<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
<channel>
<title>mcdmの隠れ家</title>
<link>https://ameblo.jp/mcdm/</link>
<atom:link href="https://rssblog.ameba.jp/mcdm/rss20.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
<atom:link rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com" />
<description>小説裏話なんぞ…</description>
<language>ja</language>
<item>
<title>エブリスタの仕様変更についていけないの…</title>
<description>
<![CDATA[ 有料化に伴ってエブリスタが仕様変更ばんばん打ち出してるようですが、正直ついていけてなくて四苦八苦しています。<br><br>そもそも急激なシフトチェンジにやや躊躇いもあったり……。<br><br>書いたものに金銭的な価値を見出す事それ自体には異論無いです。<br>そりゃあ時間使って書いてますしね。<br>半プロみたいな方も多数いらっしゃると思いますし。<br><br>でもそれありき、それメインになってしまうと、読み手側もひいちゃうんじゃないかなぁ。<br><br>かと言え、書き手側からすれば、あれだけ読者を持っているサイトもなかなか無いし、場所替えしようにも難しい現状。<br><br>うーーーん。<br><br>ぶっちゃけエブリスタの囲い込み商法も私は個人的にはあまり好ましく思っていないのです。<br>Twitterやブログなどへのリンクも禁止ですし。<br>顧客を逃がさない為には正当な手段でしょうけれども、不自由もあります。<br><br>そしてそんなもやもやの中での更なる仕様変更＆不具合。<br><br>先ほど特典作品のblackbirdを更新しようと思ったら綺麗サッパリ消えていました( ；∀；)<br><br><strong>どこいったんじゃー！！！</strong><br><br>作り直そうかとも思ったのですが、またしばらくしたら戻ってそうな気もしたのでとりあえずそっと放置しています。<br><br>やっと時間見つけて書いたのに(´；ω；｀)ｳｯ…<br><br>隠れ家なので、ちょっとだけ愚痴らせて頂きました。<br>昔に戻ってよエブリスタ……(´◉◞⊖◟◉｀)<br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/mcdm/entry-11584678957.html</link>
<pubDate>Fri, 02 Aug 2013 05:49:26 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>2作同時進行とかしてると</title>
<description>
<![CDATA[ ……混乱する。<br><br><br><br>ヽ(゜▽、゜)ノ<br><br><br>テイスト近い物だと割と平気だけど、blackbird+私18～は違いすぎるのですね。<br><br>どっちかに引っ張られてしまうので、出来れば別々に書くのが良いのですが<br>ちょっと、どっちも書くのが楽しくてヽ(ﾟ◇ﾟ )ﾉﾜｰｲ<br><br>私18歳～は、当初短く纏める予定だったのですが、書きたい事がもっさりあって長丁場になりそうな予感です。<br>立場逆転物って素敵ですねぇ。<br>鉄板ベタベタネタが大好きなので書いていて楽しいです。<br><br>さて。<br>みちくさ食ってないで仕事してきます。<br>夜は酒を飲むのです。<br><br>んでは。<br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/mcdm/entry-11577205122.html</link>
<pubDate>Sun, 21 Jul 2013 14:38:25 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>Blackbird</title>
<description>
<![CDATA[ 特典のお話　ちょっと裏話<br><br><br>なので何も知らんでいたいんじゃーと言う方は読まないでね。<br><br><br><br><br><br>*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*<br><br><br><br><br><br><br><br>応援特典の為の小説をしこしこ書いております。<br><br>大きな手小さな手の外伝と言って良いお話なんですが、今までと多分ちょっとテイストが違うのです。<br><br>なので構成段階で「こりゃあちょっと繋がる手にアップするのはどうかな」と悩んでいました。<br>基本的にあの世界では、優しく温かい物を表現したいと思っていました。<br>けれど今書いているBlackbirdはとにかく暗い。<br>最終的には皆が幸せになれば良いと思っている私ですが、このお話はそのあたりを掴みあぐねている段階だったりします。<br><br>登場人物はレイくん。<br>レイくん、誰だっけそれ？<br><br>とお思いの方もいらっしゃるでしょう。<br>漢字で書けば「零くん」です。<br><br>そう、あの水上さんなんですね。<br><br>大きな手～の中で、水上さんが「葉くんは昔の僕に似ている」的な事をちらっと話すシーンがあったんですけれど、その中身を紐解いてみようと言うのが今作のBlackbirdです。<br><br>大きな手～の中の水上さんと、Blackbirdの中のレイくんは同一人物ですが、きっと全然違った印象を受けるかと思います。<br><br>私が実は水上さんとかなり年齢が近いのですが、例えば10年前を振り返ってみたらその頃の自分は今の自分とまったく違う人間だったのでは無いかと思うのです。<br><br>本質は基本的には同じかもしれません。<br><br>けれど生きていく中で得た物・失ったもの・あるいはたくさんの経験、それらを自分の中で昇華して今の自分が形作られていると思っています。<br><br>Blackbirdの中でレイくんは様々な体験をします。<br>それがこの先の水上さんを創る糧と成る事を私は大いに望んでいます。<br><br><br><br>*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*<br><br><br>とまぁ大風呂敷を広げましたが、まだラストまで完成していない状態ですので、どうなるかは私自身わかっちゃいないのです。<br><br>ゆったり更新がほぼウリになっているような私ですが、エンヤコラと必死に書いてみておりますので最後までお付き合いいただければ幸いです。<br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/mcdm/entry-11573707536.html</link>
<pubDate>Tue, 16 Jul 2013 14:37:05 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>おひさしプリッツェル</title>
<description>
<![CDATA[ うっかりパスを忘れてログインできない所でした。<br>あぶないあぶない（;´▽｀A``<br><br>エブリスタで短編久しぶりにスタートしてるんですけれど、それに伴ってTwitter連動しようと思ってたのです。<br><br>以前お遊びイベントで月子さんと葉くんのTwitterアカウントで会話したりしようー的なのやってたのでね。<br>今回も久しぶりにそれ動かしてお話と連動させましょう、と。<br>そんな事を思ってたんですが。<br><br>エブリスタってTwitterアカウントの告知とかもアウトだったのですね(゜д゜；)<br>すみません、知らなくて2人のアカウント通知したらさくっと削除されとりました…。<br><br>このブログに辿りつけた方はもうかなーりかなーり稀なので、アレなんですけど<br>せっかくなのでこちらに2人のアカウント書いておきます。<br><br><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/031.gif" alt="ドキドキ">月子さん<br><br>@tsukiko_sayama<br><br><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/031.gif" alt="ドキドキ">葉くん<br><br>@you_ichinose<br><br><br><br>とりあえず今連載中のお話が終わるまで、としているので短期間です。<br>もしTwitterお使いの方いらっしゃいましたらチラッと覗いてやってくださいませ～(●´ω｀●)ゞ
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/mcdm/entry-11572103168.html</link>
<pubDate>Sun, 14 Jul 2013 03:11:11 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>Absence sharpens love（10）</title>
<description>
<![CDATA[ <br><a href="http://ameblo.jp/mcdm/entry-11032545410.html" target="_blank">Absence sharpens love（９）はこちらから</a><br><br><br><br>＊＊＊<br><br><br>「まぁ、とりあえず体は元気そうだしそこんとこは安心したわ」<br><br>少し困ったように微笑んでアヤネちゃんはそんな事を言いながら席を立つ。<br>腕に通していたヘアゴムで髪をきゅっと後ろで一つにしばって「よし」と気合を入れてこちらをまっすぐ見つめた。<br><br>「じゃあ私そろそろ帰るね」<br>「え、もう帰っちゃうの？良かったらご飯でも……」<br>「いやぁ、流石に今日はエンリョしとくよ」<br><br>顔の前で手を横に2、3度振ってアヤネちゃんはアハハと笑う。<br><br>「また落ち着いたら誘って。そうそう、ちょっと良いカンジのカフェ見つけたんだ。今度はそこ付き合ってよ」<br>「ありがとう。わかったわ。またメールするからね」<br>「了解ッス！」<br><br>ぴしっと敬礼ポーズを作って、じゃっと一言。<br>くるりと後ろを向いた彼女は、あっ、と小さく呟いてもう一度こちらに向き直った。<br><br>「葉！無理はせずでも頑張って思い出すんだぜ！どーしても無理なら……」<br>「……無理なら？」<br>「もっかい私が階段から突き落としちゃる！」<br>「ちょっ、それはカンベン……」<br><br>焦る葉の顔を見てぷはっと吹き出すアヤネちゃん。<br>ケラケラ楽しそうに笑って、嘘に決まってんじゃん！ツッコんでよ！と叫ぶ彼女の顔がとてもとても寂しそうだったのを私は見逃さなかった。<br><br>葉なのに、葉じゃない。<br>そんな彼と話す事を心の中のどこかで苦しいと想っている気持ち。<br>そう思った直後の自己嫌悪。<br>自分に出来る事がなにも無いと悟った瞬間の悲しさ。<br><br>彼女の見せた一瞬の表情にはそういった葛藤があったのだろう。<br>痛いほどわかる。<br>もどかしさ、何かしたい、でも出来ない、どうしたら良いのと焦る心。<br><br><br>そして、置いていかれてしまったと言う孤独感。<br><br><br>「んじゃ今度こそ帰るわ。お大事にね」<br><br>その言葉で私も立ち上がり彼女を見送る為に玄関へと向かう。<br>葉も真似て立ち上がろうとした時、アヤネちゃんはそれを優しく阻止した。<br><br>「葉はここにいて」<br><br>微笑んでそう言うアヤネちゃんを見て、葉はこくりと頷く。<br>彼女はアリガト、と呟いて私の手をぐいと引っ張った。<br><br>リビングから廊下へ、廊下から玄関へ。<br>いつもより足早に進むアヤネちゃんの後ろ姿を見て、それだけで私は全部わかってしまった。<br><br>彼女はきっと。<br><br>「アヤネちゃん」<br><br>「うん」<br><br>振り向かないまま呟く彼女の声は微かに震えている。<br><br>「アヤネちゃん、大丈夫よ」<br><br>熱を帯びた彼女の指先をそっと両手で包んだ。<br>声と同じ、小さく震える指先。<br><br>「今日来てくれてありがとう。嬉しかった」<br>「わたし、なんもしてない」<br><br>ぽとんと私の手の甲に一粒の涙。<br>葉の前では気丈に振舞っていたけれど、きっと彼女もずっと涙を堪えていたのだろう。<br><br>「ううん。アヤネちゃんが来てくれたの、すごく嬉しかったのよ。私も、きっと葉も」<br>「葉……あの、馬鹿……なんで忘れちゃうの」<br><br>きゅっと唇を結んで俯いて、小さな声でアヤネちゃんが苦しそうに言う。<br>空いていたもう片方の手を私の手に重ねて、なんで、なんで、と呟く。<br><br>「私の事はいいよ、でもなんで月子の事忘れちゃうの、月子の事あんなに大事にしてたのに、月子ひとりぽっちにしてんじゃねぇよ」<br><br>喉の奥が苦しかった。<br>何も言葉が出てこなくて、それなのに涙ばかり出そうになる。<br>悲しいのか、寂しいのか、感情の底の底にある物が掴めそうで掴めなくて。<br><br>「ありがとうアヤネちゃん、でも私は大丈夫だから。待つの得意なの」<br><br>目を真っ赤にしたアヤネちゃんはとても困った表情で私をじっと見つめる。<br>素直で真っ直ぐで優しい彼女をこんなにも泣かせてしまったことを単純に申し訳なく思った。<br><br>「何かあったらいつでも連絡してね。私すっ飛んでくるから！月子ひとりで全部背負わないで」<br>「うん、頼りにしてる。本当にありがとうね」<br><br>鼻をすすってえへへと照れくさそうに笑うアヤネちゃん。<br>照れ隠しなのか、握った私の手をぶんぶんと大げさに振り回している。<br><br>「じゃあまたね。葉のことよろしくね」<br>「まかせて。また何かあったらすぐにお知らせするわ」<br>「ん！」<br><br>泣き顔のまま満足そうに微笑んでパッと私の手を離し、今度はその手をぴらりぴらりと横に振る。<br><br>「ガンバレ！月子」<br><br>跳ねるようにドアを抜け、そのまま振り返らず彼女は部屋を後にした。<br>重いドアがゆっくり閉まり、少し玄関に残るアヤネちゃんの香り。<br><br>"ガンバレ！"<br><br>耳に残ったその言葉をもう一度自分の中で反芻して大きくひとつ深呼吸。<br>そうしたら少しだけ、落ちていた気持ちが上昇していくのが分かった。
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/mcdm/entry-11142484631.html</link>
<pubDate>Sun, 22 Jan 2012 03:07:42 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>ごめんなさいー今月中は厳しいかもですー</title>
<description>
<![CDATA[ 今月中には少しでもお話の続きアップしたかったのですが、ちょっと厳しめな現状です。<br>本当に申し訳ない( TДT)<br><br>と言うご報告記事でした。<br><br>しかし本気で寒いですねぇ。<br>室内でも完全防備です。<br>ここ読んでくださってる皆様も、風邪などには気をつけてくださいねー(＞＜;)<br><br><br>それではまたしばし潜りますです。
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/mcdm/entry-11091806629.html</link>
<pubDate>Mon, 28 Nov 2011 17:02:27 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>小説も何も無関係な、ただのつぶやき、なのでこっそり。</title>
<description>
アメンバー限定公開記事です。
</description>
<link>https://ameblo.jp/mcdm/amemberentry-11090420955.html</link>
<pubDate>Sun, 27 Nov 2011 04:56:47 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>話ぶった切って申し訳ないです</title>
<description>
<![CDATA[ Absebce～の執筆途中にぶった切りで別話ツッコミました、mcdmです。<br><br>いや実は、中秋の名月に合わせて更新できたらなーと書いていたお話が温存されておりまして・・・。<br>気づけばそんなんとっくに終わっとるがな！ということでして・・・。<br>せめて！せめて同じ９月に！との思いから、更新してしまいました（;´▽｀A``<br>前後編のみの短めで、きっちり完結させておりますので、よければこちらも読んでみてくださいませ～(｀・ω・´)ゞ<br><br>以下は”月の沙漠”あとがき的な物になります。<br>本編読了後に読んで頂いたほうが良いかなぁと思いますです、ハイ。<br><br><br><br>＊＊＊<br><br><font size="3">月の沙漠　あとがき的な呟き</font><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/250.gif" alt="満月"><br><br><span style="font-weight: bold;">月イベントだもの！書かざるを得ないんじゃないの！</span><br>と一人気張って書き上げた本作です。<br><br>えぇと、このお話は、時間軸で考えると二人が同棲した直後、初めての中秋の名月の日と言う感じです。<br>なのでまだ葉くんは受験（高卒認定）も控えていて、仕事も見習いまっただ中で、とかなりバタバタしているシーズンなんですね。<br><br>文中で葉くんが若干ぐったりしているのはそのせいです（笑）<br><br>月の沙漠は私自身、すっごく好きな曲でして。<br>なんとなくノスタルジックで不思議な雰囲気で、こう、物語を読んでいるような気分になるんです。<br>最後、お姫様と王子様はふたりでどこかへ向かっていく、と言う終わり方も、物悲しくて先を考えさせられます。<br><br>月子さんのお父さんは、お姫様を娘と重ねて、きっと王子様を未来の月子さんの旦那さんだと想像していたんだろうと思います。<br>ふたりが向かっていく先（=未来）を、歌いながらぼんやりと考えたりしていたんじゃないでしょうか。<br><br><br>なんてのを作中で表現したかったのですが、正直うまく出来ているのかどうなのか不安ではあります(゜д゜；)<br><br>兎にも角にも、なんとか９月中にアップできて一安心。<br>拙い作品ですが、最後まで読んで下さった方に深く深くお礼申し上げます。<br><br>ｍｃｄｍ拝<br><br><br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/mcdm/entry-11033586828.html</link>
<pubDate>Fri, 30 Sep 2011 03:44:29 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>月の沙漠（後編）</title>
<description>
<![CDATA[ <a href="http://ameblo.jp/mcdm/entry-11033583758.html" target="_blank">月の沙漠（前編）はコチラをクリック</a><br><br>＊＊＊<br><br><br>「葉、ベッドへ行って眠ろう？ここだと体が休まらないよ」<br><br>ソファに落ちた彼の手にそっと触れて囁いてみる。<br>その声が届いたらしく、長いまつげが小さく揺れて、葉の切れ長の瞳が静かに開く。<br><br>「ん、堪忍、うとうとしてしもた。月子サンの声ってええなぁ」<br>「えぇー、そう？自分じゃわからないよ」<br><br>かしゃんと小さく音を立てて、葉が眼鏡を外し目をこする。<br>青白い月明かりの中で、葉の肌はまるで陶器のように白く見える。<br><br>「俺は好き。落ち着くし、ずっと聞いてたい」<br>「じゃあ今日は子守唄、うたってあげる」<br><br>そう言って、葉の髪にそっとキスをしてみた。<br>そうしたら葉が小さく静かに微笑む。<br><br>「月の沙漠？」<br>「気に入ったの？」<br>「うん。月子サンの歌やな」<br>「私？」<br>「お姫さまは、月子サン」<br><br>父と同じ台詞が葉の口から出た事に内心驚きつつ、なんとなく嬉しい気持ちになった。<br><br>月の沙漠は、とても綺麗な歌。<br>でも、同時に、とても寂しい歌だと思っていた。<br><br>お姫さまと王子さまは、沙漠を超えてどこかへ行くけれど、それがどこなのか分からない。<br>まるでぷつりと途切れたかのような曲の終わりが、なんとなく物悲しくて。<br>夜の闇の中、はるか彼方まで広がる沙漠と金の月。<br>静かな静かなその世界の先にあるものが何なのか、知りたくて。<br><br><br><br><br><br><br><br>「手ぇ繋いで寝よか」<br><br>ベッドへ並んで横たわると、掠れた声で葉がそう言う。<br>言葉で答える前に、私は彼の手を引ききゅっと強く握りしめた。<br><br>冷たい葉の手に、私の温度が早く移れば良いと思う。<br>ふたりの温度が混じっていく時間が、もどかしく、それでいて幸福。<br><br>「葉の手、好き」<br>「俺も月子サンの手、好き」<br>「私のほうが好き」<br>「えぇー」<br>「私、葉が好き！」<br><br>きっぱり断言したら、葉が繋いだ手を自分のほうへ引き寄せて、私の手の甲にそっとキスをした。<br>きゅっと目を細めた幸せそうな笑顔。<br>葉の仕草ひとつひとつが私の心をめちゃくちゃにかき混ぜて混乱させて、とんでもなく幸せにする。<br>慣れないけど、このままでずっといたいと思う。<br><br>「手ぇ繋いで寝るとな、おんなじ夢が見られるんやって」<br>「そうなの？」<br>「ん。せやから夢の中で月の沙漠の続きを見たらええねん」<br><br>お姫さまと王子さま、ふたりはどこへ行くの？<br><br>「月子姫のお供、させてもらおかな」<br><br>見つからない結末は、ふたりの手を通して見られるかもしれない。<br><br>まだ見ぬ沙漠の二人を想って、私も目を閉じた。<br><br>月の沙漠は綺麗な歌。<br>そしてちょっと寂しい歌。<br><br>でもきっと、とても幸せな歌になるはず。<br><br><br>***end<br><br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/mcdm/entry-11033584139.html</link>
<pubDate>Fri, 30 Sep 2011 03:40:21 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>月の沙漠（前編）</title>
<description>
<![CDATA[ 部屋の明かりを消して。<br>リビングの窓にかかるカーテンを開けたら、そこには金のお月様。<br><br><br><br><br>「中秋の名月。雲も無くて最高！」<br><br>耳を澄ませば、どこかしこで虫の音が響く。<br>りんりんとまるで鈴の音みたい。<br>目を閉じてみれば、その音はより一層近くなって、まるで自分たちが虫籠の中にいるかのような錯覚に陥りそうになる。<br><br>「改めて月なんて見たの、いつぶりやろなぁ」<br>「そうねー。なかなかこうしてじっくり見る機会なんてなかったもの。……さて、いただきます」<br><br>可愛らしい串にささったお団子をぱくりと思い切りよく頬張ると素朴で甘い味が口の中に広がる。<br>パック詰めの可愛らしいお月見団子は、気分だけでも、と葉が仕事帰りにコンビニで買ってきてくれたものだ。<br><br>「あ、美味しい。これ美味しいよ、葉」<br>「さよか」<br><br>隣に座った葉はそう短く答えると、私が入れた渋め緑茶をずずっと啜って、ほうと一息ついた。<br><br>「月子サンの淹れたお茶のが美味いで。癒されるわー」<br>「まったまたぁ。葉サンったらお上手ね」<br>「なんやそのテンション」<br><br>照れ隠しに冗談っぽく答えた私を見て、葉は可笑しそうに笑う。<br>月の光の中、葉はいつもより少し大人びて見えた。<br><br>「月って言うと、どんな歌？」<br>お団子二口目をぱくりと頬張って、ふとそんな質問を葉に投げかけてみる。<br><br>「やっぱあれやろ、うーさぎうさぎーってやつ」<br>即答すると、葉は同じくお団子をぱくりと食べた。<br><br>「何見て跳ねる～だね。でもねぇ、私は月の沙漠が浮かぶんだよね」<br>「月の沙漠？どんな歌やっけ？」<br>「葉もきっと耳にしたことあると思うよ。ホラ、こんなの」<br><br>こほんと一つ咳払い、それから冒頭の部分を小さく歌ってみた。<br><br>”月の沙漠を　はるばると　旅のらくだが　行きました”<br><br>「あー、それかぁ、うん聞いたことあるわ」<br>「でしょ？私この歌、大好きなの」<br>「続き聞かせて」<br>「うんうん」<br><br>”金と銀との　くら置いて　２つ並んで　行きました”<br><br>小さくそっと歌ってみる。<br>私に月子と名付けた父が、私によく歌って聞かせた歌。<br>この曲には王子さまとお姫様が出てきて、子供心になんて美しい歌詞なんだろうと思っていた。<br><br>”先のくらには　王子さま　あとのくらには　お姫様<br>　乗った二人は　お揃いの　白い上着を　着てました”<br><br>ゆっくり歌い進めていくと、葉はそっと私の肩に頭を寄せた。<br>静かな呼吸が響いて、私は歌を続ける。<br><br>真っ直ぐでやわらかな葉の髪が頬に触れる。<br>月をふたりで見て、お団子を食べて、大好きな歌を歌っている。<br>ささやかで慎ましやかなこの瞬間が驚くほどに幸せで、幸せすぎて、頭の中がぎゅーっと熱くなる。<br><br>”広い沙漠を　ひとすじに　二人はどこへ行くのでしょう<br>　おぼろにけぶる　月の夜を　対のらくだは　とぼとぼと”<br><br>「――沙漠を超えて、行きました　だまって超えて　行きました」<br><br>『お姫様は月子だよ』<br><br>この歌を口ずさむ時、父はよくこんな事を言っていた。<br>王子様は、だれなの？<br>そう聞き返したことがあった。<br>父は何も答えず微笑んだけれど、その笑顔がどことなくさみしげだった気もする。<br><br>「……二人はどこに行ったのかなぁ」<br><br>ぽつり、そう漏らした言葉に返事は無くて、ふと視線を横へ向ければ瞳を閉じた葉の姿。<br>規則正しい呼吸のリズム。<br><br>「眠っちゃった？」<br><br>少しこけた葉の頬。<br><br>昼間の仕事、夜の勉強、葉はここ暫くずっと無理をしていたのだろうと思う。<br>夜一緒にベッドに入って、私が寝入った後、そっと寝室を抜けだしていくのを私はちゃんと知っていた。<br>朝方までリビングの明かりが付いている事も、知っていた。<br>くたくたになって、でもそんな素振りは見せないで、今日だってこうしてふたりの時間を作ってくれて。<br><br>じゃあ私に出来る事って、一体なんなんだろう。
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/mcdm/entry-11033583758.html</link>
<pubDate>Fri, 30 Sep 2011 03:36:27 +0900</pubDate>
</item>
</channel>
</rss>
