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<title>四季の歳時</title>
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<description>日本の今を楽しみたい奥ゆかしい心と、そのうちに秘めた日本人の美しさが、きっとみつかりますように・・・</description>
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<title>秋の歌</title>
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　「奥山に　もみぢ踏み分け　鳴く鹿の　　　　　　　　　声聞くときぞ　秋は悲しき」　猿丸太夫「百人一首」にあるこの歌は、実は、詠み人知らずの歌です。「猿丸太夫集」から、定家が選んだので、猿丸太夫の歌としたようです。山は、秋になると錦の世界へ季節が移ります。その華やかな色とは逆に、あらゆるものがもの悲しく感じられる季節でもあります。雌鹿を求めて鳴く雄鹿の声を、暮れ急ぐ秋の寂しさの中にしみじみと歌っています。この時代の定家の考えるもみぢは、どうやら楓（かえで）のようで、もみぢに鹿といった風情はこの頃か
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<dc:date>2017-10-15T16:50:36+09:00</dc:date>
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<title>のちの月</title>
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陽が落ちて辺りが暗闇に覆われると気温は一気に下がり始めます。夜空に浮かぶお月さまも一際美しく感じられ「のちの月」と呼ばれる十三夜月は旧暦長月十三日の月名で中秋の名月と呼ばれる旧暦葉月の十五夜につぐ美しさと云われます少し欠けた歪なお月さまは完璧ではない美の極致・・・なのかもしれません。「のちの月」を愛でる侘びの心留めておきたい日本の風情ですのちの月水より青き雲井かな
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<dc:date>2017-10-15T16:33:00+09:00</dc:date>
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<title>鶯</title>
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鶯はめじろよりも若干小ぶりの目立たない鳥です幼き頃、父の実家でたくさんの鶯を飼っていた記憶があります年の暮れから鶯の竹篭を布で覆い昼と夜の配分を調整し、正月の朝、御来光と共に美しく透き通る声で鳴かせるのです自然界では　初春に里に下りてきた鶯は、まだその優美なる声を披露することはありませんので惜しみなく手間暇かけて世話をした賜物なのでしょうが鶯にしてみればすっかり騙されたということになりますね鶯の 笹鳴く枝に 梅一輪
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<dc:date>2016-02-25T02:10:37+09:00</dc:date>
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<title>春野菜</title>
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この時節になると、 デパートの野菜コーナーを覗き込み、 目にとまれば必ず買い込むものがある。 「蚕豆」 （そらまめ） である。 つややかな鞘（さや）の青、 蒸し焼きにして立ち昇る香りがたまらない。  もう、こうなるとその先の ホックホクを口に入れた時のあの感動が待ちきれない。 この時期は、主に鹿児島産の蚕豆が走りとして出回る。 太陽に向かってすっくとさやの尻をもたげる姿は、 春の気を独り占めするかのようにたくましく、 また、けなげにも見える。  
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<dc:date>2016-02-24T00:36:12+09:00</dc:date>
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<title>霜月五日、十七日、二十九日・酉の市</title>
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台東区浅草にある鷲神社（おおとりじんじゃ）や、新宿の花園神社に十一月の酉の日に立つ市で、もともとは「酉の市」と書いて「とりのまち」といいました。商売繁盛祈願とあって、市には熊手（福を取り込む＝福を酉込む）や、縁起物の入り船などを売る露店が並び賑いをみせます。鷲神社は、大阪府の大鳥神社が本社で、日本武尊（やまとたけるのみこと）が祭神です。三の酉まである年は、活気がありすぎて火事が多いといわれております。この時期はちょうど、空気も乾燥しやすく、北風が強くなる頃ですから、注意を促す意味合いでそのように
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<dc:date>2015-11-05T12:08:33+09:00</dc:date>
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<title>十一月　　「霜月」　（しもつき）第十一番</title>
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「霜月」（しもつき）は旧暦１１月の異称です。その由来には諸説ありますが、霜の降る月という説凋む（しぼむ）月が、変化したという説また、大言海によれば、食物月（おしものづき）の略で、新嘗祭（にいなめさい）に関わり深いとする説などが、あげられます。最も有力なのは、霜降りの説で、文字通りといったところでしょうか。日本のことばには、一つの単語に複数の意味が含まれている上に、ヤマトことばは、発音の変化にで大きく意味合いが変わってしまうためことばの由来を明確に理解するのは、そう簡単なことではないようです。たく
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<title>鹿の角切り</title>
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鹿といえば、奈良県、春日大社を思い浮かべる人は多いでしょう。この時期、奈良公園で行われる鹿の角切りは、寛文１１年から始まり凡そ３４０年以上続いております。鹿は古くから神の使いとして大切に保護されてきました。春日大社の主祭神は「武甕槌命」（たけみかづちのみこと）で白鹿に跨がりあらわれたと伝えられております。武甕槌命はヤマト王権においては揺るぎない存在の神であり、当時の政治的制圧拠点であった鹿島の主祭神でもあったことから武甕槌命に従える鹿は神使とされたのです。角切りは昔ながらの方法で行われます。柵で
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<dc:date>2015-10-15T11:19:39+09:00</dc:date>
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<title>被災地の空</title>
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全てをのみ込んだ津波かつての町の景色は、全く失われていた。目の当たりにすれば、愕然とたたずむことしかできない。とめどなくあふれる涙を大地におとすのが悔しくて天を見上げる。空は、いつもと変わらない。渡る鳥の姿、たゆまない雲の流れ海風に吹かれながら泳ぐ、鯉のぼりが見えたあの鯉のように幾多の試練を乗り越えて掛けあがろう母なる大地を取り戻すために・・・
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<dc:date>2011-05-05T23:11:39+09:00</dc:date>
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<title>花見（はなみ）</title>
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日本人の心の花「さくら」さくらの「さ」は早苗饗（さなえぶり）の「さ」。「田の神」（さのかみ）のこととされ、「くら」は神座（くらざ）を指すという説があります。「さくら」を花見の花として愛でるようになったのは奈良・平安時代ころで、万葉の歌の中にも、風光明美な題材として盛んに詠まれています。それ以前の「花見」とは里山で行う物忌（ものい）みのため儀式であったようで、野に咲く「石楠花」（しゃくなげ）や、躑躅（つつじ）などを持ち帰り、庭先に山の神である作神への依代（よりしろ）として立て、大いなる恵みと豊作を
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<title>人の道</title>
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この惨憺たる状況を誰が想像し得たであろうか。自然災害に人は為すすべもなく連鎖地震の脅威に今もさらされている。被害は拡大の一途をたどり、悲しみと不安が人々に覆いかぶさる。それでも、人は人としての道を歩まねばならない。心では被災地を思い、体は、自身の社会的役割を的確にこなす。国民一人一人が日本経済の担い手である以上、取り組める者がささえていかなければ復興は進まない。賢明に生きる被災地の方々と祖国のためにこの窮地をのりきらねばならない。
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<dc:date>2011-03-16T01:13:50+09:00</dc:date>
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