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<title>明くる日の朝に</title>
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<description>私から見た世界をありのままに。読みようによってはエッセイのような、文字ばかりの退屈な日記を綴る。</description>
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<title>燃ゆる炎の中で</title>
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<![CDATA[ <p>今日は高尾山の麓にある高尾山をこよなく愛する人が高尾山好きの為に作ったホテルに来ている。</p><p>私はというと、特に高尾山が好きなわけではないが森林浴をしたいと妻にぽろっとこぼしたらこの小旅行が決まったのだ。</p><p>高尾山は9つのコースがあるらしいが、私たちは1番優しいコースを登る予定だ。</p><p>スニーカーで登ってもOKというもはや山登りではなく丘登りではないかと思わせるほどのラフさである。</p><p>そんなラフな丘登りを控えた私たちは、ホテルにチェックインした。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>ホテルに着くと、フリードリンクがある事、外で焚き火ができる事、夕食は完全予約制である事を説明され部屋へと案内された。</p><p>部屋は至ってシンプル、木目調の家具に最低限の生活必需品を揃えたミニマリスト御用達もいった内装だった。値段相応であり、まあこんなものだろうとある程度満足をした。</p><p>そして、焚き火をしにフロントに寄り説明を受けて野外で焚き火を行った。</p><p>ただ焚き火をするだけではつまらないと、マシュマロとチョコとビスケットが少量入った「スモアセット」なるものを600円という法外な値段で購入し、焚き火に近づけて焼いて食べた。</p><p>薪を細かく割る作業に妻は喜びを感じたようで、日頃のストレスを発散するかのように必要以上に細かく割っていた。なんだか少し恐怖を覚えた。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>夕食はホテルでいただいた。</p><p>イタリアンで、サラダとピザ、そしてサワークリームを贅沢にのせたチリポテト。</p><p>どれも美味しかったのだが、ポテトが絶品だった。</p><p>今まで食べてきたありとあらゆるポテトの中でダントツで1番に美味しくて顔面にグーパンをもらったような衝撃であった。</p><p>口の中に広がるサワークリームの香りとチリソースとケイジャンパウダーによる甘塩っぱい味わい。</p><p>もう一皿頼んでおけば良かったとラストオーダー後にため息をついた程だ。</p><p>夕食に満足した私たちは支払いを済ませ、ホテルからすぐのところにあるスーパー銭湯に向かった。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>スーパー銭湯では90分後に妻と待ち合わせをし、天然温泉と炭酸泉、ファインバブルのミルク風呂などを堪能した。</p><p>本来サウナ好きな私は、体を洗って一度お風呂で芯まで温めてから3週ほどサウナ→水風呂→外気浴をするのだが、実は今は妊活中であり泣く泣く半年ほど我慢をしているような状況なのである。</p><p>妊活に影響があるという確かな情報はないのだが、影響が出ると言っている医者がいる以上控えるに越したことはないだろう。</p><p>ぬるめに設定されている炭酸泉に長いこと浸かり、熱湯でサッと身体を温めてから軽く外気浴をするというサウナではないが身体が気持ち良くなる程度のストレスをかけて交感神経と副交換神経をいったりきたりさせた。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>お風呂上がりはマッサージチェアに座り400円で16分の天国に誘われた。</p><p>本当のところを言うと、揉み処でマッサージ師に身体を委ねたかったのだが贅沢は出来ない身分でもあるがゆえにマシンに体を委ねたのである。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>身体は既に完成し、今はベッドに横たわっている。</p><p>すぐにでも寝る事ができる。</p><p>いつもは2000字を目標に1記事書いているが、今日はもう許して欲しい。</p><p>皆様、良い夢を。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>明日は高尾山に登ってくる。</p><p><br></p><p><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/harbor3056/entry-12876439283.html</link>
<pubDate>Tue, 26 Nov 2024 16:43:25 +0900</pubDate>
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<title>ちょっとした挫折</title>
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<![CDATA[ <p>毎日更新を宣言してから25日が過ぎたが、</p><p>とうとう昨日サボってしまった。</p><p>不甲斐ない限りである。</p><p>昔から意志が弱いのが私の特徴であるが、今回こそはというつもりは毎回持ち合わせている。</p><p>ゆえにそれなりに落ち込むと同時に「もういいや」と投げ出してしまう事がほとんどだ。</p><p>筋トレやランニングなんかは特にそうだ。</p><p>数日は充実感を感じながら自慢げに続けているアピールをする癖に1日でもやらない日を作るとパタっとやらなくなる。</p><p>だからこそこのブログも「もういいや」モードに突入する寸前のところまで来ていた。</p><p>しかし、重い指をスライドさせながらこの記事を書いている。</p><p>何かの記事で読んだ事があるが、人間のやる気とは急に湧き上がるものではないらしく、やり始めると湧いてくるらしい。つまり、まずは一歩踏み出す事が大事という事だ。</p><p>そんな事は知っていると罵りたい気持ちをグッと堪えて、その一歩がどれほど重いかを論じたい。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>「らんま1/2」という漫画をご存知だろうか。</p><p>私は漫画ではなくアニメで好きになった作品だが、最近リメイク版がネットフリックス限定で配信が開始された。</p><p>高橋留美子作品であり、「犬夜叉」「めぞん一刻」「うる星やつら」等が代表作だ。そもそもこの数の代表作があり、全てが爆発的に売れてアニメ化もしている時点で誰もが認める天才なのだろう。</p><p>その中でも特にらんまが好きな私は、リメイクと聞いて「どうせ劣化版だろう」「当時の絵柄と声優だから良かったんだ」などと批評を浴びせてしまう気しか起きなかった。しかし、見てみると過去の作品を片足で飛び越えてしまうほどに良い。</p><p>声優は9割型変わっていない上に絵柄は綺麗になり、全てがアップグレードされているとまで感じる。</p><p>Twitterに同じシーンを現在と過去のアニメを対比させている動画が出回ったが、見てみると声優それぞれの演技力が飛躍的に向上しており「継続は力なり」と声から感じ取れるほどである。</p><p>そして絵柄もシャープになっている上に、表情も豊かで日本のアニメは進歩を重ねているのだなと誇りにさえ思った。</p><p>声優が同じというのはファンとしては本当に嬉しい事だが、制作費が心配になる。</p><p>というのも、過去は駆け出しであった声優陣が今揃えてみるとものすごく豪華になっておりこのメンバーを集めるのにいったいどのくらいのお金を積んでいるのだろうと、長い事放送できるのだろうかと、まずそこが心配でならないのだ。</p><p>個性的なキャラクターが多い分、長く放送してもらわないとそのキャラクターたちが登場しないままリメイク版が終了という事もありえる話だ。</p><p>だんだんと資金不足になり絵柄が崩壊し声優が代役に代わって素人同然になり、意味のわからないタイミングで打ち切りといった悲惨な最後を迎えない事を祈りたい。</p><p>それぐらい大事にしてほしい作品である。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>昔はケーブルテレビ（CATV）の46チャンネル、通称キッズステーションで放送されていたのを見ていた。</p><p>アニマックスやカートゥーンネットワーク等も勿論見ていたが、特にキッズステーションはわたしをアニメの世界に引き摺り込んだ元凶と言っても過言ではない。</p><p>いい意味で。</p><p>あらゆる登場人物が水をかけられると姿が変わってしまい親をかけると元に戻るという斬新なアイデアが採用されていて、子供ながらにものすごい作品であるとテレビにかじりついて見ていたものだ。</p><p>「許嫁」という親同士が決めた結婚相手というのもこの作品を通じて知った。</p><p>小さい頃は私にも実は許嫁がいるのではないか、いつか特殊能力のようなものが使えるようになるのではないか、そんな夢や期待に胸を躍らせていた。</p><p>恋愛とはなんぞやと思っていたキッズたちはキッズステーションでそれぞれの恋のバイブルを見つけていたに違いない。私にとってそれが「らんま1/2」なのだ。</p><p>ちょっとエッチなところがまた良い。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>中学生御用達の「しまむら」という洋服販売の専門店があるのだが、らんま1/2と明日からコラボをするらしい。</p><p>私の妻もファンなので2人で明日はしまむらまで向かう予定である。妻とは同い年だからこそ、こういった年代毎の話はすごく合う。</p><p>私は寝巻きにトレーナーを購入できればと考えているが、妻はジャージをが可愛いとウキウキしている。</p><p>明日はそのまま高尾山付近のホテルに泊まり、明後日には高尾山を登ってから帰る予定だ。</p><p>私が森林浴がしたいと言い出した事で企画された我が家の唐突プチ旅行である。</p><p>来週からは新しい仕事が始まる。</p><p>長く勤めていきたいという想いが強いので、スタートダッシュは念入りに準備し、残業だろうがなんだろうが粘り強く仕事にくらい着いていく所存だ。</p><p>だが、1番大事なのは続けていくこと。</p><p>継続こそ力なり、である。</p><p><br></p><p>このブログも一度サボってしまったが、もう少し続けていけたらと思う。</p>
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<link>https://ameblo.jp/harbor3056/entry-12876360814.html</link>
<pubDate>Mon, 25 Nov 2024 22:53:00 +0900</pubDate>
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<title>王の帰還</title>
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<![CDATA[ <p>今日は久方ぶりに実家に帰ってきた。</p><p>気分としては「我、王なり」といった具合で我儘ボーイへと変貌する。</p><p>妻といる時も本当の私だが、やはり実家に帰ってくると気が緩んで甘えてしまいがちになるのは男の子の性である。</p><p>それはそうと、今後の人生を考えた時に家を購入するという選択肢はどうなのだろうか。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>ネットで度々「一生賃貸勢」と「なんだかんだ持家勢」の論争が繰り広げられる。</p><p>私は学がないのでどちらが正しいのか判断は難しいのだが、どうやら災害のリスク云々を考えると賃貸という発想と、何年も住むのであれば財産として手元に置いておける持家といったどちらにも正義があり、一概にどっちが間違いなく良いといったものではないようだ。</p><p>そもそも何故こんなことを考え始めたかというと、妻と共に実家に入ろうと話していた最中、両親から「それで本当にいいのか」と問われた時に、「待てよ、本当にこれで良いのか」と尻から屁が出るようにちょっとした不安が吹き出したのが事の発端である。</p><p>何も新築で探さなくても良いではないか、今のご時世だと中古も綺麗だ。</p><p>そう思い立った次の瞬間私はスマートフォンで実家付近の中古住宅を調べていた。</p><p>思っていたよりは安いが、それでも金銭感覚がバグを起こしそうになるような金額であり、人生で1番な買い物と言われるだけあるなと変に納得をするところもあった。</p><p>今まで賃貸で10年ほど生活してきたのだが、いったいいくら私は家賃を払ってきたのだろうか。</p><p>平均するとこの10年の家賃は月々7万程度だろう。更新費用や礼金など別でかかる費用も考えると900万円程は支払ってきたのかもしれない。</p><p>そう考えるとゾッとしてしまう反面、塵が積もれば山となるとはこの事だなと少しだけ希望を見出せた瞬間でもあった。</p><p>人生だ家と車は大きな出費にあたるが、私はまだどちらも購入した事がない。</p><p>まだまだこれから長い人生が待っているとふんぞり返っていたが、思ったよりも遠くまで来てしまっているようにも思う。</p><p>世界の色々な場所に旅行に行きたい。そう思っていてもいつまで経っても旅行には踏み出せないのだろう。</p><p>私の祖父母は祖父が仕事を辞めてからというもの、一年中旅行に明け暮れ、世界を縦横無尽に飛び回ってはお土産をこしらえて帰還する日々を送っていた。</p><p>全くもって羨ましい限りだ。</p><p>あの旅行の日々で家が一軒立つぐらいには諭吉を宙にばら撒いていた。</p><p>その影響もあってか、私は海外に行きたいという欲求が強い。「世界ふしぎ発見!」を祖母と毎週観ていたのも影響しているが、自分が生きている普通は案外普通じゃないのかもしれないと思える瞬間を求めているのだ。非日常を味わいたいと言われたらそれまでだが、何か人生においてもっと効果的に視野が広がる荒療治のようなものにも感じる。</p><p>バンドをやっていた頃にMV撮影でアメリカに2週間ほど滞在した事がある。</p><p>その時に、頭を鈍器で殴られたような衝撃の日々で、毎晩次の日の朝を迎えるのが楽しみでしょうがなかった。朝が弱い私もスッキリと目を覚まし、いつもと違う生活にいつもと違う甘ったるい匂いのシャンプーとボディーソープに身を包まれ、言語がうまく通じない人に囲まれる日々。</p><p>こんな世界が本当にあったのかと感動をした。</p><p>お金がないを理由に今まで海外旅行は行っていなかったが、これから先は気が向いた時に近い国から行きたいと思っている。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>アメリカ人の友人に日本が好きなナイスガイがいるのだが、彼は日本の隅々まで旅をしてきて私なんかより日本を知っている。</p><p>それもなんだか悔しいと感じていて、もっと日本全国いろんな場所に旅行で行ってみたい。</p><p>大阪京都はバンドと仕事でしか行った事がないから、まともな観光などした事がない。</p><p>いつもたこ焼き食って終わりぐらいの、ソフトすぎる観光で車での長距離移動を誤魔化していたのを思い出す。</p><p>バンド関係の友人が全国各地にいるのもあまり経験できない事だろうから、それはなかなか良い経験になったのだろう。</p><p>仕事で海外に行くのも良いだろう。</p><p>次の仕事は外資系ではないが、海外に行く機会はなかなかもあらずな業界だ。</p><p>社内の評価次第ではヨーロッパの方に訪れることもあるかもしれない。</p><p>行った事ない国だらけの外の世界でまだ見ぬ景色と美味しいご飯との出会いを楽しみ、また世界の広さを全身で浴びるように感じる体験をしたいと心から願う。</p><p>その時感じた事を曲にするのも良い。</p><p>音楽はその時の記憶や匂いを鮮明に思い出す引き出しにもなるのだ。</p><p>ふと香った匂いでいつかの記憶が蘇ることもあるだろう。音楽も同じである。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>久しぶりの実家の湯船に浸かりながらこのブログを書いているが、明日は庭の草むしりをしようと決意している。</p><p>両親はどちらもそれなりに高齢で、なかなか中腰の体制で長時間はキツイものがある。</p><p>だからこそ私のような中途半端に若いものは肉体こそ労働、すなわち筋肉痛で生の喜びを感じるべきである。</p><p>王様気分で椅子にふんぞり返るのはもう終わりだ。</p><p>小さなことから親孝行を始めよう。</p><p><br></p><p>私は少し冷めてきた湯船で人知れずそう違うのだった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/harbor3056/entry-12876116521.html</link>
<pubDate>Sat, 23 Nov 2024 22:08:22 +0900</pubDate>
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<title>ご縁さえあれば</title>
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<![CDATA[ <p>今日は新しい職場の準備と、退職した職場への挨拶をするというオールドとニューの混在する1日だった。</p><p>退職するという事は、よっぽどの事があるか仲が良いかしない限りは2度と会う機会はないだろう。</p><p>「ご縁があったらまた何処かで」と空中にふわふわと浮かびそうなくらい曖昧な決まり文句を口からポコっと出してその場を去った。</p><p>考えてみれば1年しか在籍しなかった職場にしては人間関係を構築し、一緒に食事に行くぐらいの仲になった同僚もいた。</p><p>本社が大阪で基本リモートでやり取りをしていた事もあり、なんとも言えない距離感はあったが新幹線で会いにきてくれた上司もいた。</p><p>ほとんどのメンバーがteamsでしか繋がっていなかった影響で、退職後にお礼の言葉を伝えようにも連絡の手段はない。</p><p>teamsは退職した時点でログインができなくなってしまったからである。</p><p>長くいたメンバーの場合は送別会なら催しが開催され、なんだかんだ円満ににこやかに退職していく同僚を数人は見送った。</p><p>その時に私のいた場所の1番偉い上司が、毎回高級のハンガーをプレゼントしていたのを思い出す。</p><p>折角なら私も欲しかった。などと心の病で急に出勤しなくなり、あれよあれよとスタコラサッサと退職した身分では口が裂けても言える立場ではないだろう。</p><p>移動するまでの人間関係は上手くいっていたので、少し後悔が残る退職だった。</p><p>チーム内では「キング」と呼ばれるぐらい売り上げを使っていた私だからこそ休職中に移動前の場所の1番偉い上司から「戻ってきてよー」と優しい言葉ももらったが、その時はもう放っておいてくれという精神状態であったからして、「ごめんなさい」と迷わずお断りをした。</p><p>人は見えない縁というもので繋がっている。</p><p>また何処かで一緒に仕事ができたらと心の片隅で思うのだ。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>私は行きつけの和食屋がある。</p><p>ランチタイムには焼き魚の定食、海鮮丼、魚の煮付け定食など海鮮をメインで出すお店だ。</p><p>食後にデザートが付くのが特徴で、それもちょっとした楽しみとなっている。</p><p>道の途中の民家の階段の上に隠れ家のように店を構えていて、知らない人はまず立ち寄らないでだろう。</p><p>一時期は特にヘビーユーザーで週2で通っていた時期があった。</p><p>ある日、私は定食を食べ終わりいつも通りデザートを待っていると厨房から「例の人のデザートまだ出てないよ」と少し大きめな声で聞こえてきた。</p><p>その声の後すぐにデザートのアイスが私の前に運ばれてきて察してしまった。</p><p>「私は例の人と呼ばれているのか」と。</p><p>ハリーポッターで言う名前を言ってはいけないあの人のように、例とはなんなのだ。</p><p>例と名前の頭に付けられているという事は「話題のあの人」といった意味合いになるのだろうから、このお店の中で何かしら話題になっているのだろう。</p><p>なんだか小っ恥ずかしくなり、急いでアイスを口に頬張り会計を済ませて店を後にした。</p><p>それから少し期間を空けて、今も尚通っているのだが、年末ということもあり昨年カウンターのところに御節のチラシが置かれていたことを思い出す。</p><p>大将に「今年は御節やらないんですか」と気兼ねなく尋ねてみた。</p><p>大将とは小話をするぐらいの関係を築いており、このぐらいの会話はスッと出てくる。</p><p>話を聞くと、なんでも去年予約が殺到して死にそうな思い出12月31日を迎えたと言う。</p><p>ゆえに今年は大々的には予約を受け付けてはいないが、常連さんだけは特別に予約を承ると言ってくれた。私も漏れなく常連に当てはまるようで、妻にも許可をとり人生で初めて自分で御節の予約をした。</p><p>これも何かの縁というやつであり、このお店を大切にしていきたい、応援したいという気持ちの表れなのである。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>明日は久しぶりに実家に帰省し、実家の片付けの手伝いと友人の結婚祝いにお酒を持って行ったり、従姉妹のご祝儀を届けたり、姉の2人目の子供の結婚祝いを渡したりなどお祝い事で諭吉と栄一が笑顔で私のもとから走り去っていくのだ。</p><p>お祝いだからしょうがない。</p><p>お金🟰気持ちというのはどこか違和感を覚えるが、それ以外に表現するようなものも少ないのだろう。</p><p>友人の場合は以前私が結婚の報告をした際に日本酒を送ってくれたから私も日本酒で返す事にした。</p><p>普段お酒を飲まない私だが、何が良いのか分からず結局値段のそこそこ高い日本酒を選ぶ事になる。</p><p>生まれた時から一緒の兄弟のように育った友人だからこそ、お金ではなくちょっとした気持ちで十分だと私は感じている。</p><p>彼もそう思ってお酒をくれたのだろう。</p><p>結婚相手もまだ知らないが、昔から不良気質な輩ではあったからして、ギャルに違いないと私は睨んでいる。</p><p>それでも彼が選ぶ奥さんならば良い人であるだろうし、家族ぐるみで仲良くやれたらなんて小さな期待を抱いている。</p><p>お互い子供を作り一緒にキャンプなんかに行くのも良いだろう。昔お互いの家同士でキャンプに行ったりサッカー観戦に行ったりしたものだ。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>何処からともなく訪れては去っていく「縁」というものは「円」だけで結ばれているものほど脆く、「情」がそこにあるものほど強固なものになるはずだ。</p><p>気がついた時に助け合える。</p><p>そんな縁さえあれば私は十分幸せだなのだろう。</p>
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<link>https://ameblo.jp/harbor3056/entry-12876007715.html</link>
<pubDate>Fri, 22 Nov 2024 23:13:38 +0900</pubDate>
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<title>聖地巡礼</title>
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<![CDATA[ <p>今日は聖地巡礼をしてきた。</p><p>聖地巡礼と言ったら一般的なものはこうだ。</p><p>例えば「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の聖地巡礼であれば秩父だろう。</p><p>その作品の舞台になった場所、いわゆるモデル地を巡って写真を撮ったり2次元の世界を3次元に投影して楽しむものである。</p><p>私が今日行ったのは私と妻の出会いの聖地巡礼である。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>遡ること10年前、お互いバンド活動をしていた私たち夫婦はひょんな事から仲間たちといちご狩りに行く事になり、とにかく妻の顔がタイプであった私は連絡先交換までは漕ぎ着けた。</p><p>翌年になりお互いの身辺整理が出来た頃合いで私の独り暮らしの買い出しに妻が付き合ってくれることになり、それが2人きりで会う初めてのデートだった。</p><p>舞台は溝の口、買いに行ったものはローテブル。</p><p>あまり自炊はしていなかったが、まな板を置く場所がなく段ボールの上でいつも料理をしていたが生活水準の底上げをすべく、2人でドンキホーテに向かった。</p><p>本来ならばニトリだの小洒落た雑貨屋に行くべきだが2人にはミッションがあった。</p><p>一つは「アナと雪の女王」の映画鑑賞、もう一つがホワイトシチューを食べる事だった。</p><p>だから時間も予算も削減できるドンキホーテを選択し、なんとも手垢や水垢が目立つ透明なガラスのローテーブルを購入した。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>2人は早速部屋は持ち帰りローテーブルを片付け料理をする手筈になったが、何を思ったが実はその前の日の深夜に私1人でホワイトシチューを仕上げていたのだ。</p><p>男だって料理できるんだぞっ、みたいなアピールがしたかったのかもしれない。</p><p>多くの友人に突っ込まれた。「そこは2人で作るから良いのだろう」と。</p><p>思い返してみるとそうすべきであったが当時の私はそんなことには気づくことはなく出来上がったホワイトシチューを火にかけた。</p><p>ご飯とシチューのみの食事であったがその温もりが少しだけ緊張を溶かし、お互い気兼ねなく話しながら映画鑑賞のフェーズへと移行した。</p><p>当時はDVDデッキなど持っていなかったからDVDを入れることができるPCを使って視聴した。</p><p>男と女が一つ屋根の下、暗くした部屋で2人きりと言うこともあり普通のバンドマンであればすぐさま手を重ね、唇を重ね、腰に手を回し、次第にチョメチョメといった流れになるだろうが私にそんな気概はなく、ただただアナ雪を見終わり、なんとなく映画の感想を言い合い、映画が面白かったからと変なこじつけで次のデートはディズニーランドに行こうという運びとなって解散の流れになった。</p><p>妻を駅まで送る途中で私は違和感を感じた。</p><p>このまま解散してしまったら「友達止まり」になってしまうのではないかと。</p><p>駅までの距離が半分ぐらいまできたところにある公園を指差し、「少し寄っていかないか」とベタな誘いをした。</p><p>終電の時間も迫っている中、2人はブランコにまたがりほんの数センチ地球から足を離しながら私は告白をした。</p><p>数年後に知ることになるが、その日告白をしていなかったら私とは付き合わなかっただろうと妻は言う。</p><p>見事OKを勝ち取った私は駅まで送り改札を抜けた妻に手を振って解散したのだった。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>私たち2人の馴れ初めを思い返しながら溝の口の街を徘徊し、当時たまに食べに行っていたレストランの「Farm」でランチをした。</p><p>数人並んでいたが30分ほど外で待って店内へ案内され当時よく食べたほうれん草のドリアを注文した。</p><p>ほうれん草のドリアは相変わらず絶品で、栄養不足な身体に染み渡るようだった。</p><p>食後にコーヒーを飲み胃を落ち着かせてから当時住んでいたふなっしー柄のアパートを見に行った。</p><p>近くに新築が立ち並ぶなか異彩を放ちながらまだそこにふなっしーアパートはあった。</p><p>外からベランダを眺める限り部屋はあまり埋まっていない様子でシャッターが降りている部屋がほとんどだった。</p><p>1Rで1ヶ月6.5万円の家賃は築40年ほどのヴィンテージにしては高すぎたのだろう。</p><p>今はさらに値上げをしているかもしれない。</p><p>当時のゴミ捨て場は何を捨てても怒られず、分別なんていう習慣はそこの住民にはなかった。</p><p>ある日は羽毛布団が捨ててあり、ある日は炊飯器が捨ててあり、ある日は椅子のようなものが捨ててあったりもした。</p><p>そんな無法地帯が今では厳重に整備されており、少しは改善されたんだなと感心してふなっしーアパートを後にした。</p><p>イトーヨーカドーやマルイに少し寄って、カルディーで無料コーヒーを飲み、妻の父と妹に誕生日プレゼントを買うべく二子玉川に向かった。</p><p>当時の景色が更に更新されていて自分が行きたいお店が何処なのかも分からずオシャレな街「にこたま」をぶらりぶらりと歩き続け、妹には柴犬の刺繍が入った少し高価なハンカチ、お義父さんにはゴルフ用の少し高価な靴下をプレゼントに選び二子玉川を後にした。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>1日の終わりに友人がお勧めしてくれた稲田堤にある焼肉屋でニンニクまみれになり、満足して帰宅したのである。</p><p>たまには記憶を辿って自分自身の聖地巡礼をするのも乙だなと感じた1日だった。</p><p><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/harbor3056/entry-12875883137.html</link>
<pubDate>Thu, 21 Nov 2024 22:28:24 +0900</pubDate>
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<title>エリーゼのために</title>
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<![CDATA[ <p>私は昔ピアノを習っていた。</p><p>3歳から12歳まで、長い期間習っていた。</p><p>今ではもう猫ふんじゃったもう弾けないだろう。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>習い始めたきっかけは私の祖父がピアノの調律師をしていた事だ。その影響で姉がピアノを始め、男でピアノを弾けたらかっこいいだろうと幼いながら感じ取ったのか、姉のレッスンの度に親にねだっていたらしい。</p><p>全く覚えていないがそうなんだろう。</p><p>実は私の家系は辿っていくと音楽の家系だ。</p><p>父は吹奏楽をしていたし、祖父はピアノの製造工場で働いた後にピアノ調律師になったらしい。</p><p>曽祖父は楽器屋を運営していたという話も聞き、実際に古びた写真を見せてもらったことがある。</p><p>店名に名字が入っていてびっくりした。</p><p>格好よく言うと私はサラブレッドというやつなのかもしれない。</p><p>音感はピアノで養った。難しい曲は弾けなかったが左手でコードのようなものを弾きながら右手でメロディーをつけるのが好きで、良さげな感じになったら母によく聴いてもらっていた。</p><p>小学校ではリコーダーの授業で主に活躍した。</p><p>踊る大捜査線のあのテーマ曲を耳でコピーして友達に教えたり、ありとあらゆるテーマ曲を耳でコピーしては周りに普及していた。モテたかったからである。</p><p>しかし、そんな態度で人気が出るはずもなく合唱曲で伴奏をする男子やサッカーをする男子な方が断然モテた。悔しい。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>好きな子は定期的にいた。</p><p>小学校の時から変に厨二病をこじらせていたこともあり、なかなか女子と打ち解ける機会はなかった。</p><p>私が通っていた小学校は少子高齢化が真っ先に進んでいるような町で1クラス25人、それが2クラスしかなかった。そうなってくると周りと好きな子が被る。</p><p>それは男子も然りで、モテるメンバーは基本的に決まっていた。</p><p>ませたガキであった私は女子のおっぱいを服越しに凝視しするようなすけべえな小僧だった。</p><p>いや、それは今も変わらないだろう。</p><p>大人になるにつれて「見られていることに本人が1番気がつく」という事を知り顔を覆いたくなるほど後悔をした。</p><p>お尻よりもおっぱい派である。</p><p>だからいつまで経ってもモテないのかもしれない。</p><p>そんな私に天気が訪れたのは小学校六年生の頃の事だ。</p><p>野球を続けたことが功を奏して運動神経が良くなっていた。それが体育の時に顕著に表れ出したのだ。</p><p>ある日走り高跳びを男女合同で行う事になった。</p><p>当時は体格差などお構いなしに、男女同じバーを飛び越えていた。</p><p>そんな中、身長がそれなりに高かった事とジャンプ力があった事でクラスで1番の成績を収めたのだ。</p><p>それを見たほんの一部の女子が私に対してホの字になったのはいうまでもない。</p><p>そう。小学生は運動ができればそれだけでモテる。</p><p>中学校あたりから勉強ができる輩もまた出すがそれまだ先の話だ。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>私の人生は基本的にモテたいという衝動が突き動かしている。</p><p>高校を選んだ理由も共学でそれなりに偏差値も高く、可愛い女の子が行く学校、体育祭と文化祭がありそこでカップルが生まれるようなTHE薔薇色の学園生活を夢見て決めたのだ。</p><p>系音楽部がキャーキャー言われていたのを入学前の文化祭見学で見ていたこともあり、私は系音楽部に入って破茶滅茶にモテるぞと息巻いて入学をしたが、新入生歓迎会の演奏でL'Arc〜en〜Cielを歌い上げていた男の先輩があまりに下手だったのと、それが理由でシーンとなった会場にいたたまれなくなり、こんなんでモテるはずがない。</p><p>そう確信してしまった私は見事帰宅部に入部しバイトバイトの日々を送るのだ。</p><p>結局高校2年生の時には友人に誘われて会音楽部に入る事になるので、初めから入っておけばよかったと少し後悔もした。</p><p>そして、軽音学部はあまりモテなかった。</p><p>高校の体育祭が私の人生のピークだ。</p><p>体育祭の各ブロックでダンスを披露するのが伝統になっており、ブロックは1〜3年全て合わせて分けられる。</p><p>私は青ブロックで3年生であった私は2年生にダンスを教えに行く係に任命された。</p><p>ダンスは特に踊れなかったが、何故かその姿が後輩女子の胸に突き刺さり２人の女の子から同時に告白されるという羨ましい経験をした。</p><p>2人は親友だったが内1人とお付き合いをしてなんともギスギスした空気にさいなまれた。</p><p>もう一生あんな経験はできないだろう。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>本気でバンド活動をしていたがモテた試しがない。</p><p>ファンの子に告白された事はあったがたった1回きりで、連絡先を渡されたのも1回きりだ。</p><p>私の知っている周りのバンドマンは入れ食い状態で、絵に描いたような毎日違う女の子とチョメチョメといったように一度は経験してみたかったバンドマン像を体現していた。</p><p>私との違いは見た目から滲み出す真面目さだろう。</p><p>少しチャラついてダラシがない方がバンドマンとしてはモテる。</p><p>私にはそっちの才能はなかったのだ。</p><p>だが、お陰で清純でクリーンなイメージのままバンド活動を終えた。</p><p>これはこれでレアなケースなんだろうが、妻に信頼されるポイントとしては高ポイントである。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>私がモテてこなかったのは、妻のためなのかもしれない。</p><p>そう思うようにした。</p><p><br></p><p><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/harbor3056/entry-12875775855.html</link>
<pubDate>Thu, 21 Nov 2024 00:09:14 +0900</pubDate>
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<title>山あり谷あり凹みあり</title>
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<![CDATA[ <p>転職先への出勤があと10日という事で長かった大人の夏休みがもう時期終わる。</p><p>夏休みの宿題は終わり間際にやるタイプという言葉が定着しているが、私には残された休みにやらなければならない事というのはそこまで多くなかった。</p><p>あるのは余白と途中まで仕上がっている曲を仕上げることくらいなものだ。</p><p>何もない日に私が何をしていたのか、振り返ってみようかと思う。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>10日後には朝から働くのだからと思い朝8時30分に起床した。</p><p>社会人としては遅めだが荒れに荒れ果てた私の生活をまずは畑の土を耕すようにコンディションを整えていく必要があるのだ。</p><p>だが無理して起きても昼過ぎに眠くなりアニメを見ながら寝落ちするのが先の山だ。</p><p>早起きは三文の徳とよく耳にするが、正直なんの特にもならない。起きた事でいつもよりも時間に余裕がある、これは一般的には良い事なのだろう。</p><p>しかし、私のようなパチンカスにしてみれば傍迷惑な話だ。パチンコ屋というのは10時開店の所が殆どだが、その30分前に抽選というものを行う。イベント場であるとさらに早く行かなければいけない日もあり、いわゆる打ち切りというやつである。</p><p>本気で打ちに行ってしまったら5万は諭吉と栄一が旅立つ可能性があるので、私は昼過ぎから軽い気持ちでパチンコ屋の門を叩いた。</p><p>ホール内を1周したところで人気な機種は全て埋まっていたが私が気に入っている台が空いていた。</p><p>状況は良くはないだろうが遊ぶ程度ならいいだろう。そう思い魂が抜けたようにスロットのレバーを叩いた。</p><p>気がつくと私は2万負けていた。</p><p>財布の中を見て目を疑った。まだそんなに入れていないはずだと。</p><p>だがわたしの時が止まっていただけで時計は進んでいたのだ。ぼけーっと座って液晶を眺めていただけの私は唖然とした。</p><p>せめて少し取り返そうと必死になり少しのあたりを引いた事で負け額は8千円まで持ち直した。</p><p>一度換金した私は8千円で済んだだけマシだと心を落ち着かせ、行こう行こうで先延ばしにしていた耳鼻咽喉科へ向かった。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>耳鼻咽喉科は何処も混んでおり何店舗か回ったところでやっとこさ診察までありつけた。</p><p>必殺を待つ間はスラムダンクを読み1巻を丁度読み終わるタイミングで名前を呼ばれた。</p><p>どうやら私の鼻は重傷らしい。</p><p>あっけらかんとした老人医師に含み笑いをされながら言われたんまりと薬を出されたのだ。</p><p>鼻にチューブを差し込みAとBの薬を鼻こら吸い込んでは口から吐くという作業を行った。</p><p>数ヶ月ぶりに鼻の通りが良くなり気分が上がってしまった。これがよくなかった。</p><p>妻が会社の同僚たちとこんな寒い中でバーベキューをすると報告があった為、駅近くのお気に入りのラーメン屋を尋ねた。</p><p>夜営業が17時30分からであったことを理由にまた近くのパチンコ屋に忍び込んだ。</p><p>少しだけ。30分だけ。ラーメン屋が開くまでの間だ。</p><p>そう自分をなだめながらレバーを叩いていたら1時間がすぎて気づけばさっきの8千円と合わせて2万負けていた。</p><p>嗚呼、どうしてこうなってしまったのか。</p><p>泣きそうになりながら乾いた目を擦り最後の可能性まで追いかけた後に諦めてラーメン屋に行った。</p><p>2万円のラーメン。</p><p>パチンカスがよくする手法だが、負けた額を夕飯で相殺してメンタルを保つ。</p><p>ラーメンは特製を頼み、替え玉もした。</p><p>だが満たされない。</p><p>ラーメンは悪くない。とっても美味であった。</p><p>重い足を引きずって私は家路についた。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>帰り際のセブンイレブンで「堅あげポテト」新作が発売していた。迷わず購入した。</p><p>柚子香る鯛だし味。</p><p>この手の薄味系で今まで当たったのはゴージャスな鰹だし味だけだったので少し不安ではあるが、ペアリングには100％グレープソーダを買った。</p><p>信じられないかもしれないが100%の果汁の炭酸という奇跡の商品が三ツ矢サイダーから出たのである。</p><p>これはなかなか美味しい。200円と相場よりは少し高めだが、その価値は十分にあると私は感じている。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>帰宅した私はポテトチップスの封を開け、ポテチを箸でつまみながらまるでシャンパンを飲むかのようにグレープソーダを喉に流し込んだ。</p><p>ポテチは想像通り、何処か味がキマっていなかった。</p><p>ラーメンの後にさらにポテチというどうしようもない程ジャンクに振り切ってしまったが、それを中和するかのようにグレープソーダが口の中で弾けた。</p><p>どうしようもない1日だった。</p><p>人生案外短いから1日1日を大切に生きなければ、そんな事は分かっている。</p><p>ただ、人間そんな上手くはできていない。</p><p>明日やろうは馬鹿野郎とプロポーズ大作戦というドラマの名台詞であったが、時には明日の自分に期待して1日を無駄にする日があってもいいと私は思う。</p><p>無駄にしたのは自分の人生の1日だ。</p><p>後悔するのも自分だろうし、無駄な1日なんてものはないのだ。</p><p>今日の失敗は積み重なっていつか花を咲かせる。</p><p>パチンコを辞めれる日も近いかもしれない。</p><p>私はそんな期待を胸に耳鼻咽喉科で出た薬を水で流し込みベッドに入り込むのだった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/harbor3056/entry-12875622381.html</link>
<pubDate>Tue, 19 Nov 2024 19:06:51 +0900</pubDate>
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<title>思いがけないビッグウェーブ</title>
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<![CDATA[ <p>波乗りジョニーさながらに、大きな波がやってきた。</p><p>今日1日で私の明日からの世界はガラッと変えられてしまったのだ。</p><p>大袈裟な入りとは裏腹にいつもと変わらない日々から綴ろう。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>今朝方、ハローワークの認定日ということもあり最近の私の中では早い朝であった。</p><p>朝起きてすぐにシャワーを浴びてまともな人間として家を出る予定だったが、ベッドの外が寒かった事で出れずシャワーをスキップしてしまった。</p><p>世界の汚れをその身に纏い、私は意気揚々と家を出た。</p><p>ハローワークでの所要時間は30分にも満たず、認定作業は工場のように流れ作業で失業者たちを出荷していく。</p><p>早く終わるに越したことはない。むしろWin-Winである。</p><p>さて、朝飯は何を食らってやろうかと帰りながら店舗を覗き込むが朝早すぎてほとんどの店が開店していない。</p><p>どうしたものかと右は左へ行ったり来たりしていた中でチェーン店界隈のドンである「松屋」が目に飛び込んできた。</p><p>いやいや、休日の朝に松屋なんて...と思うご婦人方もいらっしゃるだろうがメニューを見ていただきたい。</p><p>390円で「ご飯、味噌汁、牛皿、サラダ、香の物」という原産地を疑いたくなるほどの価格と華やかさ、そしてなんとご飯は小盛りから特大まで同じ値段というとんでもないサービス精神なのだ。</p><p>どこぞのカフェでコーヒーと食パン1枚で600円ほどとるような店よりよほど健全で健康である。</p><p>満足して松屋を後にしたが、頭の中で「昨日負けたパチンコにリベンジでもするか」という昨日の2度と行くものかという自分はさも存在しないかのような思考回路に陥る。</p><p>そしてGoogleで「スロット　朝イチ　恩恵」などと調べ、考えなしには足を踏み入れてませんよというちょっとしたマウントを取る。</p><p>何度も言うようにパチンコとはパチンコ屋に入店した時点で負けているのだ。</p><p>外の気温も懐も寒くなっている事に気がつき、冷静になるべく一度家に帰宅した。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>家に辿り着いた時に私は思い出した、「そうだ、お風呂に入ろう」昨晩妻が使った湯がまだ抜かれておらず、このぐらいの季節であれば許容範囲だろうと追い焚きのボタンを押す。</p><p>湯に浸かりながらドラマやらアニメやらを見る→給水→ドラマやらアニメを見る→給水といった具合に2時間ほどの長湯をかまし、お風呂上がりには作り途中であった曲をある程度の形まで完成させた。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>すると携帯に1本の電話が入る。</p><p>知らない携帯番号からの着信であり番号を見たが見覚えはなかった。</p><p>一度切れた後に番号で検索をかけたがヒットはせず、怪しい電気会社からの勧誘でもインターネットの営業でもないことを確かめて折り返し電話をした。</p><p>すると電話口で聞き覚えのある企業の名前が聞こえ、私はハッとした。</p><p>先日、転職活動で面接を受けた企業の名称であり妻にも友人にも「ここに入れたらいいと思ってたんだけど、どうにも面接がうまくいかなかった...すぐに辞めてしまっているところをしつこく聞かれた」と落ち込んだダークな雰囲気で伝えており、半ば諦めていた企業だったのだ。</p><p>電話の内容を要約すると、まだ採用前の作文やらは残っているが面接の評価が良かったとのことでまさかの内定を勝ち取ったのだ。</p><p>なの通った会社ではないが、その業界では名の知れた老舗であり安定感はあるだろう。</p><p>心の中でガッツポーズと私が私を讃える声が鳴り止まなかった。</p><p>電話を終え、応募中の他企業には辞退の連絡を妻と友人と家族にはすぐさま報告をした。</p><p>そして私はスキップをしながらパチンコ屋へ向かった。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>今日は良いだろう。</p><p>入店した時点で負けていると先程綴ってしまったが、今日に限っては勝っている。あくまで気分的な面で、だ。</p><p>私は店内を一周し狙いを定める。</p><p>どの台がより今の私を喜びへと誘ってくれるのか。</p><p>そして昨日負けた台の前で立ち止まった。</p><p>それは「ゴジラvsエヴァンゲリオン」というなんとも駄作感が否めないスロット台だ。</p><p>だがこれが案外面白い台で、トリッキーな部分が多く楽しく打って気づいたら負けている、そんな台だ。</p><p>打ち始めて少しして、台が急に騒がしくなりそれなりに枚数が出た。</p><p>同じ台に座っていたおっちゃんが「なんか騒がしいですね」と話しかけてくるぐらいには勝ったのだ。</p><p>嫌味だったかもしれないが私には賞賛の声にしか聞こえない。</p><p>心の持ちようでこんなにも世界は一変するものなのか。</p><p>心なしかブログを書くスピードもいつもより調子が良いように感じる。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>なんとしてもこのビッグウェーブに乗り切り</p><p>明日からもポジティブシンキングで生きていきたいものである。</p>
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<link>https://ameblo.jp/harbor3056/entry-12875524454.html</link>
<pubDate>Mon, 18 Nov 2024 22:08:12 +0900</pubDate>
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<title>黄色いカーテン</title>
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<![CDATA[ <p>大学2年の頃、私は人生初の独り暮らしを始めた。</p><p>物件選びで難航するも下半分は水色で上半分は黄色の奇妙なアパートに決めた。</p><p>ふなっしーアパートと呼んでいた。正式名称は忘れてしまったが。</p><p>決め手となったのは大学から近かった事と収納の押し入れが広かった事、そして1Rだがキッチンと部屋の間には扉があり、その扉がなんと言っても重厚感があり格好良かった事だ。</p><p>住み始めた頃は大学の友人が数人泊まりに来たり、地方のバンド仲間を家に泊めたりなどしていたが、いつしか誰も来なくなり本当の独り暮らしが始まった。</p><p>独り暮らしとはもっと華やかなイメージだった。</p><p>海外のホームパーティーのように毎週家に友人や女の子が呑みに来てあわよくば過ちもおかす、大学生の独り暮らしはそんなイメージだったのだが、期待していたような煌びやかさは微塵もなく、休日はアニメ三昧で平日は大学とバイトの日々。</p><p>若い頃もっと遊んでおけばよかったとよく言ったものだが、本当にその通りである。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>独り暮らしを始めるにあたって色々なものが必要になる。冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、テレビ、テーブル、etc...お金が息を吸って吐くように消えていきバイトの稼ぎが毎週何かしらの物に変わっていくのだ。</p><p>私の部屋は日当たりが良く洗濯物を乾かすとすぐに乾く。だが日当たりが良い分朝日が目一杯窓から入ってきて朝日で毎日起床した。</p><p>私は必需品は全て買い揃えていたと思っていた。</p><p>だが気づいてしまった、カーテンを買っていない事に。おかしいとは思っていたのだが、外から中が見えるような作りではなかったから見落としてしまっていた。</p><p>妻が家を出入りするようになった時に初めて気がつき2人で買いに行ったことを覚えている。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>ある日、スマートフォンでカーテンと検索をかけ近くにカーテンが売っている場所がないか探してみた。</p><p>格安の殿堂ドン・キホーテ、密林地帯Amazon、選択肢はいくつかあったが「カーテン専門店」というものが幸いなことに家の近くにある事を知った。</p><p>当時の彼女（今の妻）と2人でカーテン専門店へ向かい、いくつか見ていると思っていたよりも高いなというのが印象だった。</p><p>それはカーテン専門店、品質が良く全てに遮光の性能が備え付けられているという優れものだ。</p><p>そんな中でできる限り安く、そして部屋の雰囲気をある程度良くするような「黄色いカーテン」を購入した。値段を細かく覚えていないが、1万円から2万円の間ぐらいだっただろう。</p><p>ニトリやドンキやAmazonなんかで買えばその半分以下で済むだろうに、何故かその瞬間は「良いものを買った」と誇らしげになってしまうのは私のよくない癖だ。</p><p>買うならば良いものを。</p><p>自分の懐と財布に見合わないものを買ってしまうのだ。</p><p>昔から財布はブランドの少しいいものを買うようにしている。これは見栄を張りたいという気持ちが半分、もう半分は高いものを買うと大事に使うから失くしづらいという私個人の真理を逆手に取った行動だ。</p><p>それは100歩譲ってよしとしよう、だがカーテンやらベッドやらソファーやら、どうしてだが長く使いそうなものには特にお金をかけたくなる性分なのである。</p><p>使いもしない音楽機材に10万円かけたこともある。</p><p>今その10万円があったらどんなにいいか。</p><p>しかしあったらあったでパチンコに消えてしまうのだから、まだ物であるなら良いのかもしれない。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>黄色いカーテンを購入し、購入特典でカーテンの切れ端で作られたクッションカバーをもらったが我が家にはクッションがなかった。</p><p>クッションカバーをもらってしまったからとわざわざクッションを買うという順番が意味不明な買い物もしてしまった。</p><p>500円玉貯金をしていると1000円をわざわざ崩し500円玉を作る事があるが、なんだかそれに似ているような気がする。やり方の順番が逆なのだ。</p><p>一通り買い物終えた2人は少し重たい黄色のカーテンを部屋まで運び、早速取り付けてみた。</p><p>すごい遮光性である。</p><p>昼間なのにも関わらず閉めれば夜のように暗くなる。</p><p>これはいい買い物をしたと妻と喜んだのが束の間、次の日の朝に朝日が全く入らない事が原因で寝坊して大学の授業をすっぽかしてしまった。</p><p>スマートフォンのアラームはもちろんかけていたのだが、真っ暗な事で眠気が覚めず二度寝をしてしまったようだ。</p><p>良い物を買いすぎた。これは物が良すぎて私生活に支障が出るレベルだ。</p><p>こんなことは初めてであったが、次の日からはカーテンを少し空けて朝日が顔に当たるように調整をして寝るようになった。</p><p>今の家でも同じカーテンを使っているが今でも真っ暗だ。</p><p>何のために必要なのか、それだけに焦点を当てるべきだったと私は思った。</p><p>外から見えなくなり少しの遮光があればそれでよかったのだ。</p><p>独り暮らしで６人家族用の洗濯機を買っても燃費が悪くなるだろうし、鍋や冷蔵庫も使う用途や環境を考えて買うものだ。</p><p>カーテンまで環境に合わせて買わなければいけなかったのかと勉強になったのと同時に、高い買い物をしてしまったが故に簡単に手放せずにいる。</p><p>ソファーも安くて小さいソファーがたくさん売られている中で、見た目がオシャレで3人掛けの6万円もするソファーを買った。</p><p>妻には睨まれたが私が地腹を切って押し通したのだ。</p><p>そして部屋に運ばれてきた時に、部屋が狭くなってしまい明らかに買うべきものを間違えた感が否めなかった。</p><p>何も学べていなかったのである。</p><p><br></p><p>リセールバリューという言葉がある。</p><p>時計や車など高いお金で良いものを買って、手放す時も同等かそれ以上に売れる。そんな商品の事を言うらしい。</p><p>何でもかんでもお金をかければいいわけではないのだ。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>次の家にも私たちは黄色のカーテンを持っていくのだろう。そしてソファーも。</p><p><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/harbor3056/entry-12875388669.html</link>
<pubDate>Sun, 17 Nov 2024 20:37:37 +0900</pubDate>
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<title>ブルースドライバー</title>
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<![CDATA[ <p>ブルースドライバーというギターの音を変えるエフェクターの名機がある。</p><p>BOSSという大手のブランドの1番の売れ筋商品で、どんなギターもそのエフェクターをかます事で良い音が出る。</p><p>今日はそんな便利な商品についての話をしよう。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>まずは料理についてだ。</p><p>料理は「さしすせそ」が重要だと聞いた事があるが、「さ」が砂糖、「し」が塩、「す」が酢、「せ」が醤油、「そ」が味噌という事らしい。</p><p>確かに日本食において、このさしすせそが基本の味を構成している。</p><p>だがそれは昔の話で、今ではさらに多くの調味料が増えている。その中で1番の便利商品はズバリ「味の素」だろう。</p><p>YouTuberの「料理のお兄さんリュウジ」という人がいるのだが、彼は割りかし庶民的な調味料と食材を使ってより美味しくする方法を伝授してくれる需要を理解したインフルエンサーだ。</p><p>私も料理をする時は彼のレシピを参考にして、時短できる部分は時短して作る。</p><p>そんな中、リュウジさんはどんな料理にも「味の素」を入れており、なんでも旨みの成分を無条件で出す事ができるらしい。</p><p>旨みは本来なら出汁をとったり、玉ねぎをコトコト煮たり、一手間を加えないと手に入らないもののはずだが、目から鱗な調味料というわけだ。</p><p>私も真似てパスタを作る時も味噌汁を作る時も、どんな時も数回降りかかるようにしている。</p><p>素人からすると、これで旨みが足されているのかよくわからないのが正直なところだが隠し味をしているようでなんだか誇らしい気持ちにさせてくれる。</p><p>文明の力である。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>次に掃除面で私が重宝している物は「パイプユニッシュ」である。</p><p>正確に言うと「パイプユニッシュ」は少し高価な為、「パイプユニッシュもどき」を使用している。</p><p>主に水回りでヌメヌメしてしまっているキッチンの網のところやら、髪の毛が詰まってしまった排水溝やら、そんな時にドバドバと惜しみなくパイプユニッシュもどきを流し入れる。</p><p>するとたちまち嫌な匂いが漂うのだが焦って流してはいけない。そこから1時間程度時間を置いてから流すと綺麗にぬめりも髪の毛も溶けて気持ちの良い水回りに変貌する。</p><p>溶けるということは劇薬であり混ぜるな危険というやつだろうから扱いにはくれぐれも気をつけなければならない。私たちの生活の中で身近なもので殺人を犯せるとしたらパイプユニッシュかもしれない。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>次にスニーカーであるが、これは主観がかなり優先されてしまうがadidasが販売している不屈の名作「スタンスミス」であろう。</p><p>これさえあれば便利に使いまわせる。</p><p>私も一足持っているが、履き心地が兎にも角にも素晴らしい一品だ。</p><p>見た目も真っ白なスニーカーにシンプルなデザイン、そして重厚感ある質感による確かな品質。</p><p>よくは知らないが恐らく何処ぞのスミスさんが作ったのだろう。</p><p>何処のものでも構わないが適当なジーンズと合わせると、こいつは少しお洒落に気を遣っている野郎だなと一目置かれる存在になれそうな、そんなスニーカーだ。</p><p>ナイキにエアマックスが出ていたりもするが、一足の存在感とネームバリューを考えるとスタンスミスを私は推したい。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>次にハンバーガー屋の話になるが、何処のハンバーガー屋でも私は同じメニューを頼む。</p><p>「てりやきバーガー」である。</p><p>これさえあれば何も要らない。</p><p>チーズバーガーだの、やれエビフィレオだの、バーベキューだの他にもメニューは山ほどあるが、日本人たるものテリヤキバーガーを食わずして何を食べるというのだ。</p><p>話始めてなんだが、これは便利な商品ではない。</p><p>しかし考えようによっては便利だ。</p><p>ハンバーガー屋に入ってどれにしようと周りが悩んでいる中、私はメニューも見ずに決める事ができるのだ。あの甘辛い照り焼きソースにたっぷり注ぎ込まれたマヨネーズ、そしてシャキッとしたレタスが挟まれ、完成する。</p><p>中でもモスバーガーのテリヤキバーガーは絶品だ。</p><p>昔マックしか知らなかった私に父が自慢げに連れて行ってくれたのがモスバーガーで、ジャパンブランドと言うこともありレタスの量とパティーの質など隅々までこだわって作られている。</p><p>日本人好みのハンバーガーだ。</p><p>ただ、駅近はマクドナルドのテリトリーになっている事が多くモスバーガーの入る余地がない場合がほとんどで駅から遠い店舗ばかりの為なかなか気軽には訪問できない。</p><p>行った事がない方は是非足を踏み入れてみて欲しい。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>話が少しばかり脱線してしまったが、世の中には便利なものがたくさんある。</p><p>ただ、便利なものに頼りすぎるとその弊害もうまれる。</p><p>冒頭で紹介したブルースドライバーで話すとすればこうだ。</p><p>ブルースドライバーはとても優秀なエフェクターであり、高校生、大学生、そしてプロでも使用している人があるぐらい業界でも認められた一品だ。</p><p>しかし、あまりに安価であまりに数多くのプレイヤーが使用しているからこそ言えるのが、個性が出ないという点だ。</p><p>ブルースドライバーをかませると、どう頑張ってもブルースドライバーの後になってしまう。</p><p>それは良くも悪くも。</p><p>いい音には変わらないのだが、ドラゴンボールで皆がカメハメハを打つように、必殺技に個性が出ないのだ。</p><p>人は周りと違うものを欲したがる生き物であるからして、逆に手を出さないものも多い。</p><p>斯くいう私もその1人なのだ。</p><p>ジャキジャキと格好良い音になるのは分かっている。</p><p>名前も好きだ。</p><p>見た目も渋い見た目をしており、フットスイッチも踏みやすくシンプルだ。</p><p>だが私は踏まない。</p><p>私は隠し味で個性を出したいタイプであるからだ。</p>
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<pubDate>Sat, 16 Nov 2024 21:47:08 +0900</pubDate>
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