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<title>短編・小説集「新宿マヨネーズ」</title>
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<description>短編小説を定期的に配信するブログ</description>
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<title>新宿マヨネーズシリーズ第１作　短編小説「クリスティン④」</title>
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<![CDATA[ 私はこのイボ、いやクリスティンを好きになろうと思った。<br>タマシイが違えど私の体の一部だし、悪いやつじゃなさそうだし、２週間しかいないならちょっとした話相手になってもらおうかと…。<br>最初はそんな軽い気持ちだった。<br>そんなはずだったのに…。<br><br>「いってきまーす」<br>いつも以上に大きな声で、私は家を出た。<br>なぜか、いつもと違う気分。そうちょっとだけいい気分。<br>なぜか、昨日の自分とは違う気がして。<br>なぜか、今日からいじめがなくなってそうな気がして。<br>そして何よりも、私自身強くなった気がして…。<br>昨夜はあのあとずっとクリスティンと話していた。<br>私の小学校の時の話や、お母さんと仲良し話、私は梅干しが苦手な話など、どうでも良い話まで…。<br>クリスティンはどんな話だって楽しそうに聞いてくれた。<br>私ってこんなにしゃべる人間だったんだってはじめ気づいた。<br>そして友達とおしゃべりするってこんな感じなんだなって。<br>突如現れた私のイボ、クリスティンは一夜にしてたくさんの「初めて」を私にくれた。<br>手鏡を取り出しクリスティンを映す。<br>「クリスティン、学校から帰ったらいっぱい話そう」<br>「明日から３連休だし、いっぱい話そう」<br>「そうだね！あ、バスが来るよ～」<br>私は手鏡をそのままバックにしまった。<br>今日は絆創膏してないよ。<br>でもきっと大丈夫なはず。<br>
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<link>https://ameblo.jp/giantswing01/entry-11553868835.html</link>
<pubDate>Sun, 16 Jun 2013 22:39:53 +0900</pubDate>
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<title>新宿マヨネーズシリーズ第１作　短編小説「クリスティン③」</title>
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<![CDATA[ 今度は、はっきり私の名を呼ぶ声が聞こえた。<br>「だ、だれ？」<br>「……驚かせてごめんね。みやびちゃん、君の頬にしばらく住まわせてもらうことになった…イボだよ」<br>「い、イボ！？」<br>「そう、君の右頬に昨日から出来たイボだよ。今日はごめんね。ボクのせいでいじめられてしまって…」<br>しばらく沈黙に包まれた。というよりも頭の中にクエスチョンが無数にあふれ次の言葉が見つからなかった。<br>私は、母のいるキッチンにいこうと立ち上がろうとした瞬間<br>「行かないで、もう少しお話しようよ。ボクは鏡を通してじゃないと会話出来ないんだ」<br>私は、その言葉に強迫観念に似た感情を抱き、再び鏡台の前に腰掛けた。<br>「ありがとう」<br>心拍数が上がっているのが分かる。<br>私は一つ息をして意を決して話しかけてみた。<br>「ほ、本当にこのイボなの…？」<br>「そう本当に君の右頬にあるイボだよ。急にイボが話しても信用できないのも無理ないよね。」<br>「なんで、イボが話せるの…？」<br>「話せると言ってもボクの声はみやびちゃんにしか届かないんだ。しかも鏡越しでないと話すことはできない。あ、みやびちゃん、タマシイには階級があるって知ってる？」<br>「タマシイ？カイキュウ？って？」<br>「この世の生きとし、生ける物のにはタマシイが宿っているのはわかるでしょ？動物だって魚だって昆虫だって、そしてボクみたいにイボだってそうさ。あらゆる生き物にはタマシイが宿ってるのさ。でもタマシイ自身が望んだ、生き物に宿ることはできないんだ。タマシイも訓練に訓練を重ね、階級を挙げてなりたい生き物を目指すんだ。でも大半のタマシイは人間に宿るために訓練してるんだけどね…」<br>「人間に？」<br>「そうさ、人間は階級の中でも一番上の第一等級なんだよ。タマシイはみんな人間に宿るべく第一等級を目指しているんだ。寿命も他の生物に比べれば長いし、それに人間は絶対的な支配力を持っている。だからみやびちゃんの体に宿っているタマシイは訓練に訓練を重ねた優秀なタマシイなんだ。」<br>「私のカラダ？タマシイ？ユウシュウ？」<br>私の体に宿るタマシイなんて考えたことなかった。<br>私は私でしかないと思っていたし、タマシイどうのこうのなんてオカルトな霊界マニアが語る一種の都市伝説にしか過ぎないと思っていた。<br>「イボに宿るって…、あなたは何等級のタマシイなの？」<br>「ボクなんかまだまだ第９８等級のひよっこタマシイさ。」<br>「きゅ、９８等級？人間までまだまだじゃない？」<br>「そうさ、僕らタマシイの訓練は１００等級から始まるんだ。でもねこのくらいの等級は潜伏期間も短いのばっかなんだ。今回のイボも長くて２週間くらいだろうね」<br>さっきまで怯えてたのが、ウソのようにいつの間にかイボとの話にのめり込んでいた。<br>「２週間…。前は？その前のえーっと９９等級は？なんの体に宿ったの？それと１００等級は？」<br>「それは分からないんだ。みやびちゃんだって前世の記憶がないのと一緒で、僕らも前の記憶はリセットされてしまうんだ。でもうわさによると１００等級は爪っていう噂だけど…」<br>「つ、爪！！」<br>「まあ噂だけどねー」<br>ふと鏡に映っている私の顔を見てみると、目は丸く、口は半開きになっていた。<br>あまりにも突然すぎて、そしてあまりにも信じがたくて。<br>「ねぇ、ボクに名前付けてよ」<br>「え！？な、名前？」<br>「そう、名前！少なくても２週間はいる予定だから名前が欲しいんだ」<br>私はふと、今朝の母とのやり取りを思い出す。<br><br>「あんたもそのイボに名前でも付けたら？好きになるかもよ！」<br>「もう馬鹿にしないでよ！！」<br>好きになるかもよ！すきになるかもよ！スキニナルカモヨ！<br>「クリスティン…」<br>「え？なに？」<br>「クリスティンなんてどう？」<br>「クリスティン？なんかちょっと女の子ぽい名前だな…」<br>「いいじゃない！クリスティンで決まり！」<br>「分かったよ」<br>「みやび、ご飯できたよ！」<br>１階から母の声が聞こえた。<br>「じゃあ決まり！ご飯食べてくるね、クリスティン！」<br>そういって鏡台を立ち、階段を下りた。<br>
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<link>https://ameblo.jp/giantswing01/entry-11551911559.html</link>
<pubDate>Fri, 14 Jun 2013 10:10:31 +0900</pubDate>
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<title>新宿マヨネーズシリーズ第１作　短編小説「クリスティン②」</title>
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<![CDATA[ いつもの教室、先生が来るまでの朝の時間。<br>同級生達はテレビの話題、カレシの話題、今週末の３連休の話題で持ち切りだった。<br>わたしはただただ一人、チャイムが鳴るのを座って待っていた。<br>「みやびぃー、どうしたの、その顔」<br>顔を挙げると、そこには今井香織とその取り巻き達が立っていた。<br>香織はクラスの女子の中では、中心的な存在。<br>今風で、派手で、奇麗で、スタイルが良くて、そしていじわるで。<br>誰も逆らえやしない。<br>わたしの最大の悩みの種が香織だ。<br>「ビリ」<br>息つく間もなく、顔に貼っている絆創膏を香織に剥がされてしまった。<br>「なに、これー？キモワルッ！さわちゃったじゃんか！バカ！」<br>そういうと香織は絆創膏を、わたしの顔に投げ付けた。<br>そして去り際にイボを触った右指を私の制服で拭った。<br>周りからは笑い声が聞こえた。<br>うつむくことしか出来ない私。<br>「こんなイボさえできなけりゃ」<br>その日は髪の毛で必死にイボを隠し、帰路についた。<br><br>「みやび、お帰り早かったわね」<br>「うん、今週は掃除当番じゃないし早いの。」<br>「ワッフル買ってきたから食べる？」<br>母は私の一番の味方。親子と言うよりも友達のような感じ<br>３連休だって、一緒にショッピング行く予定だし。<br>だからこそ学校でいじめられているなんて言えやしない。<br>「大丈夫、友達とマック寄って来たから」<br>ウソ。またウソをついた。いつものウソ。友達なんていやしないのに。<br>母との会話は早々に私は2階の自分の部屋に上がった。<br><br>鏡台の前に座る。<br>いつもの淀んだ顔が鏡に映る。<br>そして右頬にはイボが。<br>一瞬、香織の顔が頭をよぎる。<br>イボを見た時のあのいじわるな顔。<br>絆創膏を投げつけたときに見せたあの鋭い顔。<br>香織が憎い。香織さえいなければ…。<br>気づけば涙が頬をつたっていた。<br>その涙がイボをも、つたった。<br>鏡に映る醜いイボ<br>「このイボさえなければ」<br>私はイボを思いっきり引っ張った。<br>「イタい…」<br>「え？」<br>微かに聞こえた「イタい」って声。しかも男性…。<br>もう一度イボを引っ張ってみる。<br>「イタい…」<br>また聞こえた。その声に思わず手を離す。<br>「だ、だれなの？」<br>息を殺した。部屋の中は静寂に包まれたが、なんの返答もなかった。<br>もう一度鏡に目をやり、イボを触ろうとした瞬間<br>「みやびちゃん」<br>
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<link>https://ameblo.jp/giantswing01/entry-11551598323.html</link>
<pubDate>Thu, 13 Jun 2013 22:13:21 +0900</pubDate>
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<title>新宿マヨネーズシリーズ第１作　短編小説「クリスティン①」</title>
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<![CDATA[ いじめ、いじめ。またいじめ。<br>この世の生きとし、生ける物の全ての視線が気になる。<br>みんなが悪口言ってそうで…<br>みんなが笑っているようで…<br>みんなが馬鹿にしているようで…<br>みんなが…<br><br>また、いじめられている夢を見た。<br>今日で何日連続だろうか。悪夢からは解放されたが、それよりもっと辛い朝を迎えてしまった。<br>また学校が始まる…<br>ブッサイクな顔…。寝起きでむくんだ顔が鏡に映る。<br>「あれ？」<br>ようく鏡を見てみると右頬に５cm台の大きなイボができていた。<br>「なんだろう、これ」<br>「昨日まではなかったのに…」<br><br>私は慌てて部屋のある2階を降りた。<br><br>キッチンでは母が朝食の準備をしていた。<br>「おかあさん、顔にこんなのができちゃった…」<br>「え？何？どれどれー、なーんだただの吹き出物じゃないの！」<br>「吹き出物にしては大きすぎない？昨日まではなかったんだよー」<br>「年頃なのよ！おかあさんもみやびくらいの時はうんと出たんだから！」<br>「でも…いやだよ、こんなの！」<br><br>ふとリビングに目をやると朝のニュース番組が流れていた。<br>先日、アメリカで起きたハリケーン被害の続報が読まれている。<br>「アメリカ・コロラド州で８日に発生したハリケーン・ビリアンの被害状況ですが…」<br>「ビリアンってかわいい名前。こんな名前付けれたらハリケーンも好きになっちゃうよね」<br>「あんたもそのイボに名前でも付けたら？好きになるかもよ！」<br>「もう馬鹿にしないでよ！！」<br>「はい、はい。早くご飯食べなさい。学校に遅れるよ」<br>こんなイボを見られたらまたさらにいじめられる…<br>わたしは絆創膏でイボを隠して家を出た。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/giantswing01/entry-11551417107.html</link>
<pubDate>Thu, 13 Jun 2013 17:54:12 +0900</pubDate>
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