<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
<channel>
<title>ガラクタ風雲出張版</title>
<link>https://ameblo.jp/garakuta-fuuun/</link>
<atom:link href="https://rssblog.ameba.jp/garakuta-fuuun/rss20.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
<atom:link rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com" />
<description>当初はフィリピン映画に特化したブログと思っていたのだけれど、途中から方針を変更して観た映画、読んだ本に関する感想などを書いていく予定</description>
<language>ja</language>
<item>
<title>【ファイナル・デッドコースター】2006年</title>
<description>
<![CDATA[ <p>Netflixでジェームズ・ウォン監督の『ファイナル・デッドコースター』を観る。<br><br>ジェットコースターの事故を直前に予知したヒロインのおかげで何人かの若者が命拾いするのだけれど、今度は座席の順に悲惨な死を遂げていくというホラー映画。主人公たちを追い詰める殺人鬼が出てくるわけでもなく、戦う相手がいるわけでもなく、ただ順番に悲惨な事故にあって死んでいくというだけの展開なので、いまいち盛り上がらない。やはり、主人公たちに迫ってくるなんらかの存在があって、それと戦うという展開が欲しい。<br><br>それにしても、適当にホラー映画を選んだだけなのに、またしてもジェームズ・ウォン監督なんだもんなあ。どんだけホラー映画を撮ってるんだ？</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20220823/17/garakuta-fuuun/74/52/j/o0315044515164657927.jpg"><img alt="" height="445" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20220823/17/garakuta-fuuun/74/52/j/o0315044515164657927.jpg" width="315"></a></p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/garakuta-fuuun/entry-12760361043.html</link>
<pubDate>Tue, 23 Aug 2022 17:40:33 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>【カジノタイクーン2】1992年</title>
<description>
<![CDATA[ <p>Netflixで『カジノタイクーン2（賭城大亨II之至尊無敵）』を観る。<br><br>パート1に比べると明らかに脚本の質が落ちる。やはり、のしあがってからよりものしあがる過程の方がドラマティックで面白い。まあ、あれこれ無理のある脚本なんだけどね。アンディ・ラウがジョイ・ウォンに未練を残しながらもチンミー・ヤウの嫁さんを愛していて、でも、ミシェル・リーのことも愛してしまうという、現実世界なら地獄を見ることになる設定だからなあ。<br><br>当時はアンディ・ラウの老けメイクが話題になったけれど、今となってみればまだまだ若い。しかし、ジョイ・ウォンの老けメイクは似合わなかったなあ。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20220823/17/garakuta-fuuun/3c/ef/j/o0300043015164655462.jpg"><img alt="" height="430" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20220823/17/garakuta-fuuun/3c/ef/j/o0300043015164655462.jpg" width="300"></a></p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/garakuta-fuuun/entry-12760360521.html</link>
<pubDate>Tue, 23 Aug 2022 17:37:14 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>【アンディ・ラウのカジノタイクーン】1992年</title>
<description>
<![CDATA[ <p>Netflixで『アンディ・ラウのカジノタイクーン（賭城大享之新哥傅奇）』を観る。<br><br>1992年の作品かあ。もう、懐かしさしかない。アンディ・ラウにジョイ・ウォンにチンミー・ヤウにアレックス・マン。そして監督はバリー・ウォン。あの頃の香港映画の素晴らしさが目一杯詰まっている。あの頃は、こういった香港映画を毎日のように観ていたんだよなあ。駄作もひっくるめて、すべての香港映画が輝いていたんだよなあ。<br>サリー・イップの歌う主題歌も実に懐かしい。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20220823/17/garakuta-fuuun/d4/8b/j/o0477060915164655434.jpg"><img alt="" height="536" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20220823/17/garakuta-fuuun/d4/8b/j/o0477060915164655434.jpg" width="420"></a></p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/garakuta-fuuun/entry-12760360206.html</link>
<pubDate>Tue, 23 Aug 2022 17:35:08 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>【NIGHTSHIFT】2020年</title>
<description>
<![CDATA[ <p>【NIGHTSHIFT】2020年<br><br>監督：ヤム・ララナス<br>キャスト：ヤム・コンセプシオン、マイケル・デ・メサ<br><br><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20220805/15/garakuta-fuuun/01/df/j/o1500225015156397471.jpg"><img alt="" height="630" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20220805/15/garakuta-fuuun/01/df/j/o1500225015156397471.jpg" width="420"></a><br><br>　病院の遺体安置室のアシスタントとなったジェシー（ヤム・コンセプシオン／Yam Concepcion）は、交代要員のノラ（Mercedes Cabral）が巨大台風のために出勤することができず、ドクター・アレックス（マイケル・デ・メサ／Michael De Mesa）とともにずっと勤務につき続けることになってしまう。遺体安置室に配属されてまだ7日目のジェシーは、繰り返し遺体をめぐる奇怪な現象に遭遇するのだが、ドクター・アレックスは「体内で膨張したガスが口から出る際の叫び声、筋肉の死後痙攣によって動き出す遺体、どれも遺体につきもののごく普通の現象なのだよ」と説明して、まったく気にもしない。<br>　また、ジェシーは遺体安置室の窓の外に不気味な男が立っているのを見つけるが、ドクター・アレックスは「雨が降るといつも出てくるんだ。天然のシャワーを浴びているんだろう」と言って、これまたまったく気にしない。<br>　そして、次々と安置室に運ばれてくる遺体。その解剖の助手につくジェシーだが、奇怪な現象はあとをたたない。交代要員のないままジェシーの勤務が24時間を超え、どんどん消耗していき、のべつ幕なしに襲い来る怪奇現象が現実なのか妄想なのか、判断がつかなくなっていく。そのうえ、遺体の解剖中に体調を崩したドクター・アレックスが倒れてしまい、ジェシーは遺体安置室にただひとり取り残されてしまう。<br>　運ばれてきた遺体が、その遺体を運んできた看護師だったり、ようやく交代要員のノラがやってきたかと思うと、そのノラから「屋根が吹き飛ぶほどの台風でとても行くことができない」と電話が入ったり、遺体が起き上がってジェシーと取り囲んだり、窓の外に立っている人数がいつのまにか増えていたり、疲労の極地となって幻想を見ているのか、それとも本当に奇怪な現象が起きているのかわからないまま、どんどん追い詰められていくジェシー。そして……。<br><br>　舞台となるのはほぼ遺体安置室に限られ、登場人物も少ない低予算映画である。だが、それでいてなかなかに怖い。<br>　監督のヤム・ララナス（Yam Laranas）は、『オーロラ 消えた難破船』『ホスピタル・オブ・ザ・デッド　閉ざされた病院』『ザ・アブノーマル』といったホラー映画を得意とする監督なのだが、『オーロラ 消えた難破船』あたりでは、ショッキングな映像で観客を驚かすような安っぽい演出を排除して、Ｃ級ホラー映画の監督というレベルから抜け出した感があった。本作では、それなりにショッキングな演出を多用してはいるのだけれど、それ以前にじわりじわりと雰囲気で怖がらせることにも成功している。いやあ、これはお見事。職人監督による安定のホラー映画に仕上がっている。<br>　ただし、ラストの驚愕の展開については評価が分かれるかもしれない。もしかしたら『シックスセンス』をやろうとしたのかもしれないが、それだったらもっとしっかりと伏線を張らないと。<br>　いずれにしても、日本でビデオリリースしてもいいレベルのホラー映画であったと思う。<br>　ヤム・ララナス監督は、本作以降もコンスタントにホラー、スリラーといったジャンルの作品を発表しており、要注目の監督だ。<br><br>　主人公のジェシーを演じているのは『Amnesia Love』『ワンダー・ガール（Nilalang）』などのヤム・コンセプシオン。派手さはないが、愛らしい顔つきの女優で、追い詰められて怯える表情が実にいい。こういったホラー映画にめちゃくちゃ向いている女優さんと言えよう（そんな風に評価されても、嬉しくないだろうけれど）。2021年にニューヨーク在住の男性と結婚したためか、現時点では本作が最後の映画出演となっている。<br>　ドクター・アレックスを演じているのは、『Isa pang bahaghari』『Ang panday』『Everything About Her』『牢獄処刑人（On the Job）』などのマイケル・デ・メサ。IMDbでは160本の作品がクレジットされているベテラン俳優だ。とりわけジョエル・ラマンガン監督の『Isa pang bahaghari』での演技は素晴らしく、メトロマニラ・フィルム・フェスティバル2020で助演男優賞を受賞している。<br>　そして、またしても出ていたルビー・ルイス（Ruby Ruiz）！　看護師長ベサニーの役で出演していて、いつもならエンドクレジットを見て「えっ、またルビー・ルイスが出ていたのか！」と気がついたものだが、今回はちゃんと登場場面で「あっ、ルビー・ルイスだ！」と気がつくことができた。これはちょっと嬉しいぞ。おそらく、僕が観たフィリピン映画でいちばん多く出演している女優さんだろうと思う。</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/garakuta-fuuun/entry-12757175606.html</link>
<pubDate>Fri, 05 Aug 2022 15:40:18 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>【Wag Kang Lilingon】2006年</title>
<description>
<![CDATA[ <p>【Wag Kang Lilingon】2006年<br><br><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20220805/15/garakuta-fuuun/71/48/j/o0200028915156397468.jpg"><img alt="" height="289" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20220805/15/garakuta-fuuun/71/48/j/o0200028915156397468.jpg" width="200"></a><br><br>「Uyayi (子守歌)」と「SALAMIN（鏡）」の2話から構成されるオムニバスホラー映画。<br><br>■Uyayi (子守歌)<br><br>監督：クオーク・ヘナレス（QUARK HENARES）<br>キャスト：アン・カーティス、マーヴィン・アグスティン<br><br>　メリッサ（アン・カーティス／Anne Curtis）が看護師として勤務している病院では、患者の不審死が続いていた。その謎をスクープすべく、メリッサの恋人で新聞記者でもあるジェームス（マーヴィン・アグスティン／Marvin Agustin）は、患者として病院に潜り込む。<br>　だが、その頃からメリッサの周囲で心霊現象が立て続けに発生し、メリッサを追い詰めていく。また、昔の恋人が中絶の失敗で死亡したことからジェームスは精神に異常をきたし、その病院に入院していた過去があることが明らかになる。<br>　そして、とうとう真相が明らかになる瞬間が訪れるのだが……。<br><br>■SALAMIN（鏡）<br><br>監督：ジェリー・ロペス・シネネン（Jerry Lopez Sineneng）<br>キャスト：キャスリーン・ヘルモサ、チェリー・パイ・ピカチェ<br><br>　エンジェル（キャスリーン・ヘルモサ／Kathleen Hermosa）は、母（チェリー・パイ・ピカチェ／Cherry Pie Picache）、幼い妹（セリン・リム／Celine Lim）とともに新しい家に引っ越してくる。大きな館であるにもかかわらず、賃貸料が破格に安かったのだ。だが、その家に越してきてから、心霊現象が立て続けにおこり、エンジェルたちを追い詰めていく。<br>　エンジェルは霊感の強い友人、トリクシー（ディンプレス・ロマーナ／Dimples Romana）に助けを求め、地下にある鏡が原因であることが明らかになる。また、その家の前の住民である女性が、その地下室でレイプされて殺害されたという事実も明らかになる。<br>　エンジェルたちは鏡を川に流し、鍵をかけて地下室を封印する。だが、怪異はおさまるどころかさらに激しさを増し、家族は命からがら家を抜けだすとトリクシーの家に逃げ込む。だが、トリクシーの家にいても心霊現象はおさまらず、エンジェルは呪いを解くために家に戻るのだった。だが……。<br><br>　2006年の作品なので、いささか古いホラー映画なのだけれど、それをなぜ観たかというとリストア版が配信されていたからなのである。フィリピンではここ数年、過去の作品のリストアに力を入れているのだけれど、その対象となるのはもちろんそれなりにヒットした名作なので、僕としても作品選定のひとつの基準としているのである。<br>　だが、いざ観てみると、それなりに面白いものの「リストア版を作成するほどか？」と思ってしまう。けっこうオーソドックスなホラー映画で、「Uyayi (子守歌)」の方はラストに予想外の展開が待っているものの、それほど突出したホラー映画とは思わなかった。<br>　ところが、まったく関連のないふたつのエピソードのあとに、少し長めのエピローグがついているのだが、そこで驚かされてしまう。なんと、まったく関係のない物語だと思っていたら、エピローグにおいてストレートにつながるひとつの物語であったという驚愕の真相が明かされるのだ。「Uyayi (子守歌)」で描かれた恐怖のそもそもの原因は「SALAMIN（鏡）」にあったのである。「Uyayi (子守歌)」で主人公が口ずさんでいた子守歌が、「SALAMIN（鏡）」にも出てくることに気がつかなければいけなかったのだ。いや、これはお見事。<br>　脚本を担当しているのは超ベテランのリッキー・リー。リノ・ブロッカやマリルー・ディアス＝アバヤなどと組んで幾多の名作の脚本を書いてきた名脚本家である。<br><br>　「SALAMIN（鏡）」の監督、ジェリー・ロペス・シネネン（Jerry Lopez Sineneng）は、『La luna sangre』『La Vida Lena』などの人気テレビドラマを監督しており、IMDbでは46作品がクレジットされている。<br>　一方、「Uyayi (子守歌)」の監督、クオーク・ヘナレス（QUARK HENARES）は、本作が劇場映画3本目で、日本で公開された作品に『スーパー・ノイピー（Super Noypi）』がある。<br><br>　アン・カーティスは『BUYBUST／バイバスト』『オーロラ 消えた難破船』が日本でも観られるが、コメディからラブロマンスまで幅広い作品で活躍している人気女優だ。2006年の本作を観ると、いまよりもちょっと顔つきがポッチャリしていて思わず「可愛い！」と思ってしまった。<br>　キャスリーン・ヘルモサは『Maybe This Time』『バルセロナ：ある愛の物語』に出ているらしいが、まったく印象に残っていなかった。最近は、テレビドラマにしか出ていないようだ。<br><br>　ちなみに、タイトルの「Wag Kang Lilingon」というのは「振り返ってはいけない」という意味で、両方のエピソードにもそのセリフが出てくる。<br>　2001年にビバフィルムがABS-CBNとの提携を解消して以来、ビバフィルムとスターシネマが初めて共同製作した作品とのこと。</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/garakuta-fuuun/entry-12757175348.html</link>
<pubDate>Fri, 05 Aug 2022 15:38:17 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>【ULAN（雨）】2019年</title>
<description>
<![CDATA[ <p>【ULAN（雨）】2019年<br><br>監督・脚本：アイリーン・ヴィラモア<br>キャスト：ナディーン・ルストレ、カルロ・アキノ<br><br><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20220805/15/garakuta-fuuun/2f/9f/j/o1378204815156397465.jpg"><img alt="" height="624" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20220805/15/garakuta-fuuun/2f/9f/j/o1378204815156397465.jpg" width="420"></a><br><br>　両親を早くに亡くし、祖母（Perla Bautista）に慈しまれて育てられたマヤ（Elia Ilano）。幼い彼女は祖母に「お日様が出ているのに、雨が降るのはなぜなの？」と尋ねる。<br>「ティクバランが結婚しようとしているからだよ。神さまはティクバランには恋をする権利はないから、結婚に反対して雨を降らせるのさ」<br>　ティクバランというのは、フィリピンの山奥に潜んでいる頭と足は馬、体は人間という伝説上の生き物のこと。<br>　ある日、晴れているのに雨が降っているときに、マヤは森の中で結婚式をあげようとしているティクバランに出会う。<br>「たとえ嵐が吹こうとも、なにものも愛を邪魔することはできないのよ」<br>　ティクバランはマヤにそう教えるのだった。<br>　やがてマヤ（ナディーン・ルストレ／Nadine Lustre）は大人となり、愛する祖母もいまはなく、優しい叔母夫婦の家に同居していた。<br>　激しく雨の降る日、マヤは渡米していたために3年間会っていなかったマーク（AJ Muhlach）のもとを訪れる。お互いに想い合っていると思い込んでいたマヤだが、マークは同級生と結婚していてすでに10ヶ月になる息子もいた。マヤの一方的な片想いだったのだ。<br>　失恋に悲しむマヤを、大親友のトピ（Josef Elizalde）は、仕事で招待された結婚式に引っ張り出す。そこで出会ったアンドルー（Marco Gumabao）と恋に落ちつきあい始めるマヤだが、アンドルーにとってマヤとのつきあいは遊びにすぎなかったことが分かり、またしても大失恋をしてしまう。<br>　もう恋はしないとかたく誓うマヤだが、ある雨の日にピーター（カルロ・アキノ／Carlo Aquino）という若者と出会う。ストリートチルドレンのために図書館で読み聞かせのボランティアをしているピーターを手伝ううちに、やがてふたりは恋に落ちる。だが、ピーターは神学生で、結婚をすることのできない身であった。<br>　またしても身を引き裂かれるような悲しみに襲われるマヤ。それでも、なんとかその悲しみを乗り越えようとするマヤだったが、そこに大型台風が襲いかかってくる。そして……。<br><br>　なかなか不思議な雰囲気を持った映画である。画面には延々と雨が降っている。晴れていると思っても、突然に雨が襲いかかってくる。<br>　全編に優しさがあふれかえっている。優しさに包み込まれるような雰囲気に満ちた映画なのだ。幼い頃には祖母が彼女を守り、たとえ失恋に悲しんでいようとも、親友のトピ、叔母、叔父の優しさがマヤを悲しみからすくい上げてくれるのだ。<br>　そして、そうした日常の描写の中に、唐突に幻想的な映像がはさみこまれる。幼いマヤが森の中でティクバランの結婚式に遭遇する場面もそうだが、小学校の同級生が割れた卵となってひっくり返っていたり、祖母の白髪を抜いていると髪の毛の中から第３の眼が現れたりと、突然、びっくりするような映像が登場してくるのだ。<br>　その幻想的な世界は、クライマックスにおけるさらに驚くような展開につながるのだが。<br><br>　はっきりと大好きな映画と言いたいところだが、ラストの展開がいまいち納得がいかないのが実に惜しまれる。すごく好きな世界なんだけどなあ。<br><br>　監督は女流監督のアイリーン・ヴィラモア（Irene Villamor）。アントワネット・ハダオネと共同監督を務めた『Relaks, It's Just Pag-ibig』で映画監督としてデビューし、リゾート地を舞台に女性たちの再生を描いた『Camp Sawi』、『Meet Me in St. Gallen』『Sid &amp; Aya: Not a Love Story』などの監督作品がある。<br>　本作は彼女が学生の時に撮った短編映画がベースになっていて、それを短編小説としたものをジョイス・ベルナールが脚本化することを勧めて、やがてこの映画につながったということらしい。ジョイス・ベルナールは本作品のクリエイティブ･プロデューサーを務めている。<br><br>　主演のナディーン・ルストレは、2014年の『Diary ng panget』でブレイクした人気女優で、『Talk Back and You're Dead』『Chain Mail』『Beauty and the Bestie』『Never Not Love You』などの作品がある。ジェームス・リードとの共演作が多い。<br>　ピーター役のカルロ・アキノは、おそらく初めて観たのだと思うのだけれど、なかなかいい雰囲気を持った男優である。IMDbによると1995年のデビューで80作品にクレジットされているので、けっこう人気のある俳優なのだろう。当初はジーアン・リムが出演する予定だったらしいが、ジーアン・リムのスケジュールの関係でカルロ・アキノになったとのこと。<br>　クライマックスで「嵐の精」という、なかなか迫力のあるキャラクターが唐突に出てくるのだけれど、調べてみると『Bwaya』のアンジェリ・バヤニ（Angeli Bayani）であった。メーキャップが凄くて誰だかまったく分からなかったのだけれど、これにはビックリだ。</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/garakuta-fuuun/entry-12757175014.html</link>
<pubDate>Fri, 05 Aug 2022 15:36:08 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>【ANG MANANANGGAL NA NAHAHATI ANG PUSO】2021年</title>
<description>
<![CDATA[ <p>【ANG MANANANGGAL NA NAHAHATI ANG PUSO】2021年</p><p>&nbsp;</p><p>監督・脚本：ダリル・ヤップ<br>キャスト：オーブリー・カラーン、マルコ・ギャロ<br>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20220702/23/garakuta-fuuun/8c/bc/j/o0273040015141518212.jpg"><img alt="" height="400" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20220702/23/garakuta-fuuun/8c/bc/j/o0273040015141518212.jpg" width="273"></a></p><p>　美しいビーチに囲まれたリゾートアイランドとして知られるシキホール島は、伝説上の妖怪、アスワンの棲む島としても知られている。そのシキホール島にひとりの若者がやってくる。イタリアで生まれ育ったフィリピン人のジュセッペ（マルコ・ギャロ／Marco Gallo）。彼は卒論のテーマにフィリピンの妖怪を選び、その研究のためにやってきたのだった。<br>　そこに目をつけたのが、ジニパー（オーブリー・カラーン／Aubrey Caraan）の3人の兄たちだった。マニラで幽霊屋敷とか幽霊列車といったイベントでコスプレショーをやっていた彼らは、観光客に偽りの妖怪を見せることで金を稼いでいたのだが、妖怪の存在を信じているジュセッペからも金を巻き上げるべく、さまざまな作戦を繰り広げていく。本当は詐欺などしたくないジニパーも、学費を稼ぐために、仕方なく兄たちに荷担し、実は自分の正体はマナナンガルであるとジュセッペに告げてしまう。<br>　マナナンガルというのは、普段は若い女性の姿だが、夜になると上半身が下半身から離れ、コウモリのような翼で空を飛び、妊婦の腹から胎児を食べるという妖怪だ。<br>　アスワンのペットであり守護者でもあるシグビン、水の中に棲む妖怪であるマギンダラ、さらわれた乳児が妖怪となったティヤナクなどを見せられたジュセッペは、すっかり信じ込んでしまい、どんどん金を巻き上げられていく。だが、そうした体験を通して、ジュセッペはジニパーと恋に落ちてしまう。たとえ妖怪であろうと、どんな姿に変貌しようと、君のことを愛していると告白するジュセッペ。同じくジュセッペのことが好きになってしまったジニパーは、兄たちを説得して金を返し、真実を告白することを決める。だが、ジニパーが真実を告げる前に、偶然からジュセッペは真実を知ってしまうのだった……。<br><br>　ダリル・ヤップ監督、これまたメインストリームから外れた奇妙な映画だ。撮り方によっては、ウェン・Ｖ・デラマス監督の作品のような、単純な爆笑コメディとなっても不思議のない脚本なのだけれど、ダリル・ヤップ監督が撮ると、軽いノリでありながら、なぜか妙にシリアスな映画となってしまう。ギャグ映画にしかなりようのない設定なのに、ストレートなギャグ映画ではない。かといって、シリアスなドラマでもない。この微妙な立ち位置がダリル・ヤップ監督のひとつの特徴なのだろう。<br>　そして、とにかくテンポがいい。ダリル・ヤップ監督の作品はどれもそうなのだけれど、実に軽快なのだ。面倒な妖怪の説明などは、画面に紙芝居のようなイラストを出してささっと済ませてしまう。【Paglaki ko, gusto kong maging pornstar】でも、映画のタイトルとかポスターを画面に並べたりしていたのだけれど、こうしたスタイリッシュな演出が実にうまい。しかも、そのイラストのテイストが、映画を通したイメージカラーのように使われたりもするのである。1年間に10本の映画を公開したからには、1本1本の映画を丁寧に作っている余裕はなかっただろうと思うのだけれど、にもかかわらずこうした演出ができてしまうというのは、天性のセンスによるものなのだろう。<br><br>　そしてエンディングはというと、大方の予想を裏切るであろう「えっ、それで終わってしまうの？」という実にあっさりした、ある意味観客を突き放した終わり方となる……と思わせておいて、もうワンステップ用意されているのだけれど、はたしてこれをもってハッピーエンドと呼んでいいのかどうか。フィリピンの一般の観客だったら、もっとストレートなハッピーエンドを期待したのじゃないかなあ。というか、他の監督だったら絶対にストレートなハッピーエンドに持って行ったはずだ。このあたりのひねくれた持って行き方も、いかにもダリル・ヤップ監督っぽい。<br><br>　出てくる俳優は、自分にとってはほとんど馴染みのない俳優ばかりだった。<br>　主役のオーブリー・カラーンは【Diary ng panget】【Indak】などに出ているようだが、当然のように記憶にはない。<br>　相手役のマルコ・ギャロはダリル・ヤップ監督の【Gluta】に出ている他【Loving in Tandem】などにも出演している。<br>　ジニパーの3人の兄を演じているラッシー（Lassy）、エムシー・カラクイアン（MC Calaquian）、チャド・キニス（Chad Kinis）は、ヴァイス・ガンダ主演のコメディなどにゲイの役でよく出ている顔ぶれだったりする。<br><br>　ちなみに、タイトルの【ANG MANANANGGAL NA NAHAHATI ANG PUSO】というのは、「傷心のマナナンガル」というような意味なのだけれど、おそらくはジュセッペが心臓に障害を持っているという設定にもかけてあるのだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/8LKuuay4dI4" title="YouTube video player" width="560"></iframe></p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/garakuta-fuuun/entry-12751446079.html</link>
<pubDate>Sat, 02 Jul 2022 23:16:06 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>【Paglaki ko, gusto kong maging pornstar】2021年</title>
<description>
<![CDATA[ <p>監督：ダリル・ヤップ<br>キャスト：アラ・ミナ、ロサナ・ロセス、アルマ・モレノ、マウイ･タイラー、ＡＪラヴァル</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20220509/23/garakuta-fuuun/c7/e0/j/o0780117015115638105.jpg"><img alt="" height="630" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20220509/23/garakuta-fuuun/c7/e0/j/o0780117015115638105.jpg" width="420"></a></p><p>　ひとりの老人がいま死のうとしていた。彼はかつて、セクシー映画によって一大帝国を築き上げた男だった。だが、インターネットの普及によってより過激な映像がいくらでも観られるようになり、セクシー映画産業はとっくに死に絶えていた。にもかかわらず、彼は死の床にあって、娘にひとつの夢を託す。もう一度、皆が夢中になるようなセクシー映画を生み出してほしいと。<br>　夢を託された娘のアラ（アラ・ミナ／Ara Mina）自身もかつての人気セクシー女優であったが、彼女はさらに、かつての人気セクシー女優３人、オサング（ロサンナ・ロセス／Rosanna Roces）、アルマ（アルマ・モレノ／Alma Moreno）、マウイ（マウイ・タイラー／Maui Taylor）を呼び寄せ、２人のセクシー女優候補を売り出すための特訓を開始する。ところが、その特訓の過程でせっかくの女優候補２人は救急車で病院に運ばれることになってしまい、計画は挫折したかに思えた。そのとき、４人が目をつけたのは、アラの家で家政婦として働いていたひとりの少女、トゥインクル（Ａ・Ｊ・ラヴァル／AJ Raval）だった。<br>　特訓の様子をいつも眺めては、セクシー女優になることに憧れていたトゥインクルは、喜んで４人の計画に協力するのだったが……。<br><br>　『#Jowable』『Ang babaeng walang pakiramdam』などのダリル・ヤップ監督（Darryl Yap）の２本目の長編映画が本作である。<br>　教会で酔いどれた女性が神さまに悪態をつく『#Jowable』、教会を舞台に同性愛を描いたミニシリーズの『Sakristan』といった作品で物議を醸し、さんざん非難を浴びたダリル・ヤップ監督だが、その次に題材に選んだのがセクシー映画産業というわけで、これまた物議を醸したであろうことは想像に難くない。題材がいわゆる良識派の人たちの眉をひそめさせるだけではなく、下品なセリフ、きわどいやりとりが続出する映画なのだから。だが、どうやら敢えてそういう既存の価値観をからかいたくなるのが、このダリル・ヤップという監督であるらしい。<br>　特筆すべきは、登場する４人の女優が本当にかつての人気セクシー女優で、しかも自分自身の役で出演しているということだろう。フィリピンでの映画評を見ると、彼女たちの映画を観てきた人なら楽しく観られることだろうなどと書かれていたりする。なにしろ、ちょっと油断すると、画面に彼女たちが過去に主演した映画のポスター画像や映画のタイトルなどがポンポンと出てきてしまったりするのだ。『Gluta』でもかつてのフィリピン映画の名場面を次々と再現してみせるシーンが出てきたりしたが、ダリル・ヤップ監督、かなりの映画マニアであるらしい。<br>　さらには、凋落の一途を辿るセクシー映画を復活させるための、マーケティング講座までがこの映画の中で展開されたりもする。ポルノ映画の歴史に関する社会学的考察とか、ユーザーターゲティングとか、ジャンル分析などが大まじめに議論されたりするのだ。<br>　まいったのが「みんなが観たがるポルノのジャンルは？」という質問にみんなが一斉に「ジャパニーズ！」と叫ぶシーン。どうやら日本のAVはフィリピンでも人気があるらしい。実際、日本の元AV女優の小澤マリアはフィリピンでめちゃくちゃ人気があって、主演映画も撮られているぐらいなのである。本作の中でも、「ポルノ女優出身でのちに有名になった人にはこんな人もいるのよ」というセリフで名前の挙がった女優のひとりに小澤マリアの名前もあったりする。<br><br>　主演の４人はかつての人気セクシー女優というだけあって、IMDbで出演作のリストを見ると、過去にはそれっぽい作品のタイトルがズラズラと並んでいるが、その後も映画やテレビの名脇役として活躍を続けている人たちであるらしい。なにしろ、アルマ・モレノにいたっては出演作のリストが164本にものぼっているくらいなのだ。おそらく、フィリピンでは知らない人のいないくらいの女優さんたちなのだろう。<br>　そして、要注目なのがトゥインクルを演じたＡ・Ｊ・ラヴァルだ。あどけない顔立ちの女優さんで、めちゃくちゃ可愛らしい。本作が長編映画３本目となるのだが、本作で一気に人気が爆発したとみえて、2021年には6本の映画に出演し、ココ・マルティン主演の超人気テレビシリーズ『Ang probinsyano』への出演も果たしている。2022年に入ってからもすでに2本の映画が公開され、『Iskandalo』というテレビのミニシリーズでは主役を演じている。<br><br>　これでダリル・ヤップ監督の作品を4本観たが、4本観た中ではこれがいちばんオーソドックスなエンディングとなっている。思わず「なんだ、ダリル・ヤップ監督にしてはおとなしい終わり方じゃん」とか思ってしまったのだけれど、油断してはいけない。なにせ、速攻で同じメンバーでの続篇を撮っているのだから。</p><p>&nbsp;</p><p><iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/m0sZqtktssw" title="YouTube video player" width="560"></iframe></p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/garakuta-fuuun/entry-12741933299.html</link>
<pubDate>Mon, 09 May 2022 23:48:26 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>【The Exorsis】2021年</title>
<description>
<![CDATA[ <p>監督：フィフス・ソロモン<br>キャスト：トニ・ゴンザガ、アレックス・ゴンザガ</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20220430/22/garakuta-fuuun/97/25/j/o1422204815110698124.jpg"><img alt="" height="605" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20220430/22/garakuta-fuuun/97/25/j/o1422204815110698124.jpg" width="420"></a></p><p>　両親が交通事故でなくなってしまい、残されたグロサリーストアを一所懸命に守り続けているジーナ（トニ・ゴンザガ／Toni Gonzaga）。彼女にはオーストラリアに留学するという夢があったのだが、両親から妹のダニ（アレックス・ゴンザガ／Alex Gonzaga）の面倒をみるようにと頼まれていたので、自分の夢を諦めて店の経営に力を入れていた。だが、妹のダニはというと、ユーチューバーとしての活動に夢中で店の経営にはあまり役に立っていない。それでも、なんとかグロサリーストアの経営も軌道に乗ってきたので、ジーナはふたたびオーストラリア留学の夢を追うことにする。<br>　ところがオーストラリアに出発する直前に、ダニが悪霊に取り憑かれてしまう。なんとか事態を解決すべく呼び寄せた除霊師（ジョエル・サラチョ／Joel Saracho）によると、その悪霊が地上にとどまれるのは40日間だという。その40日の間になんとか除霊しなければならないのだが。<br><br>　というわけで、『エクソシスト』をベースにしたホラーなのだけれど、真っ当なホラーではなくコメディとして撮られている。自分が過去に観てきた経験からすると、この手のホラーコメディはたいてい失敗することになっている。くだらないギャグを詰め込んだあげく、ホラーとしての怖さはなく、しかもお笑いも滑りまくる作品が多いのだ。よほどセンスのいいギャグを盛り込まなければ成功は難しいというのに、本作に投入されるギャグの数々のくだらないこと！　全力で演じている俳優たちに対して申し訳ない気持ちにすらなってしまう。そのくせ、最後にはお約束の感動的な家族愛の場面まで入れてくるんだからなあ。<br>　2021年のメトロマニラ・フィルム・フェスティバルの公式エントリー作品なのだけれど、かなり評判が悪かったので覚悟はしていたものの、予想以上に観ていてテンションの下がってくる映画だった。<br><br>　主役のジーナとダニは、実際に姉妹のトニ・ゴンザガとアレックス・ゴンザガが演じている。<br>　トニ・ゴンザガは15歳で映画デビューして以来、映画、テレビシリーズなどで途切れることなく活躍を続けてきた。代表作は、『Starting Over Again』『You're My Boss』など。夫は映画監督のポール・ソリアノで、2016年に第一子を出産し、しばらく映画の仕事を休んでいたが、2018年に『Nakalimutan ko nang kalimutan ka』『Mary, Marry Me』で映画界に復帰している。ちなみに、出産後に出演した5本の映画のうち、4本で妹のアレックス・ゴンザガと共演している。<br>　妹のアレックス・ゴンザガは2007年に映画デビューをはたし、テレビドラマを中心に活動を続けてきた。長編映画は本作が9本目となる。主な出演作は『The Amazing Praybeyt Benjamin』『Mary, Marry Me』など。<br>　また、ラブ・ディアス監督作品の常連俳優であるジョエル・サラチョが除霊師の役で出演している。<br><br>　監督のフィフス・ソロモン（Fifth Solomon）は本作がまだ3作目の若手監督であるが、俳優として『Halik sa hangin』『Just the 3 of Us』といった映画にも出演している。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/ILw0ccN3Wpg" title="YouTube video player" width="560"></iframe></p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/garakuta-fuuun/entry-12740303202.html</link>
<pubDate>Sat, 30 Apr 2022 22:22:04 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>馳星周『月の王』KADOKAWA</title>
<description>
<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20220427/19/garakuta-fuuun/59/09/j/o0675100015109138864.jpg"><img alt="" height="622" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20220427/19/garakuta-fuuun/59/09/j/o0675100015109138864.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>　当初、山田風太郎の路線で原稿を依頼されたが、いざ書いたら平井和正になってしまったと著者が語っていたが、実際に読んでみたらこれは平井和正ではなく夢枕獏じゃん。平井和正のウルフガイだったら、主人公はここまで血なまぐさいキャラクターにはならないし、大神明が狼に変貌する描写などもキマイラなどの夢枕獏だよ。ただし、主人公が不自然にひとりごとを呟くあたりは平井和正を思い出したりもするのだけれど。<br>　いずれにしても、馳星周がやりたい放題をやった小説といえよう。どんな敵が襲いかかってこようと、主人公を暴れさせれば突破できてしまうのだから、危地を脱するための工夫などまるで必要なし。著者が楽しそうに書いている様子が目に見えるような気すらしてくる。読む方も、実に気楽に楽しむことができる。実にシンプルで、しかも力強いエンターテインメントだ。<br>&nbsp;</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/garakuta-fuuun/entry-12739736851.html</link>
<pubDate>Wed, 27 Apr 2022 19:03:36 +0900</pubDate>
</item>
</channel>
</rss>
