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<title>matsu082のブログ</title>
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<description>散財の原因（笑）になている、ＤＶＤやら本を、ゆるーい気分で紹介</description>
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<title>ＤＶＤ１１　「あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった」</title>
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<![CDATA[ <dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=12501188" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった-カウラ捕虜収容所からの大脱走- ノーカット.../小泉孝太郎,大泉洋,加藤あい<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41y5f1bNlQL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="margin: 0pt;">￥5,040</dd><dd style="margin: 0pt;">Amazon.co.jp</dd></dl><br>評価：<span style="color: rgb(255, 0, 0);">★★★★☆</span><br><br><br>太平洋戦争中の１９４４年８月、豪州の田舎町カウラの捕虜収容所で起きた事件が題材。「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%A9%E4%BA%8B%E4%BB%B6">カウラ事件</a>」を参照すると、理解が深まる。<br><br><br>「生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪禍の汚名を残すなかれ」という戦陣訓が引き起こした悲劇だ。生き抜き、日本に残した妻と再開するためにプライドを捨てて捕虜生活に適応する嘉納二郎（大泉洋）と、日本が存在を認めていない捕虜になり帰国は絶対に叶わないと信じて忸怩たる思いにとらわれる朝倉憲一（小泉孝太郎）。戦地を励まし合いながら逃げた２人は、収容所で再会した時、そんな対極的な感情を抱いていた。<br><br><br>マージャン、野球、どぶろく。自由なレクリエーションで時間を過ごすＰＯＷ（ｐｒｉｓｏｎｅｒ　ｏｆ　ｗａｒ）たち。嘉納は戦前に仕立屋をしていた技術を生かして所長のタキシードを作り、周囲に距離を置かれてしまう。実際は、その手当で大々的に演劇をやり、故郷を思う気持ちを慰めようという思いと、死にかけの状態から救ってくれた「鬼畜米英」の優しさに恩返しをしたいという思いからだった。だが、阿部サダヲ演じる軍曹たちは戦陣訓に殉じ、死ぬために蜂起しようと呼びかける。トイレットペーパーを使って、全員投票をするシーンで、嘉納が生きようと周りを説得する場面は、思わず涙が出る。<br><br><br>だが、このドラマで最も印象に残ったのは、祖父役の山崎努と孫娘の加藤あいが現在のカウラに到着する場面。ＧＳで加藤が日本に電話をしている間、山崎がレンタカーから姿を消す。慌てて探す加藤に、ＧＳのオーナーのおじさんが「墓地に行ったんじゃないのか」と声を掛けると、加藤は「誰の墓地？」と問い返す。その直後にオーナーの口を突く「君はここで何があったのか、知らないのか」という言葉が思い。戦争が終わって６５年。戦争を体験していない世代ばかりになった今の日本に、重い、重い言葉だ。恥ずかしながら、自分もカウラ事件については知らなかった。<br><br><br>作品は日本テレビのスペシャルドラマ。大泉が持ち前のひょうきんさをうまく生かして、暗い捕虜生活を前向きに生き抜こうとする姿を好演している。さらに、阿部サダヲもはまり役。戦陣訓という、旧日本軍がつくった最悪の「殺人兵器」をそらんじながら実質的な、自殺行為へと巻き込んでいく狂気の姿は、見事の一言。<br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/matsu082/entry-10704625843.html</link>
<pubDate>Fri, 12 Nov 2010 08:15:53 +0900</pubDate>
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<title>ＤＶＤ１０　パコダテ人</title>
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<![CDATA[ <dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=12306230" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">パコダテ人~スペシャル・エディション~ [DVD]/宮崎あおい,萩原聖人,大泉洋<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F31QXVHAQWJL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="margin: 0pt;">￥2,380</dd><dd style="margin: 0pt;">Amazon.co.jp</dd></dl><br>評価：<span style="color: rgb(255, 0, 0);">★★★★★</span><br><br><br>アマゾンでやっている、邦画２枚で割り引きのキャンペーンで、本命と抱き合わせたら大当たりだった「掘り出し物」。<br><br><br><br>宮崎あおい演じる女子高生が、ある朝起きると、おしりに突然しっぽがはえて……。函館市を舞台に、しっぽが生えた人間を巡ってドタバタ悲喜劇が巻き起こる。最初はしっぽが生えたことを隠そうとするが、スクープ紙の記者（萩原聖人）に１面で報じられ、家族の平和のために、早朝テレビニュースに出演する女子高生。エクステのごとく、しっぽを着けて歩くことが流行り、一大ブームを巻き起こす。<br><br><br>で、本題はここから。日本でありがちというか、ブームが起きれば、反対勢力が生まれるし、ねたみも生まれる。最初はアイドル扱いでちやほやしてくれる同級生もいたが、次第に学校では浮いていき、スクープ紙は「しっぽはキタキツネ。エキノコックスに感染しているかも」なんて誤報をうつ。専門家のコメントを、都合良くつまみ食いし、みずからの力で裏付け取材を使用としない低俗テレビ（多分、含・某国営放送）がそれを全国に流して、自衛隊出動で身柄を拘束しようという騒ぎまで起きていく。<br><br><br>ま、日本でいかにも起きそうな騒ぎを、大げさな表現にすり替えることで笑いを誘っている。そこに、家族愛やら青春ラブストーリーやらをまぶした感じ。ブレーク前の大泉洋がしっぽの生えた父子家庭の父を演じて、クライマックスで思わぬキーマンになったり、天然アフロの宮崎の姉と、宮崎を巡る姉妹の感動エピソードがあったりと、見どころは随所に隠されている。<br><br><br>函館の名所で撮影されていて、その素晴らしい景色を堪能できるのも魅力の一つ。８０分弱で起承転結を満喫できるの手軽さも、好印象だ。<br>
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<link>https://ameblo.jp/matsu082/entry-10691720475.html</link>
<pubDate>Sat, 30 Oct 2010 09:20:01 +0900</pubDate>
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<title>読み物１１「ヒミコの夏」</title>
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<![CDATA[ <dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=12190654" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">ヒミコの夏 (PHP文庫)/鯨 統一郎<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51JNhEKMkzL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="margin: 0pt;">￥880</dd><dd style="margin: 0pt;">Amazon.co.jp</dd></dl>評価：<span style="color: rgb(255, 0, 0);">★★★☆☆</span><br><br><br><br>「ヒミコが日本を滅ぼす」。主役は、小学校の社会の授業で出てくる卑弥呼とは別。遺伝子操作から生まれた、おいしくて生産に手間が掛からないお米「ヒミコ」を巡るミステリー作品。<br><br><br><br>既存のうるち米を凌駕せんばかりの勢いでシェアを上げていくヒミコ。雑誌のフリーライターの主人公は、植物の気持ちがわかる少女を取材先の水田で保護。植物の感情を研究する専門家の協力を得ながら、ヒミコを巡る、黒い陰謀を暴いていくことになる。<br><br><br><br>この物語、なにがすごいかと言えば食糧問題についての考察が具体的かつ細かい。現在の日本の農業、とくに米作りが抱える問題点を突く。そもそもが、「日本農業新聞」に連載されていたのだから、当然と言えば当然なんだが。とにかく勉強になる。些細だけど、合鴨って何と何の交雑？？<br><br><br><br>本筋の方は、序盤に核心への前ふりが入り、中盤に種明かし。終盤は事件に巻き込まれ……、というわかりやすい展開。序盤の前ふりで、あっさり「ヒミコ」の問題点に見当が付く。が、主人公たちはいつまで経ってもそこに気づかない。さらに、終盤は流し気味に、ご都合主義でどんどん話が進んでいく。どんどん先を読ませるあたり、腕は確かだが。。。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/matsu082/entry-10684149412.html</link>
<pubDate>Fri, 22 Oct 2010 11:50:58 +0900</pubDate>
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<title>読み物１０インシテミル</title>
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<![CDATA[ <dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=12124014" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">インシテミル (文春文庫)/米澤 穂信<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F519JyVWDfVL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="margin: 0pt;">￥720</dd><dd style="margin: 0pt;">Amazon.co.jp</dd></dl><br>評価：<span style="color: rgb(255, 0, 0);">★★★★☆</span><br><br><br>映画化されて話題の作品。時給１１万円という常識はずれのアルバイトに食いついてしまった大学生や主婦ら１２人が、実験と称して特別施設に１週間隔離され、疑心暗鬼の中、メンバーが一人、また一人と死んでいくミステリー作品。<br><br><br><br>隔離された環境で相次いで人が死んでいく、アガサ・クリスティーの名作「そして誰もいなくなった」と同じクローズドサークルもの。序盤、施設に１２人が集められると、人数分のインディアンの人形が置かれている、というくだりが出てくるが、まさにこれは「そして誰もいなくなった」と同じ情景だ。<br>この作品が面白いのは、１２人それぞれに渡される凶器に趣向が凝らしてあるから。撲殺や毒殺など、古今東西の名作で使われた凶器が、その説明と共に各人に支給され、それが様々な事件へとつながっていく。<br><br><br>誰が誰を殺したのか？どうやって殺されたのか？どんな凶器が与えられているのか？頭を巡らせ、独自に推理していく。それが醍醐味だろう。ただし、誰が実験を主催しているのかやその動機などは、つまびらかにされない。それに、そもそも時給１１万円って、という根本的な突っ込みドコロはたくさんある。おおらかな気持ち（？）で、推理ゲームと割りきって楽しんだ方が、いいだろう。<br><br><br>ちなみにタイトルの意味はよくわからない。が、単行本の方のカバーには「Ｔｈｅ　ＩＮＣＩＴＥ　ＭＩＬＬｌ」とある。ｉｎｃｉｔｅは感情などをかき立てる、刺激するという意味で、ｍｉｌｌはコーヒーミルのミル。製粉所や製造工場といった意味。「刺激の素」とでも訳せばいいのだろうか。たしかに、知的刺激は存分に味わえる。<br><br>
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<pubDate>Sun, 17 Oct 2010 20:29:36 +0900</pubDate>
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<title>読み物９　東京</title>
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<![CDATA[ <dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=11400122" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">東京・地震・たんぽぽ (集英社文庫)/豊島 ミホ<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41e0upb9t5L._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="margin: 0pt;">￥500</dd><dd style="margin: 0pt;">Amazon.co.jp</dd></dl>評価：<span style="color: rgb(255, 0, 0);">★★★☆☆</span><br><br><br><br>東京を震度６強の地震が襲い、当たり前だった生活が、突然、一変する――。<br>極限状況を、様々な立場の１４人を主人公に描いた短編連作集。全体で２００ページちょっとなので、サクサクと読み進められる。<br><br><br><br>最初の作品は、友人から地震を事前に知らされ、冗談半分で急に田舎に帰省した青年の話。地震が起きると教えられてから先、まーったく地震の話は出てこない。気まずい事情を抱えた小学校時代の同級生との出会いがあって、そして、東京が一変するニュースを目にして……。自分が同じ立場なら、そのニュースを直視できるだろうか？本当なら、死んでいたハズなのに、生き残ってよかったのだろうか？いろいろと考えさせられる一作だ。<br><br><br><br>その他、遠出した公園の東屋で被災する赤ちゃんをつれた、育児疲れのママや、地震で宝物が壊れていないかを確認するために学校を飛び出す小学生。免震構造の高層マンションに立てこもるアイドルなどが登場する。<br><br><br><br>災害モノの小説や映画が好きなので、個人的に、テーマはすごくしっくり来る。が、いかんせん、登場人物がどこか心にゆとりを持っていて、究極状況やぞ、とついつい突っ込みたくなる。さらに、これは個々が頭の中でどうイメージするかなんだが、なんとなく、キャラクターが似通っているように感じられる。<br><br><br><br>５００円という値段を考えたら、十分すぎるほどペイする。が、だからこそ、もっともっと、崇高なレベルまで引き上げてほしかったなぁ、という思いが残る。<br>
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<link>https://ameblo.jp/matsu082/entry-10632683314.html</link>
<pubDate>Sat, 28 Aug 2010 19:32:03 +0900</pubDate>
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<title>読み物８　風にそよぐ墓標</title>
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<![CDATA[ <dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=11140905" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">風にそよぐ墓標－父と息子の日航機墜落事故－/門田 隆将<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51HCO1le5iL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="margin: 0pt;">￥1,680</dd><dd style="margin: 0pt;">Amazon.co.jp</dd></dl><span style="color: rgb(255, 0, 0);"><span style="color: rgb(0, 0, 0);">評価</span>－－－－－</span><br><br>人に本を薦めることはあっても、強要はしないようにしてきた。でも、この本は、読まなければいけない、と強く言いたい。<br><br><br>１９８５年８月１２日。この日、日航ジャンボ墜落事故が起きた。当時、多くを語らなかった遺族が、四半世紀の時を経て、胸中を、悲しみの襞を自らの言葉で語っている。最近では「クライマーズ・ハイ」などで脚光を浴びたこの事故。当時の報道では明るみに出なかった思いが詰まっている。<br><br><br><br>６章の主人公は全員、男性。父をなくし、半狂乱になった母の代わりに遺体確認をした高校生。父親が貴重な機内の写真を残して逝った男性。遺族として、治療痕から遺体の特定に尽力した２人兄弟の歯科医師。<br>家族を理不尽にも奪われた苦しみ、悲しみ。遺された人たちが、どうやってこの２５年を生き抜いてきたのか。発生直後、現場に向かおうと山を登り、途中で引き返したことに、ずっと自責の念を抱いていた男性。父が機内で書いた遺書が、遺された家族の「憲法」になった家庭。妻を失い、子と離れ、アルコール漬けになって死への道を突き進んでいったある父親。<br><br><br><br>２時間の新幹線の度で手に取り、各章の終盤には嗚咽をこらえながらページをめくった。丹念な取材を生んだのは、これだけの遺族に心を開かせた、著者の人間性だ。正直、嫉妬さえ感じる。綿密に、気の遠くなる時間をかけて紡がれた作品。<br><br><br><br>実は、あの日、東京発伊丹行き１２３便の数時間前、同じ機材が羽田から福岡に向かう便に乗っていた。終夜続いた臨時ニュースは、北九州の祖父の家で見ていた。その事実を、高校生になってから知った。圧力隔壁の異常がちょっと早ければ、私は被害者に、家族は遺族になっていた。他人事には、思えない。<br><br><br><br>
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<pubDate>Mon, 09 Aug 2010 18:21:17 +0900</pubDate>
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<title>読み物７　総督と呼ばれた男</title>
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<![CDATA[ <dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=11050152" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">総督と呼ばれた男(上) (集英社文庫)/佐々木 譲<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51KV0K7QHHL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="margin: 0pt;">￥600</dd><dd style="margin: 0pt;">Amazon.co.jp</dd></dl><br><dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=11050151" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">総督と呼ばれた男(下) (集英社文庫)/佐々木 譲<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51K4Y33F0CL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="margin: 0pt;">￥600</dd><dd style="margin: 0pt;">Amazon.co.jp</dd></dl><br>評価：<span style="color: rgb(255, 0, 0);">★★★★☆</span><br><br><span style="color: rgb(255, 0, 0);"><br></span><br>ギャング小説、と言っていいのだろうか。１９３０年代、マレー半島を舞台に、暗黒街で男がのし上がっていく様を、描いている。<br><br><br>佐々木譲の持ち味は、テンポ良くストーリーが進んでいくところ。読んでいて、まどろっこしい枝葉がほとんどないから、本筋に集中できる。その本筋も、がっしりした骨格だから、飽きがこない。<br><br><br>この作品は、木戸辰也という少年の生い立ちから始まる。身寄りのない辰也は日本人に世話になるが、冷遇される。そんな中、叔父を名乗る男が現れ、英国人の農園で守衛をしたり、炭坑でスト対策をになったりして、糊口をしいでいく。<br><br><br>転機は、炭坑で起こった。叔父が、中国系の共産主義者に殺害されてしまい、すぐさま辰也は報復する。矯正院にたたき込まれ、青年と言える年になって退院した辰也。自転車屋を営みながら、徐々に日本人サークルで裏社会との人脈を築いていき、その足場を固めていく。<br><br><br>殺人に列車強盗など、アウトローのオンパレード。そこに、辰也の器の大きさに惹かれてくっついてくる仲間たちとの友情物語もからみ、経済マフィアへの道をひた走る姿を描く時期もあり、フィクションながら、一人の男の半生を終戦後まで丁寧に描いていく。<br><br><br>面白いのは、辰也を追いかけ、なんとしても捕まえようとする警察官の存在。まるでルパンと銭形を思わせる関係で、二人のやりとりは緊迫感がある一方、辰也は逃げることが、警察官は辰也を捕まえることが生き甲斐になり、互いの存在がよりどころになっているかのような雰囲気がにじみ出ていて、面白い。<br><br><br>上下巻で分量は多めだが、序盤からのめり込めるし、あっという間にクライマックスに入っていくという感じの作品。<br>
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<pubDate>Mon, 02 Aug 2010 21:09:16 +0900</pubDate>
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<title>読み物６THE WINDS OF GOD―零のかなたへ</title>
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<![CDATA[ <dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=10915783" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">THE WINDS OF GOD―零のかなたへ (角川文庫)/今井 雅之<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41JZFKBDJFL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="margin: 0pt;">￥520</dd><dd style="margin: 0pt;">Amazon.co.jp</dd></dl><br>評価：<span style="color: rgb(255, 0, 0);">★★★★★</span><br><br><br>元自衛隊員で俳優の今井雅之による名作。読み込み過ぎて、すでに文庫を３度、買い替えたほどだ。<br><br><br>売れない漫才師の田代誠と袋金太。食事代にも困って釣りに行った帰り、トラックにはねられ、気がつくと、１９４５年、昭和２０年の鹿屋航空隊基地。特攻隊訓練中にけがをした２人の兵士と、魂がいれかわってしまう、というＳＦチックな設定で物語りは進んでいく。<br><br><br>現代とはかけ離れた世界に、２人は最初、まったく適応できない。初めて空襲を受けた時、２人は腰を抜かして防空壕に入ることすらできなかった。他の隊員たちが「国を守るために名誉の戦死をする」と語るたび、くってかかっては、周囲から浮いていく。現代を生きてきた２人と、戦争を生きる同世代の男たち。かみ合わないやりとりも、時間が経つごとに、徐々に誠と金太の言動が、時代に合ったものへと変わっていく。<br><br><br>作品中の設定では、それは体の持ち主の魂が戻り始める、ということになっているが、勝手な解釈をすれば、時流に流され、国を挙げて戦争へと突入していった過程を、２人をモチーフに再現しているように思える。玉音放送が流れる８月１５日、２人が取った行動は……。<br><br><br>この物語、根底には輪廻転生というテーマが流れている。なぜ２人が戦争の世にタイムスリップするのか？自分のルーツは？？初読後、「なるほど」と思わされるだろう。すべてを理解した上で読み返すと、最初とは違った感動や印象が生まれる作品だ。<br><br><br>間もなく、６５回目の終戦記念日がやってくる。今の日本は、目をそらしてはならない歴史の上に立っている。そこを再認識させてくれる作品を手に取る季節でないだろうか。<br>
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<pubDate>Sat, 24 Jul 2010 12:43:26 +0900</pubDate>
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<title>ＤＶＤ９霧の火</title>
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<![CDATA[ <dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=10833956" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">霧の火-樺太・真岡郵便局に散った9人の乙女たち- [DVD]/市原悦子,香里奈,福田麻由子<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F510hKkbfeHL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="margin: 0pt;">￥3,990</dd><dd style="margin: 0pt;">Amazon.co.jp</dd></dl><br><br>１９４５年８月１５日。玉音放送で終戦が告げられたこの日を過ぎても、樺太など、北方では戦争が続いていた。その事実は、あまり知られていない。<br><br><br>この作品は、日本テレビ系列で放送された単発ドラマ。樺太の真岡郵便電信局で終戦後も交換手業務を続け、純潔を守るために、自決した女性たちの物語だ。<br><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E5%B2%A1%E9%83%B5%E4%BE%BF%E9%9B%BB%E4%BF%A1%E5%B1%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6" target="_blank">真岡郵便電信局事件</a>という実際に起きた悲劇がモチーフ。終戦後、本土へ市民たちが避難していく中、進んで交換手業務を続けるために樺太に残ることを選んだ１２人。そのうち９人が青酸カリで自決の道を選んだ。<br><br><br>主役は生き残った３人のうちの１人。高齢になり、悲劇を口述筆記してもらおうとする女性（中村瑞枝）を市原悦子さんが演じる。戦死した父の元部下を頼って樺太入りした瑞枝一家。高倍率の試験を突破して交換手になった瑞枝。戦況が悪化する中、島民の間にはソ連が攻めてくる、攻めてこない、と様々な噂が飛び交う。その中で、初恋をし、勉学に励み、友情をはぐくんでいく瑞枝たち。<br><br><br>だが、中立条約を破棄してソ連が攻めて来ることが確実になった。瑞枝たちは通信手段を確保するためにとどまることを選ぶ。ソ連兵に強姦される、という憶測が流れ、自衛手段として青酸カリが配られる中、印象的なのが継父の一言だ。「もしもの時は、初恋の相手でも思い浮かべてろ。死ぬよりはましだ」。女性の気持ちになれば、ふざけるなという発言だ。でも、そういう覚悟をしていた人たちも、少なくなかったであろう時代だと思う。<br><br><br>最終盤、強姦や虐殺のシーンが相次ぐ。ソ連（現ロシア）に対しての感情が、著しく悪くなった。だが、実際にはそういった暴力事件がいたるところで行われたということではなく、生き残った真岡局の職員に対しては、正当に扱われたということだ。<br><br><br>同じテーマで、現在、<a href="http://hyosetsu.com/" target="_blank">氷雪の門</a>という映画が全国で上映されている。３５年以上前に作られた映画。絶対に忘れられては行けない事件に、スポットライトが当たり始めている。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/matsu082/entry-10594066277.html</link>
<pubDate>Sun, 18 Jul 2010 15:39:46 +0900</pubDate>
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<title>ＤＶＤ８　かずら</title>
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<![CDATA[ <dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=10782904" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">かずら [DVD]/三村マサカズ,大竹一樹,芦名星<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51I-9ljw63L._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="margin: 0pt;">￥3,990</dd><dd style="margin: 0pt;">Amazon.co.jp</dd></dl><br>題名と、パッケージ写真からわかる通り、かつらの話。さま～ずの２人が主演する、ハートフル？コメディーだ。<br><br><br>三村演じる主人公は、建築デザイナー。新規の宅地開発に合わせ、田舎から東京へと転勤になる。<br><br><br>実は、一家そろって薄毛という家系。はげがコンプレックスになり、同僚と飲みに行くことすら出来ない人生を送ってきた。だが、上京したその日、人生を変えようと、かつらを作るろうと思い立つ。<br>東京での初出社は翌日。予算と日程を考えて、即日手配できるかつら屋を選択。その店を経営しているのが、怪しい雰囲気満点の大竹だ。<br><br><br>コンプレックスを覆い隠した三村は、自信みなぎる表情で仕事へ。だが、周囲の目線が頭部に向くと、一気にぎこちなく、おどおどし始めてしまう。<br><br><br>強風や汗、雨。かつらの不自然さがあらわになりかねない状況で、必ず黒子として助けてくれるのが大竹。この２人が絡むと、大がかりなさま～ずライブの様相。映画なのでいつものようなアップテンポな感じにはならいないが、「～～かよっ」ツッコミなど盛りだくさんだ。<br><br><br>そうそう、ストーリーは、ヒロインが登場して、かつらがばれる、ばれない、などおきまりの筋が展開されていく。<br>実は、意外な人物が身近で情報を大竹に送り、三村の窮地を救っていたり、はげの親兄弟たちが、恋の成就にあんなことをしたり。さま～ずらしく、爆笑というよりも、くすり、という笑いの方が多いが、笑えて、ちょっとほろっときて、中身のある１００分。演技がぎこちないのは、ご愛敬。<br><br><br>ちなみに。ハゲをかくすならハゲ、が鉄則だと思う。<br>スキンヘッドが許容される職業にいることを、感謝したい(-。－；)
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<pubDate>Wed, 14 Jul 2010 21:39:11 +0900</pubDate>
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