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<title>日付変更線</title>
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<description>現在２８歳独身青春真っ盛りの筆者が、通過列車のように過ぎ行く日々と悪戦苦闘しながら駄文を綴っていくブログです。</description>
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<title>中環で思ふ</title>
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<![CDATA[ <p>香港の続きというか、番外編です。</p><br><p>中環(セントラル)は香港のオフィス街であり、一番街。高層ビルが立ち並び、ブランドショップが軒を連ねている。</p><p>お昼時にはそれらのビル群から人々が吐き出されるように絶え間なく流れ、忙しい仕事の合間に一息ついているのか楽しげな会話がこだましている。</p><p>そんな都会な香港である。</p><br><p>香港は、アジアの金融センターを自負しているだけあって、実に多種多様な人びとが暮らしている。</p><p>広東人しかり、日本人、イギリス人、ドイツ人…。</p><p>彼ら(彼女ら)は、仕事があって香港に来ているわけで、自らの身一つ以外には、(家庭を持っている人を除いて)たいして何か持ってきているものはないだろう。</p><p>にしても、四六時中、ずっと仕事をしているわけでもあるまいし、マーケットが閉じる時間というものは当然あるわけだし、休みの日はまったくのプライベートな時間というわけだ。</p><p>そんなとき、香港生活をより豊かなものにするものといえばやっぱり人間関係だと思う。</p><p>当然、香港に地縁のない人びとが大半の彼らには、日頃の仕事付き合いをしている人たちがそれらの中核を成すことが大半だと思うのだが、それについて思うことがあった。</p><br><p>香港の人たちに限らず、どこでも社会人暮らしをしている人たちには、友人やパートナー、もしくは家族関係までもが彼らの勤め先を基盤として成り立っていることが多々ある。</p><p>そういったこと関係を築く、もしくは働きかけることで仲間としてのグルーヴ感を得ることが出来るのだと思う。</p><br><p>それを好むか好まざるかに関わらず、そのきっかけを作ることは非常に重要なのではないか、と。</p><br><p>香港では、そういった連中を勤め人の中に多く見ることができたような気がする。</p><br><p>日本人は「自分の周囲で自分をさらけ出すのはみっともない」という考え方が多くなってきたような気がして、少し寂しい。</p><p>周りにいつも言葉が通じる、自分の気持ちを汲んでくれる人がいればそれで良いのだけれど…。</p><br><p>そういう環境にいないときには、自分を壊して素になって接することが大事なのかなと思った。</p><br><br><p>一人、そんなに遠くないけど見知らぬ土地に居るものとしては。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hidukehenkousen/entry-10026750447.html</link>
<pubDate>Tue, 27 Feb 2007 23:35:48 +0900</pubDate>
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<title>答えは全てシンプル</title>
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<![CDATA[ <p>昨日、ある女の子が僕に云った。<br>「男って本当何考えてるのか解らない、女の子なんてすごく単純なのに」<br>僕はその発言を男女逆にして彼女に返そうと思った。<br>「男だって単純だよ…、だってやりたいだけだし、マリア様にされるように包んで欲しいだけだし。それに比べて女の子は…、」<br>と云いかけてふと考えた。<br>男も女も、同じく単純なのではと。</p><br><p>要するに、ふれあいたい。心許せる人と。心が通じている人と。<br>自分をこの世に認めてもらいたい。自分が息をしていることを確かめたい。</p><br><p>とすれば、お互いがうまくやっていくにはシンプルさを求めれば良いのではないか。<br>素直に、尊重し、思いやって、接する。<br>いつも自然体でいれば良いことだ。</p><p><br>しかし、人間たるもの、この単純なルールを守ることは難しい。</p><br><p>いま、地球が温暖化しているのは、人間のエゴのせいだと云われる。<br>例えばそれと同じように、自然界のルールに従ってシンプルに生きていれば全てうまくいくはずなのに。<br>そしてそれは、もう何年も前の大昔からみんなが知っていることであるはずなのに。<br>必要以上に求めるものは、結局何も得られない。</p><p><br>けれど言葉では解っているつもりでも、それができない。<br>できないってことは、理解していないってことなんだ。<br>解らないから、自分のルールに従うしかない。自分の欲に。<br>すると結局、単純ではいられなくなるんだ。</p><p><br>そんな風に思って、<br>「男も女も複雑なんじゃない？」<br>と言霊に発したら、間が長すぎて既に会話が終わっていたのであった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hidukehenkousen/entry-10026287934.html</link>
<pubDate>Thu, 22 Feb 2007 00:49:02 +0900</pubDate>
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<title>アンナちゃん</title>
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<![CDATA[ <p>夕方頃、近々公開の映画「さくらん」のPRの為に「花魁道中」が練り歩くというのでしばしその現場付近をうろうろしていました。ひょっとしたら出演者が現れるかも…という情報を聞いていたので。けれど、待てども待てども誰も何にも来ないのでもういいや、会社に戻ろう…ととぼとぼ歩いていると、後ろからバンが２台、連なって近づいて来ました。これはもしや…と思い、そのバンを除いて見ると…土屋アンナさんが！！そう、このブログの背景の絵を描いているアンナちゃんです！赤信号で止まっている車の中を再度覗き見て確かめると、くるくるの金髪に顔を覆うような大きな黒いサングラス。まぎれもなく、アンナちゃんでした！車はこのあと試写会が行われる会場の方へと走り去って行きました。土屋アンナさん、いいよね。</p><p><br>ぼくがもう何年も見続けているTV番組の一つにNHKの「イタリア語会話」があります。数年前、彼女はその番組で、生徒役として出演していました。最初の印象は、「なんだこのやる気のない＆生意気な生徒役は…」というものだったのですが(言葉遣いや振舞がかつて番組史上なかったほどに異端に思えた)、毎週見ているうち、逆にとても好感を持つようになっていきました。それは、一見して派手な外人風でも実は奥ゆかしかったり(それ故当初ジローラモをかなり警戒していた)、突飛な振舞をしていてもしっかりしていたり、と彼女の持つギャップがそう思わせていったのかもしれません。</p><br><p>それ以降、彼女のメディアへの露出は増え、より多くの人の目に映っています。</p><br><p>彼女のアクの強さは、僕が当初そうであったのと同様に、多くの人に不快感を与える場合もあるようです。</p><p>僕の周囲でも、好きか嫌いか、はっきり別れています。</p><p>それだけ、彼女の存在の強さが際立っていることなのでしょう。</p><p>平均しているよりも、ずっと人間らしい。</p><p>その辺が好感を持てるところなのだと思います。</p><br><br><p>さて、その後、映画「さくらん」を観ました。</p><p>原作が好きなのでギャップを見つけちゃって引くかもしれないな、とは思いましたが、アンナちゃん出演ということで観てしまいました。最初聞いたときは、きよ葉と土屋アンナはイメージ違うな…と思ったのですが、それも含めて、良くも悪くも蜷川先生の世界なのかな、って感じです。あのジャパニーズトラディショナルポップとでも云うような。このポップ、ってのが安野先生と少し違うような…。やっぱり原作を先に読んでると違和感を感じてしまう。いろいろ述べたいけどネタバレになりそうなのでやめます。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hidukehenkousen/entry-10026128148.html</link>
<pubDate>Mon, 19 Feb 2007 23:38:43 +0900</pubDate>
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<title>迷信</title>
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<![CDATA[ <p>爪が伸びている。</p><p>たぶんもう３週間くらい切っていない。</p><p>コンタクトを付けたり外したりするときに破れる。</p><p>切りたい。</p><br><p>日没後、爪を切ると良くないと云う迷信を聞いたことがある。</p><p>何でかは覚えていないけど…。</p><p>兎に角、切ったらいけないらしい。</p><p>２７歳のぼくは、いまでもなんとなくそれを守っている。</p><p>別に日中に切れば良いだけの話しだし…。</p><br><p>が、久しぶりに帰省したある夜、１コ違いの妹の部屋からパチンパチンと音がした。</p><p>同じ環境で育ったのに、彼女は普通に爪を切っていた。</p><p>「だって、朝は時間ないじゃん」と。</p><br><p>そらそうなんだけどさ…。</p><br><p>明日は早起きして切ろうっと。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hidukehenkousen/entry-10026049215.html</link>
<pubDate>Sun, 18 Feb 2007 23:55:50 +0900</pubDate>
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<title>香港戦争②蛇と闘う</title>
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<![CDATA[ <p>どんなものでも美味しく料理すると云われる中華料理。</p><p>その中でも「食は広州にあり」という程この広東エリアの食文化は充実している。</p><p>冬の旬は野味。特に蛇は健康によく、寒い季節を乗り切るのに良いとされているのだそうだ。</p><p>早速、一日中歩き回って疲れた身体に体力を取り戻す為、蛇屋へと向かった。</p><br><p>店名に「蛇」とついていればそこは蛇屋。</p><p>市場や下町で普通に発見することが出来る。</p><p>今回は廊街近くの「蛇王南」にて味見することにした。</p><br><p>蛇のスープに、胆嚢？の酒をオーダー。</p><p>キッチンで蛇を調理している様子はない。</p><p>スープだけあって、先に仕込んであるのだろうか。</p><p>店内を見回しても、蛇の気配は感じない。</p><p>一体全体、蛇肉はどのようにして仕入れているのだろう。</p><p>一匹にょろっと仕入れるのか、それともある程度に切られているものを購入しているのか。</p><br><p>そんなことを考えていると、まもなく料理が運ばれてきた。</p><br><p>まずは酒。</p><p>色は赤茶色。アルコールの匂い。</p><p>んっ。</p><p>濃い。苦い。しかし…。薬っぽくもある。</p><p>健康に良いだけあって…医食同源というやつか。</p><br><p>続いて、蛇スープ。</p><p>薄く切った蛇肉にフカヒレや椎茸なども入っている。</p><p>普通にみれば、上記の具に白身魚を加えたスープのようだ。</p><p>味もまあまあ。</p><p>ほんの少しだけやっぱり薬ぽさあるが、他の具もあるのでそんなに蛇臭さはない。</p><p>肝心の蛇肉はというと、魚よりも筋肉繊維が強く、なかなか噛み切れない。</p><p>食べるのに体力と気力を要する食事だ。</p><p>口の中に蛇がいるかと思うと、早く飲み込んでしまいたい。</p><p>だが、蛇が歯に挟まる。</p><br><p>しばし蛇と格闘した後、なるほど段々身体がぽかぽかしてきた。</p><p>滋養強壮に良いというのは本当らしい。</p><p>これで明日からもがんばれる。</p><p><br>食後、廊街を物色。</p><p>土産物屋の露店、屋台、占い、などなどがえんえんと並ぶ。</p><p>ほとんどがバッタ物やガラクタちっくだ。</p><p>それでもついつい覗いてしまう。</p><p>毛沢東語録にバイブ、時計、鞄や民芸品…。</p><p> </p><p>結局、風水に良さげな中華風方位磁針を買ったとさ。<br></p>
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<link>https://ameblo.jp/hidukehenkousen/entry-10025821146.html</link>
<pubDate>Fri, 16 Feb 2007 00:09:13 +0900</pubDate>
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<title>徐々に</title>
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<![CDATA[ <p>今日の読売新聞夕刊は「JOJO」の荒木飛呂彦先生特集だった。</p><br><p>なかなか乙なところを取り上げるな～、と思ったら漫画家になりたかったという石田記者が担当されていた。</p><p>彼もJOJO熱に侵されてしまった一人らしい。</p><p>いまも続く長い長い連載は、幅広い世代に浸透しているようだ。</p><p>もちろん僕もその一人。第３部からのJOJO歴。</p><p>高校生の頃、教室の窓際の本棚にはクラスメイトの女子が持ってきていたJOJOが大量においてあって、授業中に読破したのがそもそもの始まりであった(彼女の兄貴のだったらしい)。</p><p>それまではジャンプを読んでいても読んだり飛ばしたりだったのだが、最初から通して読んでみると、はまってしまった…。</p><p>初めはその独特の絵がとっつきにくかったものの、次第にその奥深いストーリーに引き込まれていったのであった。</p><br><p>「JOJO」は本当に変。物語も絵も表現も。ある程度慣れないと意味解らんもん。「スタンド」とか。</p><p>けど、その世界観に入り込んでしまえば、これほど面白いものはない！つうか、濃ゆい！しつこいし、よく練ってあるし。先生の「最近の漫画は絵がどんどん簡略化の方向に向かっていっているような気がするけど、僕はもっとリアルに描いていきたい」的なコメントが良かった～。そう、グロく、リアルに！想像的なものを加えてってな感じがはまる所以なのかもしれませぬ。</p><br><p>個人的には、手首を集める趣味の吉良やこきちいち細かい露伴先生、普通の人なのにスタンド使いになってしまった康一くんがでてくる第４部が好きです。仗助の「治す」というスタンドも逆説的で特徴的だし。</p><p><br>いまだにどんどん進化していっているJOJO、また読み返してみようかな。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hidukehenkousen/entry-10025744920.html</link>
<pubDate>Thu, 15 Feb 2007 00:18:17 +0900</pubDate>
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<title>香港戦争①百万ドルの夜景と闘う</title>
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<![CDATA[ <p>先日、旧正月を控えて賑わう香港を訪れた。</p><br><p>久方ぶりの一人旅、今回はバックパックを背負っての旅だ。</p><p>目星をつけていた佐敦の南北酒店にチェックイン。空いていて良かった。日本人はいない。部屋はセミダブルベッドがようやく入れてあるといった感じで、バス/トイレも含めて全部で４畳半あるのか？といった広さだ。</p><p>香港はあまり土地がない為、宿代が高いというが、これで$260。うーむ。</p><br><p>さてさて、まだ陽も高いので、早速街歩きへ。</p><p>百万ドルの夜景とやらを観に行こうじゃないか。</p><p>スターフェリーで香港島へ渡り、ぶらぶらと物色。</p><p>美味しいと評判の雲呑麺屋を発見、香港初食事。</p><p>麺と雲呑の皮、炭水化物同士で野菜も入ってないし、味気無さそう…。という理由で日本では極力避けてきた雲呑麺。だが、ここのは、なるほど美味しい。雲呑の中に入っている海老の団子が絶妙の出汁を出している。そして極細の麺。コシが強い！これが中国四千年の歴史か…。これから先、美食の旅は長く続きそうだ(４日間だけだけど)。</p><br><p>香港島中心部はビジネス街として発達しており、加えてSOHOなどは最新のファッションや流行の発信地となっている。</p><p>またその所々に昔ながらの屋台や市場が点在しており、新旧の文化を感じることができる。</p><p>そしてそれらカオスを一本のエスカレーターが貫いており、ビクトリアピークに続く山の中腹まで続いている。</p><br><p>その屋外のエスカレーターからは様々な香港の風景が通り過ぎていく。</p><br><p>人間がすれ違えない程細かく露店が並んでいたり、外国人が集まるエリアがあったり。</p><p>香港観光はこのエスカレーター一つで充分なのではないかと思えるほどだ。</p><br><p>さて、そのエスカレーターの終点を降り、ここから頂上まではトラムに乗換えだ。</p><p>しかし、どこを探しても上まで続いているはずの肝心のトラムの駅が見当たらない。</p><p>路傍にある地図によると１５分２０分くらいは下らなければならないらしい。</p><p>周りの旅行者っぽい人たちもどうすべきか迷っているようだ。</p><p>だが、もうここまで随分上ってきたはずだ。確か、「歩き方」に頂上まで歩いていけると書いてあったような気がする。</p><p>ようし、同じ歩くならわざわざトラムの駅に向かうより、頂上に向かおうではないか！</p><br><p>まだ日没には少し早い。着いたら丁度良い頃合なのではないか？</p><p>それに、なるべくなら自分の足で動きたい。その方が達成感があるだろうし。</p><p>近頃は時間がないことを言い訳にして、直ぐにタクシーやらなにやら、お金で解決していた旅が多かったような気がする。</p><p>確かに社会人になって、お金に余裕は出たけれど…。</p><p>それによって失ったものも多いような気がする。</p><p>なので、今回の旅はなるべく原点回帰、ということで進めたいと思っていた。</p><br><p><br></p><p>しかし…。</p><br><br><p>はあ、はあ。</p><br><p>いつになったら着くのだろうか、この山は。</p><br><p>思ったのだが、百万ドルの夜景というからには凄く眺めが良いはずだ。</p><p>だのに、未だに横を見ると高層マンションを見上げるようにして山を登っている。</p><p>ひょっとして、いや、間違いなく、これらのタワーの天辺を越えていかねばならないのだ。</p><p>あとどのくらいあるのだ？</p><br><p><br></p><p>立て看板があった。</p><p>「あと半分」</p><p>ちきしょー。もう３０分は歩いたのに。まだあるのかよ。</p><p>香港到着早々いきなり体力喪失だ。</p><p>足もぱんぱん。</p><p>でも、ここまで来て、後戻りはできない。</p><p>ひたすら、前に進むしか道はないのだ。</p><br><br><p>しかし、暑い。</p><p>Tシャツ１枚でももうびしょびしょだ。シャツの中に入れていたカメラ汗で使用不能になりそうだ。</p><br><p>上から降りてくるカップルよ、犬の散歩をしている住人よ、あとどのくらいだ？</p><p>下界はまだまだだぞ。</p><br><br><p>はあはあ、まるでカリン塔を上る孫悟空の気分だ。</p><p>最早、意地だ。</p><br><p>どこからか、女性の高い声、子供の笑い声が聞こえる。</p><p>いよいよ幻聴か？</p><p>いや、上に見える建物からだ。</p><p>目指すゴールは近いのだ。</p><br><br><p>ようやく、観光客の輪の中に解け込んだのも束の間、僕だけ異様に汗をかいている。</p><p>おかしい。確実に変態だ。やたらはあはあ息切らしているし。</p><br><p>建物の屋上は一面パノラマ。</p><p>九龍を眺めるのも良いが、反対側の島が点在している方も美しい。</p><p>図ったとおり、丁度夕暮れ時だ。</p><p>みんな、ファミリーは写真を撮ったり、カップルはしばし甘い時間を過ごしたりしている。</p><br><p>僕も、身体を休めつつしばしうっとりしているとき、視界が急に暗くなった。</p><p>あまりの汗で左コンタクトが外れてしまった！</p><p>くぅ～せっかく、上ったのに！！</p><p>思い出作りの汗の代償が、これかよ…。</p><br><p>ここには僕の居場所はないってことなのか…。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hidukehenkousen/entry-10025663637.html</link>
<pubDate>Wed, 14 Feb 2007 00:20:37 +0900</pubDate>
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<title>地方都市の妙</title>
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<![CDATA[ <p>今日は岐阜へ行ってきた。</p><p>いま現在、名古屋をホームとしているぼくにとっては、ちょっとした旅行気分だ(３０分もかからないのだが…)。</p><p>いやしかし、あらためて認識した。地方都市は良い。特に県庁所在地は。</p><p>新潟出身のぼくには解る。その素晴らしさが。落ち着きが。</p><p>岐阜は約３ヶ月ぶり。名古屋から最も近く旅気分を味わうことが出来る県庁所在地だ。</p><br><p>何が良いかって、まず一応栄えていることだ。</p><p>岐阜は駅前が大きく変わろうとしている。パルコがなくなり、名鉄の駅は工事中だ。</p><p>人通りもそんなにはないが、老若男女、全てが行き交う。</p><p>ご老人も、高校生も、勤め人も、赤ちゃんを連れたご婦人も。ここ重要。</p><p>いろんな人たちが混在しているのだ。</p><p>ぼくはこういうところに都市の力強さを感じてしまう。</p><br><p>今日も、コンビニに子連れのお母さんが入っていた瞬間、店員さん(おばさん)がその赤ん坊に絡んでいた。しかも、まもなく泣き出した…。</p><p>そんなところが、アットホームで良いじゃないですか。</p><p>まず名古屋・栄じゃありえません。</p><br><p>けど、人通りは確かに少ない。</p><p>タクシーもあんまり走ってないし。</p><p>その代わり、道路は広く、車で移動する分にはゆったりしていて良いのです。</p><p>家庭も狭いところに閉じ込められずに、ゆとりを持った生活ができる。</p><p>そんな穏やかな空気が流れているってとても良いところだと思う。</p><br><p>山が近くて、自然も多い。</p><p>新潟には海もあった。</p><p>これ以上ない環境。</p><br><p>ぼくも人生でもう一度くらいは暮らしてみたい。</p><p>近くに食糧豊富なスーパーがあって、時間とお金にゆとりがある暮らし。</p><p>たぶん、一生懸命ひたむきにやっていれば可能なのかもしれないけれど、何分ぼくの欲ってものは尽きることがないらしい。</p><p>いつも満足感を求めていて、一つ終えてしまうとまた別の欲まみれになって。</p><br><p>きっとそんな人間は、ゆとりある暮らしをしている人とは相容れない存在だ。</p><p>いつまでもいつまでも求め続ける。</p><p>しかし、いったい何を？</p><br><br><p>どこまで行けば、自分は満足するのだろう？</p><br><br><br><p>故郷を離れて、しばしばそんな考えを巡らせてしまいます。</p><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/hidukehenkousen/entry-10025120670.html</link>
<pubDate>Wed, 07 Feb 2007 00:23:14 +0900</pubDate>
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<title>一人縁起を担ぐ</title>
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<![CDATA[ <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">よくよく思い出してみると、ここ数年節分の夜は一人で過ごしている。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">いや、いつも一人なのでそれが普通なのだが。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">豆を買ってきて恐る恐る撒いてみたり、恵方巻を買ってきて吉方に向かってがぶりとやってみたり。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">そういや、全部一人だ。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">誰とも飲んでも、ご飯に行ってもいない。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">節分のイベントだけは、一人もくもくとこなしているような気がする。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span lang="EN-US" style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt"></span></p><p> </p><p></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">ぼくが恵方巻の存在に気がついたのは、本当ここ最近だ。名古屋に来てからだ。西へ来たからそういった習慣に出合ったのかと思ったが、どうやら関西ローカルの文化が全国的に広まったらしい。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">そこでここ２年はとあるスーパー<span lang="EN-US">(</span>というか店内にあるすし屋<span lang="EN-US">)</span>で恵方巻を購入している。で、帰宅してから家族全員で今年も良い年でありますようにとやっていた。と云っても勿論一人でだけど。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span lang="EN-US" style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt"></span></p><p> </p><p></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">しかしおととい、今年も同じスーパーで恵方巻を物色していて気付いた。ここ２年はあまりぱっとしなかったなと。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">というか、彼女と別れるわ、食中毒になるわ、女の子にフラレ続けるわ、足を怪我するわ、地味に惨めなことがついて回っていたような気がしないでもない。ま、それなりに楽しいこともあったとは思うのだけれど。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">そういうことが脳内を駆け巡り、今年は丸かぶりでよいことありますように！と縁起を担ぐ気にはなれなかった。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span lang="EN-US" style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt"></span></p><p> </p><p></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">でも、折角の節分、何か行動を起こさねば…。ということで、新潟にいた頃行っていた「歳の数だけ豆を食べる」で縁起を担ぐことにした。新潟では、落花生を殻付きのまま投げる。そしてそれを食べていた。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">しかも、当時とは少し改良を加えて、数え年で食べることにした。節分という旧暦の習慣に合わせて。つまり、２８個。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">なんだか気分一新だ。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">豆はおいしいし。<span lang="EN-US"><br></span></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 12pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span lang="EN-US" style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt"><br style="mso-special-character: line-break"><br style="mso-special-character: line-break"><br></span></p><p class="MsoNormal" style="MARGIN: 1.5pt; TEXT-ALIGN: left; mso-pagination: widow-orphan" align="left"><span style="FONT-SIZE: 9pt; FONT-FAMILY: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-bidi-font-family: &quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;; mso-font-kerning: 0pt">たまには誰かに豆を投げつけてみたいと思った。<span lang="EN-US"><br></span></span></p>
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<link>https://ameblo.jp/hidukehenkousen/entry-10025042295.html</link>
<pubDate>Tue, 06 Feb 2007 00:02:39 +0900</pubDate>
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<title>長生きの本能</title>
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<![CDATA[ <p>掘り炬燵の居酒屋で、足を置く所に一本の長い竹が横たわっていた。</p><p>同席していたおじさんは、「これいつでも竹踏みできるやん。」と云った。</p><p>確かに、ツボ押しすることができて気持ちいい。</p><p>アルコールと共に刺激された血液が身体中を巡っていく。</p><p>なんとも心地よい。</p><br><p>そういやうちの母も健康に良いからと、竹踏みをしていたものだ。</p><p>それ以外にも、風呂上りにはテレビを斜め見ながら、ストレッチ、ヨガなど気付けば何かそういった類のもので身体をほぐしていた。</p><br><p>テレビでは健康番組が花盛り。</p><p>メタボ対策の為にもっと歩くことを心がけよう、とか喫煙は百害あって一利なし、だとか。</p><br><p>体調が良ければ身体も頭も、自分の思うがままによく動く。</p><p>人が健康に生きるようとするのは本能がそうさせるんだなと思った。</p><br><p>いつまでも丈夫で、できるだけ長生きできると良いね。</p><p>そう思う人もそうでない人も、彼らの思いには関わらず、このことは身体に脳に組み込まれているように思う。</p><br><p>とすれば、青春のひねくれ期に喫煙や自傷行為など破天荒な振舞に向かってしまうのは何故なのだろう。</p><p>どんなに乱暴に扱っても決して壊れない自身を試してみたいから。</p><p>有り余るエネルギーと好奇心を満足させたいから。</p><br><p>逆にあまりにも健康に気をつかっている中学生がいたら少し嫌だけど。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hidukehenkousen/entry-10024969809.html</link>
<pubDate>Mon, 05 Feb 2007 00:55:42 +0900</pubDate>
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