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<title>ましゃのブログ</title>
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<title>連続小説　謙介と真由　第五話　「揺れ」</title>
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<![CDATA[ <p>日曜日見たばかりのあの背中が、その日も同じ形で謙介の眼に入ってきた。</p><p>「真由。」</p><p>二日前には言えなかった何気ないその言葉が、先週よりはまま小さめに真由の耳には聞こえた。</p><p>「あ、おはよ。そろそろテストでしょ。勉強してる？」</p><p>「ああ、してるよ。前期はそんなに大変じゃないけど。」</p><p>真由は何も知らない。最近の謙介の頭の中はなぜだか真由で埋め尽くされることが多い。</p><p>昔を思い出しているのかもしれない。</p><p>真由は自分のことをどう思っているのだろうか。</p><p>「そう、いいな。理系は大変なんだぞ。」</p><p>いくつかも動きをした真由の唇をみながらも、その言葉は謙介の耳の中を流れて行ったにすぎなかった。</p><p>心の微妙な揺れが、久々の火曜日を楽しめなかった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/masha0430/entry-10821249220.html</link>
<pubDate>Sat, 05 Mar 2011 16:07:37 +0900</pubDate>
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<title>連続小説　謙介と真由　第四話　「大学通り」</title>
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<![CDATA[ <p>　日曜日、久々に晴れ渡った大学通りを、いつもより少しだけゆっくり歩いて床屋へ向かう。</p><p>途中で謙介は、見覚えのある後ろ姿に気がついた。</p><p>「真由」</p><p>そのふた文字を呼べばどうなるのか、想像とその意味を考えているうち、曲がるべき角に来てしまった。</p><p>路地に入ってしまえば今日のすべてが終わる。しかし話しかければ今日だけではないすべてが始まってしまう。</p><p>徐々に小さくなるその背中が、うなじが、まさしくもう手の届かない存在になっていくようで、四つ角で曲がってくれればいいのに、真由の家はこのまましばらくまっすぐだ。</p><p>すっかり緑をつけたことを忘れられた桜の木が、真由の身体をその影でつつんだ。一瞬、髪をかき上げた真由の左手首にかかっているゴムが、緑色だったのは錯覚だろうか。</p><p>火曜日以外の日に会ってはいけない気がした。</p>
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<link>https://ameblo.jp/masha0430/entry-10821245725.html</link>
<pubDate>Sat, 05 Mar 2011 16:02:54 +0900</pubDate>
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<title>連続小説　謙介と真由　第三話　「白いライター」</title>
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<![CDATA[ <p>　火曜日の国立駅発１０時８分の電車。二人が会うのはもう、偶然ではないということを共に認めていた。</p><p>「真由、おはよ。」</p><p>「謙介。　　ねぇ、覚えてる？謙介が私の部屋に忘れていったライター。」</p><p>「あぁ、白いやつね。スキー行ったときに買ったんだ、確か。苗場だったっけ。」</p><p>「うん、使わないなら持っててもいい、って。今でも使ってないけど。あの机の、引き出しの奥のほうに、そのまま・・・」</p><p>「そう・・・」</p><p>捨てれば</p><p>そう言えなかったのは、一駅で降りなければならない時間の短さのため。そう理由をつけて無理矢理納得しながら、今日もまた後ろを振り向かないで階段を昇った。</p><p>あれは、三年前の冬に置いてきたままの、思い出のライター。</p>
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<link>https://ameblo.jp/masha0430/entry-10821241538.html</link>
<pubDate>Sat, 05 Mar 2011 15:56:35 +0900</pubDate>
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<title>連続小説　謙介と真由　第二話　「緑色のペン」</title>
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<![CDATA[ <p>「真由！」</p><p>「あ、謙介。また会ったね。火曜日この時間なんだ。」</p><p>「ああ、真由は？またバイト？」</p><p>「うん、火曜日授業ないの。　　緑のポロシャツか・・・　　本当に緑好きなんだ。」</p><p>「真由・・・　　あのペン、どうした？」</p><p>付き合っているあいだ、真由の手帳に挟んであったペンは、謙介の好きな色ということで緑色だった。</p><p>二人が会った日はハートマークを描いて塗りつぶす。電話だけの日は白抜きのハート。</p><p>謙介が乗り換えた後の電車の中、ハートを塗りつぶそうとすると、半分塗ったところでインクがきれた。</p><br><p>「インクがきれたら捨てろよ。」</p><p>別れ話に謙介が付け加えた約束を、三年たった今、真由は守れなかった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/masha0430/entry-10817962950.html</link>
<pubDate>Wed, 02 Mar 2011 13:23:48 +0900</pubDate>
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<title>連続小説　謙介と真由　第一話　「タバコ」</title>
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<![CDATA[ <p>「謙介！」</p><p>「あ、真由。久しぶり。」</p><p>「大学？」</p><p>「うん。真由は？」</p><p>「私はバイト。」</p><p>別れて３年、同じ市内にいながら、会話を交わすのは実に久しい。</p><p>「今彼女とかいないの？」</p><p>「ん、一応ね。」</p><p>「私もね、バイト先で付き合ってる人いるんだ。今日は映画でも行こうかな。」</p><p>髪を耳の裏にかき上げるしぐさは嘘をつくとき、という癖を謙介は思い出した。</p><p>「タバコ、また始めたんだ。」</p><p>「うん、吸ってると太らないっていうじゃん。そっか、謙介、タバコ吸う女の子嫌いだったね。」</p><p>そう言いながら火を消した真由。</p><p>２本目のタバコをためらった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/masha0430/entry-10817501271.html</link>
<pubDate>Tue, 01 Mar 2011 23:03:20 +0900</pubDate>
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