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<title>嗚呼、弟よ</title>
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<description>弟について。</description>
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<title>ブドウ事件</title>
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<![CDATA[ <p>　あ、そういえば、ブドウがあるな。</p><br><p>　ふと思い出したんです。後で食べようと考え、冷蔵庫のなかで冷やしておいたブドウの存在を。そろそろ良い具合に冷えている頃。一度思い出してしまったからには、食べないと落ち着かない。そわそわしながらリビングに駆け込み、冷蔵庫のドアを荒々しく開けると、</p><br><p>　無い。</p><br><p>　いやね、そこにあるはずのブドウが跡形もないんですよ。本当なら扉を開けた瞬間に「この紫色が目に入らぬか！」と僕を「へへー」と平伏させてくれるはずだったんですが、目に飛び込んできたのは賞味期限を三ヶ月程過ぎた缶コーヒーと残り物のカレーとアボガド。どれもブドウとは程遠い存在です。「へへー」と平伏なんて出来るわけがない。</p><br><p>　おかしい。別に僕の頭がおかしいわけじゃないですよ。「今日の晩飯はなんだったかのうカノコさん」「まだ朝ごはんも食べてませんよおじいちゃん」みたいな状況に陥ったわけじゃありません。確かに僕はブドウを冷蔵庫に入れたんです。</p><br><p>　あれー？　あれー？　と冷蔵庫を漁っていると、</p><br><p>「なにしてんの？」</p><br><p>　と弟が話しかけてきました。そこで簡潔にいきさつを述べると、</p><br><p>「ああ、ぶどうね……………<strong>さっき俺が食った</strong>」</p><br><p>　うおい！　ちょ、なんでそんな悪びれもせずにそっけなく言い放ってんだ(；´Д｀)　勝手に食うなよ！</p><br><p>「だって誰のか分からなかったしー…。そうだ、今度から分かるように名前書いておいて。そしたら食べないから」</p><br><p>　出来るか！　とりあえず謝れ！</p><br><p>「ああもう………お前が忘れてるのが悪いんだよ！」</p><br><p>　なっ…！　ぎゃ、逆切れかよ！</p><br><p>　弟は「うるせぇ！」と叫んで台所へと駆け込み、</p><br><p>「そんなに食いたいんならこれでも食ってろ！」</p><br><p>　<strong>ぶどうの残骸(皮とか)を投げつけられました。</strong></p><br><p>　おまっ、何するんだよ！</p><br><p>　「知るか！」そう言うと弟はリビングから飛び出していきました。どうすんだこの惨状…、と途方に暮れていると母親が騒ぎを聞きつけたのかやって来て、「ちょっと、何コレ！　片付けときなさいよ！」と言われてしまいました。散らかしたのは僕じゃない！　僕じゃないのに…orz</p><br><p>　仕方なく残骸を拾っていると、二個くらいまだ身が残っているのがあったので丹念に洗って食べました。なんだろうこのこみ上げてくる虚無感(‘A`)</p>
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<link>https://ameblo.jp/jojimadaiki/entry-10004447059.html</link>
<pubDate>Tue, 20 Sep 2005 20:18:28 +0900</pubDate>
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