次世代に遺したい自然や史跡 https://ameblo.jp/kochi-romp/ 毎年WEB初公開となる無名伝承地や史跡、マイナーな景勝・奇勝を発表。戦争遺跡や鉄道関連、坂本龍馬等の偉人のマイナー伝承地も。学芸員資格を持つ元高知新聞主管講座講師が解説。 ja-jp 4K「さらば宇宙戦艦ヤマト」終映間近 https://ameblo.jp/kochi-romp/entry-12837482785.html <白色彗星との攻防がスクリーンに蘇る>先月、40年ぶりに映画の前売り券を購入し、先週2回、香川県綾川町のイオンシネマ綾川(四国では唯一の上映館)まで観に行った。その映画は4Kリマスター版特別上映「さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち~」(1/25まで・各種割引無)。 ヤマトは中高年者ならご存知のように、メカニックアニメの元祖的作品で、一大ブームを巻き起こし、劇場版2作目となる「さらば・・・」は、劇場アニメの興収記録(43億円)を叩き出し、平成元年、「魔女の宅急便」が公開されるまで、記録が破られるこ 2024-01-21T19:48:56+09:00 2023年至極の探訪地ベスト5 https://ameblo.jp/kochi-romp/entry-12833993123.html <自然や史跡探訪地は減ったが>今年も一年の探訪地を振り返る季節になったが、去年までのものと比べると大自然や秘境的なものは少なくなり、箱物の観光施設やイベントがランクインすることに。 第5位・淡路ノスタルジックカーミーティング(兵庫県淡路市)毎年1月の第四日曜日に開催されている旧車ミーティングで、四国周辺では最大級規模。今年は晴れだったので、会場の駐車場はごった返し、駐車するのに1時間もかかった。歴代のアメ車では一番好きな1973年式フォード・マスタング(ムスタング)・マッハ1が見られたのが良かっ 2023-12-26T01:47:44+09:00 「湖底のマチュピチュ」の新ルート(四国中央市) https://ameblo.jp/kochi-romp/entry-12827625942.html <若干のヤブ漕ぎを要する>去年2月、愛媛県の地方紙等で「湖底のマチュピチュ」と騒がれた遺構がある。それは昭和50年、新宮ダムの完成により、湖底に沈んだ四国中央市新宮町馬立川渕の一部地域の石垣。 渇水期、ダム湖(銅山川)の水位が下がって何段かの石垣が露わになり、銅山川対岸の市道から見下ろすと、マチュピチュ的風景になるとSNS等で「湖底のマチュピチュ」と命名され、マスコミが取り上げることになった。新宮ダムの完成により、湖底に沈んだ家屋は民家100戸と公共施設4棟。その内、旧新宮村の民家は65戸(75 2023-11-06T21:12:59+09:00 足摺の三ツ石は台形ピラミッドか https://ameblo.jp/kochi-romp/entry-12824558677.html <複数の段状の隅には巨石の立石が>過去、何度か触れた高知県土佐清水市の足摺半島にある「日本ピラミッド」の一つ、本殿山である白皇山ピラミッド(下の写真)と拝殿山(拝所)、三ツ石だが、巨石文明研究家が市販や一般頒布されていない冊子に発表した論文の中に、三ツ石の山(白皇山第二峰)を三段からなる段状矩形(くけい)ピラミッドとして紹介し、各段の四隅に人為的に石を配置してある旨、記述しているのを見つけた。 歴史や考古学の専門家の中には、これらを荒唐無稽な説と一蹴する者も多いが、忘れてはいけないのは、足摺半島 2023-10-15T01:35:23+09:00 数百トン級!蛇頭石とアルゴ船象徴の船形石(足摺半島) https://ameblo.jp/kochi-romp/entry-12823875019.html <唐人駄場的スーパー巨石とギリシャ神話の石>以前、少し触れた世界最大級の巨石文明エリア(巨石遺跡が250ヶ所以上)である高知県土佐清水市の足摺半島にある白皇山ピラミッド(超古代「日本ピラミッド」の一つ)の北西で、唐人駄場の東方に位置する林野「影平山」には、唐人駄場の巨石群に匹敵する数百トン級(或いは一千トン級)の巨石「蛇頭石」や、ギリシャ神話に登場するアルゴ船を模ったとされる「船形石」がある。これらは先史古代の磐座とされ、影平山には他にも名称が付いたものでは、暦石と陽石がある。船形石については、 2023-10-09T22:14:45+09:00 財宝伝説のドクロ岩と堂ヶ森巨石文明列石を探訪(足摺岬地区) https://ameblo.jp/kochi-romp/entry-12821850183.html <ドクロ岩周辺は石切場だった?>前回の記事で紹介した、ソロモンの秘宝や村上海賊の財宝の在り処を示す岩ではないかと言われている、高知県土佐清水市足摺岬地区のドクロ岩と、その山の山頂にある超古代巨石文明遺跡である堂ヶ森列石を昨日、探訪してきた。驚くことに堂ヶ森山頂の西には、昭和期に設置されたと思われる展望台も残っていた。前回の記事では、ドクロ岩へは明瞭な道がない旨、説明してしまったが、それは高知放送の番組「こうちeye」の「演出」という名のヤラセのせいで、実際はドクロ岩の下を踏み跡が通っており、登山 2023-09-25T04:01:53+09:00 足摺のドクロ岩はソロモンか海賊の埋蔵金を示唆? https://ameblo.jp/kochi-romp/entry-12821570609.html <巨石文明遺構が確認されていた>9月21日の高知放送のニュース番組「こうちeye 1部」で、ソロモンの秘宝や村上海賊の埋蔵金の在り処を示す岩では、と、話題になった高知県土佐清水市足摺岬地区の山中にあるドクロ岩だが、机上調査してみると、そこは堂ヶ森の中腹だった。 この山には天狗伝説がある他、山頂の北方には某学校が昭和20年代前期、建設されるまで、二つ連なった古墳のようなマウンドがあり、山頂では超古代巨石文明遺構である列石が確認されていることが分かった。このようないわくのある山の山中にある、そのドク 2023-09-23T00:32:15+09:00 猛暑日でも寒い!高所の三嶺大滝 https://ameblo.jp/kochi-romp/entry-12819224106.html <標高1270mの別天地>高知県最高峰、三嶺(高知側での読み方は「さんれい」、徳島側は「みうね」)の北面中腹、菅生谷川支流の上流に「三嶺大滝」(三好市)というマイナーな滝があるのをご存知だろうか。当方は’00年代半ばに存在を知っていたが、これまで訪れる機会がなかった。 ネット検索しても10件弱位しか記事がヒットしない滝だが、滝幅・沢幅が狭いにも拘わらず、轟音を轟かせ、滝風が吹きつけている。そして何と言ってもその滝壺周囲は、寒いほどの冷気の空間。当方が訪れた日の高知市の最高気温は34度で、徳島市で 2023-09-05T18:49:44+09:00 龍馬支援者・金子氏ゆかりの毘沙門の滝(南国市) https://ameblo.jp/kochi-romp/entry-12818510748.html <二段目滝壺横に龍の駒の足跡>国分川支流、山崎川の最上流部に落差30m、三段に落下する名勝、毘沙門の滝(南国市岡豊町滝本)がある。この横に真言宗の寺院、滝本寺(明治維新時に廃寺)の伽藍の一つ、朱色の毘沙門堂が建つ。 滝本寺の創建時期は不詳だが、毘沙門堂は弘仁6年(815)、弘法大師がこの地を巡錫時、毘沙門天像を彫り、安置したことを起こりとする。安置した毘沙門堂は天正7年(1579)、長宗我部元親・信親父子によって再建されている。当時、滝本寺には栄音・非有という住持がいたが、彼らは学者でもあり、元 2023-08-31T17:19:09+09:00 高知県のセミマイナー滝三景 https://ameblo.jp/kochi-romp/entry-12814377206.html <白綾の滝上流の鍋の滝天辺は暗渠風>今月は一度もブログを更新していないので、初夏から今日まで訪れた、高知県内のセミマイナー滝三ヶ所を紹介したい。三ヶ所の内、二ヶ所は高知県の滝マニアのバイブル「こうち滝100選」に収録されているものの、一般観光客が訪れるケースは少ないことから「セミマイナー」とした。(1) 堂林の滝(越知町)「こうち滝100選」には未収録なものの、滝が注ぎ込む仁淀川支流の坂折川が仁淀ブルーで美しいことから、ネットでは話題になっている。滝の落差は10mほどだが、滝に到る人道橋から望む 2023-07-31T21:59:02+09:00