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<title>hiroのブログ</title>
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<title>THE XXXXXX</title>
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<![CDATA[ <p>THE XXXXXX 1st　album THE XXXXXX 　　本日配信開始。</p><p>&nbsp;</p><p>Vo　山田孝之</p><p>Gt　綾野剛</p><p>Sy　内田朝陽</p><p>&nbsp;</p><p>待ちに待った、シックスのアルバム配信。２４日と２５日のライブには行けないから、これをダウンロードしてヘビーローテーションする。</p><p>綾野君が、０から１を生み出し、内田君が世界を作り、山田君が１を１００にする。</p><p>三人の役割が相乗効果を生んで、このアルバムになったのだなとわかる。スタンガンの音をサンプリングするぐらいの遊び心を真剣に持ってるのが良いね。真剣に音と戯れたら、こういう音楽になるのかな？</p><p>聴いてると、影響を受けた音楽の片鱗があちこちにあるのが感じられるのがまた、楽しい。</p><p>多分、メンバーの名前を知らずに、この音を聴いただけで、受け入れてもらえるんじゃないかな？ひいき目でなく。山田君のしっかりしたヴォーカル一つとっても、ミーハーなものじゃないから。ちょっと、ねっとりとした声にひずんだギター絡ませて、しっかりロックにしてるし。音を遊んでるのもいい感じで雑味あるし。これからフェスやツアーも視野に入れてるみたいなこと言ってたし、期待したいな。</p>
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<pubDate>Fri, 05 Apr 2019 17:00:21 +0900</pubDate>
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<title>国宝　上　青春篇　　吉田修一</title>
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<![CDATA[ <p>正月、料亭花丸で行われる、立花組の新年会は、盛大なものだった。</p><p>甲会辻村の隣に座っていたのは、二代目、花井半二郎という歌舞伎役者。所望されれば、軽やかに踊る。そのうち、舞台に幕が引かれて、始まった歌舞伎は、立花組組長権五郎の息子、喜久雄と部屋住みの徳次。母、マツが入れ込んで、舞台を用意するのが恒例だった。踊りで書いた汗を流すべく風呂に入ってるとき、宮地組の殴り込みがあり、権五郎は死んだ。</p><p>この時の縁で、半二郎は、喜久雄と徳次を預かることになる。踊りの才能を見出された喜久雄は半二郎の元、歌舞伎のけいこにのめりこんでゆく。半二郎には、俊介という一人息子がいた。極道と梨園の息子二人、芸の道を生きてゆく。</p><p>&nbsp;</p><p>物語は、語り口調で進む。読みながら、耳で聞いているような錯覚を覚える。よどみない語り口にどんどん進む。</p><p>半二郎が二人に見出したのは、立役ではなく、女形の才能だった。そして、二人で、二人娘道成寺で名を売り、興行会社三友の社長の目に留まる。</p><p>極道の一人息子と、梨園の一人息子。同じ女形として、しのぎを削る二人。二人して切磋琢磨してる間は、まるで兄弟のように育ち、相乗効果で良いほうへと進んでいたのに、芸の道は実力次第。喜久雄の方が才能があったため、大人たちの思惑がからみ、二人の運命が飲み込まれてゆく。大阪万博のあった時代背景である。まだ成人にも満たない男の子たちには、どうするすべもない。</p><p>～でございます。と続く語り部の穏やかで丁寧な語りなのに、なぜか耳元で三味線が大音響で鳴ってる気がする。実力がものをいうのか、家柄には敵わないのか？下巻が楽しみである。</p>
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<pubDate>Mon, 25 Feb 2019 23:51:58 +0900</pubDate>
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<title>桜風堂ものがたり　村山早紀</title>
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<![CDATA[ <p>雑誌バイラで、書店員あやのを見て以来、絶対に、彼主演の書店員ドラマを見たいと思った。それが、この桜風堂ものがたりで見つけたと思った。私が見たい書店員あやのがここにいた。</p><p>&nbsp;</p><p>風早駅前に建つ星野百貨店の6階に銀河堂書店はある。そこの文芸文庫担当の月原一整は、福和出版社の6月発売の新刊に、興味を惹かれる本を見つけた。団重彦という元シナリオライターの四月の魚というタイトルだった。どうしても売りたいと担当営業に提案をする。宝探しの月原と店長の柳田が彼を評していた。</p><p>同じ書店の児童書担当は、卯佐美苑絵。色白の美人だが、内気で、涙もろく、しょっちゅう躓いて転ぶので一整は、何かと助けていた。彼女は、万引き少年を見つけて、注意深く見守っていた。犯行を見届け、声をかけた瞬間、バッグを投げつけられ、倒れそうになるところを、一整に助けられた。そのまま、一整は少年を追いかけた。そして、その少年は乗用車にはねられた。</p><p>&nbsp;</p><p>万引き少年は両親とともに詫びた。病院へ見舞に行き、和解をしたにもかかわらず、書店にも、百貨店にも、苦情の電話が鳴り響いた。そして、彼は、その両方を守るために、書店員をやめた。</p><p>&nbsp;</p><p>物語は、一整が、やめた後の自分探しの旅に入ってゆく。ネットでやり取りをしていた桜風堂店主に会いに行く。そこで思いもよらない展開が待ち受けていた。</p><p>あれよあれよという間に、物事が決まってゆく。パズルのピースがどんどんはまってゆく感じににてる。出来過ぎなほどのピタリ具合だが、無理矢理感は、ない。そこには、人と人がしっかりと歩んできたバックボーンがある。登場する人たちそれぞれに物語があって、喜怒哀楽のすべての涙を何度も流しながら、読んだ。ページをめくる手が止まらなかった。</p><p>彼がどうしても売りたくて、出来なかった、宝探しの新刊は、残された銀河堂のみんなが一致団結する。そこにも、それぞれの思いがある。書店員それぞれの立場と役割をしっかり反映させた、感情の描き方が秀逸だと思った。</p><p>続編の、星をつなぐ手も一気に読んだ。素敵な言葉がたくさんちりばめられていた。町に本やがあるということは、その町で育つ子供に、夢の世界への扉を用意して待ってるということ。そして、私はそんな本屋という空間で過ごす時間を子供のころから楽しんできた。書店好きにはたまらない物語だ。</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/hirowithamission/entry-12441631237.html</link>
<pubDate>Wed, 20 Feb 2019 23:16:43 +0900</pubDate>
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<title>極北クレイマー　海堂尊</title>
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<![CDATA[ <p>バチスタシリーズのファンで、ほとんどを読んできたが、ばったり止まった。</p><p>先日図書館で物色していたら、未読のタイトルを発見して、手に取ってみた。数年ぶりのバチスタの世界観、ついてゆけるか心配だったけど、読んでいくうちに、ああ、そんな感じと思い出していった。</p><p>&nbsp;</p><p>極北市民病院は、産婦人科の三枝医師でもってるような病院だった。お局看護師や、薬局の三人組はTVばかりみてる。事務長の平松の院長をないがしろにした順番の挨拶をさせられたおかげで、院長にも睨まれる始末。今中に与えられた肩書は、非常勤の外科部長。年下の後藤医師には、プーさん呼ばわりをされる。</p><p>歓迎会の席で、酔いに任せて、病院の問題点をつらつら上げたことで、一気に敵を増やす。その問題を対処するための病院環境改善委員長なる肩書まで追加になる始末。和式便器の改善は、予算さえつかない状態だった。</p><p>&nbsp;</p><p>ドツボにはまった今中に相当に感情移入しながらも、そこから這い上がってゆく様が楽しいので、どんどん進む。なんといっても、姫宮が入り込んでくるので、面白さが急加速する。医師として勤めを果たせば、ちゃんと味方もできる。男前な看護師の登場も楽しい。大学病院では末席が、こちらに来れば、非常勤ながら、外科部長に、改善委員長なのだから、やりがいは見つかる。</p><p>不穏な空気が流れ始めると、物語は、核心に迫ってくる。お産による死に絡みつく陰謀　。西園寺さやかに、南雲医院長。確か、大きな闇に属する二人と昔読んだ記憶を手繰り寄せる。ああ、この出来事が、あの物語に繋がるのか。</p><p>そこに、新しい病院長が派遣された。名前は世良雅志。ああ、この人がここで繋がるのかと納得。</p><p>昔読んだはずのバチスタシリーズを読み返したい衝動に駆られた。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hirowithamission/entry-12441329575.html</link>
<pubDate>Tue, 19 Feb 2019 18:36:04 +0900</pubDate>
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<title>未来　湊かなえ</title>
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<![CDATA[ <p>ずっと出来なかった読書。引っ越し後は、ちょっと抜け殻状態だったので、今日からリセット。</p><p>図書館リクエストした本。</p><p>章子は、大好きな父をがんで亡くした。残された母は、時折人形みたいになってしまう人だったから、父が何でも頑張ってくれた分、今度は自分が母を守るのだと、健気に頑張る彼女に、未来の自分から手紙が届いた。未来のあなたは幸せな人生を歩んでると書かれた手紙は、ドリームランドのグッズが入っていた。まだ来ない３０周年の記念品だった。彼女にとってそれは未来の証だった。それ以来、章子は、自分の気持ちを未来の章子宛てに書き始める。</p><p>聡明で、大人びた章子には、いろんな試練が訪れる。それはクラスのいじめだったり、母にまつわることだったりする。自分で克服できることと、周りの大人が介入してくることと、彼女にはどうにもできない試練が次から次へと襲い掛かる。母の美しさは時に災難を呼び込んでしまった。</p><p>父が親も故郷も捨てて、母と一緒になったこと。その意味がすべてを表していた。</p><p>&nbsp;</p><p>最初は、大人の章子宛てに書かれた手紙の形で物語が進む。後半になるにしたがって、周りの大人の物語がかかれる。エゴが渦巻く物語がこれでもかと、衝撃に次ぐ衝撃が待っていた。ドロドロとした世界がべったりとくっついてくる。未来からの手紙をもらったのは、章子だけではなかった。</p><p>湊かなえ的、世界観の中に見えた光。多分、この光が未来というタイトルを意味するのだろうと感じた。読後はずしりとした感情が居座るが、ちょっとだけ明るいのは、二人の少女の力強さに未来を切り開く力を感じたからかもしれない。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hirowithamission/entry-12432551472.html</link>
<pubDate>Sun, 13 Jan 2019 00:27:07 +0900</pubDate>
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<title>引っ越し</title>
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<![CDATA[ <p>随分さぼったなと実感。１１月以来のブログ。</p><p>ただ、慌ただしかった。それは、末っ子の引っ越しがあったから。長男で学んだこともあって、各種準備はどこにお金をかけて、どこを手を抜くかをしっかり考えたので、準備に時間をかけた。</p><p>期間限定だから、その場限りのものは、安価で。カーテンは、オーダーサイズになりますと店員に言われたので、大きめを買って、ミシンで裾を持ち上げて縫った。コタツカバーと座布団カバーは、手作りした。タオル類は、バザーと実家からのもらい物。その代わり、電化製品はこだわった。</p><p>地元就職が可能な学科なので、卒業後は戻ってくることを前提に、電化製品とキッチン用具は、私が使うことを考えて購入した。一人暮らしのわりに、５キロの洗濯機で多少のものは洗えるようにしたし、電子レンジは、安くてもオーブン機能を整えた。電気ポットが一番気を使ったかもしれない。</p><p>業者は使わず、地元で買って、配送してもらう形をとったことで、自分の車１台ですべてが詰め込めた。最低限にしたことで、備品の調達は引っ越し後となったが、１００均で済ませた。そして、備品を買っただけで、机の上に置いて、あとはよろしくと帰宅した。今回の一人暮らしは、末っ子の自立を促すことが目的だから、手を出し過ぎないことが大事だった。そして、それは長男から提案されたことだった。</p><p>&nbsp;</p><p>今日、引っ越し後初のスカイプをした。懐かしい声を聞きながら、いろんなことを矢次早に質問してみた。まだ数日だからお試しの気分が大きいようで、全部が初トライの末っ子は、すべてがトピックだった。食いしん坊ははやり、食事が一番関心が高いようで、物価が思ったより高かったので、隣市へ安売り店を探索しにいくようだった。チャリ１時間コースで通学していたから、チョロいものだという。思ったより頼もしさを感じて、うれしくなった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hirowithamission/entry-12432544355.html</link>
<pubDate>Sat, 12 Jan 2019 23:49:43 +0900</pubDate>
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<title>ビブリア古書堂の事件手帖　三上　延</title>
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<![CDATA[ <p>文庫本3～7巻までを比較的一気読み。</p><p>　古書にまつわる物語を、依頼者の関係者に絡めて、問題を紐解いてゆくのが、今までとしたら、この巻の物語は、栞子や、大輔の関係者にまつわる古書の謎解きになっていって、依頼者は他人なれど、彼女らにまつわる書籍が登場する。依頼を解決するたびに、どんどんと今まで希薄だったり、途絶していた関係が復活してゆく。</p><p>　大輔の祖母と栞子に怪我をさせた田中との関係が判明したことで、物語が大きく動く。狙われた古書に関係する人々の相関図が出来上がってゆく。同業者が複雑に絡み合う。ビブリアではない、古書堂がいろいろ出てくるが、元は、一人の師を慕う仲間だったりする。その師の盗まれた蔵書にまつわる問題の紐解きが、とても悲しい男の人生を浮かび上がらす。犯罪を犯すように絡み取られていった男が、いろんな人々の人生を狂わしていた。それらに翻弄された人は、自分は、誰の子供なのか？誰が肉親になるのか？そんな悩みを抱えてゆく。</p><p>　親類縁者が明確になってゆくにつれ、１０年前に突如と姿をけした、栞子の母、千恵子が形づいてゆく。母は、何を追いかけていたのか？なぜ、子供たちを残して、突如として消えたのか？その要因がどこにあるのか？最近になって、急に、接触してきたのはなぜだったのか？母はどこから栞子たちの情報を得ていたのか？</p><p>　類まれな古書の才能に恵まれた栞子母子が、人々のねたみ嫉みの対象になってしまうことは否めない。しかし、その屈折した嫉妬心が、いろんな人々を狂わせ、犯罪に手を染めさせてしまった。最後の最後に、とんでもない強敵が二人の前に現れる。かつてない破格の古書を巡って、母子の対立を促し、財産すべてをつぎ込まねばならないほどの金額が提示された。普段の問題解決にはメインにならない大輔が動くとき、物語が決着する。</p><p>&nbsp;</p><p>　読めば読むほど、人と人が結びついてゆく。それが、思ってもいない側面から出てくるものだから、読む手が止まらなくなって、結局５冊ハイスペースで読了した。ただ、私には、太宰や、シェークスピアに関する知識は教科書レベルでしかないので、それがもっとわかると、深いところまで楽しめたのではないかと残念に思う部分がある。</p><p>&nbsp;</p><p>映画も観た。原作の世界観はちゃんと出来ていたと思う。映画を観たおかげで、人物像が、役者で固まり、読書ペースが上がったのも、ハイペース要因として大きい。映画で更なる物語を見たくなった。</p><p>　</p>
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<pubDate>Mon, 19 Nov 2018 09:54:58 +0900</pubDate>
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<title>シンドローム　真山仁</title>
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<![CDATA[ <p>ハゲタカ最新刊、シンドローム。鷲津が電力会社を買収する話。</p><p>日本の電力会社は、国から特別待遇を与えられ、絶対に損をしない収益構造になっている。</p><p>そこに目を付けた鷲津が、買収に動くが、そこで、東日本大震災がおこる。</p><p>&nbsp;</p><p>　今ではサムライキャピタル社員となった、アンソニーケネディが、チャレンジしたい買収先として、日本電力を上げてきた。元々、オランダ系のファンドが買収しようとしたが、失敗した。経産省の邪魔が入ったらしい。そして、そのファンドの社長が、アンソニーの友人だという。かたき討ちをしようと動き出したところで、情報が洩れる。そして、首都電力会長の濱尾が恐喝まがいの接触をしてきた。害が身内に及ぶと察知した鷲津は、一時撤退をする。</p><p>&nbsp;</p><p>　買収から手を引いた1年後、２０１１年３月１１日未明、鷲津は日本へ向かっていた。首都電力を買収するために戻ってきた。その日、東日本大震災が日本を襲う。一時、サムの屋久島の家に会社ごと避難をしていたが、その間にも磐前県磐前第一原子力発電所（イチアイ）は大変なことになっていた。首都電力社員の郷浦秀樹は、広報担当として、会社の女子サッカーチームアトムズの萩本あかねの取材に磐前に来ていた。彼女は、家族含めて、ここ、、イチアイに勤めていた。地震が起き、あかねとともに、免震管理棟に残り、所長たちの奮闘を書き留める。鷲津は、アンソニーを送り込み、サムライジャパンエイドを設立して、活動を始める。</p><p>&nbsp;</p><p>　読んでわかる通り、首都電力は、東京電力ということになる。あの時、原発で何が起きていたのかが、手に取るようにわかる。大混乱の最中、社員たちがどれほどの奮闘を重ねたのかが、郷浦秀樹といあかねという目でもって語られる。そこに、協力者として現れるアンソニーの存在が大きい。</p><p>今回も、鷲津は、最強のブレーンを見つけ出し、情報を得てゆく。鷲津の相手は、経産省であり、エネ庁であり、首都電力であり、最終的には、会長の濱尾である。買収ではなく、事故調査委員会立ち上げとして、芝野建夫を持ち出す。あくまでも、首都電力を助けたいという体にして。そこで出てくる、交渉相手が、ツワモノぞろいで楽しい。</p><p>　財界総理と言われた濱尾も、今回の原発事故対応で、いつもの帝王のようには出来ないが、あの手この手を使い、鷲津の動きを阻止しようとする。各省庁の思惑が複雑に絡み合い、交渉力を必要とする。その交渉っぷりは、さすがだと唸る。交渉においても、情報がすべてを制する。そのいろんなもつれ合い、絡み合いが、魑魅魍魎うごめく権利の世界で発揮される。とんでもない世界が存在するものだと背筋が凍る。その中でも、鷲津は確実に目的に向かって、動き続ける。そのドロドロの世界に居る若き存在が、大きな救いとなる。</p><p>&nbsp;</p><p>　巻末の協力者の名前が多い。多分、取材協力することで、伝えたいことがあったのではないか。そんなことを思ってしまうほど、あの時、あの場所で起こっていたであろうことが鮮明に描かれていた。小説という手法ではあるが、そうだったのかもしれないと思うこともあり、いつもの痛快なまでの買収案件とは毛色が違ったように感じた。いつでも、若者が希望として残るのが、このシリーズの好きなところかもしれない。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hirowithamission/entry-12414166279.html</link>
<pubDate>Wed, 24 Oct 2018 18:11:01 +0900</pubDate>
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<title>歪んだ波紋　塩田武士</title>
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<![CDATA[ <p>骨太な作品で好きな作家。</p><p>帯の、騙されるな。真実を疑えという言葉が引っかかった。</p><p>真実を疑えとは？</p><p>&nbsp;</p><p>誤報にまつわる5つの物語だが、最終的に、全部の点が線で繋がる。</p><p>地方新聞の近畿新報は、特別予算で始まったプロジェクト１Jで、誤報を流した。その誤報を基に、被害者の妻に更なる仕打ちとなる取材を、沢村はしてしまう。完全なる誤報だとファクトジャーナルの丸岡に指摘され、自分の足で調べを開始する。</p><p>&nbsp;</p><p>元大日新聞記者だった、相賀は電話で、同僚だった垣内の自殺を知る。垣内は自殺する2日前に相賀に電話をしてきていた。留守電のメッセージを慌ててきいた相賀は、垣内の妻に連絡を取る。すでに離婚してた妻は、相賀に垣内の独居の後片付けを頼む。片付けている時に、垣内が借金を消費者金融からしていたことと、FBをする為だけにスマホを持っていたことを知る。その一人しかいないFBの相手は、先日、放火で死んだ赤西峯子だった。彼女に関わる記事を垣内は昔書いていた。</p><p>&nbsp;</p><p>元大日新聞記者の野村美沙は、夫信一と娘杏との3人暮らし。彼女の勤める語学学校で、盗撮事件が起こった。犯人はその場で捕まったが、それが記事になることはなかった。夫はバブル期に、最後の大物フィクサーと呼ばれていた、安大成を追っていた。そのため、大阪本社だったが、京都総局まで出張ることもあった。納得できない美沙は、独自に調べを始めた。</p><p>&nbsp;</p><p>近畿新報デスクの吾妻は、深夜のTV番組、よろずやジャーナルで、行われてるやらせ番組に気付く。入院患者が消毒液点滴で死亡事故が起こった病院の、入院患者と、有名俳優のセクハラ報道で語っていた美容師が同じ女だと気付く。その頃、元上司の安田に呼び出された。</p><p>&nbsp;</p><p>ファクトジャーナルの三反園は、丸岡とともに、大日新聞をやめ、ウェブサイトでのファクトジャーナルを起こした。モットーとして、フェイクは発しないと、信用性を謳っていた。今回、週刊誌の編集長の不倫ネタをすっぱ抜いてPV数を増やしていた。そこに、安田が連絡をしてくる。安大成のスクープを取らないかと。</p><p>&nbsp;</p><p>5つの短編かと思いきやそこには、大日新聞と、近畿新報と、ファクトジャーナルというマスメディアが複雑に絡み合ってくる。誤報を訂正しないでそのままにした状態にすることの意味と罪が描かれている。誤報を訂正しないということは、間違っているのに、間違った状態が真実となる。その、歪んだ真実を元に、物事が動き出す。動かしているのが、メディア側の記者であることで起こる悲劇。</p><p>フェイクが、何度も繰り返し流されることで、人々はそれが本当のことだと受け止めてしまう。情報操作が成功してしまう。それは何を意味するのか？都合の良い真実を作り出せてしまうことの恐ろしさにほかならない。一種の洗脳と同じことが起こってしまう。誰かにとって都合の良い真実は、多くの人にとって不幸であることが多い。これだけ情報が溢れてる現在、これらの話は人事ではないのだ。</p><p>記者は現場。その言葉が示すものは重い。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hirowithamission/entry-12410475162.html</link>
<pubDate>Mon, 08 Oct 2018 16:12:13 +0900</pubDate>
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<title>ハゲタカ3話感想</title>
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<![CDATA[ <p>　日光みやびホテルを買収します！逃げ出した珠香の夫分の株式を買い取って経営権にモノを言える立場を宣言した鷲津。鷲津は、一番の貴子の失敗を、一番の癌を切り捨てなかったことだと断言する。それは、貴子にとって、実の父親を追い出すということになる。</p><p>&nbsp;</p><p>　ふるさとファンドなるものを発足させ、良い点だけを主張して、日光のホテル業界を取り込もうとする飯島他、三葉銀行。太陽ベッドの二の舞に成りかねないと危惧する社員の言葉に、飯島をけん制することも含めて、一席設けた鷲津が、隠し口座の存在を指摘し、それを基にビジネスとして、隠し口座とそれを運用する飯島の両方を所望する。丁度、三つ葉は、他銀行との合併を控えていて、隠し口座の存在はお荷物だろうと迫った。じわりじわりとせめてくる鷲津に飯島が劣勢なのが面白い。密談は、有利に物事を進める方が圧倒的に強い。</p><p>&nbsp;</p><p>　芝野は貴子に、ふるさとファンドの正体を明かし、他の案を提案する。貴子は臨時取締役会を開催し、父親を解任し、人員整理をすることを告げる。その後の相談に行った鷲津のオフィスで、珠香の夫を見つける。呼び出された珠香は、事情を理解し、ひさしを断罪する。貴子は鷲津に翌日、あの場所に来て欲しいと告げる。イヌワシを見た場所で、貴子は、MBOを希望して再生すると鷲津に持ちかける。彼女の覚悟を見た鷲津は受け入れる。両親の写真を見せながら、何故、みやびホテルを欲したのかを話す。後ろ姿を見せながら、本心を語る鷲津が、感情を隠すように語る姿が優しい。めがねを直すフリをして、鼻をスンとさせてるのがその証拠。</p><p>　</p><p>　鷲津はいよいよ動き出す。まず、芝野に父親の会社の話をして、自分が飯島に利用されていたことを知らせる。ワープジャパンの計画倒産の関係者として。覚悟を決めた芝野は、飯島のもとを訪れる。キーワードとなる、受け皿の用意が整いつつあると伝える。しかも、検察の手が近づいてることも伝える。それらの言葉が示すものは、密談時に鷲津から聞かされていた。ハゲタカの情報収集量力を知らされてる飯島としては今がその時と判断する。</p><p>&nbsp;</p><p>　ホテルで落ち合った鷲津は、飯島から受け取ったフロッピーをセットして、送信する。その間に、鷲津は、父親の遺言となった留守番テープの音声を聞かせる。録音の音声が、花井じゅんぺいのものだと悟った飯島は、鷲津から全てを聞かされる。父親の復讐と勘違いした飯島に、父親の死に怒っているのだと答える。泥水をすすってでも生きるべきだったと。受け皿からの連絡を受ける。鷲津の言うそれは、全てを暴露してくれるジャーナリストで、飯島は潜伏先のことと受け取っていた。</p><p>&nbsp;</p><p>　売国奴め！！と迫る飯島に、死ぬこと以外かすり傷だ！と答える。銀行をつぶせた。ハゲタカ冥利に尽きると。二筋の涙が伝い落ちる。その目は焦点が定まってない。つき物が取れたかのように、あなたはまだ生きている。私の父と違ってといいのこして出てゆく。</p><p>&nbsp;</p><p>　彼が、債権者たちに言ってた、あなたはまだ生きているとの言葉は、その後、に私の父と違ってが込められていたのだろう。長年の宿願を達成したというのに、彼には満足感を感じさせるようなものが何もない。それよりも、飯島を見ている表情が哀しい。泥水をすすってでも生きていて欲しかった父のことが、好きだったのだろう。目的を達成しても、父も母も戻ってこない、その現実の空しさが彼を支配していたのかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>飯島を追い込んでゆく過程の、したたかな表情からの、激高しあいながらの目をみひらいた表情。ハゲタカ冥利につきますよと言い放ってからの、意識がどこかへ行ってる表情。相手から目を外さないで、絡みとるような視線からの、相手を見据えて激高し、最後は、誰にも視線があってない。役者綾野剛の凄さを見せ付けた3話だったと思う。</p>
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<link>https://ameblo.jp/hirowithamission/entry-12408623101.html</link>
<pubDate>Sun, 30 Sep 2018 15:36:03 +0900</pubDate>
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