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<title>極私的図書分類ブログ。</title>
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<description>読んだ本について淡々と記録するブログ</description>
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<title>江国香織『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』</title>
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◆江国香織『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』集英社文庫、2005年2月今、女性作家の短編小説を探しているので、この短編集を読んでみた。江国作品ははじめて読んでみたが、これは自分とは合わない世界の物語だなと思った。ほとんどの作品の登場人物が、今風にいえばセレブっぽくて、おしゃれでそれなりの豊かな生活をしている。そしてつきあっている恋人がいて、だけどその恋人はたいてい結婚していたりする。生活も恋愛も表面上はクールに決めているけど、実は孤独なんだといった物語――こういう物語は苦手だ。というのも、
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<dc:date>2007-03-05T17:24:57+09:00</dc:date>
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<title>綿矢りさ『夢を与える』</title>
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◆綿矢りさ『夢を与える』河出書房新社、2007年2月前2作とすっかり雰囲気が変わっていたのに驚いた。いかにも「小説」らしくなっていて、それは作者の技術が良くなったのかもしれないが、逆に言えば「小説」という枠の中にきれいに収まってしまって、『インストール』や『蹴りたい背中』のときのようなふてぶてしさが無くなってしまっているように思う。主人公が芸能人ということで、『蹴りたい背中』に登場していたモデルの女性を発展させた小説なのだろう。他者にどのように自分が見られるのかという自意識は、『インストール』以
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<dc:date>2007-03-04T13:40:21+09:00</dc:date>
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<title>高橋源一郎『ニッポンの小説』</title>
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◆高橋源一郎『ニッポンの小説　百年の孤独』文藝春秋、2007年1月けっこうボリュームのある本なので、読み終えるのに時間がかかるかなと思ったが、いざ読み始めると面白くて一気に全部読んでしまった。保坂和志にせよ、この高橋源一郎にせよ、最近、小説家による小説論が熱い。ここでは、自由であると思われている小説が、実はそうではなく非常に不自由な制限の下にあることを繰り返し述べている。つまり、小説の制度批判だ。また、近代小説では死者の物語が量産されてきたことに触れている。死者は誰にもわからない絶対的他者である
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<dc:date>2007-03-03T14:50:03+09:00</dc:date>
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<title>左近司祥子『哲学のことば』</title>
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◆左近司祥子『哲学のことば』岩波ジュニア新書、2007年2月全8章で構成されている。取り上げられているテーマは、たとえば人間は何か、愛、友情、生と死、私とは何か、といったもの。そして、哲学者の言葉をいくつか引用しながら、これらのテーマについて論じていくスタイル。テーマ自体は興味のあるものだったが、全体を通じていまいちな内容だった。わかりやすいようで、微妙に理解しにくい本だ。左近司 祥子哲学のことば
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<dc:date>2007-03-02T13:30:48+09:00</dc:date>
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<title>パオロ・マッツァリーノ『つっこみ力』</title>
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◆パオロ・マッツァリーノ『つっこみ力』ちくま新書、2007年2月けっこう面白い。批判や否定よりも「つっこみ力」の必要性を説く。批判や否定の言辞は、相手の間違いを指摘してつぶしていくだけだ。つっこみはそうではない。つまらない「ボケ」も、つっこみ次第では面白くなる。そうすれば、たしかに議論が広がっていくかもしれない。「つっこみ力は、場を盛り上げようというサービス精神と自己犠牲の精神が息づいている点で、批判や批評、メディアリテラシーとは一線を画します」（p.63）というが、これらの精神は何かを議論する
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<title>細川英雄『日本語教育は何をめざすか』</title>
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◆細川英雄『日本語教育は何をめざすか　言語文化活動の理論と実践』明石書店、2002年1月日本語教育、特に「日本事情」の授業に関する論考。理論的な著作。ことばと文化をどのように日本語教育のなかに位置づけるか。いろいろと刺激的な内容が書いてあり、参考になることが多い。私はもともと比較文化も勉強していたので、やはり「文化とは何か」という問題に大いに関心がある。本書では、あるモノや事に触れたときに、個人のなかに生じる「文化」認識、つまり富士山を見て、「これが日本の山なんだ」とか歌舞伎を見て日本の伝統文化
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<title>小西甚一『日本文学史』</title>
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◆小西甚一『日本文学史』講談社学術文庫、1993年9月きわめて個性的な日本文学史で、日本文学の有名作品を解説したような教科書的な本とはことなり、本書では著者の文学史観に沿って語られている。個性的なものの一つに、時代区分がある。たいてい日本文学史を語るときには、奈良時代、平安時代、鎌倉時代云々とか、あるいは文学部で習うのは上古、中古、中世、近世、近代といった時代区分なのだが、本書はまず古代から始まり、つぎに中世第一期となり、次に中世第二期、中世第三期と移り、最後に近代で終わる。中世第一期は、いわゆ
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<title>坪内逍遙『当世書生気質』</title>
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◆坪内逍遙『当世書生気質』岩波文庫、2006年4月はじめは少々読みにくい文章だが、慣れてきて語り手の調子に乗っていくと、非常に面白い。物語の途中で、本筋に関係あるのかなと思うような、書生の会話が描かれてたりして、現代の小説は趣が異なるが、それもまた味わい深い。二葉亭の『浮雲』もそうだが、なんとか自分たちの手で「小説」を作り上げようとする努力が感じられる。だから、登場人物の会話には、たとえば「小町田」と「田の次」の物語を「小説めいた」と評する言葉何度か現れるが、小説（語り手）がこれは「小説」なのだ
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<title>細川英雄『日本語教育と日本事情』</title>
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◆細川英雄『日本語教育と日本事情－異文化を越える－』明石書店、1999年10月日本語教育には、「日本事情」とかそれに類した名称の授業がある。要するに、言葉だけ身につけても、その言葉の背景となる社会や文化を知らないと、言語をうまく運用することができないという理由から、このような授業が行われているのだと思う。私自身も、いきなり「日本」について、学生に教えることになったのだが、問題は何を教えたらよいのかわからないことだ。私の場合、とりあえず教科書を手渡され、それを教えるように言われたので、今学期はその
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<title>金水敏『ヴァーチャル日本語　役割語の謎』</title>
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◆金水敏『ヴァーチャル日本語　役割語の謎』岩波書店、2003年1月ずっと積ん読状態にあったのだが、お正月の休みの間に一気に読んだ。「役割語」とは何か。定義がなされているので、それを引用してみる。ある特定の言葉づかい（語彙・語法・言い回し・イントネーション等）を聞くと特定の人物像（年齢、性別、職業、時代、容姿・風貌、性格等）を思い浮かべることができるとき、あるいはある特定の人物像を提示されると、その人物がいかにも使用しそうな言葉づかいを思い浮かべることができるとき、その言葉づかいを「役割語」と呼ぶ
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<dc:date>2007-01-05T13:20:53+09:00</dc:date>
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