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<title>架空書評</title>
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<description>存在しない本についての書評・レビューです。読んで想像を膨らませてください。</description>
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<title>困惑</title>
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<![CDATA[ <p><font size="4">　全く見も知らぬ人から、意味不明なメールが届きました。「どなたかと勘違いしておられるのではないでしょうか？」と返信しようとしたら、ＩＤは既にありませんでした。何なのでしょうか。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　メールの内容は、どなたかのブログのURLを示して、その人と仲の悪い人とつながりがあるのはどうなのでしょうか？といったもので、私にとっては意味不明なものでした。新手の荒らしか？</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　人に忠告する前に、どこでアドレスを知り、自分はどういうものかを名乗り、どういう意図でメールをしたかを告げるのが礼儀だと思いますがね。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/gorgo135/entry-10042061930.html</link>
<pubDate>Fri, 03 Aug 2007 19:26:41 +0900</pubDate>
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<title>『幽霊さんと行く肝試し』</title>
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<![CDATA[ <p><font size="4">　ハイカラ屋吉兵衛『幽霊さんと行く肝試し』ナンダカナ出版</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　学校の夏休みの集まりや仲のいい友人たちと肝試しをやったことのある方は多いかと思います。皆さん、何も出ないとわかっていても、場所がお墓やいわくありげなところだったりすると、やっぱり背筋がゾゾゾ～ッとなったり、寒く感じたりしますよね。中には、友人に無理やり連れてこられた哀れな人もいて、そういう人は大抵、お化けというより、肝試しの類が苦手です。これを書いている私もそうです。まあ、今では夜のお墓は怖いというより、明かりがなくて危ないという感じなのですが。お墓の石に当たったらかなり痛いんですよ。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　肝試しは二人一組で行くパターンもありますが、一人で行かされることもあります。前述の怖がりな人にとってこれはとても怖い。誰かもう一人いてほしいな、というのが正直な気持ちです。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　そういう人のために本書が書かれました。本書の著者も怖がりな人で、肝試しの類が非常に苦手だそうです。ある時、友人たちに誘われて肝試しをすることになったのですが、その場所がよく出ると全国で噂の場所でした。著者は「もしかしたら心臓麻痺で死んでしまうかもしれない」と思ってしまうぐらいビビッたそうです。といって行かないわけにもいかない。そんな時、以前、泊まった旅館ギコ屋の幽霊さんのことを思い出しました。著者は「同じ幽霊だし、本物が出ても大丈夫だろう。それにギコ屋の幽霊さんはうらめしやという感じではないし、良い話し相手になってくれるだろう」と考え、善は急げ、早速幽霊さんに交渉しに行きました。幽霊さんは快く了承してくれました。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　そして、肝試し当日。著者以外には幽霊さんは見えないので、仲間からは「あいつ、よく一人で行く気になったな」と思われていたそうです。幽霊さんは著者の横を漂っていたり、著者の頭の上に乗っかっていたりしていました。そして、著者の友人たちは、精巧な着ぐるみを作り、著者を驚かそうとあちこちに散っていたのですが、いざ、著者の前に出ると、著者の近くにはモナー顔をした「すいませんね～、ごめんなさいね～」と言いそうな、頭に三角巾をした人がいて、逆に腰を抜かしたそうです。幽霊さんは「？」という顔をしていたとか。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　という著者の面白おかしい肝試し体験をつづった本です。なお、著者に連絡を取れば、幽霊さんと交渉する方法を教えてもらえるそうです。肝試しが苦手な方は、幽霊さんとおしゃべりをして、度胸を養ってみてもいいかもしれません。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/gorgo135/entry-10039303239.html</link>
<pubDate>Mon, 09 Jul 2007 21:28:52 +0900</pubDate>
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<title>『旅館ギコ屋の七不思議』</title>
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<![CDATA[ <p><font size="4"><br></font>　<font size="5">アンダンポ・モナー『旅館ギコ屋の七不思議』テンテケテン出版</font></p><p><font size="5"><br></font></p><p><font size="5">　さてこの度、旅館ギコ屋の不思議現象を七不思議に総括した文書が発行された。これによれば、</font></p><p><font size="5"><br></font></p><p><font size="5">　第一に３１４号室の幽霊</font></p><p><font size="5">　第二に開かずの宴会場</font></p><p><font size="5">　第三に四六時中ロビーにいる客</font></p><p><font size="5">　第四にいろいろ出入りするふすま</font></p><p><font size="5">　第五に変身する従業員</font></p><p><font size="5">　第六に消えていく人々</font></p><p><font size="5">　第七に稼いだ金の行方</font></p><p><font size="5"><br></font></p><p><font size="5">これがギコ屋の七不思議である。なんとも不可解極まりない。著者は、これを最後まで解き明かすのだが、最後まで解き明かしたものに待つのは死あるのみ。そう。これが著者の遺作になってしまったのじゃー。ああ、なんたることだ。かくなる上は、私もギコ屋に行くしかないではないか、と決心して行ってくる所存である。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/gorgo135/entry-10036607789.html</link>
<pubDate>Wed, 13 Jun 2007 22:38:23 +0900</pubDate>
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<title>『旅館ギコ屋の名物』</title>
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<![CDATA[ <p><font size="3">　木下華太郎『旅館ギコ屋の名物』いろいろあります堂</font></p><p><font size="3"><br></font></p><p><font size="3">　旅館ギコ屋の土産物や名物について、その実物の写真と簡単なレビューを記載したブックレットがこの度、発売された。あらためて見ると、ギコ屋にもいろんな土産物があることに驚かされる。中には、普通に宿泊するだけではお目にかかれないレアな土産物もあるようである。</font></p><p><font size="3"><br></font></p><p><font size="3">　例えば、熱くてホカホカの「幽霊饅頭」。幽霊を旅館の名物にするというニダー的発想の元にできた本商品は、ギコ屋の幽霊さん好きの人にはたまらない土産物である。温かい饅頭なのであるが、三角巾をつけたモナーの顔が饅頭の形に掘り込まれている。これを買ったからといって、幽霊さんに取り付かれることはない。</font></p><p><font size="3"><br></font></p><p><font size="3">　また、旅館ギコ屋の土産物コーナーでは、逝きのいいギコが売られており、値段がいろいろに変動するけれども、これもまた密かに売れているそうである。</font></p><p><font size="3"><br></font></p><p><font size="3">　さらにまた、ギコ屋名物のニラ茶のパックがある。これは飲んでもいいし、お風呂に入れてもいいという優れもののお茶であり、あのニラチャエル様御用達の由緒あるお茶である。</font></p><p><font size="3"><br></font></p><p><font size="3">　この本を見ると、どれか一つは手に入れてみたいと購買欲が増すので不思議である。是非、ギコ屋に行って実物を手にしてくだされ。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/gorgo135/entry-10036457609.html</link>
<pubDate>Tue, 12 Jun 2007 15:38:43 +0900</pubDate>
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<title>『モナーは妖怪か？』</title>
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<![CDATA[ <p><font size="4">　木村三太郎『モナーは妖怪か？』波平書店</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　妖怪学博士木村三太郎氏が、モナーは妖怪であるかどうかを検証した本である。木村博士は目玉の親父に師事し、妖怪を外から研究するだけでなく、内から参与観察もした学者である。一応断っておくが、生粋の人間である。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　木村博士が、モナーは動物ではなく、妖怪ではないか、と疑ったのには二つの理由がある。第一に、顔がぬらりひょんのようで現世を超越しているその様態ゆえに、第二に全国にあるモナー地蔵の存在である。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　モナーの顔が、妖怪ぬらりひょんに似ており、何らかのつながりがあるのではないかという指摘は、モナー学の研究者からも指摘されていたことである。木村博士が丹念に文献を調べ、またモナ村モナの助さんの協力を仰いで研究したところによると、これは単なる偶然の一致であるようである。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　第二の点であるが、日本全国のあちこちにモナーの顔をしたお地蔵様モナー地蔵が点在しており、妖怪でなくとも、世俗を超越した存在ではないかという疑義を呈する事実がある。これについて古代からの文献を調べてみると、何らかの事件があって、しかし同時にモナーのような存在を目撃した人が、事件を記憶するために、モナーの顔をお地蔵様に採用したとのことである。このことから、少なくとも、モナーの顔を現実化させるような存在はいた、と類推できる。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　世の中にはモナーをペットにしたいと考えている御仁もおるようだけれども、どうも調べてみると、ペットというより、座敷童の存在に近いようである。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　木村博士は、「モナーは動物の進化した形にしては、あまりに人間に近く、人の想像物か、人が幻視した超越した存在であろう」と結論づけている。それゆえ、書名が疑問形になっている。モナーは珍妙な動物か、それとも妖怪か。読者の識見が俟たれる。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/gorgo135/entry-10032260116.html</link>
<pubDate>Mon, 30 Apr 2007 23:22:00 +0900</pubDate>
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<title>『満腹の技法』</title>
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<![CDATA[ <p><font size="4">　モララビッチ・カレーライスキー『満腹の技法』貯波里出版</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　ポンチョンゲン国のカレーライスキー氏の『満腹の技法』は、カレーライスキー氏が方々に発表した論文・文章を集めたものである。最初の文章は「腹八分目」で、カラット・ベンの作品についての論評である。人間の実存の一つの形を表している満腹した人間の叫びについて書いてある。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　その他、多くの人に知られていないが、力のある作家へのインタビューが収録されており、カレーライスキー氏の卓越した問いかけが面白い。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　その次には、「あるべき満腹形態」と題する長大な論文が収録されており、満腹のあるべき姿について、古今東西の文献への詳細なレビューに基づいて考察している。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　なお、この本を読んでも満腹になるわけではなく、読めば読むほどお腹が空く。読む際には、食物を手元に置いておくとよい。また、なけなしの金でこの本を買うのはお勧めしない。本を窓から投げ捨てたくなること請け合いである。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/gorgo135/entry-10031976185.html</link>
<pubDate>Fri, 27 Apr 2007 22:29:03 +0900</pubDate>
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<title>『モナーの生態と行動』</title>
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<![CDATA[ <p><font size="4">　中村屋吉衛門『モナーの生態と行動』学問の森出版</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　某巨大掲示板のマスコットキャラ、モナーの生態を分析した学術書がこのたび出版されたことは、喜ばしいことである。この謎な動物についての多くの噂はあれど、地道な観察に基づいた説明と記述はこれまでなかった。今後のモナー学への先鞭をつけたと言ってもよかろう。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　モナー。顔は、「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる妖怪ぬらりひょんのようで、「ごめんなさいね～」「すみませんね～」と今にも言いそうな顔をしている。しかし、実際「すみませんね～」と言うわけではない。そんな顔をしているというだけである。猫耳で、垂れ目、目元まで開いた大きな口、ドテ腹で長靴を履いたような短足、丸い尻尾、これらがモナーの身体的特徴である。人間の言葉を話すが、一人称はモナで「モナは～するモナ」という話し方をする。何でも食べるが、特に豆が好物のようである。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　モナーという名前の由来は、何か言われた時、「オマエモナー」と返答するということから来ている。モナーに「バカだね」と言っても、「オマエモナー」と返答され、ほとんど言葉によるダメージを受けない。暖簾に腕押しである。また、「モナードライブ」という技を使えるのもいる。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　本書の特筆すべき点は、これまで半ば常識と思われていたモナーの生態と行動を、地道な観察と緻密な動物学的記述によって説明し、生態を解明したことである。モナーは奥の深い動物で、まだまだ未知数なところがあるが、それは今後の研究に期待される。学術書にしては、難解な言葉遣いもなく、初学者にも大変わかりやすい論述である。モナーへの理解を深める一助となろう。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/gorgo135/entry-10031786591.html</link>
<pubDate>Wed, 25 Apr 2007 20:33:28 +0900</pubDate>
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<title>『幽霊は見ている』</title>
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<![CDATA[ <p><font size="4">　木村宇兵衛『幽霊は見ている　旅館ギコ屋の噂の真偽その２』旅館なんでも堂</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　木村宇兵衛氏の新刊が出た。前著『記者は見た』が好評だったため、その続編を書いたようである。前著では、眠っている時にしかギコ屋の幽霊さんは出てこなかったのであるが、話によれば、幽霊さんはいつでもどこにでも出てくるらしい。本書では、それを検証している。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　前著同様、泊まる時は一般客として泊まった。チェックインすると、すぐに聞き込みを始め、幽霊さんがどこで出やすいかを調べてみた。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　すると、３階によく出るようで、特に幽霊さんの部屋である３１４号室に行ってみることにした。扉を開けると、なんとそこには、頭に三角巾をつけたモナー顔の幽霊が眠っていた。記者は早速、持ってきた特殊カメラで幽霊さんを撮影した。写真を見ると、見事に幽霊は写っていた。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　音に気づいたのか、幽霊さんが目を覚ました。そしてこう言った、</font></p><p><font size="4">「おや、この間泊まりにきた人ではありませんか。写真ですか、かっこよく撮ってくださいね」と言い、ポーズを取り出した。記者は逡巡したが、何枚か写真を撮った。それから幽霊さんに、いつでもどこにでも出るのは本当か、と意を決して尋ねると「そうですよ～」という返事が来た。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　その後、著者は幽霊さんに単独インタビューを申し込むのだが、それは本書を読んでのお楽しみである。取り付くわけでもなく、終始幽霊さんはあっけらかんとしていたようだ。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　帰宅して、本書を書いていると、著者は何者かの視線をよく感じたらしい。もしかすると写真の中から幽霊さんが著者を見ていたのかもしれない。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/gorgo135/entry-10031762336.html</link>
<pubDate>Wed, 25 Apr 2007 14:52:26 +0900</pubDate>
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<title>『記者は見た　旅館ギコ屋の幽霊のウワサ』</title>
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<![CDATA[ <p><font size="4">　木村宇兵衛『記者は見た　旅館ギコ屋の幽霊のウワサ』旅館何でも堂</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　旅館ギコ屋(ネットで検索してください)には幽霊が出るという噂があった。それは好事家の間では有名な噂で、旅館ギコ屋の広報の意に反して、ギコ屋の隠れた名物でもある。噂によれば、その幽霊は、足がなく、頭に三角巾をつけ、ぬらりひょんのようなモナー顔で、「ごめんなさいね～」「すみませんね～」と今にも言いそうな顔をしているそうである。ある人の話によれば、ギコ屋の前で記念撮影をしたら、現像した写真にそこにはいなかった、頭に三角巾をつけた人が写真に写りこんだらしい。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　本書の記者は、旅行雑誌のライターで、全国の様々な旅館についての紹介記事や本を書いている。このたび、平生からの疑問であったギコ屋の幽霊のウワサを解明するために、一筆したためたということである。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　「幽霊のウワサを検証しにきた」などといえば、支配人に追い返されるのは必至であったので、一般客として著者は宿泊した。それとなく常連客に「幽霊が出るそうですが、本当ですか」と尋ねると、「本当だよ」という返答を受けた。常連客にとって、幽霊は常識になっており、今更驚くことではないかのようである。そして、その晩、著者が眠っている時(正確には目をつぶっていただけだが)、時刻は丑三つ時、著者以外誰もいないはずの部屋に、突如何者かの存在を著者は察知した。その何者かは「こんばんは。今日はギコ屋にお泊りいただきありがとうございます」といい、著者の反応を待ったが、著者が反応しないので、「お休みになられているようですね」と言って、さびしそうに消えていったそうである。著者は、布団の隙間から薄目を開けて見ていたそうだが、確かに、頭に三角巾をつけ、足がなく、宙に浮いていて、モナーの顔をしていた、現実感の希薄な存在がいた、と証言している。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　この後、本書では幽霊の存在について、トリックはないかと検証していくのだが、それは本書を読んでのお楽しみである。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　本書は、旅館マニアの長年の疑問に一つの解決を打ち出している点が画期的である。一つの解決が提出されても、「ギコ屋には幽霊が出る」という噂はこれからも消えないであろうし、ますます好事家を引き寄せるだろう。この本は、着実に部数を重ねているそうである。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/gorgo135/entry-10031417313.html</link>
<pubDate>Sat, 21 Apr 2007 19:26:15 +0900</pubDate>
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<title>『格闘学の総体』</title>
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<![CDATA[ <p><font size="4">　金毘羅丸一平『格闘学の総体』民明書房</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　金毘羅丸先生の『格闘学の総体』は、あらゆる武術・格闘技を極めた先生独自の視点から、現代の格闘技、ひいては格闘技のあるべき姿について学術的かつ実践的に考察した本である。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　様々な武術の起源や歴史についての本を多数出版している民明書房から出されたことは、民明書房にとっても偉業と言わねばなるまい。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　演繹呼吸法と北斗神拳の類縁と差異、南斗酔拳と仙道の近似性、北斗劉家拳とアンポンタンポカン拳との帰納的類推、これらに実に的確かつ精確な論評を加え、総合的・総体的格闘技の型を模索する論述は実に見事である。</font></p><p><font size="4"><br></font></p><p><font size="4">　本書を読めばこりん星を征服することも夢ではない。夢を現実化させる上で、本書は必読の書である。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/gorgo135/entry-10031219336.html</link>
<pubDate>Thu, 19 Apr 2007 14:26:31 +0900</pubDate>
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