰ`*)淳くんとことん付き合うたるばい<br>(ゝ。∂)え？え？なんでー？！<br><br><br><br><br><br><br>淳くんが握手会で「彼氏にするなら？」って聞かれて「研二さんでしょ！！！！」って即答したらしい。<br>てのを読んでなんか熱が上がったのはいいけど意味の分からんもん書いてしまった。<br>ほんま意味わからん…<br>最近の淳くん研二を好きすぎて愛しすぎるどうしたらいいの。<br>あとふしぎ遊戯で染やんと飲みに行って染やんが「酔ってひとりで帰れないかも」って言ったのに対して喜矢武さん「惚れてまうやろぉぉぉぉぉ」とカーテンコールで叫んだらしい。<br>なんだろうか…日本でもホモが普通になってきたのだろうか…長い長い二次元ファンタジー期間を飛び出し三次元にホモが浸透しつつあるのだろうか…ヴィジュアル界だけかしら…でも最近の若い男の子同士はスキンシップが多くていいな…幼児化なのか愛情不足なのか軽率なのか…<br>まぁ、ホモが増えるならなんでもいいな。<br>長いこと二次元にいたせいでホモホモ言うのが好きなんです。<br>全く差別用語としては使ってないんですけど、実生活ではゲイって言うんですけど、これから増えていくならホモホモ言ってうひうひする癖を治さないとな…<br>素敵な世の中になりますように。ちーん<br><br><br><br><br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/gachupin-kk/entry-12005783134.html</link>
<pubDate>Wed, 25 Mar 2015 04:17:37 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>2015.03.23. 星が見たい</title>
<description>
<![CDATA[ <br><br><br>今僕に何が書けるだろうか<br>今僕に何が言えるだろうか<br>君の心を知りたい<br>君の中を覗きたい<br>それ以外考えられないのに<br><br><br>「もしもし」<br>「…もしもし」<br>「…起きてた？」<br>「うん」<br>「…遊びに行かね？明日」<br>「明日」<br>「えーと、つまり火曜」<br>「…いいよ」<br><br>夜中の4時にかかってきた電話は豊からだった。<br>今日は夜公演だけだから夜更かししてるのだろうか。<br>その次の日は休演日。<br>その日の約束を何故に今。<br><br>「そんでさ」<br>「うん」<br>「今から行っていい？」<br>「ん？」<br>「今 下にいる」<br>「え？なんで？」<br>「歩いてたら着いた」<br>「え？！どこから歩いたの」<br>「俺ん家」<br>「え？！え…ととりあえず上がってきなよ」<br>「うん」<br><br>パソコンに向かってはいたもののあまり集中できてなかった俺は、画面をぼんやりと見つめていた。<br>こんな時に浮かんでくるのは長年想い続けている奴の顔で、いい加減うんざりしてくる。<br>数日前、舞台のゲネ後の取材で、いつものメイクより断然薄いアイラインの豊が笑顔を振りまいていた。<br>映画の時と同じ気持ちが蘇る。<br>そんな顔を見せるなよ。<br>研二とスノボに行ってた方がマシだったか。<br>徹夜明けだった俺はどろどろと醜い感情を隠しもせずにただTVを見ていた。隠してはいないけれど、部屋に俺しかいないので誰にもバレはしない。<br>豊にソロの仕事が来る。<br>淳くんにも研二にも来るのに、豊の仕事だけが気になる。<br>TVでの認知度は圧倒的に研二の方があるから、先にソロの仕事が来たのは研二だった。<br>淳くんはオータムリーフで自分で道を開いていった。<br>豊にもそのうち来るだろうとは思っていた。でもまさか芝居の話が来るなんて。ヴィジュアル系バンドなのに。こんなにアイラインを塗りたくっているのに。<br>断って欲しいと思う気持ちがどこかにあった。いや、本当はそれしかなかった。<br>バラエティなら良かったのに。あいつが向いてないのは分かってるけど。<br>3年前、それでもあいつがやると決めた事を反対するわけにはいかなかった。ファンが騒ぎ立てて久しぶりにあいつの泣き声を電話越しに聞いた。<br>もう二度とあんな思いをさせたくない。でもそれが建前なのも分かってる。<br>同じような歌詞を適当なメロディにのせて口ずさんでいたら、電話が鳴った。<br><br>豊から仕事以外で電話がくるなんてそれこそ何年ぶりだろう。<br>遊ぼうなんて誘われたのは初めてかもしれない。<br>ずっとずっとライブをやってきた。<br>話す事は常に次のライブの事だった。<br>共有した時間はいつもバンドとともにあった。<br><br>なんで豊が突然夜中に歩いて俺の家に来るのかを考えるより、二人で夜に会う事が久しぶりで昔の事が走馬灯のように頭を巡った。<br><br>10年。以上。<br>好きになったのはいつからだっただろう。<br>思い出そうとした時、チャイムが鳴った。<br><br>「よぉ」<br>「うん」<br><br>さっきの電話に比べてぶっきらぼうに感じるのはきっと豊が所在ないからだ。<br>俺も昔の記憶を泳いでいた途中で現在の豊を目の前にして少しどうしていいか分からない。<br>というか、俺の方はなんで豊が来たのかまだ理由も聞いてないのだから当然といえば当然だ。<br><br>「何しに来たの？」<br>「会いに来た」<br>「俺に？」<br>「お前以外誰がいるんだよ」<br>「歩いて？」<br>「タクシー捕まんなかったし、途中までは散歩のつもりだったし」<br>「この夜中に？」<br>「久々に星でも見ようと思ったんだよ」<br>「ああ…」<br>「悪かったな、突然来て」<br>「別にいいけど、寝てたらどうするつもりだったの」<br>「帰る」<br><br>豊はいつも端的に、目的に真っ直ぐで、たまに期待させる事をする。<br>それに流されてこの想いを打ち明けたりしないよう、俺は気を張っている。<br><br>「今日も公演でしょ」<br>「うん。お前いつ観に来るの」<br>「平日のどこか」<br>「それは分かってる」<br>「…まだ決めてない」<br>「…別に無理に来なくてもいいよ」<br>「……うん。でも言ったからには行くよ」<br>「………」<br>「………」<br>「明日、遊びにってどこに」<br>「…まだ決めてない」<br><br>なんだろう、これ。<br>豊が俺の事を好きな気がする。いや、気のせいだ。騙されるな。好きは好きだろう。友達として、仲間としてだ。<br>こいつは気紛れなんだ。舞台で疲れてるのかもしれない。だからこんな風に、なんかいつもと違う感じに。<br><br>「とりあえず寝る？」<br>「翔」<br><br>最近あまり呼ばれる事のなくなった名前に心臓が反応する。<br><br>「…なに」<br>「………」<br><br>伏し目がちにしていた豊が真っ直ぐ俺の顔を見てくる。<br>なんだよ。なんだよ、その訴えるような切実な表情。<br>心臓がもたないから何か言ってくれ。<br><br>「なに」<br>「……いや、寝る。どこ行くかは明日決めよう」<br>「………」<br><br>諦めたように、もしくは疲れたように目をそらした豊は何か言葉を飲み込んだように見えた。<br>聞きたい。その目を覗き込んで離さずに、何言おうとしたの？って聞いてみたいけれど。<br><br>「風呂は？」<br>「入った」<br>「じゃあ…寝るか」<br>「うん」<br><br>二人でベッドに入り、電気を消す。<br>もう何度も同じ布団で寝てるのに、今日は何故か緊張する。<br>諦めろ諦めろと繰り返しながら、心臓の動悸が収まるのを待つ。<br>すると豊が俺の手に触れてきた。<br>俺は心臓が収まるのを諦めた。<br>豊は俺の手を開き、小さな子どもがするようにただ手を繋いだ。そしてしばらくそのままでいた。<br><br>何を考えてるのかさっぱり分からない。<br>俺はその手を振りほどけない。<br>でも強く握りしめる事も出来ない。<br>あぁなんか、疲れたなぁ。<br>「さよなら、さよなら、さよなら」に使った歌詞が、頭に浮かぶ。<br><br><br>あぁなんか、疲れたなぁ<br>あぁなんか、やってられないなぁ<br>ねぇ誰か、返してよ<br>君の夢が見れるベッドを<br><br><br>夢どころか、君はここにいるのに。<br>俺の隣にいるのに。<br>君から手を繋いでくるのに。<br>それでも俺は何も聞けないまま目を閉じる。<br>寝れるか寝れないかは、運次第だ。<br><br><br><br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/gachupin-kk/entry-12005782989.html</link>
<pubDate>Wed, 25 Mar 2015 04:15:13 +0900</pubDate>
</item>
</channel>
</rss>
