<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
<channel>
<title>青ちゃんのブログ</title>
<link>https://ameblo.jp/m-bluemountain/</link>
<atom:link href="https://rssblog.ameba.jp/m-bluemountain/rss20.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
<atom:link rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com" />
<description>移ろいゆく季節、美しいものを美しいと感じる心、そして素直な喜びと感動をいつも忘れないように・・・日々のくらしのなかで、ふと気づいた「いとをかしきこと」をつづります。</description>
<language>ja</language>
<item>
<title>「紫陽花の神秘」</title>
<description>
<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20240603/16/m-bluemountain/52/88/j/o4032302415446984995.jpg"><img alt="" height="315" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20240603/16/m-bluemountain/52/88/j/o4032302415446984995.jpg" width="420"></a></p><p>　梅雨の候、６月。</p><p>「梅雨入りはいつ？」という話題がよくでてくるようになった。</p><p>沖縄はもう梅雨入りしているようだが、</p><p>その他の地域では、例年より少し遅い６月中旬ごろという予報。</p><p>じめじめとする季節を思うだけで、嫌な気持ちになる。</p><p>　</p><p>　でも、梅雨のシーズンには素直な自分に戻れるような神秘なイメージがある。</p><p>　小学校の教員をしていたころ、</p><p>低学年の担任の時に、その月のイメージの掲示物を子どもたちと一緒に作って貼っていた。</p><p>６月は決まって、紫陽花。</p><p>そしてその葉の上には、かたつむり。</p><p>色紙で紫陽花の小さな花をひとつひとつ折って作り、</p><p>葉っぱやかたつむりは色画用紙。</p><p>紫陽花だけの方が奇麗だけれど、かたつむりが乗っているのが子どもらしくて６月らしい。</p><p>６月には、そんな可愛い思い出がある。</p><p>&nbsp;</p><p>　ブルーの花というのは、その色のイメージで悲しい色のように思われがちであるが、</p><p>私は紫陽花の花は大好きである。</p><p>紫陽花には、雨がよく似合う。</p><p>しっとりと濡れた街並みのなかに、ふと咲いている紫陽花を見かけると、</p><p>そのあたり一帯が幻想的な世界に見えてくるから不思議だ。</p><p>白やピンク、紫などの色があるけれど、私はブルーの紫陽花に一番魅かれる。</p><p>&nbsp;</p><p>　ある時、店先の植え込みに数本の紫陽花を見つけた。</p><p>ブルーの紫陽花だった。</p><p>「こんな小さな植え込みに、珍しい」と思いながら眺めていると、</p><p>「折らないでください」という札がぶら下がっていた。</p><p>あまりにも神秘的な花なので、持って帰りたい気持ちもわからないではない。</p><p>だが、鉢植えにではなく自然の中に咲くからこその紫陽花の美しさではないかと思った。</p><p>特に雨の日には・・・</p><p>&nbsp;</p><p>　青い紫陽花固有の花言葉に「神秘」というものがある。</p><p>小さいかわいらしい花がいっぱいに集まり、大輪の花としての存在感を出しているが、</p><p>それが華やかではなく、どことなくもの哀しい。</p><p>そのもの哀しさが雨のイメージとコラボして、神秘な世界を演出しているのではないかと思う。</p><p>悲しみ、苦しみを雨と一緒にその身にまとい、粋に濡れた紫陽花の立ち姿の向こうに、</p><p>今の自分の心のありようが見えるような気がする。</p><p>そこは心が描く幻想の世界。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>　</p><p>　</p><p>&nbsp;</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/m-bluemountain/entry-12854771792.html</link>
<pubDate>Tue, 04 Jun 2024 03:25:58 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>「煌びやかな美空間～麻布台ヒルズ～」</title>
<description>
<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20240411/19/m-bluemountain/2a/2a/j/o2016151215424535260.jpg"><img alt="" height="315" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20240411/19/m-bluemountain/2a/2a/j/o2016151215424535260.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>最近、東京への出張が多い日々を送っているの。</p><p>月の半分くらいは、東京にいるかな？という感じ。</p><p>なんだか、関東人になった気分だけど、</p><p>関東人にはなりきれない、関西人だった。</p><p>&nbsp;</p><p>自分では意識はしていないけど、</p><p>第一声を放っただけで、「関西から？」と言われる。</p><p>たいがいは「大阪？」と言われるが、「京都です」というと、</p><p>相手の対応が少し変わるのがよくわかって面白い。</p><p>やっぱり京都は、「世界の京都」だった。</p><p>&nbsp;</p><p>出張中のある朝、ホテルで朝のニュースを観ていると、</p><p>森ビルの社長が表彰を受けていた。</p><p>以前、奈良県のご出身という話を聞いたことがある。</p><p>ご自身の出身地である奈良県に、「最高級のホテルを誘致する」とおっしゃっていたみたいで、</p><p>確かにそのとおり、JWマリオットホテルや星野リゾートなどが次々とオープンした。</p><p>すごいなと思っていたけれど、</p><p>表彰されておられた六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズは、スケールがデカい！</p><p>と朝から感動していた。</p><p>&nbsp;</p><p>その日は、たまたまディナーの約束があった。</p><p>どこに連れて行ってくださるのかとおおいに期待していたところ、</p><p>18:00頃に品川駅で待ち合わせをして、向かった先は麻布台ヒルズだった。</p><p>2023年11月24日開業のこのタワーは、</p><p>車寄せが４か所もあり、とにかくスゴい！</p><p>33Fにあるレストランに行くまでに、うろうろうろ！</p><p>やっとたどり着いたその先には、煌びやかな夜景がお出迎えしてくれた。</p><p>ひときわ輝く東京タワー。</p><p>33Fから見下ろすビル群は、まるで宝石箱をひっくり返したようにゴージャスだった。</p><p>&nbsp;</p><p>そこは三國シェフがプロデュースするグランビストロ「Dining33」</p><p>お料理は正統派のフレンチでありながら、</p><p>日本のテイストを取り入れた懐かしさが感じられた。</p><p>お高く留まったような感じはまったくなく、カジュアル感ありだけれどスタイリッシュ！</p><p>スタッフのおもてなしにいたっても、かなり洗練されていた。</p><p>まさに、空の上で味わう東京の美味と美空間だった。</p><p>ワインよりも、夜景の美しさ、今この瞬間に酔っているようだった。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/m-bluemountain/entry-12847986352.html</link>
<pubDate>Thu, 11 Apr 2024 20:03:20 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>「涅槃図のなかの母」</title>
<description>
<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20240316/19/m-bluemountain/b7/d9/j/o2016151215413763858.jpg"><img alt="" height="315" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20240316/19/m-bluemountain/b7/d9/j/o2016151215413763858.jpg" width="420"></a></p><p>　</p><p>&nbsp;</p><p>　朝の7:30に泉涌寺を訪れました。</p><p>大門はまだ閉まったまま。</p><p>寒かったので車の中で、しばらく待っていました。</p><p>お寺の朝はとても静かで、ちょっとした音でも響き渡り、</p><p>一日のはじまりを告げているようでした。</p><p>&nbsp;</p><p>　午前8:00になりました。</p><p>「開門！」というお坊さんのテノールのような響く声に合わせ、</p><p>大門が少しづつ開いていきます。</p><p>泉涌寺の大門が開くことは、めったにないそうです。</p><p>貴重な瞬間に出くわしたような思いでした。</p><p>&nbsp;</p><p>　皇室との関りから「御寺」称される泉涌寺。</p><p>毎年３月中旬に行われる涅槃会では、</p><p>お釈迦様の入滅を描いた涅槃図が掲げられます。</p><p>江戸時代に描かれた涅槃図は、縦15ｍ、横８ｍあり、日本最大の大きさを誇ります。</p><p>今年は３月８日～17日まで一般公開されます。</p><p>この期間内、まだ拝観時間前の朝粥付特別拝観にやってきたのです。</p><p>&nbsp;</p><p>　初めて見上げる涅槃図は、すごく大きくて、かなり重たそう。</p><p>これを人力で吊り下げるのですから、かなりたいへんな作業だろうということが見て取れました。</p><p>真ん中には、大きな大きなお釈迦様。</p><p>その周りには、お釈迦様の死を嘆く菩薩様、弟子たち、王族に、一般の人、</p><p>そして、拝観時間内の公開では見られない裾の方には、動物たち。</p><p>皆がそれぞれにそれぞれの立場で、お釈迦様の死を悲しんでいました。</p><p>あまりにもお釈迦様に陶酔していた方は、ショックのあまり気絶している姿も描かれていました。</p><p>大きな大きなお釈迦様は、安らかなお顔で、</p><p>頭を北に向け、顔を西に向けて、眠っているようでした。</p><p>とても気持ちよさそうな眠りに見えました。</p><p>&nbsp;</p><p>　ふと、先月２月の終わりに他界した母の姿と重なりました。</p><p>病院に駆けつけ、「お母さん」と手を握って間もなく「ピーッ」と音が鳴りました。</p><p>でも、安らかな顔で眠っているようでした。</p><p>&nbsp;</p><p>　お通夜とお葬式を済ませた後、母の夢をみました。</p><p>車いすに座って、たくさんの人に囲まれながら、</p><p>歌に合わせて、楽しそうに手拍子をしていました。</p><p>歌は下手だったけど、歌うことが好きだった母。</p><p>音楽が聞こえると、いつも楽しそうに手拍子をしていた母。</p><p>みんなに祝福されながらとても嬉しそうでした。</p><p>私たちの姿に気づいた母は、</p><p>車いすから立って、私と妹の方に歩いてきました。</p><p>そして、何かを言いました。</p><p>残念ながら、聞こえなかったのか覚えていなかったのか、何を言ったのかはわからないままです。</p><p>でもきっと、「姉妹仲良くしなさいよ！」と言ったのだと思います。</p><p>&nbsp;</p><p>もっと長生きしてくれると思っていたけれど・・・</p><p>とても悲しかったけれど、ここまでよく頑張ってくれたという言葉しか出てきませんでした。</p><p>ちょっと太っちょの母。</p><p>片肘をついて手のひらを頬にあてたポーズで、いつも寝ていた母。</p><p>とても純粋で、おっとりしていて従順だった母。</p><p>家族のためにといつも我慢ばかりしていたけど、何一つ文句を言わなかった母。</p><p>恐れ多いですが、なぜか、大涅槃図のお釈迦様とだぶって見えました。</p><p>極楽浄土に行っても、きっとみんなから愛されていることだと思います。</p><p>「お母さん、歩けるようになってよかったね！きっと幸せになってね！」</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/m-bluemountain/entry-12844643937.html</link>
<pubDate>Sat, 16 Mar 2024 19:57:33 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>「一期一会の美食」</title>
<description>
<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20231109/13/m-bluemountain/eb/bc/j/o1500100015362171976.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20231109/13/m-bluemountain/eb/bc/j/o1500100015362171976.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>　 今宵、一期一会の美食が生まれる。</p><p>　 高台寺　極。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;　国の「重要伝統的建造物群保存地区」に建つアカガネリゾート、京都東山1925。</p><p>その前身は、1925年（大正14年）に建造された老舗企業のオーナーの邸宅。</p><p>「銅」の加工メーカーとして、創業宝暦年間、250年以上続く老舗企業の邸宅は、</p><p>屋根や雨どいにも贅沢に「銅」が使われており、銅色の輝きと黄昏の光の見事なコラボレーションが、</p><p>幽玄の世界へと誘ってくれているようであった。</p><p>&nbsp;</p><p>　極は、とても懐かしいレストランである。</p><p>　最後に行ったのは、確か10年以上も前のことになるのだろうか。</p><p>高台寺の山門へ向かう広い道路から、一方通行の少し細い路地に入ると右手にアカガネリゾートの入り口がある。</p><p>レストラン受付で予約名を告げると、スタッフが極へと案内してくれた。</p><p>山の斜面を利用して作られた日本庭園のなかを、どのぐらい降りたのだろうか。</p><p>「こちらが極です」と扉を開けられ中に入った時、一番に感じたのは変わらない懐かしさであった。</p><p>&nbsp;</p><p>　西陣織に囲まれた店内、わずか11席のみのカウンターで、目の前で繰り広げられる匠の技を堪能しながら</p><p>お料理をいただいたことが、つい昨日のことのように感じられた。</p><p>まるで時が止まってしまったかのように、そのころとまったく変わっていないことがとても嬉しかった。</p><p>　初めてランチに行ったときには、熱々のフライパンによる炎の演出に「ワアー」いう驚きの声を挙げながら、</p><p>思わずのけぞってしまった。</p><p>　創作料理が素晴らしく、家族を連れてディナーにも行ってみた。</p><p>車いすの母は、極みまでの庭園の中をスタッフ４人がかりで車いすごと抱えてもらった。</p><p>その時は庭園をゆっくりと眺めるどころか、母が落ちないかとはらはらするばかりだった。</p><p>　二度目のディナー。ワインだけでなく日本酒も楽しませてもらった。今思い出すのは「黒龍」だっただろうか。</p><p>フレンチといえば、ワインとばかり思いこんでいたが、料理によっては日本酒でもすばらしいマリアージュを楽しむことができた。</p><p>&nbsp;</p><p>　そして、その懐かしい舞台に久しぶりにやってきた。</p><p>　予約席には、本日のメニューが置いてあった。</p><p>事前にリクエストした食材すべてが盛り込まれたメニューに、「食べたいものを事前に知らせて、この世に一皿の料理をオーダーすることも叶います」というパンフレットの文言が、大げさに書いているだけでなかったことを実感した。</p><p>ワインは料理とぺアリングしていただき、「伊勢海老」「鮑」「フィレ」のリクエストは、一期一会の美食へと見事に変身した。</p><p>　そして最後のデザートにお願いしていたモンブランがでてきた。</p><p>栗ではなくサツマイモのモンブランであった。</p><p>シェフ曰く「モンブランをリクエストされるということは、よく食べておられるということ。だからあえてちょっと変わったモンブランにしてみた」と。</p><p>初めて食べたサツマイモのモンブランは、栗とは違う少し渋い甘みでおとなの味わいがした。</p><p>&nbsp;</p><p>　一期一会という言葉は、一生に一度限りの機会という意味で使われるが、もともとは茶道に由来する日本の四字熟語である。</p><p>茶会に臨む際には、その機会は二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであることを心得て、亭主・客ともに互いに誠意を尽くす心構えを意味する。</p><p>　極みの料理は、確かに一期一会の一皿ではあったが、私は料理よりもむしろその時間と空間を大切にしたいと思っている。</p><p>　ある方から教えてただいた禅語、「而今」という言葉がある。私はこの言葉が好きである。</p><p>「今という瞬間」は、二度と戻ってはこない。「過去」や「未来」をあれこれ思い悩むのではなく、今を一生懸命生きるという教えである。</p><p>　今を一生懸命生きることで、たくさんの方々と出会い、語らい、学ぶことができる。時には失敗をすることもあるが、その経験も含めて、心がより豊かになっていく自分を感じる。その一瞬一瞬の積み重ねがきっと「人生」なのであろう。　</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>　</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>　</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/m-bluemountain/entry-12827971899.html</link>
<pubDate>Thu, 09 Nov 2023 13:54:11 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>「旬のびわ湖満喫ツアー」</title>
<description>
<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20231015/13/m-bluemountain/bf/70/j/o0640048015351194374.jpg"><img alt="" height="315" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20231015/13/m-bluemountain/bf/70/j/o0640048015351194374.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>　ロータリークラブ、イツメン会の気まぐれ旅。</p><p>　旬のびわ湖満喫ツアー。</p><p>&nbsp;</p><p>　JR山科駅で集合し、まずは電車で今津港へ。</p><p>車中がちょうどお昼の時間ということもあり、お弁当を買って電車に乗り込んだ。</p><p>堅田あたりで人が少なくなってから食べる予定だったが、待ちきれずにみんな食べ出した。</p><p>窓から見える湖西の、自然まっただ中という景色に感激の声をあげながら、まるでおとなの遠足のようであった。</p><p>&nbsp;</p><p>　今津港から船で竹生島へ。</p><p>どこまでも果てしなく広がる壮大なびわ湖を感じられるのは、北湖ならではのもの。</p><p>限りなく美しい碧い世界に、心までが浄化されていくようだった。</p><p>　たまには気まぐれ旅もいいものだと思った。</p><p>宝厳寺と竹生島神社にお参りをし、さらに清めらたような気持ちだった。</p><p>　船までの待ち時間に、長浜浪漫ビールを一杯。</p><p>苦味とコクのあるビールらしい地ビールの味わいに、長浜の風土や歴史に思いを馳せた。</p><p>どこまでも続く水面に、数々のドラマが映し出されるようであった。</p><p>　神秘の島、竹生島。</p><p>何度訪れても、心を洗ってくれる。</p><p>そして、輝く未来へと導いてくれる。</p><p>そんな気持ちにさせてくれる。</p><p>&nbsp;</p><p>　長浜港から長浜駅、そして能登川駅へ。</p><p>いよいよお楽しみの湖国料理山甚だ。</p><p>このツアーを企画したきっかけは、「山甚に行きたい」という一言から始まった。</p><p>　山甚は、近江八幡にある料理屋さんで、1日1組限定、6名以上の予約という条件があった。</p><p>さらに、知る人ぞ知るかなりの人気店で、なかなか予約が取れないということだった。</p><p>「天然うなぎが食べたい」「竹生島に行きたい」というイツものメンバー、イツメンが集まり、何とか予約を取ることができた。</p><p>&nbsp;</p><p>　見渡す限りの田んぼ。</p><p>そしてその先に見えるのはびわ湖。</p><p>なかなか見られない自然が奏でるロケーションに感激しながら、15分ほど送迎バスで進んだ。</p><p>近江八幡市白王町の飛び地に、完全予約制の湖国料理山甚があった。</p><p>　看板はなく、広い敷地に立つ一軒家だ。</p><p>もともとは、湖魚の佃煮を製造販売していた山甚水産が15年ほど前にはじめたらしい。</p><p>　きっかけは、取引先の金融機関から「びわ湖の魚料理で顧客をもてなしてくれませんか」という依頼だったそうだ。</p><p>港から揚がったばかりの新鮮な湖魚を使った料理の数々は、なかなか他ではお目にかかることはできない。</p><p>&nbsp;</p><p>　座敷に入ると、天然うなぎがいっぱい入ったすき焼き鍋がセットされていた。</p><p>大きくて肉厚なのは、天然うなぎならでは。</p><p>でも、今シーズンのうなぎはこれで終わりのようだった。</p><p>すき焼きの割下を入れて、煮込むまでに30分はかかるそう。</p><p>その間に出てきたのは、琵琶マスの舟盛、鮒寿司、鮎の一夜干し、わかさぎの唐揚げに、うろりの釜揚げ。</p><p>&nbsp;</p><p>　うろりという魚は初めてだった。まるで釜揚げちりめんのようだったが、この小さいものが成魚だということだ。</p><p>後で調べてみると、うろりとはゴリのことだった。</p><p>　また、鮒寿司の頭を使った料理には驚いた。叩いて細かくくだいて、味噌その他で味付けしているそうだ。</p><p>鮒寿司のなめろうだった。</p><p>もちろんこちらも、初めて。</p><p>あまりにも美味しすぎて、男性の何人かは最後のご飯と一緒に食べようと、わざと残していたぐらいだ。</p><p>&nbsp;</p><p>　鮒寿司のなめろうもは、沖島の漁師料理みたいなもの、うろりはこの土地ならではのもの。</p><p>琵琶マスの舟盛は、びわ湖で朝獲れたもの。そして、もちろんうなぎはびわ湖の天然うなぎ。</p><p>　、他の料理を楽しんでいる間に、うなぎのすき焼きができあがった。</p><p>うなぎのすき焼きも、初めて。</p><p>ほどよく脂がのった肉厚うなぎに、甘辛い割下がほどよくマッチして、絶品の味わい。</p><p>シメのうな重も、味といい、量といい、最高だった。</p><p>&nbsp;</p><p>　今ではお取り寄せで、全国各地のものを食べることができる。</p><p>だが、びわ湖の恵みである食材を、地元の方々が代々受け継いできた味わいで供される郷土料理は、ここでしか味わえないものだ。</p><p>自然とともにある味わい、くらしの知恵により受け継がれた味わい、湖国の恵みを堪能したひとときとなった。</p><p>&nbsp;</p><p>　またぜひ行きたいと思ったが、これからのシーズンはうなぎの代わって、鴨、猪、熊だそう。</p><p>来シーズンのうなぎまで待つしかないかな？と思い、湖国を後にした。</p><p>&nbsp;</p><p>気まぐれ旅の終点、JR山科駅に着いた。</p><p>旬のびわ湖満喫旅は、みんなお腹がかなり満腹になったようだ。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/m-bluemountain/entry-12824610884.html</link>
<pubDate>Sun, 15 Oct 2023 13:17:49 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>「火の国ノート」</title>
<description>
<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20231007/15/m-bluemountain/5d/97/j/o2995227215347730080.jpg"><img alt="" height="319" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20231007/15/m-bluemountain/5d/97/j/o2995227215347730080.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>　コロナ以来３年ぶりの熊本出張。新大阪で待ち合わせをした。</p><p>　九州新幹線さくらに乗るのも久しぶりだ。新大阪まで在来線に乗るのが面倒だが、座席がゆったりとしているのがいい。</p><p>　久しぶりの熊本行きだったが、いきなりＪＲの橋桁への車の衝突事故。おかげで在来線が大幅に遅れ、慌てて京都から新大阪まで新幹線に乗った。</p><p>　そのちょっとしたアクシデントは、熊本に行けることに浮足立っていた私に、警鐘を鳴らしているようだった。</p><p>&nbsp;</p><p>　火の国、熊本。それは私の第二の故郷と呼ぶにふさわしいところ。</p><p>　母の実家が熊本であったため、小さい頃によく行った覚えがある。</p><p>　またその縁もあって、大学の４回生の終わりごろ、たった２か月ではあったけれど叔母の家に居候をしていた時期があった。観光や食事に連れて行ってもらったり、同じ年ぐらいの従妹たちと遊んだりしていたが、だんだん時間を持て余し、アルバイトに行ったりもした。</p><p>&nbsp;</p><p>　最初のバイト先は、叔母の家の近くの「かつ美食堂」。</p><p>そこは、馬のホルモンの味噌煮込みが有名で、お客さまは連日満員であった。</p><p>夕方17:00～21:00までのバイトであったが、「姉から預かっているから」という叔母の言葉が効いていたのか、皿洗いしかさせてもらえなかった。</p><p>　でも、遠く離れた知らない街で仕事をするというのは、とても楽しかった。</p><p>耳慣れない言葉に、関西とはちょっと違う文化、そして食べ物に毎日がとても新鮮だった。</p><p>お店の方々にも可愛がってもらい、時々メニューにある味噌煮込みを食べさせてもらった。</p><p>馬のホルモンは牛のホルモンとは違い、一口サイズが大きくて柔らかかった。口の中に広がるちょっと濃い目の味わいが何ともいえず美味しくて、とても優しい熊本の人たちの人情が染み出ているようだった。</p><p>&nbsp;</p><p>　もっといろいろな人と関わりたくて、昼間のバイトを自分で見つけてきた。</p><p>短期で昼間から夕方まで、できたら熊本の中心街という条件に合ったのが、熊本の繁華街上通りにあるサウナだった。</p><p>受付のつもりで面接にいったのだが、なぜか食堂の賄の仕事だった。</p><p>小さな常連ばかりのサウナだったので、食堂も小さく家庭的な雰囲気。メニューも日替わり定食と家庭料理だ。</p><p>　そこでの私の仕事は、料理の注文を聞いて作る役と運ぶ役、そして片付ける役というように、小さな食堂を切り盛りすることだった。といっても、私１人ではなくパートの方と２人での仕事だ。</p><p>その頃の私は22歳。家で料理をしたこともないので包丁もろくに使えなかった。</p><p>「あたは、キャベツの千切りもできんとね」といきなり怒られたのがとても懐かしい。</p><p>　また、夕方で交代のため、夜の定食メニューを考えて材料を仕入れて仕込みをするところまでが昼の者の仕事であった。</p><p>　お昼どきの忙しい時間が過ぎると、いつも城屋ダイエーに買い物に行った。</p><p>買い物かごを持ちながらうろうろしている間に、夜の定食メニューのメインを考え買い物をした。</p><p>パートの方は魚の煮つけが多かったが、煮つけのできない私はほとんど揚げ物だったような気がする。</p><p>メインに添えるポテトサラダの作り方やみそ汁の油あげの保存の仕方など、料理の下ごしらえについていろいろなことを教えてもらった。今、何とか人並みに料理ができるのはこのときの経験があったからと思っている。</p><p>　またサウナなので、お風呂のちらかった桶などの整理も仕事のうちだったが、私の代わりにパートの方がいつもやってくれていた。</p><p>　ある時パートの方が休みだったので、私が男風呂に入っていくことになった。</p><p>いきなり男風呂に入って来た私に、お客様の方が恥ずかしがって隠れていたのがとてもおかしかった。</p><p>&nbsp;</p><p>　言葉には言い尽くせないほどの、とても素晴らしい火の国の思い出が私の心の中にある。</p><p>言葉の微妙なニュアンスが通じなくて、辛い思いをしたこともあるが、火の国の人たちはみんな温かだった。</p><p>一生懸命関わってくれてくれたことは、火の国ならではの熱い人情だったのかもしれない。</p><p>そして、いつも私の眼には熊本のお城が映っていた。</p><p>&nbsp;</p><p>　さくらに乗ること２時間40分ほど。熊本に着いて、ホテルにチェックイン。</p><p>京料理を彷彿させる日本料理での接待の食事を終えた後、馬刺しが好きだといった私のためにちょこっと馬刺し専門店に連れて行っていただいた。熊本で食べる馬刺しはやはり美味しかった。</p><p>また懐かしの上通り商店街は街並みは変わってしまったが、いつも目印にしていた「入江タクシー」はまだそこにあった。</p><p>そして、暗闇の中にぼわっと浮き出た熊本城は、私が22歳のころと変わらず堂々とした佇まいを見せていた。</p><p>&nbsp;</p><p>熊本城を見ると、いつも熊本で過ごした若かりし頃の記憶が蘇る。</p><p>楽しかった、面白かった、辛いこともあった、でもやっぱりよかったと思っている。</p><p>いろいろなことを教えてもらった。</p><p>いろいろなことを経験させてもらった。</p><p>いろいろな人と関わることで、学ばせてもらった。</p><p>若かりし頃のとりとめもない素直な思いを心のノートに書き留めた。</p><p>それは「火の国ノート」</p><p>熊本城を見ながら、そのノートを久しぶりに開いたような気がした。</p><p>久しぶりの「火の国ノート」に続きを書き込まなければと思いながら・・・。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>　</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/m-bluemountain/entry-12823550070.html</link>
<pubDate>Sat, 07 Oct 2023 15:36:57 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>「美しくトロけるシャトーブリアン」</title>
<description>
<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20230917/15/m-bluemountain/68/3b/j/o1299086615339174081.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20230917/15/m-bluemountain/68/3b/j/o1299086615339174081.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>　私は、「肉が嫌い」で通っている。</p><p>ロータリーの例会食では、ホテルの方で気を配っていただき、肉の場合はシーフードになっていることが多い。</p><p>松花堂弁当の時も「青山さん用です」と目の前にお重をおかれるが、他の方と何が違うのかと見比べてみたところ、鴨ロース一切れ分が別のものと入れ替わっていた。さすがはホテル、きめ細やかな心配りだと思った。</p><p>&nbsp;</p><p>　ところが、私は実は「肉嫌い」ではない。どちらかといえば、「肉好き」の方だ。</p><p>ただ、食べたい肉と食べたくない肉がはっきりとしているので、肉の選り好みをしてしまう。</p><p>それならば、「肉嫌い」と言って、食べない方がいいのではないかと思っている「肉嫌い」である。</p><p>それを知っている人からは、「我儘だ」とか「高い肉しか食べない」などと言われるが、けっしてそういうわけではないと自分では思っている。肉を食べるなら、好きな肉の方がいいのは当たり前である。</p><p>&nbsp;</p><p>　そんな理由から「肉嫌い」といっているので、なかなか肉を食べる機会はないが、月１～２回ぐらいのペースで、焼き肉や鉄板焼きを食べに行くのが楽しみである。すき焼きやしゃぶしゃぶはあまり好きではない。</p><p>ロース肉はブランド牛であっても、特上や極上ロースであっても嫌いだ。それは脂と赤身が分離しているからである。</p><p>ステーキのサーロインも絶対に食べない。いつもフィレの方を選ぶ。ロースと同じ理由からだ。</p><p>カルビも好きではない。分離はしていないけれど、高級なものになるほど脂がきつすぎるからである。</p><p>好きな肉は、赤身のようにパサパサせず、脂っこくしつこくなく、それでいて口の中でトロけるようなお肉。</p><p>ミスジ、ヒウチにイチボ、ザブトンなどのお尻のあたりの肉が好きだ。タン塩も好きだが、タンならタン元の煮込みが最高だと思う。</p><p>これらの自分本位の好みをいちいち説明するのもめんどくさいから、私はこれら好きな肉を「美しい肉」と呼び、「美しい肉しか食べない」といっている。</p><p>&nbsp;</p><p>　先日、人間ドッグを無事に終えたので焼肉レストランに行った。</p><p>いつも行く焼き肉レストランだが３Fのフロアを予約すると、個室でゆっくりと「美しい肉」を楽しむことができる。</p><p>ここには残念だが、ヒウチ、イチボ、ザブトンは無い。</p><p>だからいつも注文するのは、主にミスジ。たれ焼きではなく塩焼きにする。美しい肉は塩焼きに限る。</p><p>じゅうじゅう焼いて、特性のポン酢と大根おろしでいただくと、脂がポン酢と大根おろしに洗い流されたようにさっぱりといただける。でも口の中ではしっかりとトロけるのである。</p><p>これが美しい肉の醍醐味だ。</p><p>そして、ちょっと贅沢だがシャトーブリアン。こちらも塩焼きでいただく。</p><p>極上のフィレ、シャトーブリアン。フィレだと柔らかいがじゅわっとした脂っぽさが足りない。</p><p>そのすべてが揃っているのがシャトーブリアンだと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>　厚切りに、さりげなく入ったサシがとても美しい。見ているだけでもその美味しさがわかる気がする。</p><p>強火でじゅわっと焼いて、塩をつけていただく。極上のお肉は、塩が最高だ。</p><p>柔らかくとろける味わいは、普通のフィレにはないもの。さすがは王様、シャトーブリアン。</p><p>美しくトロける「美しい肉」、中でも最高に美しいのはやはりシャトーブリアン。</p><p>しっかりめの赤ワインとのマリアージュも最高だ。</p><p>美しくトロけるシャートーブリアンに、心もトロトロとろけそうな気分。</p><p>&nbsp;</p><p>　</p><p>ｇ</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/m-bluemountain/entry-12820831132.html</link>
<pubDate>Sun, 17 Sep 2023 16:34:40 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>「追憶のキエフ」</title>
<description>
<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20230804/15/m-bluemountain/47/89/j/o0640042615320877652.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20230804/15/m-bluemountain/47/89/j/o0640042615320877652.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>　レストランキエフに行こう。</p><p>&nbsp;</p><p>　「キエフに行こう」という話になった時に、</p><p>「あっ、加藤登紀子の店？」</p><p>「ロシア料理の？」</p><p>「まだやってるの？」</p><p>「だいぶ前に行ったことあるけど、かなり久しぶり！」という声。</p><p>京都に住むほとんどの人が知っているであろう店、それがキエフだ。</p><p>2021年で50周年を迎えたそうだ。</p><p>&nbsp;</p><p>　川端通りを三条から南へ向かうと、四条の少し手前の東側に見えるビルの６Fにキエフがある。</p><p>川端通りに面した窓には、「キ・エ・フ」という文字が見える。</p><p>ビルの入り口が分かりにくいが、繩手通りから入るとわかりやすい。</p><p>エレベーターの前で待ち合わせをし、待つこと５分ぐらい。</p><p>その間に、いろいろなことが思い出された。</p><p>&nbsp;</p><p>　初めてキエフに連れてきてもらったのは、確か20歳の大学生の時だったような・・・</p><p>すごく広いホールにたくさんのテーブル。</p><p>店内は、シックなおとなの雰囲気。</p><p>そしてホールにはグランドピアノがあって、ピアノの生演奏がとても心地よかったような・・・</p><p>雰囲気にあっとうされてしまい、結局ロシア料理とはどんな料理なのかはよく覚えていないが、</p><p>キャビアを初めて食べたのが、ここだったような気がする。</p><p>そして、ソルティードッグを覚えた。</p><p>ソルティードッグはウォッカベースのカクテルで、グレープフルーツのさっぱりとして口当たりと、グラスの縁の食塩との組み合わせが絶妙なカクテルである。</p><p>なぜソルティードッグを注文したのかの記憶はないが、おそらくロシア=ウォッカだったのではないだろうか。</p><p>縁につけられた塩は、その頃の私には意味不明で、ただの飾りぐらいにしか思っていなかった。</p><p>&nbsp;</p><p>　懐かしのキエフ。追憶のキエフ。</p><p>エレベーターに乗りながら、20歳の時以来なのか、それともそれから今日までに一度くらいは訪れているのか、</p><p>思い出そうとしたが、思い出せなかった。</p><p>20歳の時の感激が、鮮烈に脳に焼き付いているせいだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>　エレベーターを降り、お店の方に迎えられた。</p><p>迎えてくださったのは、今の社長、加藤登紀子の姪御さんだ。</p><p>ところが、その斜め後方のレジのところで、椅子に座っている初老の男性を見て驚いた。</p><p>確か私が初めて訪れたときは、彼が出迎えてくれたように思う。</p><p>その人は加藤登紀子の兄で、前の社長だった。</p><p>以前の面影が色濃く残っているが、年月の積み重ねを感じてしまう。</p><p>まあ、それはお互い様だろう。</p><p>&nbsp;</p><p>　ホールに一歩足を踏み入れると、あの広かったホールが少し狭く感じられた。</p><p>テーブルの数が心なしか少なかった。</p><p>実際に狭く少なくなったのか、それともそう感じただけなのかわからないが、</p><p>同じ人間が同じ場所にいながら、過ぎ去った日々が、積み重ねてきた経験が見る目・感じる目をを変えてしまったのではないかと思う。</p><p>キャビアを食べて美味しいと思ったが、20歳のときのような感激はなかった。</p><p>ロシア料理だからと、張り切ってウォッカを口にすることもなかった。</p><p>&nbsp;</p><p>　あったのは、懐かしいときの追憶。</p><p>20歳のころの大人ぶってた自分自身を振り返りながら、</p><p>今の自分自身を見つめなおした・・・</p><p>&nbsp;</p><p>やっぱり、今がいい。</p><p>中身が今のままで、見た目だけが20歳になれるとそれこそ最高であるが、</p><p>やっぱり今がいい。</p><p>初めてのキエフから、今まで過ごしてきた私の時が、</p><p>少しづつではあるが、私自身を成長させてくれているように思う。</p><p>それはまるで、上流にある荒々しい石の塊が、水の力によって削られ、角が取れ、丸くなり、</p><p>そして美しく磨かれていくようなものだと思う。</p><p>20歳のころは、荒々しい石。</p><p>今は、丸くなったか、それとも角が取れている途中か。</p><p>大海にたどりつくまで、まだまだ道半ばではあるが、</p><p>流れに身を任せながら、磨かれていく自分でありたいと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>　</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/m-bluemountain/entry-12814876384.html</link>
<pubDate>Fri, 04 Aug 2023 16:11:17 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>「ルトロヴァイユ」</title>
<description>
<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20230715/17/m-bluemountain/ed/1c/j/o0640042615312558393.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20230715/17/m-bluemountain/ed/1c/j/o0640042615312558393.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>蒸し暑い日々が続いたかと思えば、午後からの雨。</p><p>夕方になると、かなりひどくなってきた。</p><p>京都駅のタクシー乗り場は、長蛇の列。</p><p>雨のせいもあるのだろうが、祇園祭の山鉾曳き初めということもあるのだろう。</p><p>せっかく京都に訪れた観光客の方々には、ちょっと気の毒な天候になった。</p><p>&nbsp;</p><p>梅雨がまだ明けていないから仕方がないといえばそれまで。</p><p>私も、今日の夕方からは４年ぶりの懐かしい人との再会。</p><p>せっかくの日なのに、雨に濡れるのはうっとおしい思いにもなるが、</p><p>予約したコース料理の鱧は、梅雨の雨をたっぷりと吸って美味しくなっているような気にもなる。</p><p>「雨の日には雨の中を、風の日には風の中を」相田みつをのこんな言葉を思い出した。</p><p>&nbsp;</p><p>待ち合わせの時間より少し早めに着いて、タクシーの行列に並んでいたら、</p><p>最後尾の人たちの間から、懐かしい姿が見えた。</p><p>マスクをしていたけれど、すぐにわかった。</p><p>大きな声で名前を呼びながら、手を振った。</p><p>ちょっと目立ってしまったので、周りの人からちらちらと注目されたことが少し恥ずかしかった。</p><p>&nbsp;</p><p>タクシーで着いたお店は、以前二人で何度か行ったことがある鱧料理のお店。</p><p>入口の戸を開け、踏面が小さく蹴上げの高い急な階段を上がると、そこは10畳ぐらいの個室。</p><p>年代を感じさせる和室の風情に、二人だけにしてはちょっと大きすぎる丸テーブルに椅子。</p><p>向かい合って座ったが、話をするにしてはちょっと距離があったような気がする。</p><p>でも、久しぶりの再会の距離感は、このぐらいがちょうどよいのかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>外の雨もやんだようだ。</p><p>祇園囃子のコンチキチンが鳴り響く。</p><p>それに合わせて、板場から鱧の骨切りの音がザクザクザク。</p><p>いつまでも変わらない京都らしい風情を感じながら、</p><p>４年前に来た時と変わらないお店のおもてなしに懐かしさを覚えながら、</p><p>空白の時を埋めていくように、ふたりの会話がはずんだ。</p><p>ふと感じたのは、変わらない嬉しさと変わった喜び。</p><p>もしかしたら一番変わったのは、私たちそれぞれなのかもしれないと。</p><p>&nbsp;</p><p>鱧料理もそろそろ〆の雑炊そしてデザートへと進んできたが、</p><p>次から次へと続く話は、もっともっと続いていくようだった。</p><p>一瞬一瞬の積み重ね、それが人生というが、</p><p>過去に積み重ねてきた時間が、とても密度の高いものだったのだろう。</p><p>いつまでも尽きることがない思い出話から、そんな充実した時を過ごせたからこそ、</p><p>今の自分があるのではないかと思った。</p><p>&nbsp;</p><p>　その時の出逢いが、人生を根底から変えるときがある　よき出逢いを</p><p>　出逢いが人間を感動させ　感動が人間を動かす<br>　人間を動かすものは　むずかしい理論や理屈じゃない<br>　人間を根底から変えてゆくもの　人間を本当に動かしてゆくもの　それは人と人との出逢い　そのときの出逢い<br>　人の世の幸せは　人と人とが会うことから始まる　よき出逢いを</p><p>&nbsp;</p><p>この出逢いとは、もしかしたら再会のこともいうのかもしれないと。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/m-bluemountain/entry-12812189733.html</link>
<pubDate>Sat, 15 Jul 2023 17:12:50 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>「夢みるフレンチディナー」</title>
<description>
<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20230617/13/m-bluemountain/ed/71/j/o4032302415300224050.jpg"><img alt="" height="315" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20230617/13/m-bluemountain/ed/71/j/o4032302415300224050.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>　京都の町並みを望む地上４階建ての瀟洒な館。</p><p>　そこは、フレンチレストラン。</p><p>　今日は、お祝いのご招待をいただきました。</p><p>&nbsp;</p><p>　食事会といえば、懐石料理や割烹料理が多いですが、フレンチ料理の雰囲気には、女心をくすぐるものがあります。</p><p>　いつもよりちょっと念入りにドレスアップをします。</p><p>　靴はもちろんハイヒールです。</p><p>　ヒールが高いので、背伸びしたような緊張感があり、背筋がシュッと伸びて姿勢が自然とよくなるのがわかります。</p><p>女度がアップしたような姿を、お披露目できるステージがあるというのはいいものです。</p><p>　そんな気分になれるのは、フレンチレストランが醸し出す雰囲気のせいでしょう。</p><p>&nbsp;</p><p>　通された席は、４階のメインダイニングのテラス席。</p><p>眼下に広がるロケーションを見下ろす気分は、また格別なものがありました。</p><p>まだ暑くて日差しがまぶしい時間だったので、シャンパンではなく京都麦酒で乾杯。</p><p>ほろ苦さのなかにも、京都ならではの品のよさが感じられるビールでした。</p><p>　供される料理は、フランスの伝統的な技で、食材の力を引き出す伝統的なフランス料理。</p><p>　それはまるで情熱を秘めた芸術家が心をこめて描いた一枚一枚の絵画のように、美しい料理とペアリングされたワインが特別な時間を奏でているようでした。</p><p>&nbsp;</p><p>　だんだんと日が沈んでいこうとする頃。</p><p>目の前には、高台寺の八坂の塔だけが静かで柔らかな光を放っているように見えました。暮れ行く町並みと夕焼け色に染まる雲を借景に、幽玄な世界を演出していました。</p><p>ねねが眠る、夢幻の高台寺。</p><p>確かに、夢幻をみているようなうっとりとした気分になってきました。</p><p>&nbsp;</p><p>　夢みるフレンチディナーは、世の喧騒から離れた泡沫の夢でした。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/m-bluemountain/entry-12808157878.html</link>
<pubDate>Sat, 17 Jun 2023 16:12:34 +0900</pubDate>
</item>
</channel>
</rss>
