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<title>北海道発・生活問題を考えるブログ</title>
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<description>家政学・生活科学を学んだ立場から、最近の生活問題について本気で考えていきます。</description>
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<title>木下謙次郎の『美味求真』</title>
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木下謙次郎の『美味求真』 　秋山徳蔵の『味　天皇の料理番が語る昭和』を読んで本書を知りました。秋山徳蔵は天皇の料理番として知られた人物で、二十一歳の時に単身フランスに渡り料理の修行をした料理人。晩年には多くの本も著しました。『味　天皇の料理番が語る昭和』のなかで、秋山徳蔵はこう述べています。 「研究も深いし、自分で手をくだして料理もする。そして、それを筆にして発表することもうまい。文字通り口も八丁、手も八丁の通人」と三人の人物を挙げています。その三人とは、村井弦斎、本山萩舟（もとやま・てきしゅう
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<dc:date>2017-01-27T07:00:00+09:00</dc:date>
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<title>平松洋子の『おとなの味』</title>
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平松洋子の『おとなの味』 　「わたしの味」から始まって、もうしわけない味、泣ける味、だめな味、世間の味、憎らしい味など六十余りのおとなの味を語るエッセイ集です。 　数多くの食材や料理が登場します。どこで生産された食材なのか。どう料理されたのか。どんな味がしたのか。食べられたときのシチュエーションはどうだったのか。人びとの暮らしや時代背景まで想像してしまう文章で、食べていないのに、読んだだけでたくさんの食材や料理を味わったような気分にさせられてしまいます。 　「夏休みの昼寝は、いつも水いろのボンボ
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<dc:date>2017-01-20T07:00:00+09:00</dc:date>
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<title>獅子文六の『食味歳時記』</title>
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獅子文六の『食味歳時記』 　獅子文六にまったく馴染みのなかった私ですが、今若い人にも注目され、文庫本になって復刊されていると聞き、何冊か読み始めたところ止まらなくなりました。本書はそのなかの一冊です。 　江戸期の食生活を色濃く残す明治時代から高度経済成長期に入る昭和の時代まで、日本人の食生活が大きく変動した時代を生きた文士の随筆。 　1968（昭和43）年の１年間『ミセス』に連載され、１月から12月まで季節に合わせた12回分のエッセイです。 　獅子文六は、1893（明治26）年生まれの作家で、1
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<title>島村英紀の『私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。』</title>
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島村英紀の『私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。』 　うそのような本当の話。国際的にも有名な地震学者が突然逮捕され、2006年２月１日から171日間にわたって拘留された、その体験の一部始終を当事者が書き下したノンフィクションです。 　「とても、興味深い経験であった」と書き出すものの、もしわが身に振りかかったとしたら、こんなにも冷静でいられるだろうかと自問自答しながら読み進めていきました。著者に成り代わって追体験できる臨場感に思わず引き込まれてしまう一冊です。 　著者は、独房を「内外の観測船に乗っ
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<title>野瀬泰申の『眼で食べる日本人　食品サンプルはこうして生まれた』</title>
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野瀬泰申の『眼で食べる日本人　食品サンプルはこうして生まれた』 　本書は、食品サンプルの誕生と実態、その役割について丹念に調べ上げた労作です。 　日本人ならば誰しもが見たことのある食品サンプル。店の入り口で、入るかどうかの決め手となり、メニューを想像させるホンモノそっくりの食品サンプル。私たち日本人の食生活にとって身近な存在です。「フードモデル」と呼ばれた食品サンプルを使って栄養指導を行ったことのある栄養士も多いでしょう。 　食品サンプルは日本で生まれたユニークな存在ですが、いったい、いつ誰が発
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<title>川島 良彰の『コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか』</title>
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川島 良彰の『コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか』 　新書にありがちな軽いタイトルに最初は読む気を失っていましたが、BS「久米書店」での著者の話に思わず身を乗り出して聞き入ってしまいました。タイトルの軽さに惑わされてはいけないと教えられた一冊です。 　本書の魅力は四つ。まず、コンビニコーヒーと高級ホテルのコーヒーに関して、現状分析が丁寧になされていること。冒頭私がケチをつけた新書タイトルの中身です。 　コンビニ各社のコーヒーを比較し、具体的にその違いを教えてくれます。高級ホテルや一
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<title>佐野洋子の『シズコさん』</title>
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佐野洋子の『シズコさん』 　本書は、佐野洋子が母シズコさんとの確執を赤裸々に書いたエッセイです。 　佐野洋子が「四歳位の時、手をつなごうと思って母さんの手に入れた瞬間、チッと舌打ちして私の手をふりはらった。」そのことがきっかけで、「私と母さんのきつい関係が始まった」と第１回目で書いています。 　長い歳月が流れ、母シズコさんは認知症になり最終的に老人ホームに入って亡くなります。一度は同居していたシズコさんを施設に入れたことを、「私は母さんを捨てた」と責めます。「私は姥（うば）をうば捨て山に捨てた娘
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<title>深沢七郎の『みちのくの人形たち』</title>
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深沢七郎の『みちのくの人形たち』 　温暖な瀬戸内海地方で生まれ育った二人の洋子さんのひとり平松洋子さんが「総毛立ち」、その平松さんに勧められて読んだ小川洋子さんもまた「びっくり仰天」した本です。 　二人の洋子さんが読後感を熱く語り合っている本（『洋子さんの本棚』集英社、2015年）に触発されて、私も手に取りました。　　映画化されて話題にもなった『楢山節考』が老人自身による人口調整であるのに対して、本書は新生児を殺める話。語り手の男がもじずりの花を見たくて東北の山奥に出かけますが、そこで奇妙な風習
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<title>青山ゆみこの『人生最後のご馳走』</title>
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青山ゆみこの『人生最後のご馳走』 　末期がんで余命わずか３週間という状態にもし自分がなったとき、ホスピスで提供してくれる「人生最後のご馳走」が自分の希望通りの食事だったら、どんなにうれしいでしょうか。 　たとえ食べることができなくても、食べたい食事の話を聞いてくれ、自分のためだけに作ってくれる食事にありがたさを感じ、穏やかな最期を迎えることができるかもしれません。 　そんな夢のような食事を提供してくれるホスピスが日本にあります。淀川キリスト教病院ホスピス・こどもホスピス病院です。本書は、そのホス
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<title>津村記久子の『ワーカーズ・ダイジェスト』</title>
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津村記久子の『ワーカーズ・ダイジェスト』 　30代の働く女性に是非とも手に取ってほしい一冊。 　大きな事件も起こりません。ドラマチックな展開でもありません。人も死にません。普通に働く男女が主人公の地味な小説です。それだけにリアリティがあって共感できるところ満載の本です。 　大阪のデザイン会社で働く奈加子（なかこ）は仕事の打ち合わせで、東京の建設会社に勤める重信と出会います。二人は偶然にも同じ佐藤という姓で、話をしているうちに生年月日まで同じであることがわかります。 　偶然過ぎる二人の出会いがロマ
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