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<title>多摩の地のルームメートのブログ</title>
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<title>サクラ</title>
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<![CDATA[ <p>「決勝おめでとう。で、一人で来るなんてどうした」</p><p>「ありがとうございます。実は、千歌ちゃんのことで」</p><p>&nbsp;</p><p>　再びアキバドームに行けることになったけど、千歌ちゃんはスランプになった。決勝で歌うための新曲の詞が上がってこない。</p><p>　私はもちろん、曜ちゃんにも手の施しようがないほどだった。まあ、私に原因のいったんはあるんだけど。どうしようもなくて、先輩に会いに、島に渡った。</p><p>&nbsp;</p><p>　「東京戻るんだって」</p><p>　「はい。音楽大学も決まりましたし」</p><p>　「まあ、梨子ちゃんはあっちの人だもんね。せいぜい、頑張んなよ」</p><p>　「それで…」</p><p>　「千歌なら大丈夫だよ。梨子ちゃんとの別れを前向きにとらえた歌にしてくるから」</p><p>　「私のことを」</p><p>&nbsp;</p><p>　考えてみれば去年もそうだった。</p><p>　うちらは決勝を決めたけど、廃校が覆えることがなかった。そんななか、青い海にとび出そうとうたったあの曲。</p><p>&nbsp;</p><p>　「あの曲の詞って、果南さんですよね」</p><p>　「ヒント出しただけだよ」</p><p>　「『ずっとここにいたいね』ってとこですよね」</p><p>&nbsp;</p><p>　学校がなくなる。三年生もいなくなる。どうしたらいいか、わからなかった。</p><p>&nbsp;</p><p>　「鞠莉もダイヤも将来のこと考えてる。私は、お店を継ぐことだけだったし」</p><p>　「それって、十分将来のことじゃないですか」</p><p>　「ううん。お店を継いだとして、何を目指すかがわからなかった。ここでみんなとずっと過ごせればいいという感じだけだった」</p><p>　「ダイビングのライセンスとかは」</p><p>　「最初は、鞠莉やダイヤがいない内浦に残りたくない、だったんだよ。それ言ったら、千歌に叱られたし」</p><p>　「千歌ちゃんに叱られたんですか」</p><p>　「そう。戻ってきて次も輝くためにライセンスとりに行くんじゃないですか、ってね」</p><p>&nbsp;</p><p>　私も、ここで、海の音を聞いたから、ピアノをまた弾けるようなった。次も輝くために今がある。</p><p>&nbsp;</p><p>　「桜って、一年中咲いてたら、なんて考えたことない」</p><p>　「一年中はちょっと」</p><p>　「そうだよね。散るかもしれないけど、香りは残るし、思い出も残るよね。でも、懐かしむだけじゃなく、次へのステップにしなきゃ」</p><p>&nbsp;</p><p>　二人して眺めた海の先には、懐かしい校舎が見えた。そこは、もう学生でにぎわうことはない。</p><p>&nbsp;</p><p>　「ユメは消えないんだよ」</p><p>　「はい。なんか私も元気もらえた気がします」</p><p>　「たぶん、千歌も同じこと考えてると思うよ」</p><p>&nbsp;</p><p>　やっぱり、この人がいるから千歌ちゃんはリーダーでいれたんだ、と思った。</p><p>&nbsp;</p><p>　「今度の曲、和風にしたいと思うんです。花火の曲は琴でしたけど、いっそ三味線とか」</p><p>&nbsp;</p><p>　「梨子ちゃん。それ、いい」</p><p>　いつの間にかリーダーが近づいてきてた。一枚の紙をひらひらさせて。</p>
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<pubDate>Thu, 30 Jan 2025 09:11:47 +0900</pubDate>
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<title>このまちで生きてくと決めた日</title>
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<![CDATA[ <p>歌詞は、こうだったみたい。</p><p>&nbsp;</p><p>いすれにしても、悔しさというか、悲壮な決意みたいなのを感じるんだよね。</p><p>たとえば、千歌っちだったら、悲壮感はない。</p><p>&nbsp;</p><p>ハナマル。相棒のルビィちゃんが妖精になっちゃったから、「私はお菓子をつくるんだ」ということにした。</p><p>ヨウ。いわずもがな。船長さんへの夢破れて、メッセンジャーとして働いている。</p><p>そしてカナン。</p><p>かつてこんな<a href="https://ameblo.jp/kiinofu/entry-12661978015.htm" rel="noopener noreferrer" target="_blank">妄想</a>をしたことがある。</p><p>&nbsp;</p><p>英語うんぬんというのは中の人に引っ張られているんじゃなく、海外でダイビングのインストラクターの資格をとる話があったから。そう、昔は得意だった英語を活かして、家業のダイビングショップを継ぐんだ。</p><p>いや、家業は継ぐことは決めていた。</p><p>「私は、海が、ここの海が好きなんだ。そう思わないと、やってられなかった。」</p><p>我ながらいいセリフを考えたものだ。</p><p>そんな決断を、中学生の時代にしているんだ。</p><p>だから、自分が他にやりたいことあったからこそ、鞠莉の留学話を断らせるわけにはいかなかった。</p><p>&nbsp;</p><p>彼女は何をしたかったのかはわからない。</p><p>このまちで生きてくと決めた日。</p><p>何かをあきらめたからの悲壮感なんだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/kiinofu/entry-12814782911.html</link>
<pubDate>Thu, 03 Aug 2023 21:51:30 +0900</pubDate>
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<title>このまちで生きてくって決めた日</title>
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<![CDATA[ <p>カナンさんのパート</p><p>&nbsp;</p><p>その笑顔がもうねってくすんでた日</p><p>&nbsp;</p><p>聞き取れたつもりなんだけど、意味が通らない。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/kiinofu/entry-12812639859.html</link>
<pubDate>Tue, 18 Jul 2023 22:48:07 +0900</pubDate>
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<title>ごめんなさい、の理由</title>
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<![CDATA[ <p>一気に見ると、いろいろ刺さるし、いろいろ疑問もわいてくるな。</p><p>&nbsp;</p><p>２期６話ミラクルウェーブの回で、ダイヤさんだけは、ちかっちの海岸での練習に付き合っていないんだよね。最後の、期限の朝には立ち会っているけど。</p><p>&nbsp;</p><p>さて、ここでは、２期11話閉校祭。</p><p>最後の理事長挨拶で、なぜ鞠莉さんは、「ごめんなさい」したのか。</p><p>文字通り、「もうちょっと頑張っていたら」なんだけど、何を頑張っていたらなのだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>メンバーは、廃校の危機から救うのではなく、自分の輝きを見つけるために Aqours をやっている。なら、鞠莉さんにとって、自分の輝きとは何だったのか。</p><p>&nbsp;</p><p>それは、２年前、スクールアイドル続けたかったのに引き裂かれた過去、「果南とダイヤと失ったあの時を取り戻す」ことだった。生徒兼理事長として舞い戻ったのも、廃校の危機そのものはあっただろうけれど生徒数を増やすためではなく、後輩たちがスクールアイドルを立ち上げた噂を聞きそれに再び加入することだったというセリフがあった。同時に、「廃校にはならないわ、そのためには果南の力が必要なの」というセリフも。</p><p>どっちが、本音なのだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>いや、両方とも本音なんだろうけれども、Aqours の物語は、２期３話など両方を目指す千歌さん中心の物語だった。だから、両方を目指さない、片方をあえて捨てるメンバーを描く。</p><p>ちょうど、２期３話。学校説明会を放棄して、「勘違いしないように」といって戻ってきたのは果南さんだった。いうまでもなく、果南さんは、２年前、スクールアイドルの道（と自分）を閉ざしてしまう。曜ちゃんにいたっては、水泳部（飛び込み）と掛け持ちのはずではなかったか。</p><p>&nbsp;</p><p>千歌さんは、スクールアイドルをやることで、自分が輝くこと、途中であきらめないことだった。あと２人で廃校決定の瞬間、「学校があってこそ輝く」ことを見失い、「学校の名前を残すことで輝く」と軌道修正できた。</p><p>&nbsp;</p><p>鞠莉さんは、「果南とダイヤと失ったあの時を取り戻す」ことだったＡqours を、最初っから廃校の危機を救うこととして両立を目指していれば、だったのではないか。生徒からも地域の人からも愛される学校を守るために、自分は何をしてきたのか。</p><p>&nbsp;</p><p>しかし、過去は変えられないのだ。もう一度、やり直すことは許されない。</p><p>だから、生徒たちは、合唱することで、前を向いてほしいことを伝える。</p><p>&nbsp;</p><p>改めてみるに、よくできたドラマである。</p>
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<link>https://ameblo.jp/kiinofu/entry-12809363750.html</link>
<pubDate>Sun, 25 Jun 2023 10:50:12 +0900</pubDate>
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<title>良貨は悪貨を駆逐する</title>
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<![CDATA[ <p>埼玉県でのプール水着撮影会について思うこと。</p><p>&nbsp;</p><p>タイトルとは逆のこと、悪貨は良貨を駆逐する、は、悪いものほど世の中に広がり、良いものは消えてしまうことであり、じっさいによく目にする。真面目にやっているものが報われないのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>しかし、ことアイドルに目を向けてみると、ももクロが有名になって以降のこの10年は、逆に悪貨を良貨が駆逐していった10年ではなかったか。口パクを排しての生歌。なんなら、著名な演奏家をバックバンドに従えてのライブ。握手会や２ショット写真はなくなってはいないが、少なくても、尋常ではない数のCDを積むことはなくなりつつある。歌唱やダンス、そしてかわいらしさなりかっこよさ。芸そのもので人気が上下する。</p><p>もちろん、その裏側で、地下アイドルの世界など、アイドルを目指す少年少女を食い物にする業界もまだまだあるわけだが、そのような悪貨はもはや駆逐された、と言ってよい。</p><p>&nbsp;</p><p>これはアイドル会の自浄作用というだけではない。</p><p>たとえば、声優の世界。テレビや映画に限らず「声」のお仕事そのものだけでは食えないわけで、露出のお仕事がある。写真会で水着になることほかも要求されるようだが、そのような悪貨は駆逐されつつある。10代の女子でいえば、アイドルになりたい、から声優になりたい、が増えてきている（エビデンスなし、ごめんなさい）。</p><p>&nbsp;</p><p>かつてというか今なお、ホストやホステスのつく、一部の水商売の世界では「太い客」が優遇されている。「太い客」からお金をふんだくることが目的の悪貨ともいうべき店は駆逐されはじめている。</p><p>&nbsp;</p><p>ツイートもしたが、なぜホテルのプールで、そのような水着撮影会がなくなっていったのか。悪貨が良貨を駆逐していったからではないのか。</p><p>&nbsp;</p><p>もちろん、良貨たろうとしている関係者も多いだろう。その意味でも、今回の某政党の申し入れそのもは大悪手といわざるをえないのだが、「うちらの仕事を邪魔しているのは、某政党でも公園協会ではなく、同じ業界の悪貨たちなんだ」という機運になってほしいなあ。</p><p>&nbsp;</p><p>悪貨ってなんだって？　30年くらいたったあとに、子どもに自慢できるか、黒歴史にしてしまうのか、というのが、わかりやすいかな、と私は考えている。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/kiinofu/entry-12807215887.html</link>
<pubDate>Sun, 11 Jun 2023 15:16:10 +0900</pubDate>
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<title>【SS】果南と聖良の物語</title>
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<![CDATA[ <p>果南さんの生誕にも、聖良姉さまの中の人の生誕にも、遅れてしまいました。<br><br>ーーーーーーー&nbsp;&nbsp; &nbsp;side K<br><br>「私と組みませんか？」<br>唐突なその誘いに、最初は何のことかわからなかった。<br><br>「そうですよね。突然でびっくりしますよね」<br>そう続けた彼女は、「本気ですよ」と続けた。<br><br>だから、いっそう困惑する。<br><br>「まあ、決勝戦の前の日にするお話じゃないですよね。だけど、この先どうするかってこと、あなたも分かってるでしょ」<br><br>ますます、わからなくなる。<br>「あなたも分かっている」って何？<br><br><br>「明日頑張ってください。悔いを残さないために」<br><br><br>ーーーーーーーーー side S<br><br>理亞とのコンビが不満なんじゃない。私の卒業がなくても、理亞といたらこれ以上伸びない気がしていた。<br><br>スクールアイドル界に姉妹ユニットというのは、それだけでアドバンテージがある組合わせだった。<br>だから北の大地で、私たちは注目された。<br>でも……<br><br><br>ーーーーーーー&nbsp;&nbsp; &nbsp;side K<br><br>山の上から夜景を眺めながら聞いていた、４人の１年生の作った曲は、スクールアイドルの水準を超えていた。<br><br>何より、９人で歌う曲より、１１人で歌う曲のほうがスクールアイドルらしかった。<br>４人のうち３人がいるうちらには化学変化がおこるだろう。そのときは、６人だけれども。<br><br>「どう思う？」<br>「どう思う？」<br>展望台で２人して、同時に、声を発した。<br><br>「いい曲じゃない」<br>率直に言った。<br><br>しばらくの沈黙。<br>「あなたたちの後をおうグループや、うちらの後を追う２人組はでてくるだろうけどど、この１１人組の後継者のスクールアイドルはいないと思います」<br><br>私は、ただうなづいた。<br><br><br>ーーーーーーー&nbsp;&nbsp; &nbsp;side S<br><br>卒業して、私はどうなるんだろう。<br><br>２年前、動画配信サイトで偶然聞いた、静岡県のグループ。<br>歌もダンスも、技術でいえば、まだまだだと思う。<br><br>でも、私が目指すのは、ここだと思えた。<br>いっしょに何かを目指すべき同志だと思った。<br><br>彼女たちの学校は、生徒数が少なく統廃合の危機にあるらしい。<br>うちらはお嬢さま学校だから、まだまだそうじゃないけど、まわりの地域からどんどん子どもが減っている。そのうち、廃校の危機が訪れるんだろうな。<br><br>こんな地域を変えたい。<br>廃校を阻止する！　ラブライブで優勝して廃校を阻止する！<br>みたいな格好いいお話じゃない。<br><br>この地域の未来を変える！<br>そんな人たちを応援する<br>それこそが、アイドルの役割だと思う。<br><br><br>ーーーーーーー&nbsp;&nbsp; &nbsp;side K<br><br>「カナーン」<br>能天気にハグしにくる彼女は、実は、さいきんは苦手になった。<br><br>いつからだろう。<br>そう、私の人生はこの海とともに、と決めたときだ。<br><br>鞠莉にもダイヤにも、無限の未来が待っている。<br><br>地域の未来を変える。<br>そんな大それたこと、自分たちの学校の未来を変えられなかった自分になんかできるわけがない。<br><br><br>ーーーーーーー&nbsp;&nbsp; &nbsp;side S<br><br>決勝戦前夜にいうべきことじゃないのはわかっていた。<br><br>彼女のことだ。<br>まず断ってくるだろう。たぶん、「もう卒業だし、スクールアイドルも卒業するんだ」と言って。<br>でも、本心は、自分にブレーキをかけているんだ。<br><br>だから、私は、スクールアイドルやりたいわけではないことを伝える。<br>自分の生まれ育った町を救いたい。このまちのために何かをしたい。そんな人々を応援する。<br><br>スクールアイドルから地域に根差したアイドルへ。<br>いいえ、特定の地域に根差すんじゃなく、<br>地域で頑張っていれば、どこの地域でもよくて、その応援をするアイドル。<br><br>函館山で見たような、見てる人を励ます１１人のグループをつくりたい。<br>誰もが持っている力を目覚めさせる、そんな歌を歌うグループを。<br><br>だから、明日は、悔いを残さないで。<br><br><br>ーーーーーーー&nbsp;&nbsp; &nbsp;side K<br><br>「あなたも分かっている」<br>「悔いの残らないように」<br><br>彼女からの声が頭の中を堂々めぐりしている。<br><br>３人でやっていた頃は、廃校にならないように生徒数を増やす、そのために学校を有名にするという目的がはっきりしていた。<br>９人になった後の目標は、廃校を阻止するでも、名前を残すでもない。<br><br>自分に正直に生きていくこと<br>自分をごまかさないこと<br><br>他でもない、私のことだ。<br><br>自分の力不足はわかっている。<br>全力でチャレンジして、それで結果が出てしまう。<br>力不足がはっきりしてしまうのは耐えられなかった。<br><br><br>でも、今、決勝戦を目の前にして、<br><br>今、頑張らなくて、<br>今、全力を尽くさなくて、<br>今、自分を変えなくて、<br><br>それで内浦に戻ったところで、内浦が変わる？<br>それって、内浦の人たちに一番失礼なことじゃないか。<br><br><br>ーーーーーーー&nbsp;&nbsp; &nbsp;side S<br><br>優勝おめでとう！<br>なかなか輪に入っていけなかったけど、彼女のほうから近づいてくれた。<br><br>「ごめんなさい。あなたとは組まない」<br><br>予想通り断ってきたけど、何か「決意」のようなものを感じた。<br><br><br>ーーーーーーー&nbsp;&nbsp; &nbsp;side K<br><br>生まれ育ったこの海が好きだ。<br>この海の町で、一生を過ごすんだ。<br>このまちで生きていくのに、勉強は必要ない、そう思っていた。<br><br><br>でも、お客さんは、海の生き物の知識を聞いてくる。<br>さいきんは、ジオパークとか言って地質の話もあるらしい。この島もジオパークという視点では珍しいらしい。<br>ほかにも、海軍桟橋って、なんだよ。なにが海軍だよ。<br><br><br>「Ａ ｑ　アワーズ？」<br>ダイヤが提案してくた英語のグループの名前を最初は読めなかった。<br><br>「ダイヤの造語？」<br>アメリカ帰りの鞠莉も頭をひねっている。<br>よかった。私だけじゃなかった。<br><br>でも、「海とか水はぜったいに入れたいのです。このまちのためにも」<br><br><br>卒業後、鞠莉は留学する。<br>鞠莉がいなくなったホテルオハラは、長期滞在者向けにダイビング教室を始めるらしい。<br><br>この島にはダイビングショップはうちしかないじゃないか。<br>海外でも通用するインストラクターの資格早くとれってことなのね。<br>英語も話せるようにならなきゃ。<br><br><br>ーーーーーーー&nbsp;&nbsp; &nbsp;side S<br><br>この人は、静岡で、海と生きていくんだろう。<br>私は、地元で頑張る人を応援するんだ。<br><br>「あなたが千歌にいろいろ助言してくれたように、私もあなたに助言くらいならできるかもしれない」<br>「ありがとう」<br>「もう少しは期待してよ。これでも２年前の夏は静岡の星と騒がれたんだし、今何が足りなくて今何を武器にすればいいのか、わかってるつもりだよ」<br>「お願いします」<br><br><br>「じゃあ、決まりだね。あなたが率いてくるグループの最初の舞台は、今年の夏、内浦だよ」<br>「内浦？」<br>「そう。ここで、６人のAqoursとの対バン」<br>「えっ」<br>「私も見てみたいんだ。学校を救う目標がなくなった千歌たちが、どんな歌を歌うのか」<br><br>Fin</p>
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<link>https://ameblo.jp/kiinofu/entry-12790089318.html</link>
<pubDate>Sun, 19 Feb 2023 19:57:15 +0900</pubDate>
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<title>9人全部がプリンシパル</title>
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<![CDATA[ <p>正月と３連休（まだ２日だけど）、いろいろ見返えしてみて、</p><p>&nbsp;</p><p>Aqours の魅力は、そこだなって思った。</p><p>もちろん、ももクロも、今もそうだし、５人時代もそうだった。</p><p>&nbsp;</p><p>そう、だれも、アンサンブルにはなりたくないんだよ。</p><p>いつかはトップになる、だから努力する。</p><p>&nbsp;</p><p>それがいつしか、トップが固定するんだとすれば。</p><p>どんなに努力しても、トップにはなれないとすれば。</p><p>&nbsp;</p><p>ももクロさんもAqours さんも努力が報われる世界観だと思っていたけれど、実は、もっと奥深いのではないか、と思った１月初旬。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/kiinofu/entry-12783301219.html</link>
<pubDate>Sun, 08 Jan 2023 19:11:57 +0900</pubDate>
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<title>SS　Britghest merody</title>
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<![CDATA[ <p>「理亞ちゃんのためにも、そしてお姉ちゃんがいなくなった私たち６人のためにも、決勝戦の延長戦をしたい」</p><p>ルビーが泣きながら言う。</p><p>妹としてではなく、この半年、汗と涙を共にしてきたメンバーの一人として大きく成長したな、ってことにほろりとしてしまう。</p><p>「おらもそう思うずら。善子ちゃんもそうずらね」</p><p>「ヨハネ！」</p><p>&nbsp;</p><p>「でも、もう私の引き出しには何も残ってない」</p><p>梨子ちゃんならそう言うだろうと思ったそのとおりのことを言ってくれる。</p><p>「だから、私たち３年生で」</p><p>そう言おうとした気勢を、千歌さんが制した。</p><p>「じゃあ、ダイヤさんには、なにか腹案があるんですか」</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>ここは、その決勝戦延長戦をどうどうかの会議。</p><p>あの懐かしい部室に忍び込んでいる。</p><p>&nbsp;</p><p>私たちの卒業式をおえ、千歌さんたちは新しい学校になじむ準備を始めた。</p><p>６人でAqours を続けるのか、新しい１年生をいれるのか、結論の見えない議論をしたらしい。</p><p>結局、６人でAqours を続けることを決めた。</p><p>それでいて、新入生向けに勧誘活動をするためのエントリをしたのも、なんか矛盾するとは思った。</p><p>だが、皮肉なことに、６人での再スタートは散々だった。</p><p>北海道から来てくれた鹿角姉妹をして、20点の出来と言わせるものだった。</p><p>「姉さまはもういないの」と理亞ちゃんは泣き叫んだらしいが、それはルビーたち１年生も同じだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>だが、１年生たちにそれを求めるのも無理だ。</p><p>２年生も、いきおいで突っ走る千歌さんを支えることはできても、方向性をつくるのは、曜さんも梨子さんも重荷だろう。</p><p>&nbsp;</p><p>「実はですね。ラブライブで優勝はしましたけど、私たちには、やりきったと感じることができない曲がありましてね」</p><p>「ダイヤ。それは言わない約束」</p><p>「いいえ。果南さん。これはあなたのためでもあるんです。あの曲を最後にやりきりましょうよ」</p><p>「でも、それは」</p><p>「果南、やるわよ」</p><p>&nbsp;</p><p>話は２年前、初代Aqours の夏。</p><p>当時からすでに学校統廃合の噂があって、何とかしたかった私は、起死回生の逆転ホームランの立役者として友人を誘った。小学生の頃から体力お化けで、内浦に、沼津に、松浦果南あり、と有名だった彼女。</p><p>「わかったけど、そのスクールアイドルって、フィジカルだけじゃないでしょ」</p><p>「だから、果南さんのフィジカルに鞠莉さんの歌の力が加われば、ぜったいに目立ちますの」</p><p>&nbsp;</p><p>目論見はあたった。</p><p>果南さんのフィジカルに鞠莉さんの歌、当時は、それをパンクロックというのとは知らなかったけど、高校生レベルでも、日本人レベルでもないそれは、注目を集めた。</p><p>&nbsp;</p><p>朗報があって、部室で報告した。</p><p>「私たち、東京のフェスに招待されたんですのよ」</p><p>「ダイヤ、鼻息がベリーハード」</p><p>「でもですね。これは序の口ですの。こうやって注目を集めておいて、決勝は、王道のアイドル曲で勝負するのですわ」</p><p>「王道？　でも、恋の歌なんてつくれないよ」</p><p>「今の気持ちが、等身大の今の気持ちがあるじゃないですか」</p><p>&nbsp;</p><p>そう。この夏が終われば、鞠莉さんは、海外に留学する。</p><p>海外にもあるホテルチェーンのご令嬢？　御曹司？　後継者として、まあ留学は当然の話だ。</p><p>留学する前に、みんなで一つのことをやり切る。</p><p>その輝きを胸にできれば、</p><p>離れ離れになったとしても、心はずっと同じだ。</p><p>そういう気持ちを歌にすることができれば、高校生をターゲットにしたスクールアイドルとしての等身大の自分のはずだ。</p><p>しかし、私たちの思惑をこえて、Aqours の評判は広がっていき、オファーが引きも切らなかった。まさに、輝いていた。輝きすぎていたんだ。</p><p>&nbsp;</p><p>ある日、これは、果南さんから聞いたんだけど、職員室で鞠莉さんが留学の話を断ったらしい。</p><p>「ダイヤ、どうしよう」</p><p>「鞠莉さんには留学に行ってもらわなければ困るんです。スクールアイドルとして君臨するのではなく、優勝しても優勝しなくても、離れ離れになる物語のほうが他人の心を打つんです」</p><p>&nbsp;</p><p>そして、その日。</p><p>果南さんは、歌わなかった。</p><p>「ダイヤ、ごめん。私は、この学校の事より、このまちの事より、鞠莉の将来のことを大事にしたいんだ」</p><p>&nbsp;</p><p>果南さんは鞠莉さんとの交流を断った。</p><p>東京のイベントで歌えなかった私たちは、呼んでくれていたイベントからキャンセルされた。</p><p>「ダイヤ。何とか言ってよ。やり切ったから留学できるんだよ。このままで、リベンジしないままで、私留学なんか行けない」</p><p>私も、鞠莉さんとの交流を断った。</p><p>鞠莉さんは、そのまま、自家用ヘリコプターで内浦を後にした。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>「それって」曜ちゃんが口を開く。</p><p>「それぞれの夢を目指すってこと、次の輝きめざすことは違うよね」</p><p>&nbsp;</p><p>「そうですわ」</p><p>「分かってる」</p><p>&nbsp;</p><p>「わかった。それやろう。果南ちゃんや鞠莉ちゃん、ダイヤさんのためだけじゃない。私たち自身が、次のときめきめざすために必要なことなんだから」</p>
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<link>https://ameblo.jp/kiinofu/entry-12776492825.html</link>
<pubDate>Sat, 26 Nov 2022 23:29:45 +0900</pubDate>
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<title>ちかなん</title>
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<![CDATA[ <p>鈴木愛奈さんには心動かされるけど、小原鞠莉さんには今一つだった。</p><p>&nbsp;</p><p>で、</p><p>諏訪ななかさんなのか、松浦果南さんなのか。</p><p>Aqoursの緑色って何者なのか。</p><p>&nbsp;</p><p>今日というか昨日というか、</p><p>私が好きなのは、松浦さんなんだろう。ということにする。</p><p>&nbsp;</p><p>天下無敵のAqours のリーダー高海千歌に対し、唯一呼び捨てできる関係。</p><p>高海千歌が迷ったとき、相談できるのは、梨子ちゃんでも曜ちゃんでもなく、ひとつ年上の幼馴染。</p><p>&nbsp;</p><p>１年生はもちろん、２年生だって、</p><p>豆腐メンタルかもしれないけど、千歌ちゃんが一番信頼しているんだから、グループにはいっておかしくない。</p><p>そう思うはずだ。</p><p>&nbsp;</p><p>高海千歌が乗り移った伊波さんも、諏訪さんを頼りにするだろう。</p><p>Aqours の円陣で、諏訪さんはだいたい伊波さんの正面少し右にいる。</p><p>&nbsp;</p><p>ふっと目線をあげたとき、そこに諏訪さんがいることで安心できる。</p><p>諏訪さんは、ツンデレだから目を合わさないんだけどもね。</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20220630/22/kiinofu/f8/a0/j/o0753051615140568435.jpg"><img alt="" height="288" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20220630/22/kiinofu/f8/a0/j/o0753051615140568435.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/kiinofu/entry-12751083279.html</link>
<pubDate>Thu, 30 Jun 2022 22:03:55 +0900</pubDate>
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<title>Switch しよう</title>
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<![CDATA[ <p>３年ぶりにこいつに会う。<br>よし、もう一度 switch が決まったときに空けようと大切にとっておいた。<br>賞味期限なんてもはや１周過ぎてるから、明日おなか壊してたら、笑ってやってくださいwww</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20220629/18/kiinofu/58/73/j/o0490082215140033842.jpg"><img alt="" height="369" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20220629/18/kiinofu/58/73/j/o0490082215140033842.jpg" width="220"></a><br><br><br>人生の後半10年は、switch を何回かした。<br>ＣＭもよかった。有安さん、ゴマキさん、大橋さん、kemioさん、ＮＹに渡った綾部さん。<br>何かを成し遂げて、言ってみれば成功したんだけど、それに満足しないで、新たな挑戦をする。自分らしさを求めて。<br><br>この10年、私なりに挑戦をしてきて、おかげさまで、先月59歳になった。浜松の巨匠とそう誕生日が違わないのもなにかの偶然をよそおった必然だったんだろうな。<br><br><br>そう、ももクロ。<br>あのとき、未来へススメがネットから流れてこなかったら、今の自分はなかっただろう。<br>いくつかの準備をしてはいたんだけど、最後に背中を蹴ってくれたのは彼女たちだった。<br><br>震災復興のお手伝いをしていながら、このまま何も変わらないかもしれないという徒労感を感じたこともあったけど、だからこそ、現地の人が頑張って変えてきた何らかの変化が、うらやましいというか、明日への糧だった。<br>実は、当時の会社ではそれなりに重要なポジションを任されていたから、正直、転職には勇気がいった。<br><br>「あんたは、俺たちを捨てて逃げたんだ」などという言葉ももらった。<br>会社がいやになったんじゃない、震災復興が無駄なわけではない、そう言ってはいたのだけれど、正直なところ、周囲に伝わっていたのかどうか。<br>言語化する能力が、今でもそうだけど、当時もなかっただけなのかもしれないけど。<br><br>新しい仕事も面白かったし、わくわくしたり、それなりに重要な責任も任されたし（まあ、当時50歳近いという年齢が年齢だからね）、何の不満もなかった。<br><br>そんなある日。新しいプロジェクトが発表された。<br>ゼロからイチにする、というより、どうすればイチになるのかの手がかりもない。しかも、今までのノウハウはまったく通じないプロジェクト。<br>Kwkmさんが俳優のマネージャーからアイドル育成を任されたようなもの、という喩が我ながらぴったりくる。<br><br>誰も手を上げない。<br>そりゃそうだよね。最初こそ、そう思っていたが、今のポジションで精いっぱいだ、家族が、そもそも不得手の分野だし、などさまざまに、自分がやらないための理由が上がってくる。イライラしてきた。<br>実のところ、そのプロジェクトに適任というかわからないけど、一番近くにいるのは、考えてみるまでもなく自分だった。<br>若い奴らは元気だねえ、なんて隠居決め込むのは早い、そう思った。<br><br>ボスに話した。第一声は「今のポジションが不満なのかね」だった。<br>「違います。もちろん、不満はあります。それは、このようなチャンスというか不安だけど挑戦できる機会をみすみす見逃してしまう社員がほとんどであることです。だから、私が背中を見せるんです」<br><br><br>その後、有安さんのサクライブで、はじめての一歩は不安だらけというモチーフの歌を聴いて、膝をたたきながら泣いた。<br><br>自分だって、何か行動を起こすとき、昨日までの自分を変えようとかいうのが動機だったことももちろんある。でも、不安だけど、やったら何か楽しそう、と思って一歩踏み出したら、結果もついてきて、楽しくなることが多いこと。この10年ではっきりとわかった。そう思えば、それまでの30年間はなんてもったいないことをしてたんだ（じっさいには何もしてないんだけど）と振り返る。<br>そう、ももクロさんを知る前は。<br><br>「できるかどうかじゃない。やりたいかどうかだよ」<br>花丸ちゃんをそう誘った千歌ちゃんの言葉も胸に響くようになった。<br>そう、ももクロさんを知って推し増しした Aqours さんにも同じ DNA が流れているようだ。<br><br>switch すること。過去の栄光やら実績すら関係ない世界かもしれないけど、自分を大切にすることができるなら、新しいことであってもチャレンジする。<br><br>ゼロからイチにするプロジェクトは順調だ。事実、サンくらいには育ってきている。いい部下にも仲間にも恵まれた。自分がいなくなるのは確実な、５年後、１０年後のために種をまいたことも芽吹き始めてもいる。<br><br>やり残したことなどない！　なんて言えない。まだまだここで頑張りたいし、私の力は必要だ。<br>正直、今、switch することは得策ではないかもしれない。<br><br>しかし、新しいところでも、私の力は必要だとしたら。<br>私自身ももっと磨きをかけて、新しいところでの新しい可能性とともに、もっと成長できるかもしれない。<br>どちらかを選ばなければならないとしたら。<br><br>60歳になったって、成長できるんだ。自分の可能性にゴールは決めないんだ。<br>かなえたい vision に限界はないんだし、<br>先行く人の背中が見えたって、たたかうべき相手は自分なんだから。</p>
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<link>https://ameblo.jp/kiinofu/entry-12750879274.html</link>
<pubDate>Wed, 29 Jun 2022 18:52:34 +0900</pubDate>
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