kempou38のブログ https://ameblo.jp/kempou38/ ブログの説明を入力します。 ja-jp 病人権利と医療事故調査制度 済生会宇都宮病院 中澤堅次 https://ameblo.jp/kempou38/entry-10283434129.html         ▽ 病人権利と医療事故調査制度 ▽                 済生会宇都宮病院 中澤堅次 医療事故調査委員会設置法案は大綱案が出て法案化の手続きに入っているが、まだ先行きが見えていない。ミサイルが発射台にすえられたまま点検作業をやっているようなもので、いつ発射のボタンが押されるか分らない。取り返しがつかない惨事が起きる前に、不要なリスクを回避する議論を続けなければならない。 厚生労働省案に対抗するのは民主党案であるが、両者を比較するとまた新しい問題点が浮かび上がる。大綱案は 2009-06-19T13:19:40+09:00 骨髄移植をすくえ 先端医療社会コミュニケーションシステム社会連携研究部門 田中祐次 https://ameblo.jp/kempou38/entry-10197513760.html 医療を救う患者主導の活動       ――骨髄移植をすくえ――         東京大学医科学研究所         先端医療社会コミュニケーションシステム社会連携研究部門         特任助教 田中 祐次 昨年12月20日付の読売新聞で、米バクスター社製の医療器具の不足により今年の3月以降に日本では骨髄移植を受けられない可能性が報じられた(http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20081220-OYT8T00200.htm)。報道に前 2009-01-24T23:24:10+09:00 事故調の議論には、是非、正確な情報を! 弁護士 木ノ元 直樹 https://ameblo.jp/kempou38/entry-10194708829.html 事故調の議論には、是非、正確な情報を! 弁護士 木ノ元 直樹1 「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会」が延々と果てしなく続いています。その議事録は全て公開されており、何が議論となり誰がどのようは発言をしたかを容易に知ることができる状況です。延々と続く議事録は全て読んでいますが、その中で少々気になる点があったため、筆をとりました。2 気になったのは、第15回「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等のあり方に関する検討会」(平成20年10月31日(金)16:00~18:00 2009-01-19T09:37:09+09:00 医療における業務上過失致死-「重大な過失」「標準的な医療から著しく逸脱した事例」に代わる具体案 https://ameblo.jp/kempou38/entry-10184345156.html 医療における業務上過失致死罪が適用される範囲 □■       「重大な過失」あるいは「標準的な医療から        著しく逸脱した事例」に代わる具体案                  埼玉医科大学総合医療センター                  高度救命救急センター                  堤 晴彦出典08/10/31 第15回「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会」『明白な過失』 ある現役の検事が、刑事訴追する場合に考慮する要件の1つとして、「過失の明 2008-12-28T17:47:21+09:00 救急医学会の見解-第15回検討会の発言-埼玉医科大学総合医療センター 高度救命救急センター堤晴彦 https://ameblo.jp/kempou38/entry-10184340692.html はじめに 本日は、この検討会にお招き頂きまして、有り難うございます。検討会の委員の皆様方ならびに事務局である厚生労働省の担当者に御礼申し上げます。ただし、一言言わせて頂ければ、もう少し早い時期に呼んで頂ければ、もっと良かったということを申し添えておきます。 本日は、救急医学会を代表して参りました。救急医学会の見解は、別紙に記載した通りであります。すでに、お読み頂いているという前提で、見解を述べさせて頂きます。 まず、最初にお断りしておきますが、大綱案に関して、日本医師会や外科学会が賛成派で、救急 2008-12-28T17:37:03+09:00 医療事故調査におけるインセンティブ設計の欠落 北海道大学大学院医学研究科医療システム学 中村利仁 https://ameblo.jp/kempou38/entry-10163698279.html 医療事故調査におけるインセンティブ設計の欠落           北海道大学大学院医学研究科医療システム学・助手            中村利仁******(引用)********************************************************* 制度は社会におけるゲームのルールである。あるいはより形式的に言えば、それは人々によって考案された制約であり、人々の相互作用を形づくる。したがって、制度は、政治的、社会的、あるいは経済的、いずれであれ、人々の交換におけるイ 2008-11-12T09:14:01+09:00 「医療崩壊」と「医療再生」 「医療再生のための工程表」義解 虎の門病院 泌尿器科部長 小松秀樹 https://ameblo.jp/kempou38/entry-10162865766.html 「医療崩壊」と「医療再生」      「医療再生のための工程表」義解                 虎の門病院 泌尿器科部長 小松秀樹※初出:月刊「保険診療」2008年10月号 医療の崩壊が続いている。2008年9月時点では,医療再生のための有効な対策は実行されていない。今後も医療崩壊は進むと予想する。 医療問題解決のための施策は,現実と乖離した規範の実現を目的とすべきでない。人間の特性と現実を踏まえて,実行可能性と結果の有用性を基準に制度設計しなければならない。本稿では,医療再生のための具体 2008-11-10T09:50:17+09:00 いまこそ墨東病院の産科当直体制を見直すとき!高山久美愛厚生病院 産婦人科 野村麻実 https://ameblo.jp/kempou38/entry-10161218109.html いまこそ墨東病院の産科当直体制を見直すとき!―厚生労働省に求められる役割とは―               高山久美愛厚生病院 産婦人科非常勤医師               野村麻実■はじめに 厚生労働省が、「社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進、並びに労働条件その他の労働者の働く環境の整備及び職業の確保を図ることを任務とする」省庁であることはいうまでもない。国民の健康を守るという観点から、医療はおおよそこの省庁の監視下におかれ、多くの政策もこの省庁によって統括されていることは当然であ 2008-11-06T16:46:03+09:00 「医療裁判で真実が明らかになるのか」 都立府中病院産婦人科部長 桑江千鶴子(6) https://ameblo.jp/kempou38/entry-10157180449.html (6) 最後に・・信頼に基づいた医療を再構築するために どのような仕事でももちろんそうだと思うが、とりわけ医療は医療提供者側と医療受給者側との信頼関係がなければ成り立たず、成果をあげることもできない。しかるに現在のようなお互いに相手に対する不信感に満ちている状態で、仕事をしてゆくことはできないし、成果を上げることはできないだろう。このような状態が続くことは、双方にとって不幸で不利益以外の何物も生み出さないことは、少し考えればわかることだ。なぜこのような状況になったのかは別として、対立を乗り越える 2008-10-28T09:50:29+09:00 「医療裁判で真実が明らかになるのか」 都立府中病院産婦人科部長 桑江千鶴子(5) https://ameblo.jp/kempou38/entry-10157180135.html (5)病院勤務医師の労働環境の改善が急務 およそ医師という職業が国家資格として認められたのは日本では明治時代からであり、それほど歴史があるわけではないが、その当時は医師と言えば開業医を指していた。しかも開業医は全員産婦人科医でもあり分娩を扱っていた。例えば今年生誕100年を数えるカナダの作家ルーシー・モード・モンゴメリーが書いた「赤毛のアン」には、アンの結婚相手のギルバートという医師が出てくるが、彼は日常的にお産に呼ばれていて、いつも疲れている。また「風と共に去りぬ」は南北戦争さなかで南部の敗戦 2008-10-28T09:49:14+09:00