kumac's Jazz https://ameblo.jp/kumac/ kumacとジャズとの日常的な関わりを書き綴るJazz日記でした。 ja-jp 第2回楽都仙台と日本のジャズ史展 https://ameblo.jp/kumac/entry-12697287752.html  仙台の老舗のデパート藤崎で昨年から開催されている展示会です。本当は、定禅寺ストリートジャズフェスティバルの開催時期に合わせて企画だったのでしょうが、昨年に引き続き今年も本家の定禅寺ストリートジャズフェスティバルが中止となり、ちょっと淋しい企画になりました。  とりわけ仙台がジャズにゆかりのある街とは思えないのですが、「楽都」という銘を打つからには何か音楽との関連で秀でたものが街にあるのかなと考えると仙台クラシックフェスティバルもあるからでしょうか。kumac の一番の音楽に関した思い出は、 2021-09-11T09:31:41+09:00 ドナルド・L. マギン(著)・村上 春樹(訳)『スタン・ゲッツ 音楽を生きる』(新潮社) https://ameblo.jp/kumac/entry-12680528263.html  1996年に原著が発行されたスタン・ゲッツの評伝です。ジャズの形を語る上では彼の名を特段に語らなくても、そのおおよの変遷は語れると kumac は思います。しかし、ジャズの表情を語る上では彼抜きでは決して語れないと思います。つまり、「屁理屈はいいから、彼の演奏を聴いてみろ、これがジャズだ。」ということで100人中100人が凄いと感じるはずです。もし、凄いと感じなかったら、それはジャズとは何か分かろうとはしない人です。  それほど凄いジャズミュージシャンのしっかりとした評伝が、日本語で読めないこ 2021-06-14T12:01:03+09:00 追悼 チック・コリア https://ameblo.jp/kumac/entry-12656349385.html  チック・コリアが亡くなった。音楽のジャンルの輪郭がぼやけてきている現在、ジャズの本流のミュージシャンが一般的なジャズの音楽家としての認知を受ることが最近はなくなってきている中で、数少ないジャズという言葉と強く結びついた有名なジャズミュージシャンだったのではないでしょうか。例えば、日本で言うところの大友良英はジャズで認知度が上がったわけはではなく、あまちゃんのテーマ曲でブレイクした人です。本来のジャズのフリーインプロビゼーションのミュージシャンとしての評価は、果たしてどれほどかと考えれば、kum 2021-02-13T07:42:27+09:00 Joe Albany『EPIPHANY』 https://ameblo.jp/kumac/entry-12656132554.html  ジョー・オーバニーのソロピアノアルバムである。録音は1976年1月6日に自宅で行われている。多分、私の再生装置が壊れていなければだが、モノラル録音と思われ、音質はあまり良くない。どちらかと言えば記録として考えた方が良いと思う。最初からレコードとして発売されることが決まって行われた録音とは思えない。しかし、それでも十分にジョー・オーバニーの癖のあるピアノを楽しめるし、曲に対する驚くほど素直で情感豊かな演奏を聴くことができる点、目から鱗と言ってもよいほど素敵な作品です。  この作品に収められている 2021-02-12T03:41:43+09:00 Fabrizio Bosso『Shadows, omaggio a Chet baker』 https://ameblo.jp/kumac/entry-12651988042.html  イタリアのトランペッターのファブリッツォ・ボッソがチェット・ベイカーが残した日記『ロストメモリー』の朗読と共演し、ピアノの伴奏だけで演奏する動画の配信です。  これは ATER Fondazione というイタリアのネットワーク劇場(インターネットによる音楽を含めた舞台芸術の配信事業)による録画配信です。録画はイタリアのエミリア=ロマーニャ州リミニ県にある町のレジーナ劇場で行われました。多分、公開されたのはこのブログを書いている今朝(午前4時頃)ですね。  kumac にとっては、2つの点でと 2021-01-23T08:44:21+09:00 Lee Konit『 in Europe '56. Paris (Unreleased) ..』 https://ameblo.jp/kumac/entry-12650743118.html  正式タイトルは『Lee Konitz in Europe '56. Paris (Unreleased) And Köln Sessions』です。  リー・コニッツの1956年1月にパリとケルンで行われた3つのセッションを収めた作品です。このブログで多分、最も多く取り上げたミュージシャンがリー・コニッツだと思います。kumac がジャズを聴かずに怠けている間に彼は新型コロナウイルスに感染して、私にとってはあっけなくお亡くなりになりました。年齢も年齢だったので、それほど大きなショックはありませ 2021-01-17T05:53:51+09:00 Aquiles Navarro『TOTAL IMPROVISACIÓN』 https://ameblo.jp/kumac/entry-12646802013.html  昨日に続き2日連続の更新です。  それには訳があります。昨日の自分の記事をツイートしたら、当の本人の Aquiles Navarro が<いいね>をしてくれたので、彼のTwitterをフォローしたところ、このストリーミング配信の発売されたばかり(発売は2020年12月28日)に出くわしたという訳です。この縁を無駄にはできないなと思った次第です。  Aquiles Navarro のトランペット演奏自体は、kumac にとってはまだ未知数です。テクニックがあるともまだ思えないし、これまでのトラン 2020-12-29T03:50:13+09:00 A.Navarro&T.Holmes『Heritage of the Invisible II』 https://ameblo.jp/kumac/entry-12646639955.html  久しぶりの記事掲載です。この間、健康診断で左耳の低音の聴力がかなりう低下しているのがわかり、それ以来極力、集中して音楽を聴くことを止めていました。それでも苦にならなかったのは、特段、集中して聴きたい音楽がなかったということだと思った次第です。自分にとってどういうことが起きていたのかよくわかりませんが、外的要因としてはオンライン配信が主流になりつつある中、あえて物(CD)を買ってまで聴きたいものが特になく、その薄らいだ気持ちを結局ネット上に溢れ尽くすジャズを把握することは、これまで以上にみみっち 2020-12-28T09:28:04+09:00 Lee Konitz『Frascalalto』 https://ameblo.jp/kumac/entry-12380892662.html  2015年11月30日と12月1日に録音されたリー・コニッツの現時点(2018年6月3日)での最新作です。最新作と言っても、今から約2年半前の録音です。私が聞いたその前の最も新しいリー・コニッツの演奏が2013年の東京ジャズでのライブなので、さしあたってそこからの変化の確認ということになるのですが、リー・コニッツの演奏はサイドメンによって微妙に変化するので、時間的な変化はその影に隠れているでの大して意味がないのかもしれません。  現時点でもインターネットで検索すると6月のライブ予定が掲載されて 2018-06-03T08:21:49+09:00 Lee Konitz『Lee Knitz nonet』 https://ameblo.jp/kumac/entry-12370255986.html  リーコ・ニッツの9重奏団(ノネット)による作品です。録音は、1977年。参加しているミュージシャン個々について、言及する意味は特別ないと思われるので、割愛します。  コニッツは、ライナーノーツ氏(田中英俊氏)によれば、このころ幾つかの9重奏団による演奏の試みを行っているようです。では、自身の演奏の多くを小編成のバンドで行っているコニッツが、ここで9重奏団を編成してアレンジを行い、演奏を試みようとした意図とは、一体どんなことでしょうか。  念頭には、あのマイルス・デイビスの9重奏団の演奏による『 2018-04-22T07:53:22+09:00