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<title>そのへんでカメラ持って歩いてる</title>
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<description>近所のときもありますが旅に出てるときもある</description>
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<title>【北欧旅行記(52)】ホテルで部屋メシも悪くない</title>
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<![CDATA[ <p>無事にガムラスタンに上陸し、地下鉄に乗って、ホテルのあるエステルマルム駅まで帰ってきた。疲れていた。</p><p>相変わらず日は高いがもう夜に近い時間帯である。</p><p>晩ご飯を食べに行く気力がない。</p><p>ビールとお惣菜を買って帰ってホテルの部屋で食べようということになった。</p><p>駅前のスーパーでサラダのバイキングみたいなのがあったので、野菜やハムやチーズなど色々と盛った。なかなか楽しい。それに安い。パンも買った。</p><p>部屋に戻って順番にシャワーを浴びた。</p><p>少し元気になってきた。</p><p>昨日船で買っていたワインを開けた。</p><p>もう夜なのにまだ外は明るい。</p><p>教会の屋根が見えた。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20180514/11/kazenooo/f6/aa/j/o3840216014190705252.jpg"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20180514/11/kazenooo/f6/aa/j/o3840216014190705252.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20180514/11/kazenooo/08/74/j/o3840216014190705273.jpg"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20180514/11/kazenooo/08/74/j/o3840216014190705273.jpg" width="420"></a></p>
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<pubDate>Mon, 14 May 2018 12:20:23 +0900</pubDate>
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<title>【北欧旅行記(51)】トラムがだめならフェリーがあるさ</title>
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<![CDATA[ <p>「今日はもうトラムは動かない」というので、別な交通手段を探さなければならない。</p><p>地球の歩き方の地図を取り出して見てみたが、地下鉄は、ない。</p><p>なぜかユールゴールデン島にはストックホルムの地下鉄は伸びていないのである。</p><p>バスは走っているようである。</p><p>しかしバスはできれば避けたい。</p><p>地球上どの都市でもバスといえば複雑な路線システムがあるとだいたい決まっている。</p><p>間違えて乗ってしまうととんでもないところへ行ってしまう。この非常時にそうしたリスクを犯すのも、かと言って貧弱な地図から膨大な路線体系を理解するのもなんというかやはりめんどくさい。</p><p>というのはぼくの考え方である。</p><p>妻は違う。</p><p>バス移動を得意とする。</p><p>私の出番か。</p><p>というふうに地図の上に身を乗り出してきた。</p><p>&nbsp;</p><p>しかしその時、ぼくは見つけた。</p><p>トラムの停留所のすぐ近くにフェリーの発着場があることを。</p><p>そこから航路を示す青い線が水上に伸びてまっすぐガムラスタンにつながっているではないか。</p><p>行こう。</p><p>そういえば停留所にいた人々が歩いて行った方向が海の方向であった。みんなフェリーに向かったのだな。</p><p>&nbsp;</p><p>ABBAミュージアムと遊園地の間の道を歩いて行くと、ほどなく桟橋が見えた。</p><p>ちょうど1台のフェリーが止まっていて、人々が乗り込んでいるところだ。</p><p>ぼくらも最後尾から船に乗った。</p><p>なんと地下鉄の三日券がこのフェリーでも使えたのである。</p><p>船室は混んでいたので、乗り込んですぐの甲板の上に立って景色を眺めながら行くことにした。</p><p>&nbsp;</p><p>船はすべるように桟橋を離れた。</p><p>ユールゴールデン島を後にして水路でガムラスタンへと向かった。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20180514/10/kazenooo/dc/9b/j/o4608307214190668889.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20180514/10/kazenooo/dc/9b/j/o4608307214190668889.jpg" width="420"></a></p>
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<link>https://ameblo.jp/kazenooo/entry-12375861368.html</link>
<pubDate>Mon, 14 May 2018 11:48:15 +0900</pubDate>
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<title>【北欧旅行記(51)】 フェリー</title>
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<![CDATA[ <p>どこかで1台、故障をして、立ち往生しているのらしい。</p><p>そのために本日のすべての電車の運行を取りやめにしてしまうとは、ずいぶんあきらめが良い。</p><p>しかし誰も文句を言う人なんていないのである。</p><p>みんなさっさと駅を見捨ててどこかに向かって歩いていく。</p><p>客もあきらめがいいのである。</p><p>&nbsp;</p><p>ぼくたち二人だけが、プラットホームの上に取り残された。</p><p>さて、どうすればいいのか。</p><p>道路のど真ん中のプラットホームの上で、ガイドブックの地図を広げた。</p><p>見たところ地下鉄はこのあたりには走っていないようである。</p><p>バスは？よくわからない。</p><p>あれ？</p><p>地図をよく見ると、すぐ近くに船のマークが書いてあるぞ。どうやらフェリーの乗り場らしい。</p><p>そこから海の上に航路を示す線が2本出ていて、たどるとストックホルム中心部の方まで伸びている。</p><p>そう、フェリーを使って帰るという選択肢があり得そうなのである。</p><p>&nbsp;</p><p>そこで都合良く思い出したのだが、ぼくたちが買った地下鉄の3日券は、トラムにもバスにも乗れることはもちろん、確かフェリーにも乗れるということであった。</p><p>フェリーに乗って海からストックホルムを眺めながら帰る。</p><p>これはおもしろそうだ。トライしてみよう。</p><p>ガイドブックをめくっても時刻表は載っていないけど、乗り場に行けばどうにかなるだろう。</p><p>地図を仔細に見ると、ついさっきぼくたちがいたABBAミュージアムの脇の細い道を入って行った突き当たりに乗り場はあるようだ。</p><p>そういわれてみれば・・・駅を見捨てた人たちがさっさと歩いて行った方向がそっちだったような気がする。</p><p>間違いない！（たぶん）</p><p>&nbsp;</p><p>ぼくたちは駅を見捨てた。</p><p>プラットホームを降り、ABBAミュージアムの先、気になっていた大きな遊園地との間の細道に沿って歩いて行った。</p><p>すぐに船着場が見えてきた。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/18/kazenooo/82/01/j/o0640042714035109106.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/18/kazenooo/82/01/j/o0640042714035109106.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>船着き場には船がお尻をこちらにむけて停まっていた。ちょうど人々が乗り込んでいるところだった。</p><p>たくさんの人だ。船は満員に近い。乗り込むのはぼくたちが最後だった。</p><p>満員電車に乗り込んだ時のように、ぼくたちはそのままくるりと後ろを向いて立った。岸がゆっくりと離れていった。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Thu, 05 Oct 2017 18:40:18 +0900</pubDate>
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<title>【北欧旅行記(50)】 ストックホルムのトラムに乗ったけど</title>
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<![CDATA[ <p>ガムラスタンは、ストックホルムの一部にすぎない。</p><p>王宮やノーベル博物館など重要な歴史的建物の多くがそこにあるとはいえ、市民の暮らしはそんな小さなエリアにおさまるわけがない。</p><p>&nbsp;</p><p>ストックホルムのほかの場所を見てみたい。</p><p>そのためにはトラムに乗るのが一番だ。</p><p>という自分の旅の鉄則に従ってみることにした。</p><p>&nbsp;</p><p>ところがである。</p><p>街には、その街にふさわしい歩きかたというものがある。</p><p>ストックホルムを見るのに、必ずしもトラムがベストかというと、そうでもないということがこのあと身に沁みてわかったのだった。</p><p>&nbsp;</p><p>中央駅から少し歩いたところにあるセルゲル広場付近からトラムが出ているという。</p><p>停留所の場所は非常にわかりにくかったが、走ってきた電車を目印になんとか飛び乗ることができた。</p><p>ぼくたちが乗ったトラムは海岸沿いの通りを東へ走っていき、橋を渡って大きなユールゴールデン島に入って行った。</p><p>ここには北方民族博物館やヴァーサ号博物館などという見どころもあるということだった。</p><p>それらの建物を見ながらトラムはとことこと進んでいく。</p><p>やがて終点にたどり着いた。</p><p>&nbsp;</p><p>そこで降りた。</p><p>&nbsp;</p><p>目の前は公園だ。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/15/kazenooo/a8/99/j/o0640042714035007119.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/15/kazenooo/a8/99/j/o0640042714035007119.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>広い公園だ。</p><p>しかし、ただの公園だ。</p><p>ここでただ緑を眺めて時間を過ごすのは、もったいないのではないか。</p><p>ぼくたちは忙しい旅人なのだ。</p><p>引き返すことにした。</p><p>&nbsp;</p><p>次のトラムに乗って、今来た道を引き返す。</p><p>途中で『ABBA The Musium』という建物があった。</p><p>電車を降りた。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/15/kazenooo/3f/a0/j/o0640042714035027473.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/15/kazenooo/3f/a0/j/o0640042714035027473.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/15/kazenooo/ae/fe/j/o0640042714035026210.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/15/kazenooo/ae/fe/j/o0640042714035026210.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>エントランスだけ覘いたが、それほど興味はひかれなかったので、再びトラムに乗って、街中まで戻ることにした。</p><p>&nbsp;</p><p>しかし、その時に事件は起きたのである。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170518/12/kazenooo/06/e6/j/o0640042713940113489.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170518/12/kazenooo/06/e6/j/o0640042713940113489.jpg" width="420"></a></p><p><br>&nbsp;</p><p>電車が来ない。</p><p>いつまで待っても電車が来ない。</p><p>そのうち制服を着た係員が現れて、待っているお客さんたちに何か言ってまわっている。</p><p>スウェーデン語らしいのでよくわからない。</p><p>客たちは三々五々と去っていく。</p><p>ぼくたちだけが残された。</p><p>さっきの係員が来て、英語で告げた。</p><p>&nbsp;</p><p>「電車が故障でストップしました。</p><p>今日はもう走りません。」</p><p>&nbsp;</p><p>えー!?</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><br>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Fri, 31 Mar 2017 14:55:18 +0900</pubDate>
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<title>【北欧旅行記(49)】 ノーベル博物館に足跡を記す</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/50/b2/j/o0640042713879709230.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/50/b2/j/o0640042713879709230.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>誰もがノーベル賞に憧れたことがあると思う。</p><p>ぼくは今、ノーベル賞の聖地、ストックホルムのノーベル博物館の前に立っている。</p><p>晴れがましいことである。</p><p>観光客がぼくにカメラを向けている。</p><p>ノーベル賞を取ったらこんな風な視線を浴びるのだろうか。</p><p>もちろん彼らがカメラに収めたがっているのはぼくではない。</p><p>ぼくの後ろにある博物館だ。</p><p>&nbsp;</p><p>ストックホルムを訪れた観光客は、誰でもみんなこの博物館を訪れる。</p><p>中に入ってみよう。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/de/fc/j/o0640042713879708651.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/de/fc/j/o0640042713879708651.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/1b/61/j/o0800053313879708770.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/1b/61/j/o0800053313879708770.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>歴代のノーベル賞受賞者が迎えてくれた。</p><p>&nbsp;</p><p>それぞれ1枚のボードを手にしている。</p><p>ボードにはおそらく彼らの研究の成果が書かれてあるに違いない。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170310/16/kazenooo/58/5c/j/o0640042713886608632.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170310/16/kazenooo/58/5c/j/o0640042713886608632.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>書いてあることはぼくにはよくわからないけれど、受賞者たちがみないい笑顔をしているのはわかる。</p><p>きっとすごくむずかしい研究だろうと思うのに、まるでアーチストが自分の作品を見せているようにうれしそうに笑っているではないか。</p><p>学問というのは、究極まで行くとアートやエンターテインメントに通じるものがあるのかもしれないですね。（あくまでも推測ですけど）</p><p>&nbsp;</p><p>この博物館、じつは展示物以外にも、館内にあるカフェが有名なのである。</p><p>ノーベル賞授賞式の晩さん会で最後に出てくるデザート。</p><p>それと同じアイスクリームがここで食べられるのです。</p><p>もちろんぼくたちも頼みました。</p><p>高いので1個だけ。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170310/16/kazenooo/80/03/j/o0640042713886609089.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170310/16/kazenooo/80/03/j/o0640042713886609089.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>真ん中に乗っているのは、アルフレッド・ノーベルの肖像つきの金メダルチョコ。</p><p>ちなみにこのチョコは隣の売店でも売っていた。</p><p>お土産として人気である。（ぼくたちも買って帰りました）</p><p>&nbsp;</p><p>おもしろいことに、カフェの椅子がいくつか上下さかさまにひっくり返して置いてある。</p><p>なぜだろう。</p><p>これから掃除を始めるというわけではないらしい。</p><p>ノーベル賞授賞式を伝えるニュースなどで、よく受賞者が椅子の裏にサインをしているシーンを見たことがありませんか。</p><p>あの椅子、じつはこのカフェの椅子なのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170310/16/kazenooo/fa/50/j/o0640042713886608822.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170310/16/kazenooo/fa/50/j/o0640042713886608822.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170310/16/kazenooo/29/cf/j/o0640042713886609317.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170310/16/kazenooo/29/cf/j/o0640042713886609317.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>山中伸弥先生のサインもこのように。</p><p>この椅子だけはわざわざ天井から吊るして、下から見えるように陳列されていた。</p><p>日本人の観光客向けのサービスなのだろう。</p><p>こうしている間も、ぼくたち以外にも日本人の観光客が次々とやってきた。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Fri, 10 Mar 2017 17:25:34 +0900</pubDate>
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<title>【北欧旅行記(48)】 ガムラスタンへかける橋</title>
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<![CDATA[ <p>塔から降りてきた後、同じ市庁舎の中にあるホールを見学しようと思ったところ、あいにくその日はクローズドだと言われた。</p><p>残念。</p><p>ノーベル賞の祝賀晩餐会場として使われているホールだというので、ぜひ見ておきたかったのだ。</p><p>でも仕方がない。</p><p>明日また出直そう。</p><p>&nbsp;</p><p>市庁舎の前が船着き場になっていた。</p><p>そこからは遊覧船が出ているようだった。</p><p>なるほど、水に囲まれたストックホルムを船から見てまわるのもおもしろいかもしれない。</p><p>パンフレットを見ると、いろんなコースのツアーがあるようだ。</p><p>あとでじっくり研究してみようと思う。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170303/17/kazenooo/3c/fb/j/o0640042713881416695.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170303/17/kazenooo/3c/fb/j/o0640042713881416695.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>船着き場の脇から橋を渡ってガムラスタンまで歩くことにした。</p><p>橋の途中で立ち止まって、水上から市庁舎を眺めた。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/f2/c4/j/o0640042713879708523.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/f2/c4/j/o0640042713879708523.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/f9/fc/j/o0640042713879704429.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/f9/fc/j/o0640042713879704429.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>こうして白黒で撮ると古い時代の写真みたいだ。</p><p>何年も前からこの風景は変わっていないのだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>ガムラスタンに着いて、ぶらぶら歩いているうち、お昼の時間に近づいてきた。</p><p>写真で見ればわかるようにとても天気の良い日だった。</p><p>空気は少し肌寒かったけど、どこか陽のあたるテラスで食べたら気持ちがいいだろうと思った。</p><p>良さそうなところを探して歩いたのだが、いろいろと目移りをしているうちに、いい店のいい席はどんどん埋まってきてしまった。</p><p>まだそれほどお腹もすいてないしと思っていたのに、テーブルが見つからないとなると急にお腹がすいてきた。</p><p>「だからあそこに座ろうと言ったのに」</p><p>「そんなこと言ったって」</p><p>お互いに機嫌が悪くなってきた。</p><p>町の中心部を少し離れたところの坂道に沿ってイタリアンのお店のテーブルが出ていたので、「ここでもいいか」と急いで座った。</p><p>陽気なイタリア人の店主がメニューを持ってやってくる。</p><p>ビールとピザを頼んだ。</p><p>ほんとは北欧料理が食べたかったけど、もたもたしていたから仕方がないのだ。</p><p>ぼくらがビールを飲み始めると、同じように目移りして流浪していた人々がいっせいにやってきて、テーブルはほぼ埋まってしまった。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Thu, 02 Mar 2017 14:17:21 +0900</pubDate>
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<title>【北欧旅行記(47)】 塔に登る</title>
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<![CDATA[ <p>入り口を入って右側のコースを選び、エレベーターに乗ったのは、4人だけだった。</p><p>&nbsp;</p><p>ぼくたち夫婦の他には、年配のご婦人とそのつきそいの娘さん。</p><p>みんなで顔を見合わせて笑っている。</p><p>&nbsp;</p><p>塔のてっぺんまでのちょうど半分の高さあたりでエレベーターは終点。</p><p>そこからは何人といえども階段を昇らなければならない。</p><p>当然、エレベーター組のぼくらが一番である。</p><p>階段コースを選んだフェアな人たちはまだここまでたどり着いてはいない。</p><p>&nbsp;</p><p>階段は狭く、回廊状になっている。</p><p>四角形の辺を回りながら、高度を上げていく。</p><p>この写真だと何がなんだかわからないが、狭さだけはわかっていただけると思う。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/66/56/j/o0640042713879704086.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/66/56/j/o0640042713879704086.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>登頂の一歩手前で、踊り場みたいなフロアに出た。</p><p>ここから先は急な木製の梯子のような階段が設置されている。</p><p>見上げるとこんな感じです。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/18/kazenooo/71/16/j/o0640042713879922465.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/18/kazenooo/71/16/j/o0640042713879922465.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>ここで尻込み、いや一休みしていると、下から声が聞こえてきて、階段組の元気な人たちが追い付いた。</p><p>ご苦労さま、どうぞお先に。</p><p>と鷹揚に道を譲ってから、妻が覚悟を決めるのを待って、おもむろにぼくたちは登頂を再開した。</p><p>&nbsp;</p><p>てっぺんの展望台に立った。</p><p>タリンとは違って、妻もいっしょである。</p><p>ガイドブックに書いてあったとおりに、ぼくたちはストックホルムを一望した。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/5a/ac/j/o0640042713879703959.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/5a/ac/j/o0640042713879703959.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>ガムラスタンの全景が見える。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/52/0b/j/o0640042713879703828.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/12/kazenooo/52/0b/j/o0640042713879703828.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>美しい水の都である。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/18/kazenooo/69/0a/j/o0640042713879934708.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/18/kazenooo/69/0a/j/o0640042713879934708.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>巨大な中央駅が見える。</p><p>&nbsp;</p><p>美しい都市の眺望を眺めながら思った。</p><p>途中までとはいえ、エレベーターを使うとやはり楽である。</p><p>歩いて上がっても、ズルをしても、見える風景の美しさは変わらない。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/kazenooo/entry-12252287113.html</link>
<pubDate>Wed, 01 Mar 2017 12:33:26 +0900</pubDate>
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<title>【北欧旅行記(46)】 6月6日。市庁舎へ</title>
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<![CDATA[ <p>一夜が明けた。</p><p>ストックホルムというのは一筋縄ではいかない町だぞ、という気がしてきている。</p><p>ヘルシンキやタリンほど素朴ではない。</p><p>洗練された文化と独自のエスプリを持ったユニークな都会である。</p><p>例えばぼくたちが泊まっているモーニントンホテル。</p><p>本をテーマにデザインされたロビーはなかなか洒落ていて知的だ。週末にはそのロビーでジャズのライブ演奏が行われるという。</p><p>都会的な粋さを感じるホテルである。</p><p>おそらく創業当初はもっと素敵だっただろう。　</p><p>けれども今は全体に古さが目立つ。</p><p>設備は老朽化し、ハウスキーピングが行き届かず、部屋の中では残念ながら快適さよりもストレスを感じることの方が多い。</p><p>とても四つ星とは言えない。</p><p>値段が安いというのには理由があるものなのである。（次の旅行への教訓にしよう）</p><p>&nbsp;</p><p>しかし朝食はおいしかった。</p><p>スタッフは明るくキビキビと働いて、気持ちがよかった。</p><p>そんなわけでストックホルム2日目の朝、ぼくたちは元気を取り戻してホテルを出発し、地下鉄に乗ったのだった。</p><p>降りたのはシティセンター駅。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170227/14/kazenooo/72/b5/j/o0640042713878306970.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170227/14/kazenooo/72/b5/j/o0640042713878306970.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>昨日はこの駅の構内で迷ったが、今日は駅の外で迷った。</p><p>正面玄関の前に出たものの、どっちに向かって歩けばいいのかわからない。</p><p>駅前の景観がとりとめがなくて、サインもなく、見通しも悪いので、勘が働かないのだ。</p><p>地図によると、目的地は橋を渡ったすぐ先にあるはずである。</p><p>でもその橋はどこだ？</p><p>見えないじゃないか。</p><p>歩道橋のようなものがあったので階段を昇ってみると、そこが探していた橋の上だった。</p><p>橋の向こうに目指す建物が見えた。</p><p><br>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170227/16/kazenooo/23/2a/j/o0640042713878357541.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170227/16/kazenooo/23/2a/j/o0640042713878357541.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>市庁舎である。</p><p>直線を基調にしたデザインが美しい。</p><p>ストックホルムを訪れたらまずはこの塔に登って市の全景を眺めなさい、とガイドブックに書いてあった。</p><p>素直に今日は最初にここに登ってみようと思っている。</p><p>妻の嫌いな塔登りである。</p><p>タリンで挫折した塔登りである。</p><p>&nbsp;</p><p>塔の下のオフィスでチケットを購入。</p><p>チケットには時間が記されている。</p><p>決められた時刻にまとまって入場するようになっている。</p><p>出発まで時間があったので、海に面した庭園で時間をつぶした。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170227/17/kazenooo/18/a2/j/o0640042713878404472.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170227/17/kazenooo/18/a2/j/o0640042713878404472.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170227/17/kazenooo/4d/80/j/o0640042713878399397.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170227/17/kazenooo/4d/80/j/o0640042713878399397.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170228/14/kazenooo/32/a4/j/o0640042713879040327.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170228/14/kazenooo/32/a4/j/o0640042713879040327.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170228/14/kazenooo/dc/ba/j/o0640042713879040478.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170228/14/kazenooo/dc/ba/j/o0640042713879040478.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>建物も庭も彫刻も優雅です。</p><p>水の都といわれるストックホルム。</p><p>バルト海からつながるメラレン湖の美しい水面がこうしたおおらかな美意識を育てたのかもしれない。</p><p>メラレン湖に囲まれた島、ガムラスタンが見える。</p><p>とんがった屋根は昨日行った大聖堂だ。。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170227/17/kazenooo/8d/ed/j/o0640042713878404318.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170227/17/kazenooo/8d/ed/j/o0640042713878404318.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>ツアーの出発時間が来たので、塔の下に行く。</p><p>いっしょに登る人たちも集まってきた。</p><p>最初にスタッフから説明を受ける。</p><p>入り口を入ったら、左の階段から進みなさい。</p><p>右にエレベーターがあるけど、とくに必要とする方のためのものです。</p><p>ふつうは左から階段を登ってください。</p><p>&nbsp;</p><p>いよいよ出発となり、前から順番に塔に入っていく。</p><p>ぼくたちも入った。</p><p>もちろんみんな左の階段を行く。</p><p>しかし妻が、まっしぐらに右に進んでいく。</p><p>ためらいもなく。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Mon, 27 Feb 2017 17:26:35 +0900</pubDate>
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<title>【北欧旅行記(45)】 チェックインをめぐる静かなたたかい</title>
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<![CDATA[ <p>教会を出たら、午後３時をまわっていた。<br>もうチェックインできる時間だ。</p><p>ホテルに戻ろう。</p><p>&nbsp;</p><p>ガムラスタンからエステルマルムへ、再び地下鉄で移動。<br>フロントにはさっきの金髪の女性がいた。<br>笑顔で挨拶。<br>「王宮に行ってきました。衛兵交代式をやっていた」<br>「それはラッキーだったわね」</p><p>どうやらぼくたちのことを覚えていてくれたようだ。<br>「部屋にはもうチェックインできる？」<br>とぼくが訊くと、</p><p>「YES」</p><p>パソコンをパチパチやってから、はい、とカードキーを出してくれた。<br>７階の部屋だった。</p><p><br>預けていたスーツケースを受け取り、エレベーターで上がって、部屋の鍵を開けた。</p><p>それは、期待に反して、中庭に向いた薄暗い部屋だった。<br>窓から見えるのはお向かいの壁と窓。<br>たぶん一日中陽があたることはないのだろう。<br>じめっとした部屋の中は13世紀の教会よりもカビくさかった。<br>&nbsp;</p><p>頭の中でロッキーのテーマが鳴った。</p><p>言わねばならぬ。</p><p>「眺めの良い上層階の部屋を」とぼくは東京からリクエストをしたのである。</p><p>送られてきたバウチャーにもはっきりと印字されている。<br>ホテルに着いたときにフロントでもあらためてそれを伝えた。</p><p>彼女はうなずいたのである。</p><p>「いい部屋があるわ」</p><p>たしかにそう言ったのである。</p><p>部屋の準備ができるまで3時間も待ったのである。</p><p>なのに、これはいったいどういうことか。<br>万事に楽観的な妻も、さすがに「こ、これは・・・」という顔をしている。</p><p>言わねばならぬ。<br>&nbsp;<br>ロビーに降りて、フロントの前に立った。<br>「話が違います」と、冷静に、笑顔を崩さず、けれどもきっぱりと言った。</p><p>「リクエスト通りの部屋が欲しい」<br>フロントの彼女はぼくの言い分を聞くとこう言った。<br>「中庭向きの部屋は静かでよく眠れると人気の部屋なのよ。きっとあなたたち気に入ると思ったの。でもうるさいストリート側がいいというのね。わかった、ちょっと待って」<br>パソコンを再びパチパチとやってから、新しいカードキーを取り出してカウンターの上に置いた。</p><p>どんな部屋なのか。ぼくは説明を待った。<br>「案内しますわ」<br>そう言って、金髪のホテルウーマンはカウンターから出てくると、鍵を持ってさっそうと先に立って歩き始めた。<br>エレベーターの前を素通りして彼女が連れて行ってくれたのは、1階の部屋であった。</p><p>確かにストリートサイドであった。すぐ目の前を人や車が往来している。通行人と目が合った。<br>ぼくは彼女の方を振り返って、静かに言った。<br>「アッパーフロアの部屋はないのかい？」<br>彼女は黙ってポケットからもう一つカードキーを取り出した。<br>&nbsp;<br>エレベーターに乗った。</p><p>お互いに口数は少なく、会話はない。<br>6階で降りた。</p><p>廊下を進む。</p><p>ぼくは頭の中に良いシナリオと悪いシナリオを用意した。</p><p>彼女が扉を開けた。</p><p>窓の向こうにバルコニーが見えた。<br>その下にはNybrogatan通りが走っていた。</p><p>ストックホルムの町と教会の屋根が見えた。</p><p>眺めの良い上層階の部屋である。<br>しかし部屋の内装はかなり古く、しみのついた絨毯、ペンキのはげた窓枠や家具・・・あきらかにリノベーションが必要なレベルだった。（バウチャーにはフローリングと書いてあった。）</p><p>悪いシナリオではないがけっして良いシナリオとは言えない。</p><p>しかしこのホテルでこれ以上を求めるのはむずかしいのではないか、という気がしてきた。</p><p>ここで手を打つことにした。</p><p>ロッキーのテーマをとめた。</p><p>少なくともバルコニーがあり、シティビューなのだ。<br>「オーケーです。サンキュー」<br><br>&nbsp;<br><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/16/kazenooo/1a/9a/j/o0800053313873234092.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/16/kazenooo/1a/9a/j/o0800053313873234092.jpg" width="420"></a><br>&nbsp;<br>&nbsp;<br>&nbsp;<br>&nbsp;<br>&nbsp;<br>&nbsp;<br>&nbsp;<br>&nbsp;<br>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/kazenooo/entry-12250850512.html</link>
<pubDate>Fri, 24 Feb 2017 18:00:18 +0900</pubDate>
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<title>【北欧旅行記(44)】 大聖堂の中で出会った</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/16/kazenooo/1c/ab/j/o0800053313873232352.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/16/kazenooo/1c/ab/j/o0800053313873232352.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>兵士たちが去り、楽隊の音が遠ざかり、人混みを作っていた見物者たちも三々五々に散っていった。</p><p>ぼくたちは王宮の前に立っていた。</p><p>振り返ると、大きな石造りの教会があった。</p><p>由緒ありそうな建物である。</p><p>扉が開放されていて、誰でも自由に入れるようになっていた。</p><p>&nbsp;</p><p>中に入ると、外の騒ぎがまったく嘘のようにしんと静かだった。</p><p>世俗とは異なるゆったりとした時間が流れていた。</p><p>ガイドブックと照らし合わせて、ここが「大聖堂」であるとわかった。</p><p>13世紀に建てられたストックホルム最古の教会だという。</p><p>古いのになぜかかびくささを感じない。</p><p>教会なのに抹香くさくない。</p><p>威圧的でもない。（この教会の歴史と地位を考えるとほんとはどんなに威圧的であってもいいくらいなのだが）</p><p>居心地がいいのに驚いた。</p><p>&nbsp;</p><p>堂内には絵や彫刻がたくさんあった。</p><p>中には勇壮なシーンを描いたものがあり、残酷なものもあるが、登場人物の表情が豊かで人間的なのである。</p><p>圧巻は馬上の勇者が龍と闘っている迫力たっぷりな木彫、『セント・ジョージと龍』。</p><p>細部の細部まで刻みこまれていて見応えがあります。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/16/kazenooo/14/39/j/o0800053313873231781.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/16/kazenooo/14/39/j/o0800053313873231781.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>スウェーデン人には人間観察の目に何か独特のものがあるのではないか、と唐突だがそんなことを感じた。</p><p>その目は少年のように天真爛漫である。人間の残酷さも優しさもどちらも等しく見つめている。そしてユーモラスである。</p><p>彼らがヴァイキングの子孫であることと何か関係があるのだろうか。</p><p>子供のように天真爛漫で、残酷で心優しくて笑うことが大好きな海賊たちの姿をぼくは心に描いた。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/16/kazenooo/f1/b6/j/o0800053313873233126.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/16/kazenooo/f1/b6/j/o0800053313873233126.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/16/kazenooo/5f/b0/j/o0800053313873233235.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/16/kazenooo/5f/b0/j/o0800053313873233235.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/16/kazenooo/c2/f8/j/o0800053313873233359.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/16/kazenooo/c2/f8/j/o0800053313873233359.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>教会の中でバイオリンやチェロの演奏をしているグループがいた。</p><p>何かの曲を練習しているみたいだ。短いフレーズをみんなで弾いては確認しあっている。</p><p>ここでコンサートでも開くのだろうか。</p><p>弦楽器の音が堂内に響いて美しい。</p><p>ぼくたちは椅子に座ってじっと聞いていた。</p><p>そのうち教会の人が回って来て、これから結婚式が始まるから一般の人は出て行ってくれと言った。</p><p>&nbsp;</p><p>あとでわかったのだが、国宝のようなこの教会の中で、市民の結婚式がよく行われるらしいのだ。</p><p>スウェーデンの歴史的建造物「大聖堂」は、市民のふつうの暮らしの中に生きているのだった。</p><p>そしてこれもあとでわかったのだが、スウェーデンの歴代の国王や女王の戴冠式と結婚式はこの教会で行われるのだという。</p><p>つい最近も、ヴィクトリア皇太子の結婚式が行われたということだった。</p><p>ここで。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/16/kazenooo/68/fd/j/o0800053313873231621.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/16/kazenooo/68/fd/j/o0800053313873231621.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/kazenooo/entry-12250193755.html</link>
<pubDate>Wed, 22 Feb 2017 15:26:48 +0900</pubDate>
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