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<title>きまぐれ★メロディー</title>
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<description>きまぐれメロディー。小説風物語。</description>
<language>ja</language>
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<title>目次</title>
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<![CDATA[ <p>Ｋ１：夕暮れのコト</p><p><a href="http://ameblo.jp/kimamero/entry-10066291454.html">第１楽章</a>　<a href="http://ameblo.jp/kimamero/entry-10066292016.html">第２楽章</a> <a href="http://ameblo.jp/kimamero/entry-10066292483.html">第３楽章</a> <a href="http://ameblo.jp/kimamero/entry-10066292826.html">第４楽章</a> </p><br><p><a href="http://ameblo.jp/kimamero/entry-10066321291.html">Ｋ２：狂騒曲</a></p>
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<link>https://ameblo.jp/kimamero/entry-10066293809.html</link>
<pubDate>Thu, 17 Jan 2008 14:30:00 +0900</pubDate>
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<title>K2:狂騒曲</title>
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<![CDATA[  「ブルマは廃止してはいけないと思う、男子３０％…。う<br>ーん、私には理解出来ませんね。理由はアンケートに書いて<br>有りますが、ちょっと食事どきに発表するのは、これ、きつ<br>いです。きっと書いた彼もここで読んじゃうと赤面して食事<br>がのどを通らなくなるんじゃないでしょうか。では次の曲…」<br>　給食時、校内放送で週に何回かＤＪっぽい事なんかもやっ<br>ていたりする。それが僕の役目。そして、坂下から頼まれた<br>のが、ブルマ肯定派男子の撲滅作戦だった。僕には正直それ<br>自体はドーデも良かった訳であり、ただ彼女が喜ぶ顔が見た<br>かった、というだけだったのかもしれない。交換条件はただ<br>公約にしてもらうだけでそれで圧倒的賛成多数になるのは間<br>違いなかった訳で、それだけで満足だった。<br>　昼休みの事。念の為、職員室に坂下と二人で校則について<br>聞きに行った。生徒指導担当はうちのクラスの担任。話は早<br>い。<br>「先生、校則って変えられるんですよね？」坂下が訊く。<br>「確かに、生徒会で賛成多数なら変えられなくは無い。ただ…」<br>　担任が言葉を濁す。<br>「ただ？」僕が訊き返す。<br>「全会一致でなければ職員会とＰＴＡとで承認が必要って事<br>だな。」と答えが返って来た。<br>「全会一致なら良いって事ですか。…わかりました。」坂下<br>が覚悟を決めたような眼で放った言葉は強かった。<br>職員室帰りの教室。給食放送の話題で教室内は盛り上ってい<br>た。座っていた高橋が駆け寄ってくる。<br>「なかなかやるねぇー、何か策でもあるの？あれホントは誰<br>のコメントでもないんでしょ？凄いことするよねぇ～」<br>…相変わらず鋭い女子だ。こういう勘だけは鋭い。<br>「まぁ、何とかするさ。生徒会の全会一致が大原則らしいか<br>ら、男子が反対しないようにするのが一番大事だからね。」<br>あの、液体ヘリウムみたいな眼で遠巻きにこちらを見ていた<br>綾が立ち上がり、かすかに満足げな顔で教室を去って行った。<br>決意に満ちた眼をしていると思っていた坂下の表情もいつに<br>なくニコニコしていたのだが、眼が合った途端、いつもの強<br>気な彼女に戻った。<br>そこに大平が入って来た。また例によって元気な声で「ダー」<br>と呼びながら、である。その瞬間、坂下の表情が曇った。<br>「じゃ、そういうことだから。」そう言って、彼女は去って<br>しまった。座っている僕の膝の上に大平が乗り、胸には坂下<br>の声だけが刺さっていた。<br>　
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<link>https://ameblo.jp/kimamero/entry-10066321291.html</link>
<pubDate>Thu, 17 Jan 2008 14:26:19 +0900</pubDate>
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<title>K1:夕暮れのコト（第４楽章）</title>
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<![CDATA[ <tt>すっかり陽が落ちてあたりは暗くなって来ていた。<br>しばらく間が有って、唐突に坂下が言う。<br>「今日は送りなさいよね！」<br>「ちょっ！…まぁいいか。」<br>「何かご不満でも？」<br>「いや、久しぶりだし、いいよ。」<br><br>付き合ってる訳でもないのに、という訳じゃない。彼女と<br>僕の帰る道は正反対。しかも学校は高台の上であり、つま<br>り僕は１回下った坂をまた上って下らなければならないの<br>だ。彼女といることへの不満は全く無かった。<br><br>帰り道。結局彼女を坂の下まで歩いて送る事になった。二<br>人共自転車通学なのだが、外から見ればそれは丸で付き合<br>っている男女にしか見えない状態だった。<br><br>「ねぇ、ユキ。」突然坂下が話を切り出した。<br>「ん？」相変わらずよくわからない返事をする僕。<br>「ミキがあぁやって『ダー』とか言って来るの、どう思っ<br>てんの？」<br>「何言い出すんだよ…別にどうも思ってないよ。」と答え<br>る。ミキっていうのは大平の下の名前だ。<br>「そう…。じゃぁそうやって膝の上に座って来るのは？」<br>続けざまに訊いて来る。<br>「いや、別に…」<br>「そう…」<br>なんだか気まずい空気が流れたところで坂の下に来てしま<br>った。<br>「今のは忘れて！明日から頼むよ！」坂下が大きく手を振<br>って自転車に乗り、走り出した。<br>「あぁ、協力するさ！」大きな声で僕は答えた。<br>坂下の姿が小さくなって、見えなくなるまで、僕は見送っ<br>た。何だか胸がチクリと痛んだ。</tt>
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<link>https://ameblo.jp/kimamero/entry-10066292826.html</link>
<pubDate>Thu, 17 Jan 2008 10:50:09 +0900</pubDate>
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<title>K1:夕暮れのコト（第３楽章）</title>
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<![CDATA[ <tt>　放課後…６時をまわって、すっかり夕暮れ時である。教<br>室には僕ひとりで残っていた。どうやら寝ていたらしい僕<br>の右肩を誰かが叩いて起こした。<br>「ん…さか・・下？」眼を開いて叩かれた方を向こうとし<br>たら頬に人差し指がツン、と刺さった。やられた…。あの<br>液体ヘリウムみたいな眼をした綾だ。ギャグみたいな起こ<br>し方で何も起こさなくたって起きるときは起きるっての。<br>彼女は校内でも隠れた人気が有るのだが、それにしても何<br>故この時間にこんなところに？と思った刹那、彼女の指先<br>が教室のベランダに向いた。坂下が校庭を見ながら立って<br>いた。どうやら坂下は待っていたらしい。綾はかすかに笑<br>うと教室を出て行った。<br><br><br>「坂下ゴメン！待ってたの？起こせば良かったのに。」<br>ベランダに向かいながら僕はそう言った。<br>「今日の部活早く切り上げて来たけど、寝てたから起きる<br>までほっとこうと思っただけ。別に待ってた訳じゃないん<br>だからね！ただ、公約のこと考えてただけよ！」坂下がち<br>ょっと照れながら、早口で言ってみせた。こういうときの<br>坂下はたまらなく可愛い訳であり…。<br>「って、よく起きたね。スースー寝息立てて気持ちよさそ<br>うに寝てたぞ？」ちょっと不思議そうに訊いてきた。<br>「何？一生起きない方が良かった？」真顔で僕は聞いてみ<br>た。一瞬の間の後、同時に二人が笑った。<br><br>「また綾でしょ。さっきまでちょっと話してたから。」ど<br>うやら起きた理由は察していたらしい。<br>「え？綾と話してた？あの普段無口な綾とねぇ…。何話し<br>てたの？」ちょっと驚きながら僕は訊いてみた。<br>「ん？女のヒミツ。」真顔で坂下が答える。<br>「何？真剣な話？」ますます気になる僕だったが、そう気<br>の利いた質問は出来なかった。<br>「そう。真剣な話。」こういうときの坂下は妙にミステリ<br>アスだ。そういうところがまた良い訳なのだが…。<br>「そんなことより！」と坂下。<br>「そんなことより？」と僕。<br>「アンタ、報道部員でしょ？」坂下が意味深に訊いてきた。<br>報道部っていうのは部活ではなく、なんというか、委員会<br>みたいなもので、学級新聞だの、校内放送だの、そういっ<br>たものを扱っている。<br>「そうだけど、それがどうしたの？」正直いって、僕の頭<br>の中はクエスチョンマークだらけになっていた。<br>「リクエストＢＯＸの隣にもうひとつ箱、置ける？」ニヤ<br>リと笑いながら坂下が続ける。<br>「あぁ、置けるよ。どうした？民意でも聞こうって？」大<br>体坂下の考えそうな事だから展開が読めてきた。が、想像<br>の斜め上を行っていた。<br>「そう。ブルマの話ね。女子男子かかわらず意見募集する<br>の」真剣な顔つきにかわった坂下はそう答えた。何か嫌な<br>予感がした僕は訊いてみた。<br>「まさかそれを放送で流そうって？？」<br>「当然！廃止反対の男子の意見は名前つきで放送で流して<br>ね！」してやったりな顔をする坂下。必死に抵抗を試みる<br>僕だったが、もう時すでに遅し。二人の間で決定事項にな<br>ってしまった。<br>一応名前だけは非公表、ということにはなったのだが…。<br></tt>
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<link>https://ameblo.jp/kimamero/entry-10066292483.html</link>
<pubDate>Thu, 17 Jan 2008 10:47:00 +0900</pubDate>
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<title>K1:夕暮れのコト（第２楽章）</title>
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<![CDATA[ <p><tt>　半年以上前の話である。生徒会選挙の１ヶ月前。勝手<br>に推薦されてしまった坂下や僕らは生徒会選挙に出ざる<br>を得なくなった訳で…。<br><br>休み時間、僕は坂下に話を聞こうと彼女の席まで行って<br>みた。<br>「坂下ぁ。公約、どうすんの？」と僕。<br>「何？ユキ。あんたまだ決めてないの？」と坂下。<br>今日も彼女は相変わらず強気な態度だ。どうやら決まっ<br>ているらしい。やる気満々じゃないかと思ったが、そこ<br>はツッコミを入れず、普通に聞いてみた。<br>「だからぁ、何公約にすんの？」と僕。<br>「そういうあんたが先に言いなさいよ。」これまた強気</tt></p><p><tt>である。<br>「ん…選ばれないように公約は落ちるようにする。とり<br>あえず、校内放送の充実、ってことにしとこうか。」苦<br>し紛れに苦笑いしながら僕はそう言った。<br>「相変わらず卑怯な手だなぁ、それじゃ報道部長直行っ<br>てとこじゃん。まぁ、らしいって感じだけどさ」ちょっ<br>と拗ねた顔の彼女がそこにはいた。<br>「あー、ダー！何やってんの？？」いきなり横から大平<br>が入って来た。<br>「だから、その『ダー』はやめろ、っての！」と僕。<br>「え？じゃダーリン！」大平は飛びっきりの笑顔でそう<br>言った。「はぁ・・・好きにしてくれ。」と僕。これで<br>余計坂下の顔が拗ねた表情になっていく。「で、何して<br>たのっ？」と相変わらず空気も読まずに訊いてくる。<br>「ん、生徒会選挙の公約の話だよ。」仕方なく答えた。<br>「なーんだ！コトの公約ってアレでしょ？校則を変える<br>ってヤツ。ニーソックスＯＫ！スカート膝上ＯＫ！ブル<br>マ廃止～！♪」相変わらずもの凄い勢いだ。ちなみに、<br>コトっていうのは坂下の下の名前、琴美のことだ。<br>「で、それ、マジなの？」坂下に僕は訊いてみた。<br>「わ…悪い？無理って言っても無駄だからね！」相変わ<br>らず拗ねている。「坂下らしくていいんじゃない？」と<br>笑いながら答えた僕は迂闊だった。生徒会に選ばれる気<br>がないなら協力しろ、と迫られる事になるとは…。<br><br><br>「分かった、わかったから坂下。ただ、こっちの要望も<br>ひとつ追加させて。実質坊主、みたいなあの男子服装、<br>あれも廃止、これでどう？ブルマ廃止は男子が賛成する<br>かわからないよ。交換条件って事で。」と、僕は必死に<br>僕なりの抵抗をしてみた。<br>「ふん…いんじゃない？……で、あんたもブルマが好き<br>なの？一応男子なんだし。」坂下、鋭い…。<br>「いや、別にブルマじゃなくて良いんじゃない？ただ…」<br>周りの男子の視線が痛い。<br>「ただ、何よ？」坂下の声がだんだん大きくなっている。<br>「いや、その…」と、僕は坂下の後ろにいる男子の方を<br>小さく指さして言った。液体ヘリウムみたいな眼をした綾<br>がちょっと離れた席でかすかに笑った。<br>「じゃ、放課後ね。教室で、二人で話しあいましょ。」い<br>つになく小さな声で坂下が言った。でもちょっと待て。坂<br>下は女子バレー部長。いくら僕が帰宅部扱いだからって、<br>それはないだろ？と思ったが、彼女が言ったときには話は<br>成立していた。<br></tt></p>
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<link>https://ameblo.jp/kimamero/entry-10066292016.html</link>
<pubDate>Thu, 17 Jan 2008 10:42:03 +0900</pubDate>
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<title>K1:夕暮れのコト（第１楽章）</title>
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<![CDATA[ <tt>　「ご異議有りませんか？・・・異議無しと認めます。<br>これで今年の生徒会議題は全て終了しました。」 <br><p>　中学３年のゴールデンウィーク明け。いつもの年なら<br>地味で、退屈で、一番事務的な行事である生徒総会が終<br>わった。<br><br>　「へー、やるじゃん。報道部長ど、の！」と後ろから<br>声がする。この声は間違いなく坂下だ。僕は立ち止まっ<br>て振り向いた。階段脇で脚と腕を組んで立っている彼女<br>の姿がそこにあった。「何の事でしょう？副会長殿…・」<br>ふざけてわざと真顔になって、僕は訊き返した。一瞬の</p><p>沈黙のあと、二人して笑った。<br>　「これであの二つだけでも通れば、うちらの勝ちだね。<br>半年頑張ったんだからせめてあれだけは通さなくちゃ。」<br>と彼女は笑う。生徒会の議題で通らなかった議題は今年<br>もひとつも無し。でも今年は中身が違った。大人との対<br>決、みたいなものだった。<br>　「ブルマの廃止！」「実質坊主の廃止！」坂下と僕と<br>で二人ほとんど同時に言った。全会一致での決定はこの<br>ふたつだけだった。全会一致なら校則が変えられる。前<br>もってこの事だけは確認と約束を先生達からとりつけて<br>いたから、大人が子供じみた抵抗さえしなければそのま<br>まこれが決定なのだ。<br></p></tt>
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<link>https://ameblo.jp/kimamero/entry-10066291454.html</link>
<pubDate>Thu, 17 Jan 2008 10:37:00 +0900</pubDate>
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