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<title>アオ｜HSP×アダルトチルドレンの自己理解</title>
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<description>顔色をうかがう・断れない・本音がわからないHSP/アダルトチルドレンの生きづらさを解消するヒントを発信中</description>
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<title>「固まる」は、いちばん賢い生き延び方だった。</title>
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<![CDATA[ <p>上司の機嫌が、悪い。<br>隣の席で、誰かが怒鳴られている。<br>パートナーの声が、低くなる。<br><br>その瞬間、頭の中が、真っ白になる。<br>声が、出ない。<br>うまく、笑えない。<br>体が、ぎゅっと固まって、動かない。<br><br>そしてあとで、必ず思うんです。<br>「なんで、あのとき、何も言えなかったんだろう」って。<br><br>何度か予告していた話を、今日は書きます。<br>怒っている人の前で、体が固まる。<br>あれは、あなたが弱いからじゃ、ないんです。<br><br>＊<br><br>◆ 「固まる」のは、ちゃんとした防衛反応<br><br>人は、強い恐怖に出会ったとき、<br>3つのうちのどれかで、反応すると言われています。<br><br>闘う（ファイト）。<br>逃げる（フライト）。<br>そして、固まる（フリーズ）。<br><br>これは「闘争・逃走・凍りつき反応」と呼ばれるものです。<br>むずかしく聞こえますが、ようするに、<br>こわいとき、体が勝手にとる、3つの守り方のこと。<br><br>ここで、思い出してほしいんです。<br><br>子どもの頃の僕らは、<br>あの家で、父に「闘う」ことなんて、できなかった。<br>かといって、家から「逃げる」ことも、できなかった。<br><br>闘えない。逃げられない。<br><br>だったら、残る道は、ひとつしかありません。<br><br>——固まって、嵐が過ぎるのを、じっと待つ。<br><br>つまり「固まる」ことは、<br>あの状況で選べる、いちばん賢い生き延び方だったんです。<br><br>そしてその反応は、大人になった今も、<br>体に、しっかり刻み込まれています。<br><br>……ちょっと、かたい言い方になりました。<br>ようするに、今も体が、ちゃんと覚えてしまっている、ということです。<br><br>怒っている人を見ると、神経が「危険だ」と判断して、<br>あなたの意志とは関係なく、体をロックする。<br><br>これは、心の弱さじゃない。<br>あなたを守るために、体が今も働いてくれている、証拠なんです。<br><br>＊<br><br>◆ 今日からできる、小さな一歩<br><br>固まった体は、「もう安全だよ」と伝えてあげると、<br>少しずつ、ゆるんでいきます。<br><br>ひとつめ。<br>固まったな、と気づいたら、<br>息を、長く、細く、吐いてみてください。<br><br>吸うよりも、吐くほうを、長く。<br>吐く息は、体の「安心スイッチ」を、そっと押してくれます。<br><br>ふたつめ。<br>手の指を、ぎゅっと握って、ぱっと開く。<br>足の裏で、軽く、床を踏む。<br><br>「自分は、動ける」<br>それを、体に、思い出させてあげるんです。<br><br>固まるの反対は、リラックスじゃなくて、<br>「ちょっと動ける」なので。<br><br>うまくできなくても、いいんです。<br>気づけただけで、もう、十分すぎるくらいです。<br><br>＊<br><br>◆ 固まった自分を、責めないで<br><br>あの会議で。あの食卓で。<br>何も言えずに固まった自分を、ずっと責めてきたかもしれません。<br><br>でも、もう、責めないであげてください。<br><br>あなたは、あのとき、ちゃんと生き延びた。<br>固まるという方法で、自分を、守りきった。<br><br>それは、敗北じゃありません。<br>立派な、サバイバルです。<br><br>これから少しずつ、<br>"安全な場所では、動ける体"を、取り戻していきましょう。<br>急がず、ゆっくり、で大丈夫です。<br><br>次回は、「失敗するのが、こわい」という話を。<br>挑戦できないのは、あなたが臆病だからじゃ、ないんです。<br><br>アオ</p>
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<link>https://ameblo.jp/junya9030/entry-12969314663.html</link>
<pubDate>Thu, 11 Jun 2026 15:34:50 +0900</pubDate>
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<title>「男なんだから強くなれ」が、僕を弱音の吐けない人間にした</title>
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<![CDATA[ <p>「大丈夫?」と聞かれると、<br>僕はほぼ反射で、「大丈夫です」と答えます。<br><br>ほんとは、全然大丈夫じゃないときでも。<br><br>しんどい、と言えない。<br>助けて、が言えない。<br>弱音を吐くくらいなら、一人で抱えて、<br>つぶれるほうを、選んでしまう。<br><br>もしあなたも、そうなら。<br>それは、あなたが強いからでも、冷たいからでもないのかもしれません。<br><br>＊<br><br>◆ 「男なんだから、強くなれ」の正体<br><br>小学二年の、あの日。<br>父に「ナヨナヨしすぎ」と言われて、僕は泣きました。<br>そして、痛いほど、思い知らされた。<br><br>泣いたら、舐められる。<br>男なんだから、強くならなきゃいけない。<br><br>それ以来、僕は、弱音を飲み込む練習を、<br>何年も、何年も、続けてきました。<br><br>その結果、どうなったか。<br><br>しんどくても、しんどいと、気づけない。<br>悲しいのか、怒っているのか、自分でもよく分からない。<br><br>これは「アレキシサイミア」と呼ばれることがあります。<br>……すみません、急にむずかしい言葉を出しました。<br>ようするに、自分の気持ちに、自分で気づきにくくなっている状態のことです。<br><br>感情に、ずっとフタをしていると、<br>そのフタの開け方を、忘れてしまうんです。<br><br>つまり僕は、強くなったんじゃ、なかった。<br>ただ、感じないのが、上手くなっただけだった。<br><br>そしてそれは、僕の性格のせいじゃない。<br>「そう振る舞え」と、教えられてきたからです。<br><br>＊<br><br>◆ 今日からできる、小さな一歩<br><br>いきなり「弱音を吐こう」とは、言いません。<br>吐き方を教わってないのに、それは、無理です。<br><br>だから、まずは「吐く」前に、「気づく」ことから。<br><br>今日、一日の終わりに、<br>今の自分の気持ちを、ひとことだけ、メモしてみてください。<br><br>ポイントは、「しんどい」で止めないこと。<br><br>その「しんどい」は、<br>悲しいのか。こわいのか。悔しいのか。さみしいのか。<br>ほんの少しだけ、細かく、言葉にしてみる。<br><br>最初は「わからない」でも、大丈夫です。<br>わからない、と書けたことが、もう第一歩なので。<br><br>気持ちは、言葉にしたぶんだけ、扱えるようになります。<br><br>＊<br><br>◆ 弱音を吐けるのは、強さです<br><br>ずっと、強さとは「感じないこと」だと、思っていました。<br><br>でも、今は、違うと思っています。<br><br>本当の強さは、感じないことじゃない。<br>ちゃんと痛みを感じた上で、それでも、立っていられること。<br><br>弱音を吐けるのは、弱さじゃありません。<br>自分の心を、見捨てなかった証拠です。<br><br>あなたは、もう、強くあり続けなくていい。<br>少しずつ、フタを開けていきましょう。<br>ゆっくりで、いいので。<br><br>次回は、「怒っている人を見ると、体が固まる」話をします。<br>これも、あなたのせいじゃない、という話です。<br><br>アオ</p>
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<link>https://ameblo.jp/junya9030/entry-12969073314.html</link>
<pubDate>Tue, 09 Jun 2026 09:24:24 +0900</pubDate>
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<title>ゲームに逃げていたんじゃない。ゲームだけが安全だった。</title>
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<![CDATA[ <p>「また逃げてる」<br><br>スマホをいじりながら、ゲームを起動しながら、<br>僕はよく、自分に、そう言っていました。<br><br>やらなきゃいけないことから、逃げてる。<br>人付き合いから、逃げてる。<br>こんなふうだから、自分はダメなんだ、と。<br><br>もしあなたも、何かに「逃げ込む」自分を責めているなら。<br>今日は、その見方を、一度だけ、手放してみませんか。<br><br>＊<br><br>◆ 子どもの僕にとって、ゲームは「逃げ場」だった<br><br>うちには、なぜかゲームだけが、やたらとありました。<br>ドラクエ、ポケモン、モンハン。<br><br>父の機嫌が悪い日、僕は部屋にこもって、コントローラーを握った。<br><br>その世界の中では、誰も僕を「デブ」とは言わない。<br>努力すれば、ちゃんとレベルが上がる。<br>理不尽に、川に落とされたりもしない。<br><br>現実よりずっと、ルールがフェアだったんです。<br><br>今になって思うのは、<br>あれは「逃げ」じゃなくて、「避難」だった、ということ。<br><br>心理学に「安全基地」という言葉があります。<br>むずかしく聞こえますが、ようするに、<br>こわいことがあっても、ここに戻れば大丈夫、という"心の避難場所"のこと。<br><br>本来それは、親や家庭が担うものだと言われています。<br><br>でも、それが家になかった子どもは、<br>自分の力で、どこかに避難場所を、見つけるしかない。<br><br>僕にとっては、それがゲームだった。<br>あなたにとっては、漫画や、音楽や、眠ることだったかもしれません。<br><br>それは、意志が弱かったから、じゃない。<br>むしろ、逆です。<br><br>逃げ場を見つけられたから、<br>あなたは、あの頃を、生き延びられたんです。<br><br>＊<br><br>◆ 今日からできる、小さな一歩<br><br>大人になると、僕らはつい、逃げ場に罪悪感を持ちます。<br>「こんなことしてる場合じゃない」って。<br><br>でも、避難場所は、今のあなたにも、必要です。<br><br>今日、ひとつだけ、やってほしいことがあります。<br><br>紙でも、スマホのメモでもいいので、<br>「ここにいると、少しほっとする」場所や時間を、<br>3つ、書き出してみてください。<br><br>好きなゲーム。湯船。カフェの隅の席。<br>寝る前の、音楽を聴く10分。<br>なんでも、いい。<br><br>それは、あなたの「安全基地リスト」です。<br><br>逃げ場を持つことは、弱さじゃありません。<br>ちゃんと生き延びるための、立派な戦略です。<br><br>＊<br><br>◆ 逃げてたんじゃない。生き延びてた<br><br>だから、もう、自分を責めないでください。<br><br>あなたは、逃げてたんじゃない。<br>生き延びる場所を、自分の手で見つけられた人です。<br><br>これからは、その避難場所を、<br>罪悪感じゃなく、「自分を守るため」に、堂々と使っていきましょう。<br><br>ちゃんと休めた人から、また歩き出せます。<br><br>次回は、「男なんだから強くなれ」という言葉が、<br>僕から何を奪ったのか、という話をします。<br><br>アオ</p>
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<link>https://ameblo.jp/junya9030/entry-12968959282.html</link>
<pubDate>Mon, 08 Jun 2026 17:07:24 +0900</pubDate>
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<title>父親の機嫌を読んで育った僕が、大人になっても人の顔色を読んでいた理由</title>
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<![CDATA[ <p>会議の途中で、誰かが小さく、ため息をついた。<br><br>その瞬間、僕の頭の中は、もうこうです。<br>「あれ、僕、何かまずいこと言ったかな」<br><br>上司の返信が、いつもより素っ気ない。<br>既読がついたのに、返事が来ない。<br>それだけで、その日一日、ずっと落ち着かない。<br><br>……これ、心当たり、ありませんか。<br><br>僕はずっと、これを「気にしすぎる性格」だと思っていました。<br>直さなきゃいけない、弱点だと。<br><br>でも、違ったんです。<br><br>前回、「体が固まる仕組みを書きます」と予告しました。<br>それは、もう少し先で、必ず書きます。<br>でもその前に、もっと毎日のように起きている、<br>"顔色を読む"クセの話を、させてください。<br>根っこは、同じところにあるので。<br><br>＊<br><br>◆ なぜ、勝手に人の顔色を読んでしまうのか<br><br>子どもの頃の僕にとって、<br>人の顔色を読むことは、生きるための技術でした。<br><br>父の機嫌が、家の天気を決めていたから。<br>足音、声のトーン、ドアの閉め方。<br>そのぜんぶから、「今日は危ないか、大丈夫か」を読みとる。<br><br>読めれば、嵐を避けられた。<br>読めなければ、巻き込まれた。<br><br>つまり僕は、顔色を読むことで、自分を守っていたんです。<br><br>これは心理学で「過覚醒（かかくせい）」と呼ばれる状態に近いものです。<br>むずかしく聞こえますが、ようするに、<br>脳が、危険がないか常に見張り続けてしまうクセのこと。<br><br>脳の中には「扁桃体（へんとうたい）」という、<br>火災報知器みたいな部分があります。<br>危険な家で育つと、この報知器が、とても敏感になる。<br><br>だから大人になって、安全な場所にいても、<br>スイッチが入りっぱなしになる。<br>人の表情や声色を、自動でスキャンしてしまうんです。<br><br>これは、あなたの性格の問題じゃない。<br>気にしすぎでも、弱さでもありません。<br><br>あなたのアンテナは、壊れてなんかいない。<br>ただ、よく効きすぎるだけなんです。<br><br>＊<br><br>◆ 今日からできる、小さな一歩<br><br>報知器を、いきなりオフにはできません。<br>でも、「今は安全だよ」と、体に教え直すことはできます。<br><br>ひとつめ。<br>人の顔色を読みかけたな、と気づいたら、<br>足の裏が床についている感覚に、意識を戻してみてください。<br><br>「今、ここは、あの家じゃない」<br>それを、頭じゃなく、体で思い出す。<br>これだけで、報知器の音が、少し小さくなります。<br><br>ふたつめ。<br>誰かが不機嫌そうなとき、心の中で、こう置いてみる。<br><br>「この機嫌が悪いの、僕のせいかは、まだ分からない」<br><br>すぐに「自分のせいだ」と決めない。<br>あいだに、ほんの一瞬、すき間を作るんです。<br><br>最初は、うまくいかなくて当然です。<br>20年以上やってきたクセなので。<br>……気長に、でいきましょう。<br><br>＊<br><br>◆ アンテナは、消さなくていい<br><br>人の気持ちに気づける力は、本当は、すごい才能です。<br>やさしさにも、気づかいにもなる。<br><br>問題は、その力を「自分を守る」ためだけに、<br>24時間、使わされてきたこと。<br><br>これからは、使う場所を、自分で選んでいけばいい。<br><br>かつては、嵐から身を守るために。<br>これからは、自分の本音を、選ぶために。<br><br>あなたのアンテナは、あなたの味方です。<br>少しずつ、こっち側に、連れて戻ってきましょう。<br><br>次回は、「ゲームに逃げていた」あの頃の話を。<br>あれは逃げじゃなかった、という話をします。<br><br>アオ</p>
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<link>https://ameblo.jp/junya9030/entry-12968853267.html</link>
<pubDate>Sun, 07 Jun 2026 21:46:38 +0900</pubDate>
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<title>父を許せない理由は、僕への言葉より、母への暴力だった。</title>
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<![CDATA[ <p>「お父さんも、大変だったんだよ」<br>「もう昔のことなんだから、そろそろ許してあげたら?」<br><br>そう言われるたびに、僕はうまく笑えませんでした。<br><br>そうだね、と言いたい。<br>言いたいんですけど、どうしても言えない。<br><br>僕の中には、どうしても許せないものが、<br>ひとつだけ残っているんです。<br><br>それは、僕が言われた言葉じゃありませんでした。<br>——母に、振り下ろされたものでした。<br><br>＊<br><br>◆ 僕への暴言は、なぜか耐えられた<br><br>不思議な話なんですけど。<br><br>「ゲームオタク」「デブ」「ナヨナヨしすぎ」。<br>父から僕へ向けられた言葉も、たしかに今でも胸に刺さっています。<br><br>でも、それは、まだ耐えられたんです。<br>自分のことだから、自分が我慢すればいい、と思えたから。<br><br>耐えられなかったのは、母のほうでした。<br><br>＊<br><br>◆ あの日の、台所<br><br>夫婦げんかの原因は、いつも、しょうもないことでした。<br>母がタバコを隠した、とか。その程度のこと。<br><br>なのに父は、箸を投げる。冬のストーブを、蹴り倒す。<br>ひどい日は、母の髪を、つかんで引っぱる。<br><br>母は強い人で、やり返すこともありました。<br>でも、たまに、泣いていた。<br><br>台所で、声を殺して泣く母の背中を、<br>僕は今でも、はっきり覚えています。<br><br>……正直に書きます。<br>一度だけ、僕はあの台所で、よくないことを考えました。<br>それが何かは、まだ書けません。<br>ただ、手が震えていたことだけ、覚えています。<br><br>あのとき僕は、母を守りたかった。<br>でも、何も、できなかった。<br><br>＊<br><br>◆ 「面前DV」という言葉を、大人になって知った<br><br>ずっと大人になってから、知った言葉があります。<br><br>「面前DV」。<br>むずかしく聞こえますが、ようするに、<br>子どもの目の前で、家族の誰かが暴力を受けることです。<br><br>それを見て育った子どもは、自分が殴られていなくても、<br>深く傷つくと言われています。<br><br>その言葉を知ったとき、僕は、すこしだけ救われました。<br><br>僕がいつまでも忘れられないのは、<br>心が弱いからじゃなかったのか、と。<br><br>母を守れなかった、無力感。<br>あの場で、固まることしかできなかった自分への、情けなさ。<br><br>それは、子どもが一人で背負うには、重すぎる荷物だったんです。<br>あなたが、もし同じものを抱えているなら。<br>それも、あなたのせいじゃありません。<br><br>＊<br><br>◆ 感謝と、恨みと<br><br>今の僕は、父に、ほんの少しだけ感謝もしています。<br>社会に出て、家族を食べさせていく重さを、知ったから。<br><br>でも。<br><br>母への暴力だけは、今も、許せない。<br><br>感謝と恨みが、同じ胸の中に、両方ある。<br>どちらか一つに決めなくていい、と、今は思っています。<br><br>＊<br><br>◆ 同じように、親を許せないあなたへ<br><br>もしあなたも、「親を許せない自分」を、責めているなら。<br><br>ひとつだけ、聞いてください。<br><br>許せないのは、あなたが冷たいからじゃありません。<br>あのとき、誰かを本気で守りたかった——<br>その優しさが、まだ消えていないだけです。<br><br>だから、許さなくていいんです。<br>まずは、「許せない自分」のほうを、許してあげてください。<br><br>回復はたぶん、そこからしか、始まらないから。<br><br>——次回は、その「守りたかったのに、体が固まってしまう」<br>仕組みについて、書こうと思います。<br>あなたが悪いんじゃない、という話を。<br><br>今日も、ここまで読んでくれて、ありがとうございました。<br><br>アオ</p>
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<link>https://ameblo.jp/junya9030/entry-12968719919.html</link>
<pubDate>Sat, 06 Jun 2026 23:44:23 +0900</pubDate>
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<title>はじめまして。&quot;オトナの機嫌&quot;を読むことで生き延びてきたアオです。</title>
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<![CDATA[ <p>はじめまして。アオです。<br><br>子どもの頃、僕は玄関の鍵が回る音だけで、</p><p>その日の天気を当てられました。<br><br>空の話じゃありません。<br>家の中の天気です。<br><br>ガチャ！！と鍵が回る。</p><p>夜20時。父が帰ってくる。<br>その音のあとの一秒で、</p><p>僕はテレビの音量を、そっと二つ下げる。<br><br>足音が重ければ、今日は嵐。<br>軽ければ、まあ、曇り。<br>晴れの日は……正直、</p><p>あんまり記憶にないんですけど。<br><br>＊<br><br>富山の、見渡すかぎり田んぼと、<br>おじいちゃんおばあちゃん</p><p>しかいないような田舎で育ちました。<br>&nbsp;</p><p>父は精肉工場、母は看護師。</p><p>４つ下に、妹がいます。<br><br>家にはなぜか、ゲームだけが大量にありました。<br>ドラクエ、ポケモン、モンハン、FF。何でもやれました。</p><p>父が大のゲーム好きだったからです。<br><br>皮肉なもので、そのゲームのことで、</p><p>僕はいちばん怒られました。<br><br>「ゲームばっかりしとるからやろ」<br>「このゲームオタクが」<br><br>テストの点が悪いのも、走るのが遅いのも、</p><p>ぜんぶゲームのせいにされて。<br><br>……いや、ゲームは悪くない。<br>ゲームの世界が、現実よりずっと、</p><p>ルールが優しかっただけです。<br>&nbsp;</p><p>努力すれば、ちゃんとレベルが上がる。</p><p>誰も僕を「デブ」とは言わない。<br><br>ちなみに僕の誕生日は9月8日。</p><p>松本人志さんと同じです。<br>笑いの才能のほうは、</p><p>1ミリも遺伝しませんでしたが（）<br><br>＊<br><br>父は、機嫌の振れ幅が大きい人でした。<br><br>機嫌のいい日は、笑う。<br>悪い日は、家じゅうの空気が、ズッシリと重くなる。<br><br>僕はその重さを足音で測りながら、<br>自分の部屋で、できるだけ気配を消していました。<br><br>家にいるのに、家の中で、息をひそめている。<br>それが、僕にとっての「スタンダード」でした。<br><br>＊<br><br>ひとつだけ、今でもはっきり覚えている日があります。<br><br>小学二年の、たしか夏。<br>「お前はナヨナヨしすぎや」<br>そう言われて、家の隣の駐車場に連れ出されました。<br>手には、ドッジボール。<br><br>父は昔、柔道をしていたので</p><p>ガタイが良かったんです。</p><p>&nbsp;</p><p>大の大人が、小学二年の子ども相手に、</p><p>全力で投げてくる。<br><br>速い。痛い。捕れない。<br><br>何球目かで、ボールが顔に当たりました。<br>鼻の奥がツンとして、視界がにじんで——<br>あ、泣いちゃだめだ、と思ったときには、もう泣いていて。<br><br>顔ではじかれたボールは、<br>駐車場の脇を流れる川に、</p><p>ぽちゃん、と落ちていきました。<br><br>「取ってこい」<br><br>僕はボールを追いかけて、そのまま川に落ちました。<br><br>……今になれば、ちょっと笑える話なんですけど。<br>あの日の僕には、笑えなかった。<br><br>あの駐車場で、僕の中に、いくつかのルールができました。<br><br>泣いてはいけない。泣くと、舐められる。<br>男なんだから、強くならなきゃいけない。<br>結果を出さないと、認めてもらえない。<br><br>このルールは、子どものうちは、僕を守ってくれました。<br>でも大人になってから、いちばん僕を苦しめたのも、このルールでした。<br><br>——その話は、また別の記事で、ちゃんと書きます。<br><br>＊<br><br>正直に言うと、父のことは、まだうまく書けません。<br><br>父が僕を許さないんじゃなくて、僕が父を許せない。<br>その理由は、僕に向けられた言葉よりも——<br>母に向けられたものでした。<br><br>父は、母にも手を上げる人だったんです。<br><br>その日のことを思い出すと、今でも胸の奥が固くなる。<br>一度だけ、台所で、よくないことを考えてしまったこともあります。<br>……その話は、いつか、ちゃんと。今日は、まだ書けません。<br><br>ひとつだけ言えるのは。<br><br>父を許せない自分が、今でもいます。<br>でも、社会に出て、家族を食べさせていく重さを知って——<br>父に、ほんの少しだけ、感謝している自分も、いるんです。<br><br>感謝があるからといって、傷ついたことが、消えるわけじゃない。<br>その二つは、どちらかが勝つこともなく、<br>同じ胸の中で、ずっと同居しています。<br><br>＊<br><br>ここまで読んでくれた、あなたへ。<br><br>もし、あなたも。<br>誰かの機嫌で、自分の一日が決まる子どもだったなら。<br>大人になった今も、人の顔色を、先に読んでしまうなら。<br><br>これは、あなたの話でもあります。<br><br>あの頃の僕は、自分だけがおかしいんだと思っていました。<br>弱いから、こうなったんだ、と。<br><br>でも、違った。<br><br>僕は、強くなりたかったわけじゃなかったんです。<br>ただ、怒られない自分で、いたかっただけ。<br><br>それは、弱さじゃない。<br>あの家で生き延びるための、精一杯の知恵でした。<br><br>＊<br><br>このブログでは、そんな僕の過去と、<br>これからのことを、少しずつ書いていきます。<br><br>きれいな話ばかりには、なりません。<br>「親を許そう」なんて、急ぐつもりもありません。<br><br>ただ、同じように、誰かの機嫌を読んで生きてきた人に、<br>「ああ、自分だけじゃなかった」と、思ってもらえたら。<br>それだけで、僕がこれを書く意味があります。<br><br>ここから少しずつ、本音で選べる自分に、戻っていきます。<br><br>これから、よろしくお願いします。<br><br>アオ</p>
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<link>https://ameblo.jp/junya9030/entry-12968531002.html</link>
<pubDate>Fri, 05 Jun 2026 14:47:36 +0900</pubDate>
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