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<title>いわゆる認識の相対性</title>
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<description>線路は続くよ　どこまでも　野を越え山越え　谷越えて　はるかな街まで　僕たちの　楽しい旅の夢　歌ってる　</description>
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<title>残像　その７</title>
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「だって若かったし、相手だって学生だったし……将来のことを考えたのよ…それのどこが悪いの？もちろん良いことだなんて思ってやしない。ずっと罪悪感を抱えていたわ。……水子供養だってあなたには黙っていたけど毎年行っているわ。申し訳なかったって思っているわ……そんなこといちいちあなたに話さなきゃいけなかった？あなただってそれを聴いたら嫌な気持ちになったでしょう。だから……言えなかった、あなたのこと……好きだったから、余計に言えなかった…」　すすり泣きながら言い訳をする彼女の言い分はもっともなのかも知れな
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<dc:date>2007-08-19T22:48:37+09:00</dc:date>
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<title>でも海</title>
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この青い海は昨日の海のように見えるひと月まえの、一年前の海にけれども海の水は地球上を廻っている水で私の足を濡らすこの波はあなたが一昨日飲んだビールや一週間前私が流した涙が含まれているかも昨日のリンゴだった水分や一年後に私の頬を掠める雪かもいま私が立っている海は誰にとっても初めての波そして一度限りの水でもそれが私の目にはなぜひとつの海なのだろう昨日も明日も永遠に変わることのないかのようにこんなにも青く澄んでまどみちおさんの「空」という詩が、あまりにも私の今の気持ちにぴったりだったのでオマージュ
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<dc:date>2007-03-14T22:34:38+09:00</dc:date>
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<title>いつだってルナティック</title>
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そう昨日の帰り道、東から昇った月は金貨のようにまん丸なのだった私は近ごろこれまでにないくらい自分でいてそれは本当に幸せなことで他の人から見ると少し常軌を逸しているのかもしれなくてでもそれぐらい自分でいることは楽しいことなのだ先月と同じように満月が昇る先々月と同じように潮が満ちる当たり前のように満ちたり欠けたりする月は生きている私の心を引き上げる引き上がった心は叩きつけられる来月も同じように満月が昇る来々月と同じように潮が満ちる人にはどこかしら弱いところがあって、それを持っているから人間なのだと思
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<dc:date>2007-02-04T12:21:32+09:00</dc:date>
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<title>月を見ている</title>
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縁台に寝転んで涼んでいる月を見ながら行く先はあいかわらず見えないそれでも安らいでいるずっと探してた、ここじゃないどこかようやく辿りつけた気がする
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<dc:date>2006-08-07T19:18:10+09:00</dc:date>
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<title>証言としてのブログ</title>
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大岡 昇平, 佐々木 基一, 埴谷 雄高, 花田 清輝, 平野 謙, 竹内 泰宏証言としての文学個人的興味から李珍宇の事を調べている。「想像する自由―内部の人間の犯罪」(秋山駿)だけを読みたくて2ヶ月ほど前に購入。アンソロジーであるから当然いろいろな作者のルポルタージュが読める。作家が生の体験を通して語る様々な状況は文学として力強さと、生々しさを備えている。昔から私小説のようなものも多く存在するが、誰かの感じたこと、体験したことが書籍になる段階で当然その質が問われる。書籍にして商品にする以上一定
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<dc:date>2006-07-13T23:30:57+09:00</dc:date>
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<title>黒い手帳3</title>
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まとまった時間が取れなくてついつい遅くなってしまいました。ごめんなさ～い。黒い手帳 　　黒い手帳２　　 　私は思わず絶句した。　あぁ、そうだ、そういうケースだってあるのだ。　真喜志さんは受話器の向こうで大きくため息をついた。「お恥ずかしい話ですが、妹はこちらに居られないようなことをしましてね。どこに居るんだか、生きているんだか分からないような状態なんですよ。連絡一つ寄越すわけでなし」「はぁそうですか」「どうせろくなことをやっているわけじゃないでしょう、あなたもあんな女に関わりにならないほうがいい
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<dc:date>2006-05-25T00:59:21+09:00</dc:date>
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<title>黒い手帳２</title>
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タクシー代3000円Ｔさんと食事みえちゃんにプレゼント三○ＢＫ5万午後2時赤坂など、その程度の記載しかない。住所録には2ページにわたって飲食店らしき名前が書いてあった。「黒鳥の湖」という有名なショーパブの名前も記されていた。ずいぶんいろいろな店を飲み歩く人なんだなと思った。　個人の電話番号もいくつもあった。男性名、女性名。五十音順ではなくどんどん書き足して行ったような、そんな記入の仕方だった。始めのほうにはなぜか０６で始まる番号が多くて、もしかしたら大阪から移ってきた人なのかもしれなかった。ペン
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<dc:date>2006-05-10T16:25:01+09:00</dc:date>
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<title>黒い手帳</title>
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　昔、まだ携帯電話などなかった時代。皆それぞれ手帳を持ち歩き、住所録、予定表、つまりはその人自身がそこに記されていた。　深夜、アルバイトの帰り道、立ち寄った公衆電話ボックスの中で私は目の前に黒い手帳を見つけた。何の変哲もないビニール革の表紙。私は辺りを見回したが、それらしい人物が見当たる訳でもなく、友だちへの通話を用件だけで終えると、その手帳を持ったままアパートへ帰った。　部屋に戻るとインスタントコーヒーを入れ薄暗い蛍光灯の下でぱらぱらと手帳をめくる。まず一番初めに手帳の後ろの方、持ち主の名前や
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<dc:date>2006-05-09T00:38:04+09:00</dc:date>
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<title>残像その６</title>
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　聞いた瞬間、僕は彼女がほかの男に抱かれている様子を想像してしまった。なぜかその想像の中で彼女は僕に対してよりも淫らに振舞っているように思えた。嬌声までが聞こえてくるようだった。あらぬ想像と分かっていても僕の頭の中を埋め尽くして僕は彼女に対して怒っていた。いや怒りに似た強い感情、むき出しになった赤黒い嫉妬そのものだった。僕の子供は孕まないのにほかの男の子供は簡単に孕むのか。相手の男に対しても腹が立っていた。僕の妻が誰だか分からない男に汚されたようなそんな気持ちになった。得体の知れないどこかのだら
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<dc:date>2005-12-26T00:44:38+09:00</dc:date>
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<title>残像　その5</title>
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普段どおりなんともなく家に帰ると妙子はぼくの顔を見るなり「どうだった？」と聞いてきた。僕はなんと返事をすべきか良くわからなかったので「別に…」とだけ答えた。ケーキの包みを見て確かに笑ってくれたけれど、心なしか目が笑っていないような気がする。彼女は何か問いたげで、その疑問符のついた目から顔を逸らして僕はソファに座り買ってきた雑誌を読んでいる振りをした。夕食の後ケーキも食べたけれど、雰囲気はいつもとは少し違った。それは今日に限ったことではなくて、先週の僕への申し渡し以来だ。　どうして彼女の検査の前に
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<dc:date>2005-11-30T01:24:24+09:00</dc:date>
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