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<title>*猫とケーキ*</title>
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<description>管理人・あやめが書いた創作小説を載せています。更新スピードはおそいし不定期だと思いますが、気が向いたらお越しくださいませ。。。</description>
<language>ja</language>
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<title>CrownGirl３</title>
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<![CDATA[ <br>ワゴン車の中で、見ていた小さなポラロイド写真をリュックにしまうと、彩は改めて耕輔に問いかける。<br>｢…五竜が、本当に見つかったんですか？｣<br>｢さあ｣<br>何故か一旦私服に着替えさせられ、変更内容を聞くとなんとも頼りない情報の元に組まれていた。<br>火の五竜候補の女性に会って確かめてこい。要約すればこんなものだろう。<br> 五竜――５人の特殊体。バディの竜に、自然的な力が備わっているD-child。<br>｢まだ３人居るんですよね｣<br>雷の五竜、岡耕輔。<br>風の五竜、石崎彩。<br>今日接触するのはカップルらしく、少し嫌だ。<br>耕輔の横に座った彰が資料を読み上げる。<br>｢対象は相模京香。２１歳女性、バディは優斗で２２歳よ｣<br>ちなみに、と耕輔が付け加える。<br>｢可能性は４０％だと｣<br>｢…低いですね｣<br>驚いた彩が聞き返す。三日前に耕輔が接触した男性は、たしか８０％だったのにハズレだった。確実に骨折り損ではないか。<br>｢どうして、そんな対象に風と雷両方で接触するんです｣<br>晃が耕輔を睨みつけ、脚を組み直す。<br>五竜同士がお互いを見分けられるため、対象には五竜の一組が接触するのが常だが。いつもは耕輔と彰が担当している。<br>｢俺に聞くな。上から言われたんだよ｣<br>飄々とした態度がさらに晃を苛つかせた。<br>本当は彩を慣れさせる為だが、喧嘩を売られて黙って居るなど無理だ。あえてとぼけてやった。<br>｢そうですか｣<br>切れ長の目が耕輔をきつく睨みつける。<br>｢ちょっと耕輔｣<br>｢晃も落ち着いて、ね？｣<br>出会った時からの犬猿の仲な故に、２人揃うといがみ合っている。そのたび彰と彩が止めるため、大分迷惑な事だと２人は気づいてないだろう。<br><br> ｢耕輔、着いたわよ｣<br>彰が耕輔の肩を叩く。<br>いがみ合いから十分、車は目的地に到着した。<br>｢…ボーリングじゃん｣<br>車から降りた彩が呟く。<br>平日の昼間だからか、人があまり多くなく人探しは楽そうだ。<br>｢ほら、ターゲットの写真｣<br>耕輔から手渡された一枚の写真には、楽しそうに笑う男女が写っている。<br>｢うわ、凄い美人。彼氏もイケメンだし｣<br>きゃあきゃあと楽しそうに晃に写真を突き付ける。晃は興味が薄いのか、ちらりと見るとふうん、と写真を彰に返した。<br>｢興味無いの？あ、そう言えばボーリング久しぶりだ！｣<br>｢彩ちゃん、行きましょう｣<br>はーい、と返事をし彩は楽しそうに建物に入っていった。<br><br> ｢ねーねー晃、写真の人が五竜なのかなあ｣<br>ダブルデートのふりをした４人は、対象から２つ挟んだレーンを借りさり気なく様子をうかがう。<br>怪しまれないように、一応ボーリングもするらしい。今は耕輔の番だ。<br>｢たぶん、ね｣<br>ピンが勢いよく倒れ、気持ちいい音が響いた。ストライク。<br>｢たぶん？｣<br>こくりと晃が頷く。<br>｢気配みたいなのが小さくて、上手く隠してる感じがする。…本当に五竜なら、相当強い｣<br>彩が口に含んだジュースをごくりと飲み込んだ。後ろでは、彰が投げたボーリング玉がガーターにゆっくりと入っていった。<br>何かを言おうと彩が口を開いた瞬間、悲鳴と何かが壊れる音が響いた。<br>｢何！？｣<br>｢彰、あれだ｣<br>彩たちとは反対の右端のレーンで、若い男性２人が喧嘩をしていた。問題なのは――<br>｢両方D-childじゃん…｣<br>お互いが竜を暴れさせている。２体とも柴犬ほどの大きさだが、破壊力はそこそこあるので流石にまずい。<br>｢テメェが先に手ぇ出したんだろうが！｣<br>｢黙れ！｣<br>様々な罵声が飛び交い、野次馬には煽る人も多い。<br>｢D警呼ぶか｣<br>｢あ、もう店員が電話したっぽいです｣<br>野次馬から少し離れた場所で、４人はため息をついた。<br>流石に五竜はもっと重大な任務につくため、素性は極秘扱い。つまり、目の前の喧嘩を止めることは出来ない。<br>｢もう、あの２人見失うじゃない｣<br>彰が周りを見渡すと、顔が強張った。<br>キョロキョロと忙しく首を動かした後、やばい、と呟やいた。<br>｢どうしよう耕輔、ターゲット見失ってる！｣<br><br><br><br><br>補足<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif" alt="あせる" class="m"><br>D警:D-childの警官によるD-child特別警察<br>主にD-childによる犯罪に対処する
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<link>https://ameblo.jp/liquid-empress/entry-10327947248.html</link>
<pubDate>Tue, 25 Aug 2009 01:20:28 +0900</pubDate>
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<title>紅綴り１</title>
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<![CDATA[ <br><br>蒸し暑い夏の昼下がり。<br>白百合国にある組織、夜月の本部棟から３つの人影が出てきた。<br>｢あちー…｣<br>紫苑が心底嫌そうに唸る。新しい任務を受けて、簡単な準備をしに宿舎棟にもどるのだが、その道のりは気温が凄い。<br>｢なんで建物どうし繋がってないんだよ…｣<br>着崩した着物の胸元に汗が流れた。<br>｢仕方ないでしょう、それより早く用意しないと｣<br>｢そうですね…｣<br>朧も暑さに参っているのか、元気がない。<br>時雨の言葉に渋々同意し、３人は宿舎棟へと急いだ。<br><br><br> ｢あれ｣<br>宿舎棟に着き、個々の部屋に戻ると荷物をまとめる作業が待っている。<br>荷物と言っても、各々の武器と個人的に必要な物だけだ。目的地である隣国、葉桜国までの移動日数の数日に必要な物は国が用意してある。<br>｢替えの鎖どこだっけ？｣<br>たしか、最後に出したのは一昨日の任務後三人で寄った紫苑の部屋だったはずだ。<br>｢あー、聞きにいかなきゃ｣<br>蜜色の髪をかきあげて、まとめ終わった荷物を抱えた。<br>｢朧、入るわよ？｣<br>時雨の声の後に扉が開き、時雨と紫苑が入って来た。<br>｢紫苑さん、俺鎖忘れてませんか？｣<br>｢ん、これだろ。床に転がってた｣<br>ありがとうございます、と礼を言い差し出された鎖を荷物に詰め込む。<br>｢んじゃ行くか｣<br>紫苑を先頭に宿舎棟を後にし、用意された車を目指す。<br><br><br><br> ｢あー、一週間か…｣<br>城下町の外れへと歩いている途中、紫苑が何回も同じ事を呟いていた。<br>いい加減鬱陶しくなったのか、時雨がため息をつく。<br>｢時雨さん、もしかして紫苑さんってこれが終わったら｣<br>朧が何かを思い着き、時雨を見た。こくりと頷く。<br>｢しごかれるみたいね。みっちりと｣<br>｢…ちょっと同情します｣<br>紫苑が恐れているのは、恐らく、と言っても当たっているだろうが、紫苑の師である葵班長の和也だろう。<br><br>｢どうやって逃げようか…｣<br>｢いつも捕まってるくせに｣<br>夜月最強の葵班を纏める和也は、いつも笑顔で丁寧な言葉遣いの青年だ。<br>ゆっくりとした喋り方とは対照的に、その実力は突出している。<br>弟子の紫苑との模擬戦は、紫苑がボロボロにされて終わるという恐ろしい物だ。<br><br> ｢そう言えば、夜月の班を増やすって話はどうなったんですか？｣<br>現在の夜月を構成する五班だけでは、任務に対応しきれていないのだ。オマケに、実質任務に就いているのは葵･紅･翡翠の三班であり、残りの黒曜班は隠密諜報を、緋藤班は王家の守護をしている。<br>｢今年は養成所が悩むくらい卒業が少ないしね。良くて延期じゃない？｣<br>用意された車が見え始め、少し足を早く進める。<br><br> ｢お待たせしました。紅班です｣<br>さっきまで愚痴っていたとは思えない態度で紫苑が謝罪する。その横に時雨、朧の順で並ぶと、送迎の男性が頭を下げた。<br>｢皆さんの送迎をさせて頂きます、長谷川です｣<br>顔見知りの車屋と少し言葉を交わし、３人は車に乗り込む。葉桜国までは此処から２日とかからず着くだろう。<br>｢今日も頼むぞー、車屋の五代目｣<br>｢はい｣<br>ガラガラと車体を揺らしながら車が走り出した。
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<link>https://ameblo.jp/liquid-empress/entry-10320723783.html</link>
<pubDate>Fri, 14 Aug 2009 17:01:22 +0900</pubDate>
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<title>紅綴り0.5</title>
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<![CDATA[ <br>人物紹介<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif" alt="キラキラ" class="m"><br><br>夜月紅班<br>･班長 紫苑<br> 21歳の青年。武器はサイ×２<br>･時雨<br> 21歳の女性、超絶美人。武器は薬物と戦闘扇<br><br>･朧<br> 18の少年。武器は鎖鎌<br><br><br><br><br><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/162.gif" alt="台風" class="m">小話<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/162.gif" alt="台風" class="m"><br><br>｢ぎゃああ！！！｣<br>夜月本部の一室で、若い男性の声が響いた。<br>扉には紅班と書かれている。<br>｢紫苑、動かないでって｣<br>紫苑の背中に薬を塗っている女性が肩を押さえた。<br>｢し、時雨、お前わざとしみるヤツ使ってんだろ！？｣<br>｢紫苑さん、動かないで下さい！｣<br>朧まで紫苑を押さえつける。<br>｢打撲なめたらひどいわよ？｣<br>くるくると包帯を巻き、終わりと肩を叩く。<br>着物を上半身脱いだままの紫苑は朧を睨んだ。<br>｢くっそ…｣<br>薬箱を片付けたあと、時雨はお茶を入れにいった。<br>朧はというと、紫苑の視線から逃げるように背を向け好物の干桃をたべている。少ない休暇に見られるいつもの風景。<br>明日の任務の過激さを考え、三人はため息をついたーー
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<link>https://ameblo.jp/liquid-empress/entry-10318365079.html</link>
<pubDate>Tue, 11 Aug 2009 00:57:06 +0900</pubDate>
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<title>忘れてた</title>
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<![CDATA[ <br>お久しぶりですあやめですo(^o^)o<br>…見てる人いるのかな(ﾉ_･｡)<br><br>えっと、まさかの紹介忘れがあったので、ここで<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif" alt="あせる" class="m"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/324.gif" alt="ガーン" class="m">笑<br>あたしが初めて書いた小説です<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/186.gif" alt="ラブラブ！" class="m"><br>…パソコンがこわれて、全部消えたので書き直します(´･ω･｀)<br><br><br><br><br><br>･紅綴り(くれないつづり)･<br>和風のファンタジー(?)物語。<br>国ごとに守護神をもつ世界。<br>あまり大国ではない白百合国(しらゆりのくに)にある組織、夜月(やづき)は五つの班からなる武力組織。それは他国からの依頼も受ける有名な組織。<br>夜月のナンバー２、紅班は白百合の国の隣国、葉桜の国からの依頼でお姫様を守ろうとしたがー
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<link>https://ameblo.jp/liquid-empress/entry-10317341745.html</link>
<pubDate>Sun, 09 Aug 2009 16:40:16 +0900</pubDate>
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<title>CrownGirl２</title>
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<![CDATA[ <br>「彩」<br>翌日の朝、晃は隣の部屋から聞こえるメロディーで目を覚ました。<br>最近彩が目覚ましにかけている流行曲。たしか若い女性が歌っている、悲恋の歌だっただろうか。<br>「彩？もう起」<br>ばん、とドアが弾けるように開く。<br>ついでに、今まさにノックをしようとしていた晃の右手は、ドアと嫌な音で挨拶をした。<br>「晃！おはよ！！！」<br>「・・・・・ああ、おはよう」<br>いつもより一時間ほど早い起床、満開の笑顔は謎だが問いかける前に彩はリビングへと消えていた。<br> 「今日は早いね」<br>パジャマ代わりのジャージとTシャツのまま、ホットケーキの種をフライパンへと落とす。<br>ソファーの上でテレビをつけ、ココアを飲む彩は答えない。<br>「何枚食べる？」<br>「２まーい」<br>今度はしっかり返事をした。<br>テーブルに二人分の朝食が並べられる。<br>いただきますの声が重なり、乾いた音が響き出す。<br>「今日、学校楽しみなんだ」<br>「どうしたの、急に」<br>ホットケーキの大部分が減ったころ、彩が呟いた。<br>「昨日綾香からメールが来て、待ってるからねって」<br>それに、とココアのカップを傾ける。<br>「晃もいるし、ついぽろっとマズいこと言っちゃっても大丈夫かなーって」<br>「ぽろっとは止めてくれ・・・」<br>洒落にならない事を言い出した彩は、歯を磨きに洗面所へと歩いている。<br>彩からホットケーキに目線を戻すと、晃の男性にしては長い髪がふわりと風に揺れた。窓を見るとカーテンは静かに窓を覆っている。<br>「ありがと、晃」<br>声の方を見ると、壁から頭だけをだし、彩が手をひらひらと振っていた。<br><br><br><br><br>「んじゃ晃、後でね」<br>三年五組の教室の前で、彩は晃に手を振る。<br>結局ハーフアップにした頭を優しく叩き、晃は与えられている小会議室へと歩いていった。<br> ｢あれ、彩！？｣<br>晃を見送っていると、聞き慣れた声が背中にぶつかった。<br>その直後に、誰かに抱きつかれる。<br>｢久しぶりー、待ってたよん！｣<br>｢綾香！！！｣<br>小学校からの親友、飯田綾香。<br>彩が五竜に入るまで、ずっと一緒に過ごしていた。今もよくメールのやり取りをしていて、彩の支えの一つになっている。<br>小学校から一緒に始めた空手も、インターハイに出場するレベルになったとこの前メールに書いていた。<br>｢体調大丈夫？今日は放課後までいる？｣<br>心配そうな綾香に申し訳なさそうに笑い、今日は１１時までと伝える。<br>｢ごめんね｣<br>｢しょうがないしね。それより…｣<br>ごそごそとバッグを漁り、インスタントカメラを取り出した。<br>｢カメラ？すぐに写真出てくるやつだ｣<br>｢うん、あっちで撮ろう？｣<br>教室の入口から近い彩の机に荷物を放り投げて、カメラのレンズをこちらに向ける。<br>｢はい、ちーず｣<br>カシャリ、という乾いた音に促されて写真が吐き出された。<br>楽しそうに笑う２人の少女。<br>もう一枚、と綾香の希望だった２枚目も撮り終えると、チャイムが鳴り響いた。<br>｢先生来ちゃう！あ、これ彩の分｣<br>彩の手に写真を一枚握らせ、綾香は荷物を持って自分の席に移動した。<br><br><br> ｢石崎さん、看護師さんが来てくれてるよ｣<br>二時間目が終わった後、綾香とおやつタイムを楽しんでいた彩は担任に呼ばれ廊下に出た。<br>｢もう時間でしょ？気をつけて帰ってね｣<br>時刻は十時過ぎ、まだ一時間はあるはずだ。なにか、あったのだろうか。<br>｢…はい。さよなら、先生｣<br>教室に帰り、席に戻ると綾香がリュックを渡してくれた。<br>｢はい、彩｣<br>｢え｣<br>にっこりと笑った綾香は、彩の手をとり下駄箱を目指す。<br>｢話聞こえたよ！お見送り！｣<br>親友の気持ちが嬉しくて、申し訳なかった。けれど、車に乗りこんだ彩が聞いた変更内容は少しだけ嬉しい物だった。
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<link>https://ameblo.jp/liquid-empress/entry-10317331602.html</link>
<pubDate>Sun, 09 Aug 2009 16:35:02 +0900</pubDate>
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<title>CrownGirl１</title>
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<![CDATA[ <br><br><br>大きなワゴン車が徐々に減速し、灰色の建物の前で停止する。<br>建物の前には、２５歳くらいの１人の青年。<br>「お疲れさん」<br>ゆっくりと開いたドアに青年が声をかけると、二十歳くらいの青年が顔を出した。<br>「石崎は？」<br>「寝てます」<br>ワゴン車に首だけ入れるとＵ字に取り付けられたシートが目に入り、そこで横になって眠る少女をみつけた。<br>青年が肩をゆすると、ささやかな抵抗を受ける。<br>「彩、着いた。起きて」<br>しばらくの沈黙の後、うっすら瞼が開かれた。<br>「・・・・・晃？」<br>もう着いたの？と上体を起こし、体を伸ばす。<br>「お疲れさん」<br>「耕輔先輩！」<br>ポンポンと頭を優しく叩く耕輔に、彩は嬉しそうに笑いかける。<br>「もう帰ってたんですか！？あ、今日あたし」<br>「はいはい、今日は危なく無かったみたいだな」<br>珍しく怪我をしていない手足を見て、彩の手に飴玉を落とした。<br>「ごほうびな。さっき机に転がってたやつ」<br>「桃味！」<br>喜ぶ彩の腰を押し、晃がいい加減車から降りるよう催促し始めた。明日は久しぶりに学校に行くことができる日だから、色々な用意があるのだ。<br>「彩」<br>「晃にもほら、飴」<br>小さな飴が投げてよこされる。<br>「・・・どうも」<br>ゴーヤ味との文字は見なかった事にし、ちろりと彩を睨む。<br>晃の催促に負け、彩はしぶしぶ会話を切り上げ車を降りた。また明日、と元気に手を振りながら。<br><br><br><br>「ねーねー晃ー、明日髪の毛横でまとめるのと、ハーフアップのどっちがいい？」<br>「あ、やっぱり体育はやっちゃだめかな」<br>二人掛けのソファに座った彩と晃。<br>カタカタと無言でノートパソコンを叩く晃に、彩が不機嫌を丸出しに寄りかかる。<br>「あーきーらー」<br>「・・・・・何？」<br>かけていた眼鏡を外し、パソコンから彩へと視線を移す。<br>「こっちとこっち、どっちのシュシュが可愛い？」<br>薄いピンクのシュシュと鮮やかな青のシュシュを手に持ち、にっこり笑った。<br>「両方似合うよ」<br>言うやいなやシュシュが２つ飛んできた。<br>「あたしの相手よりパソコンの方が大事だもんねー」<br>晃に完全に背中を向けて、でも体重はかけたまま彩は携帯をいじりだす。<br>明日の登校は半年ぶり。偉い中年たちは貴重な五竜を手元でコントロールしておきたいのだろう、ただの外出にもかなりの書類と時間がかかる。<br>普段言わないワガママや不機嫌は、登校を怖がっているのだろう。<br>「明日は俺も行くし、体育の時間は空き教室で居るんだろ？」<br>高校三年になって、まだ学校には行っていない。<br>それどころか、五竜として迎えられた高校一年の夏以来登校回数は片手で足りてしまう。<br>「でも、三時間目が終わったら帰るもん」<br>五竜の身元は極秘で、当然学校も病気だと言っている。晃は人の姿をとることもでき、普段基本体をとらないのでD-childだとも言っていない。<br> 「明日は学校から直接行くんでしょ？あたし１人って事はたいしたこと無い？」<br>「コンビニ強盗の男１人、D持ちを逮捕」<br>数枚の書類を手渡し、薄いピンクのシュシュを髪の毛に着けてやる。<br>「彩は俺の後ろに居てくれたらいい」<br>彩が傷つくのは、何よりも痛い。<br>本音は言えるはずもなく、早く風呂に行け、と眼鏡をかけ直す。<br>「・・・わかった。書類、お願いね」<br>バスルームのドアが閉まったのを確認し、無言でソファに沈み込む。<br>明日は午前１１時半に迎えがくる。三時間目の途中で抜け、ちゃちな強盗を捕まえる。<br>「彩」<br>明日もまた戦わせないでおこう。<br>汚れ役は俺でいい。<br>ソファーに置き忘れられたシュシュを弄び、再びパソコンを叩き始めた。<br><br><br><br>               end
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<link>https://ameblo.jp/liquid-empress/entry-10290623000.html</link>
<pubDate>Tue, 30 Jun 2009 19:56:50 +0900</pubDate>
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<title>CrownGirl 紹介</title>
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<![CDATA[ CrownGirl<br><br>百人に１人の割合でD-child(竜の子ども達)が生まれ落ちる世界。竜を従えるD-childの中でも特殊な力を持つ石崎彩は、ある組織に属していた。自らの力を誇っていた彩。しかし、ある事件により自らの力に疑問を感じた時、彩の世界は軋み始める。<br><br><br><br>石崎彩<br>高校三年生のD-child。風の五竜<br><br>岡耕輔<br>25歳の五竜。彩の高校のOBで、雷の五竜<br><br>晃 ｱｷﾗ<br>彩のバディ、二十歳くらいの青年<br><br>彰 ｱｷ<br>耕輔のバディ、二十歳くらいの女性
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<link>https://ameblo.jp/liquid-empress/entry-10279645530.html</link>
<pubDate>Sat, 13 Jun 2009 13:21:26 +0900</pubDate>
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<title>小説紹介</title>
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<![CDATA[ みなさま初めまして、あやめと申します<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif" alt="キラキラ" class="m"><br>最初なので、まず書きたいと思っている小説をあげてみます<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/014.gif" alt="にゃー" class="m"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/022.gif" alt="晴れ" class="m"><br><br><br><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/121.gif" alt="王冠2" class="m">CrownGirl<br><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/121.gif" alt="王冠2" class="m">infiltration<br><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/121.gif" alt="王冠2" class="m">ある二つの国の物語<br><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/121.gif" alt="王冠2" class="m">神様のゲーム<br><br><br>全てあらかた出来上がっているのですが、各話の説明はまた別に作りますのでそちらを参考に<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/022.gif" alt="晴れ" class="m"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/328.gif" alt="ニコニコ" class="m"><br>最後に、私が書く小説の傾向として、最後は大体ハッピーエンドです。<br>しかし、途中は悲惨になることが多々有りますのでご了承下さい<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif" alt="あせる" class="m"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/329.gif" alt="ショック！" class="m"><br>若干の流血表現やメインキャラの死などはどの話も共通だと思います。<br>これらの表現がダメな方はどうぞお帰りください<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/331.gif" alt="しょぼん" class="m"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif" alt="あせる" class="m">
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<link>https://ameblo.jp/liquid-empress/entry-10279319718.html</link>
<pubDate>Fri, 12 Jun 2009 22:23:55 +0900</pubDate>
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