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<title>ひろひろのブログ</title>
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<description>好きなものはたくさんなのでいろいろ書きますSMAP、コブクロ、SPYAIR、B'z、タイバニ他読書はミステリ、FT、SF、幻想小説を中心にいろいろと映画や舞台も好きです</description>
<language>ja</language>
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<title>2020年5月に読んだ本</title>
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<![CDATA[ <p>『戦う女性たちの世界史』関眞興　日経ビジネス人文庫　5/2読了<br><br>必ずしも有名人とは限らないが、歴史の転換に影響を与えた女性を取り上げた本。<br>これを読んでつくづく思ったのは、私はこういう本を好んで読むから、いつまで経っても歴史が面で捉えられず、線ですら捉えられず、点で見ているんだな、と……。<br>筆者の言っているとおり、取り上げられているのは必ずしも有名な方だけではないのですが、やはりというかなんというか、世界史の教科書と同じく、いわゆる西洋と中国がほとんど。<br>中国以外のアジアやアフリカ、南アメリカ他、世界史であまり取り上げられていない国への言及はないなぁというのが気になりました。<br>そういうところのが読みたい。<br>あとはジャンヌ・ダルクだと、ジル・ド・レに触れないわけにはいかない気がするんだけど、名前すら出てこないとか。<br><br>似たような本をいろいろ読んでいるからこその弊害だなぁ。浅くさらっと、でもいろんな人やことを取り上げている本はとっつきやすいんだけど、もうちょっと掘り下げて読まなきゃいけないな、と痛感。<br>でもきっとまたこういう本を手に取ってしまうと思う。<br><br><br>『ムーミン谷の彗星』トーベ・ヤンソン　講談社文庫　5/2読了<br><br>ムーミンシリーズはこれまで読んだことがありませんでした。なので、刊行順とは別としてこれが実質第1作、と聞いたので手に取ったのですが、私の知ってるムーミンとは違う……。ちゃんと読んだことがないのに知ってるのとは違うゆーても、そんなの知らんがな案件ですが。<br>私の知っているムーミンは、ムーミンは家族とスノークのお嬢さんたちと友達と毎日愉快に楽しく、そしてときおり訪れるスナフキンと短い旅をして過ごす、というイメージなのですが、あのー失礼ながらこの本のムーミンたちは問題を先送りにし、なんかあったらお母さんが解決してくれる、他は顧みず何はともあれ好きになった子（スノークのお嬢さん）が最優先。という正直お友達にはなりたくないタイプと思ってしまった。<br>彗星がやってくるというかつてない大災害の予感を目の前にしてパニックに陥ってるからある程度はしょうがないといえばしょうがないんだけども。<br><br>刊行順に読んでれば良かったなぁ……と思い、次の本に手が出ない。だって次に準備している本も『小さなトロールと大きな洪水』ってタイトルからして、今回のこの本と同じような系統に感じてしまったのです。<br>でもやっぱりムーミンシリーズは気になるし、ちょっと寝かせて、刊行順での第一作を手にしてから、先を読もうと思います。<br><br><br>『不死探偵事務所』縞田理理　新書館　5/3読了<br><br>この本出てたの知らなかった。ということで、緊急事態宣言が出て本屋さんがあまり開いてなかったので唯一開いていた本屋さんで注文取り寄せしました。注文するのって久し振りでちょっと緊張した。<br><br>魔法が普通にある世界。だけど魔法を使う能力を持っている人は限られている世界。魔法を使える方が社会的な地位が高い世界。<br>主人公のシモンは全く魔法が使えず一発逆転を狙って、探偵のアンブローズ・ネロの命を狙ったが、あっけなく返り討ちにあいネロの奴隷として契約されてしまう。<br>バディものだと作者さんも言われていたのでそういう目で最初から見ていたら、なかなかバディぽくならなくて頭の中が？？？てなってましたが、これはバディがバディになって行く話でした。<br>ここで終わりとのことなんですが、このあとバディとしての話を読みたいなぁと思っちゃった。<br><br>私は本を読むときに最低限の情報以外は入れずに読みたい方なので、あまり帯とかも読まないんですが、これ、帯で思いっきりネタバレしてるな。<br>これまで読んだ縞田理理さんの本とは全然違った感じ……いや、そうでもないかなぁ。これまでは群像劇ばかり読んでたからそう思うのかな。<br>縞田理理さんの本でどうやらまだ読んでない本もあるみたいなので取り寄せてみよう。<br><br><br>『後宮の烏 ４』白川紺子　集英社オレンジ文庫　5/3読了<br><br>本屋さんに行ったら4巻が出ていました。3巻までは図書館で借りてたんだけど、図書館もしまっていていつ借りられるかわからないので買っちゃった。<br><br>3巻までは、これいつ終わるのかな、この巻で終わっちゃったらどうしようと思いながら読んでたんですが、4巻はそういうあたりはどっしりとしていて、どこまで広がるんだろうなこの話、と思いつつ読んでいます。<br>巻頭にこの世界の地図も載っていて、頭の中でいろいろ考えるのも楽しい。<br>烏妃のところに事件が持ち込まれるのは変わらないけれど、烏妃に関わることと烏妃としてではなく彼女自身に関わることが少しずつ深くなって行くのが楽しいです。<br><br>ただ個人的には、あまり皇帝とどうにかなってほしいとは思っていないんですよねぇ。<br>彼女と彼の行先もこの話の大きなテーマの一つになっていくんだろうけれど、この話にあまり色恋を求めていないので。勝手な話だけれど。<br>それはそれで素敵なことだと思うけれど、大前提として、皇帝の後宮には何人もの女性がいるわけで、そういう状態で一番大事な人ができると他の女性はどうなっちゃうの？なんて考えてしまう。<br>烏妃と出会ったことで皇帝自身の心も成長していっていると思うし、烏妃も成長していっていると思うし、2人がそうなったとしても必然かなとも思うけど、それでもいろいろ気になっちゃう。<br>まあ一読者が言ってもどうなるものでもないんですけども。<br>ともかくも、次の話が楽しみなので早く出て欲しいです。<br><br><br>『夜ふけに読みたい不思議なイギリスのおとぎ話』吉澤康子＋和爾桃子 編訳　平凡社　5/4読了<br><br>グリムやアンデルセンやラングやいろんな方が編纂してきたおとぎ話や童話と言われるお話たちの中でも、割と初期のままの、つまり原型に近いお話…なのかな。<br>タイトルには『イギリスの』とありますが、ノルウェーやデンマークのお話も混じってる。逆にアイルランドやウエールズはないのかな。続刊でその辺もあるんじゃないかと思います。少なくとも次の次の巻はタイトルにもアイルランドのお話とあるし。<br>原型に近い、というのは、どこかの書評でそう読んだ覚えがあるのと、よく知っている話で尻切れとんぼ（と勝手に思ってるだけかもだけど）に終わっているものがあるから。<br><br>たとえば「赤ずきんちゃん」は、この本では、おばあさんに続いて赤ずきんちゃんも狼に食べられて終わっちゃう。<br>猟師が助けてくれる描写どころか、こんなふうにならないように気をつけましょう的なものも何もない。食べられてしまいましたとさ。おしまい。<br>言い方悪いけど、説教くさい部分とか救いになる部分がないっていうのが、原型に近いんじゃないかと思った理由。<br>それより何より、赤ずきんちゃんがノルウェーのお話ってことの方にびっくりしましたが。<br>他にも読んだことがあるお話、読んだことのないお話、どこかで読んだかもしれないお話がたくさん。<br>「フォックス氏の城」は青髭を思い出したし、「イグサのずきん」はリア王の元ネタとされているみたいだし、それとは別にマレーヌ姫を思い出したし。<br><br>いわゆる昔話やお伽話、神話や童話と言われているお話が大好きなので、続刊もその次も読みたいと思います。<br><br><br>『有閑貴族エリオットの幽雅な事件簿』栗原ちひろ　集英社オレンジ文庫　5/5読了<br><br>舞台は19世紀末のロンドン。幽霊男爵と陰で呼ばれるエリオットは心霊好き。交霊会という交霊会に顔を出し、かと思えば社交界で浮名を流し、風雅で珍奇なものを集める博物学的な趣味も持つ。<br>オカルト事件に目がない彼の目的は、インチキ霊媒師たちの嘘を暴くこと。<br>生者も死者もほとんど同じように見えてしまうエリオットと、彼の助手でそれなりに見えるコニー。コニーは人間扱いされていなかった過去にエリオットに救われ、今ではエリオットを崇拝しているけれど、エリオットもコニーがいることで救われている部分があるんだな。<br>コニーのエリオットへの心酔ぶりは読んでいてこちらが気恥ずかしくなってしまうところもあるんだけど、しかたがないな、この2人の関係性なら。と思ってしまう。<br>エリオットはいろんな理由で「まともな」恋や結婚をするつもりがなさそうなんだけど（それでもいつか雷に打たれたみたいに恋をするかもだけど）、彼の友人のヴィクターの恋の話は見てみたいなぁ。当時の時代なりにとても保守的な考えを持つヴィクターが、彼が考えているのとは正反対の女性に惹きつけられて右往左往するのとか見てみたい。本筋からはずいぶん離れるけど。<br><br>栗原ちひろさんは前に読んだ悪魔交渉人シリーズもそうだったけど、死と近い話が多いのかな。と思ってたんですが著書を見るとそうでもなさそう。私が見る機会の多かった話が、そういうのが多いのかな。<br>他のシリーズも読んでみよう。<br><br><br>『ハリー・ポッターと賢者の石』J・K・ローリング　静山社　5/17読了<br><br>そういやシリーズを通して読んだことはなかったな、といまさら改めて読むことにしました。とはいえ、この1巻は読んだはずなのに記憶ってあてにならないですね。後半全然覚えてないんだもん。<br>ハーマイオニーって最初はこんなに嫌な感じだったっけ？とか、スネイプ先生ってこんなに早くハリーのこと助けたりしてたっけ？なんてびっくりしながら読みました。<br>覚えていないなりに、自分が嫌だと思った部分は覚えていて、それを再確認するのはちょっと辛かったなぁ。<br>嫌な部分は、おじさんたちがハリーのことを頭っから完全に否定して話も聞かないところ。話を聞いて受け入れられないんじゃなくて話を聞こうともしないのが嫌。キャラクター造形という意味合いでは必要なのかもしれないけれど、私の嫌いなタイプそのまんまで、どうしても受け入れられなかったな。<br><br>あと、当時と違って余計なことを考えてしまいました。<br>寮に振り分けられるときは個々人の性格や資質によるみたいだけど、完全なる善人や完全なる悪人がいないように、全ての人はいろいろな才能や資質が入り混じっていると思うんですよね。<br>つまり、スリザリンの人にも、ハッフルパフに近い人、レイブンクローに近い人、グリフィンドールに近い人がいるんじゃないかって。もちろん、他の寮の人たちだって、そんなふうに他の寮の資質に近い人もいるんじゃないかと思うんですよね。<br>そういう人たちは、たとえばスリザリンらしさというものに違和感を抱くことだってあるんじゃないかなって、そんなふうに思ってしまいました。<br>先の方まで読んだらそういう部分もあるのかもしれないけれど。<br><br>というわけで、今度こそ、きちんとハリー・ポッターを読みとおしたいと思います。<br><br><br>『親王殿下のパティシエール2 最強の皇女』篠原悠希　ハルキ文庫　5/21読了<br><br>清の乾隆帝の第17皇子愛新覚羅永璘のお抱えパティシエール見習いのマリーのお話。<br>今回は最初からマリーの頭を悩ますことになる新入りだけど兄弟子が登場したり、永璘も彼の正妃の紅蘭もお気に入りの公主様が登場したりと2巻にして盛り沢山。<br>新入りだけど兄弟子の王厨師は、当時の男性の価値観でガチガチで、女性のマリーが同じ厨房で働くことがどうしても納得できない。<br>1巻の登場人物たちもいろいろと不満を持っていたようだけれど、王厨師ほど頑なではなかったのか、それとも永璘と一緒にフランスから清にやってきたからなのか。<br>ともかく、厨房がマリーにはとても辛い空気になってしまったのは読んでて辛かった。<br>とはいえ、作中でもあったように禍福は糾える縄の如しというように、マリーの厨房ができたのは、パティシエールとしては一歩前進。<br>でも清の国の厨師として認められるにはやはり厨房での修行は欠かせないので、その部分においては前途多難。<br>きっとマリーならばなんとかなるんだろうとは思うけど。<br>そして今回登場のもう1人の人物の和孝公主が好きです。頭が良くて勝気で美人で男性よりも優秀でもしかしたら皇子たちの誰よりも乾隆帝に期待され可愛がられてきた、という彼女の属性から想像していた女性像とは違っていて、めちゃくちゃ可愛い。彼女には心から幸せになってほしいなぁ。次からも彼女が出てきてくれると良いな。<br><br>そんななかなかに強烈なキャラクターに目を奪われていますが、話の中身は結構重い。<br>男女差別や文化の違い、宗教観がこれでもかと押し寄せてくる。<br>ただ、男女差別にしろ外国人に対する目にしろ、その当時はそれが当たり前とされていたんですよね。現代に生きる私からするととてももどかしかったり腹立たしかったりするけれど、そんな考え方だったこと自体を否定して、なかったことにしてはいけないと思うのです。<br>あったことはあったこととしてちゃんと見つめて、これからの私たちはそういったことを無くす方向へ進むということ。<br><br>そんなこんなもありますが、これからマリーは、そして彼女を取り巻く人たちはいったいどうなって行くのか、とても楽しみです。<br><br><br>『大名倒産　上・下』浅田次郎　文藝春秋社　5/27読了<br><br>越後の小藩・丹生山松平家を継いだばかりの小四郎は、ある日、藩が借金だらけで幕府への上納金さえろくにないということを知らされる。それも、幕府の重職からー。<br><br>浅田次郎さんの本は読んだことがなくて、でもななにーのインテリゴロウで稲垣吾郎ちゃんと対談しているのを見て面白そうだと読んでみることにしました。吾郎ちゃんと話している浅田さんが、なかなかに偏屈じいさんで、でもなんだか憎めないというか可愛いところもあって、そして自分の書いた本に自信があるところが気になって。<br>下手に謙遜することなく、自分の本のここが面白いと言えるのはすごいなぁと。<br><br>あらすじを読んでいた段階では、超高速参勤交代とかそういう系統なのかと思っていましたが、ちょっと違う。<br>まず敵は無茶振りをする御老中だとか、悪徳商人だとか、悪家老だとかそういうのではなく、実は家督を譲って隠居を決め込んだ先代藩主。つまり、主人公・小四郎の父。そして彼に忠実な家老を含めた家臣たち。<br>先代は借金で首が回らなくなった藩をなんとかすべく、計画倒産を狙っていたのです。<br>そこで白羽の矢が立ったのが、妾腹で本来であれば後継候補に名前が挙がることすらなかった四男の小四郎。当然、そういう教育を受けたこともなく、江戸城に上がる前に通り一遍の礼儀作法を叩き込まれたくらい。<br>先代は小四郎とはほとんど一緒に暮らしたこともなく、つまり取り立てて小四郎に対する情もない。小四郎は藩を継ぐ前には借金のことも知らされず、事が露見してからもどれくらい借金があるかもろくに知らされず、要は小四郎は詰め腹を切らせるテイのいい人身御供として選ばれたのです。<br>その小四郎は生真面目で、藩を継いだ際、近習として取り立てた幼馴染みの友人二人と共に、何とかこの苦難を乗り越えようと奔走します。<br>大丈夫かな、この人たち、と思ってしまうくらい頼りないスタートでしたが、小四郎の人柄や熱心さに絆され、次第に周囲の人たちも（神様も）小四郎に肩入れしー。<br><br>とにかく登場人物が多く、主人公は小四郎ですが、小四郎を中心とした群像劇の要素もあります。<br>小四郎の兄と兄嫁のエピソードは微笑ましいのですが、兄嫁の父が曲者…かと思いきや。<br>この兄嫁の父が好きでした。あのー、なんというか、まあいわゆる脳筋ですね。このタイプ好き。<br>あまりにも登場人物が多すぎ、話がいつの間にかかなり壮大に広がっていったので、続編が読んでみたいと思いました。群像劇のようだと言いつつも、最初から出ている小四郎の近習の幼馴染二人はあまりスポットが当たってない。<br>他にも、下巻になってから登場した越後の藩の人たちとか、そこから派生した船主や上方商人のことも気になるし、水売りの先の話も気になります。<br>小四郎がこれからどんなお殿様になっていくのかも、どんな奥方様が来るのかも。<br><br>続編、書いてくれないかなぁ。<br><br><br>『ガニメデの優しい巨人』J・P・ホーガン　創元SF文庫　5/30読了<br><br>『星を継ぐもの』の続編。<br>とはいえ、あまりにも久し振りに、十数年振りくらいに手に取った、ような気がする。なので、前作を思い出すのに相当時間がかかりました。<br><br>月面で発見された真紅の宇宙服を着た遺骸は、年代測定によると死後5万年を経過していた。<br>チャーリーと名付けられたこの人物、そして彼が属していたはずの集団は、チャーリーが月で発見されたことからルナリアンと呼ばれるようになった。<br>ルナリアンの正体を探る調査に携わることとなったヴィクター・ハント、そしてクリスチャン・ダンチェッカーは、チャーリーが残したと思われる日記やチャーリーの携行食料らしきもの、その他様々なものを調べるが、なかなか謎は解明しない。<br>さらに木星の衛星ガニメデを訪れた調査隊が、宇宙船の残骸と、地球人、そしてルナリアンとは全く体格も何もかも違う遺骸を発見したことで、さらに謎は深まってしまうー。<br><br>ハントとダンチェッカーはその謎を解くことに成功しますが、その続編となる『ガニメデの優しい巨人』で、二人はガニメデで発見された遺骸と同種族のガニメアンと遭遇します。<br>ガニメアンの体格は地球人と較べるとかなり大きく、表題のガニメデの優しい巨人とは、すなわちガニメアンのこと。<br>そして、なぜ『優しい』かというと、ガニメアンは争いを好まないから。<br>好まない、というのはまだ控えめな言い方で、彼らには闘争本能そのものがないのではないかと思われます。地球人が人類同士争うことすら理解できない。そんなことをしたらお互い傷つけあってしまうかもしれない、殺してしまうかもしれないのに、どうしてそんなことをするのか理解できないのです。<br>闘争本能どころか、競争意識すら彼らの理解の外にある。<br>虚栄心もどうやらないみたいで、ガニメアンについての描写や、彼らが地球人を見て困惑しているところを見ると、たとえば嫌いな人が失敗するのを見て溜飲が下がるというような、自分の嫌な部分が浮かび上がってくる感じがしてとても居心地が悪く感じてしまいました。<br>とはいえ、それはこの作品自体の魅力を削ぐわけではありません。あくまで、読んでいる私自身がそういう嫌な部分を持っているということ。<br>ガニメアンはとても優しいし、どうしてそういう種族となったか、という考察も作中できちんとなされていて、このお話自体はとても面白かったです。<br>地球人とガニメアンの差や、ガニメアンの抱いた罪悪感や、おそらく地球人はそうは思わないんだろうな、と思ってしまうことも含めて、このお話はとても細かいところまできちんと考えられていて面白かった。<br><br>このお話は、さらに『巨人たちの星』に続いているので、そちらも読もうと思っています。今度こそ、話を忘れる前に読みたいな。<br><br><br>『錬金術師の密室』紺野天龍　ハヤカワJA文庫　5/31読了<br><br>世界に7人しか存在しない錬金術師が強い力を持っている世界。当然、錬金術師を擁する国家は他の国家に対して大きな発言権を持っている。<br>主人公のエミリアはアスタルト王国王立軍に所属する若き軍人。<br>彼は、軍務省錬金術対策室室長にして、自らも錬金術師であるテレサ・パラケルススと共に、水上蒸気都市トリスメギストスへと出向くこととなる。トリスメギストスは島が丸ごと大企業メルクリウスの土地で、メルクリウスのお抱え錬金術師フェルディナント三世が不老不死を実現し、その公開式典に立ち会うよう依頼があったのだ。<br>そのトリスメギストスの三重密室で死体が発見され……。<br><br>嬉しくなってしまうくらい色々てんこ盛りの設定ですが、読んでてすごく楽しかった！<br>作者の方は、ラノベで描いてらした人。最近、早川ではラノベの作者にSFやミステリを書かせているようですね。<br>ラノベ出身だけあってお話はとても読みやすいし、作者の方はもともとミステリが好きな方みたいで、錬金術師とかエーテルとか出てきますがしっかりミステリしているので、ミステリとスチームパンクの両方が好きな私はあっさりホイホイされました。<br><br>テレサ・パルケルススはすれ違う女性が思わず顔を赤らめてしまうほどの美形で、女性に優しく、可愛い子（たぶんその範囲はかなり広いと思われる）にはすぐに甘い言葉をかけるようなタイプ。ただし、女性。<br>頭がよく能力はあるが、態度と性格が悪いので、軍部からは隙あらば排除しようと画策されています。が、女王の覚えめでたいため、なかなか直接は手が出せない。<br>エミリアはそんな彼女のお目付役であり、何か不祥事があれば報告するよう情報部から密命を受けており、この任務が成功したら、栄転が待っている。<br>そんな2人が巻き込まれた殺人事件をどう解決していくか。<br><br>今作品は、ミステリとしてきっちり完結していますが、テレサとエミリアという2人がバディになるまでの物語になっています。<br>もしかしたら続くのかな。続いて欲しいな。<br>そう思いながら読みました。<br>「世界に7人しかいない錬金術師」という設定にはまだまだ書かれていないいろいろが潜んでいそう。だって作中で言及される人たち、7人いないよね？<br>そういうあたりも気になります。<br>そして私はエミリアちゃんが好きだ！　設定やらなにやら、私が気軽にホイホイされる要素がたくさん詰まっていて、エミリアちゃんのことも先生（テレサ）のことももっといろいろと掘り下げてほしいし、もっといろいろ読みたいです。<br><br>続きが出ますように。<br><br><br>以上、2020年5月に読んだ12冊（上・下巻はそれぞれ1冊と数えています）の感想でした。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hiro2-0818/entry-12615234544.html</link>
<pubDate>Mon, 03 Aug 2020 00:00:28 +0900</pubDate>
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<title>2020年4月5月に観た映画</title>
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<![CDATA[ <p>とは言っても、緊急事態宣言で映画館がしまっちゃったので、宣言が出る前に滑り込みで見た１本と、連休中に配信で見た１本、あわせて２本だけですが。<br><br>『一度死んでみた』<br>タイトルとポスターを見る限り特に興味はわかなかったんですが、予告で面白そうだったのと、私の見る限り評判がよかったのとで見ることにしました。<br>主人公は広瀬すずちゃん。堤真一さん演じる父親が嫌いで嫌いでしょうがない薬学部の学生。まったくやる気のないまま、しかたなく父親の製薬会社の面接を受けるシーンから始まります。<br>すずちゃんはデスメタルバンドのボーカルとしても活動していますが、そちらはどうやら芽が出ないみたい。お父さんは自分の製薬会社に入社してほしいと思ってるけど、大っ嫌いなお父さんの会社になんか絶対に入りたくないと意地を張っています。<br>そんななか、お父さんが突然亡くなったと聞かされます。<br>タイトルのとおり、亡くなったはずのお父さんですが、実は一度死んでもう一度生き返ることのできる薬が偶然開発され、その薬を飲んでしまったのです。<br>しかし当然それは承認された薬ではなく、会社の乗っ取りをたくらむ連中は、一度死んだものを本当に殺したって罪にはならないだろうと急いで償却しようとし、すずちゃんと事情を知る社員とはそれを何とか阻止しようとし……。<br>死を扱ってはいるけれどコメディで明るいお話。しかもうっかり泣かされそうになったいい話だった。<br>とても伏線の貼り方がうまい映画だなぁって思いました。え？　さっきのこれって伏線だったの！？　というのがたくさんあって、単なるネタだと思っていたことがすべて回収されてすごかった！<br>あと広瀬すずちゃんの歌はよかったです。声可愛かったな。<br>すずちゃんと一緒にお父さんを生き返らせようとする社員が吉沢亮くん。この二人がみててすごく可愛かったです。<br>それとキャストが豪華！　カメオ出演っていうのとは違うだろうけど、ほんの一瞬、ろくに台詞もないような役で本当にいろんな人が出てくるの。途中からは次はだれが出るんだろうって、そういう意味でも楽しい映画でした。<br><br>『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』<br>映画館も閉まってしまい、せっかくなので見逃した映画を観てみようと初めて配信に手を出しました。<br>面白かった！<br>この映画はマーベルシリーズとしか知らず（最初はそれすら知らなかった）、予告とか見てもなんとなく素通りしてたんですよね。<br>アベンジャーズ・エンドゲームでちらっと出てきたことと、あとは２のリミックスの方の予告映像くらいしか知らない。<br>リミックスのときも、予告をみて面白そうだとは思いつつ、結局見なかった。<br>面白いという評判も聞いてはいて、だったらリミックスだけでも観に行っとけば良かったなぁ。当時は、この第一作を観ていなかったから躊躇したんですよね。<br>でも評判がいいという以外の事前情報を入れなかったのが良かったかも。<br>え？　この人こんなキャラだったの？　この人こんな背景があったの？　って何もかもにびっくり。<br>ガモーラ以外はなかなかになかなかな脳筋が揃ってて、そこも好きです。<br>第３作は、ここにソーが加わるんですよね。さらに脳筋度がアップしてほんと楽しみだ。<br>でもまずはリミックスを観てみようと思います。<br><br><br>以上、2020年4月5月に観た2本の感想をまとめてみました。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hiro2-0818/entry-12602553092.html</link>
<pubDate>Sun, 07 Jun 2020 18:46:03 +0900</pubDate>
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<title>おこもり生活</title>
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<![CDATA[ <p>なんてこと書いてますが、特にやってないんですよねーおこもりって。私は職種的に引きこもれないので、ほぼ毎日仕事にちゃんと行っています。<br>ほぼ毎日、というのは、それでも在宅勤務をやりなさいと人事からお達しが出たので、週一くらいで在宅勤務。原則二日に一度って言われてたけど、部署ごとの事情もあるし、うちは週一くらいのゆるりとした在宅勤務でした。<br>うちの県は緊急事態宣言は解かれたので、もう在宅勤務は絶対しなきゃいけないものではなくなったけど、でも今月いっぱいは週一在宅勤務を続けてやろうともくろんでおります。<br>どうやら私は仕事が嫌なんじゃなくて、通勤が嫌なんだって気づいてしまったよ……。<br>帰り途はいいんですけど、家に居ながらにして仕事ができるんだったらそれでいいやん。<br>まあ6月以降は担当業務が変わるので、そうも言ってられなくなるんですけどもね。<br>6月以降は仕事が忙しくなって、これまでは残業禁止だったのが、残業しても仕方ないよね、予定分の業務が終わるまで帰れないから（業務が終わったか決めるのは私ではなく他部署）になってしまう。<br>業務は減らないのに残業禁止ってのも逆ブラックだよなって思ってたけど、今年はいろいろと胃の痛い仕事が続きそうです。いや、いまのスケジュールだと来年もだな……。とはいえ、道筋は今年度中につけないといけないので、まずは今年を頑張らねば。<br>新型コロナはいまは収束方向ですが、きっと秋以降にまた波が来るんだろうな、と覚悟はしてます。だからきっと今年はあまり大きなイベントはないと思うんですよね。<br>お仕事頑張って、なんなら残業代稼いで、また来年以降のイベントに備える方向をめざすよ。<br><br>そして新型コロナのおかげで変わったことがいくつか。<br>ひとつは、布マスクを作るようになったこと。<br>とはいえ、うちにはミシンはないし、私はお裁縫は学生の頃の家庭科の授業くらいしかやったことないので、ガタガタの縫い目ですが、それでもちゃんとマスクの形になるんだよ。すごいよね糸と針って！<br>最近はちらほらマスクを店頭で見るようになってきましたが、うちの地方ではいまだドラッグストアでは見られない。先日近くのドラッグストアに入ってたのは入ってたんですが、どこで作ったんだこれ？なもので買いませんでした。周りの人も誰も手にとってなかった。<br>コンビニではユニ・チャームのを見かけたので、一度買いましたが、それからまた出会えない。<br>街中で見かけるマスクって、ほんとどこのだれが持ってたんだろうね、あれ。ドラッグストアに出回らず、雑貨屋さんやら商店街の空き店舗の前やらで売っているってのが闇を感じますね。<br>政府がマスクを配るって話が出てからネットに出回ってるのも徐々に値段下がり始めたし、街中で売ってるマスクも見るたびに値段下がってるし、やっぱりあれって効果あったんだなーと思ってます。なんで布マスク配るって言ったから値段下がるんだって言ってる人いたけど、要は株価とか先物取引と同じですよね。情報戦なんですよ。株も先物取引も為替相場も、情報が出たらすぐに動くし、情報が出回ったときにはもう遅い。その頃には仕込みは終わってるし、最初に動いた人たちはもう売り抜けてる。私の知り合いは何度か先物で大損こいてるからその辺の話は何度も聞いた（笑）。<br>需要と供給のバランスとかいうけど、儲けたい人は実際に需要が動き始める前に商品を仕入れて、スタートダッシュで売ってしまって、市中で本当に取引が始まる頃にはもう撤退してるんですよね。いまごろ街中で出てるのは、つまり情報が遅くて売り抜けられなかったか、儲けようとして仕入れていたのが、政府のマスク配るよ、であわてて出したはいいけど、仕入れ過ぎてたってことだろうなーと思ってます。<br><br>閑話休題。<br><br>まぁそんなこんなで、ゆるゆるとマスクを作ってます。作ろうかなーって思ってたタイミングで呉服屋さんの前を通ったときにさらしが安く出てたんですよね。おかげで一反あった（ちょっと使った）んで、まだまだ当分作れますね。とはいえ白いのばかり作ってても面白くないなーって思って、いまは裏地をさらしに、表地は100均の手ぬぐいを使ってます。100均の手ぬぐいってお高い手ぬぐいと較べると生地が薄いんですが、そのぶん夏にはいいと思うの。ゴムは手に入れられなかったのでコットンヤーンで伸びる編み方で紐を編んでゴムの代わりに。<br>いやー素人でも結構何とかなるんだなー。最近はだんだん楽しくなってきたので、どれくらいの目で縫うといいかなんて試してみたりしてる。個人的には１ｍｍくらいで縫うと下手でもガタガタ具合が目立ちにくいけれども、当然ながら時間がかかるんで、２ｍｍ～３ｍｍくらいかな。それで一度並縫いで縫って、二度目に隙間を埋める感じで縫うのが、じょうぶさと下手ながらもそれなりのスピードで縫えるのとでいいんじゃないかなーと思ってる。<br>自分用だけ縫えればいいので、のんびりでもいいし、いろいろ試せるし、これはこれで楽しいです。<br>洗ってまた使えるマスクが一週間分くらいあるってだけで気持ちにゆとりがあるんですよね。さすがに秋冬にはマスクの流通も復活してるだろうけど、その頃には再度の流行（＋インフルエンザも）来ると思うから、また品薄にならないとも限らないしね。経産省のHPに載ってる布マスクの洗い方もチェックしたし、煮沸消毒のやり方も覚えたよ。<br>そのうちに、ですけど、さらし生地でまた作りたいな。そして白い糸で刺しゅうするの。昔から白い生地に白い糸で刺繍っていうのが好きで、自分でもやってみたいと思ってたんですよね。生成り地に白とかオフホワイトとかもいいなぁ。<br>もっとうまくなったら、秋・冬に向けてそういうのも作ってみたいです。<br><br>もう一つ最近新しく始めたのが、地上波以外の放送を見ること。<br>ひとり暮らしを始めてからずっと地上波だけでやってたんですが、この際、といろいろ見始めました。といってもまだアマプラとかU-NEXTで配信を見てるくらいなんですけど。そのうちネトフリとDisney＋に入りたいですね。ほかにも見たいのいっぱいあるんですが、あんまりたくさん入っても見る時間ないしなー。<br>とりあえずは、U-NEXTでDOCTOR WHOを見ているので、それが終わったら次のステップに行きたいですね。<br>DOCTOR WHOはBBCでずいぶん長いことやってるシリーズで、SFになるのかな。SFのネタとファンタジーのネタとホラーのネタが入り混じってる。タイムトラベルあり、オカルトありと自由。それこそ1960年代に始まったシリーズで、中断を経て2005年に復活。<br>私が見ているのは2005年のシリーズ１。<br>最初に観たのはスターフライヤーの機内でした。スターフライヤーは各座席にモニターがあって、そこで無料で見られるドラマシリーズとしてDOCTOR WHOがあったんです。はじめは、なんだこれ？くらいで見始めたんですが、この何でもありの世界がめっちゃツボ。<br>主人公のドクターは地球人ではなくて、死んだとしても復活できる（本当に死ぬこともあり得るけど）んです。復活するときに見た目も年齢も体格も変わってしまう、という設定なので、俳優さんが変わることも最初から織り込み済み。<br>スターフライヤーで見たのは、たぶんシリーズ８やシリーズ９。そこまでたどり着くのはまだまだ先の話だけど、毎日1話か2話ずつ見ています。見なれたドクターが出てくるのはまだ当分先だけど、そこに至るまでも楽しみ。<br>ただ、私はすぐに集中が途切れる方なんで、映画はやっぱり映画館で観たいなぁ。近くの映画館は今週から復活しましたが、上映されているのは休館前にやってたものがほとんどなので、また新しいのが封切られたら通いたい。<br>それまでは配信でDOCTOR WHOと以前見逃した映画を見たいと思います。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hiro2-0818/entry-12598624801.html</link>
<pubDate>Thu, 21 May 2020 23:40:29 +0900</pubDate>
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<title>2020年4月に読んだ本</title>
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<![CDATA[ <p>1冊目と2冊目は手帳によると3月末くらいに読んでたみたいですが、前回入れ忘れたので4月分にまとめます。</p><p>&nbsp;</p><p>『思考の整理学』外山滋比古　ちくま文庫</p><p>前々から気にはなってたけどなかなか手を出せなかった本。たまたまＴｗｉｔｔｅｒで筑摩書房さんが「あなたの『思考の整理学』は第何刷？」というようなことをやっていたので、この際、と思い切って手に取りました。</p><p>東大・京大生にものすごく読まれているという本。タイトルのとおり、考えること、考えを突き詰めることについてのエッセイになるのかな。自分が学生の頃に出会いたかったなぁ。せめて就職してすぐくらいに。</p><p>この年になってあれこれ失敗もしてようやく思い至ったようなこと、それ以外にもなるほどと思うようなことがたくさん書いてある。とはいえ、若い頃の謎の万能感に満たされた頃に読んだとして、あの頃の鼻持ちならない自分が素直に聞いたかどうかはわかんない。</p><p>このエッセイには、外山滋比古さんの別の著書に関することがいくつか書いてあって、その中の『異本論』というのがとても気になります。</p><p>簡単に言ってしまえば、小説なりなんなりの創作物は、出来上がって誰かに読まれた時から、読者の中で変容し、別の作品となってしまうということ。さうしゃと読者は同じ人ではないし、ならば一つの言葉を取ってみても、必ずしも作者が意図したものと読者が受け取ったそれとが同じ意味を持つとは限らない。だから誰かに読まれた時から、書いたものとは別の物語が生まれていく、ということのよう。</p><p>数年前から私もそんなようなことをぼんやりと思っていて、それがこの方のシンプルかつ明快な言葉で言語化されているんだな、となんだか嬉しくなりました。『異本論』を始め他の本も読んでみたいです。</p><p>この本の最初は、学校で教えられたことをきちんとこなせる成績のいい人をグライダーに、自分で考える力のある人のことを飛行機に例えて説明しています。高いところから飛び立ち風に乗って飛ぶ（自力で飛び上がることはできないけれどそれなりの高度を保って遠くまで行くことはできる）グライダーと、自力で地上から飛び立つことのできる飛行機の違い。</p><p>この本、第１刷は1986年なのにいまでも全然古びていない内容が、シンプルで明快でわかりやすい言葉で語られているので、すっと自分の中に入ってくるのです。</p><p>&nbsp;</p><p>『レディーズ・メイドは見逃さない』マライア・フレデリクス　コージーブックス</p><p>舞台は1911年のアメリカ。主人公のジェインは以前使えていた主人が亡くなり無職になったが、以前の主人の姪であるタイラー夫人の紹介で新たにニューヨークに引っ越してきたベンチリー家に仕えることとなる。いわゆる成金で上流階級や社交界のことは何もわからないベンチリー家の、主に娘二人を世話するメイドとして。</p><p>この本を読む前は、たぶん同時代（かちょっと後の時代）のナンシー・アスター子爵夫人に仕えたロジーナ・ハリスンの書いた『おだまり、ローズ』のように、華やかで型破りで痛快な主人とやっぱり型破りなメイドの話かと思っていたんですが、読んでみたら全然違った。</p><p>ナンシー・アスター子爵夫人は最初の女性議員だったから『おだまり、ローズ』は当時の社会情勢のことにも触れられているんだけど、あれはあくまで上流階級の目で見たことだったんだなぁ。ローズは使用人だけれど、いま考えてみるとあの本に書かれていたことは「子爵夫人の使用人」の目で見て考えているような感じがする。</p><p>『レディーズ・メイドは見逃さない』はまだ女性参政権が与えられる前の、そういった権利を得るために戦っている階層の人たちから見た話。こちらのメイドのジェインは、上流階級にも入り込んでいるしそういう考え方にも慣れているけれど、戦っている人たちが近しい友人にいるからか、どうしてもその問題にも直面する。ジェイン自身はそういった活動はしていないけれど、ジェインの友人はイタリア移民で参政権のことについて活動もしているし、ジェイン自身の境遇も育った環境も華やかなものとは程遠いから。</p><p>今回、ジェインが使えることとなったベンチリー家も成金で、社交界で受け入れられているとは言い難く、上流階級は上流階級でいろいろと闇を抱えている。</p><p>コージーミステリというにはとても重い背景を背負ったお話だったので、びっくりしました。</p><p>ベンチリー家は何とか社交界に溶け込もうとし、ジェインも奮闘しているところ、次女のシャーロットが突然婚約してしまう。しかも相手は、おそらくは幼馴染のタイラー家の娘と結婚するであろうと思われていた、タイラー家と長い付き合いであるニューサム家の長男ノリー。家柄もよく男ぶりもいいノリーとの結婚をシャーロットは心待ちにしていたが、ぽっと出のベンチリー家の娘が、お世話になったはずのタイラー家の娘を差し置いてノリーに手を出した、と周囲の評価は手厳しい。それでもなんとかこぎつけた婚約披露パーティの夜、事件が起こり……。</p><p>第一発見者となったジェインはベンチリー家のため、そしてどうしても消えない疑問を解き明かすために犯人を捜しますが、相手はなかなか姿を現さず、事件は思わぬ方向へ向かってしまいます。そして真犯人は……。</p><p>もうね、真犯人が明かされるところで、マジかって声出ちゃいました。</p><p>私はミステリは大好きだけれど、別に犯人探しをしながら読むわけじゃないんですよね。でも、それでも騙された！って思っちゃいましたね。</p><p>重い話ではあるけれど、気持ちよく騙されたので、ある意味とても爽快な読後感でした。</p><p>&nbsp;</p><p>『レディーズ・メイドと悩める花嫁』マライア・フレデリクス　コージーブックス</p><p>前巻の一年後のお話。前巻でも少しほのめかされていたウィリアム・タイラーとルイーズ・ベンチリーは本当にお付き合いを始め婚約し、その結婚式を間近に控えた時期。</p><p>ベンチリー家の長女ルイーズは自分に自信がなくてちょっとしたことですぐに怖気づいてしまうので、ジェインは彼女を幸せな花嫁にするため奮闘している。問題はルイーズの性格だけでなく、両家の母親の意見の衝突、結婚式の衣装から何からスクープしようとする新聞社など、ジェインはそのたびに大忙し。それでも結婚式を行う場所がようやく決まり、その会場となるウィリアムの叔父チャールズの邸宅へ向かう。チャールズはニューヨークの警察委員であり、イタリアマフィアを検挙したことで一躍街のヒーローとなった。</p><p>そして結婚式を間近に控えたある晩、叔父の家で働くナニーが殺されてしまう。チャールズは最小限の情報だけを警察に伝え、報道は抑えてなんとかその場をしのごうとするが、ベンチリー氏は彼を説得して、過去の事件で真相に迫ったジェインと新聞記者のマイケル・ビーハンに独自に捜査するよう依頼する（とはいえ、ジェインにとっては命令だけれど）。</p><p>この巻はイタリア移民といたりはマフィアの話が事件に深く絡んでいて、ジェインの友人でイタリア系のアナの力を借りたり、イタリア人が多く住む街へ出かけたりして捜査を進めていきます。</p><p>そして並行してルイーズの結婚式の準備を整えたり、チャールズの娘のメイベルの様子を見たり、相変わらずジェインは大忙し。レディーズ・メイドって本当に大変。</p><p>イタリア人が多く住む街での聞き込みや捜査、イタリアとアメリカの食文化の違い、言葉の違い、生活習慣の違いもいろいろ出てきて興味深かった。</p><p>ちょっとＳ・Ｊ・ローザンのビル＆リディアシリーズを思い出したりもして。あちらは中国系移民が絡むシリーズだけれど、やっぱり民族の違いが色濃く絡む話が多かったから。</p><p>ともかく、そんなこんなでジェインとマイケルはまたも事件を追いかけ、真相に迫っていくのですが、なんともやりきれない部分もあって、これもまたコージーミステリというには少し重いお話でした。</p><p>ところで、ジェインとマイケルってどうなるんでしょうね。というか、どうにかなる余地はあるんでしょうか。そういう部分もコージーミステリの醍醐味だと思うんだけど、少しコージーミステリとしては重いこのシリーズでは、そういう部分も少し苦い味わいだったりするのかな、とちょっと心配になりました。</p><p>&nbsp;</p><p>『蛇苺の魔女がやってきた　ぬばたまおろち、しらまたおろち』白鷺あおい　創元推理文庫</p><p>シリーズ最終巻。綾乃はディアーヌ学院高等部の一年生。この学校は表向きは全寮制の中高一貫教育の私立学校だけれど、実際は魔女（男の人も魔女と呼ばれている）養成学校である。</p><p>魔女の定義は、箒に乗って飛ぶことのできるもの。そして学校に通っているのは綾乃のような人間だけでなく、妖魅と呼ばれるものたち。</p><p>たとえば綾乃の婚約者の雪之丞は大蛇と雪女のハーフだし、生徒会長は黒鬼、副会長はろくろっ首、他にものっぺらぼうや小豆洗いや赤鬼や人狼や白虎も盛りだくさん。</p><p>もちろん学校行事もちょっと変わっていて、目下の一大イベントは夏至祭。綾乃を含む生徒会は大忙しで準備を進め、夏至祭は無事に終わったが、夏休みを目前にして気になるうわさを耳にする。生徒会の面々と行くはずだった五郎丸湖でネッシーに似た生物が目撃されたというのだ。</p><p>綾乃はかつて首長竜に襲われたことがあり、雪之丞も心配するが……。</p><p>日本のハリー・ポッターのようなお話、と言われることもあるけれど、あれよりはもうちょっとのほほんとしたお話のような気がします。ハリー・ポッターも全部は読んでないからちゃんと比較はできないけれど。</p><p>今回のお話は、よく名前を聞く妖魅だけでなくロシアのドモヴォイやバーバ・ヤガー、アイヌのコロボックルやミントゥチも出てきたのが楽しかったな。</p><p>ネタバレしちゃいけないところがいくつもあるので詳しくは書けませんが「ぬばたまおろち、しらたまおろち」のシリーズラストはとてもきれいに終わったなぁと思いました。</p><p>まさしく、環が閉じた、という感じ。</p><p>楽しいシリーズでした。</p><p>&nbsp;</p><p>『さあ、熱いうちに食べましょう』入江麻木　河出書房新社</p><p>この方は料理エッセイストになるのかな？</p><p>帯の「上皇后美智子さまが著書を愛読し、息子小澤征爾がその味を愛した」というところであっさり手に取ってしまいました。単なるミーハー。</p><p>文章はとても読みやすく、すいすい読めます。これまでの著書から選んだエッセーをテーマに沿って並べ、関連する料理のレシピも載っているという本。</p><p>東京生まれの彼女は、戦時中にロシア貴族の末裔に嫁ぎます。それまで日本料理と日本家屋一辺倒だった彼女の生活様式は大きく変わり、料理も家も習慣も何もかもがいきなりロシア様式に。しかし婚家の方たちに教えられ、徐々にロシア様式の生活に慣れていき……。</p><p>彼女の生家もそれなりに裕福だし、嫁いだ先もロシア貴族の末裔とのことで、戦後の一時期のことを書いたところを除くとあらゆることがきらびやか！　料理、パーティ、旅行、その他もろもろがとてもきらきらしていてあまりにも別世界すぎて楽しくてたまらない。</p><p>そして読み進めていくと、帯には「息子小澤征爾」とありましたが、実際は娘婿だということがわかりました。彼がその味を愛した、というのは本当のようだけれど。</p><p>ロシアの料理の描写や様々なところでのパーティの様子、香水、服、ロシア正教のイースター、その他いろいろなことを溜め息をつきながら読みました。</p><p>だって私はどう頑張ったってこういう生活は無理。</p><p>もともとが私には縁のないお金持ちの人の生活というのもありますが、それだけじゃない。</p><p>たとえばこの本に載っているレシピは、中には私にも作れそうな、つまりはシンプルな料理だってあるんですが、きっとこんな風には作れない。</p><p>昔と違って今はいろいろ便利なものがあって、例えば卵を泡立てるのだっていまは電動の泡だて器があるし、他にも便利グッズはたくさんあるし、電子レンジだってある。</p><p>ここにあるレシピはそうではなくて、そんな便利グッズは使わず手間隙をかけて作っていた料理ばかり。</p><p>いまのほうが絶対に簡単に作れるはずなのに、それでも私は一番シンプルな料理だってこんな風に丁寧に作ることはできないだろうなと思ってしまう。</p><p>入江麻木さんが、30年～40年前までおそらくはごく当たり前にされていたことが私にはできなくて、だからまるでファンタジーを読んでいるような、映画を観ているような、近いけれど遠い世界のお話に見えてしまうのです。</p><p>&nbsp;</p><p>『シトロン坂を登ったら　大正浪漫　横濱魔女学校１』白鷺あおい　創元推理文庫</p><p>前作の『ぬばたまおろち、しらたまおろち』のシリーズと同じ世界の、大正時代のお話。</p><p>前作のディアーヌ学院は、横濱女子仏語塾という名前で出てきます。まだ学校ができてあまり時間が経っていない頃で、前作で学校関係者として出てきた名前がちらほら。</p><p>今回の主人公の花見堂小春は抜け首（飛頭蛮）。個人的には飛頭蛮という呼び名のほうがテンション上がります。</p><p>まだ学校ができたてで、小春の学年は女子が3人だけ。クラスメイトの透子さんは家から電車で通っているようです。</p><p>小春には新聞記者として働いている年上の甥っ子がいて、彼が小春のもとに持ち込んできたのが、最近横浜で巨大な化け猫が現れたという話。小春の学校にはいろんな妖魅がいるし、先生方には伝手もあるから、情報が集められないかというもの。</p><p>そんななか、楽員の近くの空き家に家具が運び込まれ、件の邸宅の住人・若槻家の大奥様－学院の先生であるマダム・ポルティエの知人－が生徒たちを招待してくれることに。</p><p>そこで大奥様の孫息子（性格に少々難あり）と彼の知人（やたら人懐っこい自称探偵小説家）と出会い……。</p><p>ぬばたまおろち、しらたまおろちは綾乃（と雪之丞）の話だったけれど、こっちはもうちょっと群像劇に近い感じのような気がします。さらっと読みやすいのはこちらの方かな。</p><p>このお話も3部作とのことなので、続きを読むのが楽しみです。</p><p>&nbsp;</p><p>『親王殿下のパティシエール』篠原悠希　ハルキ文庫</p><p>仏人の父と華人の母のもとに生まれたマリーは、清の皇帝・乾隆帝の第十七皇子・愛新覚羅永璘のお抱えの厨師見習いとして北京で働くこととなる。しかし頼りの永璘は北京についてマリーを自宅に預けた途端、またすぐに家を空けてしまった。</p><p>母親から言葉を習っていたマリーは意思疎通はできるものの、細かいニュアンスや言い回しはよくわからないし、文字も読めない。ほかの厨師たちだけでなく使用人たちもマリーをどう扱っていいかわからないまま、マリーはお菓子も作る天心局で働くこととなるが、オーブンもバターも牛乳もろくになく、永璘の後ろ盾もろくに望めない状況で、果たしてマリーは無事に勤め上げることができるのか。</p><p>事前情報は特になく、ただきゃっきゃした感じの話が読みたいと思って手に取ったこの本ですが、よく考えたらこの作者なんだから単純にきゃっきゃうふふな訳がなかった。</p><p>とはいえ、以前読んだ金椛国春秋と較べると悲壮さはあまりなくて読みやすい。作中に出てくるお菓子が美味しそうなのもあるかなぁ。</p><p>オーブンはないし調理器具も中華鍋と蒸し器くらいだし、牛乳もバターもあまり手に入らないし、フルーツもフランスと中国とではまるで違う。そんななかで、それでもマリーが作ってみせるお菓子が本当においしそうで美味しそうで、読み終わったときにはとりあえずビスキュイ食べたいって思いました。</p><p>時代は清国最盛期。とはいえ私は歴史は詳しくないので、具体的にどんな感じというのはわからないんだけど、この小説で描かれる永璘の邸や妃たちの描写を見る限りとても美しくてうっとりします。豪華絢爛というのとはちょっと違うと思うんだけど。</p><p>これから描かれる清という国の先行きも、マリー自身のことも、永璘や彼の兄弟たちのこともとても楽しみな一冊でした。</p><p>&nbsp;</p><p>『よちよち文藝部　世界文學篇』久世番子　文藝春秋</p><p>書評本やいろんな本を紹介する本が好きで、本屋さんで見つけて手に取ってみました。これ、日本文學篇がきっと以前にあったのね。そっちも探そう。</p><p>この手の本が好きなのを遡って考えてみるに、そういえば国語便覧が好きで授業そっちのけで読んだりもしてたなぁ、と懐かしく思い出しました。ただ国語便覧であらすじを読んで満足して実際に本を手に取ったりというのは少なくて、よくよく見てみると『よちよち文藝部』で取り上げられている本もほとんど読んだことないんですよね……。</p><p>さて、この本で取り上げられているのは。</p><p>・モンテ・クリスト伯（アレクサンドロ・デュマ）</p><p>・少年の日の思い出（ヘルマン・ヘッセ）</p><p>・変身（フランツ・カフカ）</p><p>・ハムレット（ウィリアム・シェイクスピア）</p><p>・罪と罰（フヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー）</p><p>・ゴリオ爺さん（オノレ・ド・バルザック）</p><p>・老人と海（アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ）</p><p>・ドン・キホーテ（ミゲル・デ・セルバンテス）</p><p>・高慢と偏見（ジェイン・オースティン）</p><p>・阿Ｑ正伝（魯迅）</p><p>・神曲（ダンテ・アリギエーリ）</p><p>・怒りのぶどう（ジョン・スタインベック）</p><p>・教えて訳者さん’（亀山郁夫）　※特定の作品を扱ったものでなく、翻訳者の亀山郁夫さんに取材したもの</p><p>・風と共に去りぬ（マーガレット・ミッチェル）</p><p>・百年の孤独（ガブリエル・ガルシア＝マルケス）</p><p>この中で読んだことがあるのは『少年の日の思い出』『変身』『ハムレット』『神曲』くらいかな。あれ、思ったよりは読んでた。</p><p>いわゆる名作と言われるものは何となーく敷居が高くて手が出しにくいとずっと思っていたんですが、よちよち文藝部を読むとこれが結構面白そう。</p><p>これまで手を出せずに、出さずにいた本が一気に身近に感じられて楽しそうだと思いました。</p><p>とりあえず『モンテ・クリスト伯』『高慢と偏見』『風と共に去りぬ』『百年の孤独』あたりを読んでみたい。</p><p>『高慢と偏見』はパロディの『高慢と偏見とゾンビ』が先に気になってたんですが、まさかそれまでよちよち文藝部で触れられているとは思ってなかった（笑）。</p><p>あと『百年の孤独』はあらすじや世界観を見て、思ってたんと違う……とびっくりしました。ジャンルとしては幻想小説でいいのかな。楽しみです。</p><p>それと驚いたのが、訳者さんのことを取り上げていたこと。私は初めて読んだ翻訳ものがつまらなかったんですが、どうも訳が合わなかったみたい。後で別の方が訳した同じ本を読んだらものすごく面白かったんですよね。そんなことがあったりもして、訳者さんというのは私にとってはとても大事。興味なかったジャンルでも、この方が訳してるんなら間違いなさそう、という感じで手に取ったりすることもあるので、取り上げてくれてとてもうれしかったです。</p><p>&nbsp;</p><p>『陰陽師　蒼猴の巻』夢枕獏　文藝春秋</p><p>久し振りの陰陽師。久し振りすぎて晴明と博雅にあてられるわ……。</p><p>洋の東西を問わずいわゆる昔話や御伽噺の類が好きで、日本霊異記とか山海経とか今昔物語集とかを読んでいた時期があるんですが、夢枕獏の陰陽師はそういう話を引っ張ってきたものが多く、晴明と博雅がどうそれらに関わっていくかというのもこのシリーズの楽しみのひとつです。その場合、晴明と博雅は狂言回しとでもいう立場になるのかな。</p><p>この巻では、その役を蘆屋道満が務める話もあって、それが結構好きでした。「仙桃奇譚」というお話。道満が前面に出る話はどこかやるせない話が多いんだけど、この話はそんなことなかったな。</p><p>あと面白いと思ったのが、役小角のことが書いてあるお話。「役君の橋」。晴明がいる世界では、道満以外のずば抜けた力のある人が出てくるのは少ないと思うので。このシリーズでは、いつも「ゆこう」と晴明に誘われて、「ゆこう」と博雅が返して話が動いていくのですが、このお話に限っては「ゆくか」と晴明に誘われた博雅が「いや、ゆ、ゆけぬ……」と答えてたの好き。そりゃあ宿直が近ければ遠出できないよなぁ。</p><p>&nbsp;</p><p>以上、2020年4月（一部3月）に読んだ9冊の感想を簡単にまとめてみました。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hiro2-0818/entry-12595202442.html</link>
<pubDate>Thu, 07 May 2020 00:57:09 +0900</pubDate>
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<title>2020年3月に読んだ本</title>
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<![CDATA[ <p>『メインテーマは殺人』アンソニー・ホロヴィッツ　創元推理文庫<br>前作の『カササギ殺人事件』が好きだったので、こちらも読んでみました。<br>とはいえ、これは『カササギ殺人事件』とは全く違うお話。アンソニー・ホロヴィッツ自身がワトソン役として登場します。<br>アンソニー・ホロヴィッツは現役のイギリスの脚本家で、実際に担当しているドラマや実在の組織、人物のことも出てくるので、フィクションとノンフィクションの境目が曖昧。もちろんそれを狙っているんでしょうが。<br>探偵役はホーソーンという元刑事でいまは警察の顧問を務めている人物。ホロヴィッツの描写も元同僚のホーソーン評もとても辛辣なのに、ホーソーンはどこか憎めない。同僚にこんな人いたら嫌だけど。<br>葬儀社を訪れ、自らの葬儀の手配をしたその日に殺された資産家の老婦人。彼女は自分が殺されると知っていたのか？<br>物語は書き手であるホーソーンの一人称で進んでいきます。事件のあらまし、ホーソーンからこの事件を本にしないかと誘われた経緯、ホーソーンとホロヴィッツの出会い、捜査の経緯。<br>すべてが過不足なく語られ、謎も手掛かりもすべて提示されていますが、提示の仕方が一見とてもさりげなく、そんなこと言ってたっけ？と遡って見返すとすべてちゃんと書いてあるの。<br>正直に言って途中少しばかり中だるみしましたが、それはこの本ではなくてなかなかホーソーンに馴染めなかった自分自身のせいだと思う。<br>けれど後半に行くにしたがってホーソーンの人となりが断片的にとはいえ明らかになっていき、読み手はホロヴィッツと一緒に徐々にホーソーンのペースに巻き込まれていくのです。<br>このお話は、おそらくは10作ほど続くホーソーンシリーズの第1弾。本国では2冊めも刊行されているそうで、続きが出るのが楽しみ。<br>『カササギ殺人事件』に出てきたアティカス・ピュントも続編の構想があるそうで、こっちも楽しみです。<br>ただどちらも読めるのはまだ先のことだろうから、まずはホロヴィッツの書いたコナン・ドイル財団公式認定のホームズ譚である『緑の家』と『モリアーティ』を読んでみようかな。<br><br>『ぬり壁のむすめ　九十九字ふしぎ屋商い中』霜島けい　光文社時代小説文庫<br>図書館で見つけ、霜島けいさんて霜島ケイさんよね？と勢い込んで借りました。霜島ケイさんだった。最近ちょっと見失ってたので嬉しい。<br>ラノベのときも大きく括ると時代物が多かったし、こっちで書いてるのも納得。<br>主人公はるいという女の子。母を早くに亡くし、左官をしていた父も亡くし、天涯孤独の身のるいは、三つ目の職場を失ってしまった。さぁどうしようとるいは途方に暮れるが、ふと入った路地裏で働き手を求むという貼り紙を見つけ……。<br>タイトルのぬり壁のむすめというのはるいのこと。亡くなったはずの父親は、なぜかぬりかべになってしまったから。<br>といっても鬼太郎に出てくるようなぬりかべではなく、壁にならばなんにでも憑ける幽霊というか妖怪というか、そんな存在。壁にならばなんにでも憑けるというのは、どこの壁にも移動可能ということです。るいがいま住んでいる部屋の壁にも、寺の土壁にも、大名屋敷の蔵の白壁にもどこにでも。<br>これはいったいなんだろうとるいは頭をひねり。近所の物知りのおじいさんに「壁の化け物ってなんですか？」と聞いたところぬりかべという答えが返ってきたので、便宜的にぬりかべと言っている次第。<br>るいは妖や幽霊が見える女の子で、そんな力のない人ならば入れるはずのない場所に行ったり見えるはずのない人と会ったりするうちに、ふしぎを商いするというつく文字屋に奉公することになる。というのが1話目の途中までのお話。<br>このシリーズはすでに第6弾まで出ているようで、るいと父親の作蔵（ぬり壁）、九十九字屋の主人の冬吾、美人で気風のいいナツが妖や幽霊の絡むふしぎを解いて売り買いするお話なんですよね、きっとね。<br>霜島ケイ名義のラノベよりもこちらの方がずいぶん読みやすい気がします。ラノベのほうはすごくひりひりするような作風だったと思うんだけど、こっちはもっとゆったりと時間が流れている感じがする。妖とか幽霊とか言うと不穏な感じがするけど、もっとやわらかくて優しい感じ。<br>ラノベのほう、といってもたぶん私が読んでいた封殺鬼シリーズがひりひりしていたんだろうな。<br>久々にそっちも読みたくなってきた。<br>でもまずはこのシリーズの続きを読んでみようと思います。<br><br>『生きるか死ぬかの町長選挙』シャナ・デリオン　創元推理文庫<br>『ワニの町へきたスパイ』の3作目。<br>今回も面白かった！　フォーチュンがだんだんシンフルの町に馴染んできたなと思ったけど、よく考えてみると1作目からまだ2週間しか経ってないですね？<br>そもそもの設定からしてシンフルにそんなに長い期間滞在するはずではないけれど、たった2週間で起きた事件が濃すぎて2週間なんて信じらんない。<br>アリーが言うようにこのままフォーチュンはシンフルに住んじゃえばいいのにと思うけれど、設定からするとそれは難しいんですよね。<br>とはいえ、本国ではもう10冊も出てるんだから、何らかの解決方法が見つかっているのかもしれないけれど。<br>今回出てきたボビーというキャラが気になります。ボビーが出てくると少しばかりカーターに余裕がなくなるような気がするんですよね。<br>また出てきてほしいキャラだけど、どうなるのかな。<br>そしておばあちゃんたちのタフさは今回も健在。<br>今回はアイダ・ベルが殺人容疑をかけられているためあまり動けないけれど、それを補って余りあるガーティとフォーチュンのコンビもいい感じ。<br><br>『蒼路の旅人』上橋菜穂子　偕成社<br>蒼路の旅人というお話はこの一巻で終わりだけど、これは長い長い話の始まりの部分みたいなので、どう感想を言っていいのかわからない。<br>バルサとタンダのように全く出てこない人もいるし、サンガル王国のサルーナ王女のように、何をしたかはわかってもなぜそうしたかが全く分からない人もいる。<br>だから何か言おうにも判断材料が足りなさ過ぎて言いようがないんですよね。<br>南の大国タルシュ帝国が、ついに海運王国のサンガルを支配下におさめるべく大軍を率いて戦を仕掛けてきた。サンガル王国は大軍を迎え撃つが、戦況は芳しくないらしい。新ヨゴ皇国にはサンガルから救援を求める親書が届けられる。皇太子チャグムは、それはタルシュとサンガルが組んだ罠ではないかと疑うが……。<br>いつのまにかチャグムがずいぶん大人になったなぁと思いました。まだ15歳なんだけど、皇太子という立場上、そして皇太子なのに父親である帝に疎んじられているという境遇から、たぶん急いで大人にならないといけなかったんじゃないかな。<br>この本のラストの部分、私はすごく好き。それが茨の道でも顔を上げて突き進むと決めたチャグムが、どうか報われてほしいと思うばかりです。<br><br>『ハクメイとミコチ　８』樫木佑人　BEAM COMIX<br>8巻も可愛いし美味しそうだし楽しくてやっぱり好きです、このお話。<br>このお話を読むといつもごはんが美味しそうと思うんだけど、よくよく見たらあんまり料理そのものの描写ってないんだな。材料を集めたり、料理を作ったりという描写はあるんだけど。なのに美味しそうと思ってしまう。<br>ごはんを食べるときの美味しそうな表情やそこに至るまでの過程なのかな。<br>そしてもうひとつ、このお話を読むと手仕事がしたくなる。料理でも裁縫でもDIYでもなんでもいいんだけど、自分の手でコツコツとやることがしたくなる。<br>丁寧な暮らしというようなものともまた違うんだけど、全部自分で、自分たちで何とかするのが楽しい。でもときには手を抜いて居酒屋でぐだぐだしたり、友達とだらだらだべったり、そういう何でもないことが楽しくなってくるお話。<br>続きも楽しみだけど、出るのは来年かなぁ。<br><br>『嘘月－ウソツキ－１』ミナミ　小学館コミック<br>まぁぶっちゃけSPYAIRのIKEさんが帯を書いていたから手に取りました。昔からのお友達ということで。<br>『純愛が切なく歪むダークラブ』という公式のアオリを見る限りきっと好みじゃないんだろうなー辛いかもなーと思いながら読んだわけですが、いやーびっくりした。思ってたんと違うw<br>設定としては確かに辛いんだけど、絵柄なのかな、主人公以外のキャラのせいなのかな。なんか違うんだよなー。<br>先輩のキャラと最後に主人公に絡んできた女の子のキャラが好きです。先輩は本当にそのままいい人なのかと考えちゃったり、女の子の壊れたキャラがいいなって思ったり、なんかずいぶん穿った見方をするようになったなとも思ってしまいましたが。<br>続きは……出たときに考えます。<br><br>『大天使はミモザの香り』高野史緒　講談社<br>主人公はアマチュアオーケストラのバイオリニスト。<br>ひとりは初めてのアマオケによくわからないうちに勧誘されて入ってしまった男子高校生。<br>ひとりは本当は美人なのにそれに気づいていない眼鏡女子。アマオケ歴は10年以上だけど、飛び抜けてうまいわけではなく、飛び抜けた個性があるわけでもなく、第2バイオリンであまり目立たず演奏してる。<br>という感じの二人が主役なのですが、年の差カップルなわけではないし、そうなりそうな兆候もない。そんな二人の視点で描写されるバイオリンのすり替え事件のお話。<br>私はクラシックは詳しくないし、当然バイオリンのことなんてこれまでに読んだミステリに出てくることくらいしか知らないけれど、このお話はとても読みやすくて楽しかったです。もともと音楽が好きだということもあるかもしれないけど。<br>バイオリンは、バイオリンという楽器が出来上がったときにすでに完成された形で、初期に作られた名器を今もまだ超えられないというあたりはすごく興味深く読みました。<br>さらっと読めたんだけど、それは人死にがなかったからかもなぁ。高野史緒さんの書かれる小説はこれまで重厚な風合いのものしか読んだことがなかったので、さらっと読めたこと自体が不思議だった。<br>バイオリニストの二人も、二人の周囲の人たちも、キャラクター的にもとても好きなので続きがあるなら読みたいけれど、このまま綺麗に終わった方がいいのかなぁとも思うジレンマ。<br><br>以上、2020年3月に読んだ7冊の感想を簡単にまとめてみました。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hiro2-0818/entry-12592568439.html</link>
<pubDate>Sun, 26 Apr 2020 17:53:26 +0900</pubDate>
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<title>2020年3月に観た映画</title>
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<![CDATA[ <p>『ヲタクに恋は難しい』<br>原作ファンからはあまり評判がよろしくないと聞いていたのですが、原作は読んでないけど原作ファンは困惑するだろうということはよくわかった。<br>これは高畑充希ちゃんの歌とダンスを堪能する映画だと思う。<br>高畑充希ちゃんが歌がうまいのは知ってたけど、ダンスもできるって知らなかった。そういえば歌がうまいって驚いたときにミュージカルをやるんだって教えてもらったんだよね。てことは歌だけじゃなくてダンスもやってるよね。そりゃ踊れるよね。<br>山崎賢人くんファンはこの映画はどう思ってるんだろうな。私は特にファンというわけではなく、それどころか、彼の出演作は以前にも見ているはずなのに、この映画で初めてちゃんと顔と名前が一致したくらい。本当に申し訳ないんだけど、でもこの映画でかなり好感を持ちました。最初から最後まできちんと見て、この人の表情が好きだって思った。無表情なのも笑顔もいいし、いろんな表情が観てみたいな。<br>賀来賢人くんはね、すごくいい味出してた。この人はイケメン枠なのかな……？　失礼ながら私はどちらかといえば個性派俳優枠かと思ったんですが、すごくいろんな表情を持っていて、いろんな色に染まれる訳者さんなんじゃないかなぁと思いました。<br>そして個人的に一番持っていかれたのが斎藤工。この人は一度フェスで生で見たことがあって、それまで全然興味なかったのに、彼がステージに上がった途端、なぜかすごく目が惹きつけられたんですよね。スターってこういうことを言うのかなって思った。歌い終わった後、ファンだけでなく興味本位で集まってきた人にもずっと笑顔で対応してて、それもすごく好感が持てました。ふっつーに私らが観てるようなところで観てたもんね。もともとフランクなフェスだけど、それにしても。あとすごくしょーもないことも自らガンガンやってたのも良かったな。テレビだとＮＧだってことまで。<br>この映画での斎藤工の役もすごくよかったです。カッコつけかと思ったらそんな顔も見せてくれるんだってところ、すごく良かったなぁ。<br>そしてもう一人目が放せなかったのが菜々緒ちゃん。彼女はいろんな映画やドラマで一癖も二癖もある役をやっていて、でもその「癖」は作品によって全然違っていて、結構幅広いいろんな役をやってると思う。つまりとても好きだ！<br>今回も抑えるところは抑えてて、かっ飛ぶところはかっ飛んでてすごく好きです！<br>そしてちょーっと気になったのが福田組の方たち。<br>もともと福田監督は好きだし、福田組の役者さんたちも好きなんだけど、正直この映画においては、福田組の佐藤二朗さんとムロツヨシさんはいつもの福田組っぽい演技は抑えた方がいいんじゃないかなー……と思いました。そこだけ浮いてるように見えたんですよね。これは役者さんばかりの問題じゃないけど。<br>映画自体は笑えるところは結構あったんだけど、総じて物語世界にはあまり入り込めなかったな。なんでだろうな。<br><br>『グッドバイ～嘘から始まる人生喜劇～』<br>元は太宰治の未完の遺作をケラリーノ・サンドロヴィッチが舞台化し、それを今回映画化したもの。<br>この映画好きです！<br>ヒロイン演じる小池栄子は舞台でもヒロインを演じてたんですね。すごくこの役がはまってる。<br>ただ一つ気になったのが、声。無理してがさついた声を出してるように感じたんだけど、舞台で演じてたんだったらわかるな。舞台は普通の声だと通らないから、少し強調しないといけないもんね。ただ気になったということは、映画にははまってなかったのかな、この声。<br>大泉洋演じる主人公の田島周二は文芸誌の編集長。仕事はできるが女にだらしなく、疎開先に妻と娘がいるにもかかわらず東京に何人も愛人がいる。娘から葉書をもらったのをきっかけに愛人たちと別れる決心をするが、しかしなかなか別れを切り出すことができない。作家・漆山の策の通り、偽の妻を雇って愛人たちと別れようとするが……。<br>この偽の妻が小池栄子なんですが、金にがめつく大食らいで力持ち、しかし実は誰もが振り返る美女のキヌ子が小池栄子にピッタリ。ツンデレで、そしてめちゃくちゃ可愛かった！<br>ダメ男の田島と金以外は信じていないようなキヌ子がちょっとずつ距離を縮めていく（とは二人とも気づいていない）感じとかすごくよかったです。<br>漆山を演じた松重豊さんもとても好きでした。後ろめたさや、田島にも通じるいい加減さ、すごく好き。<br>疎開先の妻役の木村多江もまたはまり役だし、愛人の水原ケイ子（橋本愛ちゃん）のお兄さん役の皆川猿時さんとか、出てきた瞬間ずるい！って思ったよね。<br>濱田岳さんもさすが芸達者だったし、戸田恵子さんに至ってはエンドロールで名前観るまで気づかなかった（誰だっけこの人？誰かに似てるってずっと思ってた）。<br>水川あさみちゃんも好きだったなぁー。この映画の水川あさみちゃんのメイクがすごく好きでした。<br>あと、私いままでで初めて、大泉洋かっこいいなって思ったシーンがあって（役柄としてかっこいいところではない）、それに自分でもびっくりしました。<br>たぶんこのお話にはご都合主義と言われる部分が結構あるとは思うんですが、そんなの全部すっ飛ばしてラストが大好きでした。小池栄子が本当にかわいかった。<br>楽しい映画だったなぁ。<br><br>『野性の呼び声』<br>観ようかなどうしようかなーと迷っていたのですが、公開されて割とすぐに見た方の「監督やりすぎ。でもきっと本人はやりすぎとは思ってない。主役は犬。もふもふ最高。ヒックとドラゴン好きな人は好きと思う」というようなつぶやきをいくつか見て、私も見ることにしました。<br>ほんっとつぶやきのとおり、やりすぎ！　好き！<br>ヒックとドラゴンというのもわかる。<br>公式サイトにも主演ハリソン・フォードとありますが、いや、これ絶対主役はバック（セント・バーナードとスコットランド牧羊犬の雑種）ですよね。だってハリソン・フォードが出てくるのは最初のほうに少しと、あとは半分くらいたってからですよ。<br>ハリソン・フォードがきちんと出てきてからはソーントン（ハリソン・フォード）とバックの話ですけど、それまではずっとバックの話だもの。<br>これ、犬の動きはほとんどＣＧなんでしょうね。だって仕草や表情があまりにも人間的すぎる。<br>走ったり吠えたりというあたりは犬っぽいけど、しゅんとしょげたり人間の顔色を窺ったり、そんなあれこれがとても人間的なんですよね。<br>そういう意味では、これは人を選ぶ映画かも。動物がきちんと動物らしくないと、という方はこれは苦手かも。<br>私も、少しばかり人間的すぎるなぁ、とときどき我に返ってましたが、それでもバックが好きすぎて最後までその勢いのまま突っ走った映画でした。バック可愛かった。<br><br>『ハーレー・クインの華麗なる覚醒』<br>ジョーカーとハーレー・クインのラブラブだった時を知らないんだけど、この映画の最初に彼女の生い立ち、ジョーカーとの出会い、恋に墜ち恋に破れたところがすべて出てきたので特に問題なく見れたかな。<br>これまでゴッサムシティに持っていたイメージからすると、彼女がやってきたことはそんなにたいしたことないというか、ちゃちいことやってんなーって思ってしまいました。彼女が近くにいたら絶対鬱陶しいと思うけど。<br>でも一度懐に入れてしまうと捨てられない、というところはすごく好き。<br>この映画を観ることにしたのは、女性のアクションが好きだから。チャーリーズエンジェルスほどではないけど、これもけっこうアクションが楽しかったです。強い女性は好きだ。<br>特に好きだったのはハントレスとブラックキャナリー。二人ともキレた時がとてもいい感じ。<br>それにしても、登場人物の全員が全員、どっか歪んでるという意味でのブレなさが素敵です。<br>ユアン・マクレガーがまた良かった。彼の部下も。<br>女性のアクションを見に行ったのに、ユアン演じるブラックマスクと彼の部下の歪みっぷりにいろいろ持っていかれたなぁ。<br><br>『９人の翻訳家－囚われたベストセラー－』<br>「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ出版秘話に基づく本格ミステリーというあおりがついていたわけですが、てことはあれは翻訳の時にこんな感じのことをやったの？とうすら寒くなりました。<br>細かいところは、それな！と言いたくなるところもありますね。この翻訳家はファンに評判良くないから替えた方がいいとかね。ありますよね実際に。本の翻訳も、映画の字幕もね。<br>他にも、作品が好きすぎて作品世界にのめりこんで、登場人物のような言動になったり登場人物のような恰好をしたり、そういうこともあると思う。<br>なんだけど、それ以外の部分は怖かった。ホラーの怖さではなく、スリラーの怖さ。<br>この映画のすごいところは、シーンのどれひとつとして、コマ割りのどれひとつとして無駄なところがないところ。削れるところはすべて削ぎ落したみたいに感じます。<br>最後になってみれば、冒頭のシーンからなにから全部つながってるんだけど、それが小出しに明かされるので油断できない。<br>ポスターにだって意図があるのが、観終わった後にやっとわかる。<br>正直、観終わった後とても疲れました。ある意味、正統派なミステリで、謎がすべて明かされた後の充足感もある。なのに、とても苦いお話。<br>終わった後ぐったりとして、でも観て良かった、と思う映画でした。<br><br><br>以上、2020年3月に観た5本の感想をまとめてみました。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hiro2-0818/entry-12591883330.html</link>
<pubDate>Thu, 23 Apr 2020 21:36:35 +0900</pubDate>
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<title>2020年2月に読んだ本</title>
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<![CDATA[ <p>『本を愛しすぎた男　本泥棒と古書店探偵と愛書狂』アリソン・フーヴァー・バートレット　原書房<br>物語風ドキュメンタリーというのでしょうか。<br>主な登場人物は稀覯本専門の泥棒と彼を追う古書店店主、彼らを取材するノンフィクション作家。<br>彼女が古書にかかわるようになった経緯に始まり、彼女が親しくなった古書店店主と彼が追った泥棒の二人にインタビューしてわかった事実を書くという形の本。<br>はじめはいろんな稀覯本の話や古書業界の話を楽しく読んでいたんだけど、泥棒といろいろ話をして彼の内面に踏み込むころから首元にうそ寒い風が吹きつけられているような感じがしました。<br>彼は主にクレジットカードを使った詐欺で古書を盗んでいたんだけど、それに対する罪悪感は一切なし。むしろ、この本は自分の手元にあるのがふさわしいのにそれを手に入れることができないのは不公平だ、だからその不公平を是正しているのだ、と信じ切っているのが怖い。<br>私自身は紙の本は大好きだけど重要なのはその中身。稀覯本に興味がないとは言わないけど、それを自分で所持したいとは特に思ってないんですよね。それでよかったとつくづく思ってしまう。とても怖い世界だと感じました。極端な例を見てしまったからかもだけど。<br>もちろんコレクターだってその一線を越えない人が大多数な訳だけれど、それが頭でわかっていてもとても怖かったです。<br><br>『ミルドレッドの魔女学校　魔女学校の一年生』ジル・マーフィ　評論社<br>NETFLIXのドラマの原作本。最近Ｅテレでも流れるようになり、興味をもって読んでみました。<br>児童書でとても薄い本で、その分展開が早いんだけど、ドラマはこの本の始まりよりも前の学校の入学試験くらいからやっていて、ドラマ版を作った人たちすごいなと思いました。<br>原作を読むと、ドラマの主役の子や親友役のこと、敵役の子に至るまでみんな原作で描写されているとおりですごい！<br>ドラマも本も続けてみてみよう。<br><br><br>『神の守り人　上・下』上橋菜穂子　偕成社<br>守り人シリーズ。以前読んだ『虚空の旅人』と同じくらいの時間軸になるのかな。あの話はチャグムが一人で頑張ってたけれど、ちょうどその頃バルサとタンダもこちらで大変な目にあっていたんだな。<br>ロタの国の人々に伝わる建国神話とロタの被差別民タル人たちに伝わる話は同じ話のように見えるけれど、果たしてそれは本当に正しいのだろうか。勝者の側の目で見た物語でしかないのではないか、ひいては私たち自身の世界の神話も。そんなふうに思ってしまいました。<br>これまでに読んだ守り人シリーズは良くも悪くも収まるところに収まるお話だったんだけど、これはすっきりとするわけではなく、ちょっと心が重くなるお話でした。<br>ロタという国、タルの民、チキサとアスラ、スファルとシハナ、バルサとタンダ。それぞれ一応落ち着いたように見えるけれど、解決したわけじゃない。<br>アスラの選んだ方法はもちろん誰もが納得できることではないんだろうけど、特にチキサにはつらいんだろうけれど、この先、何年かかったとしても二人が笑いあえたらいいなと思います。<br><br>『マーダーボット・ダイアリー　上・下』マーサ・ウエルズ　創元ＳＦ文庫<br>ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞の三冠を獲った第一作を含む中編集。これはいろんな方が言われているけれど、話そのものも面白いんだけど、訳者さんがボットの一人称を弊機としたのが素晴らしいと思います！！<br>主人公の弊機は警備ボット。自称「マーダー＜殺人＞ボット」。どうしてそんなふうに自称しているかというと、過去に起きた事件（ボットがトラウマになるほどの事件）でどうやら大量殺戮したらしいから。<br>らしい、と本人（？）も言っているとおり、その事件の記憶はボットにはないけど、ニュースなどを見る限りそのようだということ。<br>ボットというのは、たぶんわかりやすく言えばロボットみたいなものだと思います。身体の抗生物質に有機体も含まれているので、日本でロボットと言って思い浮かべるものとは少し違う気がするけど。<br>警備ボットは持ち主である警備会社の統制モジュール（マザーコンピュータやＡＩのようなものと思われる）の支配下にあり、契約に従い顧客を守るのが役目です。個人の所有のボットもあるようだけど、それもまたどこかの、もともとの持ち主の警備会社なりのモジュールの支配下にあると思われます。<br>しかし弊機は統制モジュールをハッキングしてその支配から抜け出し、抜け出したことに気づかれないように統制モジュールを欺いたり、宇宙船をハッキングしたりして自由を謳歌しています。<br>そういうと好き勝手なことをしているみたいだけど、実際は人間嫌いの引きこもりで、なのに人間の命令や頼みを拒むことはできない性格。守るべき人間が危機に陥ると、ぶつぶつと文句を心の中で言いながらも助けに行ってしまうのです。<br>その弊機が大好きなのが、好みのドラマを延々観続けること。弊機にとってはお気に入りのドラマに「耽溺」しているのが一番幸せで、次から次に思うがままに観ることができることが自由を謳歌していることになるわけです。<br>ボットだから人間よりも丈夫で、たいていの傷はそれなりの危機があれば修復可能、かつ、敵のドローンをハッキングしたりもできるものだから、顧客を守るためならぎょっとするほど無防備に敵の前に身を投げ出したりもする。そうしながら、人間に対して敵に対して心の中でボヤいたり、ドラマを見ていられたらよかったのになんて思ったり、偏光スクリーンのついたヘルメットをかぶっていられたら弊機の表情を隠しておけたのに、なんて思ってたりするのがとてもかわいい。<br>とてもかわいいなんていう内容じゃないかもしれないけれど、こればっかりは読んでみて、としか言いようがない。ほんと弊機がかわいいんですよ。<br>そんな人間嫌いの弊機が、なのに自分に感情を寄せてくる人間にも、自分の中にある彼らに寄せる感情のようなものがあることにも戸惑いつつ、一歩を踏み出すのがまた素敵。<br>ロボットやＡＩの出てくるお話が大好きなんですが、弊機はそのなかでも一気にトップクラスに躍り出たくらいに好みです。<br>この本の感想でアン・レッキーの『叛逆航路』を出す人が多いんだけど、叛逆航路のＡＩのブレクとマーダーボット・ダイアリーの弊機は好対照で、どちらも大好きです。<br>続編が早く読みたいな。<br><br>『翡翠城市』フォンダ・リー　新ハヤカワＳＦシリーズ<br>世界幻想文学大賞を受賞したＳＦアジアン・ノワール。早川書房のサイトによると、21世紀版ゴッドファーザー×魔術と謳われているとのこと。<br>舞台はケコン島。シチリア島のようにマフィア（本書では組織と表される）に支配される島で、中国……おそらくは香港をイメージしていると思われます。<br>組織はもともとはケコン島を支配していた帝国から独立するための抵抗組織で、組織の戦士たちは翡翠を身に着けて戦っていた。ケコン島産出の翡翠は不思議な力を秘めており、訓練も何も受けずに持つとその魔力に侵されていしまう。翡翠を手なずけ、その力を利用できるのはケコン島の住人のみ。帝国からの独立を果たした後、組織は分裂し、現在は名家コール家の無峰会とアイト家の山岳会が勢力を二分している。<br>翡翠城市は無峰会を中心に描いていて、21世紀版ゴッドファーザーと言われているとおり、抗争、陰謀に彩られた血なまぐさいお話です。<br>翡翠を使っているとはいえ異能力者の戦いなんて私の大好物だし、そして翡翠自体も好きだったからと手に取りましたが、思った以上に血なまぐさかった。<br>作中では翡翠を持つ戦士はグリーンボーンと呼ばれていますが、このお話はシリーズ化されていて、シリーズ名は「グリーンボーン・サーガ」。グリーンボーンたちの大河ドラマといったところかな。<br>私の好みよりはずいぶんと硬派なお話ですが、キャラクターがとても魅了的です。<br>コール家のヒロ、シェイ、アンデン、ウェイ、彼らの行く末もケコン島の行く末もとても気になるお話でした。<br><br>『ミルドレッドの魔女学校２　魔女学校の転校生』ジル・マーフィ　評論社<br>今回は魔女学校に来た悪戯好きの転校生のおかげでミルドレッドは右往左往。相変わらず意地悪なエセルが鼻に着きますが、それよりなにより転校生のイーニッドが気になって気になって。<br>つまりこの子に裏があるのかないのか、この悪戯好きが単なる悪戯好きか、エセルみたいに誰かに、この場合はミルドレッドに意地悪をしてやろうとして悪戯をしているのかがわからない、とずーっと思いながら読んでいました。<br>が、結局このシリーズはあまり深読みをするよりも書いてあることをそのままに受け取って楽しむのが一番だと思います。<br>この辺はドラマを見ていないので、今度ドラマも探してみよう。<br><br>以上、2020年2月に読んだ8冊（上・下巻はそれぞれでカウント）の感想を簡単にまとめてみました。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hiro2-0818/entry-12590159542.html</link>
<pubDate>Thu, 16 Apr 2020 22:55:14 +0900</pubDate>
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<title>2020年2月に観た映画</title>
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<![CDATA[ <p>『前田建設ファンタジー営業部』<br>この映画の元ネタとなったサイトをまとめた本を当時読んでいまして、好きだったなぁ、と懐かしく思って観ることにしました。どうやら映画の前に舞台になってたんですね。脚本家さんてすごい。ストーリーがないものにストーリーをつけてくるんだもんなぁ。<br>映画はとにかく小木さんが熱かったです！　小木さんて、おぎやはぎの小木さんですね。考えてみれば私はおぎやはぎのコントすら見たことないので、小木さんの演技を見るのは初めてだ。とにかく、熱くて鬱陶しい上司の役でしたが、ぴったりでしたね！（褒めてます）<br>舞台はかつてダムの前田と呼ばれた前田建設。昔のようには公共工事がなくなった昨今、どうにかできないかと頭をひねったのが熱くて鬱陶しい上司である小木さん。<br>まだこんなにやれることがあるじゃないか！と彼が目を付けたのが空想世界。アニメや特撮の世界です。最初に対象になったのがマジンガーＺの格納庫。（もうずいぶん昔のことですがマジンガーＺというロボットアニメがあってですね、そのマジンガーＺが格納されているのが富士山の近くの汚水処理場。その格納庫兼汚水処理場を実際に作るとしたら、設計はどうなるか、どうやったら施工できるか、価格はいくらか、などということを大真面目に考えていくのです。<br>そのために小木さんが立ち上げたのが、前田建設ファンタジー営業部。<br>主役は高杉真宙くん。すみません、私、この映画を観るまで名前をなんて読むか知らなった。特に調べずに来たのですが、映画のオープニングでがっつり名前が出てまして。これで覚えた！　高杉くんは熱い上司に振り回される最近の若い男の子な感じの役柄。最近の、と言っても舞台は平成15年なんですけどね。<br>高杉くんは気が弱いわけではないけど、そこそこ空気読めてそこそこ仕事ができるもんだから熱い上司や先輩に振り回される役。<br>上地雄介がその先輩。やっぱりやる気がなかったのに、いっしょにマジンガーＺのＤＶＤを見て、その魅力に取りつかれた息子にほだされる。<br>同僚が岸井ゆきのちゃん。やる気がないのが前面に出てるし、自分の専門外のことを言われると宇宙に飛んじゃう（と言われるほど気持ちが明後日に行っちゃって何も聞いてない状態になっちゃう）のに、結局巻き込まれちゃう。<br>もう一人の先輩が本田力さん。こちらはむしろ私物のマジンガーＺのＤＶＤを持ってくるくらいノリノリで参加。<br>以上５名の広報担当が前田建設ファンタジー営業部として活動し、空想世界から注文を受け、設計、見積もりをする。<br>という体で前田建設ファンタジー営業部というサイトでそれを逐次報告します。そういうサイトがあったんです。いまもあるかは確認してないけど。<br>この映画で取り上げているのは、先ほどから何度も出ているマジンガーＺの格納庫。これは当時（平成１５年）にあったサイトで実際に最初に取り上げたものなんですよね。そのあとにも、他のアニメの他の施設の設計、見積もりもやってました。<br>私はそれをまとめた本を読んでいて、この映画はその時のうっすらした記憶によるとサイトに載っていたとおりに話が進んでいきます。つまり、マジンガーＺの格納庫を本気で設計、見積もりしていく過程を描いたもの。<br>やる気のなかった３人が、だんだん燃え上がっていくのが面白かった！<br>当然、設計にしろなんにしろ５人だけで進むわけではなくて（学生の頃の専門が何にしろ、いまは広報なんですから）、周囲の人たちもよかった！<br>私が特にはまったのが、町田啓太くん演じる土質オタクと六角精児さん演じる土木設計の鬼。<br>町田くんは橄欖石だの玄武岩だののマシンガントークがよかった。徐々に岸井ゆきのちゃんといい雰囲気になるんですが、町田くんは背が高いのでその身長差もよかったなぁ。<br>六角精児さんはさすがの芸達者なんですが、ずるいよね！　革ジャンに大型バイクとかずるいよね！！　目が釘付けでしたよ。<br>そのほかにもゲストキャラがいろいろと豪華だったんですが、驚いたのはマジンガーＺの登場人物から注文依頼があったという体で新規のアニメ映像があり、声優さんも（おそらくは）当時の方々が出てきたことです。私は何度目かの再放送の世代じゃないかと思うんですが、マジンガーＺを作った博士だけでなく、アシュラ男爵でしたっけ？　敵方の顔の半分が男性で半分が女性のキャラ。あの人たちもですよ。しかも原作者の永井豪まで出てくるって何なの？<br>前田建設だけでなく、協力企業でＩＨＩとかも出てきた……はずだし、マジンガーＺの部分についてはバンダイナムコも協力してるし、すごかった。<br>キャラもよかったし、平成１５年当時の古い携帯が小道具だったりするし、とにかくこの映画の制作陣の本気がすごい映画でした。<br><br>『グッドライアー　偽りのゲーム』<br>最初は特に見る気のなかった映画なのですが、あらすじをきちんと見て俄然見たくなったもの。<br>主演はヘレン・ミレンとイアン・まっけラン。<br>イアン・マッケラン演じるロイ・コートネイは老年のベテラン詐欺師。身分を偽って相手に近づき、信頼させてから財産を根こそぎ奪い取るのが彼のやりかた。専門は投資詐欺ですが、その相手は投資家だったり、結婚詐欺まがいに資産家の老婦人だったりといろいろです。<br>今回目を付けたのは、ヘレン・ミレン演じる資産家の未亡人のベティ・マクリーシュ。夫を亡くし、孫スティーヴンが残された唯一の肉親であるベティとロイは急速に仲を深めていくが……。<br>最初に観たのはこの筋書きだったんですよね。これで特に見る気にはならなかったんですが、「実はベティもある策略を巡らせていて……」という最初は見逃していたらしきあらすじを見つけ、俄然見る気になりました。<br>もうね、めっちゃ面白かったけどめっちゃ怖かった！！！<br>目線の一つ一つ、台詞の言い回し、仕草、そんなものが全部つながったときの怖さと言ったら！<br>名優たちはやっぱりすごかったです。凄味が違う。<br>最後がめちゃくちゃ怖くて、この映画はホラーじゃないのにうっかりホラーを観ちゃったみたいに、怖い怖いってスタッフロール観ながらずっと言ってた。<br><br>『チャーリーズ・エンジェル』<br>これまでのチャーリーズ・エンジェルはテレビ版も含めいつもながら見で、正直誰が出ているのかもあまりわかっていないのです。つまり、ちゃんと見るのは今回が初めて。ただ女性がガンガンアクションもやるのは大好きだし、収まるべきところに収まるような話が観たいと思ってたので観てみました。<br>これまでと同じく、主要登場人物は３人。ただこれまでは３人ともエンジェルスだったけど、今回は２人がエンジェルス、１人は保護対象者が巻き込まれてるのがいつもと違う感じ。たぶん。<br>エンジェルスはクリステン・スチュワート演じるサビーナとエラ・バリンスカ演じるジェーン。そして彼女たちと行動を共にするのがナオミ・スコット演じるエレーナ。<br>エレーナは自社の内部告発者でしたが、告発を手伝おうとするタウンゼント探偵社に情報を渡す途中、殺し屋に狙われ追われる羽目に。<br>そのエレーナを守ったのが、タウンゼント探偵社に所属するサビーナ（不良お嬢様）とジェーン（元ＭＩ６）。<br>二人は以前の事件で一緒に働いた時の印象が悪く、エレーナの件で再び組むこととなった当初から角を突き合わせています。<br>エレーナを襲った殺し屋は腕が立ち、何とかエレーナは救い出したものの殺し屋は逃してしまう。<br>単なる内部告発だったはずなのに凄腕の殺し屋を送り込んだ黒幕の狙いは？　果たして黒幕は誰か？<br>話はスピーディに展開するし、女性陣は可愛いし強いしかっこいいし綺麗だし眼福でしたー。<br>気になったのは、訓練も受けた探偵社所属のエンジェルスなのに、周囲の目を引きまくってるし、それを気にしてる様子もないし、それでいいの？ってことでした。<br>もうちょっと静かに活動しよう、ね？て言い聞かせたくなったわー。<br>ストーリーに直接は関係ないけど、エレーナの同僚のラングストンとジェーンが可愛かった。この二人、その後どうなったか知りたい。<br>それはそれとして、ジェーンとサビーナのシーンでめっちゃツボにはまってめっちゃ萌えたところがありました。そういう作品じゃないのはわかってるけど。けど！<br>敵方の襲撃を受けたあと、ジェーンがサビーナをお姫様抱っこして脱出し、サビーナが目を覚まさないって泣いて、目を覚ましたらサビーナに抱き着いてるってなにそれ？　サビーナはたぶんジェーンの初めての友人なのね。めっちゃツボに突き刺さりまくりでどうしようかと思いました。<br><br>『映画ねこねこ日本史　龍馬のハチャメチャタイムトラベルぜよ！』<br>録画してまで絶対に観るわけではないけど、たとえばちょうどその時間に家にいたり、飛行機のビデオライブラリーにあったりしたら観てしまうくらいには好きなねこねこ日本史。そういうわけでついつい観に来ちゃいました。<br>びっくりしたのはねこねこ日本史なのにストーリーらしきものがある！ということです。<br>原作は見てないからわからないけど、これまでアニメを見た限りでは、一回一回は短いし、流れも割と前後してる（飛び飛びで見てるからかもだけど）し、そんなストーリーらしきものがあるとは思ってなかった。<br>お昼寝が大好きな小学生ねこのフクは、発明好きのおじいちゃんが作ったカラス型タイムマシンのヤッちゃんに乗ってしまい、昔のねこねこ日本にタイムトラベルしてしまう。そこで坂本龍馬に出会うが、二人はもともとおじいちゃんの目的だった各時代のカルタを作らないと元の時代に帰れない。飽きっぽく忘れっぽいねこが果たしてカルタを最後まで作ることができるのか？<br>という感じで、各時代のあれこれは見たことのあるねこねこ日本史（日本の歴史をねこで表している。ねこなのでよく寝るし、飽きっぽいし、輪の中や箱の中に入りたがるしおもちゃが好き）な感じなのですが、最後はうっかり泣きそうになりました。ねこねこ日本史なのに！　そんなの求めてないのに！　もーずるいわー。<br>ねこねこ日本史といえば声優さんが少ないことで有名ですが、今回もすごかった。小林ゆうさんはひとりで１５役ぐらいされててエンドロールがえらいことになってました。あんなの初めて見た！<br>そして山寺宏一さんは相変わらずの芸達者。今回はちょっと情けない役もありましたが、すごかったなぁ。<br>総じて楽しい映画でしたが、私が見た回は貸し切りで寂しかったです。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hiro2-0818/entry-12581742357.html</link>
<pubDate>Fri, 13 Mar 2020 00:19:16 +0900</pubDate>
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<title>あの日のこと</title>
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<![CDATA[ <p>中居さんの記者会見のあと、すぐにこちらに思ったことをアップしようと思っていたのですが、最初はなかなか考えがまとまらず、そのうち時差出勤が始まりそれどころではなくなり、結果こんなに時間が経ってから書くことになりました。<br>現時点で、まだ私は断片的にしか会見の内容を知りません。<br>前の記事に書いたとおり、当日は職場のパワハラさんの来る飲み会に参加しなければならなかったし、実は去年の引っ越し以来、まだテレビにＨＤＤをつなげていないので録画もできず、結果的にちょうど家にいたときにやっていた情報番組で流れたところだけ。<br>でもいまはありがたいことにTwitterなどでいろんな方が話題にしてくれるので、大まかな内容はつかめたんじゃないかと思います。<br><br>今回の件、私は最初に聞いたときにほんの少しですががっかりしたんですよね。<br>あの事務所と縁が切れるのははっきり言って嬉しい。あの事務所の頭の方々は、なんというか言い方悪いけど頭が悪いというか、やることなすこと裏目に出てるじゃないですか。<br>本当はＳＭＡＰの解散の時点で彼らの人気は衰え、事務所のほかのグループ、もっと若いグループに人気が移ると思ってたんでしょうね。あの事務所の上の方々は。テレビのレギュラーがなくなることで露出が激減し、忘れられ、ファンももっとたくさんテレビや雑誌に出てくる若い子や新しいグループに移ると。<br>本当にそうしたかったのなら、心の中でどう思っていようと表面上はにこにこして解散ツアーをやってきちんと幕引きをする必要があったと思うんですよ。<br>中居さんの言葉でいえばちゃんと「。」をつけるってことですよね。<br>そうすることで彼らに対する思いを昇華してほかのグループに移る人は確かにいたと思うし、彼らが独立して今と同じことをしていたとしても、あんなにお世話になった事務所に砂をかけるようなことをして、という批判をする人が一定数出てきたと思います。<br>それをせずにぶった切るように解散となったことで、ファンは意固地になったというか、意地でも離れないぞって思ったと思うし、特別ファンじゃなかった人たちの中からも彼らの存在が大切だって思った人が出てきたりもしたし、ＳＭＡＰとほかのグループの掛け持ちだった人でもジャニーズ自体から離れる人が出たりもしたし、ファンまでいかなくても味方になった人もいたし、びっくりするほど事務所が叩かれたりもしたし。<br>そして私が一番驚いたのは、なぜそうなったのか事務所の上の方々はさっぱりわかっていないようで、いまもまだ打つ手が裏目裏目に出ていること。<br>そんな事務所に長いこといても中居さんのためにはならないと思う。<br>だからあの事務所と縁が切れるのはとても嬉しいんだけど、中居さんが事務所を出ることによって木村さんがまた一人で悪者になって叩かれるのがすごく嫌で、だから今回の件を最初に聞いたときには少しがっかりしました。<br>出るなら一緒に出てほしかった。それはもちろん、私のわがままでしかないんだけど。<br>木村さんにだっていろいろと事情はあって、たとえばドラマや映画は木村さんだと三年位前からオファーが来てるという話も聞いたことがあるし、だから同じタイミングで決断できるのは難しいとは思うけれど。<br>それでも、あそこに木村さん一人残ってほしくなかったなぁと思ったのです。<br>ともあれ、それが中居さんの決断であり、木村さんの決断なんだから私がどうこう言ってもしかたがない。なのでこれからも今まで同様、ＳＭＡＰ全員応援していこうと思っています。森くんも含めて。<br><br>ということを踏まえて、中居さんの会見のこと。<br><br>久々に中居さんのＭＣの本領発揮だったなぁというのがまず最初の感想でした。ぱっと相手を自分のフィールドに引き込んでしまうんですよね。相手にそれを意識させる前に。<br>記者会見という、中居さんにとってアウェーに等しい場所で、けれど中居さんのフィールドに記者さんを引き込んでしまって、アウェーどころかホームのようにしてしまったのがまずすごいところ。<br>そして記者さんたちの質問にしっかり答えつつ、言いたくないことは言いたくないと言い、それすらも言わずにさらっと話をはぐらかしてしまうところもあり、けれどそれを記者さんに気づかせず、長丁場をひとりで切り回したのはほんとすごい。<br>聞いていて、あ、今はぐらかしたな、と思うところもいくつかあったんですよね。でも記者さんたちが追撃することは私の知る限りほとんどなくてそれもすごいなって思いました。<br>あ、ＳＡＳＵＫＥ派とかは別の話。ＳＡＳＵＫＥ派とか、一人じゃ歌えないとか、そういう言い方って中居ファンだとすぐにピンとくると思うんだけど、記者さんはわかってなかったなぁ。ＳＡＳＵＫＥ派とかめちゃくちゃわかりやすく話してたのに、結局本人が解説までしちゃうっていうね。中居さん優しいよね。ファンにはそこまで解説してくれない（笑）。<br>記者さんたちも頑張ってるって思ったのは、なんとか中居さんから言葉を引き出そうと質問がだんだん具体的になっていったあたりかな。そのぶん、こう言わせたいんだろうなっていうのも透けて見えてたりもしましたが。<br><br>そしてこの会見で何よりびっくりしたのは、会見を見た後の自分自身の反応です。<br>あのー最近はですね、ぶっちゃけ中居さんのことはずっと変わらず好きなんですが、ときめきがなくなってきたなぁと思ってたんですよね。中居さんに対する好きが、家族に対する好きに近づいたというか。<br>考えてみればもうずいぶん長いことファンなのでそれも当たり前かなって思ってたんですが、記者会見の中居さんを見ていてちょいちょいドキドキしたり、キャーって黄色い声（めいた声）が出たりして、これにてめでたく中居強火担復活☆<br>中居さんはこの三年間、新しい服も買ってなかったと言ってたようですが、いろいろ考えてた中居さんに無意識に引きずられてたのかな、私。<br>ひとつには、あれからずっとＳＭＡＰのライブＤＶＤも見られなくなったせいもあると思うんですよね。ライブ映像を見るとめそめそしちゃうから。<br>だから中居さんが一番キラキラしているところを補給できなくて、そのせいもあったと思う。<br>実はまだライブＤＶＤは見られないんだけど、もうちょっと時間が経てば見られるようになるかなぁ。<br>観られないっていうのはつまり、どうしてこの人たちを見られなくなってしまったんだろう、と思ってしまうからで、だから中居さんが、SMAPの復活がないわけじゃないってはっきり言葉にしてくれたことで、そして事務所を離れると少しずつそちらの方向にも動き出せるんじゃないかということで、もうちょっと時間が経てば見られるんじゃないかと思ったわけです。<br>今すぐはまだ無理だけど。ようやく私自身も前向きになってきたくらいだから、もうちょっと時間はかかりそうだけど、また見られるようになるといいな。<br><br>それにしても、中居さんは社長なわけですよね。会社の名前は可愛いけど（会社名を言う羽目になったときの照れてる中居さんはかわいかった！！！）、社長中居さんは私の中では銀縁眼鏡で身体にぴったり合ったスーツを着ていて、要は昔やってたカミスンのイメージです。素敵。<br><br>今後中居さんにやってほしいお仕事は、ドラマか映画、そして音楽番組です。<br>カミスンみたいな音楽番組をやってほしいな。そして私のほかの推したちと話をしてほしい。<br>コブクロと話したところは見たことあるし、もしかしたらB'zも見たことあるかな。実はSPYAIRも見たことある。カミスンに出たもんね。でもあのころはまだSPYAIRのファンじゃなかったので、がっつりファンになったいま、もう一度見たいですね。<br>ドラマや映画は、そろそろ中居さんもまたダークな役をやってもいいんじゃないかな。模倣犯でもダークな役でしたが、いまの年齢でまたそんなダークな役を見たいですね。主役じゃなくてもいいんですよね。いろんな中居さんの顔が観たいから。<br><br>中居さんが新しい道へ踏み出すまでもう少し。<br>これからも中居さんのことを見続けていきたいし、応援したい。<br>新しい地図を立ち上げたときに一番うれしかったのは、直接彼らに課金できるようになったこと。言い方悪いけど、それまでよりも彼らにお金を使うという意味を実感したんですよ。あのとき。<br>だから4月になったらまずは、直接課金できる状況を作ってくれることを期待してます、社長！</p>
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<link>https://ameblo.jp/hiro2-0818/entry-12580751162.html</link>
<pubDate>Mon, 09 Mar 2020 00:07:05 +0900</pubDate>
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<title>じりじり</title>
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<![CDATA[ <p>昨日飛び込んできたニュースに愕然<br>今年来るとは思ってたんですけどね、6月ごろと思ってたんですよ。地図ーずと同じ時期だと<br>まさかこんな時期に突然とは思ってなかったのでびっくりです<br>びっくりと同時にムカつくわーと思ったのは、確報ではなく、そういう見込みというニュースだったこと<br>スクープだと思って早めに流すんでしょうが、あれ嫌い<br>確報か本人の言葉じゃなきゃいらない<br>〜か？ とか 〜の見込 とか 〜と思われる<br>なんて記事の意味がまったくわからない。本当のスクープならともかく、中には観測気球的な記事もあったりするでしょう。<br>全然違うじゃん！とか関係者って誰だよ！ってなったりするヤツが混じってる。<br>そういうのも混ぜて報道するし、間違ってても訂正もお詫びもしないし、その積み重ねがあるからマスコミは信じられないし嫌いだって思うんですよね。<br>あとは関係者が、といって誰が言ってたのかわからないような内容を書いたりとか、過剰な忖度だとかね<br>いろんな人がいていろんなものの見方があって好き嫌いだっていろいろあって、気の合う友達とだって必ずしも意見は一致しないことの方が多いのに、複数のマスコミが同じことや同じ方向性のこと書いてたらおかしいと思うんですよね。<br>ええもう完璧に2016年のあれこれを想定して書いてるんですけど。<br>なのでマスコミの飛ばし記事かどうかわからないものは読む気にもならない。<br><br>が、今日会見をするということなので、じりじりして情報を待っています。<br>そんなふうに基本マスコミからの情報を入れないようにしているので、こういうときには妄想大活躍です。夢見がちなんですよね、要は。<br><br>あと、昨日記事を読みたくなかったのは、マスコミ信じらんない、ということもありますが、これでまた木村さんがひとり叩かれるじゃないって思ったから。<br>私は中居さんが一押しですが、やっぱりSMAPが大好きで、箱推しで、だから木村さんがひとり叩かれる状況というのがとても悲しい。<br>彼らは2016年に、話せるようになったら話すから、と言ったきりその話はしなくなって、木村さんがひとりで叩かれてたり、慎吾ちゃんがどうしても折れなかったなんて記事が出たりしてもみんな何も言わなかった。それはすごいことだと思うんだけど、私は特に彼らのことについてはメンタルが弱弱なのでその状況がもう辛くてしょうがないのです。<br><br>今日の会見で、それが少しでもいい方に向けばいいなぁと思っています。<br><br>そしてとにかく彼らが笑顔で過ごせるといい。幸せであるといい。そして健康で。<br><br>数時間後でも数日後でも、なんなら数年後でも構わないから、こんなメンタル弱弱なブログなんて笑い飛ばせるようになっていますように。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hiro2-0818/entry-12576786368.html</link>
<pubDate>Fri, 21 Feb 2020 18:32:49 +0900</pubDate>
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