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<title>未亡人になりそこねた私～元配偶者が自殺しました</title>
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<description>逝ってしまったのが配偶者じゃなくて元配偶者なので、未亡人にはなりそこねてしまいましたわん</description>
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<title>2006/02/14</title>
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<![CDATA[ 石田純一も首をくくろうと思うほど追いつめられたことがあったんだってさ。<br>やっぱり素人がうかつに商売に手を出すとダメだね。<br>あの人はたしかタオルの専門店をやってたはず。<br>しかし芸能人ってのはなんで、どんな３流でも巨額の借金を<br>なんやかんや言いながらちゃんと返すことができるのかしらん。<br>誰だってしゃかりきに働きたいのは山々だけど、仕事がないと働くに働けない。<br>芸能人の仕事ってのは湧いて出てくるのか。<br><br>うっかり書き忘れておりましたが、元配も縊死ですので。<br><br>３時になってチビが学校から帰ってきました。<br>久々のお泊まりがよほど楽しかったのか、超ごきげんです。<br>チョコレートもいくつか貰ってきていました。<br>言えないよ、こんな楽しげなチビに。<br>どうせそのうち長崎の親族から電話があるはずだ。<br>いかにもその電話で初めて知ったかのように言おう、チビには。<br><br>『明日ね、実験クラブでバター作るの<br>　だから、濃い牛乳がいるんだよ<br>　生クリームでもいいけど<br>　うちにある？』<br><br>無いよ、そんなもん。<br>というか、明日は間違いなく学校はお休みしないといけないよ、とも言えず<br>じゃあ、買ってくるね、と出かけました。<br>似非エコなので、そのへんで売ってる牛乳を買うのはイヤなんだけど。<br><br>４時になっても５時になっても、まだ連絡が来ない。<br>もう夕食の支度をしなくてはいけない時間だ。<br>ゴハンを作って、食べられなくなるのイヤだなあ、って思う。<br>日常に関わってなかった人の死より、晩ゴハンが無駄になるほうが問題。<br>ご機嫌を維持したままのチビと、ごくごく当たり前の夕方をすごします。<br><br>電話が鳴ったのは６時半。<br>久々に声を聞く、元配の弟でした。<br><br>『どうも。<br>　長崎のＫ也です。<br>　このたびは大変なことをしでかしまして。』<br><br>あら、たいへんな事をした、って思ってるのね。<br>私のことは責めないでいてくれるのね、<br>とまたも内心ガッツポーズ。<br><br>『店とアパートもまわってきました。<br>　遺体はまだ動かせないので、今夜も病院です。』<br>　<br>じゃあ、私は病院に行けばいいんですか？<br>今夜はお通夜ですか？<br><br>『いえ、ちょっと勘違いがあって、お通夜もお葬式もしないことになりました。<br>　明日、午後２時から火葬なんですが来れますか？』<br><br>今夜はもう会えないんですか？<br><br>『ええ、遺体はまだ警察の管理下ということで<br>　僕らにもどうもできないんです。』<br><br>じゃあ、明日斎場のほうにうかがいます。<br><br>『Ｋ君（チビのことね）も来れますか？』<br><br>はい、もちろん一緒に行きます。<br><br>電話を切ったあとＭ本君に連絡したら、すでに長崎組と会っていたらしい。<br><br>『お母さんがね、自殺するくらいだからよっぽど恨まれていたか<br>　嫌われていたんだろうな、って<br>　だからお葬式もしないことにしたんだそうですよ。<br>　僕がいろいろ説明したんですけど、もう遅かったみたいで。』<br><br>強いて言えば、一番恨んで嫌っていたのは私でしょう。<br>ええ、お葬式がないとわかってホッとしています。<br><br>『今夜はお通夜のかわりに店でみんなが集まろうってことになって<br>　もう、２００人くらいが来てて<br>　まだまだ増えそうで大変なんです。』<br><br>私も顔を出せたら行きますね、とまったく心にもないことを言って電話を切る。<br>あの店に２００人かあ。<br>オープンのお披露目のときも店内は芋洗い状態だったなあ。<br>チビとふたり、身の置き場がなくて困ったもんだ。<br>そう、ずっとあそこに私の居場所はなかった。<br>ひとりでやっていく力もないのに、自分以外の人間を置こうとしなかったわけよ。<br><br>困ったな。<br>病院に行くつもりだったから、その時にチビに言おうと思ってたのに。<br>またまたタイミングを逸してしまった。<br>言えない、言えないよ。<br>ここまできたら、明日の朝だ。<br>いかにも夜のうちに電話がかかってきた、って顔をして言うことにしよう。<br><br>
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<pubDate>Fri, 31 Mar 2006 06:54:56 +0900</pubDate>
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<title>2006/02/13　その４</title>
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<![CDATA[ Ｆ本君と別れ、家に帰るとまだ１１時前。<br>Ｎ崎さんのいうように、たしかに早く帰れたな。<br>Ｍ本君、たいへんそうだったな。<br>あと、第一発見者だったＨ井君。<br>ああ、ほんとに私ってば部外者だ。<br>見ているだけしか出来ないって辛いもんだ。<br>さっさと自分のペースで処理してしまえたらいいのに。<br>数人の知人に報告。<br>といっても、こんなこと報告されても困るのよね。<br>報告されたほうも、何もできなくてごめん、ってなっちゃうし。<br><br>実家の母から電話がかかってきた。<br>テナントを借りる際の保証人になってもらっていたので、<br>管理会社から連絡がいったらしい。<br><br>『やっと縁が切れたねえ～。』<br><br>非情にきこえるでしょうか。<br>私と私の実家にとって、元配とはそういう存在だったのです。<br>切りたくても切れなかった縁は、こういう事態にならないと切れなかったのか。<br>おっと、念のために。<br>あくまでここは、死者を鞭打つ場所ですので。<br><br>酔いつぶれることが出来たらいいのですが、飲む気にもなりません。<br>結局、眠れない一夜をすごしました。<br><br>早朝、Ｍ本君からの電話。<br><br>『長崎（元配の実家）から連絡ありました？』<br><br>ああ、そうか、連絡しなきゃいけなかったのか。<br><br>『朝一番の新幹線で神戸に来るそうです。<br>　多分、３時頃には検死や引き取りが終わっているんじゃないかと。<br>　お通夜をするとなると、大学病院近くの会場になるらしいです。』<br><br>ああ、あそこには知人のお葬式で行ったことがあるよ。<br>とにかく連絡待ち。<br>チビは居ないけど、洗濯や掃除、日常の生活。<br>そこへ昨晩報告をした知人の１人からお茶の誘いが。<br>不謹慎かな、とも思ったけど１人でいられないので出かけることにしました。<br>問わず語りに昨夜の一部始終を報告。まだ気持ちは動きません。<br>店の処理のことで頭はいっぱい。<br><br>家に帰って掃除の続きをしていると、チャイムが鳴りました。<br>ドアを開けるまでもなく、ガラス越しに２０年来の付き合いのＯ田さんとわかりました。<br>ドアを開けてみた表情で、偶然に来たのではなく知って来てくれたとわかる。<br><br>『大丈夫？<br>　ちゃんと食べてる？』<br>　　<br>ぶらさげた袋からいろいろと取り出して<br><br>『飲んで、食べて』<br><br>”ハチミツとクローバー”の１シーンが思い起こされました。<br>クリスマスでブルーになってる竹本を気づかうハグちゃん。<br>人を気づかう姿勢って、やっぱり食べさせることにつきるのかな。<br>今はその気持ちが素直に嬉しいです。<br>生涯１チンピラのＷ邊君の元奥さんがＯ田さんの仕事仲間。<br>そこから連絡がいったのかな、と思ったら他のルートでした。<br>ほんと、神戸って狭いなあ。<br>元配が暴れて破壊したあとの現場で途方にくれてる私に遭遇した<br>数少ない、いや、唯一の人がＯ田さん。<br>Ｏ田さんに限らず、私の知人友人は元配の暴れっぷりを知ってるのだけど、<br>っていうか、私がぼやいたからなんだけど、<br>元配の関連者はいっさい彼のそういうとこを知らないのだな。<br>当たりまえといえば当たり前か。<br>自分で言わないよね。<br>ぼく、暴れます～、って。<br>愚痴にもならない、やりきれない思いだけが言葉となる。<br><br>Ｏ田さんも言ってくれました、<br><br>『やっと縁が切れたね』って。<br><br>Ｏ田さんが去ったあと、何をする気力もなく床にひとり転がっていました。<br>
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<link>https://ameblo.jp/madam36/entry-10010758461.html</link>
<pubDate>Thu, 30 Mar 2006 18:11:02 +0900</pubDate>
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<title>2006/02/13　その３</title>
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<![CDATA[ 刑事さんとの話を終えて表に出ると、また人が増えています。<br>声をあげて泣いている人も。<br>なんで泣けるの、君たち。<br>いいなあ、そんなに泣けるほど世話してもらえたのかな。<br>ぶっちゃけた話、<br>君たちの世話をするために外面をよくしてなきゃいけなくて、<br>そのストレスで家の中で暴れられていたのだよ、私は。<br>君たちの事なんて、いつもボロカスに言ってたよ。<br>モノにならない、バカばっかり、って。<br>そんなに言うなら世話しなさんな、<br>悪い言葉ばっかし聞きたくないわ、って何度怒ったか。<br>バンドをあきらめ、裏方に徹する道を選択したものの、<br>アマチュアではあってもバンド活動をしてる君たちのこと<br>羨ましかったんだと思うけどね。<br><br>Ｗ邊君がやってきました。<br><br>『顔、見た？』<br><br>首を左右に振った私に<br><br>『顔ぐらい見てやれよ！』と<br><br>怒りを露にしてＷ邊君は遠ざかっていきました。<br>周囲の人も動きだした中、つったっている私に知らない子が<br><br>『搬出されるみたいですよ』と。<br><br>人の流れの後を追っていくと、ワゴン車に遺体が運び込まれるところでした。<br>車をかこんで泣きじゃくっている女の子が何人もいます。<br><br>いいなあ。<br>いいなあ、泣けて。<br>泣けないよ、私は。<br>全然、泣けないよ。<br><br>ワゴンが出発し、警察の人も去り、所在なさげにいた人たちも<br>三々五々と去っていきます。<br>携帯を片手に忙しそうにしているＭ本君をみつけました。<br><br>私に何かできることある？<br>　　<br>『スタジオの予約のキャンセルの連絡をしないといけないんですけど、<br>　それは僕とＩ井（第一発見者くん）がやりますんで。<br>　名簿を運び出したら、今日はもう店を閉めますし。<br>　あとは、もう、どっかで飲むでしょうね。<br>　実家の方が来られて遺体を引き取られたら、明日がお通夜かもしれませんよ。<br>　お葬式もどうなることやら。』<br><br>いろいろとありがとう、とりあえず帰るけど、<br>なんかあったら連絡ください、と、その場を辞しました。<br>何もしなくていい安堵感と、役立たず感の板挟みです。<br>知った顔がいくつかありましたが、声を交わすでなく、軽く会釈をするのみ。<br>歩いて行く私の後ろから<br><br>『あねやん！』と声がかかりました。<br><br>私のことをあねやん、と呼ぶのはバンド時代からの知り合いだけです。<br>振り向くとＦ君でした。<br>スタジオの立ち上げ時には多大なる貢献をしてくれた初期のスタッフです。<br>バンドがうまくいくでなし、熱心にやるでなし、先行きの見えなかった彼に<br>テレビ局への就職を押し付けて、元配いわく”更生させてやった”。<br>人の世話をする前に、お前こそが更生しろ！といつも思ってましたわん。<br><br>久しぶりの挨拶を一通り交わしたあと<br><br>『明日、実家の人が来たら大変ですよね<br>　ぼくに出来ることがあったら、なんでも言ってください<br>　力になりますんで。』<br><br>ええ、たしかにむこうの親と会ったら多分修羅場でしょうけど。<br>おまえのせいで息子が死んだ、とか罵られるのかな。<br>それにしても、Ｆ君の口調になんかひっかかるものを感じました。<br><br>大変なことがある、ってどうして思うの？<br>お店のこと、なにか知ってるの？<br><br>『お店の実情を知ってるのは、多分僕だけだと思います。』<br><br>どこまで知ってるんだろう。Ｆ君には相談してたのかな。<br><br>『実は僕、保証人のハンコ押してるんです。』<br><br>出たよ。<br>これよ、一番心配してたのは。<br>恐くて金額も聞けません。<br><br>『明日、実家の方にもこの件を話そうと思ってるんです。』<br><br>よかった～、私には責任を追求しないでくれるのね、と<br>またも内心、ガッツポーズ。<br>
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<link>https://ameblo.jp/madam36/entry-10010716331.html</link>
<pubDate>Wed, 29 Mar 2006 16:26:31 +0900</pubDate>
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<title>2006/02/13　その２</title>
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<![CDATA[ 訃報、っていうんですかね、それを聞いた瞬間に私の頭をよぎったのは　<br>どーすんだよ、店、どーすんだよ、借金、誰が払うんだよ、<br>困った困ったどうしよう、これだけでした。<br>かつて店番をするために通い慣れた坂。<br>久しぶりに登っていくと、店のあたりに人だかりが。<br>知った顔もちらほら、目が合うと会釈をされます。<br>Ｍ本君が私をみつけて近寄ってきました。<br>お互い挨拶の言葉にも困っていると<br><br>『ひとりですか？』<br><br>うん、チビは友達んとこに預かってもらってる。<br><br>『そうですか。<br>　今、警察が現場検証してますんで。』<br><br>そこへやってきたのはＷ邊君。<br>元配偶者（長いので以下”元配”と略す）がバンドをやっていた頃に<br>ローディーをやってくれていました。<br>それからずっと、付かず離れずの付き合いが続いてます。<br>生涯１チンピラ、というのが彼の生きる姿勢。<br>今は大阪の老舗インディーズバンドのギタリストとして活躍しているらしい。<br>交わす言葉もなく、目も合わせられずにいると、<br>Ｗ邊君に寄り添っている彼の奥さんらしき人が<br>私を見てしゃくりあげています。<br><br>違和感。<br><br>なんや、あんた、そんな泣けるほどあの人が世話してくれたんかいな。<br>ええなあ、羨ましいわ。<br><br>『警察の人が話したい、って言うてますよ』とＭ本君。<br><br>奥さんですか、ちょっとお話を、と警察の人やってきました。<br><br>奥さんとちゃうわ！<br>元奥さんや、元！！と腹の中で文句をたれる。<br>人気のないところに誘われる途中、店を顎で示し<br><br>『御覧になりますか？』と。<br><br>見なきゃいけないんですか？<br><br>『いいえ、別に結構ですよ』<br><br>テナントビルの中庭のベンチに刑事さんと一緒に腰掛ける。<br>住所氏名生年月日、最後にあったのはいつか、離婚したのはいつか、<br>思い当たることはあるか、等々。<br><br>『ここ２年分の帳簿が無いんですけど』<br><br>へえ～、すごいな、そこまでもう調べたのか。<br>私が帳簿をしていたので、離婚したあとは帳簿をつけてないと思います。<br>以上。<br>話はあっさりと終わってしまいました。<br>経営に行き詰まっての自殺。<br>刑事さんにとってはありきたりすぎる出来事らしい。<br><br>え、えっと、私はこれからどうしたらいいんでしょうか。<br>何かしないといけないんでしょうか。<br><br>『奥さん（だから”元”だってば！）はもう離婚されてますからねえ。<br>　他殺ってことはまずありませんが、一応検死をしないといけませんので<br>　遺体は大学病院の法医学室に搬送します。<br>　明日、実家の家族の方が来られたら遺体の引き渡しをします。<br>　貴重品だけ片付けてもらって、今夜はもう店を閉めて<br>　引き上げてくださって結構ですよ』<br><br>この時ほど正式に離婚していてよかった、と思ったことはなかったです。<br>籍を抜いているということで、私は他人なのです、部外者なのです。<br>この後のお通夜とかお葬式とか、私は当事者ではなくゲストとしての<br>立場を貫けるのです。<br><br>内心、ガッツポーズ。<br>
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<pubDate>Tue, 28 Mar 2006 16:52:24 +0900</pubDate>
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<title>2006/02/13　その１</title>
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<![CDATA[ 我が家の消灯時間は午後９時です。<br>早いね～、と驚かれますがもう何年間もこんな生活をしております。<br>夕食が終わったら、あとは就寝に向けてダッシュ。<br>無駄な時間は１秒たりともありません。<br>ええ、電話がなっても出ませんともよ。<br>こんな時間の電話なんて、どうせセールスなんですから。<br>さあて、お風呂の準備だ、という時に携帯が鳴りました。<br>見覚えのない番号。応対は留守番機能にまかせます。<br><br>『あの～、ＢでバイトしてたＭ本ですけど、ご無沙汰してます。』<br><br>なんでＭ本君が私の携帯に電話をしてくるのだ。十二分にイヤな予感。<br><br>『え～っと～、離婚した奥さんにこんな事報告するのも筋違いなんですけど、<br>　ちょっと言いにくい話なんですが<br>　自殺ってことになっちゃって。』<br><br>イヤな予感といっても、ケガをしたとか入院したとかその程度でした。<br>自殺とは。まさか自殺とは。<br>いえ、ついにやりおったか、というのが正直なところ。<br>Ｍ本君にコールバックをし、手短かに説明を受けました。<br>夕方出勤してきたアルバイトの子が第一発見者だったこと。<br>テナントの管理会社と、長崎の元配偶者の実家にも連絡をしたこと。<br>現在は警察の現場検証中であること。<br><br>私、どうしたらいいのかな。<br><br>『とりあえず、店に来てもらえますか？<br>　警察が奥さんに来てもらえ、って言ってるんで。』<br><br>母子家庭仲間のＮさんに電話、元配偶者が自殺した旨を伝え<br>チビを預かってもらうようお願いしました。<br>チビに理由は一切説明せず、今夜はお泊まりになったからね、と。<br>明日の登校用の一式を持たせ、Ｎさん宅へ。<br><br>ごめんね、急に。<br><br>『そんなん、ええよ。たいへんやなあ。』<br><br>こういう事例、今までに知ってる？<br>どうしたらいいのか、さっぱりわからないわ。<br><br>『私も初めてやわ。<br>　あんたは離婚してるんやから、なんもせんでええんとちゃう？<br>　今夜もすぐに帰って来れるんやないの。』<br><br>子供たちは予期せぬお泊まりにはしゃいでいます。<br>Ｎさん宅を辞し、タクシーに乗ろうかと思いましたが、いかん、いかん、無駄遣いだ。<br>寒い夜道を、店に向かって私は歩き始めました。<br>
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<pubDate>Mon, 27 Mar 2006 19:55:14 +0900</pubDate>
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<title>未亡人とは</title>
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<![CDATA[ 未亡人とは：夫に死なれた妻の自称（自称なのかっ？）、夫に死なれて独身でいる婦人、後家。<br>うんうん、そうだよね、こういう意味だよね。<br>それはわかっていたけど改めてその言葉を書いてみたら、充てられている漢字が疑問となった。<br>どこにも「夫」って漢字がはいってないぢゃん。<br>後家はなんとなくわかる。ダンナが居なくなったあとの家を守る、とかって意味なのかしら、と。寡婦はそのものずばりだし。<br>んで調べてみるとですね、未亡人という言葉に充てられた漢字の意味とは<br><br>夫を亡くしてしまって、本来ならもう生きていられないのに、<br>まだ死なないでいる女<br><br>うっひゃあああああああああ、恐あああああい。<br>この説明にはあきらかに<br>ーーなにをぬけぬけと生きさらしとんぢゃい、われ<br>ーーさっさとお前も死んだらどないや<br>というニュアンスが感じられませんか？<br>え？私だけ？そんな穿ったモノの見方をするのは。<br>そんなことないよね、みんなそう思うよねっ。<br><br>なんで夫が死んだら妻も死ななくてはいけないのか。<br>そりゃあマンモスを追いかけていたような時代だったら、<br>狩りをする男がいなくなったら残された女は食べるに困ったでしょう。<br>結果的に命を落とすことにはなったでしょう。<br>しかし、しかし。<br>未亡人という言葉から連想される、後追いの強制は感じられません。<br>誰が残された妻に死を強制するのか。<br>先立った夫であろうと、妻が残された共同体のメンツであろうと、<br>どっちにしてもその根底にあるのは妻は夫の所有物、という考え。<br>亡くなった人と一緒に埋められる埴輪と同じ感覚ですね。<br><br>でも不思議なのは、残された子供は誰が育てるんだ、ってこと。<br>儒教では子供より親が大切、一家の長が居なくなったあとでは、<br>子供も大切じゃないのかしらん。<br>チンパンジー並みよね、種全体の保存というよりあくまで自分のＤＮＡだけを<br>残したい、という。<br>というか要は自分がいなくなった後、奥さんが他の男のものになるのが許せないんだろうなあ。<br>いつまでも自分のことを思っていて欲しいんだろうなあ。<br>だからこそ「未亡人」という存在には付加価値があるのでしょう。<br>シャンパンのヴーヴクリコしかり、ロックンロールウィドウしかり。<br>人妻とか熟女とか女子高生と同様、根拠なく女の商品価値をあげてくれる<br>キーワードなのでしょう。<br><br>ええ、逝ってしまったのは配偶者ではなく元配偶者。<br>私は未亡人になりそこね、己の商品価値をあげる機会は逸してしまったのであります。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/madam36/entry-10010480040.html</link>
<pubDate>Thu, 23 Mar 2006 05:56:49 +0900</pubDate>
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