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<title>カラオケ大好き！Ⅱ</title>
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<description>ボイトレを中心とした音楽系ブログですが、人生や日々の出来事についても語っています。</description>
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<title>挿入曲入り連載小説 『自分探しの心の旅』（ 第37話 一泊温泉セミナー ）</title>
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<![CDATA[ <p><br>主な登場人物<br><br>僕：三十歳。研修会社を退職したばかりの元営業マン。<br>浅井徳子：四十歳。僕の前職の同期。トップセールスのまま一年前に退職し、独立代理店として新規顧客向けに研修を販売。その後、一年契約を更新せず、独自ブランドの研修や書籍の執筆、インターネット小売の流通システムなど、次々と新しい事業を展開している。<br><br><br>二月。<br><br>浅井が所属するネット・フランチャイズ最大級のグループによる、一泊二日のビジネスセミナーが熱海のホテルで開催された。<br><br>参加者はおよそ五百人。<br><br>その半数近くが初参加で、その多くは「温泉へ行こう」「面白い勉強会があるよ」と誘われ、詳しい内容を知らないまま参加していた。<br><br>実は、そういう誘い方が僕にはどうしてもできなかった。<br><br>相手に何も知らせず連れて行くことに抵抗があったのだ。<br><br>もっとも、浅井のグループはそうした"だまし討ち"のような勧誘はしていない。<br><br>それでも今回は十人の新規参加者を迎え、総勢二十人で熱海へやって来ていた。<br><br>その中で、僕だけは一人も誘えなかった。<br><br>セミナーは、事業内容や商品の説明を交えながら、各分野で成功した代理店たちの講演が次々と続く構成だった。<br><br>壇上では、こんな話も飛び出す。<br><br>「私は友人に半ばだまされるように、このセミナーへ連れて来られました。」<br><br>会場から笑いが起こる。<br><br>「でも今では、その友人に心から感謝しています。」<br><br>拍手が湧き上がる。<br><br>そんな成功談が次々と紹介されるたび、会場の熱気は少しずつ高まっていった。<br><br>初日のプログラムが終わると、参加者は経験に応じて三つのグループに分けられた。<br><br>初参加者。<br><br>初心者。<br><br>そして中級者。<br><br>それぞれ宿泊する部屋を使って、小規模なミーティングが始まる。<br><br>正直に言えば、僕は少しがっかりした。<br><br>やっと温泉に入れると思っていたからだ。<br><br>しかし、そのミーティングは二十人ほどの少人数で行われ、組織づくりに成功した代理店から直接ノウハウを聞ける貴重な時間でもあった。<br><br>終了後は、浅井グループだけで別の部屋へ集まる予定になっていた。<br><br>持ち込んだビールとつまみを囲みながら、それぞれのミーティングで学んだことを報告し合う。<br><br>そんな気楽な反省会である。<br><br>時計を見ると、すでに午後十一時を回っていた。<br><br>ようやく一息つける。<br><br>そう思った、その時だった。<br><br>部屋の扉が開き、浅井と一緒に一人の男性が入ってきた。<br><br>会場の空気が一瞬で変わる。<br><br>このネット・フランチャイズ最大の組織を築き上げた、誰もが知るカリスマだった。<br><br>おそらく浅井が声をかけて連れてきたのだろう。<br><br>「おーっ、どうもどうも！」<br><br>「ここは酒が飲めるって聞いたから、遊びに来ちゃったよ！」<br><br>昼間の講演そのままの勢いだった。<br><br>部屋中から歓声が上がる。<br><br>その場の誰もが大喜びしている。<br><br>…たぶん。<br><br>少なくとも、僕を除いては。<br><br>＜勘弁してくれよ…。＞<br><br>内心では、そう思っていた。<br><br>一日中セミナー漬けだった。<br><br>ようやく肩の力を抜いてビールを飲めると思っていた矢先だったのである。<br><br>もちろん、話は面白い。<br><br>説得力もある。<br><br>成功者としての実績も申し分ない。<br><br>だから人気があるのも分かる。<br><br>それでも僕は、どこか落ち着かなかった。<br><br>これでは、何だか洗脳されているようではないか。<br><br>…もっとも、そんなことを考えている時点で、僕が洗脳されることはないのだろうが。<br><br>一方で、初めてこの世界に触れた人たちは違った。<br><br>目を輝かせながら話に聞き入り、興奮を隠せない人も少なくない。<br><br>実際、このセミナーは会員登録率が非常に高いと聞いていた。<br><br>だから毎回、多くの新規参加者が集まる。<br><br>その好循環が、さらに組織を大きくしていた。<br><br>浅井の前では口にしなかった。<br><br>だが僕は、心のどこかで考えていた。<br><br>もっと普通に、もっと自然な形で、このビジネスの魅力を伝える方法はないのだろうか、と…。<br><br><br>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく</p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/r-3ICirGugI?si=QVCjQqVr1Eb5PhKr" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe>
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<pubDate>Sat, 15 Aug 2026 11:47:06 +0900</pubDate>
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<title>Ｅｓｓａｙみたいなもの270（ 何も学ばなかったらバカだよ ）</title>
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<![CDATA[ <p><br>46歳のとき、オートバイ事故で全身に大火傷を負い、顔立ちまで変わってしまうほどの重傷を負った男性がいます。<br><br>その四年後には、今度は飛行機事故に遭い、下半身不随という、さらに過酷な運命に見舞われました。<br><br>その人物が、W・ミッチェルです。<br><br>普通なら、二度にわたる大事故によって人生を諦めてしまっても不思議ではありません。<br><br>しかし彼は、まったく違う人生を歩み始めました。<br><br>コロラド州クレステッド・ビュート市の市長選挙に立候補し、見事当選。<br><br>その後は下院議員選挙にも挑戦し、<br><br>「顔ではなく、中身で勝負する。」<br><br>というスローガンを掲げ、自らの容姿さえも前向きなメッセージへと変えてしまったのです。<br><br>重い障害を抱え、人目を引く容姿となったあとも、彼は人生を楽しむことをやめませんでした。<br><br>急流をボートで下るラフティングに挑戦し、その趣味を通じて出会った女性と恋に落ち、やがて結婚します。<br><br>さらに環境問題や人生について講演活動を行うようになり、多くの人々に勇気を与え続けました。<br><br>その生き方はマスコミにも注目され、テレビや雑誌で何度も紹介されています。<br><br>あるインタビューで、彼はこんなことを語っています。<br><br>「半身不随になる前、私には一万できることがありました。<br><br>今は九千しかありません。<br><br>しかし、失った千にいつまでもこだわるより、残された九千に力を注いだほうが、ずっといいでしょう。」<br><br>私はこの言葉に、とても考えさせられました。<br><br>これは『こころのチキンスープ』という本の中で紹介されていたエピソードです。<br><br>ちょうどその頃、私は義足のランナー・島袋勉さんの講演を聴いたばかりだったこともあり、この言葉がいっそう深く胸に響きました。<br><br>選択理論心理学には、<br><br>「人は、自分の身に起きた出来事そのものは選べない。しかし、その出来事に対してどんな態度を取るかは、自分で選ぶことができる。」<br><br>という考え方があります。<br><br>事故や病気、失敗や挫折。<br><br>それらを望んで経験する人はいません。<br><br>しかし、その出来事をどう受け止め、その後どのように生きるかは、自分で選ぶことができます。<br><br>島袋さんのお母さんは、両足切断という大事故で入院していた息子に、こんな言葉をかけたそうです。<br><br>「そんな目に遭って、何も学ばなかったらバカだよ。」<br><br>普通なら慰めの言葉をかけたくなる場面です。<br><br>しかし、お母さんは息子の可能性を信じていたのでしょう。<br><br>この事故さえも、人生の糧に変えられる人間だと。<br><br>なんと力強い言葉でしょう。<br><br>私たちは、とかく失ったものばかりに目を向けてしまいます。<br><br>できなくなったこと。<br><br>持っていないもの。<br><br>叶わなかった夢。<br><br>しかし、本当に人生を変える人は、そこに意識を向け続けるのではなく、<br><br>「今、自分には何が残されているのか。」<br><br>という問いに目を向けます。<br><br>失われたものを数え続ける人生よりも、残されている可能性を数える人生。<br><br>その小さな視点の違いが、人生を大きく変えていくのではないでしょうか。<br><br>※読書のすすめ⇒　<a href="http://dokusume.com/catalog/default.php" rel="noopener noreferrer" target="_blank">http://dokusume.com/catalog/default.php</a><br>※こころのチキンスープ⇒　<a href="http://item.rakuten.co.jp/book/741411/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">http://item.rakuten.co.jp/book/741411/</a><br>※義足のランナー、島袋勉さん⇒　<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B3%B6%E8%A2%8B%E5%8B%89" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B3%B6%E8%A2%8B%E5%8B%89</a><br>※選択理論心理学⇒　<a href="https://www.choicetheory.jp/about/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.choicetheory.jp/about/</a><br><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260815/11/ken1956chan/1e/31/p/o1280085315812452174.png"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260815/11/ken1956chan/1e/31/p/o1280085315812452174.png" width="420"></a></p>
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<pubDate>Sat, 15 Aug 2026 11:45:25 +0900</pubDate>
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<title>挿入曲入り連載小説 『自分探しの心の旅』（ 第36話 ビジネスの心得 ）</title>
<description>
<![CDATA[ <p><br>主な登場人物<br><br>僕：30歳。研修会社を退職したばかりの元営業マン。<br>浅井徳子：40歳。僕の前職の同期。トップセールスのまま一年前に退職し、独立代理店として新規顧客向けに研修を販売。その後、一年契約の更新はせず、独自ブランドの研修や書籍の執筆、インターネット小売の流通システムなど、次々と新しい事業を立ち上げている。<br><br><br>「で、その人は、あなたがこれから一緒に仕事をしていきたいと思える人なの？」<br><br>浅井のその一言は、まったく予想していなかった質問だった。<br><br>その日、僕は少し時間をもらい、会員登録者がなかなか増えないことについて相談していた。<br><br>研修会社時代に築いた人脈を頼りに、営業先へ連絡を取りながら担当者のメールアドレスを集め、BCCで浅井のセミナー案内を配信していた。<br><br>すると何人かは興味を示し、実際にセミナーへ参加してくれた。中にはすっかり浅井のファンになる人もいた。<br><br>さらに島崎の提案で、セミナーとは別に飲み会や映画鑑賞会など、気軽な交流イベントも頻繁に開くようになった。<br><br>知人や友人を誘い合い、どこか合コンのような気軽さで人が集まる。<br><br>この頃には浅井のネットビジネスグループも二十人を超えていたので、一度イベントを企画すれば、かなりの人数が参加するようになっていた。<br><br>まずは浅井やメンバーとの人間関係を築いてもらう。<br><br>そのうえで相手の様子を見ながら、事業説明会へ案内する。<br><br>そんな流れが自然にできあがっていた。<br><br>セミナーをきっかけに交流イベントへ参加し、そのまま説明会まで来てくれる人も少なくなかった。<br><br>ところが、説明会では好感触だったにもかかわらず、最後の会員登録まで至らない人がいる。<br><br>その人について、浅井はどう思うのかと尋ねてきたのだった。<br><br>「…そ、そりゃもちろん、一緒にやりたいですよ。」<br><br>僕は少し戸惑いながら答えた。<br><br>浅井は静かに頷いた。<br><br>「それならいいんだけど…。」<br><br>少し間を置いてから、こう続けた。<br><br>「どうして私たちが、わざわざ飲み会や映画会まで開いて、こんな遠回りなやり方で説明会に人を集めているか分かる？」<br><br>「もちろん分かりますよ。いきなり訳の分からない説明会なんて誘いにくいし、怪しまれやすいじゃないですか。それに、自分では誘えない相手でも、浅井さんから直接声をかけてもらえるチャンスになりますし。」<br><br>浅井は苦笑した。<br><br>「そういう理由も、もちろんあるわ。」<br><br>そして、少し表情を引き締める。<br><br>「でもね、それだけじゃないの。」<br><br>「例えば、一緒に食事をしたり、お酒を飲んだりすると、その人の素の姿って見えてくるでしょう？そのとき、この人と、極端な話、一生付き合っていけるだろうかって考えるの。結婚相手を選ぶのと同じようなものかな。だから、『ちょっと価値観が違うかな』とか、『何か違和感があるな』って感じたら、無理に誘わない方がいいこともある。その人のためにも、そして私たちのためにもね。」<br><br>僕は、その発想をしたことがなかった。<br><br>正直に言えば、相手がどんな人であれ、会員登録してくれるなら大歓迎だと思っていた。<br><br>相性よりも、このグループに入ればビジネスがやりやすくなる。<br><br>そのメリットさえ伝えられれば十分だと考えていたのだ。<br><br>そんな僕の心を見透かしたように、浅井は続けた。<br><br>「あなたに、その人に成功してほしいっていう気持ちがなかったら、絶対うまくいかないよ。」<br><br>その言葉が胸に刺さる。<br><br>「商品を気に入って使ってもらうだけなら、それでもいいかもしれない。でも、ビジネスに誘うなら違う。相手の人生に関わるんだから、あなた自身の思いを伝えなきゃ。」<br><br>ドキッとした。<br><br>営業マンだった頃から、浅井と僕の決定的な違いは、そこだったのかもしれない。<br><br>僕は商品を売ろうとしていた。<br><br>浅井は、人の未来を見ていた。<br><br>そう思うと、これまでの自分の営業スタイルが急に薄っぺらく感じられた。<br><br>もっとも、浅井の考えに納得する一方で、現実的な不安もあった。<br><br>ここまで時間と手間をかけて、本当にビジネスとして軌道に乗るのだろうか。<br><br>頭では理解できても、現実はシミュレーション通りには進まない。<br><br>結果が出るまで、いったいどれだけの時間がかかるのか。<br><br>そんな漠然とした焦りもあった。<br><br>それでも一つだけ、はっきり分かったことがある。<br><br>まず変わらなければならないのは、相手ではない。<br><br>僕自身なのだ。<br><br><br>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく</p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/EJjqKNP-QNI?si=2-YfLNe6a_G5ZQr2" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe>
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<pubDate>Sat, 15 Aug 2026 11:42:50 +0900</pubDate>
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<title>Ｅｓｓａｙみたいなもの269（ ○○を変えると未来が変わる ）</title>
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<![CDATA[ <p><br>「三つ子の魂百まで」ということわざがあります。<br><br>幼い頃の体験や環境は、その後の人生に大きな影響を与えると言われています。<br><br>実際、心理学でも、幼少期に形成された価値観や物事の受け止め方が、その後の行動や人間関係の土台になるという考え方は少なくありません。<br><br>つまり、人は子どもの頃に、自分でも気づかないうちに人生のシナリオを書き始めている、というわけです。<br><br>私自身も、これまで積み重ねてきた経験が、その人のアイデンティティーを形づくっていることに異論はありません。<br><br>しかし、この考え方には、一つ大きな落とし穴があります。<br><br>それは、「過去は変えられない。」という事実です。<br><br>もし人生が過去の経験だけで決まってしまうのだとしたら、私たちは過去に縛られたまま、一生を生きることになります。<br><br>しかし、本当にそうなのでしょうか。<br><br>確かに、過去に起きた出来事そのものを変えることはできません。<br><br>起きたことは、起きたことです。<br><br>けれども、「過去の経験の積み重ね」が、そのまま現在の自分なのかと言えば、私はそうは思いません。<br><br>推理ドラマなどで、<br><br>「事実と真実は違う。」<br><br>という言葉を耳にすることがあります。<br><br>私は、この言葉には深い意味があると思っています。<br><br>事実とは、実際に起きた出来事です。<br><br>しかし、その出来事をどう受け止めるかという「真実」は、人それぞれ違います。<br><br>なぜなら、真実は出来事の中にあるのではなく、人の心の中にあるからです。<br><br>選択理論心理学※には、「他人と過去は変えられない。しかし、自分と未来は変えられる。」という有名な言葉があります。<br><br>私もこの考え方が好きですし、とても大切なことだと思います。<br><br>しかし私は、この言葉には、もう一つ隠された意味があるように感じています。<br><br>それは、「過去も変えられる。」という、一見すると矛盾した考え方です。<br><br>もちろん、出来事そのものを書き換えることはできません。<br><br>しかし、過去に与えている意味は変えることができます。<br><br>そして、その意味が変われば、自分の人生の物語も変わっていくのではないでしょうか。<br><br>考えてみれば、「過去の経験の積み重ね」とは、「過去の記憶の積み重ね」と言い換えることもできます。<br><br>ところが、記憶というものは、必ずしも事実そのものではありません。<br><br>私たちは、自分の身に起きた出来事を、そのまま保存しているわけではないのです。<br><br>その出来事を自分なりに解釈し、意味づけをし、その結果として記憶しています。<br><br>つまり、人は「出来事」を記憶しているのではなく、「出来事に対する自分の解釈」を記憶していると言ってもいいでしょう。<br><br>この視点から考えると、人のアイデンティティーを形づくっているのは、「何が起きたか」ではなく、「その出来事をどう受け止めたか」なのです。<br><br>同じ失敗を経験しても、「あれがあったから成長できた。」と考える人もいれば、「あれですべてが終わった。」と思い続ける人もいます。<br><br>同じ出来事であっても、その意味づけはまったく違います。<br><br>だから、その後の人生も変わってくるのです。<br><br>もし過去の出来事を、新しい視点から見直し、「あの経験にも意味があった。」「失敗ではなく、必要な経験だった。」そう受け止め直すことができたなら、それは過去を書き換えたことと同じではないでしょうか。<br><br>出来事は変わりません。<br><br>しかし、その出来事が持つ意味は変わります。<br><br>そして、その意味が変わることで、今の自分の見え方も変わり、未来の選択も変わっていきます。<br><br>過去に縛られるか。<br><br>過去を力に変えるか。<br><br>その違いを生み出すのは、起きた出来事ではありません。<br><br>その出来事に、自分がどんな意味を与えるかです。<br><br>だから私は、過去を振り返ることには大きな意味があると思っています。<br><br>それは過去を悔やむためではありません。<br><br>過去を新しい視点で見つめ直し、自分自身の物語を書き換え、未来をより良いものへ変えていくためなのです。<br><br><br>※選択理論心理学⇒　<a href="https://www.choicetheory.jp/about/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.choicetheory.jp/about/</a></p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260815/11/ken1956chan/97/69/p/o1280085315812451141.png"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260815/11/ken1956chan/97/69/p/o1280085315812451141.png" width="420"></a></p>
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<pubDate>Sat, 15 Aug 2026 11:40:58 +0900</pubDate>
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<title>Tonbi 『 レモンティーの溜息 』 Cover 須野愛</title>
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<![CDATA[ <p><br>この曲は私が大学を卒業しても続けていたバンドTonbiのオリジナル曲をSUNOにアップロードしてリメイクしてみました。<br><br>元歌はコレ↓<br>Tonbi1981　レモンティーの溜息 （ オリジナル ）<br><a href="https://www.youtube.com/watch?v=YIbdFMf9Cr4" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.youtube.com/watch?v=YIbdFMf9Cr4</a><br><br><br>ということで、<br><br>歌：須野 愛<br><br>作詞：KenChan<br>作曲：KenChan<br>編曲：SUNO<br><br><br>でお届けします。<br><br><br>オリジナル曲　再生リスト<br><a href="https://www.youtube.com/playlist?list=PLns3m1Wg6WlTZd7qrDdxSBVRo6eJ79NKM" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.youtube.com/playlist?list=PLns3m1Wg6WlTZd7qrDdxSBVRo6eJ79NKM</a></p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/wquVhp1vibE?si=8tBUDqKmU-nBcJtw" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe>
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<pubDate>Sat, 15 Aug 2026 11:36:46 +0900</pubDate>
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<title>Try 『 歩き疲れて 』 Cover AI-KenChan</title>
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<![CDATA[ <p><br>この曲は私が大学生時代、高校時代の友人が書いた詩に私のが曲をつけてライブ演奏などしたものです。<br><br>オリジナル『 歩き疲れて 』Try（ 1978 11 東京電機大学錦祭より ）<br><a href="https://www.youtube.com/watch?v=x9814mcgsH4" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.youtube.com/watch?v=x9814mcgsH4</a><br><br>音源をSUNOにアップロードしてリメイクしてみました。<br><br><br>ということで、<br><br>歌：AI-KenChan<br><br>作詞：Yukio Ishida<br>作曲：KenChan<br>編曲：SUNO<br><br><br>でお届けします。<br><br><br>オリジナル曲　再生リスト<br><a href="https://www.youtube.com/playlist?list=PLns3m1Wg6WlTZd7qrDdxSBVRo6eJ79NKM" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.youtube.com/playlist?list=PLns3m1Wg6WlTZd7qrDdxSBVRo6eJ79NKM</a></p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/K-u0EX9FEHg?si=R9cXupklfK8Gk7hI" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe>
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<pubDate>Sat, 15 Aug 2026 11:35:16 +0900</pubDate>
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<title>挿入曲入り連載小説 『自分探しの心の旅』（ 第35話 事業説明会その２ ）</title>
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<![CDATA[ <p><br>主な登場人物<br><br>僕：三十歳。研修会社を退職したばかりの元営業マン。<br>浅井徳子：四十歳。僕の前職の同期。トップセールスのまま一年前に退職し、独立代理店として新規顧客専門に研修を販売していた。その後、一年契約を更新せず、独自ブランドの研修や書籍の執筆、インターネット小売の流通システムなど、複数の事業を展開している。<br>島崎：二十五歳。フルコミッションで省エネ機器の営業をしながら、浅井事務所の事務局長を務める青年。<br><br><br>「ネットショップの一番いいところって、何だと思います？」<br><br>島崎の問いかけに、会場は静まり返った。<br><br>誰もすぐには答えられない。<br><br>島崎は笑みを浮かべると、質問を変えた。<br><br>「では、コンビニのオーナーの悩みって何でしょう？」<br><br>今度は次々と声が上がる。<br><br>「万引き。」<br><br>「アルバイトの無断欠勤。」<br><br>「休みが取れない。」<br><br>「二十四時間営業は大変。」<br><br>島崎は大きくうなずいた。<br><br>「そうなんです。」<br><br>「ところが、ネットショップのようなバーチャル店舗には、そういう悩みがありません。」<br><br>スクリーンを切り替える。<br><br>「しかも、このビジネスモデルでは仕入れも在庫管理も不要です。」<br><br>「店舗の維持費も、月わずか千円程度。」<br><br>会場から感心したような声が漏れる。<br><br>「どうでしょう。いいことばかりですよね。」<br><br>少し間を置いて、島崎は続けた。<br><br>「では、弱点は何でしょう？」<br><br>再び会場が静かになる。<br><br>「実は、お店に誰も来てくれないんです。」<br><br>その一言に、何人もの参加者が苦笑した。<br><br>「小さな投資で高収益が期待できると言われてきたｅビジネスですが、実際には多くがうまくいきませんでした。」<br><br>「考えてみれば当然なんです。」<br><br>「人口の数ほどホームページがあると言われる時代に、何もしなくてもお客さんが集まるはずがありません。」<br><br>「結局、広告費を大量に投入できる大企業だけが売上を伸ばしているのが現実なんです。」<br><br>スクリーンには、小売業の形態を比較した図が映し出された。<br><br>百貨店。<br><br>スーパー。<br><br>コンビニ。<br><br>キオスク。<br><br>「少し考えてみてください。」<br><br>島崎はレーザーポインターで図を示した。<br><br>「百貨店は数店舗から数十店舗。」<br><br>「スーパーなら数十から数百店舗。」<br><br>「コンビニは大手になると千店舗を超えます。」<br><br>「キオスクなら、一つの駅に何店舗もありますから、一万店舗規模になるかもしれません。」<br><br>参加者たちは図を見つめている。<br><br>「つまり…。」<br><br>島崎は続けた。<br><br>「店舗面積が小さいほど、店舗数は増える。」<br><br>「ところがインターネットでは、売り場面積はゼロなのに、一店舗しか持たない会社が多かったんです。」<br><br>画面が切り替わる。<br><br>今度映し出されたのは、本格的なショッピングモール型サイトだった。<br><br>「これも、実は僕のホームページです。」<br><br>会場がざわつく。<br><br>「正確には、同じデザインのホームページが全国にたくさん存在します。」<br><br>「自己紹介やプロフィールだけは、それぞれ違います。」<br><br>「でも、それ以外の部分は共通です。」<br><br>画面には買い物カゴが表示される。<br><br>「ここから商品を購入すると、お客様は本部と直接取引をします。」<br><br>「しかし、僕のホームページを経由したという情報が残るので、一定の手数料が僕の口座へ振り込まれる仕組みです。」<br><br>「先ほど説明したアフィリエイトですね。」<br><br>会場には、ようやく全体像が見えてきたという表情が広がっていた。<br><br>島崎はさらに続ける。<br><br>「例えば、皆さんがホームページを作ったとします。」<br><br>「友達に『見に来てね』と言えば、一度くらいは見てくれますよね？」<br><br>全員がうなずく。<br><br>「つまり、口コミとインターネットを組み合わせるんです。」<br><br>その発想は、当時の僕にはとても新鮮だった。<br><br>「そして、このショップは小さな予算で持てます。」<br><br>「だから今、オーナーがどんどん増えているんです。」<br><br>島崎は少し笑って言った。<br><br>「さらに、ある条件をクリアすると、単なるショップオーナーではなく、本部側の立場にもなれるんです。」<br><br>会場から感嘆の声が上がった。<br><br>そこから島崎は、代理店が新たな代理店を育成し、その売上に応じて報酬を得る仕組みを説明した。<br><br>法律に基づく連鎖販売取引であること。<br><br>過去の悪質商法とは根本的に違うこと。<br><br>誤解されやすい仕組みだからこそ、法令を守って運営されていること。<br><br>具体例を交えながら、一つひとつ丁寧に説明していく。<br><br>僕も最初にこの話を聞いたときは半信半疑だった。<br><br>だが、このシステムを運営する会社の存在は以前から知っていた。<br><br>浅井から紹介されたこともあり、自分でも会社を調べてみた。<br><br>業績も安定していて、社会的信用も高い。<br><br>その事実が、僕の背中を押した。<br><br>説明会の最後は浅井が締めくくった。<br><br>なぜ、この事業に参加したのか。<br><br>営業マンとして歩んできた道。<br><br>夢を追い続ける理由。<br><br>そして、自分が描く未来。<br><br>いつものように、会場は静まり返った。<br><br>誰もが浅井の話に引き込まれていた。<br><br>やがて大きな拍手が起こる。<br><br>説明会は盛況のうちに幕を閉じた。<br><br>それでも…。<br><br>僕自身は、このビジネスを始めて半年が過ぎても、思うような成果を出せずにいた。<br><br>理屈は理解できる。<br><br>将来性も信じられる。<br><br>それなのに、結果だけがついてこない。<br><br>僕の中で、焦りだけが少しずつ大きくなっていた。<br><br>このままでいいのだろうか。<br><br>そう思った僕は、改めて浅井に相談してみることにした。<br><br><br>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく</p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/eddP84znQ_8?si=rMSbpAKYYjCaBNqx" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe>
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<pubDate>Sat, 15 Aug 2026 11:33:03 +0900</pubDate>
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<title>Ｅｓｓａｙみたいなもの268（ 自分史執筆の勧め ）</title>
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<![CDATA[ <p><br>出版プロデューサーの残間里江子さんが、山口百恵さんの自伝出版にまつわる印象深いエピソードをテレビで語っていました。<br><br>百恵さんは、自身の生い立ちを書く場面で、どうしても筆が止まってしまったそうです。<br><br>そこで残間さんは、親交のあった瀬戸内寂聴さんに相談し、百恵さんと会ってもらうことにしました。<br><br>そのとき寂聴さんは、こんな言葉を贈ったそうです。<br><br>「人に読まれる本を書くということは、銀座の大通りを裸で歩くくらいの覚悟が必要なのですよ。」<br><br>なんとも強烈な表現ですが、その意味はよく分かります。<br><br>本当に自分のことを書くというのは、都合の良い部分だけを並べることではありません。<br><br>隠したい過去や、思い出したくない出来事、弱さや失敗までも含めて、自分自身と向き合うことだからです。<br><br>この言葉に背中を押されて書き上げられたのが、その後二百万部を超えるベストセラーとなった『蒼い時』でした。<br><br>さて、自己分析の方法として、私は「自分史を書くこと」をお勧めしています。<br><br>自分史とは、単に過去の出来事を年代順に並べる作業ではありません。<br><br>これまでの人生を振り返り、<br><br>「なぜ、その選択をしたのか。」<br><br>「何を感じ、何を学んだのか。」<br><br>「今の自分につながっている出来事は何だったのか。」<br><br>そんなことを見つめ直す作業です。<br><br>もちろん、その過程では、自分の欠点や失敗、できれば思い出したくない出来事とも向き合うことになります。<br><br>だからこそ、途中で筆が止まってしまうこともあるでしょう。<br><br>書きたくない。<br><br>思い出したくない。<br><br>そんな気持ちになるのは、ごく自然なことです。<br><br>しかし、そのような出来事ばかりに意識を向けてしまうと、自分史を書くこと自体が苦しい作業になってしまいます。<br><br>本来、自分史を書く目的は、自分を責めることではありません。<br><br>自分を理解することです。<br><br>ですから、この作業は、できるだけ楽しみながら取り組んだほうがいいと思います。<br><br>嬉しかった出来事。<br><br>夢中になったこと。<br><br>心から笑った日。<br><br>誰かとの出会い。<br><br>人生を変えた一冊の本。<br><br>そんな思い出も含めて、自分という人間を描いていけばいいのです。<br><br>過去を振り返ることで、自分の考え方の癖や、繰り返してきた行動パターンも見えてきます。<br><br>すると、今の自分を以前よりも客観的に見ることができるようになります。<br><br>そして、「これから何を伸ばしていけばいいのか。」「何を改めればいいのか。」も、少しずつ見えてくるでしょう。<br><br>それは結果として、自分自身にとって大きな財産になります。<br><br>ただ一つだけ、忘れないでいただきたいことがあります。<br><br>どうしても書けない出来事があったとしても、自分を責める必要はありません。<br><br>無理に書く必要もありません。<br><br>自分史を書く目的は、誰かに評価されることではなく、自分自身の「気づき」を得ることだからです。<br><br>最初から立派な文章を書く必要もありません。<br><br>言葉が足りなくてもいい。<br><br>箇条書きでもいい。<br><br>断片的なメモでもいい。<br><br>大切なのは、自分に嘘を書かないことです。<br><br>少しずつでも、本当の自分に近づいていくこと。<br><br>それこそが、自分史を書く本当の価値なのではないでしょうか。</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260815/11/ken1956chan/33/fd/p/o1280085315812448290.png"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260815/11/ken1956chan/33/fd/p/o1280085315812448290.png" width="420"></a></p>
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<pubDate>Sat, 15 Aug 2026 11:30:39 +0900</pubDate>
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<title>挿入曲入り連載小説 『自分探しの心の旅』（ 第34話 事業説明会 ）</title>
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<![CDATA[ <br>主な登場人物<br><br>僕：三十歳。研修会社を退職したばかりの元営業マン。<br>浅井徳子：四十歳。僕の前職の同期。トップセールスのまま一年前に退職し、独立代理店として新規顧客専門に研修を販売していた。その後、一年契約を更新せず、独自ブランドの研修事業、書籍の執筆、インターネット小売の流通システムなど、複数の事業を展開している。<br>島崎：二十五歳。フルコミッションで省エネ機器の営業をしながら、浅井事務所の事務局長を務める青年。<br><br><br>浅井事務所が取り組むもう一つの事業であるインターネットショップのフランチャイズ説明会が、新宿の公民館で開かれた。<br><br>四十人ほど入る会議室は、ほぼ満席だった。<br><br>この日も、僕は司会進行を担当していた。<br><br>講師は島崎。<br><br>ビジネスモデルの説明役である。<br><br>会場の前にはスクリーンが設置され、ノートパソコンとプロジェクターの準備も整っていた。<br><br>当時としてはまだ珍しい、パワーポイントを使ったプレゼンテーションだ。<br><br>研修会社にいた頃、スライドを使う講師は見てきたが、パソコンだけでここまでやる人はまだ少なかった。<br><br>正直、僕も興味津々だった。<br><br>島崎がどんな説明をするのか、楽しみにしていたのである。<br><br>スクリーンには、すでに彼のプロフィールが映し出されていた。<br><br>島崎は静かに話し始める。<br><br>「こんにちは。島崎と申します…」<br><br>驚いたのは、その話し方だった。<br><br>抑揚を大げさにつけるわけでもない。<br><br>身振り手振りを多用するわけでもない。<br><br>ほとんど無表情のまま、パソコンを操作しながら淡々と話していく。<br><br>ところが、その自己紹介が妙に面白い。<br><br>会場のあちこちから笑いが起こる。<br><br>決して笑わせようとしているわけではない。<br><br>淡々と話しているだけなのに、いつの間にか笑いが生まれている。<br><br>こんな話術もあるのか。<br><br>僕は感心した。<br><br>やがて画面が切り替わる。<br><br>タイトルは、<br><br>「アフィリエイト・プログラム」<br><br>だった。<br><br>「これは僕のプライベートのホームページです。」<br><br>スクリーンには、実際のホームページが映し出された。<br><br>「ここに本屋さんのバナーがあります。」<br><br>マウスでバナーを指し示す。<br><br>「誰かがここをクリックします。」<br><br>画面が本屋のサイトへ移る。<br><br>「気に入った本を見つけて購入します。」<br><br>そして、島崎はさらりと言った。<br><br>「この瞬間、僕に三円の収入が発生します。」<br><br>会場がざわつく。<br><br>「なんでだと思います？」<br><br>少し間を置いてから、自分で答えた。<br><br>「広告費なんです。」<br><br>なるほど。<br><br>島崎は続ける。<br><br>「新聞や雑誌なら、何万部発行で広告サイズがこれくらいだから何十万円、という世界ですよね。」<br><br>何人もの参加者が頷く。<br><br>「でもインターネットには、実際に商品が売れたときだけ広告費を支払う仕組みがあるんです。」<br><br>僕も思わず前のめりになった。<br><br>「例えば、友達が僕のホームページへ来ます。」<br><br>画面を切り替えながら説明する。<br><br>「たまたま指が滑って、この本屋さんのバナーをクリックします。」<br><br>会場から笑いが起きる。<br><br>「そして、そのまま本を買ってしまったとします。」<br><br>再び笑い。<br><br>「すると、本の価格の三〜五パーセントほどが、僕の収入になります。」<br><br>島崎はすぐに付け加えた。<br><br>「もちろん、友達は本屋さんから本を買っているだけです。」<br><br>「僕が本を売ったわけではありません。」<br><br>「僕は、本屋さんから広告費をいただいているんです。」<br><br>会場が静かになった。<br><br>みんな頭の中で仕組みを整理している。<br><br>「合理的だと思いませんか？」<br><br>島崎が言う。<br><br>「売れたときだけ広告費を払えばいいんですから。」<br><br>確かにそうだ。<br><br>広告を出す側にも無駄がない。<br><br>ホームページを持つ個人にも収入のチャンスが生まれる。<br><br>「販売元と契約を結べば、個人のホームページでも立派な広告媒体になれるんです。」<br><br>「提携する、つまり『アフィリエイト』。」<br><br>「だからアフィリエイト・プログラムと言います。」<br><br>会場を見渡すと、反応は様々だった。<br><br>大きく頷く人。<br><br>腕を組んで考え込む人。<br><br>まだ狐につままれたような表情の人。<br><br>それでも誰一人として退屈そうにはしていなかった。<br><br>島崎は次の画面を映した。<br><br>「では、浅井事務所のホームページを見てみましょう。」<br><br>スクリーンには、公開セミナーの案内ページが映し出される。<br><br>「ここに浅井徳子の本のバナーがあります。」<br><br>画面を指差す。<br><br>「ここから本を買っていただくと、印税とは別に、浅井事務所には数パーセントの広告収入も入ります。」<br><br>会場から「へぇ」という声が漏れる。<br><br>「さらに、浅井事務所はインターネット書店から本を仕入れて、それをセミナー会場で販売しています。」<br><br>僕は思わず島崎の顔を見た。<br><br>そこまで考えていたのか。<br><br>「インターネットで売れる。」<br><br>「ランキングが上がる。」<br><br>「ランキングが上がると、さらに目立つ。」<br><br>「街の本屋さんでも平積みになる。」<br><br>「本がもっと売れる。」<br><br>「本を読んだ人がセミナーに来る。」<br><br>「セミナーでまた本が売れる。」<br><br>島崎は、画面に円を描くようなイメージ図を映した。<br><br>「こうして、自然に売れる仕組みができるんです。」<br><br>「しかも、ほとんどお金をかけずに。」<br><br>会場が静まり返る。<br><br>「インターネットの力って、すごいと思いませんか？」<br><br>その言葉が、僕の胸にも響いた。<br><br>そういうことだったのか。<br><br>パソコン教室で受けていたｅビジネスの授業では、どうも実感が湧かなかった。<br><br>専門用語ばかりが頭の中を通り過ぎていく。<br><br>そんな印象だった。<br><br>ところが島崎の話を聞いて、点と点が一本の線でつながった。<br><br>なるほど。<br><br>インターネットとは、ホームページを作ることでも、パソコンに詳しくなることでもない。<br><br>「売れる仕組み」を作ることだったのだ。<br><br>島崎はプレゼンの締めくくりに入った。<br><br>「ここまで説明してきたアフィリエイト・プログラムの考え方を取り入れたのが、このネット・フランチャイズです。」<br><br>スクリーンには統一デザインのホームページが並ぶ。<br><br>「つまり――。」<br><br>少し間を置いて、島崎は微笑んだ。<br><br>「インターネット上のコンビニのオーナーになりませんか、というご提案です。」<br><br>会場の空気が、また一段と引き締まった。<br><br>説明はいよいよ、ビジネスの核心へと入っていった。<br><br><br>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく<p></p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/7UbKeZNBCIA?si=Au6ci37cFd5cNAlk" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe>
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<pubDate>Sat, 15 Aug 2026 11:28:21 +0900</pubDate>
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<title>Ｅｓｓａｙみたいなもの267（ 今の自分を知る目的 ）</title>
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<![CDATA[ <p><br>私はこのシリーズを通して、「自分探し」の方法として、過去の自分を振り返ることをお勧めしてきました。<br><br>「過去ではなく、未来を見よう。」<br><br>そんな言葉を耳にすることがあります。<br><br>確かに、私たちは過去を変えることはできません。<br><br>しかし、だからといって過去を振り返ることに意味がないわけではありません。<br><br>むしろ過去は、すでに結果が出ているからこそ、比較的客観的に自分を見つめることができる貴重な材料なのです。<br><br>どんなことに夢中になってきたのか。<br><br>どんなときに喜びを感じたのか。<br><br>何に傷つき、何を乗り越えてきたのか。<br><br>どんな成功を経験し、どんな失敗から学んだのか。<br><br>そうした足跡をたどることで、自分という人間の特徴や価値観が少しずつ見えてきます。<br><br>もちろん、過去を振り返ること自体が目的ではありません。<br><br>過去を知ることによって、「今の自分」を知ることが本当の目的なのです。<br><br>ところが、「今の自分」をそのまま分析しようとすると、意外に難しいものです。<br><br>今の感情や周囲の環境に影響され、どうしても主観が入りやすくなるからです。<br><br>調子が良いときには、自分を実際以上によく見積もってしまうことがあります。<br><br>反対に、落ち込んでいるときには、自分の長所さえ見えなくなってしまいます。<br><br>だからこそ、少し距離を置いて過去を振り返ることで、より客観的に現在の自分を理解することができるのです。<br><br>スガシカオさんは『Progress』の中で、<br><br>♪ 僕が歩いてきた日々と道のりを　本当はジブンっていうらしい ♪<br><br>と歌っています。<br><br>私は、この歌詞がとても好きです。<br><br>私たちは未来の理想像ばかりを追い求めがちですが、本当の自分とは、まだ手にしていない未来ではなく、これまで歩いてきた人生そのものなのです。<br><br>だから、過去に目を向けることは、決して後ろ向きなことではありません。<br><br>現在地を知るために、自分の歩いてきた道を確かめているのです。<br><br>では、「今の自分」を知る目的は何でしょうか。<br><br>それは、未来の自分を創るためです。<br><br>言い換えれば、「未来の自分を予測し、望む方向へ進むため」と言ってもいいでしょう。<br><br>ジェームズ・アレン※は、<br><br>「パンジーの種を蒔いて、コスモスが咲くことはない」<br><br>という趣旨のことを語っています。<br><br>原因があって結果があります。<br><br>思考という種が行動を生み、<br><br>その行動が習慣となり、<br><br>習慣が人格を育て、<br><br>人格が人生を形づくっていく。<br><br>そう考えるなら、自分という土壌に、どんな種を蒔くかによって未来は変わります。<br><br>だからこそ、大切なのは、<br><br>「どんな未来を生きたいのか。」<br><br>という問いなのです。<br><br>目的地を目指して旅に出るとき、どれほど立派な地図を持っていても、自分の現在地が分からなければ目的地へたどり着くことはできません。<br><br>人生も同じです。<br><br>夢や目標だけを掲げても、自分が今どこに立っているのか分からなければ、進むべき方向を決めることはできません。<br><br>だから私は、まず本当の自分を知ることが大切だと思うのです。<br><br>過去を見つめるのは、過去に縛られるためではありません。<br><br>現在地を知り、自分らしい未来への一歩を踏み出すためです。<br><br>それこそが、このシリーズでお伝えしてきた「自分探し」の本当の意味なのです。<br><br><br>※ジェームスアレン；現代の成功哲学に多大な影響を及ぼした『原因と結果の法則』を著したイギリスの作家。1864〜1912</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260815/11/ken1956chan/00/7c/p/o1280085315812447083.png"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260815/11/ken1956chan/00/7c/p/o1280085315812447083.png" width="420"></a></p>
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<link>https://ameblo.jp/ken1956chan/entry-12975790336.html</link>
<pubDate>Sat, 15 Aug 2026 11:25:28 +0900</pubDate>
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