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<title>河合厚伸のブログ</title>
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<title>肺がん闘病記　　⑤手術</title>
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<![CDATA[ 手術。<br><br>やはり正直不安。開頭手術か。<br>痛そうだな。<br><br>はじめての手術室。看護師さん、お医者さん方にとってはいつものことのようだった。手術の用のベットは<br>思いの外小さく、なんだか自分も小さくなった気がした。<br><br>はい、麻酔入れますね…<br><br>…<br>…<br>…<br><br>どのくらい時間が経過したのだろう。<br>首が痛い。<br><br>目覚めると、不思議な感じだった。<br>生きてる。<br><br>傷はまだ痛くない。<br>麻酔が効いているからだろう。<br>頭を動かしてはいけないから、首が痛い。<br>医師の説明では、手術は完璧だった。全ての腫瘍が取り切れた。腫瘍の位置が良かったから後遺症が出ることはほぼないでしょう、とのこと。<br><br>安堵したら眠くなってきた。<br><br>…<br><br>何とか一晩過ぎたようだ。<br>さすがに傷口が痛い。<br>しかし、思ったほどではない。頭をきるのだから、とてつもない痛みを想像していたが、思ったほどではなかった。あとで医師に聞いたことだが、どうやらそういうものらしい。<br><br>つまらないことだが、膀胱に繋いだ管を抜くのは、少し恥ずかしかった。<br><br>これでとりあえず頭の痛みは収まる。<br>そう期待した私は、すぐにその浅はかさを知った。<br><br>手術後、1週間。<br>頭痛は治ることはなかった。<br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/kawaia31/entry-12607361760.html</link>
<pubDate>Sun, 28 Jun 2020 07:42:01 +0900</pubDate>
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<title>肺がん闘病記　④入院</title>
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<![CDATA[ 病名が決まり本格的な治療をするため、私は東京のJ医院に入院を決めた。私の信頼する恩師に相談したところ、J医院には脳外科では権威の先生を紹介して下さったためだ。<br><br>東京は、地元からだと車で5時間。<br>とても通える距離ではないが、会社が応援して下さり、東京の社宅に妻が宿泊し病院に通えることになった。<br><br>子供達がいるが、妻は迷わず私の看病を優先してくれ、実母に子供たちを託した。<br>入院前日、当時中2の長男がこんなことを言ってくれた。<br><br>俺はね、パパは必ず良くなるって信じてる。頑張ってきてね。<br><br>家から離れて、治療に専念する覚悟が出来た。<br><br>とは言え、東京までの新幹線はキツかった。東京駅のホームに着いた途端強い吐き気に襲われ、既にフラフラだった。<br><br>入院受付をするため待合室に入ると、そこには何十人という人。地元の田舎とは随分違った。<br><br>人生初めての入院。<br>大部屋が空いていなかったため、個室へ。<br>初日は、色んな説明や手術の準備になった。<br>J医院の担当医からは、こんな説明があった。<br><br>ステージ４は、基本的に緩和治療になります。癌とは戦いません。積極的に治療をしても2年です。<br><br>家族で涙を流しすぎたせいなのか、腹が決まったせいなのか、もう動揺はない。信頼出来る医師に全てを任せるのみ。<br><br>治療はしないと言われたが、癌細胞の遺伝子検査をするためどうしても検体を摘出しなくてはならない。肺からも取れるがかなり取りにくい位置にある。そのため、頭痛の緩和も含め、脳腫瘍摘出手術を行いその細胞を遺伝子検査に送ることにした。<br><br>入院して初めて知ったが、今の肺がん治療は格段に進歩しているらしい。10年ほど前なら肺がんから脳への転移が認められた場合、余命は約半年だったらしい。事実、親友の父親が私と全く同じ状況できっかり半年で亡くなった。<br><br>ところが今は、肺がんと一口に言っても、そのメカニズムは何種類もあり、その特性に応じた治療法が決まっており、治療成績も随分良くなっているとのこと。<br><br>今はそこに期待を掛けるしかない。<br>あとは、神様のご意志次第。<br><br>明日は頭の手術だ。<br>不安と頭痛が酷くて寝られないが、これでひと時でも頭痛が治る。<br>そう信じて夜が明けた。<br>
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<link>https://ameblo.jp/kawaia31/entry-12604501887.html</link>
<pubDate>Mon, 15 Jun 2020 22:56:25 +0900</pubDate>
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<title>肺がん闘病記　③診察</title>
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<![CDATA[ 10月17日<br><br>ようやく診察の日が来た。<br>頭痛はかなりひどい。<br>自宅から病院まで車で15分くらい。<br>この距離でも吐いてしまう。<br>それでも診察を受ければ何かが変わると思い、長い待ち時間を過ごした。<br><br>河合さん、どうぞ。<br><br>診察室に入る。<br>先生は私と同じくらい50手前くらいの方だった。<br><br>脳外科で撮ったMRI写真を見ながら、少し考え込んでこう言った。<br><br>まだ、海のものとも山のものとも分からないなぁ。<br><br>その後、様々な質問の後、血液検査と造影剤を使った頭部MRIを取り直した。その後、再度診察室へ行くと先生から驚きの言葉が…。<br><br>これは、肺がんからの脳への転移の可能性が高いですね。この腫瘍の形は典型的なんです。<br><br>…。<br>…。<br>…。<br><br>何を言っているんだろう。<br>９月の上旬にゴルフへも行けたくらいですよ。<br>そんなことはあり得ない。<br><br>とても受け入れられなかった。<br>先生から、<br><br>これはまだ確定ではありませんが、明日全身の造影CTを撮ります。それで確定します。<br><br>その日は、一旦自宅に帰りました。<br><br>子供達にはなんて言おうか。<br>両親にはどう伝えようか。<br>父は糖尿病で入院している。<br>心配は掛けたくない。<br>その前に死にたくない。<br><br>帰りの車の中で妻と話し合った。<br>結局その日は子供たちに話はしなかった。<br>私の苦しみ様子を毎日見てきたので、不安で仕方なかったようだか、まだ分からない、で通した。<br><br>大丈夫。<br>きっと体なんかにガンはない。<br><br>その日は、頭痛と疲れでほとんど寝られなかった。<br>翌日、CT撮影をし、先生に呼ばれる。<br><br>肺に二箇所、骨に二箇所、リンパの腫れが確認されました。間違いなく肺がんを原発とする転移性悪性脳腫瘍です。転移があるのでステージ4です。<br><br>なぜだか他人の診察結果を聞いているようで、意外に衝撃はなかった。<br>妻と相談し、子供たちに全てを伝えることにした。<br>かなり迷ったけれど、この子たちならしっかり受け止め、乗り越えてくれると信じて。<br><br>はる、てる。ちょっときてくれ。今日の診察の結果を教えるから。<br><br>………。<br>一通りの説明をすると、<br><br>え？<br>何でパパがそんな風にならんといかんの？<br>パパ、死んじゃうの。<br><br>涙で前が見えなくなった。<br>やっぱり辛い。悲しい。<br>子供達の辛い姿を見るのは、頭痛の何十倍も苦しい。悲しい。涙が止まらない。<br><br>夢なら早く覚めて欲しい。
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<link>https://ameblo.jp/kawaia31/entry-12604174530.html</link>
<pubDate>Sun, 14 Jun 2020 16:11:14 +0900</pubDate>
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<title>肺がん闘病記　　②頭痛との戦いが始まる</title>
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<![CDATA[ はっきりしたことは分かりません。大きな病院を紹介しますね…。<br><br><br>腫瘍の可能性もあるし、何かの跡の可能性もあるらしい。何らかの答えをくれると思っていたので、少し期待はずれだった。<br>ただ、薬剤師さんの一言は、これからの私の行末を暗示するものだった。<br><br>痛み止めは強いものにしておいたからね。<br><br>そう。医師たちはあれがほぼ間違いなく脳腫瘍だと分かっており、これから頭痛が酷くなることを予想していたのだろう。<br><br>近くの総合病院の予約は3週間後。<br>少し長いな、と思いつつもそれだけ症状が軽いからなんだと勝手に解釈。これが私の良いところ。深くは気にしない。<br><br>しかし現実は、そんなお気楽な性格の私とは全く違う方向へ。<br>頭痛が日に日に強くなっていく。<br>朝起きて寝るまで、ほんのひと時も痛みは止むことはない。痛みの度合いは、悪化の一途を辿った。笑顔は完全に無くなった。<br><br>家族にも苦しい想いをさせてしまった。<br>自分だけが苦しい訳ではないのに。<br>この頃の私は自分の辛さに耐えるだけ精一杯で家族を気遣う余裕はかけらも無かった。<br><br>そして、10月。<br>車の運転はやめた。というより、怖くて出来ない。仕事も休暇を頂いた。<br><br>総合病院の診察まであと2週間。<br>頭の痛みがある点を超えると吐くようになった。<br><br>さすがに痛みに耐えかねて、痛み止めを服用したが、今度は飲んだ途端に吐いてしまう。体が拒否反応を起こしているようだった。<br><br>夜もほとんど眠れない。<br>寝れてもなぜか真夜中の2時、3時に痛みで目が覚める。5時くらいになるとうとうとするが、朝が来る。<br><br>だるい。<br>頭が割れそうな日も増えてきた。<br><br>総合病院の診察まで生きていられるかな？<br><br>そんな不安すら出てきた。<br>頭痛、嘔吐、睡眠不足、食欲不振、倦怠感。<br><br>生きるってこんなに辛かったっけ？<br>何でこんなに苦しいんだろう？<br>何か悪いことしたかな？<br><br>こんなことばかりを考えた。<br>今思えば、本当に後ろ向きだった。<br>ただ、いい勉強にはなった。<br>先の見えない未来は、不安と恐怖で一杯だということを。<br><br>あと7日。<br>あと6日。<br>…<br><br>ただただ診察の日が早く来て欲しかった。<br><br>そして、ようやくその日が来てくれた。<br>これで何かが変わっていく。<br><br><br>苦しみは、無意味な期待を勝手に膨らませた。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/kawaia31/entry-12603523760.html</link>
<pubDate>Thu, 11 Jun 2020 19:17:51 +0900</pubDate>
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<title>肺がん闘病記　　①始まりは脳腫瘍</title>
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<![CDATA[ 令和元年8月末頃から始まった私の新たな人生。<br>自分の生きた証を残したいと思い、ブログを始めます。<br><br>頭が痛い。<br>なぜか分からなかった。<br>朝から晩までずっと痛い。ただ、痛いと言ってほんの少し。<br><br>ただの疲れかな。<br><br>そう思っていたし、すぐに良くなるだろうと深くも考えなかった。ところが、何日経っても良くならない。むしろ、日に日に痛みが少しづつ強くなる。<br><br>9月に役職が増え、忙しさが半端ではなくなり、痛みどころではなかった。あっという間に3週間が経過した。<br><br>おかしい。<br>やっぱり変だ。<br>こんなにも頭痛が続くなんて。<br><br>気のせいよ、と言い続けた家内も少し不安になったのか、私を近所の脳外科へ連れて行ってくれた。<br><br>問診票を書き終えると、看護師さんが私に詳しく聞いてくる。<br><br>なぜそんなに詳しく聞いてくるのだろう？<br>不安がよぎる。<br><br>早速MRIを撮ることに。<br><br>初めてみたMRI。ドラマでは見たことがあるが、まさか自分がこんな機械のお世話になるとは。<br><br>リング状の機械の中に頭が入る。<br>またこれがうるさい。騒音で気分が悪くなりそうだ。<br><br>20分ほど続き、撮影は終了。<br>そして、診察室へ。<br><br>先生は、穏やかそうで50台くらい。私より少し年上そうだった。<br><br>これが少し怪しいですね。<br><br>そう言って私にMRI写真を見せてくれた。<br>一瞬、目を疑った。<br>どこからどう見ても綺麗な腫瘍の形をしている。<br><br>本当にこれが自分の脳の写真なのか。<br>何かの間違いであって欲しい。<br>素人の私でもこれが普通ではないことは分かる。<br><br>今思うと、ここから私の新たな人生が幕を開けた。<br>
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<link>https://ameblo.jp/kawaia31/entry-12603162980.html</link>
<pubDate>Wed, 10 Jun 2020 09:38:24 +0900</pubDate>
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