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<title>.。●○ Under the Water ○●。．</title>
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<description>ドリーム小説を中心。*荒らし、男性の方は禁止。進撃Rankに参加中。&lt;a href=http://x.peps.jp/dreamside69/&amp;s_id=highway32&gt;ハリポタ夢Ranking&lt;/a&gt;</description>
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<title>早くも新シリーズ。</title>
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<![CDATA[ 新シリーズしたくて堪らないです。<br>なんかやっぱり受け身な主人公はなかなか書きにくい(*_*)<br>な、の、で！！<br>シリーズものでさらさらーとかけるような話を考えてみましたのでまとめたいと思います。<br><br><br>まずはシリウスの娘シリーズ。名前はアレクサンドラ。通称アレックス。不死鳥でシリウスが死ぬまで存在が知られてなく謎のプリンスからホグワーツに入学。ハリーと同い年。かなりの問題児でシリウスの女バージョン。麻薬でもお酒でも煙草でも夜遊びでもなんでもござれ。一度も会ったことがない父親に対してどう対応し、また魔女として成長していく話。ベラ並みの戦闘能力はブラック家の血ですね、はい。血の気が盛ん。そして肝心の相手がミツカラナイ、、、。<br><br>次は内気な少年のシリーズ。名前はクインシー。人とは距離をおきつつ、実は色んなことを把握している影の首謀者的な。ヴォルデモートに魅了され、スカウトも受けたりして闇に堕ちていく…と感じ。戦略家だから、最後にはどんでん返し。これもまた書きにそう…。<br><br><br>シリウスの娘シリーズはプロローグかいてみて、やばい、これ楽しいと思ったのでまた上げてみますね。<br><br><br><br>
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<pubDate>Fri, 08 Nov 2013 15:50:21 +0900</pubDate>
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<title>書きたいこと。</title>
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<![CDATA[ 書きたいことが溜まりすぎて集中できない今日この頃です。<br>連載続けていくうちに段々と 主人公が暴走しちゃって笑<br>新しいシリーズも書きたいなあ。<br>シリウスに瓜二つの娘とか<br>リドルの息子とか、、、<br>男主人公 友情メインとか楽しそう。<br>今までの私の夢小説って過去とか洗いざらい書きまくってくるんですけど、今回は抑えめで後からぐっちゃぐちゃになる予定です。笑<br>これからはテストで忙しくなってなかなか更新できませんが、応援お願いしますね（＾_＾）<br>
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<pubDate>Wed, 06 Nov 2013 19:06:47 +0900</pubDate>
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<title>Vol.16 魔法薬の先生</title>
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<![CDATA[ それから一週間、セドリックに言われた通り、マリーはできるだけハッフルパフのテーブルで食事をとり、消灯時間には寮に戻った。<br>ただし、いつも食事をするのは一番隅の席で一人っきり、皆がベットに入るまで図書館で勉強した。<br>あの気まずい会話の後、何度かセドリックが話しかけようとしたが、マリーはあからさまに彼を避けた。<br>彼がマリーに対してあまりいい印象を抱いてないのは確実だし、それならばできるだけ関わらなければお互い不愉快な思いをしないで済むだろうと思ったのだ。それは他のハッフルパフ生に対しても同様だった。<br>ザガリアス・スミスはあれからマリーを目の敵にしているし、なにも事情を知らない同級生は彼女がハッフルパフに入れられたことを恨んでいると思っていた。<br>あの騒動のそばにいたハンナと金髪の女の子ーースーザン・ボーンズは事情をよく知っていたためなんとかマリーを助けようと声をかけたりしてくれたが、彼女のほっといてほしいといわんばかりの顔をみてからは、それ以上かかわってはこなかった。<br>ハッフルパフでのマリーの人間関係は最悪だったーーーしかし、授業に関してはそこそこ上手くいっていた。<br>元々幼い頃から夜空を見て星座を覚えるのが好きだったから天文学の授業は簡単だったし、薬草学ではグリフィンドールと合同だったため、ハリーとロンと一緒に授業を受けることができた。魔法史に対しては他の生徒と同様退屈だと思ったが、一度も眠らずにノートをとることができた。<br>変身術の授業では、マリーは配られたマッチ棒を杖で一振りしただけで針に変えることができた。ハッフルパフで成功したのはマリーただ一人だった。<br>マクゴナガル先生はクラスの全員に、彼女のマッチ棒がどんなに銀色で、どんなに尖っているかを見せた後、マリーに向かってめったにみせない微笑みを見せてくれた。<br>問題は魔法薬学だった。レイブンクローと合同だったが、二人ずつ組にして薬を調合しなければならない。ハッフルパフで、マリーと組もうとする生徒はいなかった。<br>ぽつんと一人で干イラクサを計り、ヘビの牙を砕くのマリーを見ても、担当教授であるセブルス・スネイプ先生は何も言わなかった。<br>というより、彼はまるでマリーを存在しないように振舞った。<br>先ほど出席を取る際、スネイプはマリーを見るなりまるで雷を受けたような顔をしたーーだがそれは一瞬のことで、マリー自身それを本当に見たのか自信はなかった。<br>だが、マリーが完璧におできを治す簡単な薬を調合し、提出しても、彼は何も言わず、目も合わせようとしなかった。<br>(…わたし、嫌われているのかしら？)<br>初対面の教授に嫌われるようなことはしてないはすだけどーー。<br>マリーは首を傾げながら教室を後にした。<br><br>「スネイプが僕以外の誰かを憎んでるなんて考えたこともなかったな」<br>金曜の夜。<br>マリーがグリフィンドールのテーブルで友人二人にそのことを話すとハリーが神妙な面持ちで言った。<br>マリーは目を丸くした。「どうしてあなたが憎まれるの？なにもしてないのに」<br>「僕もさっぱりだよ」<br>ハリーは上座のテーブルに座っているスネイプを睨めつけた。<br>マリーもつられて顔を上げた。<br>ふとその暗い瞳と目が合ったーーその瞬間、彼の表情が一変する。<br>マリーを一秒見る度針を一本飲まされているようにその顔がだんだんと苦痛に歪んでいく。最初はゆっくりと、だがだんだんと加速して。<br>あまりの強烈な変化にマリーは耐え切れなくなって、目を逸らした。<br>気がつくと、ハリーとロンがじっと見つめていた。<br>「きみ、スネイプに一体なにしたんだ？」<br>マリーは答えられなかった。<br>
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<pubDate>Mon, 04 Nov 2013 10:36:08 +0900</pubDate>
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<title>Vol.15 追う者と追わない者</title>
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<![CDATA[ マリーは暖房のある廊下の右側に積み重ねられた樽の山の前で立ち尽くしていた。<br>ハリーとロンと別れた後、ゴーストに尋ねてハッフルパフの寮の入り口まで連れてきてもらったのだ。<br>この世で一番行きたくない場所だったが、おそらく寮に置かれているだろうトランクの中には今日始まる授業に必要なものがたくさん入っている。<br>今なら殆どの寮生が広間で朝食をとっているだろうから、と自分に言い聞かせるまで何分もかかった。<br>だがここまできて肝心な入り方が分からない。<br>他のハッフルパフ生が来るまでにどうにかしたいと思い、マリーは半ばやけくそに樽を叩いてみた。<br>次の瞬間、何か熱いものがマリーの顔面に直撃した。<br>あまりの刺激臭に、鼻に皺をよせる。なに、これ…。<br>「大丈夫かい？」<br>ショックで途方に暮れていると、今一番聞きたくない声が背後から聞こえてきた。<br>(嘘でしょ…)マリーはさっと血の気が引くのを感じた。(お願いだから、彼じゃないって言って)<br>顔を強張らせながら恐る恐る振り返るとセドリック・ディゴリーの灰色の目がマリーを見つめていた。<br><br><br><br><br>マリーは今すぐここから逃げ出したくなった。<br>目の前には憧れの彼がいるのに、マリーは熟したビネガーが顔面にかかっていて、姿くらましがこんなにも必要な時にまだ十一歳で杖はトランクの中に入っている。<br>自分がこんなにも惨めだと思ったのは初めてだった。<br>「……入り方が分からなかったんだね？」俯いて自分の靴をじっと見つめていると、セドリックが優しく尋ねた。<br>その声にマリーはまた泣きそうになったがこくりと頷いた。<br>セドリックが杖を取り出し、何やら呟いた。<br>するとマリーの顔面に付着したビネガーがきれいさっぱりと取れた。<br>「…ありがとうございます」まだ恥ずかしくて、マリーは地面を見たまま呟いた。<br>「どういたしまして」<br>そう言って、セドリックは含み笑いをした。「もしザガリアス・スミスが今のきみを見たら、きっといい気味だと言うだろうね」<br>マリーは思わず顔を上げた。彼と目があい、たちまち顔が真っ赤になる。<br>「あの、あれは……」<br>「話は聞いたよ。彼の声は大きかったし、僕は耳がいいから」セドリックはウィンクした。「僕でもかぼちゃジュースをかけるかもしれない」<br>それはないわね、とマリーは思った。あなたなら、もっと賢明な行動をするはずだわ。<br>そしてマリーは胸を撫で下ろした。少なくともセドリックはマリーを嫌ってないようだ。<br>「おいで。談話室の入り方を教えてあげる」<br>マリーがセドリックのそばにくると、彼は二つ目の列の真ん中の樽の底を2回程叩いてみせた。<br>すると談話室に続く扉が目の前に現れた。<br>「お先にどうぞ」セドリックはわざとらしく紳士ぶって言った。<br>談話室に入るなりマリーははっと息を呑んだ。<br>中は黄色と黒のインテリアが施された温かな雰囲気の部屋だった。<br>アナグマの巣を彷彿とさせる通路があり、樽底のような戸が一つ一つの部屋に繋がっているようだった。<br>「素敵ね」<br>後からやってきたセドリックにいうと、彼はにっこりと微笑んだ。「僕が一番好きな場所さ」<br>マリーは色んな部屋を回ってなんとか自分のトランクを見つけた。<br>教科書や大鍋、杖を取り出して談話室に戻るとセドリックが待っていてくれた。<br>「あのさ、ちょっといいかな」<br>マリーがそばに寄ると、セドリックは言いにくそうに言った。「きっとおせっかいなやつだと思われるだろうけど、先輩として言っておかなきゃいけないと思って」<br>「なに？」まさかきみはハッフルパフに向いてないとか言われるのだろうか。<br>内心びくびくしていたが、彼が心配そうにマリーを見つめるので警戒心はすぐに解いてしまった。<br>「昨夜のことで、事情を知らない人たちは沢山いるから、きみを誤解しているハッフルパフ生も少なからずいると思うんだ。きみがハッフルパフにできるだけいたくないという理由は分かるよ。でもだからといってグリフィンドールのテーブルで朝食をとったりするのはさらに誤解を生む気がするんだよ」<br>だから、と彼は続ける。「不可抗力だとは思うけど、ほとぼりが冷めるまで、できるだけ他の寮とは接触せずにハッフルパフに馴染んだ方がいい」<br>セドリックの言葉をマリーは考えた。そして、ふとなにかひっかかるものを感じた。<br>眉を額に寄せてセドリックを見上げる。<br>「……私がハッフルパフに入ったことを恥じていると思ってるの？」<br>セドリックが目を逸らしたので、マリーは図星だと思った。<br>''気に入らないよ''<br>頭の中でザガリアス・スミスの声が響き渡る。<br>''闇の魔法使いと繋がっている人間がハッフルパフだなんて''<br>(やっぱり、無理なんだわ)<br>セドリックを見つめながら、マリーは思った。(変われるなんて、無理よ)<br>たとえマリーが選択しても、結局ウィリアムズ家の名前は絶対的だった。<br>ウィリアムズ家の人間である限り、誰もマリーをハッフルパフの人間だと認めないだろう。セドリックだって、そう思っているのだから。<br>気がつくと、マリーは震えていた。<br>唇を噛み締め、涙を押し殺す。<br>絶対に、彼の前では泣きたくはなかった。<br>だけど不意に目からこぼれ落ちた一筋の涙をみて、セドリックが動揺するのが分かった。<br>「……ごめんなさい」<br>小さくそう呟いて、マリーは足早にセドリックの横を通り過ぎた。<br>廊下まで走り抜けると、マリーは振り返った。<br>セドリックは、追いかけてこなかった。<br>
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<pubDate>Sun, 03 Nov 2013 21:05:27 +0900</pubDate>
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<title>Vol.14 朝食の席で</title>
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<![CDATA[ マリーはその夜、医務室で過ごした。<br>あんなことをした後でハッフルパフ寮には戻れないと思ったし、今は一人でいたかった。<br>校医のマダム・ポンフリーは怪我もしてないマリーを見て眉を上げたが一年生特有のホームシックだろうと考えてマリーに一日医務室で泊まることを許可してくれた。<br><br>次の朝、マリーは早く起きて、広間へ向かった。昨日はほとんど何も食べてないので胃がきりきりと痛んだ。<br>こんな早朝ならハッフルパフのテーブルには誰もいないだろうと思ったのだ。<br>だが広間には既に何人かのハッフルパフ生がテーブルについて朝食をとっていた。<br>マリーがどうしようかと入口の近くで悩んでいると、ふいに後ろから聞き慣れた声がした。<br>「どうしたの、そんなところで」<br>振り返ると、ハリー・ポッターとロン・ウィーズリーが不思議そうにマリーを見ていた。ハリー・ポッターは寝癖で髪がくしゃくしゃ、隣のロンはいかにも眠そうな顔をしている。<br>まさにグットタイミングだわ、とマリーは思った。<br>「ねえ、朝食あなたたちとグリフィンドールのテーブルで一緒に食べてもいいかしら」<br>「別にいいけど…きみハッフルパフだよね？」<br>二人ともぽかんとしてマリーを見た。「そっちに行かなくていいの？」<br>「ええ、大丈夫よ」<br>マリーが切羽詰まったようにチラチラとハッフルパフのテーブルを見るので、二人とも首を傾げながらもグリフィンドールのテーブルまで一緒に向かった。<br>「それで、どうしたの？」マリーがトースターに卵とベーコンを載せて食べているとハリー・ポッターが切り出した。<br>「ちょっと色々あったの」<br>マリーは肩をすくめた。「二人ともグリフィンドールはどんな感じ？」<br>「ふぁいこうさ」<br>トーストを食べながらロンが言った。「でも、あいことばをおふえるのは、めんふぁうだけどね」<br>「ハッフルパフには合言葉とかあるの？」とハリー・ポッター。<br>「知らないわ」マリーがさらりというので二人は目を丸くした。「私、昨日は医務室で寝たもの」<br>「早くも寮に嫌気が差したの？」ロンは信じられないというようにマリーを見た。<br>マリーは苦笑いをした。「そういうわけじゃないんだけどね」<br>マリーがこれ以上話したがらないことを察して二人は黙り込んだ。<br>朝食を進めていくうちに大広間には人がだんだんと増え始めた。<br>そして誰もが背伸びをしてハリー・ポッターを見ようとしていた。<br>「有名人って大変ね」<br>マリーが感想を漏らすと、ハリー・ポッターはうんざりとしたように目をぐるりと回した。<br>「それをいうなら、きみだって…」<br>そう言いかけて、ハリー・ポッターはマリーを見た。「そういえば、僕、きみのこと何て呼べばいい？」<br>マリーも同じ事を考えていた。いつまでも「きみ」や「あなた」ではいられないし、ハリー・ポッターとフルネームで呼ぶのも失礼だと思った。<br>「マリーでもマリィレーネでもどちらでもいいわよ。あなたもね」<br>スープを飲んでいるロンに声をかけると、彼は口をモゴモゴさせながら頷いた。<br>「じゃあ、マリーって呼ぶよ。きみの名前、長いし」<br>「私もハリーって呼ぶわ。あなたの名前、シンプルだし」<br>そう言って二人は顔を見合わせて笑った。「あなたのこと、ロンって呼んでいい？」<br>「いいよ」ロンはごくりとスープを流し込むと歯を見せて笑ってみせた。<br>マリーは二人といるととてもリラックスしている自分に気づいた。<br>ハリーもロンも、ウィリアムズ家について気にしているようではなかったし、一緒にいてとても気楽で面白かった。<br>ドラコもこうやって人と接すればいいのに、とちょうど広間にやってきた幼馴染を見てマリーは思った。ふんぞり返って子分を引き連れている彼はまるで王様のようだった。<br>三人で授業について話していると、赤毛でそばかすだらけのよく似た上級生が二人やってきた。<br>そばかすの数や位置まで本当にそっくりだ。<br>「よお、ハリー、ロニー坊や。昨日はよく眠れたか？」<br>馴れ馴れしい態度とその赤毛で、二人はロンの兄弟なんだろな、とマリーは思った。<br>じっと見つめていると、二人が同時にマリーに気づいた。<br>「おや、きみは」<br>「ウィリアムズ家のマリィレーネ嬢じゃないか」<br>二人ともまるで練習してきたように話し出すのでマリーは呆気にとられた。<br>「やめろよ、マリーが困ってるじゃないか」ロンが注意すると、二人はわざとらしく目を見開いた。<br>「ロン、お前いつの間にマリィレーネ様と愛称で呼ぶあうような仲になったんだ？」<br>「だがでかしたぞ。お前がウィリアムズ家の人間と結婚すればうちは安泰だ」<br>「うるさい！」ロンは髪の色と同じくらいに真っ赤になった。<br>マリーは珍しく声を上げて笑った。<br><br>二人はフレッドとジョージだとハリーが紹介してくれた。やはりロンの双子の兄らしい。<br>二人が恭しく膝をおって挨拶するのでマリーは恥ずかしそうに顔を赤らめた。<br>「そういえば、マリィレーネ嬢、きみ、初っ端から同寮のやつにジュースをぶっかけたんだって？」<br>朝食にとりかかった双子の一人がさらりとそのことを口にしたので、マリーは持っていたスプーンを落とした。<br>ハリーとロンがびっくりしたようにマリーを見た。「きみ、そんなことをしたの？」<br>「なんだよ、知らなかったのか？ハッフルパフの連中が騒いでただろ」<br>「あと被害者のやつがグチグチ言っていたな」<br>マリーは目眩がしてきた。これで昨日恐れていたハッフルパフの嫌われ者説は確実になった。<br>「まあ、女の子は血の気がある方がいいって」双子の一人があっけかんらんに言った。「きみはどちらかというとグリフィンドールに向いてるんじゃないか？」<br>マリーはため息をつき、ハッフルパフのテーブルにちらりと目をやった。<br>昨日知り合ったハンナ・アボットとふっくらとした顔の男の子がなにやら話していた。その数席向こうにいる灰色の瞳をした上級生に気づき、マリーは心臓がひっくり返そうになった。<br>ふいに彼がマリーの方を見たので、彼女は慌てて俯いた。<br>真っ赤になったマリーと、先ほど見ていた方向を交互に見て、双子は我が意を得たとばかりにニヤリと笑った。<br>「ジョージよ、どうやらマリィレーネ嬢はハッフルパフのセドリック・ディゴリーに恋をしているらしいぞ」<br>「恋なんかしてないわ」<br>もごもごと顔を真っ赤にしていうので、説得力が全くないことをマリー自身気付いていた。<br>「あいつはやめとけ。二つの言葉をつなげる頭がないんだから」<br>ともう一人が苦々しく続けた。なんとなく僻んでいるような口調だったので、マリーは気づかれないように小さく笑った。幸運なことにちょうどハリーとロンは二人で話していたので、三人の話は聞いていなかった。<br><br>「ねえ、またあなたたちと一緒に食事してもいいかしら？」<br>朝食を終え、大広間を出る途中で、マリーはハリーとロンに尋ねた。<br>断られるのではないかと思ったが、二人は快く承諾してくれた。<br>「きみが僕たちにジュースをかけないならね」<br>とロンがいたずらっぽく言った。<br>マリーはトマトのように真っ赤になった。<br>
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<pubDate>Sat, 02 Nov 2013 18:28:16 +0900</pubDate>
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<title>Vol.13 涙</title>
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<![CDATA[ こんなつもりじゃなかったのに。<br>大理石の階段に座りながら、マリーは途方にくれていた。<br>自分の手は見ると、まだ震えていた。<br>マリーは今まで誰かに怒ったことはなかった。まして冗談でも誰かにジュースをかけるような真似は一度もなかった。<br>だがザガリアスというあの男の子に、マリーは全てを否定された気がした。ウィリアムズ家だというだけで、自分がした選択でさえも侮辱されたような気がしたのだ。<br>マリーはザガリアスと、そばにいた同級生たち、そしてあの灰色の瞳をした彼を思い出した。<br>彼は初対面の男の子にジュースをかけたマリーをどう思っただろうか。<br>そう考えると涙が出てきて、マリーは袖で目をこすった。<br>「大丈夫か？」<br>頭上から聞き覚えのある声がした。<br>マリーが顔を上げると、幼なじみが目の前に立っていた。<br>「ドラコ……」<br>マリーが泣いているのに気づき、ドラコはびっくりしたようだった。<br>「なに泣いてるんだよ？」<br>マリーは首を振った。<br>ドラコはポケットからハンカチを取り出し、マリーの手に押し付けた。<br>「大丈夫か？」<br>ともう一度尋ねる。<br>マリーはこくりと頷いた。<br>「何があった？」<br>マリーは答えたくなかった。答えたところでドラコにはどうもできないし、過ぎてしまったことは仕方ないからだ。<br>「ドラコ、歓迎会に戻っていいよ」<br>ハンカチを目に押し当てながら、マリーは小さな声で言った。「私は大丈夫だから」<br>「大丈夫なわけないだろ」<br>ドラコは少し怒ったように言った。「ハッフルパフに組み分けされたんだ。大丈夫なわけあるもんか」<br>その言葉にマリーはピタリと動きを止めた。<br>ドラコは気にした様子もなく続ける。<br>「きみは僕と同じくらい頭もいいし、才能もある。そんなきみがハッフルパフみたいな劣等生の集まりみたいな寮なんかに入るなんて…」<br>「私がハッフルパフを選んだの」<br>ドラコの言葉を遮って、マリーはきっぱりと言った。ドラコの的はずれな勘違いにまた怒りが沸き起こるのを感じた。<br>「なんだって？」ドラコは目を丸くした。「なんで…どうして…ハッフルパフなんかに…」<br>「もう嫌なの。誰かのいいなりになったりするのは」それに、あなたにも、と心の中で付け足す。<br>「ハンカチありがとう、ドラコ」<br>唖然とするドラコの手にハンカチを返すと、マリーは彼の横を通り過ぎた。<br>彼の視線が角を曲がるまで追いかけてきたが、マリーは振り返らなかった。<br>一度足を止めてしまえば、自分の選択に疑問を持ってしまいそうで怖かった。<br>誰もいない廊下にくると、マリーはまた涙を拭いた。<br><br><br><br><br>#あとがき<br>無心でハリポタここまで進んでみました。感情表現下手くそな主人公は久しぶりで乱文ですね…。ハッフルパフ寮の夢主って珍しいので書いてて楽しいです。夢主はマッケンジー・フォイをイメージしてます。ちょうど映画版セドリックの中の人と共演してたし、可愛いしちょうどいいかなって。<br><div align="left"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20131102/19/magnolia32/1f/e1/j/o0480023312736353986.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20131102/19/magnolia32/1f/e1/j/o0480023312736353986.jpg" alt="photo:01" width="300" height="145" border="0"></a></div><br clear="all">
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<pubDate>Sat, 02 Nov 2013 16:55:25 +0900</pubDate>
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<title>Vol.12 混沌</title>
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<![CDATA[ 「ハッフルパフ！」<br>帽子が叫んだ瞬間、大広間はしん、となった。<br>だが次の瞬間、右側のテーブルから弾けるような拍手が起こった。<br>マリーは帽子を脱ぐと、ふらふらとハッフルパフのテーブルに向かった。<br>隣のテーブルにいるドラコと目が合わないようにしながら、適当に空いている席につく。<br>マリーは疲れ切っていた。自分で選択することがこれほど体力を消耗するとは思っていなかった。<br>(だけど、後悔はしてないわ)<br>ふと前を見ると、真ん中の席に座っている彼の後ろ姿が見えた。マリーは顔を赤くした。<br>校長の話が終わると、空っぽだった大皿が食べ物でいっぱいになった。<br>「私、スーザン・アボットよ」<br>ローストビーフと豆をよそっていると、組み分けの時に隣にいたおさげの女の子が声をかけてきた。<br>「えっと…マリィレーネ・ウィリアムズよ」突然のことでマリーはしどろもどろに答えた。「あの、マリーって呼んで」<br>スーザンはにっこり笑った。「よろしく、マリー」<br>それからハンナは隣にいた長い三つ編みを背中に垂らした女の子と話し始めた。<br>マリーはふと不安になった。今まで幼なじみ以外に話し相手がいなかったせいか、同い年の女の子とどう接すればいいのか分からないのだ。<br>二人の女の子たちの話を聞きながらフォークで豆をつっついていると、誰かがこっちを見ているのに気づいた。視線を上げると、斜め前の席に座っているブロンドの男の子が、じっとマリーを見つめていた。<br>「きみ、あのウィリアムズ家の人間だよね？」<br>目が合った瞬間、男の子はそう尋ねた。<br>「…そうだけど」マリーは警戒するように体を強張らせた。<br>「きみの家族に関する本を読んだんだけどさ」男の子の態度はハリー・ポッターやロンに対するドラコのそれに似ていた。「きみのご先祖がグリンゴッツを創立した理由って、自分たちが自由にお金を引き出したり、闇の魔法使いたちと取引をするためだっていうのは本当なのかい？」<br>マリーはさっと血の気が引くのを感じた。<br>「ザガリアス、やめなさいよ！マリーが困ってるじゃない！」<br>口がきけないでいるマリーにかわってハンナが怒ったように言った。<br>「だって、気に食わないよ」<br>ザガリアスと呼ばれた男の子は悪びれる様子もない。<br>マリーは手に持っているゴブレットをぎゅっと握りしめた。喉がからからになり、体中から汗が吹き出すのを感じた。<br>「そんな闇の魔法使いと付き合っているような人間が、ハッフルパフに入るなんてさ。それに…」<br>それになんなのかは、結局分からずじまいになった。<br>マリーがザガリアスの顔に向かってカボチャジュースをぶっかけたからだ。<br>ハッフルパフのテーブルは一瞬にして静まり返った。<br>マリーが我に返った時、周りの生徒たちは驚いたようにマリーを見つめていた。<br>ザガリアスでさえ、口をきけないようだった。<br>「あの…私…」<br>自分がやったことに気づき、マリーはおろおろと手をせわしなく顔に当てた。「そんなつもりじゃ…」<br>その時、真ん中の席にいる彼が何事かと振り返った。<br>その灰色の瞳と目が合い、恥ずかしさと悲しみでマリーは泣きそうになった。<br>「本当に、ごめんなさい」<br>これ以上耐えられそうにない。<br>マリーは席をたつと、入り口に向かって逃げるように歩き出した。<br>食事の途中で抜け出すマリーに他の寮にいた何人かが気づいたが、マリーは気にする余裕もなかった。<br>途中で誰かに呼ばれたが、マリーは振り返らず広間から出て行った。<br>
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<pubDate>Sat, 02 Nov 2013 13:23:03 +0900</pubDate>
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<title>Vol.11 選択</title>
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<![CDATA[ 大広間に入るなり、マリーは言葉を失った。<br>今までに見たことがない幻想的な光景が目の前に広がっていた。<br>何千ものろうそくが空中に浮かび、四つのテーブルを照らしていた。上級生たちがそのテーブルにつき、興味津々にこちらをじっと見つめている。蝋燭に反射して、机の上に置いてある金色の食器がきらきらと輝いていた。<br>広間の上座にはもう一つ長いテーブルがあって、先生方と思われる大人の魔法使い、魔女が座っている。<br>マクゴナガル先生は一年生を上座のテーブルまで誘うと、先生たちに背を向け、上級生の方に顔を向けるように並ばせた。<br>大広間を見渡すと、何人か知った顔を見つけた。だが右側に集まっているところをみると、あそこがスリザリンのテーブルなのだろう。<br>パーティで会った上級生の男の子が手を振ってきたが、マリーは天井に興味があるふりをした。<br>ふと視線を戻すと、いつの間にか四本足のスツールの上にとんがり帽子が置かれていた。つぎはぎだらけでかなりボロボロだ。<br>帽子が各寮に関する歌を歌い終えると、広間にいた全員が拍手喝采をした。<br>それが静まると、マクゴナガル先生が長い羊皮紙の巻紙を手にして前に進み出た。<br>「ABC順に名前を呼ばれたら、帽子をかぶって椅子に座り、組み分けを受けてください」<br>「アボット・ハンナ！」<br>マリーの隣にいたおさげの女の子が転がるように前に出てきた。<br>帽子をかぶり、じっと待つ。<br>「ハッフルパフ！」帽子が叫んだ。<br>それから何人かの組み分けが続いたーーボーンズ・スーザン、ブラウン・ラベンダー、ブルストロート・ミリセント…。<br>ふと誰かに袖を引っ張られていることに気づき、肩越しに振り返るとドラコがこちらを見つめていた。<br>マリーは目を逸らした。ちょうどハーマイオニーが帽子をかぶっているところだった。「なんなの、ドラコ」<br>「僕はスリザリンに行く」<br>彼は囁き声だったがその声ははっきりと聞こえた。「きみもそうだろ？」<br>マリーは彼をじっと見つめた。<br>ドラコの薄い灰色の目はいつになく深刻そうで、マリーは思わずどきりとした。<br>「マルフォイ・ドラコ！」<br>だが口を開く前に彼の名前が呼ばれた。<br>幼馴染はマリーの顔を見てため息をつき、気を取り直したかのようにふんぞりかえりながら前に進み出た。<br>ドラコがふれるかふれないかのうちに帽子は「スリザリン！」と叫んだ。まるで既に決まっていたかのように。<br>(私の人生も、決まってるのかしら)<br>幼馴染がプラチナブロンドの髪を揺らしながらスリザリンのテーブルへ向かう姿を見て、マリーは思った。<br>(ウィリアムズ家という理由で、私の人生にはなにも驚きはないのかしら)<br>「ポッター・ハリー！」<br>自分の名前呼ばれて、ハリー・ポッターが前に進み出た。<br>(…でも、彼は選択できるって言ったわ)<br>帽子を被るハリー・ポッターを見ながらマリーは思う。<br>(もしかして、変わるのかしら)<br>帽子が「グリフィンドール！」と叫ぶと一番左側の席から拍手と歓声が上がった。<br>次に続いたロン・ウィーズリーもグリフィンドールになった。<br>残すはマリーと背の高い黒人の男の子だけとなった。<br>そしてついに…。<br><br>「ウィリアムズ・マリィレーネ！」<br><br>マリーは心臓が口から出てこないようにきゅっと唇を噛んだ。<br>マリーが進み出ると、広間はハリー・ポッターの時とは違い、騒がしくなり始めた。<br>「ウィリアムズって、あのウィリアムズ家？」<br>誰かがそんなことを言うのが聞こえた。<br>震える手で帽子を被ると、目の前が真っ暗になった。<br>「ほう、きみはウィリアムズ家の子だね…」耳元で帽子の低い声がした。「ふーむ、これもまた難しい…頭がよく、すば抜けて才能もある…。勇気も少なからずあるが、人の気持ちを傷つけるのを恐れ過ぎて、今までに数多くの未来を犠牲にしたようだ…」<br>マリーはかっと顔が熱くなるのを感じた。帽子のいうことは全て本当だった。<br>今まで、マリーは沢山の選択を他人に任せてきた。それがどれだけ重要なものでも。彼らは私のためを思っているのだからと自分を押し殺してきた。<br>「きみはどうしたいかね？」<br>帽子が優しい口調で尋ねた。「ここにはきみを利用しようとする者も操ろうとする者もいない。幸運なことにきみはウィリアムズ家の特徴である器用さを持っている。どの寮にいってもやっていけるだろう…」<br>あとはきみの選択次第だよ、と帽子は続けた。<br>マリーは考えた。そして帽子を少し被り直して大広間全体を見回せるようにした。<br>何百人もの顔が、マリーを見ていた。<br>スリザリンのテーブルを見ると、ドラコが目に入った。彼は縋るようにマリーを見つめている。今まで守ってくれた幼馴染、そして家族のような存在。だが彼はマリーに期待しすぎている。マリーが自分の思い通りになると思っている。<br>(でも、違うわ)<br>マリーはグリフィンドールのテーブルに座っているハリー・ポッターに視線を向けた。<br>''きみは選択するべきだし、する権利がある''<br>マリーは今この時が、自分の人生の分岐点だということに気づいた。<br><br>犠牲にしてきた全ての選択、そして未来はもう取り戻せないけれど、また選ぶことはできる。<br><br>マリーは左から順にテーブルを見ていくーーグリフィンドール、レイブンクロー、ハッフルパフ…。<br><br>その時、彼の姿が目に入った。<br>幼なじみと同じ色の瞳をしていながらも、優しい輝きを放っていた彼が。<br><br>彼のように、優しく真っ直ぐな人間になりたいと思った。いつまでも怯えているだけの人間にはなりたくないと思った。<br>「私は……」自分の意見を言うのは怖かった。だがマリーは言葉を振り絞る。「ハッフルパフに行きたい」<br>帽子は一瞬沈黙した。<br>そして…。<br><br>「ハッフルパフ！」<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/magnolia32/entry-11662887762.html</link>
<pubDate>Fri, 01 Nov 2013 23:26:54 +0900</pubDate>
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<title>Vol.10 はじめての言葉</title>
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<![CDATA[ 緊張した面持ちの一年生を迎えたのは、ミネルバ・マクゴナガルという背の高い、厳格そうな魔女だった。<br>「ホグワーツ入学おめでとう」マクゴナガル先生が挨拶した。<br>「新入生の歓迎会がまもなく始まりますが、大広間の席につく前に、皆さんが入る寮を決めなければなりません…」<br>グリフィンドール。ハッフルパフ。レイブンクロー。そしてスリザリン。<br>どれもマリーには聞き慣れた言葉だった。<br>それぞれの寮に関する簡単な説明をして、最後に身なりを整えるようにと注意するとマクゴナガル先生は部屋を出て行った。<br>「きみはどの寮に入りたい？」<br>ぼんやりとしているとハリー・ポッターが声をかけてきた。横のロンも興味津々にマリーを見ている。<br>マリーは肩をすくめた。「ドラコやおじさまがスリザリンを勧めるから、多分、そうなると思うわ」<br>そう答えるとハリー・ポッターは腑に落ちないという顔をした。「でもそれってマルフォイたちの意見だろ？きみのじゃないよ」<br>「でも、私の意見なんて誰も気にしないわ」<br>マリーは少しむっとして、冷たくいいかえした。だがすぐに後悔して「ごめんなさい」と謝った。<br>「気にしないで。僕もお節介だったし」<br>三人の間に気まずい沈黙が流れた。汽車で会ったハーマイオニー・グレンジャーが今までに覚えた全部の呪文について早口で呟いているのが近くで聞こえてきた。<br>幼馴染の姿は見えなかったが、後ろからその視線が突き刺さるのを痛いほど感じた。<br>「…でもさ」口を開いたのはハリー・ポッターだった。「これはきみの人生だよ。きみが選ぶべきだし、きみには選ぶ権利があると思う」<br>ハリー・ポッターのその言葉に、マリーは目を見開いた。<br>「……そんな言葉、言ってくれたのはあなたがはじめてよ」<br>そう呟いて、マリーはハリー・ポッターをじっと見つめた。「あなたって、いい人ね」<br>ハリー・ポッターの顔がトマトのように赤くなる。それをみて、ロンがニヤニヤと笑った。<br>ちょうどその時、ゴーストの集団が壁から現れたので三人の興味が逸れた。<br>ゴーストたちが生徒たちに話しかける姿を見ながら、マリーはハリー・ポッターの言葉について考えた。<br>彼の言葉は新鮮で、今までに聞いた中で一番彼女の心に染み込んだ。<br>「さあ、行きますよ」厳しい声がしてマリーは我に返った。<br>「まもなく組み分け儀式が始まります」<br>いつの間にかマクゴナガル先生が戻ってきていた。周りの生徒たちの顔が真っ青になる。<br>マリーはぎゅっと唇を噛んだ。<br><br>「さあ一列になって。ついてきてください」<br>マクゴナガル先生が言った。<br>マリーはロンの後ろに並び、マリーの後ろには金髪のおさげの女の子が続いた。<br>一年生は再び玄関ホールに戻り、大広間に入った。
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<link>https://ameblo.jp/magnolia32/entry-11662828176.html</link>
<pubDate>Fri, 01 Nov 2013 16:25:51 +0900</pubDate>
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<title>Vol.9 亀裂</title>
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<![CDATA[ 一体幼馴染はどうしてしまったんだろう。<br>子分を引き連れてコンパートメントから出て行くドラコの後ろ姿を見ながら、マリーは思った。<br>確かに少し傲慢なところもあるけれど、彼はいつだってマリーには優しかった。<br>だがハリー・ポッターや赤毛の男の子に対する彼の態度はまるで別人で、マリーは困惑した。<br>そして、自分は彼の全てを知ってるわけではないのだと気づいた。<br>「きみ、マルフォイと知り合いなの？」<br>そんなことを考えているとハリー・ポッターが恐る恐る聞いてきた。<br>「幼馴染なの」マリーはぼんやりと答える。そして独り言のように「本当に、どうしちゃったのかしら…」と呟いた。<br>赤毛の男の子とハリー・ポッターが顔を見合わせる。<br>すると、またコンパートメントの扉が開いた。<br>ドラコかと身構えたが、入ってきたのは前歯が少し大きめの、栗色の髪をした女の子だった。<br>あとの二人がうんざりとした顔をしてみせたので、この三人は顔見知りなのだろう。<br>「二人とももうすぐ着くわよーーあら、あなたやっと目が覚めたの？」<br>目をぱちくりして自分を見つめているマリーに気づき、彼女は呆れたように言った。そしてハキハキとした口調で自己紹介をはじめる。「私はハーマイオニー・グレンジャー。あなたは？」<br>「マリィレーネ・ウィリアムズ」<br>そう名乗った瞬間マリーは後悔した。<br>横にいた赤毛の男の子がぎょっとしたようにマリーを振り返ったし、栗色の髪をした女の子も驚いたように目を見開いたからだ。唯一ハリー・ポッターだけがわけがわからないという顔をした。<br>「ウィリアムズって…グリンゴッツの創立者の一族の名前よね？」<br>マリーが渋々頷くとハーマイオニーは顔をぱっと輝かせた。「やっぱり！あなたの一族のこと『魔法界に影響を与えた魔法使い』で読んだわ。対立状態にあった小鬼と魔法使いの関係を改善する一因を担ったって…。あと確か初代魔法大臣のアルテミシア・ラフキンが嫁いだ先でもあるわよね？」<br>まるで覚えてきた本を暗唱するように矢継ぎ早に話すハーマイオニーにマリーは思わず面食らった。<br>「あと確かウィリアムズ家には特殊な力があって…」<br>「もうあっちいけよ！」<br>うんざりとしたように赤毛の男の子が声を上げた。<br>「ただ興味があっただけよ」<br>ハーマイオニーは気分を害した様子もなくそう言って肩を竦め、コンパートメントから出て行った。<br>「きみ、ウィリアムズ家の子なんだ」<br>ハーマイオニーがいなくなると赤毛の男の子は興味津々にマリーを見た。「確かにお上品だなあ、と思ってたけど…」<br>「ウィリアムズ家って？」<br>どう答えようか悩んでいると、ハリー・ポッターが口を挟んだ。<br>「グレンジャーが言ってただろ？グリンゴッツを創立した一族だよ。すごく名家なんだ」<br>ハリー・ポッターは感心したようだったが、マリーは居心地悪くなって目を逸らした。<br>窓の外はもう暗くなっていた。<br>月を背後に木々や山が影を作っている。<br>三人がローブに着替えていると「あと五分でホグワーツです」と車内放送が響いた。<br>マリーは顔をこわばらせた。<br>あとの二人をちらりと見ると、同じように緊張しているようだった。<br>汽車が停車すると、赤毛の男の子ははたと気づいたようにマリーを振り返った。<br>「そういえば僕の名前言ってなかったよね」マリーが頷くと「ロン・ウィーズリーだよ」と彼は言った。<br>マリーはやっぱり、と思いながら、小さく微笑んでみせた。「よろしくね、ロン」<br>荷物は誰かがホグワーツまで運んでくれるらしく、マリーはほっとした。<br>列車から降りると、小さなプラットホームは生徒でごった返していた。<br>そこに、生徒より頭が五つ分抜きん出ている髭もじゃの男が、ランプを振り回しながら「イッチ年生！イッチ年生はこっちだぞー！」と叫んでいた。<br>「ハグリッドだ」<br>ハリー・ポッターが嬉しそうに言うのが聞こえてきた。<br>大きな森番の後ろに続きながら、しばらくぬかるんだ道を歩いていると、急に視界が開けて湖と、それを見下ろすように佇んでいる古城が目に入った。<br>その壮厳なたたずまいに、マリーは思わず「すごい…」と言った。<br>横にいた二人も同感したように頷いた。<br>森番が四人組を作るように指示し、湖を渡るようにと言った。<br>マリーはロンとハリー・ポッター、そしてふっくらとした顔の男の子と一緒になった。<br>ボートに乗る際、ドラコと目が合った。<br>彼がなにか訴えるようにこっちを見ていたが、マリーは気づかないふりをした。<br>
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<link>https://ameblo.jp/magnolia32/entry-11659847277.html</link>
<pubDate>Wed, 30 Oct 2013 20:53:46 +0900</pubDate>
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