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<title>隣んちの音楽～kuniのクラシック音楽～</title>
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<description>独断と偏見でクラシック音楽に取り組むkuniの音楽部屋です♪発声や曲解釈に独自の考えを提案してます・・・。</description>
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<title>忙しかったんですｗ</title>
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<![CDATA[ 　　ブログの更新が遅れがちで申し訳ございません。<br><br>　最近カゼをひいたり、突然忙しくなったりで記事を掲載する時間がありませんでした。<br><br>　もう少しすると時間ができるので、またイタリア歌曲集を掲載する予定です。それまで少々お待ちください。<br><br>　いちおうカゼだの何だのとは言え、日ごろのYOUTUBEのチェックは欠かしませんでした（笑）ので、最近発見した面白い動画を掲載させていただきます。<br><br>　クラシックっぽくありませんが、音楽つながりで興味深かったので、掲載します。<br><br><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/yt5xHUiCqak?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/y1wVuhFrGEM?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kuni15&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_15.gif"></a><br><br><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Thu, 03 Nov 2011 18:36:40 +0900</pubDate>
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<title>第４４稿　「声楽の世界：</title>
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<![CDATA[ 　今回ご紹介する曲は、前回ご紹介した<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3" target="_self"><strong>アレッサンドロ・スカルラッティ(1660~1725)</strong></a>による作品です。<br>　あと６回ほど彼のシリーズが続きます。<br><br>　前回説明したように、スカルラッティ氏は<a href="http://alborada12.web.fc2.com/naporigakuhapage.html" target="_self">ナポリ楽派</a>の開祖です。<br>　均質のリズムに乗った流麗な音楽、奔放でいながら完成度の高いメロディーは、「<font color="ff0000">神童</font>」<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88" target="_self">モーツァルト(1756~1791)</a>（<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E6%B4%BE%E9%9F%B3%E6%A5%BD" target="_self">古典派：1730~1810</a>)が現れるまで、イタリア人を熱狂の渦に巻き込みました。<br><br>　この歌曲はオペラ「愛のまこと（L'honesti negli amori））」（1680）、あるいは「ポンペオ　I Pompeo」（1683年）のいずれかのアリアであったとされています。<br>　対位法的に作られたピアノの伴奏がまるで「<font color="cc3300">日が昇るような印象</font>」を与え、活力に溢れていますね。<br>　当時、イタリア人は<font color="cc3300">中東</font>や<font color="cc3300">インド</font>などの「<font color="ff0000"><b>東</b></font>」に対して憧れや夢を抱いていました。<br>　この生命力に満ちた歌は、まるでインドの<font color="cc3300">ガンジス川から日が昇るようなイメージ</font>を沸き立たせ、イタリア人達を魅了したとされています。<br><br>　歌詞も、太陽の黄金の光があたり一面に輝き、昨日までの憂いを包み込んで癒してくれるような印象を与えています。<br>　ポイントは「<font color="ff0000"><b>太陽（sol）</b></font>」ですので、意識して「<font color="cc0000">S</font>」の子音を処理すると、より太陽のイメージを強くすることができるでしょう（し過ぎに注意）。<br><br>　発声面はけっこう難しいですが、言葉とメロディーのバランスがよくできている作品なので、ぜひ<font color="cc3300">発声練習</font>としても歌いたい曲です。<br>　一音に入る言葉が多すぎず少なすぎず、子音を処理する感覚も母音を流す感覚も同時に練習しやすい歌なので、ぜひ楽しんで歌って頂きたいですね。<br><br>　イタリア人が愛した輝く希望にも似た歌をどうぞご堪能ください。<br><br>★動画批評<br>　<font color="cc0000">声種</font>：リリコ・レッジェーロですね。少し声が重くなっている時期のパヴァロッティ氏です。<br>　<font color="cc0000">表現</font>：いかにも陽気なイタリア人風で面白いですね。教科書的というよりも、カツォーネ的な表現で、音符や記号もそれなりに守っていますが、聴き手を楽しませるような表現が好感を呼びますね。<br>　<font color="cc0000">発音</font>：「ピュウ」や「スファヴィッラ」が「piu」「sfavilla」として聞こえてくるような、非常に<font color="ff0000">イタリア人的な発音</font>です。見本になります。<br>　<font color="cc0000">発声</font>：この人はいつもマスケラに強く響いてますので非常に明るく力強い発声ですが、声のスタミナや力強さが足りない方はしない方が良い発声でもあります。<br><br><br>※歌詞<br>　Già il sole dal Gange　　　　　陽（ひ）はすでにガンジス川から<br>　più chiaro sfavilla　　　　　　一層明るく輝いて<br>　e terge ogni stilla　　　　　　晩の涙の雫を<br>　dell’alba che piange　　　　　すっかりぬぐい去る。<br><br>　Col raggio dorato　　　　　　　陽は金色の光で<br>　ingemma ogni stelo　　　　　　　すべての草木を飾り、<br>　e gli astri del cielo　　　　　大空の星々を<br>　dipinge nel prato　　　　　　　野に描き出す。<br><br>※参考「イタリア歌曲集」より　歌詞対訳：戸口　幸策<br><br><br><br><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kuni15&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_15.gif"></a><br><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Tue, 25 Oct 2011 18:02:16 +0900</pubDate>
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<title>第４３稿　「声楽の世界：Sento nel core（私は心に感じる）」</title>
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<![CDATA[ 　今回ご紹介する曲は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3" target="_self"><strong>アレッサンドロ・スカルラッティ(1660~1725)</strong></a>によるアリエッタ（小アリア）です。<br><br>　個人的にかなり好きな作曲ですが、作品全体としてソプラノ作品が多いので多く歌う機会が少ないんですよね・・・<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/144.gif" alt="しょぼん"><br>　まあ、聴くのも好きなので良いのですがｗ<br><br>　スカルラッティは<a href="http://alborada12.web.fc2.com/naporigakuhapage.html" target="_self">ナポリ楽派</a>（現代のオペラの基礎であるレチタティーヴォ（セリフ）とアリア（歌）の繰り返しスタイルの始まりを生んだ集団）の先駆者として有名です。<br>　それまで<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3" target="_self">クラウディオ・モンテヴェルディ(1567~1643)</a>（オペラを初めて作った人）らによる「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%83%87%E3%82%A3" target="_self">モノディ</a>」（セリフと旋律の中間のような旋律を歌う演劇スタイル）などの、いくつかの楽派があったのですが、最終的にはこのナポリ楽派スタイルが<font color="cc0000">現代に通じるオペラの基本を生み出しました</font>。<br>　まあ、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%BC" target="_self">ワーグナー(1813~1883)</a>ように無限旋律に近いものだと思ってください。<br><br>　割と陽気な作品の多いスカルラッティ氏の作品にしては今回は少々暗いです。<br>　ただ、自然に流れるようなメロディーは、やはりスカルラッティ作品を感じさせますね。<br>　作詞者は不明ですので、どこから得た詩を題材にしたのかもしれません。<br><br>　歌詞は<font color="cc3300">愛の予兆を感じている人物</font>を描写しているわけですが、恋にしてはけっこう重い表現なので歌いづらいかもしれませんね。<br>　個人的にはソプラノさんがピアニッシモを駆使して情感たっぷりに歌うと本質的に似合うんじゃないかと思います＾＾<br><br>　発声も比較的上がったり下がったりが多いので、中声域の方は大変かもしれません。<br>　一つの音の中に文字が詰っていることが多い歌なので、声・響きの支えを重くせず、呼吸量も音の上下で変化させないように気をつけると良いかもしれません。<br><br>　バロックを代表する作曲家の物悲しげなアリエッタをどうぞ・・・。<br><br>★動画評価<br>　<font color="cc0000">声種</font>：少々太めの声のメゾ・ソプラノですね。中音域の息が浅いので、一瞬、太いソプラノかと思いましたｗ　高音の芯の太さはメゾの特徴ですね。<br>　<font color="cc0000">表現</font>：おそらく、バロック音楽に合わせて所々で変な節を付けています（２：３３秒の所などなど）。それと、できればもう少しおしとやかに歌って欲しかったですが、強弱やクレ・デクレッシェンドを上手く表現しているので全く問題ないです。というか上手いですね。<br>　<font color="cc0000">発音</font>：少し子音にクセがありますね。イタリア他国の方かも？「チェ」が少々しつこい発音です。「T]がネットリしてないので、ヨーロッパ系かもしれません。それ以外はよく処理された子音だと思います。「S」の音がもう少し鋭いと良いな～。<br>　<font color="cc0000">発声</font>：結構どんな歌でも歌えるノドを持った人なのではないかと思います。支えは感じますが、意識せずできてるみたいですし、一つ一つの音がやや適当に響かせているので、もともと声が鳴りやすい人なのだと思います。とはいえ、なかなか呼吸の流れがよく、アクートも上手くマスケラに当たっているので上手だと思います。<br><br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/tkNlDGfvjZg?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br>※歌詞<br>　Sento nel core certo dolore　　　　　　　私は心に感じる<br>　che la mia pace turbando va.　　　　　　心の平和をかき乱そうとする苦しみを<br><br>　splende una face che l'alma accende,　　ひとつの松明がかがやき、魂を燃やす。<br>　se non è amore,amor sarà.　　　　　　　　もし今それが恋でないとしても、<br>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きっといつか恋になるだろう。<br><br>※参考「イタリア歌曲集」より　歌詞対訳：戸口　幸策<br><br><br><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kuni15&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_15.gif"></a><br><br><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Mon, 24 Oct 2011 19:33:28 +0900</pubDate>
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<title>第４２稿　「声楽の世界：Tu lo sai（あなたは知っている）」</title>
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<![CDATA[ 　今回ご紹介する曲は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%BC%E3%83%83%E3%83%9A%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%AA" target="_self"><strong>ジュゼッペ・トレッリ</strong></a>の作曲による作品です。<br><br>　作曲者はバロック期に協奏曲、ソナタなどの作曲で有名だった方です。<br>　最盛期にはサン・ペトロニオ大聖堂の指揮者をしたり、貴族の宮廷楽団で過ごしたりしたようです。<br>　曲調は典型的なバロック様式を踏まえていますが、穏やかでゆったりとした雰囲気は、この人の性格を表しているような気がします。<br><br>　歌詞の内容は、推測すると「<font color="cc3300">あなたは私がどれほどあなたを愛していたか知っている。</font><font color="cc3300">あなたが私だけを愛してくれたら、私は何もいらない。私を忘れないで。</font>そして（その事で、自分の行った）<font color="cc3300">不実を恥じなさい。</font>」的な感じでしょうか。<br>　表現や曲解釈のポイントは「（あなたが私を愛してくれれば）私は他に何も望みません」や「私を忘れないで」というセリフを読むと、あなたの理解の一助になるかもしれません。<br><br>　※（イタリア歌曲集での戸口氏の歌詞訳は、分かりづらいです。恐らく、『lo（彼の略愛称）』と「私は他に何も切望しません。でも、私を忘れないで。そして不実を恥じてください」という箇所の『でも』『そして』の関係を詩的に表現しようとして真逆に近い表現をしてしまったのだと思います）<br><br>　発声の面では、特に難しくないと思います。<br>　しかし一応、注意点を述べるとすると、曲全体で思ったよりも高いファやミがよく出てきます。<br>　初心者の方や中声域（バリトン、メゾ）の方は少々しんどいでしょうから、最後まで呼吸が流れるように、高音が出るように<font color="cc3300">喉のスタミナを配慮</font>してください。<br>　クレシェンドやディクレッシェンドに注意を払い、無理せずバランスよく最後まで気持ちよく歌えるようにご自身をコントールしてください。<br>　（まあ、最初からできてれば世話ないですけどね<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif" alt="ガーン">）<br><br>　しっとりとしたロマンチックバージョンのバロック歌曲の世界をのぞいてみてください。<br><br>★動画評価<br>　声種：典型的<font color="cc0000">ソプラノ・リリコ</font>ですね。その中でもこの歌手は清楚で優しさがこもった響きがありますね。「椿姫」のヴィオレッタとか「魔笛」のパミーノが似合いそうです。<br>　歌唱：いくつかの不安定な音程は、おそらく緊張と思います。それを踏まえても、<font color="cc0000">教科書的で美しい表現だと思います</font>。ぜひ見本にしたいですね。<br>　発音：歌手のことは分かりませんでしたが、このハッキリした発音はイタリア人だと思います。それに、「トゥ」が「トォ」に近く、「サイ」が深い呼吸をしているので、アジアンでもアメリカ人でもないと思います。<br>　発声：古い歌手の方でしょうね。少し固めの発声です。余分なリキみと緊張があり、高音をいつもの調子で出そうとして緊張で失敗している印象を受けます。中音域はキレイに出ている気がしますね。なかなか素晴らしいです。<br><br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/e7SDdFpit3w?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br>※歌詞<br>　Tu lo sai, Quanto t'amai　　あなたは私がどれほどあなたを愛していたか知っている。<br>　Tu lo sai, lo sai,crudel　　（その事がどれほど辛い事か知っているあなたは）残酷な人。<br>　Io non bramo altra merce　　私は他に何も切望しません。<br>　Ma ricordati di me 　　　　　でも、私を忘れないで。<br>　E poi sprezza un infedel　　（その事で自分の）不誠実を恥じて。<br>　Tu lo sai, Quanto t'amai　　あなたは私がどれほどあなたを愛していたか知っている。<br>　Tu lo sai, lo sai crudel　　（その事がどれほど辛い事か知っているあなたは）残酷な人。<br><br>参考：「イタリア歌曲集」より　歌詞対訳：戸口　幸策<br>　　　「ヤフー！知恵袋」より　「<a href="http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1151913246" target="_self">イタリア歌曲集の・・・</a>」<br><br><br><br><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kuni15&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_15.gif"></a><br><br><br><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Sat, 22 Oct 2011 16:11:18 +0900</pubDate>
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<title>第４１稿　「声楽の世界：Deh,più a me non v'ascondete」</title>
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<![CDATA[ 　邦題「姿を隠さないでほしい」<br><br>　今回ご紹介する曲は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%8B" target="_self"><strong>ジョヴァンニ・マリア・ボノンチーニ</strong></a>の作曲によるアリエッタ（小アリア）です。<br><br>　モデナ大聖堂という教会の楽長さんであり、有名なヴァイオリン奏者であったようです。<br>　個人的な話ですが。この人といい、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3" target="_self">ヴィヴァルディ</a>といい、ヴァイオリン好きの作曲者は声楽曲と相性が良い気がしますね～。<br><br>　さて、こちらの曲は主題→第二主題→主題再現の三部構成です。中間部は少々<font color="cc3300"><b>セリフ的要素</b></font>が強いので、「歌う」より「話す」ように歌った方が曲のエネルギーを生かすことができそうです。<br>　歌詞は、最近好きな人を見かけなくて、ついにその姿を見たときの恋する若者の心境を綴っているようです。<br><br>　この曲は中級者にとっては非常に大切な曲です。<br>　なぜならば、<font color="cc3300">ベルカント時代</font>（<a href="ベhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8B" target="_self">ベッリーニ</a>、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A8%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%8B%E3%82%BC%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3" target="_self">ドニゼッティ</a>など）<font color="cc3300">に似た特徴</font>（流れるような美しいメロディーと強弱の使い所など）が発見できます。<br>　つまり、この曲を練習すると、ベッリーニやロッシーニを歌う予行演習になると思うのです。<br>　曲自体も美しいですが、私は「練習」を念頭に置いて歌うのが今後の為にも良いと思います。<br><br>　曲の特徴としては、先述したように「<font color="cc0000"><b>流れ</b></font>」「<font color="cc0000"><b>強弱</b></font>」がポイントとなりやすいです。<br>　音符が坂道ように並んでいますが、滑らさず、階段発声にせず、適度に音程を合わせてください。<br>　それでいて、覚えていたらフォルテとピアノ、クレシェンド・ディクレッシェンドについても気を配りながら歌ってみてください。<br><br>　ベルカント・オペラにも似た流麗な雰囲気をどうぞお楽しみください。<br><br>★動画批評<br>　声種：ソプラノ・スピント（太め・強い声）です。高音が少し明るく、中音域の支えが少々軽めなので、メゾではないと思います。<br>　歌唱：ひと昔の歌手の特徴である「職人的音楽表現」（褒めています）ですね。自分の声に合わせ、細かい表現もしながら、時には大胆にフォルテや子音発音を表現し、感情もハデにはせず、メロディーに感情を乗せる技術は勉強になります。<br>　発音：実に子音の処理が上手いと思います。中級者だと「ルチヴァー」が聞こえにくかったり、「ソル」が曇った発音になったりします。<br>　発声：典型的なイタリア系ベルカント発声です。いわゆる「前」で共鳴をコントロールし、口をタテ型にし、呼吸の「支え」が訓練された発声です。素晴らしいです。<br><br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/5RfUQ_xZPoE?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br>※歌詞<br>　Deh,più a me non v'ascondete,　　　　　ああ、もう私から姿を隠さないでほしい。<br>　luci vaghe del mio sol.　　　　　　　　　私の太陽である人の麗しい瞳よ。<br>　Con svelarvi,se voi siete, 　　　　　　　お前が姿を現わしてくれるなら、<br>　voi potete　　　　　　　　　　　　　　　　　この魂を苦しみから<br>　far quest'alma fuor di duol.　　　　　　　抜け出させることができるのだ。<br><br>※参考「イタリア歌曲集」より　歌詞対訳：戸口　幸策<br><br><br><br><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kuni15&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_15.gif"></a><br><br><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Tue, 18 Oct 2011 18:07:38 +0900</pubDate>
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<title>第４０稿　「声楽の世界：Aria di chiesa（教会のアリア）」</title>
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<![CDATA[ 　今回ご紹介する曲は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%87%E3%83%83%E3%83%A9" target="_self"><strong>アレッサンドロ・ストラデッラ</strong></a>による宗教曲風のアリア（というかアリア風の「祈り歌」）です。<br>　曲の始めにPreghiera（祈り）と書いています。<br><br>　<strike>女好き過ぎて、最後は数度目の貴族のご夫人との不倫が原因で暗殺された　</strike>ストラデッラさんは、バロック音楽の<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%BD" target="_self">コンチェルト・グロッソ</a>（音楽様式）の確立、という大きな功績を残した立派な作曲家でした。<br><br>　ストラデッラさんの人格の批評は置いていて・・・・。<br><br>　この作品は、いわゆる「<font color="cc0000"><b>教会ソナタ</b></font>」の原理からくる<font color"cc3300"><b>緩</b></font>⇒<font color"cc3300"><b>急</b></font>⇒<font color"cc3300">緩</font>⇒<font color"cc3300"><b>急</b></font>の四部構成が特徴です。<br>　しかも、この作品ではちょっと高い音が連続して上がったり下がったりするので、発声が少しキツイです。（ソプラノさんでも辛いかも・・・）<br>　一応コツのようなものはありますが、あくまでこれは<font color="cc0000">個人的な意見</font>ですのでご注意を。<br><br>　まず、発音ですね。特に<font color="cc3300"><b>母音</b></font>（a,i,u,e,o）の「イ」「オ」は上級者でも非常に堅い発音の方々が多く、「イ」の直後から発声が堅くなる方が多いです。<br>　（まあ、イタリア人も「堅い発音」の人、けっこう多いですけどねｗ）<br>　歌う時には、強く「<font color="cc3300"><b>子音</b></font>（s,t,v,rなど）」を強くイメージして、母音を適当に発音してください。<br><br>　たとえば、「ピエタ、シニョーレ」を「<font color="cc3300"><b>p</b></font>,<font color="cc3300"><b>t</b></font>,<font color="cc3300"><b>s</b></font>,<font color="cc3300"><b>r</b></font>」だけのイメージで、発声しやすい母音に置き換えてみて練習してみてください。（パアタサーナーラーぐらいの適当さが必要かもｗ）<br>　もちろん、この方法を<font color="cc0000"><b>無視してもＯＫ</b></font>です。<br>　とにかく呼吸が止まる発音の空気壁に、小さく少しずつ呼吸でドリル穴を空ける感覚が大切です。<br>　無茶せず、少しずつ呼吸を流せる発声・発音をあなたのモノにしていって下さい。<br><br>　ちなみに、一流の歌手は中音域・高音域の「<font color="cc3300">ア</font>⇒<font color="cc3300">エ</font>⇒<font color="cc3300">イ</font>」発音が一つになっています。<br>　これはイタリア語を習うとき、本にも書かれていることです<br>　「イタリア人は<font color="cc3300">『アエイ』を元々一つの発音</font>として扱っており、『ア』『エ』『イ』それぞれは舌の形が変わるだけで、ノドや唇はほとんど変化しない」<br>　という感覚なんですね。（ドミンゴやモンセラ・カヴァリエ、ルネ・フレミングがそうです）<br>　なので、言葉を発声する時（特にドイツ人）は『子音』の処理に命を賭けます（言い過ぎｗ）<br><br>　まあ、それがスグにできたら先生なんか要らんわい、というのが私の考えです。<br>　ですので数学を勉強する感じで少しずつ問題を解決していってください。<br><br>　では、<strike>　作曲者のざんげに聴こえる　</strike>敬虔で貞淑な教会ソナタの美しさをご堪能ください。<br><br>★動画批評<br>　声種：リリコ・レッジェーロですが、パワフルに歌うので、スピント（鋭く強い音）役もこなせる、ご存知パヴァロッティです。<br>　歌唱：ちょっと彼の力強すぎる歌唱とは少々かみ合っていませんが、これはこれで面白いくて好きです。<br>　発音：さすがですね。高音の半分以上の母音が一つにまとまっています。特に、1:07の「スィ」は素晴らしい「イ」ですね。中音域で堅い「イ」や「オ」を使うのは、言葉を観客に聞かせるため、あえて堅く発音していると思います。<br>　発声：イタリアの太陽のような明るく力強い声で魅力的ですが、日本人の細い筋肉はできない発声だと思います。<br><br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/Xk12LNzvCf4?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br>※歌詞<br>　Pieta Signore,di me dolente,　　　　　　主よ、悩める私に憐れみを。<br>　se a te giunge il nio pregar　　　　　　私の祈りが届くなら<br>　non mi punisca il tuo rigor:　　　　　　厳しく私を罰しないでください。<br>　meno severi,clementi ognora　　　　　　　厳しさを和らげたいつも慈悲深い眼差しを<br>　voigi i tuoi sguardi sopra di me:　　　　私の上に注いでください。<br>　non fia mai che nell’inferno　　　　　　地獄の永遠の火の中で<br>　sia dannato nel fuoco eterno　　　　　　あなたの厳しさによって<br>　dai tuo rigor:gran Dio giammai.　　　　罰せられませんように、偉大な神よ。<br><br>※参考「イタリア歌曲集」より　歌詞対訳：戸口　幸策<br><br><br><br><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kuni15&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_15.gif"></a><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Sun, 16 Oct 2011 22:35:43 +0900</pubDate>
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<title>第３９稿　「声楽の世界：Addio,Corindo（さようなら、コリンド）」</title>
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<![CDATA[ 　今回ご紹介する曲も、前回ご紹介した<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3" target="_self"><strong>アントニオ・チェスティ</strong></a>の作品です。<br>　前回ご紹介した通り、彼はオラトリオの最初の作曲家である<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%9F" target="_self">ジャコモ・カリッシミ</a>のお弟子さんです。<br>　師弟そろって素晴らしい作曲家だったという事ですね。<br>　私個人の意見ですが、お師匠さんのカリッシミよりもお弟子さんのチェスティの方が好みです。<br><br>　この曲は「<font color="cc0000"><b>オロンテア</b></font>」というオペラの第二幕９場で、エジプト女王オロンテアに仕えている侍女<font color="cc0000"><b>シランドラ</b></font>が、恋人のコリンド→アリドーロに心変わりする場面のアリアです。（恐ろしいですねｗ）<br>　しかもその後、よりを戻そうとしたりするのでハチャメチャです。<br>　まあ、その変が「劇」の面白い所ですよね。<br>　背景は分かっても、歌うときは悲しげに歌ってください（笑<br><br>　この曲は大まかに言うと３部構成になっており、最初に<font color="cc3300">レチ</font>（セリフ的音楽）が来て、その後に本当の<font color="cc0000">アリア</font>が来て、最後はレチの再現で構成されています。<br>　なので、あまり出だしから無理しないでください。<br>　慣れるまでは、「<b>最低限の響きだけ</b>＋<b>呼吸を流しながら</b>」を意識するだけで良いと思いますね。<br><br>　<font color="cc3300"><b>アジリタ</b></font>（音楽の話し言葉として、『よく動くパート』を指す言葉です）などが大変になりますが、本来の魅力は第二部のアリアに凝縮されていますので、そちらの解釈・発声技術向上を進めた方がスムームに慣れると思います。<br><br>　前回の曲といい、かなり私好みの曲です。<br>　お師匠さんのカリッシミより好きかもｗ<br><br>　悲しみを秘めたメロディーに漂う、バロック独特の美しさをご堪能ください・・・。<br><br>★動画批評<br>　声種：リリコ・スピントのソプラノ（ちょっと重い発声な気がします）<br>　歌唱法：だいぶハデな歌い方ですね。できればバロック音楽的に叙情的に表現して欲しいかも。<br>　発音：正直「何人？」と思います。「アッディオ」が「アッヅィ(?)オ」になってます。この特徴はよくアメリカ人に見られます。（この人はどこの人か分かりませんでした）<br>　発声：かなり呼吸を酷使して声量と音域を確保しています。ちょっと無茶ですね。そのかわりに、声の響きを当てる場所（ポイントとかアンザッツの呼び名で使われています）に、かなり当て馴れていますね。だから美しく響いて聞こえます。<br><br><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/6KDL7SXXNOQ?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br>※歌詞<br>　（recit)　　　　　　　　　　　　　　　　　（叙唱）<br>　Addio,Corindo,addio!　　　　　　　　　　　　さようなら、コリンド、さようなら。<br>　Rivolto ad altra sfera,　　　　　　　　　　あの世に向かった今、<br>　della fiamma primiera　　　　　　　　　　　私の不幸な心は<br>　non si rammenta più l'egro cor mio.　　　もはや昔の炎を思い出しはしません。<br>　Addio,Corindo,addio!　　　　　　　　　　　　さようなら、コリンド、さようなら。<br><br>　（aria）　　　　　　　　　　　　　　　　　（アリア）<br>　Vieni,Alidoro,vieni,　　　　　　　　　　　　来て、アリドーロ、来て。<br>　consola chi si more!　　　　　　　　　　　　死に行く者を慰めて。<br>　E temprando il mio ardore　　　　　　　　　そして私の熱情を鎮め<br>　godi in grembo a Silandra i dì sereni!　　シランドラの胸で爽やかな日々を楽しんで、<br>　Vieni,mia vita,vieni!　　　　　　　　　　　　来て、私の運命であるひとよ。<br><br>※参考「イタリア歌曲集」より　歌詞対訳：戸口　幸策<br> <br><br>　<a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kuni15&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_15.gif"></a><br><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Sat, 15 Oct 2011 19:10:51 +0900</pubDate>
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<title>第３８稿　「声楽の世界：Tu mancavi a torment armi」</title>
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<![CDATA[ 　邦題「お前は私を苦しめていなかったのに」。<br><br>　今回ご紹介する曲は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3" target="_self"><strong>アントニオ・チェスティ</strong></a>による作品です。<br>　この方は、前回ご紹介した<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%9F" target="_self">ジャコモ・カリッシミ</a>さんのお弟子さんらしいです。<br><br>　この曲も<font color="cc0000"><b>バロック期</b></font>における作品ですので、現在のピアノ伴奏では味わえない独特の哀愁に満ちています。<br>　ただし、声楽の初心者の方には少々難しいかもしれませんね。なぜならば、<br><br>　第一に、半端に高い音が連続している事。（そこがまた良いんですけどね）<br>　第二に、音と音の高低差が少なく、発声が重くなってきやすいです。（全声種に適応）<br>　第三に、第二主題的役割の中盤が高度な技術を必要とします。（そこがまた面白い）<br><br>　これらを解決するには、基本的に発音・発声技術の向上を目指すことが大事ですが、同じくらい「<font color="cc3300"><b>自分の呼吸</b></font>」を大事にした方がいいでしょうね。<br>　その理由として、この曲は全体的にベルカント・オペラ期（約18~19世紀）（<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8B" target="_self">ベッリーニ</a>、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%8B%E3%82%BC%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3" target="_self">ドニゼッティ</a>など）に似た音の並びになっていますので、「<font color="cc3300">流れる呼吸</font>、<font color="cc3300">なめらかな発音</font>、<font color="cc3300">美しい響き</font>」を念頭に置くと、この作品を克服する上での助けになるかもしれません。<br><br>　詩的表現と哀愁に満ちた、味わい深いバロックの曲をご堪能ください。<br><br>★私個人の動画批評：<br>　声種：軽めのバリトン声ですね。重いテノールもできそうな声です。<br>　歌唱法：少々ビブラートが揺れすぎて安定感が少ないです。<br>　発音：発音はよく聞こえますが、イタリア人的な発音とは少々違うポジションで発声してます。<br>　発声：アクートが美しくありません。マスケラも弱く、まだアゴ声（0:04の「マ」など）が残っています。とはいえ、高い発声技術をうかがわせるのは、共鳴と呼吸がうまくバランスが良いからだと思います。<br><br><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/CA3uTJBn8oQ?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br>※歌詞<br>　Tu mancavi a tormentarmi,　　お前は私を苦しめていなかったのに、<br>　crudelissima speranza,　　　　限り無く残酷な希望よ<br>　e con dolce rimembranza　　　甘い追憶をもって<br>　vuoi di nuovo avvelenarmi.　 私を新たに苦しめようとする。<br><br>　Ancor dura-la sventura　　　　灰になった炎の災いは<br>　d'una fiamma incenerita,　　　今も残り、<br>　la ferita-ancora aperta　　　まだ口を開けている傷は<br>　par m'avverta-nuove pene.　　私に新たな苦しみを告げているようだ。<br>　Dal rumor delle catene　　　　私は鎖の響きから<br>　mai non vedo allontanarmi.　　遠ざかれそうもない。<br><br>※参考「イタリア歌曲集」より　歌詞対訳：戸口　幸策<br><br><br><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kuni15&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_15.gif"></a><br><br><br><br>
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<pubDate>Fri, 14 Oct 2011 21:22:35 +0900</pubDate>
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<title>第３７稿　「歌手の音域・声種について」</title>
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<![CDATA[ <p>　そういえば最近、何人かの方々から<strong><font color="#ff0000">声の種類</font></strong>についての疑問があったので掲載しときます。</p><p>　もちろん、これは半分くらい私の独断も入りますが、基本的には声楽界でよく使われる声の「基準」です。</p><br><p>　まず、音域ですね。</p><p>　声域（キー）を重い順番からご紹介すると</p><br><p><font color="#ff0000">声域</font>：</p><p>　男声：バス⇒バリトン⇒テノール⇒カウンターテナー（以下略）（アルト）⇒（メゾ）⇒（ソプラノ）</p><p>　女声：アルト（別名コントラルト）⇒メゾ・ソプラノ⇒ソプラノ</p><br><p>となっています。</p><p>　さらに、それぞれの中にもちょっとした種類があります。</p><p>　それが「重い（強いと表現する人もいます）響き⇒軽い（細いと表現する人もいます）響き」の「声種」と呼ばれるものです。</p><p>　以下に掲げるのがそうです。</p><br><p><font color="#ff0000">声種</font>：</p><p>　ドラマティコ⇒スピント⇒リリコ⇒レッジェーロ</p><br><p>となっています。</p><p>　もちろん、世の中には「特別な声」を持った方々もいらっしゃるので、必ず当てはまるわけではありません。</p><p>　そのことについては以前に掲載した記事URLをご紹介しておきますので、気になる方はそちらをご覧ください。</p><br><p><a href="http://ameblo.jp/kuni15/entry-10847390653.html">http://ameblo.jp/kuni15/entry-10847390653.html</a> </p><br><p>　要するに、パヴァロッティやマリア・カラスのように、レッジェーロ（最軽量の声）なのにドラマティコと呼ばれる方々もいらっしゃいますし、フィッシャー・ディ・スカウのようにテノーレ・スピントなのにハイ・バリトンをする方もいらっしゃいます。</p><br><p>　ちなみに話し声から推測すると、日本の芸能人で例えると次のようになります。</p><br><p><font color="#ff0000">話し声だけから推測した芸能人の声</font>：</p><p>　バス：中尾明、お笑いコンビ「麒麟」（の声低い人）、ミッツ・マングローブ</p><p>　バリトン：V６（井ノ原）、ネプチューン（原田泰造）、市川海老蔵</p><p>　テノール：タモリ、藤原竜也、ダウンタウン</p><br><p>　アルト：MEGUMI、和田アキ子</p><p>　メゾ・ソプラノ：小池栄子、お笑いのハリセンボン（太い人）</p><p>　ソプラノ：山口もえ、小林麻耶、山崎バニラ</p><br><p>という感じですかね？</p><p>　実際にはしっかり発声している状態からじゃないと、バスとバリトン、バリトンとドラマティコ・テノールの区別は難しいですので、これはあくまで推測になります。</p><br><p>　少々長くなりましたが、他にもそれぞれの音域で表現される声種もまだ沢山あります。</p><p>　興味のある方はそれぞれの声種についてググってみてくださいね。</p><br><br><br><p><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kuni15&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_15.gif" width="100" height="106"></a> </p><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/kuni15/entry-11045131800.html</link>
<pubDate>Tue, 11 Oct 2011 20:23:41 +0900</pubDate>
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<title>第３６稿　「声楽の世界：Ｖｉｔｔｏｒｉａ，ｍｉｏ　ｃｏｒｅ!（勝利だ、私の心よ！）」</title>
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<![CDATA[ 　今回ご紹介する作品は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%9F" target="_self"><strong>ジャコモ・カリッシミ（1605~1675）</strong></a>による<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BF" target="_self">カンタータ</a>です。<br>　この作品は<font color="cc0000"><strong>ルネッサンス期</strong></font>の作品なので、イタリア歌曲前半・中盤と同じように、元々は単音伴奏です。<br>　<br>　いわゆる<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E5%A5%8F%E4%BD%8E%E9%9F%B3" target="_self"><b>通奏低音</b></a>・独唱スタイルなので、オリジナルはピアノの一番下の音をマンドリンやチェンバロで伴奏するのが普通でした。<br>　１９１４年にイタリア歌曲集を編さんした<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AA%E3%82%BE%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3" target="_self">アレッサンドロ・パリゾッティ</a>が伴奏を編曲したので、現在ではピアノの多重音伴奏が普通です。<br><br>　ただ、<font color="cc3300">多重伴奏は勢いが強すぎ</font>て言葉が流しにくい上に、覚えるセリフも高音の単語もこなすのが大変です。<br>　しかも「<font color="cc3300">私を苦しめた愛する彼女から解き放たれた！</font>」という開放感に満ちた歌詞なので、勢いに乗らなければ曲として相応しくないのが厄介なところです。　<br><br>　曲風も、メロディーが速くてよく動くし、初心者には高い音が出てくるので大変な曲です。<br>　しかし一度、上記のように通奏低音で練習・演奏をしてみてください。そうすると、この曲の本来の美しい姿であるバロック音楽の魅力が姿を表すでしょう。<br>　不思議なもので、多重伴奏ではうるさく感じたこの曲が、通奏低音では意外と質素で人の心を捉える音に変化するのです。<br>　最近では通奏低音をする人は少ないですが、是非その魅力を味わってみてください。<br><br>（相変わらずこの人は良い仕事してます）<br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/NGdmepBxCow?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br>※歌詞<br>　Vittoria, mio core　　　　　　　勝利だ、私の心よ<br>　non lagrimar piú,　　　　　　　 もはや涙を流すな、<br>　é sciolta d’Amore　　　　　　　「愛」へのへりくだった奉仕は<br>　la vil servitú.　　　　　　　　　終わったのだ。<br> <br>　Gia l’empia a’tuoi danni　　　かつてはあの残酷な女が<br>　fra storo di sguardi　　　　　　溢れるような眼差しと<br>　con vezzi bugiardi　　　　　　　偽りの愛嬌をもって<br>　dispose gl’inganni;　　　　　　お前をたぶらかし傷つけたが、<br>　ie frodi,gli affanni　　　　　　欺瞞も苦悩も<br>　non hanno più loco,　　　　　　 もはや無く<br>　del crudo suo foco　　　　　　　彼女のむごい火の熱も<br>　è spento l’ardore!　　　　　　　消えてしまった。<br><br>　Da luci ridenti　　　　　　　　  私の胸の中に<br>　non esce piú strale　　　　　　 致命的な傷を与える矢は<br>　che piaga mortale　　　　　　　  ほほえむ光のような瞳から<br>　nel petto m’avventi:　　　　　 もはや飛び出して来ない。<br>　nel duol, ne’tormenti　　　　  私はもはや、悩みにも苦しみにも<br>　io piú non mi sfaccio　　　　   身を亡ぼすことは無い。<br>　è rotto ogni laccio,　　　　　  すべての絆は解け<br>　spario il timore!　　　　　　　 怖れは消えてしまった。<br><br>※参考「イタリア歌曲集」より　歌詞対訳：戸口　幸策<br><br><a href="http://peta.ameba.jp/p/addPeta.do?targetAmebaId=kuni15&amp;service=blog"><img alt="ペタしてね" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_15.gif"></a><br><br><br><br><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Mon, 10 Oct 2011 19:18:15 +0900</pubDate>
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