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<title>大人のための映画とおもちゃ</title>
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<description>素晴らしい映画って多々ありますが、観た時よりも後になって良さがわかる深い大人の映画に出合えた時は嬉しいものです…。</description>
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<title>ワイルド・スピード　スカイミッション</title>
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<![CDATA[ <p>ワイルドスピードの第7弾のスカイミッションは、相変わらずド派手なアクションに笑い、ロマンスを織り交ぜながらテンポ良くストーリーが進み、一瞬たりとも目が離せない娯楽作品になっています。</p><p>特に空中からのカー・ダイブやスーパーカーの空中走行！？は圧巻です！！</p><br><p>東京～アブダビ～ロスと世界を駆け巡り、最強の敵（ジェイソン・ステイサム）との熾烈な戦いが見ものです。</p><br><p>なんといっても撮影中に急死した、ポール・ウォーカーのファンならずとも彼を惜しむと同時に相変わず俳優として魅力に満ちた彼の容姿と演技には魅了されること間違いなしです。</p><br><p>本当に、素晴らしい俳優がまた一人スクリーンから消えて残念でなりません。</p><br><p>彼の最後の作品として文句なしの素晴らしい映画です。</p>
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<pubDate>Tue, 26 May 2015 21:32:03 +0900</pubDate>
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<title>コワイ女</title>
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<![CDATA[ <p>“コワイ女”をテーマに監督3人が競作したオムニバス作品。<br>雨宮慶太監督作品『カタカタ』は包丁を持ってどこまでも追ってくる異形の女、鈴木卓爾監督作品『鋼-はがね-』は頭から腰までズタ袋をかぶった不気味な女、豊島恵介監督作品『うけつぐもの』は忌まわしい血筋によってわが子に殺意を抱く女、をそれぞれ描く。<br>ズタ袋の女が登場する『鋼-はがね-』はホラーともSFとも違うシュールさが秀逸で印象的。<br>フランケンシュタイン的な悲哀を感じるだろう。<br><br>『カタカタ』婚約者とのデートを終えて、夜道を帰宅途中の可奈子が「カタカタ」という奇妙な書を聞くと、マンションの上から何かが落下。<br>しばらく気を失って帰宅した彼女を待ち受けていたのは、婚約者の前妻らしき女が包丁を握りしめて立つ姿だった……。<br></p><p>-------------------------------------------------------</p><br>
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<pubDate>Tue, 15 Jul 2014 17:00:59 +0900</pubDate>
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<title>アメリカン・ビューティー</title>
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<![CDATA[ <p>中流家庭の病をコミカルに描く<br><br>　パーツはありきたりなのに、何かがまったく新しい。<br>『アメリカン・ビューティー』には、そんな方程式が働いている。<br>アメリカ郊外の中流家庭が送る空虚な日常…とくれば、半世紀前からおなじみのテーマ。<br>しかし才気あふれる脚本家アラン・ボールが扱うとなると話は違う。<br>　主人公は冴えない中年男レスター（ケビン・スペイシー）。<br>妻（アネット・ベニング）と高校生の娘には軽蔑され、会社ではリストラの対象になっている。<br>そんな男が、娘の同級生アンジェラ（ミーナ・スバーリ）に一目ぽれして豹変。<br>いかれた欲望に力を与えられた彼は会社を辞め、筋トレに励み、マリファナを吸いまくる。<br>失うものはもう何もない。<br>　実にコミカルな映画なのに、不意に感情のパンチが飛んでくる。<br>登場人物が型にはまっているきらいはあるものの、鼻につく寸前で、血の通ったリアルさを放つ。<br>『アメリカン・ビューティー』が描くのは、郊外というものが誕生して以来、アメリカの中流家庭をむしばんできた病だ。<br>人々の幻想は膨らみ続け、現実との溝は深まる一方。<br>この作品の素晴らしさは、そんな病を巧妙なエンターティンメントに仕立てたことだ。<br><br>【2000．5．17】<br>監督／サム・メンデス<br>主演／ケビン・スペイシー<br>　　　アネットベニング<br></p><br>
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<pubDate>Fri, 15 Feb 2013 16:41:12 +0900</pubDate>
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<title>溺れゆく女</title>
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<![CDATA[ <p>フランスの巨匠がつむぐ曖昧な愛<br><br>　粗筋を説明しても、この映画の魅力は伝わらない。<br>長いキャリアの末にフランス映画界の巨匠の仲間入りを果たしたアンドレ・テシネ監督は、時の流れを行きつ戻りつしながら多くを語らない。<br>ただ、深い森を歩きながら目印に落とすパンくずのように、登場人物の心理を推察させる手掛かりを忍ばせる。<br>複雑で曖昧な心と心の結びつきが、作品に緊迫感と詩的なトーンを与えている。<br>　兄のアパルトマンに転がり込んだマルタン（アレクシ・ロレ）は、同居人のアリス（ジュリエット・ビノシユ）と恋に落ちる。<br>だがアリスの妊娠を知り、マルタンは狂気の中に引き籠もる。<br>彼には罪深い秘密の記憶があったのだ。<br>　撮影にも編集にもひらめきが感じられるこの映画は、思いもしない方向に飛び続ける。<br>それをつなぎ留めるのが、ビノシュが発散する暗く一途な情熱だ。<br>一方のロレはビノシュの相手役としては力不足。<br>未熟な演技のせいで、作品は可能性を発揮し切れていない。<br>　とはいえテシネの映画作りは、ほかの監督とは一線を画す。<br>欠点はあるものの、文学的な深みを持つこの作品に比べれば大抵の映画は子供向けに見えてしまう。<br><br>【2000．9．20】<br>監督／アンドレ・テシネ<br>主演／ジュリエット・ヒノシュ　　　<br>　　　アレクシ・ロレ<br><br></p>
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<pubDate>Thu, 07 Feb 2013 15:50:23 +0900</pubDate>
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<title>フェイク</title>
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<![CDATA[ <p>ＦＢＩ捜査官と殺し屋のほろ苦い友情<br></p><p><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120816/16/maxhappy1/d5/6a/j/o0300030012138033106.jpg"><img border="0" alt="大人のための映画とおもちゃ" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120816/16/maxhappy1/d5/6a/j/t02200220_0300030012138033106.jpg"></a><br></p><p><br>　あなたはきっとこう思っている。<br>世の中にこれ以上マフィア映画が必要か。<br>アル・パチーノがマフィアで、ジョニー・デップが子分？<br>　もううんざりだ。<br>『フェイク』に興味が湧かない理由は山ほどあるだろうが、20分だけ辛抱してほしい。<br>実話を基にしたストーリーはいい出来だし、人物描写も申し分ない。<br>　FBl捜査官ジョー・ピストーネ（デップ）は、おとり捜査でマフィア組織に潜入する。<br>人の心を捉えるすべを心得たピストーネは、ヒットマンのレフティ（パチーノ）に愛され、将来を託される。<br>やがてピストーネ自身もレフティの愛と信頼に引かれていき、マフィアを抜け出せなくなる。<br>いや、抜けたいかどうかすら分からなくなる。<br>　FBl、マフィア、家族-ピストーネはいくつもの「ファミリー」と忠誠心に引き裂かれた男だ。<br>演じること自体が人生である人間の例に漏れず、そのアイデンティティーはもろくはかない。<br>笑いと恐怖、人情と暴力が絶妙にブレンドされた語り口に、観客は誰に味方したらいいのか分からなくなる。<br>　大人への仲間入りを記念する役柄を、デップは見事に演じ切った。<br>パチーノも、役にのめり込んだ時の底力を久々に見せつけた。<br><br>【1997．11．12】<br>監督/マイク・ニューウェル<br>主演/アル・パチーノ<br></p><p>監督はイギリス出身の映画監督。</p><p><span class="st"><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB" target="_blank"><strong>マイク</strong>・<strong>ニューウェル</strong></a>（Mike Newell、1942年3月28日 - ）</span></p>
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<pubDate>Thu, 16 Aug 2012 16:45:11 +0900</pubDate>
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<title>ヤマト2199</title>
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<![CDATA[ <p>　はじめて「宇宙戦艦ヤマト」のプラモデルか発売されたのは、1974年の12月のことである。<br>この時TV編が放映中だったが、プラモデル、アニメともに注目されるようになるのは、1977年にTVシリーズの劇場版が公開されてからである。</p><p><br>　その後、劇場アニメ、TV新シリーズと、多くの作品が製作され、それにあわせて模型もさまざまなものが発表されてきたが、1981年に最後の製品か発売されて以来、長い間新作模型が発表されることはなかった。そして1983年3月に公開された「完結編」以後、ヤマトは模型の世界のみならず、アニメの世界からも去っていく。宇宙戦艦ヤマトの時代は、終りを告げてしまったのであろうか？</p><p><br>　宇宙に愛を育むために、自ら進んで還らぬ艦となったヤマト。<br>ヤマトの名は、伝説として人々の記憶にのみ残る存在となってしまうのであろうか？<br>　否、断じてちがう。</p><p>人々が愛を忘れぬ限り、ヤマトは不滅なのだ。</p><p><br>　そして、ヤマトの名を冠する最後の作品が発表されてから数十年がすぎた今、あの名作が帰ってくるのである。その名はヤマト2199！新世代ヤマトの誕生である。</p>
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<pubDate>Sat, 02 Jun 2012 13:40:21 +0900</pubDate>
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<title>トゥルーライズ</title>
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<![CDATA[ <p>超ド派手なスパイコメディー<br></p><p target="_blank"><br><br><a href="http://"><img border="0" alt="トゥルーライズ" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120405/17/maxhappy1/c3/06/j/t02200220_0300030011897632130.jpg"></a> <br></p><p><br>　アクション大作を撮らせたら、ジェームズ・キャメロンの右に出る者はいない。<br>そんな彼が手がけた『トゥルーライズ』はフランスの古いコメディー映画のリメークだが、オリジナル版の小喜劇とは似ても似つかない超ド派手なサスペンス大作に仕上がった。<br>　しがないセールスマン、ハリー（アーノルド・シュワルツェネッガー）の本職は大統領直属のスパイ。<br>テロリストを阻止すべく毎日奮闘するが、妻の浮気も心配だ。<br>任務を装って妻を誘惑する男にしっペ返しを食らわせる。<br>やがて妻もハリーの本業に巻き込まれ…。<br>　ぱかげてる？そのとおり。<br>この映画のばかばかしさは徹底している。<br>原爆のきのこ雲を背景にキスを交わすカップル。<br>誰も放射能のことなど気にしない。<br>　ホームドラマ、アクション、パロディーの融合は意外にも成功している。<br>マンガっぽいストーリーなのに、観客は感情移入してしまう。<br>タキシード姿でタンゴを踊るシュワルツェネッガーも見ものだ。<br>　キャメロンはいつもの荒涼としたタッチではなく、007風のゴージャスで荒唐無稽な世界を築き上げた。<br>ここまで絵空事の作品に大金をつぎ込めるのは、ハリウッドだけだろう。<br><br>【1994．9．14】<br>監督　ジエームスキャメロン<br>主演　アーノルド・シュワルツェネッカー　　　<br>　　　シェイミー・リー・カーチス</p>
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<pubDate>Thu, 05 Apr 2012 17:49:56 +0900</pubDate>
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<title>美女と野獣</title>
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<![CDATA[ <p>ブロードウェイも真っ青</p><br><p target="_blank"><br><a href="http://"><img border="0" alt="美女と野獣" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120317/14/maxhappy1/1e/57/j/t02200220_0300030011856675819.jpg"></a> <br><br><br>　ディズニー30本目の長編アニメとなるが、すでに不朽の名作の風格を漂わせている。<br>創業者ウォルト・ディズニー自身もアニメ化を考えたことがあったが、後半が美女と野獣の食事シーンぱかりで動きが少なすぎるため実現しなかった。<br>だが今回、ウィットあふれる歌と魅力いっぱいの脇役を加え、ブロードウェイも真っ青のロマンチックなミュージカルに仕上がった。<br>　美女と野獣のロマンスは切なく胸に迫る。<br>従来の解釈を覆し、悩める野獣の心理に重点が置かれている。<br>ヒロインは従来のディズニ一作品よりずっと元気な読書家の美女だ。<br>原作のような主体性ゼロの女にしないという点では、最初からスタッフの意見は一致していた。<br>彼女が野獣とかけ合って父親の身代わりになるという筋書きも新たに考案した（原作では父親が命惜しさに娘を差し出す）。<br>　ひねった風刺は大人向けだが、食器などを擬人化して魔法の城の召使いにするなど、子供が喜ぶ仕掛けもいっぱい。<br>モーリス・シュバリエみたいに粋な燭台、ダジャレ好きの狂った時計。<br>ティーポットは優しいお母さん。<br>この連中がナイフやフォークと歌い踊るシーンは華やかなレビューのようだ。<br><br>【1991．11．28】<br>　監督／ゲーリー・トルースデール　　　　<br>　　　　カーク・ワイズ　<br>　声の出演／ペイジ・オハラ</p>
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<pubDate>Sat, 17 Mar 2012 14:40:40 +0900</pubDate>
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<title>アンタッチャブル</title>
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<![CDATA[ <p>帝王アル・カポネを追い詰めろ</p><br><p target="_blank"><br><a href="http://"><img border="0" alt="アンタッチャブル" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120229/17/maxhappy1/73/92/j/t02200220_0300030011823545591.jpg"></a> <br><br><br>1930年代、シカゴの暗黒街の帝王アル・カポネに毅然と立ち向かった一団「アンタッチャブル」。<br>テレビドラマ化されて人気を博した彼らを、鬼才ブライアン・デ・パルマがスクリーンに蘇らせた。<br>　ケチャップがハインツのトレードマークであるように、血はデ・パルマのお家芸。<br>しかし今回は暴力シーンをぐっと抑制し、人物描写に力を入れている。<br>ギャング映画につきものの酒場での乱闘シーンなども登場しない。<br>　財務省特別捜査官エリオット・ネス（ケビン・コスナー〉は密造酒売買の取り締まりを始めるが、カポネを相手に失敗ばかり。<br>やがて自分の価値観や戦法が間違っていたと気づく。<br>ネスに戦いのコツを教えるのがアイルランド系の警官マローン（ショーン・コネリー）だ。<br>　製作当初、問題だったのはネス役の俳優探し。<br>年配の役者では純情さを表現しきれないし、若手では度胸に欠ける。<br>そしてやっと見つけたのが、サラリーマンから俳優に転身した32歳のコスナーだ。<br>　脚本を気に入ったコネリーがマローン役を引き受け、「カポネ役はずっとやりたかった」というロバート・デ・ニーロも出演を承諾。<br>こうしてほぼ理想的なキャストが揃った。<br><br>【1987．8．6】<br>　監督／ブライアン・デ・パルマ<br>　主演／ケビン・コスナー<br>　　　　ショーン・コネリー</p>
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<pubDate>Wed, 29 Feb 2012 17:16:45 +0900</pubDate>
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<title>プラトーン</title>
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<![CDATA[ <p>誰も描かなかったベトナムの狂気</p><br><p target="_blank"><br><br><a href="http://"><img border="0" alt="プラトーン" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120209/23/maxhappy1/29/71/j/t02200220_0300030011784626793.jpg" width="220" height="220"></a> <br><br><br>『プラトーン』を見てよく分かった。<br>『ディア・ハンター』も『地獄の黙示録』も、実はべトナム戦争を描いた映画ではなかったのだ。<br>アメリカ人の心の問題を探るためのメタファーとして、べトナム戦争を利用していたにすぎない。<br>　自らもベトナム従軍を経験したオリバー・ストーン監督は初めての、そして本物のべトナム映画を作り上げた。<br>表現手法はあきれるほどシンプルだが、恐ろしいテーマが観客をクギ付けにする。<br>米軍兵士の無残なまでの内部対立だ。<br>　カンボジアとの国壌近くで、仲間の死に激怒した部隊がある村を襲い、皆殺し同然にする。<br>戦争という無秩序の中で、人間がいかにたやすく野蛮になるか思い知らされる場面だ。<br>恐怖に襲われて銃撃をやめる兵士と、農民の頭を銃床で打ち砕く兵士の差は紙一重でしかない。<br>　冷酷な殺人マシンを演じるトム・ベレンジャーと、良心の呵責を失わない軍曹役のウィレム・デフォーが素晴らしい演技を見せる。『プラトーン』は戦争という狂気に満ちた錯乱を容赦なく描くが、兵士を悪者に仕立てたりはしない。<br>　この激しくも感動に満ちた戦争への哀歌は、観客の心を揺さぶらずにおかない。<br><br>　【1987．3．12】<br>　監督／オリバー・ストーン<br>　主演／トム・ベレンジャー、ウィレム・デフォー</p>
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<pubDate>Thu, 09 Feb 2012 23:19:33 +0900</pubDate>
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