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<title>カイトールパンのブログ</title>
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<title>犬の物語１</title>
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<![CDATA[ <p><font size="3">「済みません、大変ぶしつけですがこちらは立川さんのお宅でしようか？」<br>「そうですが、お宅様は？」<br>「はい、済みません、私はこの先の葛飾に住む玉木と言います。つかぬことをお聞きしますが十五六年前にこちらの奥様が白いプードルをお飼いになられていましたでしようか？」<br>「はい。確かにお袋が飼っていましたよ。でも飼って直ぐに持病が悪化して入院したんですよ。しかしマックのあっ、そのプードルの名前でして、家族の誰かが引き取れば良かったんですが、何分商売をしておりますと、犬の面倒がみれなく仕方なく掛かりつけの動物病院に預けてしまいました」<br>「そうでしたか、話せば長いんですが」<br>「よろしければ奥へどうですか？」<br>「良いんですか？」<br>「どうぞ、今時分は時間が取れますので。おーい、お客さんだよ。」<br>立川は奥に向かってそう叫んだ、<br>立川の後から玉木は腰を折りながら店の奥の椅子が置いて在るところまで歩いた。立川は椅子に座りながら<br>「どうしてお袋がマックを飼っていたのがお分かりに？」<br>「はい、その前に実はそのマックが今、私共で飼っているんですよ」<br>「えっ！今生きているんですか？確かお袋が二年程飼ってましたからね。お袋が喜びますよ、でもお袋は入院すると直ぐに亡くなりました。マックのことが気がかりで、随分と心配していました。」<br>「そうでしたか、それは残念です。だとしますとうちで十六年ですから十八歳になりますね」<br>「で、何故お袋が飼っていたのがお分かりに？」<br>「実はうちの隣りの方がやはり犬を飼っていまして、動物病院でマックが里親を捜しているからお宅で飼ってあげたら？と娘達に言ったんですよ。それで娘達は動物病院に観に行って、先生から飼わなくていいから二三日預かって欲しいと言われて、うちに連れて帰ってきたんです。家内は動物があまり好きでないので直ぐに返して来なさいといったんですが・・・」<br>「それで？」<br>「はい。何とか二日間飼ったんですが家内がやはり犬は飼っては駄目と言いました。病院に返そうとしましたが病院の先生から里親が見つからないと保健所行きになってしまうんですよ。これを聞いた娘達は是が非でも飼いたいと、せがまれて結局のところ親が折れました。はい、私は動物に慣れていましたからどうってことなかったんです。そして私と娘達で動物病院に行って正式に貰い受けに行きました。その時にマックの役所の登録書を渡されました。そこにこちらのご主人様のお名前が書いてありました。」<br>「そうでしたか、それで今日は？」<br>「はい。こちらさんには何の関係がないんです。ただパックが・・はい。うちで付けた名前でして、マックに近いから直ぐに慣れると思いまして。それでパックが大分老いて来ていまして。本当はずうっと前にご挨拶させて頂きたいと思っていました。奥様、いやお母様のことが気になっていまして、何でしたらパックをお返しにとも思いましたが今日に至りました。そうですか、お亡くなりになりましたかあ。ぶしつけですがお線香をあげさせて頂く訳には行きませんでしょうか？あっ、それとこれ今のパックの写真です」<br>と玉木は言いながらスマートフォンの画面に写っているパックの写真を立川に見せた。<br>「あーまだまだ元気そうですね。構いませんよ、では二階にお上がり下さい。さあどうぞ」<br>二人は店の一番奥にある急な階段を使い三階に上がった。玉木は奥の和室にある床の間の横の仏壇に案内された。仏壇の奥に小さなマックの写真スタンドが飾られている。玉木はローソクに火を点けて線香を手向けて長いこと手を合わせた。<br>パックの写真に目をやった。確かに若い、今のパックからは想像できない。すると立川が「そうでした、これをお持ち下さい」立川は仏壇の引き出しの下の方から大き目の封筒を取り出し、玉木に手渡した。「これは？」玉木は封筒の中をのぞきみた。<br>「確かマックの血統書だったと思いますが」<br>玉木は驚いた、多少犬に詳しいので血統書を見た瞬間に分かったのである。血統書は英語で書かれていて、パックの両親はフランスのブードルチャンピョン犬なのだ。血統書はフランスプードル協会が出しているものだ。するとパックはフランス生まれの犬なのだ。玉木は<br>「済みません。お母様はパックいやマックをどの様にして飼われたのでしょうか？」<br>「詳しいことはわかりませんが、たしかお袋が可愛がっていた教え子の一人が、ええお袋は独身時代に高校の英語の教師していました。その教え子が南青山でペットショップをしていまして、紹介してもらったとおもいます。相当な金額だったと思いましたよ。」<br>「でしょうね？」<br>玉木はトイプードルでフランス産いや生まれで、しかもチャンピオン犬の直仔では百万円位はしたろうと思った。<br>「これ、頂いても宜しいのでしょうか？」<br>「宝の持ち腐れですから、どうぞお持ちください。それと今度、マックいやパックをここに連れて来てくださいな」<br>「有難うございま。そうですか、分かりました。今度連れて来ます」<br>玉木は立川に礼を言って店を出て家路についた。<br>家族には今日の話はしないと決めた。余計なことをしたと思われたくないからだ。パックの血統書はタンスの奥の方に仕舞った。<br>その日の夕方、パックの散歩に出た。パックに聞こえる大きさで「パック、お前日本語分かるか？というかお前、とんでもない犬なんだな。本当なら我が家に似つかないんだよなあ。でもお前には関係ないか、フランスでも日本でも。まだまだ長生きしろよ」<br>パックはそんなの関係ないとゆっくりと地面を確かめながら歩いている。<br><br></font></p>
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<pubDate>Wed, 14 Sep 2011 09:34:30 +0900</pubDate>
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