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<title>秋葉原で23時01分の千葉行きに乗れると、バスに間に合うので、それまでには帰りたいです。</title>
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<description>パソコンの前だとテレビとか音楽の誘惑に負けてしまうので、会社帰りの電車で短編小説書くことにしました。続きが気になるストーリーはリクエストをお持ちしています。</description>
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<title>短編 看板娘(前編)</title>
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<![CDATA[ 「ありがとうございました」<br><br>■そのおむすび屋は、オフィス街の駅前に予告もなくオープンしていた。すぐ隣には大手チェーンのファーストフード店が並ぶ。おかかは百二十円、昆布も百二十円、梅干しは百三十円といった感じで、特に珍しいラインナップでもなかった。<br><br>■ただ、そこで働く女性店員は、見過ごすことができない程、青木が好みとする容姿をしていた。<br><br>■青木はまだ、そのおむすび屋でおむすびを買ったことがなかった。ただ、ふらりと店先を横切った時に、その女性店員、看板娘に惚れ込んでしまった。<br><br>「またお願いします」<br><br>■看板娘が常連客のようなオジサンのサラリーマンに健気な愛想を振り撒く横で、ちょうど同い年くらいの見かけの悪い若者がだらだらと品出しをしている。<br><br>(あいつは、彼氏なのかな？それとも、旦那なのか？)<br><br>■青木はその若者に敵対心を剥き出しにして、店先を横切りながら食い入るようにネームプレートを覗き込む。<br><br>■看板娘のネームプレートには、「よこやま」と書かれてあったが、若者のそれには、「てんちょー」と書かれてあった。<br>■何ともふざけた名前に、青木は珍しくストレスを抱えたが、それをどうすることもできずに隣のファーストフード店に足を運んだ。<br>■ハンバーガー一つ、持ち帰り用の紙袋に再びおむすび屋の前を横切る。すると、看板娘の「よこやま」から「おむすびいかがですか？」と呼び掛けられたが、青木はびくりとして目を合わせることもできず、素通りしてしまった。<br><br>■青木はそれまでの男だった。<br><br><br>■翌日、青木は少し離れたところから「よこやま」の様子を伺っていた。世が世ならストーカー紛いの微妙な距離感だった。<br><br>■「よこやま」は道行く人々に「美味しいおむすびはいかがですか？」と笑顔で声をかける。今のところ、その呼び掛けに応じる客はいなかった。<br><br>■その折、「よこやま」がふと青木の方を一瞬だけ見て、青木と目が合ってしまったが、青木はあっち向いてホイのような感じで顔を逸らした。何度でも確認のためではあるが、青木の限界はそこまでだった。<br><br>■若く細めのサラリーマンが「よこやま」の前で立ち止まり、鞄を置いておむすびを指差す。どうやら、おむすびを買っているようだった。<br><br>■そのタイミングを逃さじと、青木は意を決して「よこやま」のいるおむすび屋に近寄る。ただ、ショーケースのおむすびを遠目から品定めできる程の、これまた微妙な距離からおむすびと「よこやま」を見つめる。<br><br>■その時だった。「よこやま」は青木に向かって、声を掛けた。<br><br>■「もっと近くでご覧ください。上段はさっき握ったばかりですよ」<br><br>■青木は動揺して身体が鉄のようにまったく動かなくなっていた。<br><br>■「お味噌汁は五十円引きです」<br><br>■ゆっくりとだが、「よこやま」の声に引かれるように足が動き出す。一歩一歩、不自然な歩みでも青木にとっては大きな前進だった。<br><br>■そして、青木が店先に到着した時、青木は思いもよらない言葉を耳にした。<br><br>■「いらっしゃいませ。確か昨日もお見かけしましたよね？」<br><br><br><br>Android携帯からの投稿
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<pubDate>Mon, 08 Sep 2014 23:00:00 +0900</pubDate>
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<title>短編 相思相愛</title>
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<![CDATA[ ■「豊川さんはどれくらい想ってくれてますか？里美のこと。」<br><br>■古谷は周りに誰もいないことを確認してから、真っ直ぐ豊川を見つめてそう言った。<br><br>■「どれくらいって、難しいな。」<br><br>■「もう、いつもすぐに答えてくれないんだから。」<br><br>■「質問の内容が悪いんだよ。例えば、そうだな、例えばだ、お前のことを想うと夜は眠れなくなって、その寂しさを一人で何とかやり過ごしているんだ、とかさ」<br><br>■「なにそれ？それで、豊川さんはどうなんですか？一人でやり過ごしているんですか？奥さんいるのに」<br><br>■まだ古谷は若かった。結婚とか出産とかは二の次で、ただ目の前の彷彿感さえ満たせれば良いだけだった。<br><br>■「ああ、やり過ごしている。嫁が隣で寝ていたら、こっそり寝室を抜け出して、お前のことを想って、満足するまで擦ってるよ」<br><br>■「本当ですか、うれしいな。豊川さん、里美も同じです。昨日も眠れなくて、ずっと身体が熱くなってて。もうどうしたらいいか分からないです。」<br><br>■「どうしたらいいって、そんなの簡単じゃないか。こうして相思相愛なんだ。二人の想いはお互いに吐き出して、通じ合っている事実があるだけで俺はサイコーな気分だ。」<br><br>■「豊川さんはそれでいいんですか？里美とキスしたり抱き締めたりできなくてもいいんですか？」<br><br>■「世界中に二人だけしかいなくなったら、俺はお前のことを思いっきり抱き締めるぞ。でも、残念ながら、そういう状況じゃないよな。」<br><br>■古谷は不満そうな顔をして何かを言いかけたが、すかさず豊川は言った。<br><br>■「もし、この想いが伝わっていなかったら、俺はずっとお前のことを想っていたかもしれない。だけど、こうして手を伸ばせば、いつでもお前を抱けると想うと、もうそれだけの女にしかならないんだ」<br><br>■豊川は続けた。<br><br>■「だから、俺はもうお前のことを想うとき、お前が誰かに抱かれていることを想って寂しさを紛らすことにする。俺もお前が誰かの女になったとき、その時に奪うような想いを寄せるよ。」<br><br>■「そんなの、ズルいよ。」<br><br>■それから、古谷は少し黙って俯いたまま口を尖らせた。<br><br>■「ほら、もう帰ろうか。明日の仕事に影響するぞ。」<br><br><br>■それから、半年もしないうちに、古谷は会社を辞めてしまった。社内では、一時あらぬ噂が立ったが、それも古谷が高校時代の同級生と結婚したことで払拭された。<br>■古谷が豊川に迫った事実は、二人だけの美しい秘め事だったが、豊川は今となって後悔を口にする。<br><br>■「一回だけなら良かったかもなぁ」<br><br><br>Android携帯からの投稿
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<link>https://ameblo.jp/hanakorush/entry-11920136918.html</link>
<pubDate>Thu, 04 Sep 2014 22:54:00 +0900</pubDate>
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<title>短編 透ける</title>
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<![CDATA[ ■白いブラウスが透けていて、今日の古林のブラが薄いピンクだと分かった。<br><br>■「なあ、古林。その、質問していいか？」<br><br>■「え、はぁ。何ですか。」<br><br>■「その透けちゃってるピンクのブラは、透けちゃってていい感じなのか？」<br><br>■古林は瞬きを２回してから、「はい」と答えた後、「そんなに気になります？」と続けて問い返した。それに対して、僕は即答した。<br><br>■「ああ、気になる」<br><br>■「朝倉さんのエッチ。」<br><br>■古林はからかうように上目使いで僕を見つめた。心臓が止まるかと思うくらいの可愛らしさに胸を打たれた。<br><br>■「やっぱり、そう思うかね。」<br><br>■「はい、とってもエッチな発想です。」<br><br><br><br>Android携帯からの投稿
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<link>https://ameblo.jp/hanakorush/entry-11918656809.html</link>
<pubDate>Mon, 01 Sep 2014 23:51:00 +0900</pubDate>
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<title>短編 衝動</title>
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<![CDATA[ ■「お母さん、早く明日香の子どもをみたいな。そろそろ産んでおかないと、身体がつらくなるわよ」<br><br>■実家に帰ってお茶の時間になると、決まってその話になる。結婚を急かされたと思ったら、次は子ども。だから、実家に帰りたくなくなる。<br>■母の喜びのひとつであると思うのだけれど、私にとっては苦しみでしかない。<br><br>■「分かってるわよ。そのうち、アホウドリがベランダにきたら、その時はちゃんと連れてくるから安心して」<br><br>■「もう、明日香はいつもそうやってはぐらかすんだから」<br><br>■母は何も知らないと思っているけれど、私は幼い頃の記憶が鮮明に残っていて、それが怖いと思って産まないだけ。産めない身体ではなく、産みたくないのが本心だった。<br><br>■「マロンは元気？」<br><br>■「えっ、あ、この前、首輪しないで散歩してたら、車が急に飛び出してきて轢かれちゃったの」<br><br>■「あら、また事故で死んじゃったの？可哀想に。事故死に遭うのは、マロンで三匹目じゃない？」<br><br>■「うん。でも、小型犬ってかわいいから、もう新しい子買ってきたの。今度はチワワだよ。名前はモモ。」<br><br>■「明日香は本当にワンちゃんが好きね。誰に似たのかしらね。」<br><br>■母は犬が嫌いだった。<br><br>■私が幼くて、まだ小学校に行き始めた頃、まだ母は離婚していなくて、小さな一軒家の小さな庭で犬を飼っていた。<br>■その犬は、どうして家にいたのかは覚えていないけれど、元気でよく吠える犬だった。<br><br>■母は意味もなく吠えるその犬をとても嫌っていた。それが犬にも伝わっていたのか、父にばかりなついて、母の前ではあまりしっぽを振ることはなかった。<br><br>■ある日のことだった。<br>■母を驚かそうと思って家に着いたとき、静かに玄関の鍵を開けて、ゆっくりと部屋に入ってた。<br><br>■いつもは台所で夕食をつくっているはずが、庭で何かを踏みつけていた。レースのカーテンがふわっと揺れて見えた母の後ろ姿は、まるで何かに取り憑かれたようで不気味だったことを覚えている。<br>■私は怖くなって、じっと立ちすくんで異形の母を見つめていた。<br><br>■母の足元にはぐったりとした犬が横たわっていて、虫の息だった。<br>■私は声が出そうになったけれど、子どもながら見てはいけないものと咄嗟に思って、その場から逃げるように玄関まで戻って友達の家に向かっていた。<br><br>■その晩、母は父にウソをついた。<br>■「気づいたら、首輪だけになってて、すぐに探したんだけれどね」<br><br>■今でも思い出すだけで怖くなる。<br><br>■怖くなるのは、そんな母を思い出すからだけれど、それよりも、きっと私が産んだ子どもも同じ『衝動』に駆られてしまうのではないかと思うと、私は怖くて自分の子どもを産むことができない。<br><br>■これは母が悪いのではなく、母の中にも私の中にもある何かのせいだと思う。<br><br>■私も犬が嫌いだ。<br><br><br>Android携帯からの投稿
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<pubDate>Fri, 29 Aug 2014 01:43:00 +0900</pubDate>
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<title>短編 マスク</title>
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<![CDATA[ ■いつか偶然が起こることを願いながら、会社帰りの昇りエスカレーターからすれ違う降りエスカレーターの女性を凝視してしまう。<br><br>■控えめな性格でなかなか笑わなくて、それでも、はにかんだときは上唇を押し上げる八重歯が見えて、そんな彼女に僕は一目惚れだった。<br><br>■結婚を間近に控えた婚約者がいたにもかかわらず、僕は何度も彼女の夢を見た。 <br><br>■誕生日に花束を渡した時は、顔を赤らめて照れながら「ありがとうございます」と言った。<br><br>■彼女は五つも年下の後輩だった。<br><br>■彼女が「会社を辞める」と噂で聞いたとき、僕は彼女にその真意を確かめることができなかった。<br>■その噂が巡りめぐって本当のことだと分かったときは、なぜか、彼女と距離を取って疎遠になっていた。<br><br>■彼女が会社を辞める時は、さよならも言えないまま、いつの間にか彼女の席には全然違う中途社員がそこに座っていた。<br><br>■今でも、どうすればよかったのかが分からない。<br><br>■だから、僕は結婚した今でも彼女のことを思い出して、奇跡と呼ぶまでもない偶然を願い、今日も昇りのエスカレーターからすれ違う降りのエスカレーターを見上げる。<br><br>■さっき、ふと、マスクをしたショートヘアの女性と目が合った。マスクをしていて、誰という自信はなかったが、それが偶然かもしれないとも思った。<br>■なぜなら、その女性も僕から視線を逸らさずに、ただ見つめ返していたから。<br>■ほんの数秒間が止まったように感じて、喉元まで言葉がでかかったけれど、声にならなかった。<br><br>■ちょうど真ん中ですれ違って、それからは急に目を背けるようにうつ向いてしまい、立ち止まることなく向こうへ歩いていってしまった。<br><br>■マスクのせいで、僕は沈黙のまま待ちわびた偶然を何もできず見過ごしてしまった。<br><br>■もし、今度、マスクのない偶然が起こったら、笑顔でカラオケにでも誘えるか、とても不安に思った。<br><br><br>Android携帯からの投稿
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<pubDate>Mon, 25 Aug 2014 23:40:00 +0900</pubDate>
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<title>幻想ワールド 第２話</title>
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<![CDATA[ 『今晩わ、六時のニュースをお伝えします。今日、午後三時頃、東京秋葉原の総武線下りの線路内で爆発事故が起こりました。警察の調べによりますと、線路内に投げ込まれた不審物を駅員二名で処理に向かったところ、間もなく爆発した模様です。この爆発事故により、駅員二名が全身に火傷を負ったものの命に別状はなく、意識ははっきりとしている模様です。幸いにも、ホームで電車を待つ一般客に負傷者はいないということです。ホームに備え付けてある安全上のカメラが事故の様子をとらえており、その映像が届きました。こちらがその映像です。』<br><br>「あ、ちょうどここにエスカレーターがあるでしょ。ここら辺からスイッチ押したの」<br><br>□相楽はテレビの画面を指差しながら直子に言った。<br><br>「はいはい、それで。」<br><br>□直子は相楽の冗談を軽くあしらった。<br><br>「あれ、信じてないね。」<br><br>「それがホントでもウソでも、一銭の得にもなりませんのよ、相楽くん。高校時代の誼で居候させてあげてるけど、そろそろ出てってもらおうかなー。」<br><br>「直子先輩、こんな可愛い後輩をその辺に捨てる気ですか？恐ろしい、ああ、恐ろしい」<br><br>「相楽くん、ホントに他に行く宛ないの？」<br><br>「残念ながら」<br><br>□相楽は直子のご機嫌を伺うと、Tシャツ越しに直子の<br><br><br><br>Android携帯からの投稿
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<pubDate>Tue, 19 Aug 2014 00:44:00 +0900</pubDate>
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<title>恋せよ乙女 第６話</title>
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<![CDATA[ □その女の人は、今の怜衣花にとっては受け入れにくいほどキレイな容姿をしていた。テレビで見かけるモデルや芸能人とは違う「素」のままの美しさを持ち合わせていた。<br><br>「誰、その娘？」<br><br>「拾ってきた」<br><br>「何それ？」<br><br>「家出してきて、泊まるところないみたい。さっき、この子の父親には電話したから大丈夫だよ」<br><br>「はあっ？っつーか、そういう問題じゃないと思うんですけど」<br><br>「ん？どういう問題？」<br><br>「相変わらず、どうしようもないね。寝るとこないよ。」<br><br>「あ、そういうことか。」<br><br>□怜衣花は二人の掛け合いに戸惑った。<br><br>「あ、あの、それって泊めてもらえること前提で話してるんですか？」<br><br>□女の人はタバコを片手に笑った。<br><br>「だって、家出して泊まるところないんでしょ？ダブルベッドしかないから、どうするって聞いてるの？ケンジローを追い出して私と一緒に寝る？」<br><br>「そんな、私は床でいいです。廊下でもいいですから」<br><br>□怜衣花の口調は明らかに年上の女性に対する物腰に変わって、姉に憧れる幼い妹のようだった。<br><br>「はははっ、あんた可愛いね。名前は？」<br><br>「怜衣花です。」<br><br>「じゃあ、レイちゃんって呼ぶわ。わたしは、、、あれ？ケンジロー、今のわたしの名前ってなんだっけ？」<br><br>「実可子だろ、いい加減に覚えろよ」<br><br>「だって。よろしくね。レイちゃん」<br><br>□怜衣花が初めて触れあった「東京人」は、普通とは少し常軌を逸しているようだったが、怜衣花はあまりそれを気にすることもしなかった。<br><br><br>Android携帯からの投稿
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<link>https://ameblo.jp/hanakorush/entry-11911905365.html</link>
<pubDate>Tue, 19 Aug 2014 00:07:00 +0900</pubDate>
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<title>幻想ワールド 第１話 入門スイッチ</title>
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<![CDATA[ □朝、通勤電車に押し込められて会社に向かうことがどれだけリスキーなのかを彼らは知らない。群れをなせば強くなれると思い込んだ臆病者の集合体。定刻を守り、残業を美徳とする阿呆どもが今日も無能のままに「出社する」ことだけで自分の役割を果たそうとする。<br><br>□相楽は１分の遅れも許されない鉄道会社を嘲笑うように、繋いでいた子どもの手を離して、その背中をぐっと突いた。小学生にも満たないその子どもは、高いホームから線路へと少しふっと浮き上がったあって人形のように線路の上にバウンドした。<br><br>「おい、やばくねぇ」<br><br>□二人の男子高校生がスマホでゲームをしながら若干ざわつく。ただ、それはざわつくまででそれ以上の期待はない。<br><br>□線路には幼い子どもがうつ伏せになったまま、気絶したのだろうか微動だにせず、ざわめきだけが増殖する。<br><br>□電車は警笛を鳴らすどころか、まだその顔さえ見せない。ホームは比較的安全な時間であるし、誰かが飛び降りて、その子どもを助け出してもいい頃合いだった。<br><br>□電車を待つ人混みのなかで、誰かが緊急停止ボタンを押してジリリリリッと警戒音が鳴ると、ざわめきはホームの端まで感染した。<br><br>□ホームから見下ろした線路の上に、子どもが突っ伏している光景は、これから先、何十年と生きても鉢合わせることはないだろう。<br> <br>□その中の一人がスマホのカメラで写真を撮った。どうしようもない思い出、どうしようもない人間が仕出かす愚直な行為。<br><br>□しばらくして数人の駅員が線路上に流れ込み、子どもを救助に向かう。ドラマのように胸が熱くなるシーンなどは現実に起こらない。<br><br>「なになに、人身事故？」<br><br>□今度は女子高生が面白半分にホームへ近づく。<br><br>「やばくない、マジ焦るんだけど。血とか飛んでないの」<br><br>「っつーか、電車止まるの、あり得ないんだけど」<br><br>□スーツ姿の紳士らは博学で、線路に降りればケガをするかもしれないことを知っていて、何よりスーツを汚したくなかった。線路は油まみれで、手をつけば黒くなる。<br><br>□すでにホームから身を眩ませていた相楽は、下りのエスカレーターでリモコンのスイッチを押した。<br><br>□ボンッと線路で爆発音がすると、それから世界が止まったように一瞬の静寂が訪れ、その数秒後、奇声に近い複数の悲鳴が<br>ホームに立ち上った。<br><br>□昼間の青空に浮かぶ白い月が黒煙に隠れ、現実の歯車が軋みだした。<br><br><br>Android携帯からの投稿
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<link>https://ameblo.jp/hanakorush/entry-11905544560.html</link>
<pubDate>Mon, 04 Aug 2014 23:31:00 +0900</pubDate>
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<title>リバーシブル 第２話 ひみつ</title>
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<![CDATA[ ■目に見えない春風のイタズラが運ぶ幸せは「嬉しさ」だが、作為的な偶然による驚きは「疑い」に変わる。<br><br>「不思議ね、ただの布なのに。ブラウスから透けて見えると、ブラも同じように興奮するの？」<br><br>■凝視しなければ思わなかったものが見えてくる。おじさんは焦りを隠せなかった。<br><br>「だから、そういう目でキミを見てないって言ってるじゃないか」<br><br>「嘘ですねー。じゃあ、どういう目で女子高生を見てるんですかー」<br><br>「何か、まるで変態扱いしているみたいだけど、目的は何だ、さっきから脅して」<br><br>「やめてよ、別に脅してるつもりなんかないし。ホントに脅すつもりなら、今、ここで大声あげてるわよ」<br><br>「じゃあ、何だ」<br><br>「何って、おじさんがパンツ見たそうな顔してたから見せてあげたんじゃない。何でリサが怒られるの？不愉快」<br><br>「不愉快って」<br><br>「大声出すわよ」<br><br>「待て待て、やめてくれよ。そんなことされたら、すぐに周りが騒ぎだす。関わらないでくれよ」<br><br>「あー、そういう言い方も嫌い」<br><br>「分かった、分かったから、どうすればいいの、オジサンは」<br><br>「認めて」<br><br>「認める？何を」<br><br>「パンツ見たかったって」<br><br>「はぁ？」<br><br>「大声出すわよ」<br><br>「ちょちょ、待て待て。分かった、分かったから、オジサンがキミのパンツを見たかったって認めればいいんだな」<br><br><br><br><br><br><br><br>Android携帯からの投稿
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<link>https://ameblo.jp/hanakorush/entry-11902456990.html</link>
<pubDate>Wed, 30 Jul 2014 23:52:00 +0900</pubDate>
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<title>リバーシブル 第１話 ふわり</title>
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<![CDATA[ ■駅のホームに春のそよ風が吹いた。桜の花びらがひらひらと中空に舞って一瞬だけ辺りをピンク色に染める。<br>■エスカレーターから女子高生がスロープにつかまってゆっくりとホームに降りてくる。その靴下は膝下まで上がっていたが、スカートの丈は太股が半分くらい見えるほど短かった。<br>■エスカレーターの段差が平行に近づいて、女子高生が足を伸ばそうとした瞬間、さっきよりも強く、いたずらな風が吹く。<br>■新聞を読むふりをしていたおじさんは、顔を動かさずに目玉だけをカメレオンのように動かした。しかし、女子高生のプリーツスカートのひだは、揺れて波打っても、ふわりと浮きはしない。<br>■おじさんは少し残念そうな顔をして、また新聞に目を戻す。<br>■この駅は春になると、エスカレーターとホームの間に春風が吹き込む。<br><br>■午前十時半。<br>■新聞を斜め読みするおじさんの前を、太股な女子高生が通りすぎる。ませた甘い香りは一切しない、健全な高校生だった。<br>■おじさんは女子高生の華奢な背中を目で追いかける。健康なおじさんだった。<br>■不意に女子高生が立ち止まると、おじさんの息も止まった。気がつくと、半径二十メートルの駅のホームには、女子高生とおじさんのふたりだけの空間になっていた。<br><br>「おじさん、さっき、わたしのパンツ見えると思って期待してたでしょ」<br><br>■女子高生の髪はショートヘアーで適度に茶色く、ふわりとしていた。柔らかな陽射しに照らされて、また不意に穏やかな風が<br>吹くと、さらさらと風に揺れる。<br>■女子高生はからかうように笑った。<br><br>「いやいや、何言ってるんだ。勘違いしないでくれよ」<br><br>「そんなことないでしょ。新聞を読むふりして、こっち見てたもん」<br><br>「偶然だよ。やめてくれよ、そういう言いがかりは」<br><br>■スポーツ新聞で痴漢冤罪の記事でも読んだのだろう。親子くらい離れているおじさんが危機感を背負って弁解をする。<br>■すると、女子高生はゆっくりとスカートの前の裾を摘まんで持ち上げた。<br><br>「見えた？」<br><br>■おじさんはひらひらと流れる桜の花びらよりも淡いそれを目の当たりにすると、非日常の現実にしばらく時が止まった。時間にしては１秒とは表現として長く、ほんの一瞬で、女子校生はスカートをおろしていたが、おじさんにとっては何度か瞼を閉じても、その裏には残像が残っていた。<br><br><br><br><br><br><br><br>Android携帯からの投稿
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<link>https://ameblo.jp/hanakorush/entry-11901443854.html</link>
<pubDate>Mon, 28 Jul 2014 23:19:00 +0900</pubDate>
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