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<title>自死遺族になって。</title>
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<description>あの日からの日々を、心の整理のために書かせてください。</description>
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<title>2018/05/26</title>
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<![CDATA[ なんで父さんにもう会えないんだろ。<div>会いたいのにどこにもいないんだろ。&nbsp;</div><div>なんで帰ってきてくれないんだろ。</div><div><br></div>
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<link>https://ameblo.jp/hanasaki1106/entry-12378725697.html</link>
<pubDate>Sat, 26 May 2018 00:12:55 +0900</pubDate>
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<title>弱かったのか、強かったのか。</title>
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<![CDATA[ <div><br></div><div>父の自殺は、私達にとって想像もしたことのない出来事だった。</div><div>頑固で、亭主関白で、でもお茶目な一面もある父だった。</div><div><br></div><div>猫が大好きで、自分で世話なんかしないのに捨て猫を拾ってきて、構われると嫌なくせにいつもお腹にのせていた。</div><div>父の携帯には猫と母の写真がたくさん残っていた。</div><div><br></div><div>父の自殺の理由は借金だったが、父が借金をしていたなど、私たち家族は誰一人知らなかった。</div><div>父と母は実家で飲食店を営んでいたが、経理は全て父が行っていた。不況の煽りを受け客足がいまいち伸びないということはしっていたが、子供たちはもちろん母さえも、借金をするほど経営が厳しかったことを知らなかった。</div><div><br></div><div>遺書が残されていたが、もちろんすぐに読むことなどできず、私達が借金のことについて知ったのは検死から戻る父を迎えにいった警察署でのことだった。</div><div><br></div><div>何か精神的に参っていたのか、サインはあったのか、私が酷いことを言ったのか、関係ないことまで考えて自分を責めていたわたしにとって、「借金のせい」だとわかったことはどちらかというと救いだったように思う。</div><div><br></div><div>しかし、救われると同時に「なんで言ってくれなかったんだ」という思いに苛まれることにもなった。</div><div><br></div><div>父が死ぬ一週間前まで、父は店の経理を抜けなくやっていた。遺書にも仕入れ先への支払いや親戚への連絡のしかたなど細かくかかれていた。几帳面だったんだなと思う。几帳面で、真面目だった。</div><div><br></div><div>父の自殺を納得するために、私はいろんな言葉を探している。</div><div><br></div><div>借金を一人で抱えて強い人だったんだ。</div><div><br></div><div>何でもちゃんとやろうとして真面目な人だったんだ。</div><div><br></div><div>でもパチンコもやってたし個人的な借金もあったから結局弱かったんだ。</div><div><br></div><div>でも死ぬまで誰にもいえずに一人で頑張ってきたんだ。</div><div><br></div><div>結局借金は保険金で全部返済できて、私達はなんの負債もおってない。自分が死ぬことで私達を助けたのか。</div><div><br></div><div>いや、でもやっぱり結局は自分が辛くて死んだんだ。</div><div><br></div><div><br></div><div>父がいない今、父がどんな人間だったのかを知ることはもうできない。</div><div>生きてる人間だって、誰かのことを100％理解なんてできてない。何十年もの時間をかけてゆっくり理解していくものなんだ。</div><div>私の知っている父は、25年で私が見てきたことで推測した姿だ。</div><div><br></div><div>父の携帯にはなぜか自撮り写真がたくさん残っていた。</div><div>それをみながらもっと写真とってあげればよかったなんて思ってると、一番新しい写真の日付が、父が死んだ日になっていることに気づいた。</div><div>スマホの中の時間はずれることがあるけど、父が死んだときの服で最後に行ったとされているファミレスでとられたもので、それがその日の写真であることは間違いなかった。</div><div><br></div><div>なんでそんな顔してるんだって怒鳴り散らしたくなる顔だった。</div><div><br></div><div>なんとも穏やかで寂しそうで、でもなんだかスッキリした顔。</div><div>最後にこんな顔をした父は、どんな人間だったんだろう。なんでこんな顔をする父の隣に、私達は寄り添えなかったんだろう。</div><div><br></div><div>答えはいつになったら出るのだろうか。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div>
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<link>https://ameblo.jp/hanasaki1106/entry-12378539263.html</link>
<pubDate>Fri, 25 May 2018 09:17:04 +0900</pubDate>
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<title>はじめに</title>
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<![CDATA[ 父が死んだ。享年59歳。借金を苦にした自殺だった。<br><br>職場にかかってきた電話に出ると、弟が真剣な口調で「落ち着いて聞いてほしい」となにかの漫画の台詞みたいなことをいった。そのギャップが不思議で、しばらく弟が本当に真剣な話を始めようとしていることに気付かなかった。<br><br>「家の駐車場で」と続けた弟の口から「父が自殺を」と言う言葉が出るまで、私は「母か父が転んで怪我でもしたのか」とか「愛猫が車に引かれたのか」とか、何事か起きたのだろうとは思いながらも、こんな事態は想像もしていなかった。<br><br>身体中の血がサーっと冷たくなり、手が震えて応答する口が回らなくなった。<br>頭が回らない中、上司に事情を説明して早退して家まで帰った。<br>今思い出してもあのときの感覚は恐ろしくて、もう二度と経験したくない。<br><br>精神的に病んでいた時期のある私にとって「自殺」というものは一般の人よりも少しだけ身近にあるものだったように思う。けれどそれはいつも曖昧で形を持たず、漠然とした概念のようなものだった。<br>それが、いざ目の前に現れ対面し向き合わないといけないものになった時にはじめて、そいつの恐ろしさを目の当たりにした。<br>そこにあったのは「なにもない」ということ。父が死んでしまったと言う「虚無」だった。<br><br>自殺をする人がいること、それによって悲しむ人がいることを、私はちゃんと知っているはずだった。<br>自死遺族の方のブログを読んだこともあったし、自分が死んで悲しむ家族の姿もちゃんと想像することができていた。<br>けれど「知っている」ということと、「わかる」ということには果てしない隔たりがあって、私は今もその隔たりにかなり苦しめられている。<br><br>自分の生きている世界の話だと思わなかった。いつかは訪れる別れだとはわかっていたけど、それは今じゃなかったし、こんな形じゃなかった。<br>なんの整理も覚悟もない、本当に突然のことに、未だに実感がわかない日々が続いている。<br>そのために、不意に訪れる「また会って話したい」という感情にところ構わず涙がでて、些細な出来事で父を思い出す度に言い様のない悲しみで立ち上がれなくなる。<br>この悲しみといつまでも向き合えばいいのか検討もつかない。その途方のなさに心が折れそうになっている。<br><br>自殺の事実については、父の最後の希望で、本当に親しい親族以外には伏せている。だから私達家族は自分達だけで父の自殺という事実を消化できるようにもがいている。<br><br>その中でわたしが手を伸ばしたのが、匿名の世界でブログを書くことだった。<br>あの日からいろんなことを考えたけど、何一つまともに答えが出ていない。考えれば考えるほど色々思うのになにもまとまらない。<br>けれどこうやって、わからないということを黙々と書いていれば、いつかはなにかわかるのかもと思ったのだ。<br><br>このブログは100％私の自己満足と心の整理のために書くブログだ。<br><br>私は父が自殺をしたという事実を隠したくない。父の意向であるから誰にも言わないだけで、家族の許可さえ降りれば、いずれ何らかの形でもっと多くの人に父が誰かわかるようにこの事を知ってもらいたいとさえ思っている。<br>プライドの高かった父なので文句を言われるかも知れないが、私達が背負うことになった悲しみと相殺してチャラにして欲しい。<br><br>つたない文章で綴るこのブログが何か意味のあるものになるのか。<br>わからないけれど書いていきたいと思う。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/hanasaki1106/entry-12378190193.html</link>
<pubDate>Wed, 23 May 2018 19:55:42 +0900</pubDate>
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