<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
<channel>
<title>hirom0808さんのﾌﾞﾛｸﾞ</title>
<link>https://ameblo.jp/hirom0808/</link>
<atom:link href="https://rssblog.ameba.jp/hirom0808/rss20.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
<atom:link rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com" />
<description>ﾌﾞﾛｸﾞの説明を入力します。</description>
<language>ja</language>
<item>
<title>青春生き残りゲーム５</title>
<description>
<![CDATA[ 桜の枝達延び切ったその先にある音楽室に枯れ草も生き返る様な清木溢れるピアノの旋律が響いている。<br><br>僕はサッカー部を辞めた。気が付いたら音楽室に足が向いていた。<br><br>音楽室から響く音色に引き寄せられるように、音楽室の扉を開けた。<br><br>朝霧涼子が一人ピアノを弾いていた。相変わらずその華奢な身体から何故こんなにも力溢れる音を生み出せるのか不思議に思う。<br><br>この旋律をいつまでも聴いていたい衝動に駆られる…。<br><br>旋律は進み、さらに力強くなる。そうかと思うと、湖面に一人少女が佇んで思いにふける様に哀しいメロディーにな。また生気溢れるメロディーになり終曲へと向かう…。 <br>何故終曲へと向かっていることが解るのだろうか…<br><br>彼女は、僕には全く気付かない様子で全生命力を曲に注ぎ込む様に鍵盤を叩く。細い指が生きている波の様に動く… <br><br>僕は一歩も動けなくなっていた。<br><br>ジャッ、ジャッ、ジャー… <br><br>長い長い旅が終わった。<br>そんな感覚だった。<br><br>彼女は、目を詰むり最後に奏でた音が消えるその最後を贈り届けると、こちらを見て口を開いた。<br><br>『なにか用なの』<br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/hirom0808/entry-10535932066.html</link>
<pubDate>Sun, 16 May 2010 00:21:55 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>青春生き残りゲーム４</title>
<description>
<![CDATA[ 『部長！本日付けで部を退部します！』<br><br>僕は土屋部長に退部届けを突き付けた。部長は鳩が豆鉄砲をくらった様に目を丸くした。<br><br>『なんだと！お前はアホか！』<br><br>３年生の教室に怒鳴り声が響く。３年生の先輩方はなにかとこちらを見る。<br><br>『はい！アホでもばかでも構いません。辞めたいんです。』<br><br>部長は呆れたように溜息をはく。<br><br>『まあ、落ち着けサッカーが嫌になったのか？』<br><br>『いえ、大好きです！』<br><br>『じゃあ、なんだ？いじめにでも合っているのか？』<br><br>『いえ、同級生とも仲良く、先輩方も厳しいですが優しいです！』<br><br>『だったらなんなんだ！』<br><br>再び部長は怒鳴る。<br><br>『はい！しいて言うならば、男にはやらなければならない事があるということです。』<br><br>部長はさらにあきれた様子だ。<br><br>『意味がわからん！もういいわ！お前は練習もしっかりやるし期待してたんだがな！訳のわからんオーバーラップにヒヤヒヤしなくなってせいせいする。』<br><br>『はい！ありがとうございます。しかしいつもオーバーラップをする時は、ここしかないと感じるから行くんです。ゴールが呼ぶんです！』<br><br>『もういい。帰れ。２度と来るな。』<br><br>部長は本当にもうどうでもいいといった表情で、猫を追い払う様に手を２度はらった。僕は深く一例をしてその場を後にした。<br><br>サッカーは嘘偽り無く、大好きだ。チームメイトともうまくいっている。都大会優勝、それが大きな目標だった…。<br><br>今までは…。<br><br>男としてやらなければならないことに出会ったからだ。すがすがしい気分だ。<br><br>廊下に頂点から下降している日の光がサンサンと照り付けていた。
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/hirom0808/entry-10530691512.html</link>
<pubDate>Mon, 10 May 2010 01:02:56 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>青春生き残りゲーム３</title>
<description>
<![CDATA[ 春、クラス変え。僕は残念ながら朝霧涼子とは同じクラスになれなかった。<br><br>あの合唱祭依頼僕はひそかに、淡い淡い期待をしていた。その期待もこの激しい春風がさらっていった。<br><br>彼女の演奏を聴いてから、学校に行くのが楽しみになった。あの旋律を奏でる彼女が同じ学校にいて、同じ空気を吸っている。もしかして擦れ違うかもしれない…。しかし、そんな機会はなかなか訪れない。僕が彼女と擦れ違った回数は、合唱祭以後２回だ。<br><br>その２回は、僕にとって長い長い時間に感じられた。胸が高鳴った…。<br><br>彼女と接したい。この気持ちは募っていくばかりだった。<br><br>しかし、僕と彼女の距離は、違うクラスというくくりに囲われた。<br><br>この状態に一石を投じるには…… <br><br>僕は一学期最初の授業の５限、あることを思い付いた。<br><br>窓の外で吹き荒れる風は桜の花びらを遠くヘ運んでいくかのようだった。<br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/hirom0808/entry-10530689106.html</link>
<pubDate>Mon, 10 May 2010 00:59:03 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>青春生き残りゲーム２</title>
<description>
<![CDATA[ 朝霧涼子、彼女は細身で色白の静かな女の子だった。始めて彼女を知ったのは、高校１年の時の合唱コンクールだった。<br><br>彼女は、他のクラスのピアノの伴奏者だった。曲は中学の時僕も歌ったことがあるので、知っていたが、こんな音は聴いた事がなかった。<br><br>指揮者が指揮棒を振り、彼女の指が動く、そして前奏が流れる… <br><br>タタタンタン…<br><br>ホールに響き渡るそのオトを聴いて身震いがした。あの細い身体のどこに、こんなに力強く、心を震わせるオトを出せる力があるのか。<br><br>その曲は、僕の中で生まれ変わった。<br><br>朝霧涼子、僕はその時から彼女のファンになってしまった。<br><br>あのピアノの音色は今でもはっきりと思い出せる。目をつむるとあの旋律が僕の耳の奥を流れる。<br><br>タタタンタン…
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/hirom0808/entry-10529734452.html</link>
<pubDate>Sun, 09 May 2010 01:48:13 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>青春生き残りゲーム１</title>
<description>
<![CDATA[ 刺さる様に冷え切っていた空気が、心地良い柔らかな空気へと変わり、風が気持ちいいと感じる。<br><br>春の夜。<br><br>空気の変化とともに、心もざわめく。こんな夜は、散歩に出掛けたくなる。<br><br>月が煌々と都会の張りぼてを照らす。街頭が転々と続く…。静かだ。無音。何故夜はそんな感覚に陥るのか。<br><br>街頭を辿って行くと、住宅街に埋もれているようにある公園に着く。<br><br>ブランゴ、滑り台、砂場、そして、風に吹かれて花びらを散らす一本の桜。見上げると月明かりが調度その１点を照らすように当たってみえる。<br><br>『また会おう、生きてたらね…』<br><br>彼女はそう言って笑った…。あの日もこんな風に吹かれて、月明かりの下で桜を眺めていた。<br><br>春の夜。<br><br>あの日依頼心がざわめき出す。<br><br>彼女は何故あんな事を… <br>僕は生きているよ。<br><br>ここにいるよ。<br><br>君は、今…。<br><br>ザァーーーー、風が公園を通り過ぎる。月明かりに照らされてヒラヒラと桜の花びらは散っていく…。
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/hirom0808/entry-10526014144.html</link>
<pubDate>Wed, 05 May 2010 00:56:33 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>出口の無い家 続</title>
<description>
<![CDATA[ ドアも窓も無い家が存在するという噂を聞いて俺はかの町にやってきた。<br><br>人はオレの事を空き巣のアンジェリーナと呼ぶことが多い。<br><br>業界では有名だ。<br><br>オレに入れない家は無い。<br><br>おっと、誤解して貰っちゃ困るがオレは貧しい家は狙わない。暴利を貪る悪党の家に入り、財産のほんの一部をいだたくだけだ。<br><br>それを悪党と言う？<br><br>それをいっちゃおしまいよ！<br><br>これでも、人殺しはしたことがない。それがオレの最大のポリシーよ。<br><br>さて、そんな事を言いつつ目的の家についちまった。こいつが入口の無い家……… <br><br>ホントに入口がねえ！窓もねえ！なんなんだ！<br><br>しかしオレに入れない家はねえ！<br><br>まずは聞き込みだ……… <br>う～ん、不可思議だ。<br><br>人が出入りしたところを見たやつはいないし、いつからあの家があるのか知ってるやつもいねえ… <br>まあ焦る事は無い。オレに入れない家はないんだからよ。<br><br>おっ、いいあんばいの豪邸があるじゃねえか。大物はあと回しにして、軽く肩慣らししとくか… <br><br>ちょうどいい人の気配が無い。留守だな。<br><br>よし！行くぞ！ <br><br>ふぅ～、セキュリティーになかなかてこづったが、入りこめた。<br><br>やはり、あるところにはある。全く公平じゃないぜ…。金庫はどこだ？<br><br>あった！よし！<br><br>カチカチッ…カチカチッ…ガチャ！<br><br>ちょろいな。<br><br>さて頂いてずらかるか。<br><br>『だれだ！』<br><br>うわーーーーー！<br><br>まじかよ！気付かなかった！やややややべぇ！<br><br>うおーーーーーーー！<br><br>『ぐあッ』<br><br>ややややややややややややべぇ！<br><br>どどどどどどうしよう！<br><br>あああ、おおれはただこの手軽にあったガラスの灰皿で軽く頭を叩いただけだ！<br><br>なんで、血なんか出てんだよ！<br><br>なんで、動かないんだよ！<br><br>ウソだろ！<br><br>ウォォォォォェォォ！<br><br>ど、どうしたらいいんだ！<br><br>なんだ？辺りが暗くなる…………………………… <br>ここは、どこだ？<br><br><br><br>『ようこそマイハウスへ』<br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/hirom0808/entry-10522809067.html</link>
<pubDate>Sat, 01 May 2010 16:18:28 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>出口の無い家５ 完</title>
<description>
<![CDATA[ 最上階屋根裏部屋<br><br>この家には、窓もドアも無い。私はいつからこの家にいるのだろう。腹は減らない。尿意も催さない。あるのは、黒い快楽と孤独。この家には常に４人の住人達がいる。 <br><br>時々泣き声や笑い声、怒り声が聞こえてくる。下の階の左の部屋は静かだが、住人がいる。４人の住人達はそれぞれの感情が解らないが、私は４人の住人の感情を手に取るように感じることが出来る。４人のすべてが私に流れ込んでくる。<br><br>憤怒・罪悪感・焦燥・苦悩・失望…<br><br>負の感情…<br><br>すべてが私の『快楽』<br><br>この家は、私が作り出した家。私がこの家の管理者だ。<br><br>ここには、イキバを失った人々がやってくる。その人々の負の感情こそ私の『快楽』…<br><br>しかし、この家に来た人々はいつしか去っていく… <br><br>あっ！また一人出口を見つけたようだ。<br><br>寂しい…<br><br>しかし、また新しい住人がやってくる…<br><br>負の感情を運んでやってくる。<br><br>必ずやってくる。<br><br>何故だろう？<br><br>この家は無くならない。<br><br>私のために存在しているのか？<br><br>この家が存在を求められているのか？<br><br>私はいつまでここにいるのだろう。快楽と孤独を感じながら… <br><br>廻り続ける快楽と孤独の車輪。廻しているのは誰だ！<br><br>なにものによって廻されているのだ！<br><br>私の車輪もなにものかによって廻されているのか。<br><br>解らない。解るはずがない。<br><br>人は廻っている…。<br><br>去って、来て、去って、来て、去って、来て……<br><br>くるくるくるくる廻る。<br><br>出口の無い負の感情に陥り、落とされる。<br><br>そして出口を見つける。<br><br>どんな家にも光は当たっているからだ。<br><br>この家にも… <br><br>その光を見つけられたモノは出ていく。<br><br>気の遠くなるような年月ここにいるモノも居れば、来てすぐに出ていくモノもいる。<br><br>不思議なものだ。私は快楽を求めてこの家を創ったのだが、孤独になることも楽しんでいる。<br><br>どうやら、また新しい住人が来たようだ。<br><br>この家は無くならない。<br><br>私はずっとこの家にいる。<br><br>快楽と孤独を噛み締めながら今もここにいる。<br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/hirom0808/entry-10522806995.html</link>
<pubDate>Sat, 01 May 2010 16:15:05 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>出口の無い家４</title>
<description>
<![CDATA[ １階左隅の部屋 <br><br>この家には、窓もドアも無い。僕はいつからこの家にいるんだろう。お腹はすかない。トイレもしたくならない。あるのは、怒りと悔しさ。でも、寂しくは無い。この家には、僕以外にも住んでいる人がいるみたいだ。 <br><br>時々泣き声や笑い声が聞こえてくる。上の階の左の部屋は静かだけど、誰かいるみたいな感じがする。他の人達は何を考えているんだろう。 <br><br>僕はパパとママが許せない。なんで、ここを離れなくちゃいけないの！<br><br>『春から新しい学校に行くよ』<br><br>なんで！どうして！<br><br>『パパが転勤になったからしょうがないでしょ』<br><br>はぁ？なにそれ！なんでなんだよ！誰が決めたんだよ！<br><br>僕は気が付いたらこの家にいた。<br><br>僕は怒っている！許せない！パパとママを！<br><br>僕は最近夢をよく見る。夜、僕の家の天窓が開いて親友の健二が入ってくる。ガンプラで朝まで遊び続ける。楽しい、楽しい…<br><br>目を覚ますと、目から涙が零れている…そして怒りが込み上げる。<br><br>なんで！なんでなんだ！<br>壁を蹴る。叩く…<br><br>何をしてもこの苛々はおさまらない。<br><br>なんで！なんでなんた！<br><br>許せない！<br><br>誰を？<br><br>悪いのはパパとママなの？それとも僕が何か悪いことをしたの？<br><br>なんで！なんでなんだ！<br>壁を蹴る。叩く。<br><br>誰も何も答えてくれない。<br><br>そして僕は眠りに付き、またあの夢を見る。<br><br>なんでなの？…<br><br>ただ僕はここにいたいだけなのに…<br><br>わかってるよ…<br><br>いかなきゃいけないんだね…<br><br>だけど…<br><br>なんで！なんでなんだ！<br><br>そして僕は今、怒りながらここにいる。
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/hirom0808/entry-10522803199.html</link>
<pubDate>Sat, 01 May 2010 16:09:49 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>出口の無い家３</title>
<description>
<![CDATA[ １階右隅の部屋 <br><br>この家には、窓もドアも無い。私はいつからこの家にいるのだろうか。空腹は感じない。尿意も催さない。あるのは、嘲笑と失望感。しかし、寂しくは無い。この家には、私以外にも住人がいるようだ。 <br><br>時々泣き声や怒りの声が聞こえる。上の階の左の部屋は静かだが、微かな人の気配を感じる。他の住人は何を考えているだろう。 <br><br>私はかつて日本を動かしていた。使命感と誇りを持って…。<br><br>官僚、私はそう呼ばれていた。Ｔ大学を卒業し、自分が日本を変えずして、誰がこの国を善くできるのかと思いこの道を選んだ。<br><br>当然であり必然だ。教授・学友・両親…関わるすべての人々が私にはその力があること認めていた。<br><br>ハハハｯ！私にはその力がある。<br><br>私は国のために懸命に働いた。どんどんと出世していく。しかし、喜びは無い。当然であるからだ。<br><br>そんな私を回りは、いつしか『氷の宰相』と呼ぶようになった。その呼び名は、日本中の紙面に載ることになるだろうと確信していた…。<br><br>その日はもう目前に来ていた。事務次官の椅子は私のために用意されていた。総理も私の掌の中で踊る事を待ち侘びていたに違いない。<br><br>ハハハｯ！<br><br>これから日本が新しくなる。当然であり必然だ。<br><br>しかし私は、落ちた…<br><br>陰謀だ！<br><br>蹴落としたはずの宿敵に、私の椅子は奪われた。<br><br>ハハハｯ！<br><br>阿呆が！<br><br>私で無くて、誰ができる！奴に何ができる！私こそが…<br><br>ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハｯ！<br>笑いが止まらない。<br><br>阿呆が！<br><br>私は、私が動かさないこの国を笑う。私を選ばなかったすべてを笑う。そしてもうそんな世界はどうでもいい。<br><br>そして私はこの家に来た。<br><br>ハハハｯ！<br><br>やはり笑いが止まらない。<br><br>腐ってゆく世界…<br>当然であり必然だ。<br><br>ハハハｯ！<br><br>ずっと笑い続けている。<br><br>しかし、そろそろ笑うのにも疲れた。私が居ずしてこの国はどうなるのか。<br><br>私は必要とされている…。<br><br>そして私は今、笑いながらここにいる。<br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/hirom0808/entry-10522801365.html</link>
<pubDate>Sat, 01 May 2010 16:06:59 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>出口の無い家２</title>
<description>
<![CDATA[ ２階左隅の部屋 <br><br>この家には、窓もドアも無い。私はいつからこの家にいるのだろう。お腹は減らない。トイレにも行きたくならない。あるのは、悲しみと絶望感。しかし、寂しくは無い。この家には、私以外にも住人がいるみたいだ。 <br><br>時々笑い声や怒りの声、が聞こえる。隣は静かだが、微かな人の気配を感じる。他の住人は何を考えているだろう。<br><br>私は男が大嫌いだった。汚らわしい。嫌らしい目付き、くだらない言動、同じ世界で息をしているのも嫌だと思った事もある。<br><br>私には父親はいない。モノゴコロ付いた時から母親一人だった。母親は身を擦り減らし、私を育ててくれた。時には何にもぶつけられない不安・怒りを私にぶつけた。私はそれを受け止める事しかできなかった。<br><br>母親は大好きだ。私を産んで育ててくれた。<br><br>男は大嫌いだ。<br><br>高校生のころ学校の帰り道にその男は突然現れた。路地に連れ込まれ猥褻な暴行を受けた。<br><br>私は何が起こっているのかわからなかった。ただ覚えているのは、恐怖…<br><br>他には何も覚えていない。思い出してはいけない！思い出したくもない！<br>その時の事を考えると涙が止まらない。<br><br>男は私の敵になった。近付いてくれば、全身から針を出すように警戒し、遠ざけた。<br><br>私に近付いてくる男は嫌悪感をあらわにし、去っていく。それで良かった。<br><br>しかし、出会ってしまった。あの人に…<br><br>あの人は私の針のオーラに気付かないかの様に内側に入ってきて、そして私を包み込んだ。シアワセを生きていて初めて感じた。この気持ちが永遠に続く事を神に祈った。<br><br>心からシアワセだった…<br><br>しかし、あの男は私を裏切った…。<br><br>他の女と寄り添いながら自宅から出てきた。<br><br>汚らわしい…。<br><br>私は傷を追った。ナイフで胸を深く深くえぐられた様な痛み。あの時と全く違う傷を追った。どちらが深いのかは、わからない。しかし我慢が出来ない。痛み…。<br><br>イタイ、イタイ、イタイ！<br><br>私は頭が真っ白になった。私は狂った…。<br><br>コノイタミヲ<br><br>アノオコトニモ<br><br>手に生々しい感覚を感じる。ドロッとした生暖かい液体が私の掌を伝い腕に流れてくる。この男は私と同じ苦しみの表情だ…。<br><br>でも、何故だろう。さらに痛みは強くなる。涙が止まらない…。<br><br>そして私はこの家にきた。この家に来てからどれくらい経つのか解らないが、痛みは治まらない。涙が止まらない。<br><br>いつまでこの痛みは続くのか。<br><br>早く治まって欲しい。誰か助けて欲しい。また、会いたいあの人に…。<br><br>私はあの男と同じなのかもしれない。狂っていた。あの人にもう一度逢いたい。<br><br>私はあの人に逢うためにここを出たい。あのシアワセを感じたい。ただそれだけが私の願い。 <br><br>涙が止まらない。<br><br>私は今泣きながらここにいる。
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/hirom0808/entry-10522785240.html</link>
<pubDate>Sat, 01 May 2010 15:42:55 +0900</pubDate>
</item>
</channel>
</rss>
