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<title>流音のブログ</title>
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<description>傍に居って、甘い言葉でいつも囁いて欲しい・・・自分だけが、特別なんやと思わせて欲しい・・・誰でもええ訳やないの・・・あんさんだけに・・・愛されたいんや</description>
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<title>Silent　Eve　　　イブの奇跡　　　Vol.19</title>
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<![CDATA[ <p><br><br><br></p><p>◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇</p><p>　　　　衛　side</p><p>◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇</p><p><br><br><br></p><p>少しして、彼女がマグカップを２つ持って戻って来て</p><p>「ビールとか、買ってないから・・・」と言いながらテーブルの上に置いた</p><p>「いや、コーヒーで構わないよ」と答えてマグに手を伸ばすと</p><p>彼女は俺から少し距離をとり、テーブルの角を挟んだ向こう側に座った</p><p><br></p><p>さっき、俺が余計な事を言ってしまったからか</p><p>彼女が微妙な距離をとっているように感じた</p><p>何を話せば良いか迷って、黙ったままコーヒーを口に運ぶと</p><p>彼女も黙ったままマグを手に取った</p><p><br></p><p>コーヒーを飲んで少し落ち着きを取り戻した俺は</p><p>「百合ちゃん・・・年末の予定は？東京へ帰るの？」と話しかけた</p><p>「いいえ・・・衛さんは？」と逆に訊かれて</p><p><br></p><p>「俺も・・・それじゃ、俺と一緒に年越ししない？２人で初めての</p><p>クリスマスに・・・こんな事ぐらいしか俺、してあげられないから」</p><p>笑いかけてそう言ってコートに手を伸ばし</p><p>ポケットの中から箱を取り出して彼女の前に差し出した</p><p><br></p><p>会う約束もしてなかったのに・・・それでも</p><p>彼女の為にって、用意してしまっていたクリスマスプレゼント</p><p>（無難に、定番のネックレスにしてしまったけど・・・）</p><p><br></p><p>「ぇ？あの・・・」と彼女は俺の顔を見つめて言葉を止めた</p><p>「連絡も出来なかったくせに、気付いたら・・・店で百合ちゃんに</p><p>似合いそうなのを選んでて・・・自分でも不思議だったんだけど</p><p>やっぱり用意して良かった・・・こうして百合ちゃんと会えたから」</p><p><br></p><p>彼女の手がゆっくり箱に触れて</p><p>「開けてみて・・・気に入ると良いんだけど」と言うと</p><p>彼女は頷いて、箱にかかったリボンを解き・・・箱を開けた</p><p>「ぁ・・・」と小さな声をあげてから俺を見つめて</p><p><br></p><p>百合　「ありがとう、でも・・・私、何も用意してないから・・・」</p><p><br></p><p>衛　　 「俺と年越しするって言って・・・それが俺へのプレゼント」</p><p><br></p><p>百合　「でも、誕生日だって・・・何も出来なかったのに・・・」</p><p><br></p><p>彼女が眉を寄せて、困ったように言うから</p><p>「それは来年、一緒にお祝いしてくれるって言ったじゃん・・・俺</p><p>それが一番嬉しいよ？俺の傍に居てくれるって、約束だからさ」</p><p><br></p><p>俺が箱から小さなダイヤのついたクロスを取り出して</p><p>「つけてあげるから、こっちに来て・・・」と言うと彼女は小さく頷いて</p><p>立ち上がると俺の傍に来て背中を向けて座った</p><p>金具を外し彼女の胸元に手を回して・・・金具を留めた</p><p><br></p><p>振り返ろうとした彼女をそのまま背中から抱きしめて</p><p>「捕まえた・・・もう、離さない・・・このまま傍に居て」</p><p>胸元に回した手に、彼女の鼓動が伝わって来る</p><p>きっと俺の胸のドキドキも、彼女の背中に響いてるはず</p><p><br></p><p>お互いの鼓動が重なり合って、加速するように速くなる</p><p>黙ったままの彼女の事が気になって顔を覗き込もうとした時</p><p>彼女の手が俺の手に重ねられた</p><p>体の奥から甘い疼きが体中に広がっていく</p><p>だけど・・・それ以上に温いものが胸の中を埋め尽くす</p><p><br></p><p>彼女の耳元に唇を寄せ、そっと耳にくちづけて</p><p>「今、凄く幸せで・・・百合ちゃんとずっと一緒に居たい」</p><p>そう言うと彼女が振り返りながら</p><p>「私も・・・」と言うと、唇が軽く触れてすぐに離れた</p><p><br></p><p>（え？今・・・百合ちゃんから、キス・・・した？）</p><p>すっごく嬉しくて思わずニヤけてしまうと、彼女が恥ずかしそうに俯いて</p><p>俺が腕を緩めて、彼女の体を自分の方へ向けると</p><p>引き寄せ合うように唇が重なった</p><p><br></p><p>彼女とやっと思いが通じ合ったんだと思うと嬉しくて</p><p>ゆっくり、味わうようにくちづけを深めて行く</p><p>彼女の甜い声が鼻から抜け、胸元の手が俺の上着を掴む</p><p>俺は堪らなくなりギュッと彼女を抱きしめ・・・唇を少し離して</p><p><br></p><p>「百合ちゃん、嫌なら今言って・・・そうじゃなきゃ、止められないよ」</p><p>俺がそう言うと彼女は目を閉じたまま「嫌じゃ、ない・・・」と言って唇を重ねた</p><p>その夜・・・出会ってから１年目のイブの夜に</p><p>俺は、彼女と初めて肌を重ねた</p><p><br></p><p>意識を手放した彼女が、俺の胸元で小さな寝息を立て始めた</p><p>脇の棚の上にあるスノードームに手を伸ばし、そっと持ち上げて</p><p>ネジを回して置くと雪が舞い散り・・・メロディが流れ始める</p><p>俺は彼女の顔を覗き込み、少し赤く染まった目元にくちづけて</p><p>燻る熱を持て余しながらも心地良い彼女の温もりに包まれ目を閉じた</p><p><br></p><p>翌朝、いつもの時間に目を覚ますと隣に彼女がいなくて</p><p>部屋の中を見回すと俺のスーツとワイシャツがハンガーにかけてあり</p><p>Tシャツと下着が畳んで脇に置いてあった</p><p>俺が起き上がるとドアが開いて彼女が入ってきて</p><p><br></p><p>「ぁ・・・おはよう、ございます・・・お風呂湧いているので・・・」</p><p>そう言うと彼女は真新しいバスローブを俺に差し出した</p><p>「うん、ありがとう」と言いながら受け取ると</p><p>「去年の忘年会のビンゴで、ペアで貰ったけど使ってないから・・・」</p><p>彼女は恥ずかしそうに俺から視線を外してそう言った</p><p><br></p><p>広げて羽織り、立ち上がろうとすると彼女は慌てて背中を向け</p><p>「食事の用意してます」と言って部屋を出て行った</p><p>（あれ？もしかして、昨夜の事が恥ずかしいのか？）</p><p>あんまり可愛い反応をするから、つい吹き出してしまい</p><p>笑いを堪えながら部屋を出てバスルームへ向かった</p><p><br></p><p>彼女１人で住んでいるんだから当たり前なんだけど</p><p>シャンプーやボディソープ、小物類も女の子らしい物が置いてある</p><p>体を洗って浴槽に浸かってからシャンプーをしていると</p><p>彼女の髪から同じ匂いがしていた事を思い出した</p><br><p>風呂から上がり、バスローブを着てタオルで髪を拭きながら戻ると</p><p>彼女がテーブルに出来上がった物を並べていて</p><p>俺に気付くとまた恥ずかしそうに視線を外した</p><p>「あっ、ゴメン・・・着替えてくる」と言って急いで寝室へ入り</p><p>着替えて上着を持ってリビングに戻った</p><br><p>「簡単な物、ですけど・・・どうぞ」と言われてラグに座ると</p><p>ご飯とお味噌汁を運んできて、テーブルの上に置いて彼女も座った</p><p>２人で朝食を食べながら年末の約束をした後</p><p>俺は１人で先に彼女の部屋を出て、車まで歩いて乗り会社へ向かった</p><p>（本当は一緒に出たかったけど、俺の方が時間が早いからな・・・）</p><p><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/lion-rune/entry-11975492391.html</link>
<pubDate>Wed, 28 Jan 2015 14:25:37 +0900</pubDate>
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<title>Silent　Eve　　　イブの奇跡　　　Vol.18</title>
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<![CDATA[ <br><p>◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇</p><p>　　　　衛　side</p><p>◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇</p><br><br><p>連絡も出来ずに１ヶ月近くが過ぎて・・・彼女に会えないままイブの日を迎えた</p><p>会いたくない訳じゃない・・・会いたい、だけど</p><p>メールに書いてあった『話さなきゃいけない事』が、もしも・・・</p><p>彼を今でも好きで、俺とはもう付き合えないと言う事だったらと思うと</p><p>どうしても連絡が出来なかったんだ</p><p>そんな事・・・先延ばしにしても、結果は同じなのに</p><br><p>自分が言ってしまった事を思い出して胸が痛くなる</p><p>俺を好きだって言ってくれたのに・・・信じられないって言っちゃって</p><p>だけど・・・あんな嬉しそうな顔をして彼と写ってる写真を見たら</p><p>誰だって自信無くすよ・・・彼女の傍に居れなくなる事が怖かった</p><br><br><p>去年のイブ・・・</p><p>６時過ぎに先輩とお客様の所へ納車に行った帰り</p><p>「今日、車で来てないって事は彼女とどこかで待ち合わせなんだろ？</p><p>このまま直帰で構わないぞ・・・ほら、近くまで送ってやるから言えよ」</p><p>そう言われて、仕方なく松本駅近くのホテルまで送ってもらった</p><p>（彼女と別れたとは言えないよな・・・この前のお詫びまで貰っちゃったし）</p><br><p>渡された包みを抱えたまま先輩の車から降りて</p><p>車が見えなくなってから、駅に向かって歩き出した時</p><p>近くの公園の入口に立っている彼女を見つけた</p><p>雪が舞い散る中、ポツンと一人で空を見上げて・・・</p><p>（待ち合わせなのかな・・・こんなに雪降ってる中で？）</p><br><p>彼女の姿に目を奪われながら、引き寄せられるように近くまで行った</p><p>まるで雪の精みたいに・・・彼女の周りだけ別世界のようだった</p><p>少しすると彼女は顔を俯かせ、足元に視線を落とした</p><p>その時、街灯の明かりでチラッと彼女の涙が見えて</p><p>（うわっ・・・泣いてるじゃん）</p><br><p>思わず彼女の傍に歩み寄ると、彼女が顔を上げて</p><p>「・・・マ・・・モル？」と俺の名前を呼んだ</p><p>驚いて「えっ？」と聞き返すと、彼女は俺の顔を見て首を傾げた</p><p>（あぁ、彼氏だと思ったんだ・・・同じ名前か、紛らわしいな・・・）</p><br><p>俺は笑顔で彼女に声をかけた</p><p>「・・・どうしたの？こんなに雪が積もっちゃってるよ」</p><p>彼女は不思議そうな顔で、黙ったまま俺を見つめて・・・</p><p>俺は彼女の前に一歩踏み出し、フードの上に乗った雪を手で払い落として</p><p><br></p><p>「サンタクロースを待ってるの？それじゃ、可愛い君に・・・プレゼント」</p><p>そう言って手に持っていた包みを彼女に差し出した</p><p>彼氏を待っている彼女と少しだけ話をして・・・</p><p>戸惑う彼女に無理やり包みを渡し、俺は駅に向かって歩き出したんだ</p><br><br><p>今日は午後からお得意先を回ってカレンダーを配っていたけど</p><p>彼女の仕事が終わる時間が近付いて来て</p><p>会社にはそのまま直帰すると伝え、早めに切り上げて</p><p>彼女の会社へ向かい、近くのパーキングに車を入れた</p><br><p>仕事を終えた彼女が出てくるのを車の中でジッと待っていると</p><p>見覚えのある女性達が出てきて、彼女の姿を探したけど</p><p>一緒にはいないみたいで、そのまま待っていると</p><p>斎藤と一緒に彼女が出てきて話をしているようだった</p><br><p>（斎藤と一緒に出かけるのか？確か、涼介と会うはずだけど・・・）</p><p>そのまま見ていると、斎藤が彼女と別れて駅の方へ歩き出し</p><p>彼女は駅の方を見ていたけど、逆の方向へ歩き出した</p><p>去年のイブを思い出し・・・なんだか落ち着かなくなって</p><p>車から急いで出て彼女の後を追った</p><br><p>彼女が向かう先には、あの公園がある</p><p>（やっぱり彼と会うんだ・・・何だよ、連絡待ってるって書いてあったのに）</p><p>胸の奥が・・・ギュッと握り潰されるように痛んで・・・</p><p>見ているのが辛いはずなのに、彼女から目が離せなくて</p><p>彼女が公園へ入って行くのを黙って見つめていた</p><br><p>辺りを見渡しても、連休中だからか人も少なくて</p><p>公園へ向かう人も見当たらない</p><p>（ん？まだ、待ち合わせの時間には早いのかな・・・）</p><p>目で追っていると、彼女は入口の近くで立ち止まった</p><br><p>俺から会うって連絡が出来なくて、こんな待ち伏せみたいな事をした</p><p>彼女を疑いながら、俺は彼女の後をつけて来たんだ</p><p>（彼氏が来たら・・・俺は、どうするつもりなんだろう・・・）</p><p>自分でもよくわからないまま・・・しばらく彼氏が来るのを待っていた</p><br><p>だけど・・・彼女は誰かを待っているような素振りもなく</p><p>ただ、その場に立ち尽くしていて・・・少しすると空を見上げた</p><p>俺もつられるように空を見上げると雲一つない空に星がよく見えた</p><p>彼女に視線を戻してしばらく見つめていると</p><p>彼女は顔を俯かせ・・・バッグからスマホを取り出した</p><p>確認するように画面を見て・・・小さく溜息をついてからバッグにしまった</p><br><p>来ないのか？なんて思っていると彼女が向きを変え歩きだそうとした</p><p>俺は急いで彼女の傍まで走って行き</p><p>「また・・・今年も、すっぽかされちゃったの？」と声をかけた</p><p>驚いている彼女と話し始めると「待ち合わせなんかしていない」と言われて</p><p>「百合ちゃん、どうして俺に・・・嘘をつくの？」と声を荒げてしまった</p><br><p>「嘘・・・ついて・・・ません・・・衛さんに、嘘なんかつきません」</p><p>搾り出すような声で彼女は言うと、目から涙が溢れ落ちた</p><p>（あ・・・何やってんだ、俺・・・彼女を疑ってばかりで・・・）<br>泣きながら彼女が言ったのは、彼氏が亡くなっていたと言う事だった</p><br><p>「死んだ？え・・・去年も、って・・・」と呟くような小さい声で聞き返したけど</p><p>彼女はそのまま走り出してしまった</p><p>慌てて名前を呼びながら追いかけて・・・彼女の腕を掴んで引き止めると</p><p>俺への抗議の言葉が、涙と一緒に彼女から溢れ出す</p><p>（俺、馬鹿だ・・・百合ちゃんをこんなに泣かせて・・・辛い思いさせて）</p><br><p>ゴメンと、何度謝っても足りない気がした</p><p>それでも、俺を好きだって言ってくれたのが嬉しくて</p><p>俺も大好きだって伝えて・・・</p><p>彼女を食事に誘い、食事をしながら話をしてマンションまで送った</p><br><p>イブが彼の誕生日だったと聞いたから</p><p>これ以上一緒にいるのが、少し申し訳ないような気持ちになった</p><p>だけど・・・彼女にやっと会えて、触れたくてしょうがなくなり</p><p>彼女を抱き寄せ、俺の気持ちを伝えるようにくちづけた</p><br><p>おやすみと言って、帰るつもりでいたのに・・・</p><p>寂しそうな顔をして「まだ・・・帰らないで」って言われて</p><p>抑えていた気持ちを、もう止められなくなっていた</p><p>「もっと・・・俺、百合ちゃんと一緒に居たい・・・百合ちゃんは？」</p><p>そう訊くと彼女は頷いて・・・</p><p>俺は車をパーキングに入れて、彼女の部屋へ一緒に向かった</p><br><p>緊張している様子の彼女を見つめていると</p><p>（もしかして・・・俺とまだ、そういう事したくないのかな・・・）</p><p>そんな考えが浮かんで「嫌なら、しなくて良いから」と慌てて言った</p><p>黙ったまま見つめ返されて</p><p>（うわぁ・・・百合ちゃん、考えてもいなかったって顔だよな・・・）</p><p>その時エレベーターが止まり、俺は何もなかったように一緒に降りた</p><br><p>部屋に入ると彼女が灯りをつけてリビングに案内された</p><p>（俺、そんな事ばかり考えてるって思われちゃったかな・・・）</p><p>彼女をチラッと見ると、彼女も何だか落ち着かない様子で</p><p>ヒーターのスイッチを入れ、俺の方を向いて</p><p>「コーヒー入れてくるから、座ってて」と言うとキッチンへ向かい</p><p>俺はコートを脱いでラグの上に腰を下ろし、彼女が戻ってくるのを待った</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/lion-rune/entry-11969971946.html</link>
<pubDate>Sun, 11 Jan 2015 11:34:31 +0900</pubDate>
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<title>Silent　Eve　　　イブの奇跡　　　Vol.17</title>
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<![CDATA[ <br><br><p>女子だけで飲み会をする先輩方が先に会社を出て行った</p><p>佐々木さんと部屋で過ごすと言う理絵先輩と話しながら外へ出た</p><p>「どこかで、中川君と待ち合わせしてるの？」と訊かれ、首を振った</p><p>「ぇ？もしかして、まだ連絡して来てないの？百合ちゃんをイブの夜に</p><p>一人ぼっちにするなんて、あいつ・・・ちょっと私から電話してあげる！」</p><br><p>ポケットからスマホを取り出そうとする理絵先輩を止めて</p><p>「良いんです・・・それに私、寄る所もありますから・・・」と言うと</p><p>「ゴメンね、私が待ってあげてなんて・・・言ったから・・・」</p><p>「いいえ、自分で決めた事ですから・・・それじゃ、お疲れ様でした」と言って</p><p>駅の方へ向かう理絵先輩と別れた</p><br><p>連休の中日だからか、駅へ向かう人達が今日は少ない</p><p>瞬くイルミネーションに少しだけ目を奪われたけど</p><p>冷たい風が吹き抜ける路へ足を踏み出し、あの公園へ向かった</p><br><p>入口で立ち止まり、空を見上げると雲一つない空に星達が瞬いていた</p><p>（東京で見てた空よりも、星が多いみたい・・・）</p><p>しばらくそのまま星を眺めていると、寂しくなって涙が浮かんでくる</p><p>（守、今年もまた一人ぼっちだよ・・・衛さんにもう、嫌われちゃったかな・・・）</p><p>俯くとバッグが視界に入り、中からスマホを取り出してみる</p><p>だけど、やっぱり衛さんからの返事は来てなくて・・・</p><p>バッグへ戻し小さく溜息をついて、俯いたまま歩き出そうとすると</p><br><p>「また・・・今年も、すっぽかされちゃったの？」と</p><p>後ろから聞き覚えのある声が聞こえた</p><p>「ぇ・・・」と振り返ると、衛さんが近付いて来ていた</p><br><p>百合　「どうして・・・ここに？」</p><br><p>衛　　 「去年も、ここで・・・待ち合わせしてたから、居るかなって・・・」</p><br><p>百合　「待ち合わせなんか・・・してないです」</p><br><p>衛　　 「でも・・・こうして、待ってたじゃない？」</p><br><p>百合　「待って・・・なんか、いない・・・です」</p><br><p>衛　　 「百合ちゃん、どうして俺に・・・嘘をつくの？」</p><br><p>衛さんは怒っているようで、声が少しだけ大きくなった</p><p>「嘘・・・ついて・・・ません・・・衛さんに、嘘なんかつきません」</p><p>そう言った途端、信じてもらえない事が悔しくて涙が溢れた</p><br><p>「待ち合わせなんか、出来ない・・・待ってたって、来れないもの・・・だって</p><p>守はもうどこにもいないんだから・・・私を置いて死んじゃったんだから・・・</p><p>去年も一昨年も今年のイブだって・・・誰とも待ち合わせなんかしてません」</p><br><p>まっすぐ衛さんの顔を見つめてそう言うと</p><p>衛さんが呟くように何か言ったけど、私は逃げるように走り出した</p><p>（もう、きっと・・・私の言う事なんか・・・何も、信じてもらえない・・・）</p><p>遠くに見えるイルミネーションの光が、涙で滲んで・・・</p><p>「百合ちゃん、待って！」と、声をかけられたけど足を止めなかった</p><br><p>だけど・・・すぐに追いつかれて腕を掴まれた</p><p>「離、して・・・ちゃんと、話をしようと思ったのに・・・」と言いかけて</p><p>ギュッと抱き締められ「ずっと・・・待ってた、のに・・・」と続けて言うと</p><p>「うん・・・ゴメン」と衛さんが小さな声で言った</p><p>「嘘・・・ついて、ないのに・・・信じて・・・くれないから・・・」</p><p>涙が止まらなくて、声も震えてしまう</p><br><p>「もう・・・嫌われ、ちゃったって・・・思ったん・・・だから・・・」</p><p>「ゴメン・・・信じるから・・・嫌いになんて、なれないよ・・・」</p><p>言わなきゃいけない事も・・・聞きたい事も、いっぱいあったのに</p><p>だけど・・・何から言えば良いのかわからなくなって</p><p>「衛さんが・・・好き、なの・・・私、本当に・・・好き・・・」</p><p>その言葉だけが、自然に口から溢れ落ちると</p><p>「うん・・・ありがと・・・俺も、百合ちゃんが大好きだよ・・・」</p><p>優しい声が耳元に響いた</p><br><p>「寒いよね・・・車、近くにあるから行こう」と言うと腕を解き</p><p>そっと背中に添えて歩き出した</p><p>泣いてる顔が恥ずかしくて俯いたまま歩いていると</p><p>「ゴメン・・・こんなに泣かせちゃって」と顔を覗き込んで</p><p>空いている反対の手で涙を拭ってくれて</p><p>「ちゃんと、話を聞くから・・・後で全部話して、ね？」</p><p>少し歩いてパーキングに着くと、２人で車に乗り</p><p>「どこかで食事しようか？」と衛さんが言って走り出した</p><br><p>バッグからハンカチを取り出し、涙を拭きながら衛さんの方を見ると</p><p>「連絡出来なくて、ゴメン・・・俺さ、フラれるんじゃないかって怖かった」</p><p>恥ずかしそうに少し笑ってそう言った</p><br><p>百合　「私がちゃんと話さないで、いつまでも写真を飾っていたから・・・」</p><br><p>衛　　 「いや・・・いつ、彼は亡くなったの？」</p><br><p>百合　「一昨年の９月に・・・交通事故で・・・」</p><br><p>衛　　 「そう、辛かったよね・・・どうして、公園にいたの？」</p><br><p>「イブは守の誕生日で・・・いつも公園で待ち合わせてたから」</p><p>私がそう答えると、衛さんは少し考えてから</p><p>「今日・・・俺が一緒にいて、良いのかな？」と言った</p><p>「きっと、私が１人で居ない事を・・・喜んでくれてると思う」</p><p>「え？」と聞き返されて</p><br><p>「守のお姉さんに言われたの・・・私の幸せを、望んでるはずだって</p><p>私が・・・いつまでも１人で泣いていたら、きっと・・・悲しむからって</p><p>だからあの日・・・守の三回忌の帰りに衛さんにメールを書いたの」</p><br><p>「そう・・・それで、あの日東京へ帰ってたんだ」と衛さんが呟くように言って</p><p>車がクリスマスのイルミネーションで飾られたお店の駐車場に入った</p><p>車を降りてお店にに入ると、カップルや家族連れの人でいっぱいだった</p><p>空いているテーブルに案内され、座って衛さんがメニューを広げると</p><p>「来年は、もっと素敵な店を予約しよう」と笑って言った</p><br><p>それから食事をしながら話をして、食べ終えるとマンションまで送ってくれた</p><p>車を止めると私を抱き寄せ、今までに無いくらい甘いキスを繰り返された</p><p>唇がゆっくり離れて・・・彼が腕の力を緩めると</p><p>何だか寂しくなって、ギュッと衛さんのコートを掴んでいた</p><p>「まだ・・・帰らないで・・・」と言うと衛さんは頷いて</p><p>「ん・・・それじゃ、もう少しこうしてる」と言ってもう一度抱きしめてくれた</p><br><p>だけど・・・衛さんと離れたくなくて、いつまでも彼の胸に縋り付いていると</p><p>衛さんが小さく溜息をつき、私の顔を覗き込んで</p><p>「百合ちゃんさぁ・・・俺、これでも結構我慢してる方なんだけどな・・・</p><p>そんな寂しそうな顔されたら、もう百合ちゃんを一人に出来ないよ？」</p><p>顔を寄せそっと唇が触れて、すぐに離れると</p><p><br></p><p>「もっと・・・俺、百合ちゃんと一緒に居たい・・・百合ちゃんは？」</p><p>唇に息がかかるほど近くで囁くように訊かれて頷いて</p><p>「ぁ、写真・・・もうないから・・・」と慌てて言うと</p><p>「ん・・・でも、俺を捨てて行かないってわかったから、もう良い」</p><p>恥ずかしそうに笑って言った衛さんが車をパーキングへ移して</p><p>私達は２人でマンションの入口へ向かった</p><br><p>エレベーターに乗って部屋の階のボタンを押して</p><p>「衛さんも、明日・・・仕事なのに大丈夫ですか？」と尋ねると</p><p>「ん？あぁ・・・俺なら、明日同じ服でも平気だから」と答えた</p><p>（ぁ・・・泊まるんだから、着替えが必要だったんだ・・・）</p><p>そう思ったらちょっとドキドキしてきて、俯くように視線を落とすと</p><br><p>「あっ、その・・・百合ちゃんが嫌なら、しなくて良いから・・・」</p><p>そう言われて、一緒に居たいって言われた意味に気が付いた</p><p>黙ったまま衛さんの顔を見つめているとエレベーターが止り</p><p>ドアが開いて降りると、ドキドキしながら部屋の前まで歩いて鍵を開けた</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/lion-rune/entry-11969971645.html</link>
<pubDate>Sat, 10 Jan 2015 14:27:40 +0900</pubDate>
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<title>Silent　Eve　　　イブの奇跡　　　Vol.16</title>
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<![CDATA[ <br><br><p>（ぁ・・・写真なんか、無くても・・・きっと、忘れない・・・でも・・・）</p><br><p>「でも・・・衛さんが・・・もう、私の言う事・・・信じられないって</p><p>だから・・・・写真を片付けても・・・もう、遅いのかもしれない」</p><p>泣き出してしまいそうになって震える声でそう言うと、理絵先輩が</p><br><p>「中川君、不安なんだと思う・・・百合ちゃんが自分より守さんの方が</p><p>好きで・・・守さんの所に戻ってしまうんじゃないかって心配なんだよ」</p><br><p>「そんな事・・・あるわけないのに・・・」と私が答えると</p><br><p>「うん・・・でも、百合ちゃんは守さんの事、中川君に話してないでしょ？</p><p>亡くなったって知らないで・・・彼女の部屋に、写真が置いてあったら？</p><p>百合ちゃんにとって中川君が大事な人なら・・・中川君は百合ちゃんが</p><p>大好きでしょうがないみたいだし・・・話せば、絶対わかってもらえるよ」</p><br><p>理絵先輩にそう言われて、溢れかけた涙を拭いながら</p><p>笑顔を作って「はい・・・連絡してみます」と返事をすると</p><p>「それじゃ・・・もう、この話は終わりにして・・・飲み直そっか？」</p><p>理絵先輩が笑って言って・・・</p><p>それから、理絵先輩と佐々木さんとの話を聞いたりしながら</p><p>１０時過ぎまで一緒に飲んでいた</p><br><p>お店を出ると「それじゃ、頑張って・・・気をつけて帰るのよ」と言われ</p><p>「はい・・・お疲れ様でした」と理絵先輩に挨拶をして別れて</p><p>私は駅のタクシー乗り場へ向かい、タクシーに乗って部屋へ帰った</p><p>部屋に入って、リビングの明かりとヒーターをつけて腰を下ろすと</p><p>スマホをバッグから取り出して、アドレス帳を開いた</p><br><p>電話しても、出てもらえないような気がしてメールを書き始める</p><br><p>「話さなきゃいけない事があって・・・衛さんの都合の良い時で構いません。</p><p>会える時間を作って頂けませんか？連絡くれるの・・・私、待ってますから」</p><br><p>そう書いて送信して、お風呂に入る為にお湯はりのスイッチを入れた</p><p>スマホを見つめたまま、リビングで待ってみたけど返信は来なくて</p><p>テーブルの上に置いてお風呂に入った</p><p>あがってからスマホを手に取って見ても、やっぱり来てなくて</p><p>そのまま寝室へ行き、ベッドに潜り込んだ</p><p>次の日も、その次の日も・・・衛さんから連絡が来る事は無かった</p><br><p>翌週の月曜・・・</p><p>仕事を終えて理絵先輩と外へ出ると、佐々木さんが待っていた</p><p>私の顔を見て、ちょっと首を傾げて</p><p>「先輩、まだ来てないですね・・・もしかして体調が悪いのかな？」と言った</p><p>「ぇ？衛さん・・・体調が悪いんですか？」と訊くと</p><br><p>「ん・・・ここ数日、元気がないみたいだったから・・・風邪でもひいたのかな？</p><p>あっ、百合ちゃん・・・もしかして、先輩と風邪がうつるような事、しちゃった？」</p><p>私の顔を覗き込むようにして、佐々木さんは笑いながらそう言った</p><br><p>「ぇ・・・」と私が聞き返すのと同時に、理絵先輩が</p><p>「こら！涼介・・・余計な事、言わないの」と佐々木さんを肘でつついた後</p><p>「そうだ、百合ちゃんも一緒に食事して帰ろうよ・・・帰りは送るから、ね？」</p><p>私が返事をする前に、理絵先輩が私の背中を押しながら車へ向かった</p><br><p>食事中も理絵先輩は衛さんの話はしないでくれていたけど・・・</p><p>佐々木さんが「そうそう・・・スノボは、いつにしようか？」と言った</p><p>（ぁ・・・衛さんも、一緒に行く約束をしたんだっけ・・・）</p><p>私達の休みに合わせて、休みを取ってくれる事になっていた</p><br><p>「それじゃ、中川君と涼介が休める日で決めて」と理絵先輩が言うと</p><p>「わかった・・・会社で確認してから連絡する」と佐々木さんが答えた</p><p>それから、食べ終えると佐々木さんの車でマンションまで送ってもらい</p><p>「今日はありがとうございました・・・おやすみなさい」と挨拶をして</p><p>私は車から降りてマンションの入口へ向かって歩き出した</p><br><p>部屋に入ってリビングでヒーターをつけて腰を下ろすと</p><p>私はスマホをバッグから取り出してアドレス帳を開いた</p><p>（衛さん、体調が悪いのかな・・・）</p><p>私の風邪がうつってしまったんじゃないかと心配になって</p><p>「体調が悪いんですか？風邪・・・」と書きかけて指が止まった</p><p>私からのメールが迷惑なんじゃないかと思うとそれ以上書けなくて</p><p>メールを破棄して、お風呂に入る用意を始めた</p><br><p>その週末・・・朝、出勤して着替えていると理絵先輩が出勤して来て</p><p>「おはようございます」と私が挨拶をすると</p><p>「おはよう」と言って理絵先輩も着替え始めて・・・</p><p>「スノボだけど、中川君が忙しくて休みが取れないらしいの」と言った</p><br><p>理絵先輩が私を気遣ってそう言ってくれたんじゃないかと思い</p><p>「あの・・・もしかして、衛さんが・・・私と一緒だと、嫌なんじゃ・・・」</p><p>そう言うと、胸の奥がズキっと痛くなった</p><p>「もう、違うわよ・・・そんな事ない、本当に忙しいみたいだから」と</p><p>理絵先輩は笑って言った</p><p>「でも・・・」と私が言いかけると</p><br><p>「確かに時間は欲しいみたい・・・でもね、やっぱり・・・百合ちゃんの事</p><p>大好きでしょうがないみたいよ、あいつ・・・だから少し待ってあげてね</p><p>そうだ・・・百合ちゃん、お盆に帰らなかったから年末は帰っちゃうの？」</p><br><p>理絵先輩に訊かれて</p><p>「帰るつもりでいたんです。だけど・・・まだ衛さんと話をしてないから</p><p>予定を何も決められなくて・・・どうしたら良いか、わからないんです」</p><p>話をしているうちに、涙が浮かびそうになって俯くと</p><br><p>「ほら、泣かないの・・・きっともうすぐ・・・百合ちゃんに会えないのが</p><p>もの凄く辛くて・・・中川君が我慢出来なくなって連絡してくると思うよ</p><p>もし・・・休み前にまだ話せてなかったら私達と年越ししようよ・・・もう</p><p>いつまでも拗ねてると他のイイ男を紹介しちゃうって言っちゃおうか」</p><p>理絵先輩は私の顔を覗き込んでそう言った</p><br><p>百合　「ぁ、ダメです・・・私のせいだから、私がちゃんと待ってます」</p><br><p>理絵　「うん・・・待てるのも、イイ女の証よ」</p><br><p>百合　「衛さんも、私からの連絡を待ってくれたから・・・私も・・・」</p><br><p>理絵　「そう、ふふっ・・・中川君も、本当に変わったのね」</p><br><p>百合　「でも・・・やっぱり、不安です・・・」</p><br><p>理絵　「ん？何が・・・不安なの？」</p><br><p>百合　「衛さんが、このまま・・・会ってくれないんじゃないかって・・・」</p><br><p>「大丈夫！百合ちゃんは、自信を持って・・・中川君って優しいから</p><p>意外とモテるせいで、女の子にあまり執着してなくて・・・今までは</p><p>簡単に別れちゃってた。だけど、今回・・・百合ちゃんとは真面目に</p><p>向き合おうとしてるもの・・・私、長い付き合いだからね、わかるのよ</p><p>だから・・・信じて待っててあげて・・・ね？あいつ本気みたいだから」</p><p>理絵先輩はニッコリ笑ってそう言って私が頷くと</p><p>「さ～てと・・・それじゃ、今日も仕事頑張ろうか？」</p><p>着替えを終えた理絵先輩が言って・・・２人でデスクに向かった</p><br><p>毎日、仕事が忙しくて気は紛れているけど</p><p>仕事を終えて部屋に戻れば、やっぱり１人でいると寂しくなる</p><p>（こんな私でも、衛さんは本当に好きでいてくれるのかな・・・）</p><p>不安で・・・胸が押し潰されそうになり、ラグの上に座り込んだ</p><p>スマホを取り出し画面を見つめて、届かない彼からの返事を待ち続けた</p><br><p>１２月も後半に入り、街中がクリスマスの飾りでキラキラしていた</p><p>衛さんから連絡をもらえないまま、２週間以上が過ぎていた</p><p>今年はイブを挟んで３連休だから、スキー場でのイベントも多く</p><p>年末年始の予約もあって、忙しい毎日が続き・・・</p><p>気が付けば今年も、一人ぼっちのイブの日がやってきた</p><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/lion-rune/entry-11969971228.html</link>
<pubDate>Wed, 07 Jan 2015 15:05:22 +0900</pubDate>
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<title>Silent　Eve　　　イブの奇跡　　　Vol.15</title>
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<![CDATA[ <br><br><p>昨夜、お風呂に入り温まって早く休んだからか</p><p>朝、少し咳は出ているけど怠さは治まっていた</p><p>（うん・・・これなら、今日は大丈夫かも・・・）</p><p>軽く朝食を食べて着替え、暖かいコートを着て出勤した</p><br><p>お昼休みに理絵先輩方とランチを食べていると</p><p>たまに咳き込む私を見て理絵先輩に「百合ちゃん、大丈夫？」と訊かれ</p><p>「はい・・・咳は少し出ますけど、昨日より良くなったので」と笑って答えて</p><p>食べ終えるとみんなで店を出て、会社へ戻って午後の仕事を始めた</p><br><p>仕事を終えて、みんなで着替えて外へ出ると</p><p>「寒いから、先に行って始めててって言われてるから行こう」</p><p>理絵先輩がみんなに声をかけ、一緒に歩き出して</p><p>駅の反対側にある先輩方がよく行っているお店へ向かった</p><br><p>案内された奥の広いテーブルでドリンクのオーダーをした</p><p>「お誕生日、おめでとうございます！」と乾杯して</p><p>運ばれて来た料理を食べ始めて、みんなで話をしていた</p><p>７時半少し前に衛さん達が到着すると、もう一度みんなで乾杯をして</p><p>しばらく、みんなで話しながら食べて、飲んでいると</p><p>隣に座っている衛さんが、そっと手を握って来た</p><p>（ぁ・・・もう・・・みんながいるのに・・・）と、衛さんへ視線を向けると</p><p>少し首を傾げてから、反対の手で私のおでこに触れた</p><br><p>「こら！なに？イチャつくなら２人っきりでして」と理絵先輩が笑って言うと</p><p>「違うよ・・・百合ちゃん、ちょっと熱っぽいんじゃない？」と衛さんが訊いた</p><p>「ぇ？お酒のせいじゃ・・・」と私が言いかけると</p><p>「いや・・・手も、ちょっと熱かったから」と答えた</p><br><p>「え～！もしかして先輩・・・手、繋いでる？」と佐々木さんが言って</p><p>みんなの視線が私達の手元に向いたのに、衛さんは気にもせず</p><p>「大丈夫かな・・・早めに帰ろうか？」と訊いてきた</p><p>「大丈夫です、それに・・・明日は休みだから」と答えたけど</p><p>「ダメだよ・・・うん、送って行く」と言うと私の手を引いて立ち上がった</p><br><p>「ぇ・・・でも・・・」と言いかけると理絵先輩が</p><p>「百合ちゃん、無理しないで帰りなさい、ね？」と言って・・・</p><p>「すみません・・・それじゃ、お先に」とみんなに挨拶をすると</p><p>衛さんが佐々木さんにお金を渡し、私を抱き寄せるようにして歩き出し</p><p>お店を出て駅まで少し歩いてタクシーに乗ると衛さんが行き先を告げた</p><p><br>マンションに着くと、衛さんがお金を払って一緒にタクシーを降りた</p><p>オートロックを解除してエレベーターに乗り・・・</p><p>ドアを開けて部屋の中へ入ると、衛さんが電気をつけてくれ</p><p>「寝室はこっち？」と訊かれて頷くとドアを開け、中まで付き添ってくれた</p><br><p>ベッドに腰を下ろして「すみません・・・」と私が小さく言うと</p><p>「良いよ・・・あっ、これ・・・」と言ってスノードームに気がついたのか</p><p>私の体から手を離し・・・伸ばしかけた手を止めて</p><br><p>「俺、もう帰るから・・・早く着替えて、休んだ方が良いよ・・・明日、仕事</p><p>途中で・・・何か食べやすい物、買ってくるから・・・無理しちゃダメだよ？」</p><br><p>「ぇ、もう・・・帰っちゃうんですか？」って寂しくなって訊くと</p><p>「ん・・・ほら、早く着替えなきゃ・・・ね？」と優しい声で言った</p><p>いつもなら別れ際に、おやすみのキスをしてくれるのに</p><p>衛さんはそのまま部屋を出て行こうとして・・・</p><br><p>「ぁ・・・おやすみなさい」と私が慌てて声をかけると振り返り</p><p>「おやすみ」と言って背中を向け部屋を出て・・・玄関のドアを開けた</p><p>衛さんが出て行ってすぐ、私は着替えてベッドへ潜り込んだ</p><br><p>翌朝・・・少し怠い体でベッドから出て体温計を取りに行き</p><p>測ってみると、熱が３８度９分あった</p><p>小さく溜息をつき、もう一度ベッドに横になると目を閉じた</p><p>しばらく寝ていると・・・枕元に置いたスマホが鳴って</p><br><p>衛　　 「もしもし・・・体調は？」</p><br><p>百合　「あの・・・まだ、ちょっとだけ熱があって・・・」</p><br><p>衛　　 「それじゃ・・・レンジで温めれば食べられるグラタンでも買って行く」</p><br><p>「でも、衛さん・・・仕事中でしょ？私は大丈夫だから・・・」と言いかけると</p><p>「もう、近くまで来てるから・・・着いたら電話するから鍵を開けて」</p><p>「はい」と返事をすると電話が切れた</p><p>私はベッドから起き上がりもう一度熱を測って、リビングのヒーターのスイッチを入れた</p><p>少しすると電話がかかって来て、オートロックを解除した</p><br><p>ドアが開いて衛さんが入ってきて、リビングのテーブルに袋を置き</p><p>「寝てなくて良いの？」と訊いた</p><p>「はい・・・さっき測ったら、もう微熱程度だったから」</p><p>「そう・・・」と返事をした衛さんに「コーヒー入れますから座ってて」と言うと</p><p>「すぐ戻らなきゃいけないから・・・百合ちゃん、俺と元彼・・・どっちの方が好き？」</p><br><p>「ぇ・・・どうして、そんな事・・・」と言いかけると悲しそうな顔をした衛さんが</p><p>「俺って、即答してくれないんだね・・・やっぱり、まだ彼が好き？」と言った</p><p>黙ったまま何も言えないで・・・ただ、衛さんの顔を見つめていると</p><br><p>「写真、一緒に写ってるの・・・彼でしょ？百合ちゃんの髪が長いから</p><p>きっと・・・結構前に撮った写真だよね・・・俺が知らないずっと前・・・</p><p>その写真を飾ってるって事は・・・まだ、彼が・・・好きだからだよね？</p><p>ゴメン、俺・・・心が狭くて・・・平気なフリ出来るって、思ったんだけど</p><p>これはやっぱり無理かも・・・百合ちゃんの気持ちがわからないから」</p><br><p>その時・・・私はベッドの横に守の写真を置いていた事を思い出した</p><p>（ぁ・・・やだ、忘れてた・・・衛さん、見たんだ・・・）</p><br><p>「・・・私、は・・・衛さんが、好き・・・です」と声を搾り出すように言うと</p><p>「それじゃ、どうして・・・写真を・・・」と訊かれ涙が浮かんでしまうと</p><p>「ゴメン、でも今は・・・百合ちゃんの言葉も、このままじゃ信じられない」</p><br><p>私に背を向けて歩き出した後ろ姿に「衛、さん・・・」と名前を呼んでも</p><p>衛さんは振り返らずに、そのままドアを開け出て行ってしまった</p><p>私は・・・追いかける事も出来ず、その場に座り込んで泣き続けた</p><p>（衛さんに・・・もう、私・・・信じてもらえないの・・・）</p><p>その日、私は・・・衛さんが好きだって・・・大事な人だって気付いた</p><br><p>次の朝、泣いて腫れてしまった顔を隠すようにマスクをして出勤すると</p><p>理絵先輩が「大丈夫？熱は下がったの？」と私の顔を覗き込んで訊いた</p><p>「はい・・・もう、かなり良いので・・・」と答えた私の声が掠れてて</p><p>「百合ちゃん・・・何かあったの？後で・・・お昼休みに話そうか？」</p><p>私が泣いていたって気が付いたみたいで</p><p>理絵先輩は、私の背中を摩りながらそう言った</p><br><p>午前中の仕事が終わって、理絵先輩は他の先輩に</p><p>「ちょっと、百合ちゃんと話があるから今日は別で」と声をかけ</p><p>私を連れて外へ出ると、近くのファミレスへ入った</p><p>日替わりランチを２つ頼んで、ドリンクバーへ飲み物を取りに行き</p><p>席に戻ると理絵先輩が優しい声で訊いた</p><br><p>理絵　「ねぇ・・・中川君が、何かやっちゃった？」</p><br><p>百合　「いえ、違うんです・・・私、が・・・」</p><br><p>理絵　「それじゃ・・・もしかして、守さんの事？」</p><br><p>百合　「私・・・部屋に、守の写真を置いてて・・・それを忘れてて・・・」</p><br><p>理絵　「中川君が、見ちゃったんだ」</p><br><p>「はい」と答えると、また涙が浮かんできて・・・</p><br><p>理絵　「百合ちゃんは・・・中川君の事、好きなのね？」</p><br><p>百合　「はい・・・でも・・・」</p><br><p>理絵　「写真も、このまま飾っていたい？」</p><br><p>百合　「わからないんです・・・でも、守の事・・・私が忘れちゃ、可哀想だから」</p><br><p>「写真がなければ、理絵ちゃんは忘れちゃうの？」って、理絵先輩に訊かれて</p><p>「ぇ・・・？」と聞き返すと、理絵先輩は胸に手を当てて</p><p>「思い出なら・・・ここの奥に残っているんじゃないの？」と言った</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/lion-rune/entry-11968052147.html</link>
<pubDate>Sat, 27 Dec 2014 18:10:26 +0900</pubDate>
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<title>Silent　Eve　　　イブの奇跡　　　Vol.14</title>
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<![CDATA[ <br><br><p>食べながら話をしていて・・・</p><br><p>百合　「あの・・・中川さんの、お誕生日って・・・いつですか？」</p><br><p>衛　　 「ん・・・えっと、ね・・・まだ、ずっと先・・・」</p><br><p>ちょっと言いにくそうに言葉を濁した中川さんを見て</p><p>「ぇ・・・もしかして、もう過ぎちゃったって事ですか？」と尋ねると</p><p>「う、ん・・・実は、９月２日だった」と答えた</p><br><p>百合　「ぁ・・・ごめんなさい、私・・・お花を頂いたのに・・・」</p><br><p>衛　　 「あぁ、そんな事気にしなくて良いから」</p><br><p>百合　「でも・・・」</p><br><p>衛　　 「ふっ、それより・・・中川さんって、呼ばれるのはちょっと寂しいかも」</p><br><p>「ぇ？」と聞き返すと</p><p>「もう、名前で呼んでくれないかな・・・あっ、でも・・・元彼と同じじゃ呼びにくい？」</p><p>（ぁ・・・中川さん、覚えてたんだ・・・去年のイブの事・・・）</p><br><p>「いいえ・・・あの、衛さん・・・」と呼ぶと「はい！」と嬉しそうに返事をして</p><br><p>衛　　 「うん・・・何か、百合ちゃんに呼ばれると、俺の名前も悪くない気がする」</p><br><p>百合　「来年は、一緒に・・・お祝いしましょうね」</p><br><p>衛　　 「ん・・・楽しみにしてる」</p><br><p>食事を終えてお店を出て「もう、すぐ近くだから・・・歩いて」と言いかけると</p><br><p>「え～！ダメだよ・・・せっかく今日から彼氏に格上げなんだし・・・</p><p>そうじゃ無くても、ちゃんと送って行く予定だったんだから、ね？」</p><p>そう言って衛さんは、私の背中をそっと押しなが歩いて</p><p>駐車場で私を車に乗せ、自分も乗って車が走り出した</p><br><p>直ぐに私のマンションの前に着いて車を止めると私の方を向いて</p><p>「本当は・・・おやすみのキスくらい、したいけど・・・がっついてるって</p><p>思われたくないからさ・・・今日は、このまま帰すよ・・・残念だけどね」</p><p>そう言って笑うと、私の手を握って「おやすみ」</p><p>「おやすみなさい・・・今日は、ありがとうございました」と私が言うと</p><p>「あ・・・敬語も、もう無しで・・・ね」と言った</p><p>「はい」と頷くと衛さんは手を離し、ドアを開け車から降りた</p><p>私も降りると、後ろからバッグを取ってくれて</p><br><p>衛　　 「それじゃ、また・・・連絡するね」</p><br><p>百合　「はい・・・衛さん、気を付けて」</p><br><p>車に乗って走り出す衛さんを見送ってから、マンションに入った</p><p>玄関のドアを開けて灯りをつけてそのまま寝室へ向かい</p><p>小さく溜息をついて腰を下ろすと</p><p>「守・・・これで、良かった？私・・・他の人と、幸せになっても・・・」</p><p>２人で笑っている写真を見つめて、そう訊くと守は笑ったままで・・・</p><p>写真だから当たり前だけど、私には守が喜んでくれているように感じた</p><br><p>次の日、出勤してお土産を持って行くと理絵先輩が</p><p>「午後のお茶の時にみんなで食べようね」と笑って</p><p>それから着替えて、仕事の準備をした</p><br><p>月曜日が祭日だから衛さんも仕事で、夜にメールが来た</p><p>「来週の月曜日は迎えに行くから、一緒に食事をしよう」</p><p>「はい、楽しみにしてます」と返事を送った</p><br><p>次の週の月曜日</p><p>仕事を終えて「お疲れ様でした」と理絵先輩と会社を出ると</p><p>衛さんと佐々木さんの車が止まっていて２人が外で話をしていた</p><p>「あら、中川君もお迎え？」と理絵先輩が言うと</p><br><p>涼介　「だから、一緒に食事をしましょうって、言ってるんですけど」</p><br><p>衛　　 「ば～か！せっかく百合ちゃんと２人でって思ってるのに」</p><br><p>「良いじゃないですか・・・ね、理絵さん？」と佐々木さんが言うと</p><p>「涼介君は、私と２人っきりは嫌なの？」と訊いて</p><p>「え！嫌な訳ないです・・・俺は、理絵さんが一緒なら嬉しいんだから」</p><p>「それじゃ、その２人はほっといて・・・私達だけで行こうよ」と言って</p><p>理絵先輩は私にウインクをして佐々木さんの手を引いた</p><p>衛さんが２人に手を振って「んじゃな・・・百合ちゃん、行こう」と</p><p>私の背中に手を添えて歩き出し・・・車のドアを開けてくれた</p><br><p>それから・・・毎週、衛さんが休みの日には迎えに来てくれて</p><p>一緒に食事をして帰るようになった</p><p>１０月中旬には、私の休みに合わせて衛さんが休みを取り</p><p>ドライブに連れて行ってくれた</p><br><p>送ってもらってマンションの前に着くと、私の方へ体の向きを変えて</p><p>「もう・・・良いかな？キスしても・・・」と衛さんが私の頬へ手を伸ばし</p><p>私が小さく頷くと顔が近付いて来て、目を閉じるとそっと唇が触れ・・・</p><p>優しく何度も触れながら抱き締められて、ドキドキと鼓動が早くなり</p><p>くちづけを深められて・・・衛さんのシャツをギュッと掴むと</p><p>衛さんがゆっくり唇を離し</p><p>「これ以上は・・・ダメだ・・・離せなく、なりそう・・・」と言った</p><br><p>目を開けて、胸の鼓動が静まらないまま見つめていると</p><p>「こら・・・そんな目で見ないの・・・ホントに・・・がっついちゃうぞ」</p><p>ちょっとムッとしたように言って、もう一度軽く唇を触れ合わせると</p><p>私の体から腕を解き、ちょっとだけ潤んだ私の目元を指でなぞりながら</p><p>「おやすみ・・・また、連絡するから」</p><p>「はい・・・おやすみなさい」と言うと衛さんが車から降りて</p><p>ドアを開けてくれて、私を降ろすと一緒にマンションの入口まで歩いて</p><p>私が入るのを見届けてから車に戻り、手を振って走り出した</p><br><p>部屋に戻っても、胸の奥が騒いだままで・・・</p><p>その夜は、そのまま守の写真も見れないままベッドに潜り込んだ</p><p><br>１１月も半分以上過ぎ・・・理絵先輩の誕生日が近付いて来て</p><p>みんなでお祝いをしようとお昼休みに話をしていて</p><p>「当日は、涼介君がお祝いしてくれるから・・・」と言った理絵先輩を</p><p>みんなで冷やかすと、照れたように笑って</p><br><p>「今度の水曜は祭日で仕事だから・・・最後の週の火曜日にする？</p><p>涼介君の会社の人も、また一緒に飲みたいって言ってるみたいで</p><p>お祝いって言うより、みんなで飲んだ方が楽しそうだから、どう？」</p><p>理絵先輩の提案にみんなが「賛成！」と言って日にちが決まった</p><br><p>理絵先輩がスマホを取り出しメールを書こうとして・・・</p><p>急に私の顔を見て「百合ちゃんが、中川君に言ってくれない？」</p><p>（ぁ・・・衛さんが会社の人に言った方が良いよね）</p><p>「はい・・・それじゃ、後で連絡してみます」と答えた</p><p>食べ終えて会社へ戻り、まだ時間があるからと</p><p>休憩室でメールを書いて衛さんへ送って、仕事に戻った</p><br><p>仕事を終えて着替えてスマホを見ると衛さんからメールが来ていた</p><p>「了解！みんなに声をかけてみるよ・・・後でそっちの人数を知らせて」</p><p>「はい、明日確認して連絡します」と返事を返して会社を出た</p><br><p>飲み会の前日、いつものように衛さんがお休みで迎えに来てくれた</p><p>私が助手席に乗り込むと、衛さんが私の方を向いて</p><p>「何が食べ・・・どうした？調子が悪いのか？」って訊いた</p><p>（ぁ・・・朝からちょっと咳が出て、体も怠かったんだ・・・）</p><br><p>「あの・・・ちょっと風邪気味みたいで・・・」と答えると</p><p>「それじゃ、温まるリゾットでも軽く食べて直ぐに帰った方が良いな」</p><p>そう言うと直ぐに車を走らせて、近くのお店へ向かってくれた</p><p>食事を済ませると直ぐにマンションまで送ってくれて</p><br><p>「ごめんなさい」って私が言うと、衛さんは首を振って</p><p>「良いよ、寒くなってきたから・・・暖かくして直ぐに寝るんだぞ</p><p>明日も会えるんだから、気にしないで・・・それじゃ、おやすみ」</p><p>そう言うと優しく唇を重ねて・・・マンションの入口まで送ってくれて</p><p>「おやすみなさい」と私は言ってマンションに入った</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/lion-rune/entry-11968051823.html</link>
<pubDate>Fri, 26 Dec 2014 09:48:07 +0900</pubDate>
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<title>Silent　Eve　　　イブの奇跡　　　Vol.13</title>
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<![CDATA[ <p><br></p><br><p>理絵先輩と佐々木さんは、付き合い始めたみたいで</p><p>佐々木さんがお休みの月曜日の夜には迎えに来る</p><p>理絵先輩が仕事を終えるのを待って２人で出かけていて</p><p>先輩の笑顔は、前よりもっと可愛くなった気がする</p><br><p>守の命日の１７日が土曜日なので</p><p>三回忌のお寺での法要に行く為に休みを貰い</p><p>金曜の夜、私は仕事を終えてそのまま実家へ向かった</p><p>１０時過ぎに家に着き、松本駅で買ったお土産を玄関で母に渡し</p><p>「疲れているから、このまま休むね」と言って自分の部屋へ行った</p><br><p>翌朝、母が用意をしてくれた朝食を食べて</p><p>支度をしてお寺へ行くと、守のお母さんとお祖母ちゃんがもう来ていた</p><p>「ご無沙汰しています・・・」と挨拶をすると</p><p>「百合ちゃん・・・元気にしてた？」と守のお母さんが笑顔で言って</p><p>「はい・・・」と返事をして、それから少し話をしていると</p><p>守のお姉さん家族も到着して、お寺の中へ入って法要が始まった</p><br><p>終わってから食事の為にみんなで近くのお店に移動して</p><p>私は守のお姉さんの隣に座った</p><p>「百合ちゃん、元気にしてた？もう彼氏はできたの？」って訊かれて</p><p>「いいえ・・・まだ」と首を振って答えると</p><br><p>「守の事を、忘れないでいてくれるのは嬉しいけど・・・百合ちゃんが</p><p>いつまでも１人で寂しい思いをしてるのを守は・・・望んでないと思う</p><p>百合ちゃんに、早く幸せになって欲しいって、きっと守も思ってるよ」</p><br><p>そう言って笑ったお姉さんに「はい」と返事をして・・・</p><p>隣にはご主人と、その膝の上に座ってる来夢君がいて</p><p>「来夢君・・・お姉ちゃんの事、覚えてる？」って笑いかけて訊くと</p><p>チラッと私を見てから俯いてしまった</p><br><p>「もう・・・覚えてるよね？守と一緒に遊びに来てたでしょ・・・この子ね</p><p>守の小さい頃に似てるんだよね・・・顔もそうだけど、人見知りな所も」</p><p>お姉さんは来夢君の頬を突っつきながら笑った</p><br><p>「守が・・・人見知り、だったんですか？」と驚いて聞き返すと</p><p>「うん、信じられないでしょ・・・小２くらいまでだったけど」</p><p>懐かしそうにお姉さんが言うとご主人も頷いて・・・私が笑うと</p><p>「百合ちゃんは、笑っててくれなきゃ・・・守の為にも」とお姉さんが笑った</p><p>ご主人や、ご主人のご家族も昔からの知り合いだったらしく</p><p>それから・・・食事をしながら、守の小さい頃の話をしてくれた</p><br><p>食事を終えお店を出て、皆さんに挨拶をして別れる時</p><p>お姉さんに「百合ちゃん、守なんかより良い男を見つけてね」と言われて</p><p>中川さんの笑顔を思い出したけど・・・</p><p>「それは難しいかも・・・そんな人、なかなかいないと思います」と答えると</p><p>お姉さんは笑って首を振った</p><p>「きっと、居るから・・・百合ちゃんを、幸せにしてくれる人が・・・」</p><p>浮かびかけた涙を隠して、私は笑顔で頷いて</p><p>「それじゃ・・・」と頭を下げて歩き出した</p><br><p>家へ戻って、部屋で帰る用意をしていると母が来て</p><p>「もう、帰っちゃうの？」と訊かれた</p><p>「うん・・・明日も仕事だから、早めに帰る」と答えると</p><p>「そう、それじゃ気をつけてね・・・年末は、また帰ってくる？」</p><p>「ん・・・まだわからないけど、多分・・・また、連絡する」そう言って</p><p>バッグを持って立ち上がり母と一緒に１階へ降りた</p><br><p>新宿駅で先輩方へお土産を選んでいると、中川さんの事を思い出し</p><p>一緒に小さめのを１つ選んで買い終え、電車に乗った</p><p>しばらくして・・・バッグの中からスマホを取り出し、アドレス帳を開いて</p><br><p>「お元気ですか？私は今、東京から松本へ戻る電車の中です。中川さんに</p><p>お土産を買ったので、ご都合が良い時で構わないので・・・会えませんか？」</p><br><p>（きっと・・・私から、連絡をしないといけないんだよね・・・）</p><br><p>そう思って、ちょっとだけ勇気を出してメールを送信した<br>今、仕事中だし・・・私の事、怒ってるかもしれないから</p><p>返事はもらえないかもしれない</p><p>だけど・・・もしかしたら、待っていてくれているかも・・・</p><p>不安と期待が胸の中を埋め尽くして、急いでバッグにスマホをしまった</p><br><p>少しすると、バッグの中で小さな音がして・・・</p><p>慌ててスマホを取り出すと、メールが届いていた</p><br><p>「メールありがとう、ちょっと忙しくて連絡も出来なくてゴメンね</p><p>松本には何時頃に着くの？迎えに行くから、時間を知らせて」</p><br><p>返事をもらえた事にホッとして・・・途端に、嬉しくなって</p><p>「ありがとうございます。７時５０分予定ですけど、大丈夫ですか？」と</p><p>すぐに返事を書いて送信すると、またすぐにメールが来て</p><br><p>「大丈夫だよ。ご飯は食べちゃった？俺、いつも食べて帰るから</p><p>どこか、店に行っても良いかな？帰りはちゃんと送って行くから」</p><br><p>「はい、私もまだ食べてないので大丈夫です」</p><br><p>「駅のロータリーに車を止めて待ってるよ。また後でね」</p><br><p>そんなやり取りをして、スマホをバッグにしまった</p><p>（守・・・私、中川さんを・・・好きになっても、良いのかな？）</p><p>守の事、忘れるなんて出来ないけど・・・</p><p>それでも・・・閉じ込めようとしていた心を少しずつ解放して</p><p>これからは、自分の幸せをもっと考えてみたいと思った</p><br><p>予定通りの時間に松本駅に着いて、改札を抜けてロータリーへ出ると</p><p>中川さんの黒い車が見えて、私は走り出した</p><p>私に気付いた中川さんが車から降りてきて</p><p>「そんなに急がなくても良いのに・・・」と笑って言うと</p><p>私の手からバッグを取り、ドアを開けてくれる</p><p>「すみません・・・ありがとうございます」と私は言って助手席に乗った</p><br><p>久しぶりに見た中川さんの笑顔は、やっぱり優しくて・・・</p><p>私はホッとしながらシートベルトをした</p><p>後ろの席にバッグを置き、運転席に乗って中川さんもシートベルトをすると</p><p>「何が食べたい？」って訊かれて・・・</p><p>「私は、何でも大丈夫なので・・・中川さんが決めてください」と答えると</p><p>「ん・・・それじゃ、ハンバーグで決定！」と言って車が動き出した</p><p>車は私のマンションの方へ向かっていて</p><p>「百合ちゃんのマンションの近くにある店だよ」と言った</p><br><p>お店に着いて、オーダーを済ませてから</p><p>私は紙袋からお土産の箱を取り出して中川さんに差し出して</p><br><p>百合　「あの・・・甘い物がお好きかわからなかったので、少なめのにしました」</p><br><p>衛　　 「甘いのも、辛いのも・・・俺、大丈夫だから・・・ありがとね」</p><br><p>「いえ・・・」と答えたけど・・・どうして、１ヶ月も連絡をくれなかったのか</p><p>訊きたくてても、訊けなくて・・・言葉を止めた私の</p><p>考えている事がわかっているみたいに中川さんが話し出す</p><br><p>「百合ちゃんって、断れない性格でしょ？優しいからさ・・・俺が誘うと</p><p>迷惑なのかなって・・・だからちょっとだけ待ってみようかなって思った</p><p>それで、もし・・・百合ちゃんから連絡もらえたら、それからって決めた</p><p>俺って、ほら・・・すぐ突っ走っちゃうからさ、相手の気持ちも考えずに」</p><br><p>笑いながらそう言った中川さんに</p><p>「そんな事、ないです・・・ちゃんと私の事・・・考えてくれてて・・・」</p><p>そう言いかけると</p><p>「うん・・・百合ちゃんには、そうしようと思った・・・過去の経験からね」</p><p>優しい笑い顔で見つめられて・・・涙が浮かびそうになった</p><p>黙ったままの私に</p><br><p>「俺に、会いたいと思って連絡してくれた？なら・・・もう友達以上って</p><p>思っても良いって事かな・・・俺、すぐ先を急いじゃうからさ・・・だから</p><p>百合ちゃんの気持ちを・・・自分でちゃんと俺に言ってくれないかな？」</p><br><p>「・・・はい・・・私、中川さんと会えると嬉しくて・・・もっと一緒にいたい・・・」</p><p>素直な気持ちを伝えると、溢れた涙が頬を伝った</p><p>中川さんが頬へ手を伸ばし・・・そっと親指で涙を拭って</p><p>「ありがとう、凄く嬉しい・・・それじゃ、今日からは恋人同士って事で、ね？」</p><p>中川さんが笑いながら言って、私が頷くと料理が運ばれて来た</p><p>「ん・・・今日は特別に美味しそう・・・食べようか？」と言われ</p><p>私が頷いて２人で食べ始めた</p><br><p>守が亡くなって２年目の日・・・守に背中を押してもらうように</p><p>私は中川さんと、ちゃんと付き合い始める事になった</p><br><br><br><br><br><p><br><br><br><br><br><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/lion-rune/entry-11968051555.html</link>
<pubDate>Thu, 25 Dec 2014 10:21:14 +0900</pubDate>
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<title>Silent　Eve　　　イブの奇跡　　　Vol.12</title>
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<![CDATA[ <br><br><p>理絵先輩と２人でゆっくり服を見て回り</p><p>お互いに、これが似合いそうだとか、これが可愛いだとか言いながら</p><p>気に入った物を試着したりして・・・あっと言う間に時間が過ぎて行った</p><p>理絵先輩と私は、それぞれ３個ずつショップバッグを持ち</p><p>中川さん達が待つスタバへ急いで向かった</p><br><p>中川さんと佐々木さんはテラス席に座っていて</p><p>「遅くなってごめん・・・」「すみません」と言って私達が駆け寄ると</p><p>中川さんは手元のスマホから視線を上げ立ち上がり隣の椅子を引き</p><p>私の手からショップバッグを取って横に置いて</p><p>「そんなに慌てなくて良かったのに・・・座って・・・何か飲む？」と訊いた</p><br><p>それを見て、佐々木さんも慌てて立ち上がり理絵先輩に同じ事をした</p><p>「ふふっ」と理絵先輩が笑って</p><br><p>理絵　「中川君って、そういう事が自然に出来るんだよね・・・感心しちゃう」</p><br><p>涼介　「・・・すみません・・・理絵さんも、何か飲みますよね？」</p><br><p>理絵　「うん、そうね・・・アイスのカフェモカにしようかな？百合ちゃんは？」</p><br><p>百合　「私も同じで・・・」</p><br><p>「涼介はまたアイスコーヒーで良いか？」と言って歩きだそうとした中川さんに</p><p>「俺が行ってきます！先輩もアイスですよね？」と佐々木さんが言うと</p><p>「ああ・・・頼む」と返事をして椅子に座った</p><p>佐々木さんがコーヒーを持って戻って来て</p><p>「この後はどうしますか？」と座りながら訊いた</p><br><p>衛　　 「まだ、４時半か・・・もう見たい店は無いのか？」</p><br><p>理絵　「うん・・・私達は良いかな・・・ね？」</p><br><p>「はい」と私が頷いて答えると、中川さんが</p><p>「それじゃ・・・中軽井沢の温泉に寄って、そのあと食事をして帰ろうか？」</p><p>「ぇ、でも・・・着替えとか、持ってないから・・・」と理絵先輩が答えると</p><p>「GAPで下着を買えば良いんじゃないか？」と言った</p><p>「それなら、そうする？」と理絵先輩に訊かれて私は頷き・・・</p><p>飲み終えてからみんなでGAPへ行って買い物を済ませて駐車場へ向かった</p><br><p>車が走り出し、少し渋滞した道を走っていると中軽井沢の駅が近付いてきて</p><p>「温泉なんて・・・久しぶりかも」と理絵先輩が嬉しそうに言って私は頷いた</p><p>しばらく走って温泉に着くと、タオルを借りて「それじゃ、後で」と</p><p>中川さん達と別れて理絵先輩と温泉に入った</p><p>人は多かったけど、露天風呂も綺麗で・・・ゆっくり温泉に浸かった</p><br><p>辺りが暗くなって来て「そろそろ、出ようか？」と理絵先輩が言って</p><p>私達はお風呂から上がって、着替えを済ませて髪を乾かした</p><p>出口の所で待っていた中川さん達に「お待たせ」と理絵先輩が声をかけ</p><p>車に乗って近くのホテルへ行って食事を済ませた</p><br><p>車に戻って、走り出すと「今日は楽しかったね」と理絵先輩が言った</p><p>「はい・・・ありがとうございました」と私が中川さん達にお礼を言うと</p><p>「いや、俺達も楽しかったから・・・また一緒に出かけようね」</p><p>中川さんが笑顔で言って、佐々木さんも笑って頷いた</p><br><p>帰り道で私の所が一番近いからと、最初に寄ってもらい</p><p>マンションの入口近くに車が止まった</p><p>「お疲れ様でした・・・おやすみなさい」と言って私は車から降りて</p><p>走り出す車を見送ってからマンションに入った</p><br><p>ドアを開け、灯りをつけて寝室まで行ってショップバッグを開けて</p><p>買った白いワンピースを胸に当てて守の写真へ向かい</p><p>「どう？似合ってる？」と訊いてみた</p><p>（守・・・こういうの好きだったよね・・・でも、ちょっと短すぎるかな・・・）</p><br><p>『リリー、誰の為に・・・それを着るんだ？』って・・・思ってる？</p><p>「これはね・・・守の三回忌に、着て行くんだから・・・心配しないで」</p><p>笑顔でそう言って・・・だけど・・・頭の中に、中川さんの顔が浮かんで</p><p>守の写真を見つめて</p><p>「今日、楽しかったからだよ？守の事、絶対・・・忘れたりしないから」</p><p>自分に言い聞かせるように、小さく呟くように言って・・・</p><p>他に買ったTシャツとかと一緒に、ワンピースもクローゼットへしまった</p><br><p>翌日の朝、食べた朝食の後片付けをしていると</p><p>テーブルの上に置いたスマホが鳴った</p><p>キッチンから急いで戻り手に取ると中川さんからメールが送られてきていた</p><br><p>「おはよう・・・疲れてない？嫌じゃなかったら、また一緒に出かけよう」</p><p>短い文の中にも、私の事を思いやる気持ちが感じられて</p><p>「おはようございます・・・私は大丈夫ですけど、中川さんはずっと運転で</p><p>疲れちゃったんじゃないですか？楽しかったから、また誘ってくださいね」</p><p>そう書いて、送信にタッチしようとして手が止まった</p><br><p>（やだっ、これじゃ・・・中川さんの優しさに、甘えてばかりじゃ・・・）</p><p>私がはっきりしないから・・・友達でも良いからって、言ってくれたのに</p><p>自分の寂しさだけ、埋めてもらおうなんて・・・都合良すぎだよね</p><p>そう思っても・・・やっぱり、中川さんと一緒にいると楽しくて</p><p>気持ちが温かく、軽くなっていくようで・・・</p><br><p>守の事は忘れたくない・・・私が、好きでいてあげなきゃ・・・</p><p>だけど、私・・・守以外の人を、好きになっても良いのかな</p><p>守が居なくなったのは、守のせいじゃないけど</p><p>１人で居るのは、やっぱり凄く寂しくて・・・</p><p>気が付けば、画面の送信にそっと触れていた</p><br><p>（ぁ・・・メール、送っちゃった・・・）</p><p>送信完了の画面を見つめたまま、小さく溜息をつき</p><p>テーブルの上にスマホを置いてキッチンへ戻って洗い物を始めた</p><br><p>お盆休み明け・・・いつもより少し早めに出勤して着替え</p><p>カウンターの上を拭いていると「おはよう」と理絵先輩が入って来た</p><p>「おはようございます」と私も挨拶をしながら拭き終えると</p><p>デスクへ戻り仕事の準備を始めた</p><br><p>人数が半分なので、お昼休みは外へは出かけずに</p><p>手の空いた人から休憩室で交代で食べる事になっていた</p><p>私が最後に用意してきたお弁当を食べていると</p><p>ポケットの中でスマホが振るえて、取り出してみると</p><p>中川さんからメールが来ていた</p><br><p>「百合ちゃんお疲れ様・・・週末まで休みだから、今日は地元にいるけど</p><p>明日戻るから・・・明日の夜、終わる頃迎えに行くから、都合が良ければ</p><p>一緒にご飯を食べない？あっ、多分・・・斎藤も暇だろうから誘ってみて」</p><br><p>きっと・・・２人っきりだと、嫌かもって考えてくれたんだよね</p><p>中川さんの気遣いが、嬉しいような・・・申し訳ないような</p><p>だけど、やっぱりまだ・・・中川さんと２人っきりじゃ・・・</p><p>食べ終えてデスクに戻り、理絵先輩に小さな声で明日の事を訊いてみた</p><br><p>「ゴメン・・・明日は、涼介君と食事をするの」と理絵先輩は</p><p>手を合わせながらウインクをして言った</p><p>「ぁ・・・わかりました」と返事はしたものの、どうしようかと考えていると</p><p>「ん？２人で、行ってくれば良いじゃない」と言われて「はい」と答えると</p><p>電話が鳴って「お電話ありがとうございます・・・」と急いで出た</p><br><p>その後は仕事でメールを返す事もできずにいた</p><p>仕事が終わり、理絵先輩方と会社を出て・・・部屋へ帰った</p><p>スマホを持ったまま、どうしようかと考えているとメールが来て</p><p>開けてみると中川さんからで・・・</p><p>「ゴメン！俺から誘ったのに、明日帰れなくなっちゃって・・・また今度ね」</p><p>それだけ書いてあるメールを見て、ちょっとだけホッとした</p><br><p>だけど・・・</p><p>（もしかしたら、これも・・・中川さんが気を遣ってくれたんじゃ・・・）</p><p>私が、なかなか連絡しないから・・・断れなくて困っていると思ったのかもしれない</p><p>はっきり出来ない自分が情けなくて・・・</p><p>（ダメならダメって・・・良いなら良いと、私から返事をしなきゃいけなかったのに）</p><p>小さく息をつき「わかりました」と返事を返した</p><br><p>それから、しばらく・・・中川さんから、メールも来ない日が続いて</p><p>（はぁ・・・やっぱり、呆れられちゃったのかな・・・）</p><p>私からもメールを送れずに・・・１ヶ月が過ぎた</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/lion-rune/entry-11964913762.html</link>
<pubDate>Tue, 23 Dec 2014 17:25:46 +0900</pubDate>
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<title>Silent　Eve　　　イブの奇跡　　　Vol.11</title>
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<![CDATA[ <br><br><p>（どうしよう・・・まだ、誰かと付き合うなんて・・・考えられないよ・・・）</p><p>中川さんは優しくて・・・良い人だって、思うけど・・・</p><p>私には、まだ・・・守以外の人となんて、考えられなくて</p><p>何も言えないまま俯いてしまうと</p><br><p>「ぁ・・・いや、ゴメン・・・百合ちゃんを、困らせようと思って言ったじゃないんだ</p><p>うん・・・まだ友達で構わないからさ・・・今日みたいに、一緒に飲みに行ったり</p><p>出かけたりして・・・お互いの事をもっと知って、それから答えてくれれば良い</p><p>だから今、嫌だって言わないでよ？百合ちゃんに、もう会えなくなるのは困る」</p><br><p>中川さんの声は優しくて・・・不安で少し強ばった私の心を解して行く</p><p>私が小さく頷くと「もしかして・・・俺の事、好きじゃない？」と訊れ</p><p>「いえ、ただ・・・まだそんな風に考えてなくて、ごめんなさい」と俯いてしまうと</p><p>「えっ・・・百合ちゃんが謝る必要はないよ・・・俺が、先走ちゃっただけだから」</p><p>中川さんは俯いた私の顔を覗き込んでそう言った</p><br><p>タクシーが交差点を曲がり、スーパーを越えてしばらく走った所で</p><p>「あっ、そこの先のマンションの前で一度止まって下さい」と</p><p>中川さんが言うとタクシーが止まってドアが開いた</p><p>中川さんが降りて私も降りると一緒に歩き出して</p><p>「また、みんなで一緒に食事でもしよう・・・来月も楽しみにしてる」と言われて</p><p>「はい」と返事をすると「それじゃ、おやすみ」と言ってタクシーへ戻って行った</p><p>走り出したタクシーを見送って、マンションの入口へ私は向かった</p><br><p>部屋へ入っても、胸が少しドキドキしていて落ち着かない</p><p>そのまま寝室へ行って明かりも付けないままベッドに腰を下ろし</p><p>小さく溜息をついて、ベッドへ倒れこんだ</p><br><p>（守、どうしよう・・・私、どうしたら・・・良いの？）</p><p>守の写真を見つめながら、そう訊いても答えてはくれない</p><p>守を好きなままでいたいって、忘れたくないって・・・思っているのに</p><p>中川さんは、私の心の中の寂しさを少しずつ埋め始めていて・・・</p><p>でも、それは私が・・・守を裏切っているようで、微かに胸が痛んだ</p><br><p>「守が・・・傍に居てくれないからだからね・・・俺以外、ダメだって言ってよ」</p><p>笑ってる守の写真を恨めしげに睨んでそう言っても</p><p>やっぱり何も言ってはくれなくて・・・大きな溜息を「はぁ～」とついて</p><p>ベッドから起き上がり着替え始めた</p><br><p>７月の中旬を過ぎた頃から、また忙しい毎日が続いて</p><p>中川さんも忙しいらしく、毎日遅くまで仕事をしているようだった</p><p>お互いの休みの日が違うから、夜とかにメールのやり取りをしていたけど</p><p>７月末に中川さんから送られて来たメールには</p><p>「飲みに行くどころか一緒に食事にも行けない・・・百合ちゃんに会いたいなぁ」</p><p>なんて書いてあった</p><br><p>理絵先輩と私は、お盆休みの前半に休みを取る事になっていた</p><p>８月に入ってすぐ、中川さんから理絵先輩に連絡が入り</p><p>１３日から休みに入る自分と佐々木さんに特に予定は無いから</p><p>私と理絵先輩の都合の良い日で構わないと言われて１６日に決めた</p><br><p>お盆休みに入った日は、いつもの休日と変わりのない１日を過ごし</p><p>次の日の朝早く、佐々木さんと理絵先輩を車に乗せて</p><p>中川さんが私の所まで迎えに来てくれて</p><p>「おはようございます」と挨拶をして私が乗ると車は走り出した</p><br><p>中川さんと佐々木さんは、コンビニで買ったおにぎりを食べていて</p><p>「百合ちゃんは朝ご飯食べた？」と訊かれて「はい」と返事をすると</p><p>助手席に座っている佐々木さんが振り返り</p><p>「これ、ど～ぞ」とお茶のペットボトルを差し出してくれた</p><p>「ありがとうございます」と言いながら受け取ると</p><p>佐々木さんが今日の予定を説明してくれて</p><br><p>涼介　「美術館を２、３箇所とアウトレットへ行こうかと」</p><br><p>理絵　「え？アウトレットも行ってくれるの？」</p><br><p>衛　　 「ああ・・・女子は好きだろ？どこへ行っても混んでるだろうからな」</p><br><p>百合　「ふふっ、そうですね・・・でも、中川さん達はつまらないんじゃ・・・」</p><br><p>衛　　 「俺らも、見たいブランドがあるから大丈夫」</p><br><p>「それじゃ、百合ちゃん・・・お言葉に甘えて、しっかり楽しもうね」と</p><p>理絵先輩が嬉しそうに笑ってそう言って、私も笑顔で頷いた</p><p>やっぱり道は少し混んでいたけど、しばらく楽しく話しを続けて</p><p>１０時半過ぎに軽井沢駅の近くの美術館に到着した</p><p>「涼介、チケット買って来い」と中川さんが言って</p><p>「はい！」と返事をして佐々木さんが走って行った</p><br><p>戻って来た佐々木さんに理絵先輩と私がお金を渡そうとすると</p><br><p>衛　　 「涼介の為のデートだから、お前の奢りで良いよな？」</p><br><p>涼介　「はい！今日は全部、俺が払います」</p><br><p>ニコニコ笑って言った佐々木さんに理絵先輩が慌てて</p><p>「ぇ・・・ダメだよ」と言いかけると、佐々木さんが</p><p>「それは俺が、年下だから・・・男として見てもらえないって事ですか？」と</p><p>ちょっと悲しそうに訊き返した</p><p>「そうじゃなくて・・・もう・・・わかったから、涼介君に任せる」と</p><p>理絵先輩が笑って答えると「はい！任せて下さい」と返事をした</p><br><p>「はい、それじゃ・・・百合ちゃんはこっち・・・涼介は斎藤と先を歩け」と</p><p>中川さんは私の腕を掴んで引き寄せた</p><p>佐々木さんが嬉しそうに理絵先輩の隣で一緒に歩き出すと</p><p>私と中川さんもその後ろを歩き出し、美術館の中へ入った</p><br><p>佐々木さんと理絵先輩は、時々立ち止まっては</p><p>背の高い佐々木さんがすこし屈んで、顔を寄せて話をしていた</p><p>その様子を後ろから一緒に見ていた中川さんが</p><p>「ちょっとは打ち解けて来たかな・・・良い感じだよね？」と言った</p><p>「はい、何だか・・・理絵先輩がいつもより可愛く見えます」と笑って言うと</p><br><p>「そう？でも・・・今日の涼介はちょっと頼もしく見えるかもな・・・斎藤には</p><p>ちょっと年上の、大人な男の方が良いんじゃないかって思ってたけど・・・</p><p>涼介みたいに年下の男の方が案外、素直に甘えられるのかもしれない」</p><br><p>（素直に甘える、か・・・きっと私も・・・守に甘えてたんだよね・・・ずっと）</p><p>守と一緒にいた頃の事を思い出し、顔を俯かせてしまうと</p><p>「百合ちゃん・・・どうかした？」と中川に顔を覗きこまれて</p><p>「ぁ・・・いいえ」と慌てて首を振って答えると</p><p>「そう・・・」とだけ言って、中川さんはそれ以上は訊いて来なかった</p><p>いつも、少しだけ距離を作ってしまう私を、中川さんは</p><p>優しく包み込んでくれるように黙ったまま私の隣を歩いていた</p><br><p>ゆっくり見て回った後、車に乗ってもう１箇所美術館へ行って・・・</p><p>「さて、次はお昼を食べてからにしようか？」と中川さんが言った</p><p>何箇所も美術館のお金を払ってもらうのは申し訳ないなって思っていると</p><p>理絵先輩も同じように思っていたみたいで</p><p>「もうショッピングプラザへ行かない？お昼もそこで良いから」と言って</p><p>私も「そうですね」と頷いた<br></p><p>車に乗って駅の反対側へ回り、ショッピングプラザの駐車場に車を止め</p><p>先にすぐ近くの洋食のお店に入り、昼食を食べ始めて・・・</p><br><p>衛　　 「どうする？少し、別行動の方が斎藤達もゆっくり見れるだろ？」</p><br><p>理絵　「そうね・・・女の買い物に、男って付き合いたくないよね？」</p><br><p>涼介　「俺は平気です、けど・・・理絵さん達がその方が良いなら・・・」</p><br><p>「それじゃ・・・食べ終わったら１、２時間、２人でゆっくり見て回れば</p><p>俺らも見て回って、早ければスタバでコーヒー飲んでるから、な？」</p><br><p>中川さんがそう言うと佐々木さんが頷いて・・・</p><p>食事を終えると、私と理絵先輩は中川さん達と別れて歩き出した</p>
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<link>https://ameblo.jp/lion-rune/entry-11964913382.html</link>
<pubDate>Sun, 21 Dec 2014 16:37:57 +0900</pubDate>
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<title>Silent　Eve　　　イブの奇跡　　　Vol.10</title>
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<![CDATA[ <br><br><p>理絵先輩と２人で服や小物とかをしばらく見て回っていると</p><p>先輩が慌ててスマホをポケットから取り出し・・・話し始めた</p><p>「もしもし・・・そう、わかった・・・うん・・・それじゃ、私達も向かうから」</p><p>電話を切ると「駅に着いたって言うから、行こうか？」と笑って言って</p><p>私達は駅ビルを出て、お店へ向かった</p><br><p>お店に入ると、中川さん達が先に着いていた</p><p>「こんばんは」と私が挨拶をすると中川さん達も笑って頭を下げた</p><p>「それでは、どうぞ」とお店の人が言って歩き出すと</p><p>「個室にしてもらってるから」と言って後を歩き出し、私と先輩も歩き出した</p><br><p>部屋について理絵先輩が奥に座って隣に私が座ると</p><p>佐々木さん、中川さんが向かいの席に座って・・・</p><p>お店の人がメニューを広げてテーブルに置くと</p><p>「とりあえず、生ビールで良い？」と中川さんがみんなに訊いて</p><p>佐々木さんが「はい」と返事をして、先輩と私は頷いた</p><p>それから料理を何品かオーダーして、みんなで乾杯をして飲み始めた</p><br><p>佐々木さんがチラッと理絵先輩を見つめては視線を外して黙ったままでいると</p><p>「こらっ、涼介・・・話しくらい自分からしろよ」と中川さんが笑いながら言った</p><p>「ぇ・・・そっ、それは・・・その・・・」と佐々木さんが困ったように顔を俯かせ</p><p>その様子を見て理絵先輩はクスッと小さく笑って、佐々木さんを見つめて</p><p>「佐々木君は、年上が好きなの？」と訊いた</p><br><p>佐々木さんは顔を上げて</p><p>「いえ、そう言う事じゃ・・・理絵さんが綺麗で、その・・・気配りの出来る</p><p>素敵な人だと思ったから・・・笑顔がとても可愛いし、その・・・えっと・・・」</p><p>そこまで言うと恥ずかしそうにまた視線を落としてしまった</p><p>「でかい図体して・・・本当にもう・・・」と中川さんが言って溜息をつくと</p><p>料理が運ばれて来て、理絵先輩が取り分けようと小皿を持った</p><br><p>「ぁ、理絵先輩・・・私が」と慌てて言いかけると</p><p>「それじゃ、百合ちゃんは中川君のをお願いね」と笑った</p><p>「はい」と返事をして、私も小皿の用意をした</p><br><p>少しお酒が入ったせいでか、佐々木さんも少しずつ話し始めて</p><p>料理や飲み物を追加しながらお互いの趣味とか話していると</p><p>佐々木さんも長野の出身だからか、スキーやスノボの話題になって</p><p>「それなら・・・シーズンになったら、佐々木君も一緒に行こうね」と</p><p>理絵先輩が笑顔で言うと「「はい！」と佐々木さんが嬉しそうに返事をして</p><p>「あの・・・それじゃ、アドレス教えてもらっても良いですか？」</p><p>「うん、良いわよ・・・ちょっと待ってね」と理絵先輩がスマホを取り出した</p><p>佐々木さんも取り出して、２人が赤外線通信を始めると</p><br><p>衛　　 「百合ちゃんは、お盆休みは実家へ帰るの？」</p><br><p>百合　「いいえ、帰らないでこっちにいます」</p><br><p>理絵　「ぇ・・・そうなの？それなら、どこかへ一緒に遊びに行こうか？」</p><br><p>衛　　 「ちょっと待て！何で斎藤が先に誘うんだよ」</p><br><p>理絵　「それじゃ・・・私が一緒でも、どこかへ連れてってくれるの？」</p><br><p>涼介　「ぁ！それなら俺が、車出しますから・・・」</p><br><p>衛　　 「何で、お前まで参加なんだよ・・・お前は斎藤を誘え！」</p><br><p>「えぇ・・・せんぱ～い、一緒に行きましょうよ・・・」と佐々木さんが言って</p><p>私と理絵先輩が吹き出すように笑うと「しょうがない奴だな・・・」と</p><p>中川さんも笑って・・・４人で休みを合わせて出かける事になった</p><p>それから「どこへ出かけようか？」「何かしたい事は？」と話を続けていて</p><p>私が軽井沢へ行った事がないと話すと</p><p>「それじゃ、軽井沢で決定！」と中川さんが言ってみんなも頷いた</p><p>プランは中川さんと佐々木さんが考えてくれると言うので</p><p>理絵先輩も「楽しみにしてるから」と笑って言った</p><br><p>それからも時間を忘れて、飲みながら楽しく話が続いて・・・</p><p>（明日・・・中川さん達は仕事なのに、大丈夫なのかな？）</p><p>なんて思っていると、理絵先輩も同じ事を思ったのか</p><p>「ねぇ・・・そろそろ帰らないと、明日の朝が辛くなるんじゃないの？」と言った</p><br><p>「ん？もう、そんな時間か？それじゃ、今日は終わりにするか・・・</p><p>あぁ、涼介は斎藤を送ってやれ・・・俺は百合ちゃんを送って行く」</p><p>中川さんはそう言うと伝票を持って立ち上がった</p><br><p>理絵　「ぇ？私は歩いてすぐだから送ってもらわなくても大丈夫だけど」</p><br><p>涼介　「ダメですよ・・・女性が１人で帰って良い時間じゃないです」</p><br><p>百合　「私は・・・タクシーで帰るので大丈夫です」</p><br><p>衛　　 「ダメだよ、もう・・・２人共、わかってないなぁ～」</p><br><p>中川さんが困ったように眉を寄せて</p><p>「俺達が、送りたいって思ってるの！こういう時は黙って甘える事」</p><p>すると理絵先輩が笑いながら</p><p>「は～い！涼介君・・・送ってくれる？百合ちゃんも送ってもらいなさいね」</p><p>佐々木さんは「はい！喜んで」と嬉しそうに返事をした</p><br><p>「すみません・・・中川さん、お願いします」と私も言うと中川さんは</p><p>「あっ、そこは衛さんって、俺も名前で呼んでほしかったな～」</p><p>（ぁ・・・中川さんも『まもる』だったんだよね・・・）</p><p>ちょっとだけ視線を落としてしまうと、理絵先輩が気付いてくれて</p><br><p>理絵　「贅沢言わないの！まだ百合ちゃんと付き合ってる訳じゃないんでしょ？」</p><br><p>衛　　 「ぅ・・・なら、どうして斎藤は涼介の事、名前で呼んでるんだよ・・・」</p><br><p>理絵　「だって、涼介君可愛いんだもん・・・名前で呼んでも良いよね？」</p><br><p>理絵先輩の笑顔は最強かも・・・佐々木さんが見蕩れながら頷くと</p><p>「何だよそれ・・・俺だって・・・」と中川さんはボソッと呟いた</p><p>佐々木さんと私達も立ち上がり、理絵先輩が中川さんの背中を押しながら</p><p>「はいはい・・・衛さん、行きましょうか？」と言うと</p><p>「お前は呼ぶな・・・」と小さな声で言ってから歩き出した</p><br><p>会計の所で「先に出てて」と言われ、私と理絵先輩はお店を出て外で待った</p><p>出てきた２人に「ご馳走様でした」と理絵先輩と言うと</p><p>「あぁ・・・それじゃな」と中川さんは手を振り、私の背中に手を添えた</p><p>「百合ちゃん、襲われないように気をつけてね」と理絵先輩が言って</p><p>「ば～か・・・斎藤こそ、襲うなよな」とお返しとばかりに言い返すと</p><p>「俺、襲われても良いです」と佐々木さんが嬉しそうに答えて</p><p>私達とは反対方面へ歩いて行く理絵先輩方と別れた</p><br><p>私と中川さんはタクシー乗り場え向かって歩き出し</p><p>「すみません・・・中川さん、違う方向なんですよね・・・」と私が言うと</p><p>「あ～もう・・・また、あいつ余計な事行ったんだな」と中川さんが言った</p><p>なんだか申し訳なくて、俯きかけると</p><p>「どこに住んでたって関係ないよ、送って行きたい気持ちは同じだから」</p><p>タクシーを待つ人の列に一緒に並んで、中川さんはそう言った</p><br><p>順番が来て、また私を先にタクシーへ乗せて中川さんが乗り込むと</p><p>運転手さんに中川さんが行き先を告げ、車が走り出した</p><br><p>「あの・・・誕生日にお花、ありがとうございました。中川さんは明日</p><p>お仕事なのに遅くなっちゃってすみません。大丈夫なんですか？」</p><p>私が中川さんの方へ顔を向けて言うと</p><br><p>衛　　 「ん、大丈夫だよ・・・俺ってさ、百合ちゃんのタイプじゃない？」</p><br><p>百合　「ぇ・・・」</p><br><p>衛　　 「俺と、付き合うって・・・考えられないかな？」</p><br><p>見つめられてそう訊かれ・・・何て答えて良いか、わからなくて</p><p>黙ったまま俯いてしまうと「はぁ・・・」と溜息が聞こえた</p><p>慌てて顔を上げると、中川さんは困ったように小さく笑って</p><br><p>「百合ちゃんの事を・・・俺はまだ何も知らないから、もっと知りたいんだ</p><p>もちろん、俺の事も知ってもらいたいから・・・俺と、付き合ってみない？」</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/lion-rune/entry-11960822431.html</link>
<pubDate>Mon, 15 Dec 2014 15:45:37 +0900</pubDate>
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