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<title>池さんで働くおばさんの日記</title>
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<description>デイサービス「池さん」の大ちゃんママのブログです。</description>
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<title>さまざまで</title>
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<![CDATA[ <p>気が付けば7月半ば。</p><p>最後の取材が終わった。</p><p>・・・なにって？</p><p>この件に関しては、もうしばらくしたらお知らせしますね。</p><p>お楽しみに～。</p><p>&nbsp;</p><p>で、本当に、年月と時間の移り変わりを改めて感じる今日この頃。</p><p>&nbsp;</p><p>20周年の年に夫が亡くなったけれど、その頃からの池さんの移り変わりは本当に激しくて、ブログを書く心の整理もできないままで、何とか毎日を過ごしていくのに精いっぱいの毎日だったように思う。</p><p>&nbsp;</p><p>お正月、新年度、いろんな出来事にアップアップしながらも、その毎日の中で、新しい人たちと出会い、想いを同じくすることができる人たちと出会い、心揺り動かされる人と出会い、一緒に生きようと思える人と出会うことができた。</p><p>&nbsp;</p><p>心揺さぶられ、魂を揺さぶられ、その感情の渦の中で生きて、早や7月半ば。</p><p>&nbsp;</p><p>人生の波の激しさに戸惑いながらも、出会えた人たちに感謝の思いを持つことができる毎日に、心から感謝しかない。</p><p>&nbsp;</p><p>どうか、ここで出会う人たちの時間が、豊かで笑顔にあふれる時間でありますよう。</p><p>&nbsp;</p><p>心穏やかに生きてゆくことができますように。</p><p>&nbsp;</p><p>今宵も祈りたい。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/ikesankinako2005/entry-12973188565.html</link>
<pubDate>Sun, 19 Jul 2026 20:05:49 +0900</pubDate>
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<title>6月が来る</title>
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<![CDATA[ <p>いろんなことがいっぱいあって、</p><p>いろんなことをたくさん言葉にしたいのだけれど、</p><p>言葉より想いのほうがありすぎて、</p><p>書こうと思うけど、言葉がまとまらない今日この頃。</p><p>気がつけば（いつもだけれど…）はや６月。</p><p>今年も半分がすぎてゆく・・・。</p><p>&nbsp;</p><p>夫が亡くなってから半年過ぎた５月初め。</p><p>職員みんなで、池さんの大切な柱について話し合った。</p><p>もう一度初心に帰るために、社長を想うために、大切なことをみんなで意識するために、全員で集まった。</p><p>&nbsp;</p><p>ケア会議とかでなく、ただ、「池さん」について話し合うためにみんなで集まった。</p><p>&nbsp;</p><p>一緒に池さんのことをとことん話し合えるスタッフがいてくれることに心から感謝の気持ちでいっぱい。</p><p>&nbsp;</p><p>職員だから当たり前、この介護当たり前、ではなく、どうしたら池さんのことをちゃんと伝えることができるか、どうすればここの介護を体現できるか、もう一回みんなで確認しよう、社長が元気だったころを思い出しながら。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>そして1か月。</p><p>気になっていたいろんなことが、少しずつ少しずつ良い方向へ向かって整っているような気がする。</p><p>気持ちを一つにして、柱を意識して、想像力を働かせて、一生懸命考えて、一生懸命答えを合わせながら、頑張っていった先には、暖かくて穏やかで、愛おしいと思える時間がきっとある。</p><p>&nbsp;</p><p>大切に思える人と、大切な時間を生きるために、</p><p>池さんの大切なことを、変わらずに行っていきたいと思っている。</p><p>&nbsp;</p><p>報告したいこともいっぱいあるけれど、もう少し先になるだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>入院していたメンバーも帰りつつ、急激に暑くなっていく季節の移り変わりの中で、みんなが体調を崩さずに無事に過ごすことができるよう、手を合わせて祈りたいような気分になる。</p><p>&nbsp;</p><p>地球の未来も不安だし、世界情勢も不安だし、、、せめて穏やかに笑って6月を生きてゆきたいと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/ikesankinako2005/entry-12967172992.html</link>
<pubDate>Sun, 24 May 2026 17:58:46 +0900</pubDate>
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<title>春雨の日に</title>
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<![CDATA[ <p>春の雨のことを検索したら、たくさんの言葉が見つかった。</p><p>「春」がつく季語は、</p><p>春みぞれ・春夕立・春しゅう雨・春雨・春時雨など。</p><p>&nbsp;</p><p>他にも、</p><p>暖雨・四温の雨・木の芽おこし・木の芽流し・草の雨・紅の雨・万糸雨・春風膏雨・養花の雨・静雨・桜雨・春霖・・・</p><p>&nbsp;</p><p>すべての言葉に意味があり、どんな雨か想像できる。</p><p>まことに、いにしえの日本の人々の感性の豊かさに、いまさらながら感動する。</p><p>&nbsp;</p><p>桜が散り、温かい雨が降り、土がうるおされ、草木が芽吹き、田畑が耕され、耕作の新しい1年が始まるような春。</p><p>&nbsp;</p><p>美しく咲いた20年目の桜の木は、桜しべを振り散らせ、玄関前のサクランボの木は、今年も緑色の固くて小さな実をつけた。</p><p>去年剪定した花梅もたくさんの新しい枝を伸ばしている。</p><p>&nbsp;</p><p>寛容さを失った自己中心的な荒れた時代の中で、移り変わる時代の中で、不幸な出来事が続く世の中で、</p><p>それでも季節は廻るのだと、穏やかで優しい雨が教えてくれることを祈りたい。</p><p>&nbsp;</p><p>デイの利用が始まって、小さな心遣いと想いを積み重ね、緊張感を感じながら時間をかけて向かい合い、少しづつ少しづつ距離を縮めて、初めて心からゆるっと笑ってくれた時、ちょっと冗談を言ってくれた時、量を増やしたご飯を全部きれいに食べてくれた時、、、ホッと心が緩む。</p><p>&nbsp;</p><p>だからといって、もう大丈夫というわけではなく、やっぱり緊張感を感じるのだけれど、でも、謙虚さを忘れてはいけないと心に言い聞かせる。</p><p>&nbsp;</p><p>人に対する心のありか、相手に対する心のありかは、</p><p>簡単にあらわになる。</p><p>作り上げる時間より、壊れる時間のほうが、はるかに短い。</p><p>&nbsp;</p><p>利用者と介護者という一方的な関係でないからこそ、お互い人と人という関係を大切に思うからこそ、独りよがりの勝手な思い込みと、双方の感情の行き違いこそが関係を壊してしまうという単純な人間関係の基本を忘れることなく、過ごしてゆきたいと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>さっきまで優しかった春雨は、時間がたって驟雨になり、</p><p>春驟雨は、更に激しさを増しつつある。</p><p>&nbsp;</p><p>山火事の場所に、この雨を送りたいのだけれど。</p><p>人の力ではどうにもならないのもまた、自然なのかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>自然と人の営み、人と人の関係、</p><p>心に思うことは、あまたありて今宵も終わりなし。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/ikesankinako2005/entry-12964230801.html</link>
<pubDate>Sun, 26 Apr 2026 17:49:16 +0900</pubDate>
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<title>心を見るということ</title>
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<![CDATA[ <p>新しい人がやってきた。</p><p>個人的には、ずっと以前から面識があったけど、デイの利用者として再会。10年ぶりくらいの再会。</p><p>80代のその人は、かつて元気だった頃とあまり変わらず笑顔でやってきた。</p><p>笑顔のその人は、聾者。</p><p>いつも会うたびに、満面の笑みとオーバーアクションで会えたことを喜んでくれていた。</p><p>会話は簡単な手話を使う。</p><p>相手が手話を使わない人なら、その人も手話をあまり使わない。身振り手振りと、読唇で、大事な事は筆談で会話をしてきた。</p><p>もう長い間のお付き合い。</p><p>&nbsp;</p><p>その人は、池さんに毎日やってくることになった。</p><p>以前と同じ、満面の笑みをたたえて。</p><p>&nbsp;</p><p>池さんのスタッフも、満面の笑みと、少しの手話を使って、来てくれたことが嬉しいと表現する。</p><p>&nbsp;</p><p>その人も笑顔でみんなの中に。</p><p>みんなも笑顔になる。</p><p>笑顔の輪が広がっていく。</p><p>&nbsp;</p><p>池さんのスタッフは、毎日来ることになったその人のことを知りたいと思う。</p><p>もっと、話をしたいと思う。</p><p>だから全く縁のなかった手話をちょっとだけ勉強しているようだ。</p><p>「おはよう」と笑顔と手話であいさつするスタッフを見て、</p><p>笑顔がこぼれる。周囲の皆も笑顔になる。</p><p>&nbsp;</p><p>その人と話したい、その人の心の中に気づきたい、何が必要か、何を思っているか、何を見ているのか、何を言おうとしているのか、、、想像することが必要なこと。</p><p>&nbsp;</p><p>聾者だからではない。</p><p>目の前のすべての人の、心の中を見ようとすること。</p><p>知ろうとすること。</p><p>心のありかを想像すること。</p><p>そのことが大切なことだと、池さんが最も大切に想ってきたことだと、その人が気づかせてくれた。</p><p>&nbsp;</p><p>おしゃべりでごまかせないからこそ、会話を続けることで修正できないからこそ、手話で複雑な会話をすることができないからこそ、一つ一つの場面で、想像力を持って関わっていくことが必要になる。丁寧に、丁寧に。</p><p>&nbsp;</p><p>ちゃんと見て、顔を見て、想像し、表現し、行動し、支援する。</p><p>&nbsp;</p><p>手をつなぎ、背中をさすり、一緒に笑う。</p><p>聞こえなくても、見えなくても、話せなくても、歩けなくても、表現できなくても、大丈夫。</p><p>私たちが一緒にいて、ちゃんと気づくから。</p><p>必要なことを必要なだけ、行っていくから。</p><p>と言って、皆に安心してもらいたい。</p><p>&nbsp;</p><p>その人が来てくれて、</p><p>池さんは、</p><p>池さんという場と池さんの介護の原点に戻れたような気がする。</p><p>&nbsp;</p><p>あ・り・が・と・う</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/ikesankinako2005/entry-12960457781.html</link>
<pubDate>Sat, 21 Mar 2026 18:26:58 +0900</pubDate>
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<title>梅の花に</title>
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<![CDATA[ <p>２月は逃げるというけれど、あっという間に時間がすぎてゆく。</p><p>20周年を終え、再び新しい次のステージへと新しい一歩を踏み出したと思っていたけれど・・・それにしても、時間が過ぎるのがとにかく早い・・・と感じる。</p><p>&nbsp;</p><p>デイの利用者も入れ替わり、新メンバーが加わっている。</p><p>御年100歳もいるけれど・・・昭和二桁生まれが増えてきた。</p><p>戦後生まれも。介護の世界に来るには、まだまだ若い人たち。</p><p>80代90代の人たちと一緒に過ごすことになる現実を、その心のうちを想像しただけで苦しくなる。</p><p>介護する立場にありながら、いつも苦しくなる。</p><p>&nbsp;</p><p>若年性アルツハイマーと診断された私と同い年の女性がいた。</p><p>わからなくなってゆくことへの不安、わからない自分への不安、将来への不安、抱えきれないほどの不安に押しつぶされそうになりながら、それでも毎日を生きてゆくしかない彼女の心の中を想像するだけで、自分と同じ年だと思うだけで、いつも、胸が苦しくなっていた。</p><p>&nbsp;</p><p>それはただ、「介護される立場になったのだからみんな同じよ」と言って簡単に割り切れるものではなく、「生きてゆく」という道のりが、ある人にとってどれほど残酷で苦しいものかということを理解するしかないという現実を突き付けられたような気がして、いつも胸が苦しくなっていた。</p><p>&nbsp;</p><p>葛藤し混乱する彼女といた時間は、どこまで受け止めることができるのか、私自身の力量を試されているようで、私にとっても悩める葛藤の時間だったように思う。</p><p>&nbsp;</p><p>若くなくても、年老いていたとしても、わからなくなってゆく不安は誰にとっても、大きな苦しみに違いない。</p><p>施設へと変わっていったその女性が、今どうしているのか知ることはできないけれど、不安に満ちた毎日が少しでも穏やかなものになっていてくれたならうれしいと心から思う。</p><p>&nbsp;</p><p>介護の現場もずっと同じというわけでなく、</p><p>20年の間に変化して、介護される人々も、かつての「老人」ではない。</p><p>家族の形や姿も、時代と共に大きく変化している。必要な支援を的確に行える制度であるはずの介護保険という制度も、アップデートを続けてゆかないと、時代の中に埋もれてしまうような気がするのだけど。</p><p>この先一体どうなるのだろうか。</p><p>将来の見通せない現実は、病でないとしても、ただ、不安でしかないという話。</p><p>&nbsp;</p><p>昨年の今頃、今日のように暖かい日、梅の花のきれいな場所に夫と出かけた。</p><p>一面に広がる紅白の梅の香りを身体中に浴びながら、孫が結婚することや池さんのことなど、いっぱい話をして、穏やかな時間を過ごした。</p><p>あれから1年。</p><p>&nbsp;</p><p>人生に不安はつきものだけど、寄り添う人がいることが、どれほど心強くなれるものか。</p><p>たとえ病であっても、疾患を抱えていたとしても、</p><p>隣に寄り添ってくれる人がいる、いつも一緒に考えてくれる人がいる、ただ、それだけで、穏やかに生きて行ける、と思うから、</p><p>そんな池さんでありたいと、改めて思う今年の春。</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/ikesankinako2005/entry-12957636188.html</link>
<pubDate>Mon, 23 Feb 2026 13:31:05 +0900</pubDate>
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<title>春なのか</title>
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<![CDATA[ <p>全国的に豪雪・・・と思えば春の陽気。</p><p>ここらあたりも、何年かぶりの雪景色と思えば、一転小春日和。</p><p>孫が雪遊び、ネコはカーペットで丸くなってと思えば、窓全開で冬の空気の入れ替えをするほどのお天気に恵まれる。</p><p>三寒四温などという優しい話でないほどに、大きく変わる気温の変動に追いつくのがやっとの今日この頃。</p><p>&nbsp;</p><p>報道などでご存じの方も多いと思うが、今年の灘中の入試問題で出題されたガザを思う詩に、遅ればせながら心を寄せてみた。</p><p>&nbsp;</p><p>「おなまえかいて」</p><p>あしにおなまえかいてママ　くろいゆせいのマーカーペンでぬれてもにじまず　ねつでもとけないインクでね</p><p>&nbsp;</p><p>あしにおまなえかいてママ　ふといせんではっきりね　ママおとくいのはなもじにして　そしたらねるまえママのじをみておちつけるでしょ</p><p>&nbsp;</p><p>あしにおなまえかいてママ　きょうだいのあしにもね　そしたらみんなおなじでしょ　そしたらみんなあたしたちママのこだってわかってもらえる</p><p>&nbsp;</p><p>あしにおなまえかいてママ　ママのあしにもママとパパのおなまえかいて　そしたらみんなあたしたちかぞくだっておもいだしてもらえる</p><p>&nbsp;</p><p>あしにおなまえかいてママ　すうじはぜったいにかかないで　うまれたひやじゅうしょなんていい　あたしはばんごうになりたくない　あたしかずじゃないおなまえがあるの</p><p>&nbsp;</p><p>あしにおなまえかいてママ　ばくだんがうちにおちてきてたてものがくずれてからだじゅうほねがくだけても　あたしたちのことあしがしょうげんしてくれる　にげばなんてどこにもなかったって</p><p>&nbsp;</p><p>パレスチナ系アメリカ人の詩人ゼイナ・アッザーム氏によって書かれた詩。</p><p>話題になった入試問題だが、この詩を目にして、たしかにかつてこの争いが始まったばかりの頃、ニュースの映像で母親が幼い子どもの足に名前を書いていた映像を思い出した。</p><p>痛ましいとか、辛いだろうとか、そんな浅い感情をはるかに超えた想像すら難しいほどの、ある意味平たんに押しつぶされたような静かな怒りと矛盾や絶望を感じながら、母親は愛おしい子どもに名前を書いたのだろうと想像するしかない自分。</p><p>そんな自分に、ただただ無力感を覚えたような気がしている。</p><p>&nbsp;</p><p>どこにもだれにも正義があるのかもしれない。</p><p>どの正義も、その人にとっては唯一のものだろう。</p><p>だけど、その力の裏には、どうにもならない世界が広がっていて、解釈の違いで無神経や無理解を生み、さらに多くの誤った理解につながってゆくのかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>理解することができなくても、せめて、この詩の意味に想いを寄せることができたなら、せめて、この詩の中の少女を想像することができたら、そんな思いを巡らせてみても、ただ私は無力な人間でしかないことが悲しい。</p><p>&nbsp;</p><p>紛争をやめることができない正義を唱える人に、苦しむ少女に想いを馳せることができない人に、お腹を空かせた少年に食べ物を与えることができない人に、知ることしかできない無力な自分が何をすることができるのだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>春の訪れの気配のする暖かい空気を、苦しむ子どもたちに届けることができないだろうか。</p><p>がれきと破壊された灰色の町にすむ子どもたちに、ピンク色に色づいたほのかに香る梅の花を届けたいと思う。</p><p>きれいな緑の葉っぱを集めて、庭に咲いている真っ赤な椿の花を</p><p>添えて、届けることはできないだろうか。</p><p>未来があるということを、希望はあるということを、世界には色があるということを、だれにも大事な名前があるということを、その大事な名前を大切に思う人もいるということを、</p><p>どうすれば届けることができるだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>広い視野で世界を見渡した時、</p><p>広い視点で問題を考えた時、</p><p>きっと、解決の方法は、あると信じていたい。</p><p>すべての人が、苦しみから解放され、安心して未来に生きて行けるよう、願ってやまない。</p><p>&nbsp;</p><p>春。日本の春。桜の春。</p><p>だれもが希望に満ちる季節。</p><p>疲れた人に、苦しい人に、悩む人に、悲しい人に、</p><p>どの世界に住む人にも、この春を届けることができたなら。</p><p>暖かい春を届けたらうれしいけれど。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/ikesankinako2005/entry-12956087562.html</link>
<pubDate>Sun, 08 Feb 2026 20:10:07 +0900</pubDate>
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<title>雪の山</title>
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<![CDATA[ <p>家から見える石鎚山は、雪化粧。</p><p>&nbsp;</p><p>夏生まれなのに夏は苦手。</p><p>冬の方が好きな私にとって、特にこの時期は好きな季節。</p><p>山は雪で神々しいまでに美しい。</p><p>冷えた空気は透明で、遠くの峰まできれいに見える。</p><p>&nbsp;</p><p>身辺に目をやれば、世界も地方も、政治や争いでざわついているけれど、1月も早すでに終わりに近づいている。</p><p>夫が亡くなってから、もう100日。</p><p>写真を見るたびに、涙が込み上げていたのに、写真に向かって一日の報告をするのにも少し慣れてきたように思う。</p><p>&nbsp;</p><p>夫だけでなく、宅老所で一緒に過ごした人たちを、今まで沢山の人を、見送ってきた。</p><p>いろんな人を見送るたびに、いろんな思いを感じてきた。</p><p>そこにはいつも家族の姿と歴史に彩られた姿が見えた。</p><p>亡くなった人と、残された人。</p><p>どちらにも、その人の生き様が表れていた。</p><p>&nbsp;</p><p>その人の生き様を想うことで、</p><p>自分自身の生き方につなげることが、</p><p>どの場所に自分を置き、どの方向に向かって生きてゆくのかということを教えてくれているような気がする。</p><p>&nbsp;</p><p>「死は思索を与える」という言葉を知り、</p><p>「死を想う」という言葉を思い出し、</p><p>そこからつながる「生きる」ということについての思索を深めていきたいと思う冬の暮れ。</p><p>雪山に祈りを込めながら、少しだけ前に進みたいと思う今日。</p><p>&nbsp;</p><p>冬はまだまだ続くけれど、もうすぐ立春。</p><p>今年も春は訪れる。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/ikesankinako2005/entry-12954562849.html</link>
<pubDate>Sun, 25 Jan 2026 16:47:08 +0900</pubDate>
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<title>心の整理</title>
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<![CDATA[ <p>1月ももう半ば。</p><p>あっという間に時間が過ぎてゆく。</p><p>夫が亡くなって、もうすぐ３か月。</p><p>思い出すたびに涙がこぼれ、仕事をすることで持ちこたえていた気持ちが、少しづつ変わっている。</p><p>&nbsp;</p><p>ふとした時に記憶によみがえるシーン。</p><p>鮮明に思い出せるはずの記憶が、ぼんやりしている。</p><p>時間がたつほどにその記憶の輪郭が、ぼやけてきているようで、なんだか心もとない。</p><p>はっきりと残っていた記憶が、時間とともに移り変わってゆく。</p><p>&nbsp;</p><p>百か日</p><p>亡くなってからの100日目は、別名「卒哭忌（そっこくき＝泣くことを卒業する日）」とも呼ばれるらしい。これは中国の儒教にある「士は百日にして哭することをやむ」という教えに由来しており、遺族が悲しんだ心を整理して元の生活へ戻る節目とされている。</p><p>&nbsp;</p><p>洗面所、お風呂場、薬入れ、タオル、、、夫が毎日使っていたものを片付けてゆくことの寂しさ。心の整理などつくはずなどない、ずっと今のままにと思っていたのに、ふと気が付くと、少しづついろんな場所を片付けている自分に気づく。</p><p>&nbsp;</p><p>寂しさや悲しさを忘れることなどできないけれど、心の中を整理してゆくことはできるかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>夫を見送ることを通して感じたり考えたりした沢山のことを、感傷的でなく、感覚的でもなく、しっかりとした思考として、心の中に整理しておきたいと思う。</p><p>きれいにたたんで、心の中の一番大事な場所へ、しまっておきたいと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>ここ2日ほど、強い風が吹いている。</p><p>冬真っ盛り。</p><p>窓から見える空は青空。</p><p>庭の梅の木には、春を待つつぼみ。</p><p>固くて小さなつぼみがたくさん。</p>
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<link>https://ameblo.jp/ikesankinako2005/entry-12953177645.html</link>
<pubDate>Mon, 12 Jan 2026 15:13:06 +0900</pubDate>
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<title>新しい年を迎えて今</title>
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<![CDATA[ <p>毎年、必ず、新年は訪れる。</p><p>どんなに悲しい出来事があっても、どんなに困難な状況だとしても、どんなに迷路をさまよっていたとしても、、、</p><p>&nbsp;</p><p>「明けましておめでとう」という言葉と共に、新しい年にかすかな希望を抱き、心のスイッチを切り替えるかのように、それぞれの胸のうちで、時間に区切りをつける。</p><p>&nbsp;</p><p>始まりの時であったとしても戦禍でさまよい続ける人もいて、この時でさえ貧困に悲しむ人もいて、災害に傷つけられる人もいる。</p><p>&nbsp;</p><p>どこにも時間の区切りなどなく、永遠につながっている時間の流れの中の一瞬でしかない「１月１日」という時間に、すべての人が、ほんの少しの希望と灯りを見いだせたらと願う。</p><p>&nbsp;</p><p>新年は年神様の訪れ。</p><p>家を整え、お料理を用意し、心穏やかに過ごせば、それでいい。</p><p>「新しい時間」の始まりを、たとえ少しの時間でも、静かに穏やかな気持ちで生きることができれば、きっと年神様は見守ってくれる。</p><p>&nbsp;</p><p>今年のお正月。</p><p>沢山の人のおかげで、穏やかな気持ちで過ごすことができ、感謝。</p><p>集ってくれた人、想ってくれた人、助けてくれた人、すべての人にただただ感謝。</p><p>&nbsp;</p><p>明日は明日のままでは</p><p>いつまでも幻</p><p>明日は今日になってこそ</p><p>生きることができる</p><p>　　　　　　谷川俊太郎</p><p>&nbsp;</p><p>すべての人が、より良い時間を生きることができますように。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/ikesankinako2005/entry-12952057806.html</link>
<pubDate>Fri, 02 Jan 2026 07:28:40 +0900</pubDate>
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<title>49日を過ぎて</title>
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<![CDATA[ <p>10月18日前社長の夫が逝って、49日が過ぎた。</p><p>家族葬でもなく、会社葬でもなく、おそらくどこにもない私たちらしい見送り方を理解してくれた葬儀会社の人や周囲の人には心から感謝している。</p><p>親しい人と集い、いろんな話や思い出を語る中で過ごした最後の時間は、暖かい思い出として、私たちの心にいつまでも残るに違いない。</p><p>&nbsp;</p><p>葬儀は日を改めて家族と職員が同席して、お寺で行った。</p><p>静かで厳粛で、改めてお寺という場所の意味を考えることができたと思っている。</p><p>儀式としての葬儀に寄らず、パフォーマンスとしての葬儀に寄らず、与えられたパッケージの葬儀ではなく、沢山の人に、大切な人を見送るのに、こんな見送り方もあるのだと知ってほしいと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>私はというと、まだ涙は枯れていないようで、ふとした時に涙がこぼれる毎日を送っている。</p><p>ちょっとした出来事のたびに、「あ～こんな時はこうだったな～」と鼻水たらしながら暮らしている。</p><p>&nbsp;</p><p>毎日の時間は、いつもと変わらず流れてゆく。</p><p>師走の時間も、毎年と同様に流れてゆく。</p><p>同じ時間のようで、本当はどの時間も違うのだけれど、</p><p>想いを寄せなければ、どの時間も同じ時間に思えてくる。</p><p>明らかに今までと同じ生活ではないけど、きっと新しい年は毎年と同じようにやってくるに違いない。</p><p>&nbsp;</p><p>20年という時間も同じようで異なる時間の積み重ねだった。</p><p>どの時間にも愛おしさを感じつつ、悲しみをこらえつつ、また与えられた新しい時間を生きてゆくしかないのだと、思っている。</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/ikesankinako2005/entry-12949302520.html</link>
<pubDate>Sun, 07 Dec 2025 16:23:40 +0900</pubDate>
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