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<title>hiroの小説倉庫ブログ</title>
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<description>ただ今のジャンルは、西洋の時代を模した、戦争ファンタジーになります。ただ今、タグはＬＯＷＳ１～21（章）まであります。今後ともＬＯＷＳをよろしくお願いいたしますm(_ _)m</description>
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<title>※　君と僕との出会いのキセキ　第三十五話～　文化祭が始まるっ　～　※</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">『君と僕との出会いのキセキ』 <br><br><br>小説のＷｅｂ投稿が趣味の霧島祐也（きりしまゆうや）。彼はいじめっ子だった文月玲央奈（ふづきれおな）と出会い、人生が変わった。彼女の努力で祐也は生まれ変わり、新しい学園人生を歩みだす。 <br>そんな中、季節は秋、学園祭のシーズン。彼は学園祭の実行委員となり、無事体育祭を終わらせた。 <br>心地の良い疲れとともに熟睡した祐也は次の日の朝…… <br><br><font size="5">”　人生で一番の山場を迎えていることに気が付き、最高に居心地が悪く感じている最中であった　” <br></font><br><br><font size="3">※　君と僕との出会いのキセキ　～　文化祭が始まるっ　～　※</font> <br><br><br>　今僕は人生の分岐点に立っているだろう……命の危機という…… <br><br><font size="4">”　どうしよう、どうしよう……　”</font> <br><br>そういう思いしか思いつかない。目が覚めるまでの……あの心地よい睡眠が名残惜しい。しかし時間は刻一刻と進んでいく。見る見るうちに学校に行く時間となってしまった。 <br><br>「あー……学校行きたくない……」 <br><br>いつも学校に行きたくないと思うけど。ここまで深刻に行きたくないと思ったのは初めてかもしれない。血を見るかも。憂鬱な気分で学校に向かう。 <br><br>「フゥ」 <br><br>一定距離歩くたびにため息が漏れていく。そんな時、僕の後ろから聞き覚えのあるひよこのさえずりが聞こえたような気がする……き、聞こえない聞こえない…… <br><br><font size="4">「ち、ちょっと！　何よ！　何で急に早歩きになんのよ！　」</font> <br><br>視界の隅にカラーひよこが見えた。見ざる言わざる聞かざる……なんて無理か…… <br><br>「あ、ああ……いたのか……」 <br><br>苦し紛れに答える。すると予想通りにひよこはくちばしを尖らせて怒鳴る。最近おなじみの光景になったものだが、やっぱり周りの男たちの視線が痛い。そう思うと玲子はやっぱり人気あるんだなー。 <br><br>「あ、あのさ、きょ、今日<font size="4"><font size="2">も</font>よろしくねっ！</font>　」 <br><br>ん？　玲子が顔を真っ赤にしながら何か言ってたな…… <br><br>「あ？　ああ」 <br><br>考え事をしていた僕は生返事をした。するとひよこはいつになくピンクひよこになり……「ちょっと用事あるからまたねー」というと上機嫌で校門へと走り去った。 <br>　その後、僕が教室についた頃、メールが来た。珍しいなと思ってみるとしばらく使われていなかった玲央奈のメールだった。やっぱりまだ学校では会話し辛いからこちらで連絡してきたんだろうな。 <br><br><font size="3">『今日は絶対に自由時間は全部私のものだから！　付いてきなさいよ！　』 <br></font><br>……うん、玲央奈様らしいメールです。そしてかなり返答に困る。困った挙句、取りあえず言われたとおりにしておく。 <br><br><font size="3">『よ、よろしくお願いいたします……お手柔らかに』</font> <br><br>さりげなくやんわりと…… <br><br><font size="3">『は？　なんで遠慮しないといけないわけ？　命令よ！　』</font> <br><br>……行くわけないよね…… <br></font></p><p><font size="2">「うーん……どうしようどうしよう」 <br><br>僕はつぶやきながら教室に入る。あ、そういえばうちのクラスは何の出し物をするんだっけ……当日まで全く関知してなかったな。妙にクラスの皆が目がうつろなまま作業してたからなぁ。僕は彼らに全てを任せて僕は僕で運営委員の仕事のほうに集中してたんだよねぇ。珍しく岩田は何も言わないし……。 <br><br><font size="5">「お！　主役のご登場だ！　」</font> <br><br><font size="3">「ん！？　」 <br></font><br>僕が教室に入ると明らかに胡散臭いローブをキモ……いや、着込んだ岩田が僕を指さした。するとクラスの皆が振り返る。っていうか、ナニ、ナニ！？　このおどろおどろしい教室の装飾は！！　これから闇のミサでもするのかい？　 <br><br>「さて、教祖様、そろそろご準備をよろしくお願いいたします」 <br><br><font size="4">”　へ？　教祖様？　準備？　な、ななな何をするの！？　” <br></font><br>驚く僕をクラスの皆は岩田の指示で取り囲み、一斉に準備を開始した。その有様を後ろで腕を組む月見里（やまなし）先生が……って<font size="4">何で先生もウンウン言いながら納得した表情してるの！！</font> <br>　僕は教室の隅に追いやられると、早速用意された衣装に包み込まれる。そして、女性陣がニヤニヤしながら化粧を始めた。僕が準備？　を始めて三十分ほど、完成したらしく岩田が満足そうな表情を浮かべた。 <br><br>「よし、うまくできたな。祐也……いや、<font size="5">教祖様！</font>　」 <br><br>ん？　きょ……<font size="3">きょうそさまぁ？</font>　すごいカルト臭がするんだけど…… <br>　戸惑う僕を全身鏡の前に出す。 <br><br>「…………や、やべぇ…………」 <br><br>その一言しか僕は出せなかった。正直やばい…… <br><br><font size="5">「フム、立派な姿だ！　俺は今、感動している！　」 </font><br><br>嬉し涙を浮かべて岩田は拍手喝さいをしている。いや、僕は悲し涙がでそうなぐらいだよ…… <br>　そうそう、今の僕の姿だけど……顔は化粧でかなりビジュアル系になっている。多分僕に化粧をした人がメイクアップがうまいんだろうね。それだけならいいんだけど、服装がねぇ……今黒いローブを羽織っている。中身は着物みたいなんだけど、見るからに怪しい紫色で、薄暗い部屋だととても不気味に映える。胸元には金メッキの首飾りに悪趣味がさらに強化されている。微妙に膝までの垂れた直垂（ひたたれ）が気になる……ズボンはまぁ、予算の都合上普通だった。まぁ一番ひどいのがサークレットなんだけどね。どこから手に入れたのか孫悟空のやつの継ぎ目に手作り感満載のレリーフがあった。 <br><br>「あ、そうそうサークレットの飾りな、これがうちのシンボルだよ」 <br><br>「……シンボル？　」 <br><br>僕がおうむ返しに答えると岩田は満足そうに頷いた。ごめん、どう見ても西遊記の悟空サークレットを無理やりキリンマークの王冠を当てたようにしか見えない<font size="5"><font size="2">……</font>「この部分は俺の提供だ！　」</font>満足そうに答えた月見里先生がとても痛々しい…… <br>　 <br><font size="4">”　こうして僕の一日教祖様体験が始まった　”</font> <br><br>なんか薄気味悪い椅子に腰かけてじっとしているらしいんだが……エコノミークラス症候群になってしまわないだろうか……そう思っていると興味津々で入ってきた二人の生徒が……僕に気が付くとクスクスと笑ってこちらを指さしている。とても恥ずかしい。彼女たちは薄暗い部屋からカフェ用の部屋に入る。すると「わぁ～」と声を上げていた。そういえば僕はあっちの方には行ってなかったな、すごい気になる。 <br><br><font size="3">「え～！　本当に変わったんだ！　すごいね」 <br>「そうね。初めは全く存在感なかったけど……ア、アレアレ！　アレが例のやつよ」</font> <br><br><font size="5">「「　アハハハハ！！　」」 <br></font><br>何かすごい侮辱されてるような気がしてならない…… <br><br>彼女たちがクスクス笑いながら僕の座っている目の前を通り過ぎる。明らかに僕は見世物の気がする。しばらく座っていたけど耐えきれそうもない。その時…… <br><br>「ゆ……祐……也？　」 <br><br>ひよこのさえずりが聞こえた気がする。気が付かないフリできないよな。振り返ると薄暗い中で更に青白い不気味なひよこがいた……うん<font size="3">、ドン引きしてる</font>。取りあえず無言でひよこを見つめる。すると、ひよこは驚きと焦燥を示し、後ずさった。うん、<font size="3">拒否反応</font>を示してるね。 <br><br>「ご、ごめん……今日は大事な用事あったんだ……」 <br><br>そういうとカチコチになりながらひよこは何故か出口から反対のほうに向かってしまった。まともな状況判断すらできないんだろうか。しばらくするとひよこの嬌声？　が聞こえた。何だか懐かしんでいるような……更にしばらくすると幸せそうなひよこが出てきたんだが、僕を見るとまたドン引きの表情になり立ち去った。……いったい何が…… <br><br><br>ちなみにひよこの大事な用事は……運営委員の人員誘導だった。慌てて戻ってきたひよこは、汚いものを見るように避けつつ要件を話した。 <br><br>「<font size="4">ゲゲッ！</font>　もう時間がない……このままで行くしかないのか……」 <br>「……気持ち悪いけど背に腹は代えられないね」 <br><br>さて、教祖様の格好で誘導することになった僕はというと……これから行う劇の団員だと勘違いされた。午前の部は劇よりも僕の格好ですべて持っていかれたらしい……後でクレームがあったらしいがそんなことはどうでもいい……新たな黒歴史が紡がれた……。 <br>　さて、午前の誘導が終わった後、僕はその恰好のまま屋上で飯を食べていた。フム、この格好だとひよこは来ないらしい。気楽でいいけど……この格好が全てを台無しにしている。 <br>その後、僕はまた教室に連れ戻され、教祖様の席に据え戻された。教室には”<font size="4">　教祖様喫茶　サ○ババ</font>　”　とある。 <br>……何となくわかった。後日分かったのだが、喫茶スペースにはお茶やケーキを提供しているのだが、インテリアが宗教っぽいものでまとめられ、さすがに僕のいたところと違って薄暗くなかったようだけど、その分インパクトがある。そして、何よりショックだったのが、過去の自分と立派なカリヘアーになった僕の姿（<font size="3">サイ○バというらしい</font>）が店内に展示されていたようだ。 <br><br><font size="3">「間もなく生徒会主催の演劇が始まります！　ご覧になる方はしばらく二列になってご整列ください」</font> <br><br>演劇午後の部が始まる。それに合わせて観客の整理が始まり、玲子の声が聞こえる。その声に合わせて僕は集まった観客を整理していく。玲子のほかにも声を張り上げて誘導している者たちもいる。そんな中、観客たちは何故か僕を見て演劇に参加する人と勘違いしている節があった。 <br><br>「お客の誘導大変ね。これから演技なさるんでしょ？　」 <br>「あ、いや……僕はただの誘導で……」 <br><br>と否定しているのだが全く信じてもらえなかった。そして劇が始まる。僕は役目を終えたとその場を立ち去ろうとしたのだが、スポットライトを当てる人員が勘違いをし、僕を照らす。急な光に慌てると会場のお客さんが一斉に僕を見た。 <br><br><font size="5">「…………」 <br></font><font size="5">『…………』</font> <br><br>僕とお客さん達は無言で見つめあう……というか完全に僕がさらし者じゃないか！　そう思うと一気に顔面が紅潮した。その時、劇のマイクが唸りを上げた。 <br><br><font size="5">《コラ！　そこのサ○ババ！　うちの劇にケチをつけるとはいい度胸じゃないか！　》 <br></font><br>いや、ケチつけたんじゃなくて、勝手に標的に……と思っているとどこかの時代劇のようなBGMが聞こえてきた。あ～これはあの有名な…… <br><br><font size="5">”　甘えん坊将軍のテーマじゃないか！　” <br></font><br><font size="4">血湧き肉躍るったぁこういうことだねっ！</font>　ちょっと江戸っ子になった気分を味わう……ってそれどころじゃない、<font size="5">何これ！？</font> <br>　ボー然としていると男の声が聞こえた。 <br><br><font size="5">《　ムゥ！　ここまで来られては……上様とは言え、亡き者になれば問題はないですな！　者ども出会え～出会え～！！　》 <br></font><br>ご丁寧に黒子さんが僕の両腕を掴んで演技指導を始めた。え、<font size="4">ええ！？</font>　これってまさか…… <br>　驚いているとステージのライトが消え、スポットライトが照らし出される。そこには将軍様というか女王様の格好をした玲央奈が雑魚敵に囲まれた姿で登場した。 <br>彼女は両目を閉じ立っていたが、剣の柄に手をかけ、日本刀を抜いた。それと同時に両目を開き、ポーズをとりながらマイクで声を張り上げた。 <br><br><font size="5">《不埒な悪行三昧！　成敗してくれる！　》 <br></font><br>すると、お馴染みの殺陣のテーマが鳴り響いた。玲央奈と取り囲むモブ達は文字通りチャンバラを始めた。どうやって覚えたのかわからない玲央奈の華麗な剣さばきでモブ達も華麗に散っていく。かなり練習したんだろうなーと見ていると<font size="3">スポットライトが僕に重ねて付けられた</font>。っていうか<font size="5">ライト超熱い！　アツイって！</font> <br><br><font size="5">《クックソ！　思ったよりやるではないか！　》</font> <br><br><font size="5">《殿！　お逃げを！　》</font> <br><br>僕の体を黒子が演技指導する。それに合わせて何故か司祭の格好をした岩田が声に合わせて演技をしている。……<font size="4">というかどこから湧いてきた！</font>　と逃げ出そうとする態勢になった時、左右からお庭番二人が僕の両脇に出てきた。そして、何かを言いかけようとする岩田の脳天を脇刺で貫く<font size="5"><font size="2">。</font>「ぬうん」</font>と声を発した岩田は白目を剥いて倒れた。……オイ、あれ<font size="4">本気で脳天に突き刺したぞ！</font>　慌てる僕は逃げようとするも<font size="4">黒子に捕まれ逃げられないっ！</font>　<font size="5">イヤ！　助けてっ！ <br></font><br><font size="5">”　成敗！！　” <br></font><br>という声が鳴り響いた。するとお庭番が脇刺で僕を挟むように走り抜ける。それに合わせて黒子が僕の口にガムテープを張り付けた。そのガムテープは絶叫の口の形をしたもので今の僕にはいろんな意味で似合っていた。そしてお庭番の一人が通り抜けた時、黒子が信じられない動きを僕にさせた。 <br><br><font size="5">”　め、目が回るぅ！！　”</font> <br><br>平衡感覚が狂うような激しい回転が加えられた。そして、それに合わせてもう一人のお庭番が通り抜けるとその回転が逆転した。 <br><br><font size="5">”　オ……オエエェェ！！　”</font> <br><br>強烈な吐き気を催した。しかしガムテープで声も何も出ない。僕の強烈に血走った眼と絶叫のガムテープが悪代官の悲鳴のようにリアルに再現される。そう、僕は…… <br><br><font size="4">”　お庭番に切り捨てられたとき、左右にトリプルアクセルをするという大胆なやられ方を演じていたのだった　” <br></font><br>ワイヤーアクションもびっくりだ。そのあまりにもリアルな動きに観客一同は沸いた。 <br><br>そして、劇は終了した…… <br><br>　後になって聞いたのだが、本当はもっと別の劇だったらしい。でも、全てをサ○ババに取られたくないという演劇部の策略により急遽同人甘えん坊将軍に脚本が書き換えられたのだという。そもそも、この劇が玲央奈達がやってるなんて初耳だった。おかげで僕と玲央奈は観客からサインの嵐を受け、自由時間が全くなくなってしまったのだった。……もちろんサ○ババカフェも大盛況だったらしい。 <br>　 <br>僕はヘトヘトになってやっと解放された。学園祭も最後のイベントだ。校庭にキャンプファイヤーをしながらその周りをフォークダンスするというお決まりの奴。男性と女性が列に分かれ、踊りだした。 <br><br>……今日は色々あった。適当に踊りながら僕はフォークダンスの相手を変えていく。ボーッとしていると脳天にチョップが叩き込まれる。<font size="5">超いてぇ！</font>　よく見ると赤色のカラーひよこだった。若干口を尖らせている。 <br><br>「……今日自由時間一緒にいてくれるって言ったのに……」 <br><br>「……え？　」 <br><br>疲労困ぱいの僕は聞き返した。すると頬をリスのように膨らませたひよこは<font size="4">「……何でもない！　」</font>とグズりだした。……が、ペア交代ですぐにひよこは姿を消す。横でひよこに緊張して赤くなってる男子をまるでいないものかのように……僕を恨めしそうな顔で睨んでいた。 <br><br>……フォークダンスでは玲央奈に会うことはなかった。 <br><br>　家に帰りパソコンを開くとレオさんからチャットのお誘いが来た。 <br><br><font size="3">『今日は大変だったわぁー。アンタの止めを刺してからずっとお客さんからサインせがまれちゃって……結局キャンプファイヤー行けなくなっちゃった』 <br>『ああ、そうなんだ』 <br></font><br>玲央奈はあれからもずっとファンになった人たちに絡まれていたらしい。玲央奈はめっちゃ輝いてたもんな……黄金色に。 <br><br><font size="3">『結局自由時間一緒になれなかったね。ごめん』 <br>『ううん、いいよ。何気に楽しめたから』 <br>『そっか。よかった』</font> <br><br>玲央奈にしては珍しく素直だ。僕はというと<font size="3">ダブルブッキングを回避できただけでかなり助かっている</font>。だがそんなことを言えるわけがない。<font size="1">知らぬが仏……</font> <br><br><font size="3">『あ、今度さ、埋め合わせっていうわけじゃないんだけど。家に来てよ。正月にお母さんに会えなかったからさ紹介したいんだ』 <br>『え、うん』 <br></font><br>……実はもう知ってる。なんて言えない。それは玲央奈の秘密について触れてしまうから。ちょっと躊躇われたけど、でも行くしかないよね。 <br><br>そのあと僕たちは他愛のない話で時間を潰し、寝た。今日は一杯信じられないことがあったけど、普段の地味な僕とは違って、とても派手な僕でいられたような気がしてちょっと嬉しかった。 <br><br>そして、今日という日は終わりを告げる。 <br><br><br>文化祭が始まるっ　ＥＮＤ</font></p><p><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kingsrock&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_18.gif" width="107" height="107"></a> </p><p><font size="2"><br></font></p><dl><dt><a 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size="2"><br></font></p><p><font size="2">池波正太郎先生、とても素敵で面白い作品をありがとうございます。そして、お悔やみ申し上げます。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">剣客商売は二十一巻あり、今からワクワクしています。これからも面白い作品を発掘しつつ読み続けたいと思っております。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/kingsrock/entry-12092380733.html</link>
<pubDate>Fri, 06 Nov 2015 03:11:35 +0900</pubDate>
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<title>※　君と僕との出会いのキセキ　第二十五話　～　ひよこのレイコ　～　※</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">『君と僕との出会いのキセキ』 <br><br><br>霧島祐也（きりしまゆうや）趣味は小説のWEB投稿。レオさんこと文月玲央奈（ふづきれおな）と出会い、彼の人生は変わった。最近徐々に小説を書く時間が減っていることを危惧している。土曜日にバイト、そして今週の日曜日には従兄妹の藤島玲子（ふじしまれいこ）と付き合わなければならなくなった。 <br><br><font size="3">”　祐也の気は焦るっ！　” <br></font><br><br>※　君と僕との出会いのキセキ　～　ひよこのレイコ　～　※ <br><br><br><font size="4">「ブゥ～お兄ちゃんまたあたしを笑ってる！　」 <br></font>「あはは。そんなことないって」 <br><font size="4">「あ～また笑った！　」 <br></font><br>少女はそう言うと顔を真っ赤にしてジダンダを踏んだ。でも、僕が歩き出すと、彼女もついてくる。その姿がとてもひよこに似ていた。どこに行っても顔を赤くしながらもついてくる。その姿はとても―― <br><br><font size="4">”　とても可愛かった　” <br></font><br>「……あ、夢か……」 <br><br>僕はベッドから飛び起きた。まさか、僕はアイツのことを可愛いと思っていたのか……若干ショックを受けながらも僕は起きた。そう、今日は日曜日、半ば兄貴から強制的に玲子と出かけて来いと言われている。土曜日はファミレスのバイトに出かけた。ん～何かここ最近忙しい気がする。 <br>手早く準備をして、外に行こうとする。その時、隼人（はやと）と遭遇した。 <br><br>「おっと」「あ、ごめん」 <br><br>ぼくたちはぶつかりそうになり、お互い声を上げた。隼人は声を上げたあと、しばらく僕をマジマジと見つめて口笛を吹いた。 </font></p><font size="2"><p><br>「<font size="3">ヒューッ</font>。お前結構高い服持ってるんだな。全く気がつかなかった。それ”　<font size="4">バッロ・ディ・アンジェリ</font>　”のだろ？　」 <br>「え？　兄貴知ってるの？　」 <br><br>僕は驚いた。兄貴やっぱりファッション系とか得意なのかなと思っていると得意そうに話した。 <br><br>「まぁ、そりゃな。俺、イタリアでこのブランドの服着てモデルしてたんだからよ」 </p><p><br><font size="5">「え？　マジで！？　」 <br></font><br>兄貴の予想外の言葉に僕は驚いた。兄貴がモデルの仕事をしていたとか、しかも本場イタリアで。スケールが違いすぎるよ。 <br><br>「ま、色々あってなー。黎苑（れおん）の誘いもあってね。それで一年イタリアに留学してたんだよ。んで、資金がないから叔父さん頼って出してもらってたんだ。んで、そのお金返そうとしたら叔父さんが……な」 <br>「そっか……そういう事なんだ」 <br>「うん」 <br><br>僕たちは視線を下に落とした。多分僕たちの頭には同じ姿が想像される。そう玲子だ。僕たちは叔父さんから返しきれないほどの恩を受けた。とても優しい叔父さんだった。その叔父さんが愛した一人娘、彼女の存在。 <br><br>「……すまんな。これから出掛けるってのにこんなこと話して」 <br>「いや、兄貴のこと全く知らなかったから嬉しいよ。また色々教えてよ。イタリアの生活とかさ」 <br><br>僕の言葉に隼人は驚いた。そりゃそうだろう。今まで他人との関わりを極力避けていた僕。周りのことなんてお構いなしにいた僕が、自ら相手に接触しようとする。今までの僕を知っていたら皆一様に驚くかもしれない。 <br><br>「ああ、分かったよ。祐也、ありがとな」 <br><br>隼人はそう言うと、自分も出かけるからと言い残して、自室に戻っていった。隼人の後ろ姿を見て思った。やっぱり僕は変わった。今まで興味がなかった外界に自ら接触しようとしている。全ては、そう……<font size="3">玲央奈のおかげ</font>……かな。 <br>　そろそろ時間になりそうなので、慌てて僕は最寄りの駅に行って、電車に乗る。そして、学校の駅の次の駅についた。相変わらず繁華街らしく、噴水の前では沢山の男女がソワソワしながら待合いをしている。僕もその一人だ。そして、少し早いかなと思いつつ辺りを見回すと―― <br><br><font size="4">”　あの玲子も何故かソワソワしつつ僕を待っているようだった　”</font> <br><br><font size="5">ハハッ！</font>　アイツ普段強気に話してるはずだが、頻繁に時計を見て不安そうにキョロキョロしてる。その姿がとても……クププッ <br>ほくそ笑んでいると玲子は僕の姿に気がついた。はじめ嬉しそうに　僕を見つめていると、僕が笑っているのに気がついて、段々と顔色が変わっていった。 <br><br><font size="5">「アーッ！　笑っているな！　気がついたら早く呼びなさいよ！　」 <br></font><br>玲子は指を指して怒鳴ると、そのまま大股開きでドスドスと歩いてきた。完全に顔が真っ赤だった。まるで大魔神の様相だ。周りのみんなも恐れおののいて見てる。そして、僕の腕を掴むと引き寄せ、そのまま腕を組む状態で引きずり出した。 <br><br>「チョッ、チョット……」 <br>「うるさい！　」 <br><br>玲子はそう言うと、顔を真っ赤にしたまま噴水前を後にした。 <br><br>「う～んこれでいいかなぁ～」 <br><br>玲子は早速最寄りの服屋に行くと、僕の目の前で、一人ファッションショーを始めた。ん～暇だ。かれこれ三十分ぐらい悩んでは着せ替えをして、僕の前で見せつけてくる。あ～可愛い可愛い…… <br><br>「ど、どう？　この感じ！　」 <br></p><p>「ファ～……いいんじゃない？　可愛い可愛い……」 <br><br><font size="5">「！！　」 <br></font><br>ずっと立ちぼうけで僕は思考が停止していた。あくびをして、死んだ魚の目で適当に反応しつつ、軽く拍手をしながらそんなセリフを言った。すると、玲子は信じられないという表情をしてまた顔を赤くした。 <br><br><font size="5">「ちゃんと見なさいよバカ！　」 <br></font><br>そう言うと、フルスイングで僕の頬を張っ叩いた。”<font size="5">　スパアアァァン！</font>　”と平手打ちの音がフロアに響いた。周りの店員達も驚いて僕を見ている。そう、僕の頬にはとても形のいいもみじ腫れが出来ていた。 <br><br>「……行くわよ」 <br><br>そう言うと玲子は、また僕を引きずって、店員達が心配そうに見る中、店を立ち去った。</p><p>いやぁ、あの張り手で、<font size="4">僕の心ここにあらずの意識が、本当に現世で亡くなりそうになったよ</font>。 <br>　しばらく歩くと、玲子はとある雑居ビルの一角に立ち止まった。ここに何があるんだろう。そう思っていると、玲子はサッサと中に入っていく、当然僕の腕も掴んだままだ。 <br><br>「ど、どこ行くの？　」 <br>「うるさい。黙りなさい」 <br><br>玲子はそう言うと階段を上っていく。すると、どこかのタレント事務所だろう。華やかな女の子のポスターがちらほら見えてきた。その中に、玲子がいた。玲子が水着姿でニッコリとウインクしてピースサインをしつつポーズをとっているという内容だった。思わず立ち止まって見ると、玲子は食いついたか。とも言わんばかりに話しかけて来た。 <br><br>「私さ、モデルやってんだ」 <br>「へぇ……そうなんだ」 <br>「……思ったより反応薄いな……」 <br><br>玲子は勝ち誇った顔から、一気に残念そうな表情に変わった。確かに玲子がモデルしてたのは驚いたけど、今朝隼人がイタリアでモデルしてたって話してたからなぁ。何か、無意識に比較しちゃったんだよね…… <br><br>「と、とにかく事務所に来なさいよ」 <br><br>若干焦り気味の玲子は、僕を無理やり自分の所属事務所に入れる。すると、事務所にいた社長さんと思われる女性の人が僕を見ると、嬉しそうに事務所の応接室に連れて行った。しばらく応接室で待機していると、玲子は大きな写真の入った冊子を持ってきて見せてきた。社長もニコニコしながら見つめている。何なんだ…… <br><br>「ど、どう？　」 <br>「うん、可愛いね」 <br>「……それだけ？　」 <br><br>僕は頷く。玲子は目が点になっている。その顔がとてもひよこ見たいで可愛い。うん、<font size="3">ひよこは可愛いよねっ</font>。 <br><br>「はぁ……今までの私は何だったんだろう。無駄だったのかな……」 <br><br>そう言うと玲子は燃え尽きたように真っ白になった。社長も悲しそうな目で僕と玲子を交互に見ていた。社長さんは何か事情でも知ってるのかな。そう思ったけど、あえて聞くことはしなかった。 <br><br>　事務所を後にして、僕たちは帰りの途に着く。玲子は青い顔のまま、僕のあとについて行く。まるで調子の悪いひよこが付いてくるような頼り無さだった。チョット罪悪感があった僕はほぼ常連となりつつある喫茶キャッツアイに行った。僕はコーヒーとケーキ、玲子はコーヒーとパフェだった。ん～僕の知る女性陣は皆パフェが好きだな……無表情のまま絶え間なく食べ続けている。そして全部食べ終えると視線を落として外を見つめていた。 <br><br><font size="4">”　頬にパフェのクリーム付いてる……　”</font> <br><br>気になった僕は玲子の頬についたクリームを拭ってやる。すると玲子は顔を真っ赤にして怒った。 <br><br><font size="5">「な、何すんのよ！　」</font> <br></p><p>「あ、いや。頬にクリームついてたからさ……」 <br></p><p><font size="5">「なら言いなさいよ！　」 <br></font><br>そう言うと玲子は癇癪を起こして、僕の言うことを全く聞く耳持たなくなった。仕方なく喫茶店を後にして、駅に行く。相変わらず玲子は僕の後ろを付いてきた。でもさっきのような青い顔じゃなくて赤い顔。プンプンしながらついてくる。それが、今朝見た夢とソックリだった。噴水の前についた時、僕は振り返った。すると、夢の時と同じようにプンプンしながらも玲子は、一定の距離で立ち止まった。そして僕を睨みつけている。その姿を見て思わず微笑む。 </p><p><br><font size="4">「な、何がおかしいのよ！　」 <br></font>「あ、いやチョットな……」 <br><br><font size="4">”　相変わらずお前可愛いな　” <br><br></font>僕はひよこのレイコはいつもこんなんだったと思いつつ、そう言った。すると玲子は口をパクパクしながら信じられないぐらいに顔を赤くした。さながらゆでダコのようだ。 <br><br><font size="5">「ば、バカッ！　」 <br></font><br>そういうと玲子は僕をグーで殴りつけ、そのまま駅のホームへと走り去った。<font size="5"><font size="4">超イテェ！！</font>　</font> <br><br>「な、何なんだ一体……」 <br><br>僕は一人、痛む頬を押さえつつボーゼンと玲子がいなくなった駅の入り口を見つめていたのだった。 <br><br></p><p>～　ひよこのレイコ　～END </p><br><p>↑申し訳ございません・・・今更ですが２５話投稿し忘れていたようです…慌ててうpさせていただきました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんm(_　_)m<br></p></font><br>
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<link>https://ameblo.jp/kingsrock/entry-12072531069.html</link>
<pubDate>Sun, 13 Sep 2015 08:12:27 +0900</pubDate>
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<title>※　君と僕との出会いのキセキ　第三十三話　～　学園祭始まる前編　～　※</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">『君と僕との出会いのキセキ』 <br><br><br>小説のＷｅｂ投稿が趣味の霧島祐也（きりしまゆうや）。彼は文月玲央奈（ふづきれおな）と出会い、人生の大きな転換期を迎えた。二人の周りにはいろんな女の子が増えてきた。二人の時間を共有しようと 玲央奈が画策するもあえなく水泡に喫した。 <br>全ては祐也の鈍さと、彼女の努力の賜物である祐也の男磨きそれだった。 <br>悶々とする玲央奈。そして、時期は夏から秋に代わり、体育祭と学園祭が行われるのだった。 <br><br><br>※　君と僕との出会いのキセキ　～　学園祭始まる前編　～　※ <br><br></font></p><p><font size="2">「<font size="3">さて！　</font>９月に入った。たるんだお前らの脳みそと体を叩き</font><font size="2">直してやる」 <br><br>担任の月見里尊（やまなしみこと）先生の言葉に皆がげんなりとした顔をしている。夏休みが終わり秋になり、休み明けのテストが行われる。それが終わると、休む間もなく体育祭と学園祭が連日行われるのだ。ま、テストはともかく、僕はどっちも興味ないしやる気ないけどね。 <br><br>「……というわけで、体育祭の役割分担はこれでいいな」 <br><br>月見里先生はそう言うと、次の議題に入る。 <br><br>「さて、次は学園祭に移ろうか。俺たちの教室の出し物は何がいい？　意見のあるものは挙手してくれ」 <br><br>「…………」 <br><br>途端に教室は静かになる。皆ろくな意見を持っていないんだろうな。ま、僕もだけど～ <br><br>「意見は……ないのか？　」 <br><br>そういうと月見里先生はそういうことを見越していたのだろうか。紙を用意していたようで、一人一枚配り、どんな意見でもいいから出し物を一つ記入して提出することと言い残し、会議は終了した。 <br><br><font size="3">『ん～全然思いつかないや』 <br>『まーそだろうねぇ。うちらはもう決まったよ』</font> <br><br>僕は家に帰ると、小説を書き始めた。するとレオさんからのコーリングが来た。小説を書きながら僕はレオさんとチャットを始めた。最近僕は器用になったなと思う。小説書きながらチャットって普通は無理じゃん。だけどずっとしていたら何故か両方両立できるようになった。<font size="3">人間ってやればできる子なんだね！ <br></font><br><font size="3">『へぇ～すごいな。何になったの？　』 <br>『喫茶店だよ～』 <br></font><br>フム……手堅く攻めてきたな。僕もそれでいいか。月見里先生に渡された紙に適当に喫茶店と書いて終わらせた。 <br>次の日、月見里先生から提案の紙の回収があり、後日発表のこと。そのまま休み明けのテストが始まった。 <br><br><br>テストも終わり、月見里先生からの発表が何故かなく、僕は寝不足のまま学園祭と体育祭の準備を始めた。正直やる気がないんだけど…… <br><br><font size="5">「ちょっと！　なんでいつまでたっても来ないのよ！　」 <br></font><br>聞き覚えのあるひよこのさえずりが聞こえたので、聞こえたほうを振り返ると真っ赤なカラーひよこがいた。完全なまっかひよこ……クププッ <br><br><font size="5">「ダアアア！　忙しいのに何訳のわからないにやけ顔してんのよ！　行くわよ！　」 <br></font><br>僕はにやけた顔のままカラーひよこのビンタを食らって失神したのだった。 <br>気が付くと、体育祭実行委員会と黒板に書かれた文字が見える。どういうことだ……不思議そうに見つめているとカラーひよこが悪びれるそぶりもなく言った。 <br><br>「……あんた体育祭の実行委員だったの知らなかったの？　」 <br><br>「…………え？　」 <br><br>僕は言葉を失った。……いつの間に決まったんだ。と考えをめぐらす。しばらくして気が付いた。そう言えば僕寝てたっけ。それをいいことに勝手に決めたのか……。怒りを覚えるが、その時に寝ていた僕も悪い。怒りの方向が分からず迷走している。 <br><br>「で、でも……あんたが実行委員してくれてたなんて……ちょっと嬉しいかも……」 <br><br>赤いカラーひよこの言葉を聞いて言葉を失う。そんなに僕の罰ゲームを見るのが楽しいのか……。 <br>　しばらく学園祭の内容が告げられ、僕たちは誘導の係りとなった。競技に参加する人や、催し物の人員誘導など、雑用が主である。他の仕事と比べると簡単らしく、決められた誘導以外は自由時間になっているようだ。しかも特例で複数の競技にでなくてもいい……と。これはこれでいいかもしれない……。 <br><br>「……何ニヤニヤしてんのよ……気持ち悪いわね」 <br><br>カラーひよこは僕を睨み付けるがどうでもいい。暇な時間は一人で楽しく時間を使わせて貰おうフフフ……。 <br><br>「あ、あのさ、迷惑じゃなかったらあたしと自由時間一緒に行動しない？　」 <br><br>「……え？　」 <br><br>委員会の会議が終わり、資料をかばんに入れて帰っている時、ふと玲子が何かを言ってきた。暇な時間に何しようかと考えていた僕は素っ頓狂な声を上げて反応した。すると、頬を桜色に染めたピンクのカラーひよこは見る見るうちに<font size="3">真っ赤なカラーひよこに変身した</font>。おー……<font size="4">すごい色の変化！</font>　夕方だから更に赤みが増して……<font size="5">めっちゃ怖い！</font> <br><br><font size="5">「このバカッ！　」 <br></font><br>そう言うと玲子は目に涙を浮かべそのまま全力の張り手をかましてきた。ブハッ！　超いてぇ！　 <br>　気を失わなかったことだけは奇跡かもしれない。痛む頬をさすりながら僕は理由もわからず佇んでいた。 <br><br><br><font size="3">『よしっ！　じゃあアンタ暇な時間私と一緒に行動しなさい』 <br></font><br>レオさんからの命令がチャット画面に出てきた。あまりにも明確な命令過ぎて二度見しちゃったよ。 <br>　僕は痛む頬をさすりながら帰宅し、玲央奈とチャットをしていた。その時、今日あった出来事を報告していた。 <br><br><font size="3">『え？　何でさイベントとかめんどくさいよ』 <br>『コラッ！　女の子の誘いを断る男子がどこにいるっ！　』 <br></font><br>え？　これ誘ってたの？　僕は思わず目を見開いた。誘いじゃなくて、命令だよね……？ <br><br><font size="3">『てっきり命令だと思ってたんだけど』 <br>『は？　何言ってんの？　行くか行かないかどっちなのよ』</font> <br><br>レオさん完全に強制モードですね。雰囲気的に言って断ったら僕の死亡フラグが立つだろうね。正直断る勇気がない。 <br><br><font size="3">『うん、分かった』 <br>『素直でよろしい』 <br></font><br>素直……か。素直な僕の意見を言ったら間違いなく僕は地獄を見るだろうね。この場合のレオさんの言葉を言い換えると”　<font size="3">従順でよろしい　</font>”だと思ってる。まぁ、口が裂けても言わないけど。 <br><br><font size="3">『ま、誘導だから何も準備いらないんでしょ？　』 <br>『うん、そのまま体育祭と文化祭すればいいよ』 <br>『ふぅん……そっか。文化祭楽しみだね』</font> <br><br>レオさんはそう言うと夕飯だからとチャットを退出した。一人ＰＣの前で僕は物思いに更けていた。ふと、玲子の言っていた言葉が分かった気がした。もしかしたらアイツもレオさんと同じで一緒に僕と行動したかったのかなと。そう思った僕は玲子に電話する。 <br><br><font size="3">《……何か用？　》 <br></font><br>玲子の冷め切った声が聞こえる。取りあえず自分が思ったことを伝えてみよう。 <br><br><font size="3">《なぁひよこ……》<font size="5">《ひよこ言うなっ！　》</font> <br></font><br>しょっぱなから玲子からブチ切れられた。イラッとするがここは我慢だ。 <br><br><font size="3">《あのさ、お前が迷惑じゃなかったら、自由時間一緒に行くか？　》</font> <br><br>《ヒ、<font size="5">ヒウッ！</font>　》 <br><br>ん？　何か予想外の声が聞こえた気がする。普段のひよこの声じゃない……なんか新鮮だ。しばらく不規則な息遣いと<font size="3">《な、な、ななな……》</font>とか聞こえる。アレ？　あの時アイツが言った言葉と違う？　一気に不安感が募る。 <br><br><font size="3">《あ、僕の勘違いかな？　迷惑なら……》《い、<font size="5">行く！</font>　<font size="5">行くに決まってんでしょ！</font>》 <br><br></font>玲子にしては珍しい発言だった。ちょっと声が上ずっていて面白い……クププ。まぁ、可愛い妹のお守りぐらいしてやるか。 <br><br><font size="3">《へ、<font size="4">へへ！　文化祭楽しみだねっ！</font>》 <br>《お、おう……》</font> <br><br>しばらく玲子は上機嫌でいつもの刺々しさがなくて、とても違和感バリバリだったのは言うまでもなかった。 <br><br><font size="3">《じゃ、じゃあまた</font><font size="4">明日っ！</font><font size="3">》</font> <br><br>玲子はそういうと電話を切った。たっぷり三十分ぐらい話しかけてきやがった。 <br><br>「さて、小説書くかな」 <br><br>僕はチャット画面を閉じて、小説を書き始めた。その時、一瞬レオさんの履歴文字が見えた。ん？　なんか引っかかる気がしたけど……まぁいいか。 <br><br>来週は体育祭。運動が不得意な僕は全然活躍の場はないだろう。普通に実行委員会にいて良かったかもしれない。その時は楽観的にそう思っていた。 <br></font></p><p><font size="2"><font size="3">”　そして学園祭が始まった　”</font> <br><br><br>～　学園祭始まる前編　～ＥＮＤ</font></p><dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=30248515" rel="nofollow" target="_blank" alt0="BlogAffiliate">鬼平犯科帳（95） [ さいとう・たかを ]<br><img border="0" 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0px">↑只今読んでいる本鬼平犯科帳！5巻まで行っていますが、かなりおもしろかった。時代劇のものだと思って敬遠したらもったいないと思います。 </dd><dd style="MARGIN: 0px">　基本盗人を捕る話ですが、主人公の人柄、人間臭ささ、そして何より盗人の人間関係（笑）が物語にものすごい感情移入させていきます。 </dd><dd style="MARGIN: 0px">　盗人も人間、捕縛され処刑されたら復讐心が沸いてきますよね。その人間臭さが自分にとってとても面白味のあるところだと思っています。 </dd><dd style="MARGIN: 0px">・・・何気にそういうところが自分の作風と被っているような気がしないでもない・・・ </dd></dl>
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<link>https://ameblo.jp/kingsrock/entry-12054952746.html</link>
<pubDate>Sun, 26 Jul 2015 23:37:46 +0900</pubDate>
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<title>※　君と僕との出会いのキセキ　第三十二話～　夏と海と水着と……　～　※</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">『君と僕との出会いのキセキ』 <br><br><br>小説のＷｅｂ投稿が趣味の霧島祐也（きりしまゆうや）。彼は文月玲央奈（ふづきれおな）と出会い、人生の大きな転換期を迎えた。 高校二年生になり、裕也のダイエットも架橋を迎えた。そして、目標体重に達した裕也を労う為？　玲央奈は祐也を海に誘ったのだった。 <br><br><br>※　君と僕との出会いのキセキ　～　夏と海と水着と……　～　※ <br><br><br>「でさ、これどういうこと？　」 <br><br>玲央奈は眉間に青筋を立てながら僕に尋ねてきた。うん、ものすごい不機嫌だね。怖くて何も言えないよ。 <br>　季節は夏真っ盛り、ここ最近僕はダイエット漬になっていた。目標体重60キロに向けてのダイエットだ。兄貴の助言もあり、色々と苦労しながらも目標を達成させた。それが丁度夏休みが始まる直前だった。目標達成を報告すると、玲央奈は当然のことのようにご苦労様の一言もなく、勝手に夏休みの予定を組まされたのだ。それがいわゆる海水浴のお誘いだった。 <br>　まぁ確かに、玲央奈が不機嫌になるのは良く分かる。だけどさ、たまには愚痴言いたくなるじゃん……。という経緯からうっかりアルバイト先の先輩である早坂莉奈（はやさかりな）さんに話してしまったというのが今回の失敗（？）になるらしい。莉奈さんから話が派生して、ハイキングに参加した全員がここに再集結したという運びになるのだ。完全に自分に非があるため黙っていると、この僕を代弁してくれる素敵な人物が現れた。 <br><br>「まぁまぁそういうなって玲央奈。コイツだって悪気があってこんなことになったわけじゃないんだからよ」 <br>「……悪気がないからさらに始末に負えないのよ」 <br><br>珍しくため息を付くように玲央奈が答えた。苦笑いをしつつ玲央奈が折れたことを僕に報告してくれた。彼は僕の兄貴、霧島隼人（きりしまはやと）。僕と違って背が高くて人あたりが良い。今大学生だけど、この性格と抜群のスタイルを使い、イタリアでモデルをしていた経験を持っている。色んな意味で僕は全く歯が立たない。兄貴が太陽なら僕は月の様な感じがかもしれない。 <br><br>「だってよ。玲央奈許してくれるってさ」</font></p><p><font size="2"><br><font size="4">「許すわけ無いでしょ！　」</font> <br><br>隼人が軽口を言うものだから玲央奈がムキになったよ。そんな大きな声で言うもんだから……僕は改めて後ろを振り返る。ここは玲央奈とよく待ち合わせをする繁華街の駅前噴水広場だ。本当にここでは色んな事があったなと思う。 <br><br>「祐也っち何たそがれてんの？　」 <br>「遠くを見つめる祐也さん……何かｽﾃｷ……」 <br>「何噴水見つめて遠い目してんの？　バカじゃないの？　」 <br><br>「ハハ……こりゃ手厳しいな……」 <br><br>僕がちょっとよそ見をしてるだけで何でこんなに突っ込まれるんだろう……。黎苑（れおん）さんだけは僕の事を同情してくれた。この優しさが身にしみるよ。 <br><br>　さて、話を戻そうかな。僕たちは今、玲央奈達と待ち合わせで繁華街の駅前噴水広場にいる。玲央奈の家の最寄駅になる。そこで待ち合わせるため、僕が噴水の前に行くと、既に莉奈さんと悠舞（ゆま）ちゃんがいた。そして、慌てる僕を尻目に莉奈さんが話を続けていく……すると、玲子（れいこ）と兄貴が来て、僕が更に慌てているとぶすっとした玲央奈と共に黎苑さんが来たのだ。そして彼女の「でさ、これどういうこと？　」というきつい一言が始まったのだ。 <br><br>「……ま、まぁ……来ちゃったのは仕方ないからさ……い、いいでしょ？　」 <br><br>怯えながら僕は尋ねる。するとジト目のままの玲央奈はため息を着くと仕方ないという表情をした。その後も僕をジト目で見つめながらも何とか承諾してくれた。……彼女にしては珍しく素直だったのが気になるけど、承諾してくれたのなら結果オーライ。 <br><br>「……次はないよ……」 <br><br>ん？　な、何かものすごい怖いセリフが聞こえた気がするけど、聞こえなかったことにしよう…… <br>　今回は少し遠出をして海に向かった。大きな砂浜がある有名な場所らしいけど、僕はそもそも泳ぎは得意じゃないからあまり海行かないんだよね。どういうところか良く分からないや。と思っていると、段々目的地に近づいてきたようで、海が見えてきた。ん～海って思ったより澱んでるんだなぁ～。 <br><br>「あー海が見えてきたね」 <br><br>莉奈さんがニコニコしながら言う。悠舞ちゃんもニコニコしている。玲子は真面目な顔をして海を見つめている。玲央奈は……不機嫌そうに海を見た。 <br>　一方、僕は……兄貴達と海とは反対の山側を見ていた。……だってあっち側怖いんだもん。大貧民をしているらしく本当のセレブの玲央奈が大貧民という不名誉を負っているのだ。貧民になっている玲子。莉奈さん、悠舞ちゃんは大富豪と富豪だ。何かはじめのカード交換で莉奈さんにものすごい<font size="3">優越感</font>に浸った顔で要求され、屈辱にまみれた玲央奈がブスッとしながらカードを出している姿がとても印象的だったけど、僕が見つめるとものすごい形相で睨まれるから山側を見るしかなかった。玲子は悠舞ちゃんの申し訳なさそうな顔を見ながら無表情でカードを交換していた。……妙な温度感あるよねぇ。 <br>　それからしばらくして、というか片道二時間なんだけど（すごく長くない？　）目的地についた。太陽はとても暑く、すぐに熱射病になりそうな勢いだ。女性陣は先に着替えるために個室に向かった。僕たちは場所取りをしてから着替える。兄貴はパラソルと敷物をさっと広げると、すぐに服を脱ぎだした。あ、そっか。僕たちは既に海パンを履いたままだからそのまま脱げばいいんだよね。 <br>兄貴達がすでに準備できていたので、慌てて僕も着替える。あれ、思ったより服が脱げないぞ。 <br>足場が砂地のため、ちょっと着替えにくいや。もたもたしていると、太陽の熱視線とは別に変な視線を感じる。振り返ると、着替え終えた女性陣が何故か僕を注視していた。……皆目を向いて見つめている。超怖いんだけど…… <br><br>「な、何見てるんだよ！　」 <br><br>恥ずかしくなった僕は脱ぎかけの服をまた装着して体を隠す。顔がものすごく熱い。これは太陽の熱さじゃないと断言できる。体を隠すように彼女たちを睨むと皆は<font size="5">”　チッ　”</font>と舌打ちをすると、海に向かったのだった。え……何なの一体？ <br><br>「祐也大人気だな……」 <br><br>隼人は若干呆れつつも僕を半笑いで見つめていた。いや、違うだろ。僕が裸になるのが何でそんなに注目されるような内容なんだよ！　僕は服を脱がずに上半身はシャツをつけたまましばらくパラソルの下で佇んでいた。 <br><br>「祐也っち～海入らないの？　」 <br>「……いい。体が熱い……」 <br>「<font size="3">何言ってんのよ！</font>　海に入らないから暑いんじゃないの？　バカじゃないの？　」 <br>「バカでいいから放っといてくれよ……<font size="4">ウワッ</font><font size="3">ちょっと何すんだよ！</font>　」 <br><br>莉奈さんと玲子の言葉に適当に答えると二人は僕の両腕を掴んだ。そして、いつから居たのかわからない悠舞ちゃんと玲央奈が僕の両足を掴むと僕を運び出した。<font size="5">チョッ！</font>　女の子に担がれる僕って……<font size="5">やだっ</font>……<font size="5">恥ずかしいっ！</font>　って<font size="3">僕は何を言ってるんだ！</font> <br>　混乱しながらも僕は両手と両足をバタバタさせようとするが、我が女性陣は皆力が半端なかった。どこでそんな体力を持ってるんだよ……慌てていると僕の体が宙を仰いだ。無重力になった僕は訳が分からずそのまま身を任せてしまう。そして、入水したのだった。 <br><br><br>「<font size="3">グエェ～</font>気持ち悪い……」 <br>「大丈夫か？　」 <br><br>しばらく僕は気を失っていた。そして意識を戻した時には途方もない嘔吐感に苛まれた。そう、僕は溺れていたようだ。僕が気がついたのを確認した女性陣達は謝ってきた。 <br><br>「祐也っち……ごめんなさい」 <br>「祐也さんごめんなさい」 <br>「祐也……<font size="3">アンタ泳げないなら先に言いなさいよ！</font>　」 <br>「ちょっと調子に乗りすぎちゃったね。次はゆっくり入ろ」 <br><br>莉奈さんと悠舞ちゃんの謝罪が聞こえる。ん？　後半は全然謝罪がないんだが……まぁいいか。どうせ彼女たちは素直じゃないんだし…… <br><br><font size="3">「玲央奈さんそんな甘ったれたこと言ってたらいけませんよ！　アイツは甘やかしたらつけあがるんだから！　」</font> <br><br>……一人反省してない奴がいた。 <br><br>そんなこんなで波乱はあったものの、僕たちは浜茶屋で焼きそばを食べたり、かき氷やアイスを食べたり、ビーチバレーなどを楽しんだ。バレーはほとんど隼人と黎苑さんの独壇場だった。僕全く役に立たないじゃん！ <br><br>「ちょっと……手加減してよ」 <br><br>これはビーチバレーじゃない……ビーチという名の<font size="3">ドッヂボールじゃん！</font>　<font size="3">兄貴達コントロール良すぎ！</font>　<font size="5">全部僕にヒットしてるじゃん！</font> <br><br>「だって……なぁ」 <br>「女の子に攻撃なんてできねーじゃん」 <br></font></p><p><font size="2"><font size="4">「いやいや！　これバレーだよ！　僕に当てる必要ないじゃん！　」 <br></font><br>兄貴達は女の子に……とか言ってるけど完全に僕を狙っている。確信犯だ。打ちのめされていると玲央奈が珍しく優しく手を出した。 <br><br>「ほら、立ちなさいよ。だらしないんだから……」 <br>「あ、ありがとう」 <br><br>僕が彼女の差し出した手を握る。立ち上がって彼女を見つめると、玲央奈は暑さのせいだろうか、頬が赤かったきがする。思い切って僕は誘ってみた。 <br><br>「ちょっとバレー疲れたから海に入ろうか」 <br>「え？　あ、うん……行こうか」 <br><br>無意識に僕はシャツを脱いで上半身裸になって玲央奈の前にいた。玲央奈は顔を赤くして僕の上半身を見ている。その視線で何故か僕は恥ずかしくなる。 <br>恥ずかしさを堪えて僕と玲央奈は海に入った。太陽の炎天下では体が焼けるように暑いけど、海に入ると本当にひんやりとして気持ちいい。浮き輪に乗って漂うようにボーッと出来た。 <br><br>「あれ？　アンタちゃんと泳げるんだ」 <br>「あ、うん。さっきのは驚いて溺れたんだよ」 <br><br>僕の言葉に玲央奈はちょっとバツが悪くなったのだろうか視線を空した。 <br><br>「あ、さっきの……ゴメンネ。本当に調子に乗りすぎちゃった」 <br>「ううん。いいよ。気にしてない」 <br><br>「…………」 <br><br>玲央奈は無言になった。でも居心地の悪い無言じゃなかった。僕たちは海の流れに漂いながら浮いていた。無限の時間を感じる。喧騒もなく静かな時間。でも、僕たちの手はしっかりと繋がれていた。 <br><br>「そろそろ戻ろうか」 <br><br>玲央奈は気がついたようにそう言った。時計を見ると結構漂っていたようだ。僕たちは手を繋ぎながら帰る。一方あちらではビーチバレーがヒートアップしており、ものすごい数のギャラリーがいた。 <br><br>「う、クソッ強すぎる」 <br>「<font size="4">ハハッ！</font>　久しぶりに強敵に会えて満足したぞ」 <br><br>黎苑、隼人チームと<font size="3">ムキムキマンチーム</font>の二人はがっちりと握手をしていた。<font size="3">イケメンチームとガテンチームの握手の姿</font>。その姿はまるで腐った人が見たら題材にしてしまいそうなぐらい絵になる姿だった。 <br><br>「……<font size="5">ハッ！</font>　祐也っち……<font size="5">！</font>　<font size="5">アンタ何で祐也っちと手を繋いでいるのよ！</font>　」 <br><br>…………莉奈さん……よだれ出てるよ。 <br><br>「莉奈さん……よだれ出てますわよ」 <br><br>さりげなく僕から手を離した玲央奈はしれっと莉奈さんに指摘した。莉奈さんは慌ててよだれを拭くと噛み付くが、玲央奈によだれの訳を聞かれると劣勢になっている。気になるけど、この内容は聞かない方がいいと僕の本能が訴えていた。 <br>　ビーチバレーで浜が賑わい、伝説のイケメンチームとして兄貴達が君臨したのは言うまでもない。おかげでこの界隈が人気のパワースポットとなったようだ。</font></p><p><font size="2">　その後、太陽も沈みだし、空がオレンジ色に光りだした。僕たちは帰る準備を始める。そんな時、玲子が頬を膨らませながら僕に話しかけてきた。 <br><br>「…………玲央奈さんと二人で楽しかった？　」 <br><br>予想外の言葉に驚いた。でもできるだけ表情を隠して「まぁな」と答えると軽くチョップが僕の頭に投下される。<font size="5">イテェ！</font> <br><br>「……バカ……そういう事は冗談でも言わないでよ」 <br><br>じゃあ聞くなよと言いたいところだが、あえて黙っておく。すると、玲子はモジモジしながらも質問する。 <br><br>「玲央奈さん綺麗だったね。本当に、スタイル良くてさ。ビキニとかすごい似合うもんね……ね、ねぇ、わ……私は、どう……かな？　」 <br><br>さりげなくグラビアモデルのようなポーズをして水着姿を見せる。正直海に来た時点でするべき所をこんな夕方に見せる時点でこの子はどこかネジが抜けているんだろう。冷めた目付きで僕が見ていると恥ずかしくなったらしい。 <br><br>「チョ、<font size="5">チョット！</font>　<font size="3">少しは何らかの反応をしてよ恥ずかしいじゃない！</font>　」 <br><br>今度は容赦なしのチョップが脳天に投下される。<font size="5">超イテェ！！　</font>若干呆れながらも玲子を見る。やっぱりモデルの端くれなだけに可愛い。燃えるような赤のセパレート水着と彼女の独特な赤毛がこの夕日に映えていた。良く見るとひよこの玲子も立派な女の子になった。それが実感される。僕は自然に玲子の頭に手を乗せ撫でた。 <br><br>「可愛いよ。玲子」 <br><br>「…………」 <br><br>アレ？　言葉の選択間違えたかな……いつも黄色い嘴を尖らせる玲子が黙って俯いている。僕のナデナデも手を振り払わなかった。異様な空間だ……僕はこの雰囲気に耐え切れず手を離す。その時一瞬玲子の顔が見えたけど―― <br><br><font size="3">”　すごく嬉しそうで、幸せそうな表情をしていた。僕の初めて見る玲子の表情だった　” <br></font><br>その時、玲子は本当に可愛くなったなと実感したのだった。その時、軽くチョップが僕の脳天を直撃した。<font size="5">イテェ！</font>　振り返ると玲央奈だった。不機嫌そうな顔をしていたものの、時節玲子に見せる表情はとても優しかったのが印象的だった。 <br><br>　また二時間僕たちは電車に揺られ、家に帰った。疲れて風呂に入るとバッタリとベッドに横たわる。目を閉じると彼女たちの水着姿が眼に浮かぶ。やはり玲央奈は綺麗だ。莉奈さんは赤のセパレート水着で子供っぽい体つきなのになんだか大人っぽかった。一方悠舞ちゃんは全体的にピンクのワンピでパレオをつけて可愛かったな。 <br><br>……今日は疲れた。あ、今日の分の小説…… <br><br>と思いながらも僕は眠りについてしまった。そして、次の日、締切に追われた僕は寝不足になりながらも根性で小説を仕上げたのだった。 <br><br><br>夏と海と水着と……ＥＮＤ <br><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kingsrock&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_17.gif" width="107" height="68"></a> </font></p><dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=29044152" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">1Q84 BOOK 2/新潮社<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41shjjawEPL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="MARGIN: 0px">￥1,944</dd><dd style="MARGIN: 0px">Amazon.co.jp</dd></dl><br><dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=29044151" alt0="BlogAffiliate" 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<link>https://ameblo.jp/kingsrock/entry-11980325287.html</link>
<pubDate>Thu, 22 Jan 2015 18:07:48 +0900</pubDate>
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<title>※　君と僕との出会いのキセキ　第三十一話～　玲央奈の秘密　～　※</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">『君と僕との出会いのキセキ』 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">小説のＷｅｂ投稿が趣味の霧島祐也（きりしまゆうや）。彼は文月玲央奈（ふづきれおな）と出会い、人生の大きな転換期を迎えた。玲央奈の祐也改造計画は大詰めになり、最後はダイエットを残すのみに、そんな中、祐也は玲央奈に対して自分の中で何かを意識した。 <br>　それと同時に、玲央奈に対して不思議に思っていたことがあり、兄である隼人（はやと）に相談、七月中旬の隼人と黎苑（れおん）さんのモデルの仕事についていくこととなったのだが…… </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">※　君と僕との出会いのキセキ　～　玲央奈の秘密　～　※ </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「はい～！　という事で、こちらのご夫婦のファッションチェックです」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">日曜の朝、久しぶりに僕はボーッとテレビを見ていた。最近疲れ気味で、起きても頭が活動しないことがあり、コーヒーを飲みつつ、兄貴と一緒にニュース番組を見ていた。 <br>その時流れているやつが最近流行っている大人気コーナーである。ダサい夫のファッションチェックをして、その採点をしつつ、ファッションプランナーの方が旦那様の服のコーディネートをするというやつだった。結構このコーナーに出てるプランナーさんは大物が出ていたりする。一週間で決まったプランナーさんがいるようで、このコーナー月曜日から日曜日で七人編成でローテーションしてるらしい。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「お、祐也見てみろ」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ニヤニヤ笑いながら隼人がテレビに映っている人を指差す。黒髪が綺麗な純和風の美人の女性だった。兄貴の話だと四〇代後半と言ってるんだけど。全然見えない。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ヘヘッ。キレイだろこの人」 <br>「う、うん。だからどうしたの？　」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">僕の質問に隼人はおかしくてたまらないという表情をした。わけがわからない僕はジト目でこの頭がおかしくなった兄貴を見つめる。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「<font size="3">ハハッ！</font>　この人の名前な、<font size="3">文月佳代（ふみつきかよ）</font>って言うんだぜ」 <br>「へぇ。そうなんだぁ」 </font></p><p><font size="2">「……お前、ここまで言って分からないのか」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ため息をつく隼人。ボーッとしながら服を選んで、旦那さんをコーディネートしている文月佳代さんを見ているが……全く分からん。タイムオーバーだと言わんばかりに隼人は肩を落として言った。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「この人はな、本名は<font size="3">文月佳代子（ふづきかよこ）</font></font><font size="2">。玲央奈のお母さんだよ」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「へぇ<font size="5"><font size="2">……</font>！！　ええええええ！？</font>　」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">僕は驚きで目をこすった。……<font size="5">超いてぇ！！</font>　驚きのあまりに画面越しの文月さんを見つめていると、隼人はその姿が面白かったのがバカウケしていた。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「<font size="3">アハハハハ！！　</font>お前ってそんな面白い反応するんだな。久しぶりに腹の底から笑ったぞ。本当だぞ、この人は黎苑と玲央奈のお母さんだ」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">隼人の話だと、玲央奈の母、佳代子さんは、有名なアパレルデザイナーで、あの僕が着ている服も、彼女がデザインしたものらしい。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2"><font size="3">”　バッロ・ディ・アンジェリ自体が、玲央奈のお母さんが経営している店だった　”</font> </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">驚きに驚きが重なり、今自分が何を考えているのか全くわからなくなった。そんな中、隼人は服を手早く着替えると僕を呼んだ。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「さて、そろそろ仕事だ。行くぞ祐也」 <br>「あ、うん。もうそんな時間か」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">気がつくとこの旦那様改造計画というコーナーは終わり、ニュースはゴシップ系の内容になっていた。ついさっきまでこの画面にいた人が玲央奈のお母さんとか、未だに信じられなかった。 <br>　僕と隼人は、迎えに来た黎苑さんの車に乗り、目的地へと向かった。都心から少し離れた所に撮影所があった。撮影所は沢山のスタッフと信じられないほどの撮影機材などがあり、圧巻であった。皆こんなすごい器具で撮影とか受けてるの？　何、あの<font size="4">バズーカ砲</font></font><font size="2">みたいなレンズは……　 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あ、隼人さんお久しぶりです。このお仕事引き受けてくださって感謝致します。アラ？　この可愛い子は？　」 <br>「あ、佳代子さんお久しぶりです。はい、コイツは俺の弟で、祐也っていいます」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">隼人の紹介で、僕は「よろしくお願いいたします」と言って、頭を下げた。その姿をついさっきテレビで見ていた佳代子さんは「アラアラ～」と微笑んで見つめている。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「さすが、隼人さんの弟さんね。とても可愛いわ。まるで、貴方の中学生の頃にそっくりよ」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2"><font size="5">「！！　」</font> </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">僕はショックを受けた。まぁ、兄貴は中学の時から身長一七〇センチあったから、ねぇ。僕は身長伸びないから……アレだよね。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あ、ああ。そう言う意味じゃなくて。ああ……どうしましょう」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ガックリと肩を落とす僕を、慌てた表情でオロオロする佳代子さん。ん～何かこの人、精神年齢がとても若く感じる。そう思っていると隼人はニヤニヤ笑いながら言った。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「大丈夫ですよ。元々俺自体が規格外だったんだし。むしろ祐也ぐらいの方が、女の子にモテやすいと思いますよ」 <br>「あ、そうよね。ん？　そう言えば玲央奈が言ってた子って……まさか」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">何かを思い出したかのように佳代子さんは僕を見つめる。そして、僕の服装をジロジロ見つめると、ニコッと笑った。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「予想通りね。この服装はあの子が選んだものでしょ」 <br></font></p><p><font size="2">「<font size="4">え？</font>　ええ、まぁ……」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">この人、僕の服装だけでそれが分かるのか……プロは侮りがたし…… </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「だって、あの子の好みがバリバリ出てるじゃない。そうですか。<font size="4">貴方があの子の彼氏ねっ！</font>　」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="5">「「「ええええ！？　」」」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">佳代子さんの言葉を受けて、僕と隼人、黎苑さんの三人は驚きの声を上げた。<font size="3">え？　彼氏？　ど、</font><font size="5">どどどどう言う事！？　</font>僕たちが驚いた表情をしていたのを不思議に思った佳代子さんは首をかしげて「アラ？　」と言う。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「おかしいわねぇ……正月に紹介したい男の子がいるってあの子モジモジしながら話してたわよ？　」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="5">「「「……………………」」」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">僕たちは聞いてはいけないことを聞いてしまった気がする。多分、この話、玲央奈に漏れたら半殺しどころじゃないと思う。全員表情が青ざめていた。僕たちのただならない表情を見てさすがに分かったらしい。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あ、ボーイフレンドってことね。まだ彼氏さんじゃないんだ……ショボン……」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">……ん～なんと表現していいのかな。このとても<font size="3">可愛い中年の方？　</font>と言えば良いのだろうか、玲央奈のお母さんにしては結構性格が緩い気がします。でも、笑顔が最近見せる玲央奈に似ている気がする。その辺りは親子なのかなと思うんだけど―― </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="3">”　何か、佳代子さんは純和風って感じなんだけど、玲央奈と黎苑さんとは決定的に髪の色とか違う。それだけは分かった　” </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">しばらく会話をした後、仕事の時間になったので、隼人と黎苑さんは服を着替えて、佳代子さんがデザインした服を被写体にして撮影を開始した。今回は夏に向けてのスタイリッシュな服装らしく、キリッとした服でありながら、風通しがよい薄い生地のスーツだった。普段のスタイルがいい隼人と黎苑さんは難なく着こなしている。いいなぁ……<font size="3">背が高いと</font>。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ウフフッいつ見ても格好いいわね。隼人さん」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">佳代子さんは兄貴の堂々とした姿を見て嬉しそうに見つめている。だよねぇ。兄弟の僕でも見とれるぐらいに堂にいってる姿だもの。 <br>　二時間ぐらいだろうか、たっぷりと着せ替え人形のように様々な服を着こなした兄貴達は仕事を終えた。正直驚いた。ファッション雑誌とかで見ている華やかな姿。でも、その姿は何度も何度も写真を撮って、同じような姿勢の中からベストチョイスをしていく。構図を事前に決めていてそれを撮るのだが、自然にアクターがその構図よりいい姿をしたら、迷わずシャッターを押している。その瞬間を見逃さない。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「撮影って、すごいんですね……」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">僕は隣にいた佳代子さんに呟いていた。すると、佳代子さんはニッコリと笑って言った。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「作るって言うのは全部そうだと思うわよ。ある程度方向性を決めていても、咄嗟でもっと<font size="4">イイモノ</font>が出来るかもしれない。そう思ったら直ぐに実行に移す。それが<font size="4">モノづくりをする人たち</font></font><font size="2">に共通するんじゃなくて？　」 <br></font></p><p><font size="2">「……そう、ですね」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">僕はふと、自分の小説についてもそう思っていた。確かに方向性は決めて作っている。プロットも作って、山場を作って、色々決めてから作ってる。でも、自分の動かしてるキャラクターが自然に動き出したとき、僕のプロットよりいい動きをすることがある。その時は、迷わず僕も、行く。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「フフッ。知ってるわよ。貴方、玲央奈の好きな小説書いてる作者さんでしょ？　私も暇なときに読んでるわ。若いのに、素敵ね」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2"><font size="5">「えええええ！？　」</font> </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">僕は席を立ち上がって驚いた。こんなテレビに出てるすごい人に読まれていたなんて。そして、素敵だなんて。僕は興奮で顔が赤くなった。……それと同時に周りのスタッフ達に見つめられて更に恥ずかしくなったのは言うまでもない。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「フフッ。可愛い子ね。玲央奈が好きになるの良く分かるわ。何だか守ってあげたくなっちゃう……」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">佳代子さんにニコニコされながらそう言われて、僕は顔を赤くして俯いた。その姿が更に可愛かったようで、頭を撫でられていた。僕は硬直して動けない。そんな姿を苦笑いしながら隼人と黎苑さんは見つめていた。 </font></p><br><p><br><font size="2">「さて、少し喫茶店に行こうか」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">隼人の言葉に皆は同意する。実はこの仕事の次に大切な話があった。事前に佳代子さんにはその話が伝わっていたようで、喫茶店で話をしようと言っていた。隼人はその意を汲んでそう言ってくれた。 <br>適当な駐車場があるカフェを見つけ、黎苑さんの車はそこに入った。そして、店に入って、コーヒーを三つ頼む。佳代子さんはウキウキしたようにショートケーキを頼んで嬉しそうにしていた。何となく、僕たちといても違和感がないぐらいに幼く見えるのが不思議だ。 <br>しばらくして、コーヒーとケーキが出る。佳代子さんは嬉しそうに苺を取ると”　<font size="3">パクッ</font>　”と食べた。頬を赤くしながら「美味しい……」と言っていた。その姿を兄貴達は苦笑いしてみている。僕もしばらく静かに佳代子さんを見ている。すると、僕たちの視線に気がついて顔を真っ赤にして恥ずかしがった。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2"><font size="3">「チョッ、チョット何私を見てるの？　恥ずかしいじゃないの！　」</font> </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">アハハ……僕は心の中で笑っていると隼人は爽やかな笑顔で言った。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「佳代子さんがキレイだから見とれていました」 <br><font size="3">「や、やだぁ～隼人さんたら、お上手ねっ！　」</font> </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">な、何だこのやりとりは……僕と黎苑さんは目が合うと苦笑いが自然と出た。しばらくこの変なやりとりが終わった後、話は本筋に入った。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ごめんなさいね。祐也さんの聞きたいことね。そう……ね。玲央奈は純日本人じゃないわ。あの子は日本人の私と、イタリア人の主人の間の子です。黎苑もそうよ」 <br>「あ、やっぱりそうなんだ。玲央奈純日本人ってことにこだわってて、そんな事聞ける雰囲気じゃなかったから強引に純日本人だと考え込んでいました」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">僕の話を聞いて、佳代子さんは困ったようにウンウンと頷いた。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そう、ね。それで正解よ。余計なことを言うとあの子直ぐに怒っちゃうから。でも、本当はパパが一番悪いんだけどね……」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ため息を付くと、佳代子さんは話してくれた。玲央奈のパパは生粋のイタリア人だ。ある時、日本の文化というものに触れ、感動したらしい。その時に、知り合ったのが佳代子さんと言う訳だ。日本人の佳代子さんから様々な日本の文化を知る度に、日本での生活に憧れ、佳代子さんと共に日本に帰化したらしい。その時に、日本で生まれた黎苑さん、そして玲央奈。この二人を純日本人にしたいとパパが駄々をこねたためこう言う事態に陥ったらしいとのこと。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「まぁ、俺は直ぐにこの事実は分かったけどね。だって、周りと俺、姿が違うもん……オヤジと喧嘩して認めさせたけど。あのオヤジの思い込みは筋金入りだね」 <br>「そうねぇ。玲央奈が二十になったらあの人は伝えるって言ってるんだけど……あそこまで強く思い込んでるから……下手したらパパのこと嫌いになっちゃうかもね」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">玲央奈、結構複雑な環境に育っているんだね……そう思っていると、ふと気になったことがあり尋ねてみる。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そう言えば、玲央奈のパパだけど、純イタリア人なんですよね？　見たら一発で分かるんじゃ……」 <br>「うん、それなんだけどね……」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">黎苑さんがため息を付いた。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「実は仕事が忙しいとか色々理由つけて、会わないようにしてるんだ。そこは徹底しててね。定期的に玲央奈の動画を送ったりして見せてるんだ」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「…………」 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">僕は口をあんぐりと開けていた。そんなありえないことが実際にあるなんて思ってもみなかった。これが玲央奈の秘密ってことか…… <br>　全ての真相を知った僕は、隼人が言っていた意味を理解した。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2"><font size="3">”　絶対に玲央奈に言うなよ。アレ、アイツにとって禁句なんだわ　”</font> </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2"><font size="3">”　この話、玲央奈にするなよ。したらこの話はなかったことになるからな。それだけ大変な事なんだよ　”</font> </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">確かに、禁句だ。そしてこの話をしたら玲央奈の事情を聞く前に、玲央奈が発狂して、それどころじゃなくなりそうだ。 </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2"><font size="3">”　でも、そんなんで、本当に玲央奈は幸せなんだろうか？　”</font> </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">僕は兄貴達の言ってることを理解しながらも、玲央奈のことを思うと、そう思って仕方がなかったのだった。 </font></p><br><p><br><font size="2">～　玲央奈の秘密　～ＥＮＤ </font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2"><br></font></p><dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=28995920" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">1Q84 BOOK 1/新潮社<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41wyR3LA5GL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="MARGIN: 0px">￥1,944</dd><dd style="MARGIN: 0px">Amazon.co.jp</dd></dl><br><dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=28995919" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)/新潮社<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51pdnZBq-aL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="MARGIN: 0px">￥637</dd><dd style="MARGIN: 0px">Amazon.co.jp</dd></dl><br><dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=28995918" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉後編 (新潮文庫)/新潮社<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F514gb0bihGL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="MARGIN: 0px">￥637</dd><dd style="MARGIN: 0px">Amazon.co.jp</dd></dl><p><font size="2">↑今読んでいる本です。村上春樹先生の本なのですが、読んでみて分かりました。いろんな意味ですごいｗ</font></p><p><font size="2">内容もすごいですが、何より文章の勉強になる。小説を書くにあたってどうしたらいいのかヒントが沢山ある内容でした。自分もこれぐらいの文章力ほしいｗ</font></p><br>
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<link>https://ameblo.jp/kingsrock/entry-11977554231.html</link>
<pubDate>Thu, 15 Jan 2015 17:50:03 +0900</pubDate>
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<title>※　君と僕との出会いのキセキ　～閑話休題６……～　※ ３０．５</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">※　君と僕との出会いのキセキ　～閑話休題６……～　※ <br><br><br>今回の話の参加者 <br><br>霧島祐也（きりしまゆうや）：祐也 <br>文月玲央奈（ふづきれおな）：玲央奈 <br>霧島隼人（きりしまはやと）：隼人 <br>文月黎苑（ふづきれおん）　：黎苑 <br>早坂莉奈（はやさかりな）　：莉奈 <br>早坂悠舞（はやさかゆま）　：悠舞 <br>藤島玲子（ふじしまれいこ）：玲子 <br>店長　　（てんちょう）　　：店長 <br>店員　　（てんいん）　　　：店員 <br>霧島悠里（きりしまゆうり）：悠里 <br>岩田光雄（いわたみつお）　：岩田 <br><br><br>祐也：　「もうこの話も三十話まで行ったんですか」（遠い目 <br><br>玲央奈：「相変わらずあんたは成長の兆しが見えないけどね」 <br><br>祐也：　「…………グスン」 <br><br>隼人：　「玲央奈、お前のその言葉毎回言ってるけど……少しは祐也を褒めてやれよ」 <br><br>玲央奈：「…………<font size="3">フンッ</font>」 <br><br>黎苑：　「素直じゃないな……」 <br><br>莉奈：　「素直じゃない奴は損をするよねー。祐也っちの可愛いところ私<font size="3">知ってるからねっ！</font>　」 <br><br>悠舞：　「わ、<font size="3">私だって！</font>　祐也さんの小説……<font size="1">大好き</font>……」 <br><br>玲子：　「え？　アンタ小説書いてるの？　……<font size="5">キモッ！</font>　」 <br><br>隼人：　「玲子……思っても<font size="3">言ってはいけません！</font>　」 <br><br>祐也：　「…………<font size="1">グスッ</font>」 <br><br>玲央奈：「<font size="3">この軟弱者っ</font>」 <br><br>黎苑：　「おい、もう祐也いじめるのやめて話し戻せよ」 <br><br>女性陣：「<font size="3">黙れ存在感の欠片のないクズが！　</font>」 <br><br>黎苑：　「…………<font size="1">グスン</font>」 <br><br>隼人：　「黎苑……お前も災難だな……というより、お前たちは祐也で遊びすぎだろ。黎苑だって真面目に生きてるんだ。<font size="3">天然記念物</font>なんだぞ」 <br><br>黎苑：　「<font size="3">慰めにもなってねーよっ！</font>　」 <br><br>祐也：　「もうやけくそだ……<font size="3">GWの旅行色々あったね！</font>　」 <br><br>隼人：　「あ、ああ……そうだな。……特にお前がな……」 <br><br>黎苑：　「どんなに女の子にもててもあの状況だけは俺は実演したくないな」 <br><br>玲央奈：「めんどくさいわね……祐也行くわよ」 <br><br>莉奈：　「一人で行けば？　」 <br><br>玲央奈：「<font size="4">ビキキッ！</font>　」玲央奈の眉間に青筋が立つ。 <br><br>莉奈：　「フフン。所詮黎苑の妹なんだから存在感撒き散らさないで大人しくしてなさい」 <br><br>　　　　<font size="5">　”バチイイィィン　” <br></font><br>莉奈：　莉奈が祐也手を出そうとすると玲子からのけん制の一撃が来る。 <br><br>莉奈：　「<font size="4">ちょっ！</font>　<font size="3">アンタ本編の時より痛いんだけど！</font>　」 <br><br>玲子：　「あら。モット痛くした方がよかったかしら？　」 <br><br>しばし二人は睨み合う。睨み合ったまま動く玲子の足を誰かがローキックをする。あまりの痛みで倒れる。 <br><br>玲子：　「<font size="5">キャンッ！</font>　<font size="3">だ、誰よ！　本編の足引っかけよりも悪質よ！</font>　」 <br><br>女性陣：「…………」 <br><br>男性陣：男性陣に戦慄が走る。 <br><br>祐也：　<font size="3">（い、今の悠舞ちゃんだよね……格闘家張りのローキックだったんだけど……彼女のプロフが不明すぎる……）</font> <br><br>祐也：　「あ、そうだ。たまたま作ったカレーあるんだけど皆食べる？　」 <br><br>カレーの匂いにつられ、男性陣女性陣が動き出す。一同からゴクリッと喉を鳴らす音が聞こえる。 <br><br>岩田：　「お前が俺に無断で旅行に行っていた。それだけでここまでの無言を通して、お前を無視していたんだが……それは<font size="3">無理だったようだな！</font>　」 <br><br>祐也：　「岩田……いたのか」 <br><br>女性陣は早く食べたいのにモタモタしている祐也達にイライラをしている。すると…… <br><br><font size="5">”　グググウウウウゥゥゥゥッッッ……　” <br></font><br>女性陣：地を這うような素晴らしい音が聞こえる。それに合わせて全員顔を真っ赤にしてお腹を抑え、お互いを見つめ合い、そして―― <br><br>岩田：　<font size="5">「ゴフオオオオォォォ！！　」</font> <br><br>祐也：　「あれ？　僕じゃない……」 <br><br>女性陣：「<font size="3">岩田に聞かれるのが一番気持ち悪い！</font>　」 <br><br>岩田：　「俺は……このために来たのか……ガクッ」 <br><br>その後、岩田を除いた全員は楽しく僕の作ったカレーを頂きました。 <br><br>★☆ <br><br>玲央奈：「さて、お腹もいっぱいになったし、お店でアンタの顔を整形するわよ」 <br><br>祐也：　「<font size="3"><font size="4">ちょっ！</font>　整形ってなんだよっ！</font>　」 <br><br>玲央奈：「冗談よ。さ、みなさんお願いいたします」 <br><br>店長：　「<font size="3">Si！</font>　」 <br><br>店員：　「ウタマロウタマロ～♪　」 <br><br>玲央奈：「あの……気になるんだけど……」 <br><br>店長：　「気にしたら負けです」 <br><br>祐也：　「気にしたらって……<font size="5">キャアアアアァァ！　イヤアアアァァァ！</font>　」 <br><br>祐也が何をされたか定かではない…… <br><br>玲央奈：「嘘っ……可愛い……惚れちゃいそう……」 <br><br>悠理：　「玲央奈がｷﾓﾁﾜﾙｲ……」 <br><br>黎苑：　「もう終わったかー……<font size="4">！？</font>　」 <br><br>隼人：　「<font size="5">！！</font>　」 <br><br>悠理：　「？　」 <br><br>隼人：　「第一印象から決めていました」 <br><br>悠里：　「はぁ？　」 <br><br>玲央奈：「プククッ……」 <br><br>莉奈：　「うそ……綺麗……」 <br><br>悠舞：　「私も、あんな風になりたい……」 <br><br>悠里：　「あ、あの……僕……」 <br><br>隼人：　「<font size="4">ハハッ！</font>　僕っ子ちゃんか……可愛いね」 <br><br>悠里：　「……<font size="1">オエッ</font>……」 <br><br>玲央奈：「えっと……隼人……これアンタの弟だから……」 <br><br>全員：　<font size="5">「エー！！　」 <br></font><br>隼人：　「…………」 <br><br>黎苑：　「隼人の絶望と驚愕に満ちた顔……初めて見るわ」 <br><br>隼人：　<font size="5">「男の純情返せ！　（怒）　</font>」 <br><br>悠里：　「ぼ、僕悪くなっ……<font size="5">モガガガッ！</font>　」 <br><br>隼人は悠里の幻影を打ち消すかのように無理やり化粧を落とす。 <br><br>隼人：　「ハァハァ……黒歴史だ」 <br><br>祐也：　「ハァハァ……何でこんな目に（涙目）　」 <br><br>岩田：　「な、なぁ……今のなんだよ」 <br><br>岩田：　不意に現れる。その姿に一同唖然とする。 <br><br>岩田：　「な、何だよ<font size="3">俺がどうしたんだよっ！</font>　」 <br><br>店員：　「テカガミドゾ……」 <br><br>岩田：　「あ、どもです……<font size="5">！</font>　<font size="3">ダレッこのイケメン！</font>　」 <br><br>全員：　「…………」 <br><br>岩田：　「こ、これがあれば……そ、そうださっきいた可愛い子誰？　」 <br><br>全員：　「…………」 <br><br>祐也：　「…………」 <br><br>岩田：　「確か、悠里ちゃんだよな？　」 <br><br>全員：　<font size="3">（エスパーか！　）</font> <br><br>岩田：　「ん？　なんか祐也……悠里ちゃんに似ているな……」 <br><br>祐也：　<font size="5">「ギクッ! ]</font> <br><br>岩田：　「悠里ちゃんが……お前でも……俺は<font size="4">イケルゼ！</font>　」 <br><br>祐也：　<font size="5">「ぼ、ぼぼぼ僕はいけないからやめてくれっ！　」</font> <br><br>その後女性陣の活躍により岩田は沈黙…… <br><br>玲子：　「アンタ女装癖あるんだ……ドン引きなんだけど……それに岩田と……」 <br><br>祐也：　「ご、<font size="3">誤解だ！</font>　<font size="3">やめてくれ！</font>　」 <br><br>玲央奈：「<font size="5">あっ！</font>　<font size="3">その手があったか！</font>　」 <br><br>黎苑：　「玲央奈、それは人ととしてどうかと思うからやめておきなさい」 <br><br>玲央奈：「……<font size="3">ブゥッ！</font>　」 <br><br>隼人：　「玲央奈……恐ろしい子……」 <br><br>祐也：　「僕も結構頑張ってるはずなんだけど全く報われてない気がするのは気のせい？　」 <br><br>女性陣：「気のせい」 <br><br>祐也：　「（涙目）　」 <br><br>祐也：　「折角体重63・2キロまで落としたのに……」 <br><br>玲央奈：「隼人のおかげでしょ？　」 <br><br>祐也：　「……うん」 <br><br>隼人：　「玲央奈料理できないから結局全部祐也が取り仕切ったんだよなぁ」 <br><br>玲央奈：「<font size="4">ちょっ！　ちょっと隼人！　言っちゃダメ！</font>　」 <br><br>莉奈：　「へぇ……そうなんだ。私料理得意だよ」 <br><br>悠舞：　「私はおねぇちゃんより得意だよ」 <br><br>莉奈：　「<font size="4">ちょっと黙ってなさい！</font>　」 <br><br>悠舞：　「ブウゥゥ～～」 <br><br>玲子：　「<font size="3">フフン！　私は祐也並みにうまいわよっ！</font>　」 <br><br>祐也：　「へぇ。そうなんだ」 <br><br>玲子：　「隼人から盗撮と料理の見本盗んでもらって全部習得……<font size="5">ゲフンゲフン！　</font>」 <br><br>祐也：　「兄貴……」 <br><br>隼人：　「おっとこれ以上言ったら旅行の時のアレ言うぞ？　」 <br><br>祐也：　「グッ……」 <br><br>玲央奈：「まぁ別に隼人と玲子が抱き合っても私は気にしないわよ」 <br><br>全員：　「…………」 <br><br>全員：　<font size="3">（玲央奈の追い落としは容赦ないな……） <br></font><br>玲子：　「<font size="5">ちょっ！</font>　見てたの？　サイテーなんだけど…………<font size="3">この話はもういいでしょ！</font>　」 <br><br>隼人：　「……そうだな。それより祐也。俺から言いたいことがある」 <br><br>祐也：　「ん？　何だよ」 <br><br>隼人：　「お前の料理うまいんだけどさ。肉入れてくれよ。俺はお前のダイエットに付き合ってないんだからよ」 <br><br>祐也：　「アー分かった分かった。こんなんでいい？　」 <br><br>豆腐ハンバーグを見せる。すると隼人の目が輝きだす。 <br><br>隼人：　「そうそう、ハンバーグとかちょっとお子様とか思うけど。<font size="3">肉が入ってるなら何でもいい！</font>　」 <br><br>全員：　<font size="3">（……馬鹿な奴だ……）</font> <br><br>祐也：　「じゃあ今度からそれと同じ感じで料理入れておくよ。それでいいでしょ？　」 <br><br>隼人：　「<font size="3">うんうん！</font>　祐也が話が分かる奴で良かった」 <br><br>玲央奈：「そういえばさ何でアンタの家って料理はアンタが作ってんの？　」 <br><br>祐也：　「ああ、両親が共働きだからだよ。だから僕が自然に家事をするようになったんだ」 <br><br>女性陣：「そっかぁ……」 <br><br>隼人：　「すまんが、うちの大切な家庭用品だからお前たちには<font size="3">渡さんからな！</font>　」 <br><br>岩田：　「<font size="4">ハッ！　悠里ちゃんっ！</font>　」 <br><br>全員：　<font size="5">「消え失せろ！　」</font> <br><br>岩田：　<font size="5">「ぐぼほおおおぉぉぉ！！　」</font> <br><br>岩田は全員からのカウンターパンチで消滅する。 <br><br>祐也：　「……最近変なまとまりで話が進むようになって……読んでくださる方たちが困惑してしまいそうなので、今日はここまでにします」 <br><br>隼人：　「<font size="3">ここまで話を呼んでくれて皆ありがとう！　そしてありがとう！</font>　」 <br><br>全員：　「まだまだお話は続きますので、是非”　<font size="3">トトノキセキ</font>　”をよろしくお願いいたします！ <br><br><br>閑話休題６END</font></p><p><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kingsrock&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_18.gif" width="107" height="107"></a></p><dl><dt><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%A9%E3%83%A9-Blu-ray-Disc-BOX-%E8%B1%8A%E6%B0%B8%E5%88%A9%E8%A1%8C/dp/B0071X0O00%3FSubscriptionId%3D175BC0N2BCT0X4DAZG82%26tag%3Damebablog-a2097249-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB0071X0O00" target="alt0='AmebaAffiliate' alt1='デュラララ!! Blu-ray Disc BOX/アニプレックス' alt2='Amazon.co.jp' alt3='http://ecx.images-amazon.com/images/I/51aW6IoIkEL._SL160_.jpg' alt4='1'">デュラララ!! Blu-ray Disc BOX/アニプレックス<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51aW6IoIkEL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="MARGIN: 0px">￥37,800</dd><dd style="MARGIN: 0px">Amazon.co.jp</dd></dl><p>とうとうデュラララ！！小説全部読み終えました。次のシリーズに期待です。とても楽しく読ませていただきました。次はバッカーノ！　読もうかな。機会があったらＢＤも購入して見てみます（＾－＾ｖ<br></p>
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<link>https://ameblo.jp/kingsrock/entry-11957683781.html</link>
<pubDate>Thu, 27 Nov 2014 19:55:02 +0900</pubDate>
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<title>§　第二十二章：反逆の芽と猜疑の眼　２ 　§</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆２◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆</font></p><br><p><br><font size="2">ハーヴィス達が今後の進退を考えている頃、旧ローヴァス領の治安の悪化は日々進行していた。ローヴァス領の末端分から徐々に侵食していくように反乱の芽は育っていく。</font></p><p><font size="2">　旧ローヴァス領某所。各地の反乱の代表たちが集まる。彼らは一人の若者の召集を受け、集まった。既に連携している者たちや、反乱を起こしている最中の者。そして、まだ反乱を起こすことなく、これから起こす予定の者たちなど、様々な境遇の者たちが集まっていた。<br>彼らは境遇、民族、立場は違えども、反エルベリアを掲げた同志であった。そんな彼らは一様に渋い顔をしていた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「とりあえず……反エルベリア連合……ということで、我々が一堂に会したな」</font></p><p><font size="2">一人の中年の男が立ち上がりそう言った。その言葉に渋い顔をしながらも彼らは頷いた。<br>　<br></font><font size="3">”　反エルベリア連合　”</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">先のモンターニャ地方においての国司軍が村を壊滅させた事件。この一件が各地の不満分子を活性化させ、小さな反旗の炎が灯った。その炎を消そうと躍起になった国司、役人達は火消しの為に軍を動員した。それにより、小さな村々は壊滅し、その村々に残ったわずかな物資すらも彼らは奪い取っていった。名目上は物資を取ることで反乱分子の力を削減するためだと言っているが、実際はその物資は彼らの懐に収まっていた。それが更に彼らの怒りの火に油を注ぐこととなった。<br>ハーヴィス達が国の防衛の為に奔走していたが、エルベリアの国司、役人達の横暴があまりにも酷く。全てを加速させた。そして、悪い噂は瞬く間に各地に飛び火し、小さな反旗の炎は徐々に勢いを増していった。そして、三か月経った時には各地で反乱が起きた。そして反乱と国司軍は壮絶な潰しあいを経て、泥沼の様相を呈してきた。その結果、反乱分子達は横のつながりを強化するため、各地に親書、文などを送り、今日ここに各地の反乱分子の代表が集まったのだった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「……一堂に会した？　俺たちは今戦争の真っただ中なんだ。早いところ話を進めてくれないか？　今にも俺たちは全滅しそうなんだ。早く援軍を送ってほしいものだな」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「…………」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">集まった者たちは静かに目線を落とした。援軍を出してほしいというが、正直各地の反乱分子達は自分たちの各拠点を守るだけで精一杯だった。とても他国に援軍を送る余裕などはない。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「……援軍のことは今は考えないでほしい。我々は今ここに会したばかりだ。横の連携も取れていない状態で烏合の援軍を出しても状況は変わらんよ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">立ち上がった男は不満を垂れる彼らに諭すように伝える。彼は何か言いたそうにはしていたが、取りあえずは黙った。それを確認した男は自己紹介を始めた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「まず、私の自己紹介を始めさせてもらおう。私は北部領域の地方民族エクタシオン。名はファビオン＝ロペスだ。以後お見知りおきを……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">彼の自己紹介を皮切りに他の者たちも挨拶を始めた。中には戦闘中で現場指揮を執る大将の代役で来ている者もいた。一通り自己紹介が終わった。しかし、相変わらず空気が重い。ファビオンは何故ここまで空気が重いのか分かっていた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="3">”　この中で手紙を送った一番頼りにしている勢力が来なかったことに起因していた　”</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">各地で反乱を起こしている彼らの中で、唯一軍を有し、そして援軍を送ることができる上に、かつてローヴァス帝国の軍師を務めたマサムネがいないことだった。彼らからの返答では”　<font size="3">もうしばらく待ってほしい</font>　”と打診があり、未だ快い返事を貰っていない。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="3">（やはり、ここにマサムネがいないことが彼らを渋い顔にさせる……）</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ファビオンは悔しさを顔ににじませる。マサムネの後ろにはエルベリアのパラディンハーヴィスが控えている。この男は今この旧ローヴァス帝国の領地を治める国主でもある。そして、この国をめちゃくちゃにした”　<font size="3">張本人</font>　”でもある。彼が、本国から国司や役人を派遣し、我々を蹂躙しているのだ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「……さて、今の我々の現状だが、正直芳しくない。その中で、我々は必死にマサムネ殿に親書を送った。だが、彼らは未だに動くことはない。我々の現状打破には彼ら、マサムネ殿のお力が必要である」<br>「どうやってマサムネ殿を我々の元へと馳せ参じさせるのだ？　」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">一人の男が手を挙げて質問をする。それに対して彼は一言言った。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「今ここにいる反エルベリア連合をまとめ、彼ら国司軍と戦争を起こすのだ。そして、それに勝利をしたら、マサムネ殿は心変わりをして我らに必ず付いてくれるだろう」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ファビオンの言葉に周りの者たちは若干表情を緩める。勝てる算段があると踏んだのだろう。しかし、疑問に思うことがある。それはマサムネの背後にいるハーヴィスの存在だ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「しかし、エルベリア側にはかのハーヴィスがいる。そちらはどうするのだ？　」<br>「そう、ですな。そこはマサムネ殿がうまくやってくれるだろう。例えハーヴィスと言えども、フエルテの兵士全員と戦えまいて。マサムネ殿からは快い返事が来ると確信している」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ファビオンはそう言う。普通に冷静な者たちが話を聞くと希望的観測が多く、確信が持てる内容ではなかった。しかし、他の反エルベリア連合の者たちもファビオンと同じく必死だった。彼らの脳内では希望的観測が確信へと変わっていた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それに、マサムネ殿がうまくハーヴィスを説得してくれるかもしれん。奴は大罪者だが、ローヴァス帝国を滅ぼした手腕を発揮してもらえると助かる」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ファビオンがそう言うと、周りから<font size="3">「オオ～」</font>というどよめきが聞こえた。希望的観測はさらに肥大化していく。そして彼らはエルベリアに勝った時の話を始め出した。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それでは、ハーヴィスが仲間になったとして、エルベリアに勝ったとしよう。そうしたらハーヴィスはどうするのだ？　」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">一人の男の疑問から場は更にざわめき出す。エルベリアは目の前の巨大な障害でもあるが、ハーヴィスもエルベリアと同じく障害にもなりえるのだった。ファビオンはあご髭を軽く触りながらニヤリと笑う。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ハーヴィスはこの旧ローヴァス領の国主としてここに赴任してきた。しかし、奴の統治はあまりにも無茶苦茶過ぎた。後々いくらでも奴を裁く時は来よう……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">その言葉で皆はホッとした表情をして安心した表情になる。そしてファビオンは更に言葉を付け加えた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ハーヴィスは利用するだけ利用するさ。戦争後は……そうだな……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="3">”　我らの結束の証として死んでもらおうか　”</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">そう言うと、ファビオンと他の反エルベリア連合の面々は一様にニヤリとほくそ笑んだのだった。</font></p><p><br><font size="2">　反エルベリア連合が極秘裏に会談をしている時、エルベリアではちょっとした騒動になっていた。それはハーヴィスがパラディン兼、旧ローヴァス帝国領国主として赴いて、しばらくしてのこと。教会側の司祭と大司教達がハーヴィスの空席となった提案権に対してオズワルド筆頭執務官を代理に立てたことだった。この件は提案されたことは誰にも知らせることはなく、決定してから周りに周知させた。それが下の兵士や事務官には納得が行く内容ではなく反発が起きていたのだった。当然ギルト達からも疑問の声が相次いだ。しかし、彼らは取り合うことがなかった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「……さて、どうしたものか……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ギルトは困惑するばかり。ローヴァス帝国との戦いにおいて、ハーヴィスの残した功績は大きい。国主になったところまでは良かった。だが、それ以降はハーヴィスをないがしろにした行為を彼らは行っている。初めは分からなかったが、その行為が段々とエスカレートしていくに連れ、ギルトも彼らの目論見が分かってきた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="3">”　彼らはハーヴィスの功績を認めて国主にしたのではなく、ただの厄介払いとして彼をかの地へ左遷していた　”</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">と言うことだ。今となってはハーヴィスが何故自ら望んで旧ローヴァス領に行ったのか不明である。もしかするとアリアやギルト一家が旧ローヴァス領に行っていたとしたら状況が変わっていたかもしれない。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「……今更じゃな。それにしても、ハーヴィス殿はこれからどう動くのじゃろうか」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ギルトは空を見上げる。ハーヴィスの底知れぬ深謀はギルトが思っているよりも深かったはず。今のような軽はずみな状況に陥るとは考えたくなかった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「これからハーヴィスはどう動くんじゃろうか……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ふとハーヴィスがエルベリアに対して反旗を翻すのではないかと思ってしまう。それは彼の今までの功績に対してのエルベリアの対応があまりにも雑すぎるからだった。そして、ローヴァス帝国という最強の敵を撃破した今、ハーヴィス自身が彼らにとって一番の敵であるからだ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「マサムネ殿とハーヴィスこの二人のタッグはある意味最強かもしれない……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">しかし、それを恐れる勢力が今ハーヴィスの周りを荒らしている。エルベリアの三頭政治を取り仕切ってきた教会勢力だ。<br>この三頭政治は教皇に決定権があり一番力があるのだが、その代り提案権がない。それはエルベリア教皇国において、教皇の独裁を防ぐ目的があった。かつての勢力は教皇、大司教、司祭達がいる教会勢力、そして、教皇オスカーを即位させるときに暗躍したとされる貴族院の三勢力だった。ハーヴィスは教皇の依頼により貴族院を消滅させた。こうして三頭政治の一角は崩れ、エルベリアの政治体制に変化が訪れた。<br>一角が崩れたことにより、教皇は力を増大させる。それを恐れた教会側はハーヴィスを三頭政治の一角に据えることができないだろうかとオスカーに提案。そしてそれが受理され、ハーヴィスは法騎士パラディンとして三頭政治の一角になったのだった。</font></p><p><font size="2">ハーヴィスのパラディン就任は教会側、教皇側二つの思惑が絡んだ結果のモノであり、ハーヴィスは彼らの調整役であった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ハーヴィスも常々自分は調整役だと言っていたな。それが嫌になったんじゃろうか……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">確かに強権を持つ両勢力に板挟みになるハーヴィスの心労は計り知れないだろう。特に新参者であり、エルベリア国民でもないハーヴィス。彼が一人であの勢力と渡りあった。それだけでも賞賛に値する。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「オズワルド殿も頑張っているようじゃが……やはり役者としての格が違うようじゃな」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ギルトはため息をついた。正直オズワルドの代役として自分が出ても同じ結果になるだろう。あの席はハーヴィス以外に御せる者がいないのだ。</font></p><p><font size="2">まもなくエルベリアは派遣された国司、守護職からの報告を受ける時期だ。報告とは言うが、実際はどれだけ搾り取れたかを大司教に報告するだけのものでしかない。そして、ハーヴィスの統治に対しての批判をさせて、そのままハーヴィスを失脚させようとしているのだろう。エルベリア教皇国の横柄な態度にハーヴィスがどう出るのか。ギルトは気が気でなかった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「願わくば、ワシらと矛を交えるようなことだけはしたくないものじゃ……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ハーヴィスの考えることが最後まで分からなかったギルト。今後の未来が予測できぬまま、希望論だけを呟いた。</font></p><p><font size="2">次の日、ハーヴィスは執務室でシウダー・デ・フエルテができうる限りの施策を練っていた。マサムネは一日考えさせてほしいという。これからはマサムネがこの国を取り仕切る。その為にこの判断をゆだねた。全ては帰ってくるラスコーの為に……</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ハーヴィス……よろしいですか？　」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ドアのノック音とともに、マサムネの控えめな声が聞こえてきた。ハーヴィスは入室を促した。すると、目の下にクマをこさえたマサムネが現れる。察するに彼女はろくに眠ることができなかったのだろう。ハーヴィスも寝る時間がなかったが、マサムネの悩みとは次元が違っていた。しばらくの沈黙ののち、マサムネは口を開いた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「やっと……やっと決めたよ。僕は……後悔しない……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">そう言うと、マサムネは決意の瞳を見せ、ハーヴィスに自分の考えを伝えた。始めは驚きの表情でマサムネを見つめるハーヴィス。しかし、マサムネの決意を聞き、覚悟を決めた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「……マサムネ……君の決意は分かった」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">ハーヴィスはそう言うと、席を立ち、マサムネに執務室に座るように勧めた。若干緊張しながらもハーヴィスのいた席に座る。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="3">（……ハーヴィスの温もりがある……僕はどうしたらいいのか、結局……）</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">そう思うが、迷いを断ち切る。そして、ハーヴィスを見つめる。頷くハーヴィス。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「これからは、僕がこの国を取り仕切る。ハーヴィス……これからは国主ではなく、僕の補佐としてこの国を支えてほしい」<br>「御意のままに」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">二人はそう言うと、早速シウダー・デ・フエルテの住民たちに声明を発表したのだった。それにより――</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="3">”　彼の地において、大規模な戦乱が幕を開けたのだった　”</font></p><p><br><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">以降３</font></p><p><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kingsrock&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_18.gif" width="107" height="107"></a> </p>
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<link>https://ameblo.jp/kingsrock/entry-11955699073.html</link>
<pubDate>Sat, 22 Nov 2014 22:37:07 +0900</pubDate>
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<title>※　君と僕との出会いのキセキ　第三十話　～　ダイエットの成果　～　※</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">『君と僕との出会いのキセキ』 <br><br><br>霧島祐也（きりしまゆうや）小説投稿が趣味の本編の主人公。内向的な彼を外界に引きずり出したのが、彼の小説ファンのレオさんこと、文月玲央奈（ふづきれおな）だった。彼女は祐也を磨き上げた。それにより、祐也は人前に出ても恥ずかしくないぐらいのイケメンに。 <br>一方、玲央奈は祐也を磨き上げることに喜びを見出した。だが、その反面祐也に虫（女）がまとわりつきだした。そんな状況に焦りつつも、祐也の磨き上げとまとわりつく虫を排除することに精を出していた。そんな中 <br><br><font size="3">”　僕のダイエットが中盤に差し掛かった　”</font> <br><br></font></p><p><font size="2">※　君と僕との出会いのキセキ　～　ダイエットの成果　～　※ <br><br></font></p><p><font size="2">時期は丁度六月に差し掛かった辺りだろうか、世の中ジューンブライドとか言いながら皆この時期に結婚式を始めるらしい。でも、一説によると、これはヨーロッパの時期で六月がいいよ。ってだけの話で、日本の季節に合わせたらそりゃ、梅雨真っ只中ですよね。と言う訳で学校の外は雨が降っている所だったり…… <br><br>「フゥ。雨が降ってるとアンニュイな気分になるよ……」 <br><br>ふと独り言が漏れる。すると目の前には岩田光雄（いわたみつお）が目の前でニコニコしながら僕を見つめていた。気持ち悪い…… <br><br>「何かお困りでしょうか？　私めがお話を聞いて差し上げますよ」 <br><br>岩田は片膝をついて話した。視線は一気に岩田と僕に注がれる。僕は今日に至るまで、夢の世界で岩田と同衾（どうきん）しているトラウマで顔色が悪くなる。最後の最後は夢の世界で守りきった。だが、こんな夢を見た後、こいつと普通に絡む気になれない。 <br><br>「いらない。変な夢を見て気分を害してるんだ。放っといてくれ」 <br>「フムッそうですか……」 <br><br>放っといてくれと言ったはずだが、岩田は顎に手を置いてしばらく考え事をしていた。その後、思い出したかのように僕に話しかけた。 <br><br>「おお、そう言えば、夢といえば、俺化粧した夢を見たんだよ」 <br><br><font size="5">「！！　」 <br></font><br>恐れおののく僕、まさか、コイツも見ていたのか？　 <br><br>「んでさ、俺の化粧された姿がとても……キレイ……でな」 <br><br><font size="5">オエッ！！</font> <br><br>「何かさ、いつもの自分と違うんだよな。色々と心が解放されるっていう気分で。目の前にさ、超絶美少女がいたんだ。身長は……お前ぐらいだったかな。すごい清楚な感じで、俺<font size="3">のハートに響いたのよっ！</font>　」 <br><br>こ、こいつまさか……僕と同じ夢でも見ていたんじゃ……僕の頬に一筋の汗が滴る。い、いや、まだ違うはず……そんな僕の想いを岩田は無残にも打ち砕いた。 <br><br>「自己紹介したらさ<font size="3"><font size="2">、</font>”　霧島悠里（きりしまゆうり）　”</font>ちゃんて言うんだよ。な、なぁ……お前、妹いた？　いたら<font size="3">紹介してくれよっ！　</font>」 <br><br><font size="4">「いないっ！　」</font> <br><br>完全に顔色が悪くなる僕、今日は早退したい気分だ。五月中旬に中間考査終わったし……帰りたいなぁ。というかコイツなんでそんな事知ってるんだよ。コイツ自身が神じゃないの？　一日中悠里ちゃんについて語ってきたこの男。絶対に僕に嫌がらせをしてるよね……これが素だったら殴り倒してる所だよ。 <br><br><font size="3">”　後日、素だったことが判明した。この事は僕にとって衝撃としか言い様がなかった……　殴る気も失せたのは言うまでもない　”</font> <br><br>苦痛の学校もようやく終わり、早々に帰ろうとした。すると、岩田からおぞましき言葉が聞こえた。 <br><br>「なぁ、悠里ちゃんってお前に似てたけど。兄弟じゃなくてお前の女装した姿？　」 <br><br><font size="5">”　ギクッ！　” <br></font><br>「し、知らないよじゃ、<font size="3">じゃあなっ！</font>　」 <br><br>僕は慌てるように逃げる。その時聞いてはいけない言葉が聞こえたきがする<font size="3">。「お前が悠里ちゃんでも俺はイケるぜっ！　」</font></font><font size="2">……僕はイケナイからやめてほしい。 <br><br>最近、気が休まることがなく、そして毎日が気だるい。何でだろう。前のホワイトデーの時は忙しかったけど、やりがいがあった。目的の伴わない努力ほど徒労に終わるものはないか。動機付け……ねぇ。 <br><br><font size="3">”　いい加減にしないと玲央奈に嫌われるぞ　” <br></font><br>その言葉がふと思い出される。嫌われる……か。普段の玲央奈を見てたら僕のことそんなに好きじゃないような気もするんだけど…… <br>　そう思っていると、ふと、ホワイトデーの玲央奈とその友達にキスされたことを思い出す。顔が赤くなる僕、ま、まぁ嫌いだったら僕にキスなんかしないよね…… <br><br>「祐也？　どしたの？　そんな顔赤くしてさ」 <br><br><font size="5">「！！　」</font> <br><br>僕は不意の言葉に驚いた。声の主を見ると、<font size="3">ひよこの権化</font>だった。雨も上がり、地面は雨の様相から太陽の光で乾いており、少しだけシミのように雨があったことを伝えている。赤色ひよこは太陽の光で更に赤くなっており、その色はとても鮮やかな高級ひよこを想像させる。最近コイツ俺と一緒に帰っている気がするぞ。ってかひよこの方がこっちに来てる気もするけど。 <br><br>「な、何さ、大げさに飛び跳ねてさ。酷いんじゃない？　」 <br><br>イヤ、急に話しかけるお前の方が酷いよ……と思っていると、この赤色ひよこはまた勘違いを始める。 <br><br>「あ、そっか。こんなに超絶美少女な私がいたら……ねぇ」 <br><br>といやらしい目つきをすると、体をクネクネして……僕を誘っているのだろうか。でもパッと見、甘い蜜じゃなくて、<font size="3">笑いの毒液</font>を僕に飲まそうとしてるように見える。不意に吹き出しそうになり、また豪快に咳をして誤魔化した。それを見てひよこは作戦成功と判断した。 <br><br>「え、エへへ……祐也に効果あった……かな」 <br><br>うん、笑いの効果は抜群だぞ。あ、そう言えば岩田の事聞かないとな。岩田の件を思い出して、笑いが収まる。反対におぞましさは発生したけどな。 <br><br>「あ、そうね。アイツまた掲示板に<font size="3">神の啓示を受けた</font></font><font size="2">とかカルトに段々染まってるよ」 <br>「…………そうか。実はな……」 <br><br>僕はひよこに今回あった件を伝える。するとひよこは立派な青色ひよこになった。そりゃドン引きするわな…… <br><br>「ごめん、私その趣味ないわ」 <br><font size="5">「僕もないわ！！　」</font> <br><br>反射的に答える。するとひよこは普段の赤色ひよこに戻り、ホッとした表情をした。ん？　何でコイツがホッとするんだ？　僕が男に襲われそうだってのにさ…… <br><br>「ま、まぁ、アンタに興味がないならいいわ。また何かあったら教えてあげるよ。ゆ、祐也お、お兄ちゃん……」 <br>「……え？　」 <br><br><font size="3">「な、何でもないわよ！　じゃ、じゃあまた明日ねっ！　」</font> <br><br>ひよこはそう言うと信じられない速さで最寄駅までダッシュしていった。コイツ、知らない間にアスリートばりの運動神経持ってたんだなぁ。最近のひよこ走りといい、一種の才能だよね。 <br>その後、考えなしのひよこはというと、電車を待つまでの間、僕と一緒になっていた。当然のことだが、アイツだけ恥ずかしさなのだろうか、気まずい表情を浮かべていたのは言うまでもない。<font size="3">プククッ</font> <br><br><br>「さて、定期検診よ。体重はいくらになった？　」 <br><br>僕は土曜日のバイト帰り、玲央奈に拉致された。狡猾にも黎苑（れおん）さんを使って、莉奈（りな）さんの注意を引いた隙に僕を車に連行した。このやり方はなんとなく、悪意を感じるのは気のせいだろうか。季節は六月終盤。間もなく七月になろうとしていた。ダイエットを始めて一ヶ月近くなるため、玲央奈からの召集があったというわけだ。 <br><br>「えっと、多分六三・二キロぐらいかな」 <br>「……へぇ。結構やるわね」 <br><br>僕は玲央奈の意外そうな顔を見て少し安堵した。さすがに僕だけじゃ不安だから、隼人（はやと）に頼んで一緒にジョギングをしてもらった。……だけど、運動初心者に隼人は容赦なく走り込んでいく。そのせいかよく分からない。毎日体がだるいのは隼人のシゴキがキツイからなんだけどね。 </font></p><p><font size="2"><br>「ふぅん……隼人が協力したのか。じゃあ当然の結果か」 <br>「え？　どういうこと？　」 <br><br>僕が不思議そうに尋ねると、玲央奈はフフッと微笑んだ。その顔を見て”　<font size="3">ドキッ</font>　”とする。最近の玲央奈可愛いな。今までキツイ顔しか見てなかったけど、正直美人の部類に入ると思う。顔も彫りが深く、よく見るとやっぱり純日本人じゃない気がしてならない。 <br><br>「隼人はちゃんとモデルの仕事してたわけでしょ。帰国してからはしてないから、セミだけど”　<font size="3">プロ</font>　”なのよ。やってることは一般人の比じゃないわ。丁度いい先生がいてよかったね」 <br>「え。う、うん……」 <br><br>僕は赤面して俯いた。最近玲央奈にドキドキするようになってきた。隼人の言葉も影響してきてるのかもしれない。僕自身分からなかった気持ちを気づかせるきっかけになったから。 <br><br>「じゃあこのままこのペースを維持してね。達成したらご褒美あげよう」 <br>「え？　」 <br><br>僕は顔が更に赤くなった。ご、ご褒美……<font size="5">ど、どどどどんなご褒美ですか？</font>　<font size="5">玲央奈様っ！</font>　期待して見つめると、玲央奈は急に顔が真っ赤になった。 <br><br><font size="5">「チョッ！　チョット！　ご、ご褒美って言っても、あ、あああ怪しいものじゃないんだからねっ！　へ、変なこと考えないでよ！！　」</font> <br><br>あ、いつもの玲央奈だ。ま、まぁ、いつも通りの玲央奈の方が僕は気楽でいいんだけどね。 <br>しばらく僕たちは話をして、その後、黎苑さんの車で自分の家に帰った。家に帰ると丁度隼人がいた。隼人にちょっと気になったことを聞いてみた。すると、隼人は複雑な表情をして僕に言った。 <br><br>「あ、あ～その話か……絶対に玲央奈に言うなよ。アレ、アイツにとって禁句なんだわ」 <br>「え？　どういうこと？　」 <br><br>僕の言葉に困った表情をしつつ、目線をそらした。しばらく考えた後、七月中旬に黎苑と隼人、二人の久し振りの仕事があるそうで、その仕事に僕を連れて行くこととなった。 <br><br>「あ、それとな、この話、玲央奈にするなよ。したらこの話はなかったことになるからな。<font size="3">それだけ大変な事</font>なんだよ」 <br>「そ、そうなんだ。……ありがと。兄貴……」 <br><br>僕の言葉に隼人は少し驚いた顔をしたものの、ニコッと笑うと、僕の頭を撫でて「どういたしまして」と言った。こういう何気ない仕草が決まる兄貴って理不尽な気がする。絶対に僕には真似できないや…… <br>その後、僕はいつものように食事の準備、そして、兄貴と一緒に川原の周辺をジョギングした。軽くストレッチをしたりして、怪我をしないようにする。初めは曲がらなかった僕の体も隼人の言うように、風呂上りでストレッチをして行くと曲がるようになってきた。少しづつ少しづつ、僕は玲央奈のいう、目標に近づいてきた。それが段々楽しく感じられてくる。 <br><br>「あ、あのよ。少し相談があるんだが……」 <br><br>川原を並走しながら隼人が僕にいう。何だろうと思って聞いてみた。 <br><br>「うん。俺はお前のダイエットに付き合う気がないからよ。食事に肉入れてくれね？　うまいんだけど、物足りねーんだわ」 <br></font></p><p><font size="2"><font size="4">「知らん！　」 <br></font><br>僕は渋る兄貴を足蹴にして、放置した。兄貴からは悲痛の声が聞こえる<font size="3"><font size="2">。</font>「ひもじぃよおぉぉ」</font>……仕方がない。 <br><br>後日、僕は豆腐でハンバーグを作ってやった。すると、隼人はそれが豆腐だと分からずに喜んで食べていた。 <br><br><font size="3">……バカな奴だ……</font> <br><br>兄貴の嬉しそうな顔を見た僕はその後、定期的に”　<font size="3">もどき料理</font>　”を混ぜて作ってやった。当然兄貴は満足して食べていた。 <br><br><font size="3">「毎日こんな料理だったらいいよなっ！　」 <br></font><br>さすがにそう言う兄貴を見て、可哀想に思ったのは言うまでもない…… <br><br><br>～　ダイエットの成果　～ＥＮＤ</font> <br><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kingsrock&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_18.gif" width="107" height="107"></a> </p><dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=28496568" rel="nofollow" target="_blank" alt0="BlogAffiliate">デュラララ!!ノ全テ/アスキーメディアワークス<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51HoBrR5eeL._SL160_.jpg"></a> </dt><dd style="MARGIN: 0px">￥1,728 </dd><dd style="MARGIN: 0px">Amazon.co.jp </dd></dl><p>↑とうとうデュラララ！！も読み始めて８巻終了９巻を読み始めました。～面白いｗ</p><p>というわけで次はバッカーノ！でも読んでみようかなと思っています。<br><br></p><p></p>
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<link>https://ameblo.jp/kingsrock/entry-11950356568.html</link>
<pubDate>Sun, 09 Nov 2014 23:25:52 +0900</pubDate>
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<title>※　君と僕との出会いのキセキ　第二十九話　～　来る夏に向けて　～　※</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">『君と僕との出会いのキセキ』 <br><br><br>霧島祐也（きりしまゆうや）趣味は小説のWEB投稿。レオさんこと文月玲央奈（ふづきれおな）と出会い、彼の人生は変わった。とうとう化粧と女装も覚えてしまい、益々迷走する祐也。兄からは軽蔑の眼差しをしばし受けることに。そんな中、玲央奈からちゃんとした化粧の仕方を覚え、今度からちゃんと実践するように言われる。そして次の段階へと向かったのだった。 <br><br><br>※　君と僕との出会いのキセキ　～　来る夏に向けて　～　※ <br><br><br>玲央奈の部屋で化粧を受けた僕、しばらくして化粧が終わり、玲央奈から手鏡を受け取る。 <br><br>「よし、化粧は大体こんなものよ」 <br>「……今度はちゃんとしてる……」 <br><br>玲央奈の言葉に僕は溜息をつきつつ安堵の声を上げた。すると僕が図らずも女装したことを思い出したようで、玲央奈は笑い出した。正直心が傷つく。ふてくされた顔をする僕を見て玲央奈は頬を染めながら呟いた。 <br><br>「うん……これで、<font size="1">ｲｲｶﾅ……ｳﾌﾌ</font>」 <br>「ん？　」 <br><br>「な、<font size="3">何でもないわよっ！</font>　」 <br><br><br>何かを取り繕うように両手を振ってごまかす玲央奈。さすがの僕も分かるぞ。絶対に不埒なこと考えてただろ！　この<font size="3">腐○子</font>めっ！ <br>玲央奈は照れ笑いをしながらも必死にごまかしていた。ジト目をしていた僕に急に真剣な顔を向ける。そして、しばらく僕を見つめた後、頬に手を当てて考え事を始めた。さっきのふざけた雰囲気が無くなったから、僕への改善スイッチが玲央奈に入ったんだろうね。しばらく彼女の好きにさせる。しばらく考え事をした玲央奈は何かに気がついたようにハッとする。僕は何も分からずボケーッと見てたけどね。 <br><br>「最後の仕上げがあったわね。さて、祐也。アンタに課題よ」 <br>「え？　課題？　」 <br><br>僕がそう言うと、玲央奈はウンウンと頭を上下に振る。得意そうな顔をする玲央奈。うん……絶対に僕は楽して生活を送れない状況になるだろうな。そう思っていると、予想通りのお言葉が来たのだった。 <br><br><font size="3">「夏に向けて、このたるんだ体を引き締めなさい！　」</font> <br><br><font size="3">「え！？　」 <br></font><br>玲央奈はそう言うと、紙にダイエットに関する事柄を書き綴る。そして、一つ一つ、玲央奈は僕に質問をする。それに合わせて僕が答えるという感じだ。一種の問診表みたいなものかな？ <br><br>「さて、アンタの今の感じは、身長一七〇センチ六五キロ……アンタちょっと太りすぎじゃない？　」 <br>「いや、趣味インドア派だし、ご飯も不自由ないし……」 <br><br><font size="5">「ダメ！！　」</font> <br><br>「デスヨネ……」 <br><br>玲央奈の鋭い目線と言葉を受け、しゅんとする。その姿を厳しい目で見ながらも、ちょっと躊躇しているような……不思議な表情をしていた。最近の玲央奈ちょっとおかしいな。今まで見せなかったような表情を僕に見せるようになったきがするよ。かという僕も、玲央奈の前でも良く笑うようにはなった気がする。 <br><br>「取り敢えず、BMI指数ってのがあってね。BMI＝体重（ｋｇ）÷身長（ｍ）÷身長（ｍ）になるの。BMIの値が、１８．５～２５となる体重が「標準」、１８．５未満だと「痩せすぎ」、２５．１以上だと「肥満傾向」となるのよ。アンタは２２.５かな」 <br><br>「じゃあ標準じゃ……」<font size="5">「ダメ！！　」 <br></font><br>玲央奈はビシッと言う。エ～という顔をしている僕に、玲央奈は言う。 <br><br><font size="3">「標準だからって適当にしないで頂戴。アンタの理想の体重は六十三キロなの！　だから絞って-五キロにしなさい！　」 <br></font><br>「え？　理想体重より少な……」<font size="5">「ダメッ！！　」</font> <br><br>僕の言葉は玲央奈のダメの一言で全て片付く。……なんで玲央奈はこんなに熱を入れてくるのか分からない。僕はこれで満足なんだけど…… <br><br>「全く、そんなんじゃ私に釣り合わないっての……」 <br>「え？　何？　」 <br><br><font size="5">「知らないっ！　バカッ！　」</font> <br><br>玲央奈はそう言うと、顔を真っ赤にして無理やり僕に念書を書かせた。……うん。信用されてないね僕。 <br><br>　玲央奈邸を後にした僕は、玲央奈の渡した紙にある通り、ダイエットをしなければならなくなった。当然この念書は二枚ある。僕が破棄しても、玲央奈自身が持っているという非情さ、この弱い精神がとても憎い…… <br><br>「ん～何だろう。僕の体、体重の割にそんなに太ってるように見えないんだよな。むしろ痩せてるように見える」 <br><br>不思議なものだ。でも、確かに体は引き締まってないんだよね。インドア派だし……と今までは納得してきたけど。玲央奈の監視がある以上それは避けて通れない。まず一つ目は体を鍛える方法か。それは隼人（はやと）が知ってそうだな。 <br><br>「……と言う訳で、玲央奈に体を鍛えて痩せるように言われたんだ」 <br><br>事情を話すと、初めはしかめっ面をしつつ（過去の行いをまだ根に持っている）隼人は聞いてくれた。 <br><br>「まぁ玲央奈がそう言うなら……仕方ねーな……協力してやるよ」 <br><br>隼人は体の鍛え方を教えてくれた。一番いいのはジョギングらしい。腕立て、腹筋、背筋などそれぞれ効果があるが、あまりやり過ぎないようにと言われる。理由を聞くと、体を鍛えすぎると反対に、筋肉が膨張して、太くなってしまい、体重が落ちにくくなるからという。フムフム…… <br><br>「後は、新陳代謝をよくすると、カロリー消費が良くなるから、いいぞ。後は水も定期的に飲めよ。体の循環器系を活発にするんだ」 <br><br><font size="4">ゲッ！　</font>結構めんどくさいな……そう思っていると、隼人は人差し指を立てて言った。 <br><br>「玲央奈から何度も言われてるだろうが、キレイになる、格好良くなるには必ず”　<font size="3">もうひと手間を惜しむな</font>　”だ。それをするかしないかで変わるんだ。いい加減にしないと玲央奈に嫌われるぞ」 <br><br>「…………」 <br><br>僕は黙った。何故黙ったかは分からない。でも、心の奥が何故かチクチクしたんだ。これってまさか…… <br><br>「ん？　これは玲央奈のメモ書きか。次は食事管理か……カロリーを抑えつつ、タンパク質とビタミンの効率のいい食事を考えろ……だって。相変わらず料理に関してはからっきしな奴だな」 <br>「……玲央奈って料理ダメなの？　」 <br><br>隼人の言葉に反応した僕はふと尋ねてみる。すると隼人はニヤニヤ笑いながら言った。 <br><br>「うん。アイツは色んなことをそつなくこなせる癖になぁ。料理だけは何故かダメなんだ」 <br><br>へぇ……完璧に見える玲央奈も欠点があるんだね。と思っていると隼人はニヤついて僕を見つめている。 <br><br>「な、なんだよ」 <br>「いや、お前、玲央奈が好きなの？　」 <br><font size="4">「な、な、なな！？　」</font> <br><br>僕は思考停止した。今まで考えたこともなかった。その時、なんとなく、ついさっきの兄貴の何気ない言葉で、自分が反応した事に気がついた気がする。 <br><br>「好き……かもしれない。僕にはまだ、分からない……」 <br>「何だよ……そのかなりグレーゾーン的な白発言は……」 <br><br>だって分からないんだもん。でも、玲央奈に嫌われるのは嫌だなという感覚だけは分かった。それが恋愛かどうか僕には分からない。 <br><br>「そう言えば、料理って言えば、玲子（れいこ）は結構な腕前だぞ。かなり練習したらしいけど」 <br>「へぇ、アイツの料理食べたことあるの？　」 <br><br>僕の言葉に隼人は頷く。その時、ふとあのキャンプの時のことを思い出し聞いてみた。 <br><br><br>「そう言えば、兄貴って玲子と付き合ってんの？　」 <br>「いや、俺とアイツは関係ない」 <br>「でも、キャンプの時に……」 <br>「……見てたのかよ……まぁ、今は関係ない。以前は人の見方によっては……付き合ってるようには見えたけどな」 <br><br>隼人は微妙な表情で僕の質問に答えた。そして、僕の頭を軽くコツンと叩くと、「盗み見は良くないぞ」と言われた。まぁそうなんだけど。 <br>取り敢えず隼人の話によると、二年前、男と付き合ったことがないから付き合うときにどうすればいいのか聞いてきたらしい。それで、色々と教えていたようだ。その一環として料理について言ったようだ。その時に僕の料理している姿を<font size="3">盗撮（犯罪）</font>をしつつ玲子に見せたらしい。それを見て彼女は情熱を燃やして努力をしたというのだ。……<font size="3">ってかお前も十分盗み見してるじゃねーか</font>とツッコミたかったがそこは我慢する。 <br><br>「で、まぁ、俺がイタリアに留学することになって、それ以来疎遠になったって感じかな。最後に俺がモデルの仕事イタリアでやるって言ったら、アイツもやりたいって、叔父さんに許可貰って読者モデル始めたみたいだぞ」 <br><br>へぇ……ひよこはそんな経緯があってあんな状態になってたんだなぁ。そう思っていると隼人は僕の顔を真剣に見つめる。何だろうと不思議に思って見つめ返すと意外な言葉を僕に言った。 <br><br>「玲子な。アイツ可愛くなったか？　」 <br>「え？　……ん～どうだろう。ひよこは黙ってたら可愛いかな。後ろからチョロチョロ付いてくるのは変わらなくていいと思うよ」 <br><br>「……ん。もういい」 <br><br>隼人は頭を抱えて僕の話を止めた。「アイツが不憫だ……」と呟いていたが僕にはてんでわからない。 <br>　その後、しばらく玲央奈のメモ＆念書を元に話をして、大体の計画ができた。それに合わせて動く。やっぱり料理の献立考える方が僕には似合ってるや……運動なんてわからんちん……全部隼人に丸投げした。でも隼人は文句言わず教えてくれる。最近隼人と僕の関係も変わったかもしれない。いや、僕が変わったからかもしれない。元々隼人は面倒見がいいんだ。僕が周りとの接触を避けてたから、隼人は遠慮していたのかもしれない…… <br><br>「さて、これで何とかなるかな……」 <br><br>と言ったのも束の間……体を鍛えて、バイトして、学校行きつつ勉強……どうやって小説書くんだ？　という問題を忘れていた。一気に顔色が青ざめる。 <br><br>「ど、どうすればいいんだ……」 <br><br>悩んでいると、パソコンにはレオさんからのメールがある。昨日今日のことなのに結果は出たか？　と言うありがたくも迷惑なお言葉が綴られている。<font size="3">んなわけねーだろっ！</font>　そう思いつつもそんな事はムリです。と返信する。するとマッハで<font size="5">痩せろ！！　</font>と一言返信が来た。……どうしろと…… <br><br><font size="3">『冗談よ。毎日そう言わないとアンタのことだから怠けそうな気がしたのよ』 <br></font><br>念入りに念書まで書かせてどこまで用心深いんだ…… <br><br><font size="3">『あ、そうそう色々とやることあるからって小説の更新止めないでよ。止めたらブッ殺す！　』</font> <br><br>「…………」 <br><br>うん、僕は絶句した。玲央奈絶対僕を殺すつもりだ……肉体的ないじめがなくなった代わりに僕の精神はとてつもないプレッシャーに押しつぶされそうだ……僕は超人じゃない。ただの一般人だ。そんな神のような一週間を切り抜けるなんてできない。平穏な時間が惜しい。 <br><br>「今日は……もう、ダメだ。明日から頑張ろう……」 <br><br>僕は凡人によくありがちなセリフと共に、床についた。 <br><br>そして、今日も岩田光雄（いわたみつお）にひたすら拝まれるという夢を見た……僕は睡眠時間も心休まる時がないようだ…… <br><br><br>～　来る夏に向けて　～END</font></p><p><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kingsrock&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_17.gif" width="107" height="68"></a></p>
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<link>https://ameblo.jp/kingsrock/entry-11944116756.html</link>
<pubDate>Sun, 26 Oct 2014 11:08:43 +0900</pubDate>
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<title>※　君と僕との出会いのキセキ　第二十八話　～　化粧の妙技　～　※</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">『君と僕との出会いのキセキ』 <br><br><br>霧島祐也（きりしまゆうや）趣味は小説のWEB投稿。レオさんこと文月玲央奈（ふづきれおな）と出会い、彼の人生は変わった。キャンプも無事に（？　）　終わり、彼らは日常の生活に戻る。そんな中、玲央奈から予想外の言葉が投げかけられた。 <br><br><font size="3">”　そろそろ仕上げるわよ　” <br></font><br>祐也に戦慄が走る…… <br></font></p><font size="2"><p><br>※　君と僕との出会いのキセキ　～　化粧の妙技　～　※ <br><br><br><font size="3">『じゃあ日曜日に来るのよ！　いいわね』</font> <br><br>玲央奈からのチャットを受け、僕は困惑していた。いつものように日記更新からのチャットのお誘いが来ていた。そして、話の流れから土曜日に玲央奈様イベントのお誘いがあったものの、バイトがあると伝えた瞬間、玲央奈の口調が変わった。 <br><br><font size="3">『アンタ、まだあのチビに関わってんのね！　』</font> <br><br>その言葉から和やかな雰囲気はぶち壊された。 <br>僕のアルバイト先は、かつてホワイトデーのクッキーの原材料費を手に入れるために、兄貴の協力を経て始めたファミレスの仕事だ。その時に知り合った先輩が莉奈（りな）さんである。その後、莉奈さんからの強いリクエストにより、僕は土曜日に四時間シフトを入れている。休憩時間も入れた分のシフト時間だが、その時間帯に彼女もいる。その事をうっかり教えた僕にも責任があるんだけど……なんで僕の共通の女の子の知り合いは皆仲が悪いんだろうね。 <br><br>「考えても始まらないや。でも、玲央奈の言ってた”　<font size="3">仕上げ</font>　”ってなんだろうか」 <br><br>不可解な思いと共に、僕は小説の続きを書き始めた。 <br></p><p><br>　最近やっと自分のクラスにも慣れた。何かとあの蝙蝠男（こうもりおとこ）こと岩田光雄（いわたみつお）がクラス内の空気をまとめあげていた。珍しいことだ。そう思っていると、岩田は事あるごとに僕を持ち上げる。それに合わせて他の皆も何故か持ち上げていた。……何か先生も若干目が虚ろながらも僕に気を使っている。どういうことだ…… <br><br>「ふぅ……今日も苦痛の学園生活を終わらせた……」 <br><br>僕は溜息とともにそう呟きながらトボトボ歩く。すると、いつの間にか僕の横にはひよこの権化こと藤島玲子（ふじしまれいこ）がいた。辛そうにする僕を心配するように見つめている。</p><p>……黙っていると可愛いんだけどなこの赤色ひよこは…… <br><br>「ん？　祐也お疲れだね。最近岩田って奴がアンタを持ち上げてるみたいだけどさ……やっぱり、アイツが犯人か……」 <br>「犯人？　どういう事だ？　」 <br><br>僕は不思議に思ってひよこに問い詰める。すると顔を真っ赤にしてひよこは驚いた。 <br><br><font size="5">「ちょっ！　ちょっとアンタ近いよっ！　」 <br></font>「あ、ご、ごめん……」 <br><br>ひよこの赤面顔に若干吹き出す笑いをこらえながら僕は顔を背けた。笑いを堪えるために背けたんだが、ひよこは少し勘違いをしているようだ。 <br><br>「べ、別にわ、私の顔が可愛いからって……そんなにマジマジ見ないでよ……恥ずかしいじゃん……」 <br><br><font size="5">「…………ッッ！　」 <br></font><br>ごめん、そのセリフがトドメになったみたい。僕は咳をする振りをして笑い出した。そして、咳で笑い出したようにゲホゲホ言って誤魔化すと……更にひよこが勘違い始めたようだ…… <br><br>「ま、<font size="4">まぁ</font>私のような超絶美少女にそんなセリフ言われるなんて、<font size="4">感謝しなさいよねっ！</font>　」 <br><br>ゆ、許してください。あまりのおかしさに一人で肋骨骨折起こしそうです。勘違いも甚だしくてそれだけで腹筋鍛えられそうよ。しばらく死にそうなぐらいに笑いと咳を出しつつ、やっと落ち着いた頃には…… <br><br><font size="3">”　あ～あ……次の日、腹が筋肉痛になりそう……　” <br></font><br>悲痛なお釣りをお返しされることとなった。トホホ…… <br>　</p><p>　気を取り直して、改めて岩田の事を聞くと、玲子は含み笑いをしつつ答えてくれた。その内容は、あの裏の掲示板で、僕の最初の信者と名乗る男？　と思われる書き込みがあり、彼を中心に信者を集めるということらしい。その行動が岩田とリンクしているという事だ。だが、証拠はなく、無駄に尋ねるような浅はかな事をしないようにと玲子に釘を刺される。 <br><br>「ま、まぁ、別にアンタが心配だから調べてるわけじゃなくて……偶然、そう<font size="3">偶然なんだからねっ！</font>　」 <br><br>最近のひよこのブームはツンツン話すことらしい。そういう時は素直にお礼を言ってやると効果があると、とある情報雑誌に記載があった。やってみるか。 <br><br>「そっか。心配してくれてありがとな」 <br><br><font size="3">「<font size="5">！！</font>　ば、バカじゃないの！？　か、勘違いしないでよね！！　」</font> <br><br>そう言うと玲子はひよこのように”　<font size="3">ヨチヨチ</font>　”しながらもぎこちなく走っていった。器用な奴だな……と言うか、効果なんて本当にあったのか？　僕はとある雑誌の記事に不信を抱いたのだった。 <br><br>土曜日仕事を終えて、小説を書く。そして、少し寝不足だったが、体にムチを打って日曜日、早朝に玲央奈の指定した駅前の噴水に行く。</p><p>駅の出口付近から見ると、直ぐに玲央奈が分かった。彼女らしく相変わらずのオシャレで全体を白に統一しているようだ。彼女の白い肌が更に際立ってエロ……いや、女性らしさを強調している。 <br>いつも自信満々のはずの彼女だが、今違っている。オシャレも完璧で、そのまま下々の者を見下すように立っている印象があるんだけど。今日は何か異様にソワソワしているし。何だろうとても不安そうな顔をしている。珍しいね。 <br><br>「お、おはよう」 <br><br>さっきの彼女の事は見なかったことにして、僕は玲央奈に挨拶をした。すると、不安そうな表情から一転して、とても嬉しそうな溢れるような笑顔を見せる玲央奈。アレ？　と、とても可愛いぞ……ドキドキしてきた。 <br><br>「あ、<font size="3">祐也！</font>　お、おはよう……」 <br><br>少し嬉しそうな顔をしすぎたのか、<font size="4">ハッ</font>となった玲央奈は顔を真っ赤にして挨拶を返した。そして、僕たちはお互いに目線を下に置きながら無言で立ちすくんだ。この雰囲気は、初めてだった。 <br><br>「あ、ご、ごめんなさい。タクシーを待たせてるから……い、行くわよ」 <br>「あ、う、うん」 <br><br>僕が返事すると、玲央奈は僕の腕を手繰り寄せ、自分の腕を絡ませる。そして、強引にタクシーに連れて行った。な、何だ？　腕に柔らかい感触が……僕は朝っぱらから意識が朦朧としてしまった。車に乗ってからもボーッとしていると、玲央奈から急かされた。慌ててタクシーを出ると、見慣れた店が見えた。 <br><br><font size="3">”　バッロ・ディ・アンジェリ　” <br></font><br>この店は僕が初めて玲央奈から服をプレゼントして貰った場所だ。値段は……怖くて聞けない…… <br><br>「お待ちしておりました。<font size="4">お嬢様！</font>　」 <br><br>店の中に入ると、待っていたであろう店長とその店員達が玲央奈と僕を迎えてくれた。以前僕がこの店に来た時と同じ布陣のような気がする。少し気圧されそうになるがこらえる。ニコニコと手もみをしていた店長は僕に気がついてオヤ？　という表情をした。 <br><br>「お嬢様……いつの間にお乗り換えになられまして？　」 <br></p><p><font size="3">「<font size="5">ちょっ！</font>　の、ののの<font size="5">乗り換えって！？　</font>」 <br></font><br>玲央奈は噴火山の如く顔を真っ赤にした。当然僕は意味が分からない。乗り換えって、ここの駅から僕の最寄駅は直通だからなぁ。どう言う意味かな……あ、ここに来る途中にタクシーだから<font size="3">それで乗り換えだよねっ！</font>　 <br>　僕が一人考え事をしていると、玲央奈は店長に耳打ちをして何か話している。すると、店長は目を輝かせた。そして聞きなれない言葉を言う。すると、店員達も色めき立った。え？　え？　<font size="5">僕だけ良く分からない！！　</font> <br><br><font size="3">「ちょ、<font size="5">ちょっと！</font>　恥ずかしいから<font size="5">大声で言わないでよ！！　</font>」</font> <br><br>玲央奈は言葉の意味が分かっているのか赤面している。状況が分からない僕は、危険を察知し、慌てて店の外に行こうとしたのだが…… <br><br><font size="3">”　はい……ちゃっかり捕縛されました……　” <br></font><br>捕縛された僕は、店長を始め、他の店員全員にマジマジと観察をされる事に……何かどこかの研究所に連れて行かれたような雰囲気だよ。しばらく拷問のような観察を受けた後、玲央奈は店長にヒソヒソと耳打ちをまた始め、それに対して店長はとても<font size="3">エロい顔</font>をして喜んだ。そして、また聞きなれない言語を話すと店員達は黄色い声を上げた。どう見ても僕が得するような内容ではないと言うことはわかる。顔色が悪くなるのが自分でもわかった。脂汗がドッと出てくる。 <br><br><font size="5">「きゃあああああっ！！　いやああああぁぁぁ！！　」</font> <br><br><font size="3">「ワォッ！　ウタマロウタマロ～♪　」</font> <br><br>店員達は意味不明な歌声とともに僕の服を脱がす。そして、パンツ一枚になった僕を嬉しそうな目つきで皆が羽交い絞めにし、何をするのかと思うと、化粧品を取り出して、僕に何かサラサラと書き始めた。慌てる僕にジッとしなさいと真剣な顔で言われたので、静かにする。何か皆の表情が一気に真剣になり、雰囲気が張り詰める。正直、僕自身パンツ一丁でなければ、真剣な顔ができただろう…… <br><br>「ねぇ、またウタマロって聞こえるんだけどどう言う意味ですの？　」 <br>「……お気になさらないでください」 <br><br>個室の外から玲央奈と店長の会話が聞こえる。うん、僕も気にしないことにするよ……嫌な予感しかしない。パンツ一丁の状態で何時間いたんだろうか。多分小一時間たったかもしれない。この羞恥プレイもそろそろ慣れてきた頃、店員達の表情が和らいだ。やっと終わったのかと安心する。が、今度は僕の貞操の危機が訪れようとしていた。また緩んだ羽交い絞めが始まる。声を上げる前に既にチョイスしていたのだろう服をあっという間に着せ替えた。</p><p>アレ？　男の服にしては色んなモノがあるような気がする。そう思っているとカーテンが開いた。店内の明るい光が僕に降り注ぐ。それと同時に驚く店長と紅茶の器に口をつけたまま固まる玲央奈がいた。 <br><br>「え？　<font size="3">え？</font>　<font size="5">ええ！？　</font>」 <br><br>若干紅茶を吹き出した玲央奈はその後信じられないものを見たような表情で声を上げた。こんな玲央奈は珍しい。店員達はドッキリ成功と言うように笑い声を上げた。僕も不意に笑顔になる。何だか良く分からないけど玲央奈を驚かせることができたらしい。僕も玲央奈のレア顔見れてちょっと嬉しかったんだけど…… <br><br>「はいどうぞ」 <br>「あ、はい……」 <br><br>僕は店員さんから手鏡を渡された。そして僕の顔を見ると―― <br><br><font size="4">”　そこには見たこともない超絶美少女がいた……　” <br></font><br>うん、僕惚れそうになったね。僕自身じゃなかったら……ってぐらいに清楚な顔だったもので始末に負えなかった。って<font size="5">えええええええ！！　</font>今度は僕が大声を上げて驚いた。よく状況が理解できない。すると、全身鏡に僕を連れて行くと、とてもスタイリッシュな美少女が立っていた。僕の背が高いからどちらかというと少しモデルっぽい感じがする。でも、僕なんだよね…… <br><br>「さて、行きましょうか」 <br><br>玲央奈がニヤニヤ笑いながらそう言いだした。慌てる僕だが、抵抗むなしくそのまま店から追い出される。そして、公開処刑が始まった。 <br><br><br>「エへへ～楽しかったね♪　」 <br>「……楽しく……ないよ……」 <br><br>今公開処刑が終了した。そして、僕たちは喫茶キャッツアイにいる。玲央奈は相変わらずパフェか。僕の前にも何故かパフェがある。この店は女性にはパフェがつくのか？　しばらく硬直していると、玲央奈は頬を赤く染めながら僕を見つめる。 <br><br>「こんなに似合うとは思わなかったな。私惚れちゃいそう……」 <br><br>濡れた瞳で見つめる玲央奈。<font size="3">正直気持ち悪……</font>いや、正気の沙汰じゃない。僕はコーヒーを飲んで気分を落ち着ける。</p><p>そんな中、店の扉が開いた。中に入ったのは隼人（はやと）と黎苑（れおん）さんだった。二人は僕たちに気がつくと会釈をして同じ席に座る。玲央奈の隣が黎苑さん、僕の隣が隼人だ。隼人は僕と玲央奈を見て意外そうな顔をして話した。 <br><br>「アレ？　こんな美少女と一緒なんて珍しいね。この子新しい子？　」 <br>「あ、うん。この子新人さんでね。次のモデルを頼もうと思っているの」 <br><br>へぇ、この子すごいんだな。素人でもモデルになれるんだ。 <br><br>「ねぇ。そこの可愛い子ちゃん。名前何ていうの？　」 <br>「え？　ぼ、僕？　」 <br><br>狼狽える僕、その姿に隼人は「へぇ、ボクっ娘ちゃんなんだ～」と普段では考えられないような気持ち悪い爽やか声を出す。取り敢えず全身に寒気が走る。玲央奈はニヤニヤしながら言う。 <br><br>「この子は悠里（ゆうり）ちゃんって言うのよ」 <br>「へぇ～悠里ちゃんか、よろしくね」 <br><br>そう言うと、僕が言う前にそっと手をとってニッコリと爽やかスマイル<font size="3"><font size="2">。</font>……オエッッ</font> <br><br>「あ、ああ、初対面で慣れ慣れしすぎたねごめん」 <br><br>そう言うと、隼人は珍しく狼狽え、慌てて目の前のパフェを食べた。 <br><br><font size="3">「あ」 <br>「あ」</font> <br><br>僕と隼人は同時に声を上げた。……それは僕のパフェなんだが。隼人は顔を真っ赤にして僕を見つめる……<font size="3">オエッッ</font> <br><br>「ご、ごめん。お、俺どうかしてたみたいだ。れ、黎苑……い、行こうか」 <br>「お、<font size="3">おいっ！</font>　まだ俺何も……」 <br><br>隼人と黎苑は早々に立ち去った。取り残されたのは僕と玲央奈。玲央奈は笑いを堪えている。体がガタガタ震えているのがよくわかる。不満一杯の僕の表情に気がついて大笑いをはじめる。 <br><br>「<font size="3">アハハハハ！　ごめんごめん！</font>　あんなに取り乱した隼人初めて見たよ。アイツあんたに惚れたね」 <br><br><font size="4">「……え！？　」</font> <br><br>僕は凍りついた。その後、キャッツアイにいた記憶は曖昧で覚えていない。そのまま僕は家に帰った。 <br>　うん、間違ってたね。化粧って落とさないといけないよね。そのまま帰宅したらさ、兄貴にバッタリ会ったんだよ。その後、兄貴に男の純情返せとクドクドと絞られました。僕悪くないんだが…… <br><br>「チッ……最悪の気分だ……これやるよ。このクレンジングオイル使って化粧落とせ。その顔見たくねぇよ」 <br><br>顔を真っ青にした兄貴はフラフラと家を出て行った。余程ショックだったんだな。<font size="3">スマン兄貴よっ！</font>　 <br>僕は兄貴に貰ったクレンジング剤で化粧を落として小説を書き、キリのいい所で床についた。 <br><br>化粧の力って怖いな…… <br><br>夢の中で、僕は化粧をした岩田光雄に襲われる夢を見たのだった……<font size="5">オエッッ！</font> <br><br><br>～　化粧の妙技　～END </p><p><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kingsrock&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_15.gif" width="107" height="113"></a> <br><br></p></font>
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<pubDate>Mon, 20 Oct 2014 09:04:10 +0900</pubDate>
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