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<title>ｼｮｰﾄｹｰｷ</title>
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<description>DEATH NOTEのＬを主人公にした、どうしようもない妄想炸裂小説『ｼｮｰﾄｹｰｷ』を始め、調子に乗り出し第二作、ｵﾘｼﾞﾅﾙ『三次元の君へ』を連載中。文才の無い素人による、荒削りな文章達ではありますが、興味を持っていただけたら、飛び上がって喜ぶ次第でございます！</description>
<language>ja</language>
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<title>三次元の君へ ～愛した②～</title>
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<![CDATA[ ぽつり、学校に隣接された公園のﾍﾞﾝﾁに座り、直角に折れた首の痛さも感じないほど、ただただ空から落ちる雪を眺めていた。<br><br><br>始めは曇った空と同化していたのに、だんだんと形が浮き出て大きくなっていく。目の前に降りる頃にはもう、わずかにその自然が生み出した繊細な細工も見えるくらいに。<br><br><br><br><br><br><br><br><br>「おまえ、何やってんの？」<br><br>突然白ばかりの視界に飽きるほど見知った顔が現れた。<br><br>金色に近い髪の毛が無機質な蛍光灯の下で見るよりも眩しかった。今は。<br><br><br>ﾊﾞｲﾄ帰りのﾕｳｺﾞは僕の隣に腰を降ろした。<br><br><br>「ったく、ﾊﾞｲﾄも学校も無いのに、朝から何やってんだかなぁ。」<br><br><br>ﾕｲさんと会うことを話してはあったが、あたかもぼんやりとでも察しているような。それがこいつのありがたい所で、言葉少なな僕がずっとこいつとつるんでいる最大の理由かもしれない。<br><br><br>「ﾌﾗれたか？」<br><br><br>回りくどい言い方をしないのも、案外気持ちにぴしゃりと区切りがつくもんなんだなぁと、それもまたありがたい。<br><br><br>「逆にﾌﾗれたかったかも」<br><br><br>意外と自分の声音がそれほど暗くはないのに自分でも驚いた。けれど静かにゆっくりと、僕は昨日の出来事を話し始めた。
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<link>https://ameblo.jp/mi-co1205/entry-10099849922.html</link>
<pubDate>Sun, 25 May 2008 01:07:41 +0900</pubDate>
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<title>三次元の君へ ～愛した①～</title>
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<![CDATA[ 深い闇、見上げた空はどこまでもどこまでも終わりがなく黒い。<br><br>暗い。<br><br>真っ暗で。<br><br>包み込まれた身体は細く儚くて。壊れてしまうくらいなら、いっそ闇の中で生きよう。<br>誰も見てくれないのなら、誰にも見えなくなればいい。<br><br>いっそ、誰も見つけられなければいい。<br>誰かを見つめるだけでいい。<br><br><br>あなたは愛せない。<br>視線を注ぐ存在を、感情を注ぐ存在を。<br>愛されることを拒み、愛することだけを望んだ。<br>自分を見つめない存在を、自分に思いを寄せない存在を。<br><br><br>あなたの生きる世界は皆冷たくて、<br>あなたの生きる世界は感触が無くて、<br>全てはあなたの脳内で廻る。<br>あなたの頭の中だけで繰り広げられる世界。<br><br>めくるめく世界は、触れられなくても、あなたを拒むことはない。<br><br>それがあなたにとっては心地よい世界なのだろう。<br><br><br><br><br><br><br>僕の、僕は、どうにかあなたの世界に潜り込み、その深い闇に包まれた。<br><br>一緒に闇に溶け込んでしまおう。<br><br>あなたが僕を見てくれるまで。<br>僕があなたを見つけたように。<br><br>今度は僕を見つけて。<br>深い闇の中で、僕の世界を見つけて。<br><br>憧れや希望に絶望したあなたへ。<br><br>憧れや希望に身を滅ぼしたあなたへ。<br><br>触れられることはこんなにも温かいんだよ。<br><br>あなたの紡ぐ言葉のように。<br><br><br><br><br><br><br><br>どんどん、どんどん、降ってはｱｽﾌｧﾙﾄをｸﾞﾚｰに染め上げる東京の雪のように。<br><br>僕の心に積もればいい。<br><br>そして春を迎えればいい。<br><br><br><br><br><br><br><br>見上げた白い空からは、ただただ白い雪が落ちる。<br><br>僕の眼鏡に、頬に、髪に、唇に。<br><br>どんどん、どんどんあなたが僕に触れては溶けていく。<br><br><br><br><br><br><br><br>初めてあなたに会えた次の日の朝は、突き刺す程の寒さが、雪を連れてきた。<br><br><br><br><br>学校は冬休みだというのに、僕は朝から冬空の下にいた。<br><br><br>雪にはしゃいぐ子供でもなしに、今の僕はただ雪に包まれたかった。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/mi-co1205/entry-10091724764.html</link>
<pubDate>Sun, 27 Apr 2008 15:36:33 +0900</pubDate>
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<title>三次元の君へ ～恋をした⑤～</title>
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<![CDATA[ 淡い間接照明の影が俯いたﾕｲさんの表情を隠す。<br>ぽつりぽつりと低い声で話し始める。<br><br>「昔ね、ﾊﾀﾁの頃二年くらい付き合ってたひとがいたの。彼はあたしの事をよく叱ってくれた。最初はそれが愛情だと感じていたの。真剣にあたしの事をおもってるからだって。<br><br>“お前はいつもﾏｲﾅｽ思考だからﾀﾞﾒなんだ”<br><br>“その態度、言葉遣いやめろよ！”<br><br>“お前いかねーの？空気読めよな！”<br><br>“そんな考えだから仕事もうまくいかないんじゃねーの？”<br>…って。それが全て正しいと受け止めた。あたしは思考から行動まで、全てを彼の理想とするように変えようとした。彼が大好きだったから。彼に怒られまいと、嫌われまいと、必死だった。彼が直せと言った所は全て直さなきゃと努力はしたものの、やっぱりﾊﾀﾁにもなると人間の本質的な所は変えるのは難しいのよ。<br>もがいてた。苦しかった。変えたくても変えられない自分に苛立ち始めて、彼の前で失敗ばかりを繰り返しては、自己嫌悪になっていったの。大嫌いだった。そんな自分がどんどん嫌いになっていったの。<br>殺したいくらいに…。」<br><br>最後の一言は絞り出されたような声だった。それから吹っ切れたように、口元を少しだけ緩め、ﾃｰﾌﾞﾙの上の半ば平らげた料理達に所在なさげに視線を置いて続けた。<br><br>「そんな事考えてたらさ、なぁんか疲れちゃって。この人は本当のあたしを見てはくれない。自分の理想をあたしに植え付けようとしてるんじゃないかって。あたしを理解しようなんて気持ちはこれっぽっちだって見られなかったもの。褒めてもらったことだって一度もなかった。<br>そこからは悲惨だった。自分に自信が持てなくなっちゃって、そしたら人間って、彼どころかもう周りの全てがあたしを非難してるんじゃないかって気になってくるの。だからあたしは世の中に居場所を作らないことにした。居場所なんてないんだって。もう諸刃の剣よね。他人に傷つけられまいと他人を、世の中を拒絶したの…。<br>…そして、紙の中に逃げ込んだの…。<br>触れられなければ、痛くはないもの。」<br>小さくため息をついてから、温くなったﾋﾞｰﾙを一気に喉に流し込んだ。そんな悲しい事実を必死に消化するかのように。<br>
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<link>https://ameblo.jp/mi-co1205/entry-10085489109.html</link>
<pubDate>Fri, 04 Apr 2008 12:30:15 +0900</pubDate>
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<title>三次元の君へ ～恋をした④～</title>
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<![CDATA[ 「ﾕｲさんよく、うちのｺﾝﾋﾞﾆで少年誌買ってたよね？あれって彼氏の？」<br><br>言ってしまった後に、僕にとっては凄く重大な質問を、心の準備もせずに軽々しく聞いてしまったと、思わず「あっ」声が漏れる。<br><br>「え～！？彼氏？そんなのもう一年ぐらいいないよぉ。あれはね、あたしが読んでんの。いい年した女が男の子の漫画読んでんのって、やっぱり変…ｶﾅ？」<br><br>心の引っかかりが取れたと同時に、今度はﾕｲさんからの問いに、自分の勝手な思い込みと軽はずみな言葉が、ﾕｲさんを傷つけてしまったんじゃないかと焦って首を横に振る。<br><br>「いや…僕が勝手にあの…彼氏がいるのかなって思い込んだだけで、あれさ、大学の女の子でも結構読んでる子いるんだよ！ほらっ、今週号表紙だったやつ…」<br><br>「あぁやっぱり？あれ、おもしろいんだよねぇ。女の子にも人気あるみたいでさぁ、ほら主人公がかっこいいじゃない？大好きなんだよね…彼が…。」<br><br><br>…彼！？<br><br><br>安堵と動揺で渇いた喉に三杯目のﾋﾞｰﾙを流し込んだ僕は、少し俯き影を落としたﾕｲさんの表情と言葉に、少し違和感を感じた。<br><br>ｱﾙｺｰﾙで良く回らなくなった頭の中を、『彼』という、漫画の中の二次元の存在を指すには相応しくはないような表現が、答えなくさまよう。<br>「やっぱり…君にはなんでも何でも話したくなっちゃうなぁ…。こんなあたしでも…否定しないでいてくれるんじゃないかって…。」<br><br><br><br>―大好き…<br><br>―彼が…<br><br><br>「君は…、あの日、あたしを誉めてくれたから…。あたしは初めて誰かに認めてもらえた気がしたの…。」<br><br>「あたしね…」<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>―愛ｽﾙ人ﾊ紙ﾉ中<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/mi-co1205/entry-10084954625.html</link>
<pubDate>Wed, 02 Apr 2008 15:16:19 +0900</pubDate>
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<title>三次元の君へ ～恋をした③～</title>
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<![CDATA[ 白、赤、青、黄、緑…色とりどりの光のﾓｻﾞｲｸで包まれた街。週末を迎えた夜の駅前でひとり、行き交う人の波に目眩さえ覚える。鮮やかなﾓｻﾞｲｸからくり貫かれたように、小柄で華奢なﾌｫﾙﾑが小走りにこちらへ向かってきた。<br><br>「ごめん、ごめん！寒かったでしょ？あ、お店、あそこだからっ。」<br><br>息を整えながら、行き着けのｵｼｬﾚな感じの居酒屋を指さす。<br>待ち合わせの時間よりも早く着いてしまい気を使わせてしまったんじゃないかと、僕はふわふわと歩調に併せて揺れる明るい栗色の少し後ろを歩く。<br>いきなり会うことを持ちかけたものの、こういうｼﾁｭｴｰｼｮﾝが初めてな僕を察したのか、ﾕｲさんは最寄りの駅の近くにある馴染みの居酒屋を提案してくれた。<br>間接照明の柔らかくぼんやりとしたｵﾚﾝｼﾞが雰囲気を醸し出していて、ﾁｪｰﾝ店の明るすぎる照明しか知らない僕は緊張がより増した。<br>向かいに慣れた感じで腰を下ろし、ﾒﾆｭｰ表を僕に差し出し、<br>「ここね、安い割になんでもおいしいから。あ、あたしはﾋﾞｰﾙね。」<br><br>と、ﾈｯﾄだけの繋がりの頃、文面から想像していた温かい笑顔を向けてくれた。<br>丸くて少し目尻が下がった瞳には細く滑らかなﾗｲﾝが引かれ、白く透き通るような肌に上気したようなﾋﾟﾝｸ色の頬。艶やかな濡れたような唇。こんなにまともに顔を見たのは初めてかもしれない。僕は顔が熱を帯びてくるのを感じ、選ぶ振りをしてﾒﾆｭｰ表で顔を隠した。<br><br>ﾋﾞｰﾙで乾杯して、いつもの文字のやり取りのようなたわいもない会話をした。<br><br>―あぁ、やっぱりこの人はﾕｲさんだ。<br>今更ながら改めて思う。<br>おっとりとした優しい口調に柔らかい声音。ｱﾙｺｰﾙという名の潤滑油のお陰もあったけど、普段あまり口数の多くない僕もﾎﾟﾝﾎﾟﾝと言葉が飛び出し会話が弾む。<br>なんだかとっても心地いい波長。<br>僕はﾕｲさんの心が僕の心と、ｼﾝｸﾛしているような錯覚さえ覚える。<br>すっかり気分が良くなった僕の口から、心に引っかかっていたひとつの疑問がﾎﾟﾛﾘと滑り落ちた。
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<link>https://ameblo.jp/mi-co1205/entry-10084949787.html</link>
<pubDate>Wed, 02 Apr 2008 14:48:59 +0900</pubDate>
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<title>三次元の君へ ～恋をした②～</title>
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<![CDATA[ 学校から戻った僕は鞄をどさりとﾍﾞｯﾄﾞの横に放り投げ、すぐさまﾊﾟｿｺﾝの電源を入れた。<br>ﾌﾞｩｰﾝと起動し始める音が部屋に響いた。ｶｰﾃﾝの隙間からは夕暮れのｵﾚﾝｼﾞ色が優しく細く僕の肩を染めていた。ｶｰﾃﾝを開けることさえ忘れていた僕は、とにかく夢中でｶﾁｶﾁとSNSｻｲﾄのﾊﾟｽﾜｰﾄﾞを入力さた。ｶｰﾃﾝ越しの薄ｵﾚﾝｼﾞ色の部屋に忙しなくｷｰﾎﾞｰﾄﾞが音を立てる。<br>白いﾄｯﾌﾟ画面に浮き出る赤い文字。<br><br>『新着ﾒｯｾｰｼﾞが一件あります』<br><br>心臓がﾄﾞｸﾝと飛び出しそうになった。<br>その赤色は、僕の望んだ赤色なのか。はやる気持ちの裏に不安が重なり合った。<br>―もし、これで関係が崩れてしまったら。ﾕｲさんはﾈｯﾄだけの繋がりを望んでいたら…。<br>赤色にｶｰｿﾙを合わせ震える指でﾏｳｽをｸﾘｯｸした。<br><br><br><br><br><br><br><br>『会えてよかった』<br>ﾕｲさんからのﾒｯｾｰｼﾞはたった一言だけだった。けどたったその一言に、僕の不安は一掃され安堵のため息がでた。<br><br>―良かった。拒まれていない。あの奇跡ともいえる出会いは僕らに良い結果を与えたんだ。<br><br>しかし、たった一言だけのﾒｯｾｰｼﾞに違和感を覚えた。<br>いつものﾕｲさんのﾒｯｾｰｼﾞは会話のような文面なのに、今まで一言だけのﾒｯｾｰｼﾞなんてなかったのに…。なんだか<br>『会えてよかった』<br>の一言に何かたくさんの本当のﾒｯｾｰｼﾞがつまっているような気がしてならなかった。<br><br>『会えてよかった』<br>それで？<br>どうして会えてよかったの？<br>あなたは僕に会いたかったの？<br><br>文字だけじゃ伝わらない、伝えきれない思い。それは…ﾕｲさんの本当のﾒｯｾｰｼﾞはなんなんだろう。<br><br><br><br>僕は決心した。<br><br>傷ついてもいい。<br>僕は心地よかったﾈｯﾄ社会を飛び越え、心の壁を突き破っていた。<br><br>自分を護るために引きこもっていた電脳空間から…。<br>ﾕｲさんから送られてきた暖かい点と点の集合体。ほんとうの暖かさを肌で感じたくて…。<br>三次元のあなたに触れたくて…。<br>恋をしてしまったから…。<br><br><br><br><br><br><br>僕らはとうとう殻を破った。
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<link>https://ameblo.jp/mi-co1205/entry-10082767695.html</link>
<pubDate>Tue, 25 Mar 2008 15:40:00 +0900</pubDate>
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<title>三次元の君へ～恋をした①～</title>
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<![CDATA[ 「しっかし昨日のお前にはまじﾋﾞﾋﾞったよ」<br>学食で一番安いかけそばを乗せたﾄﾚｲを、ﾕｳｺﾞは僕の向かいに置いた。<br>「俺、お前と付き合い長いけど、あんな積極的なの見るの初めてじゃね？」<br>僕は黙ってｽﾞﾙｽﾞﾙとﾕｳｺﾞと同じかけそばをすすった。二人はﾊﾞｲﾄの給料日前は決まってかけそばだった。<br><br>昨日の夜、僕が意を決して話しかけたあの人は、やはり電波だけで繋がっていた『ﾕｲさん』だった。あの後ﾕｲさんの後ろにお客さんが並んだので、気を利かせたﾕｲさんは店を出てしまった。<br>僕は家に帰ってから速攻ﾕｲさんに、SNSｻｲﾄからﾒｯｾｰｼﾞを送ったが返事はまだない。<br>僕としては、憧れというか一目を置いていた『あの人』がﾕｲさんで嬉しい限りなのだが、ﾕｲさんからしてみればどうなのだろうか。ﾕｲさんの中の僕、ｻｲﾄの中の『ﾘﾄ』と、実際の『ﾘﾄ』はｲﾒｰｼﾞ通りだったのだろうか。実際の僕は、ﾕｲさんにしてみればｼｮｯｸを受ける容姿だったのだろうか。<br>いやいや、それは自惚れだ。<br>そもそもﾈｯﾄ上の僕は、そんなにも想像を膨れあげ、良い期待をさせるほどのｲﾒｰｼﾞでは無いはずだ。きっと容姿と比例するだろう。自分から見ても客観的に見ても、良くも悪くもなく、まぁ平均的な顔の作りだ、僕は。<br>『あまり印象に残らない顔』<br>と、ﾕｳｺﾞからもお墨付きだ。顔よりも黒縁の眼鏡の方が印象に残るとか。<br><br>昨日のあの出来事から、講義を受けても、かけそばを食べても、ﾕｳｺﾞと話しても、頭の中はﾕｲさんの言葉とあの人の顔がぐるぐる回ってひとつに重なっては、またぐるぐる回っている。<br>可愛らしい印象のあの人と、ﾕｲさんの素直で素敵な文字から伝わる温かい内面。<br><br>一目惚れ…ではない。視覚と感覚、二目惚れだ。<br><br><br><br><br><br><br><br><br>あなたが僕を…人を受け入れてくれるのは…<br>いつになりますか？
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<link>https://ameblo.jp/mi-co1205/entry-10079967475.html</link>
<pubDate>Fri, 14 Mar 2008 22:33:04 +0900</pubDate>
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<title>三次元の君へ～見つけた④後編～</title>
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<![CDATA[ →続き<br><br>「譲ってもらえば？」<br>「ﾊﾞｶ！あれどう見ても女もんだろ？入んねーよ！」<br>だよなぁと、ｹﾗｹﾗと相槌を打っているとまた自動ﾄﾞｱが開いた。<br><br>「いらっしゃいませこんばんはー」<br>今度は若い男がﾀﾞﾗﾀﾞﾗと店内に入ってきた。<br>すると、あの人がﾚｼﾞに「週刊少年誌」と「缶ﾋﾞｰﾙ2本」を持ってﾚｼﾞへやってきた。<br><br>―あぁ今日は月曜日…これの発売日だもんな。そういえば前もこの少年誌買ってたな。もしかして彼氏にでも頼まれたのかなぁ…。<br><br>なんて考えながら僕が商品をｽｷｬﾝ、ﾕｳｺﾞが袋詰めをしていると、隣のﾚｼﾞにさっきの若い男が立ったので、ﾕｳｺﾞが対応へ向かった。<br><br>「あの、これもお願いします。」<br><br>商品をｽｷｬﾝし終わると同時に、あの人が携帯電話の『収納代行』の用紙をﾚｼﾞｶｳﾝﾀｰへ差し出した。<br><br>「お預かりしま…」<br>何気なく目に入った、ﾊﾞｰｺｰﾄﾞの上の名前に目が釘付けになった。<br><br>『新世ﾕｲ様』<br><br>…ｱﾗｾ？…ﾕｲ…<br><br>僕の脳内で物凄いｽﾋﾟｰﾄﾞで記憶のﾊﾟｽﾞﾙが組み合わさっていく。<br>『住んでいる所が近い』<br>『25歳』<br>『7月のﾗｲﾌﾞに行った』<br><br>『ﾕｲ』…<br><br>「ﾕｲさん！？」<br>勢いよく顔を上げた僕に、あの人は目を大きく見開いた。<br>間違いない。きっと間違いない！<br>男の勘があるとすれば、きっと今ﾌﾙに稼働しているはずだ。僕の中で不確かな確証が大きく膨れ上がって弾けた。<br><br>「僕…あのっ…ﾘﾄです！あのSNSの…」<br>きっとこんなにも積極的になったのは初めてだっただろう。いや、自分から知らない人に話しかけること自体、初めてだったかもしれない。<br>「あ…！えぇ！？ﾘﾄ君！？」<br>有線のBGMとﾚｼﾞのﾎﾞﾀﾝ音だけの店内に、あの人の少女のような声が響いた。<br><br><br><br><br><br><br><br>やっと見つけたよ。<br>あなたを。<br><br>～見つけた～終
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<link>https://ameblo.jp/mi-co1205/entry-10079120642.html</link>
<pubDate>Tue, 11 Mar 2008 21:33:11 +0900</pubDate>
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<title>三次元の君へ～見つけた④前編～</title>
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<![CDATA[ 休み明けのﾊﾞｲﾄはいつにも増してﾀﾞﾙい。ましてや、こいつと組むのはもっとﾀﾞﾙい。<br>親友…悪友…腐れ縁の『ﾕｳｺﾞ』<br>夜勤は基本二人体制のｼﾌﾄなので、暗闇の中で恍々と白く光るこの箱の中には、僕とﾕｳｺﾞの二人だけ。<br>中学からの付き合いだからかれこれ7年。高校、大学、更にﾊﾞｲﾄまでとどうやらこいつとは縁が切れないらしい。<br>もっとも、こいつを意識して進学したわけでは無いのだが、とりわけこいつは僕をやたらと構いたがる。<br>学校→ﾊﾞｲﾄと疲れ気味なのに、なぜか元気なこいつは隙あらば僕に話かけてくる。<br>「つうかさｧ、あいつの講義ﾀﾞﾙくね？」<br>「ちょ、今の女の子ﾔﾊﾞくね？」とか…。<br>「あーうん。」といつも僕はﾀﾞﾙそうに流すのだが、なぜか憎めないそんな男だ。<br>そんなやり取りをしていると、自動ﾄﾞｱの開く音がした。<br><br>「いらっしゃいませこんばんはー」<br><br>野郎二人の心のこもらない接客用語が、開いたﾄﾞｱから冬の夜の中に消えていった。<br>漆黒の闇からふわりと無機質な光に晒されたのは、『あの人』。<br>程良く栗色の髪は毛先がゆるくｶｰﾙされて、外から舞い込んだ風で一瞬ゆるりと揺れた。寒かったのだろう。黒のﾊﾟｰｶｰを上着にしていたあの人は、両腕を抱きながら「寒っ」と言わんばかりの仕草で店内に飛び込んできた。<br>雑誌ｺｰﾅｰで立ち止まっていたあの人を見て、僕とﾕｳｺﾞは「あっ！」と顔を見合わせた。<br>「ちょ、あれ7月のﾗｲﾌﾞの時に物販してたｵﾘｼﾞﾅﾙのﾊﾟｰｶｰじゃね？」<br>僕らが立っているﾚｼﾞから、雑誌ｺｰﾅｰまで約3m弱。声を潜めつつも興奮気味にﾕｳｺﾞが言った。<br>僕とﾕｲさんを繋いだﾊﾞﾝﾄﾞが、7月のﾗｲﾌﾞの時に会場限定で販売していた、ﾊﾞﾝﾄﾞのﾛｺﾞ入りﾊﾟｰｶｰ。それをあの人が着ていたのだ。<br>僕もﾕｳｺﾞもその7月のﾗｲﾌﾞに行っていたので見たことがあった。<br><br>―そう言えば、ﾕｲさんもあのﾗｲﾌﾞに行ったって言ってたっけ…。<br><br>「あぁー！やっぱ俺もﾊﾟｰｶｰ買っとけばよかったー！」<br>「つうかあん時お前、7月なのにﾊﾟｰｶｰなんてって、全然見向きもしなかったじゃん。」<br>「だよなー。あーでもあぁやって着てる人見るとやっぱかっけーなぁ。あの人は先のことちゃんと見据えてたんだなぁ、うん。」<br>評論家のようにﾕｳｺﾞが腕組みしながら言った。
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<link>https://ameblo.jp/mi-co1205/entry-10079080212.html</link>
<pubDate>Tue, 11 Mar 2008 19:53:46 +0900</pubDate>
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<title>三次元の君へ  ～見つけた③～</title>
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<![CDATA[ 昨日の天気とは打って変わって、朝から外は雨だった。<br>風にのって勢力を増す雨。今日はﾊﾞｲﾄが休みでﾗｯｷｰだった。<br>雨は止むことなく、夜になっても街や道路や木々を濡らす。<br>しきりに何かを伝えるように。しきりに何かを訴えるように。休むことなく屋根や窓やｱｽﾌｧﾙﾄを打ちつける。<br>僕はそれに気付かない。部屋の窓を打ちつける雨粒に気付かない。<br>「ねぇ君、聞いてよ。」<br>僕の耳にはiPodのｲﾔﾎﾝから音楽が垂れ流しにされているだけ。<br>僕とﾕｲさんを最初に繋いだ、ﾊﾞﾝﾄﾞの曲達が。<br><br><br>もうひとつ、僕とﾕｲさんを繋ぐ赤い文字。<br>「新着ﾒｯｾｰｼﾞが1件あります」<br><br>何気ない話を繰り返す二人の無機質な文字。だけれど、無機質なはずの文字からは、なぜかあたたかさが伝わってくる。僕はﾕｲさんの事がもっと知りたくなった。本名や容姿や仕事内容などはどうでもいい。ﾕｲさんはどんな人間なんだろう。どんな過去を持ち、どんな風に育ってきたんだろう。<br>ﾕｲさんからの文字のあたたかさの訳を僕は知りたくなって、ｷｰﾎﾞｰﾄﾞを叩く。<br><br>「私は平凡でつまらない女よ。ただ流れに身を任せて、なんとなく勝手にここまで生きてきたって感じね。」<br><br><br>なんだか少しはぐらかされたようなのは、気のせいだろうか。<br>それでも、やっぱりﾕｲさんは素敵な人だなと思った。<br>「勝手にとかなんとなくということは、ﾕｲさんが自然に前へ進める力があるということだよ。僕なんていつも淀んで止まってばかり(笑)ﾕｲさんは素直な人なんだね、うん。」<br><br>自分の打った文字に改めて素敵な人だと思った。きっと、ﾕｲさんは素直な人なんだ。素直で自然で、嘘がつけないからまっすぐ歩んでこれたんだ。<br><br>さっきより少し間を置いてからの「新着ﾒｯｾｰｼﾞ」の赤い文字。ｶﾁﾘとﾏｳｽの上の人差し指を軽快に弾く。<br><br>「ありがとう。初めて誰かに自分を肯定してもらえた気がした、すごく嬉しいよ。」<br><br>意外な反応に僕は少し驚いた。<br>「肯定」…<br>ﾊﾟｿｺﾝの白い画面に照らされた僕の顔は、ぼんやりとあたたかくも深いものを眺めていた。<br><br><br><br><br><br><br><br>あなたが、僕の送った点と点の集合体に涙している事をしらずに。
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<link>https://ameblo.jp/mi-co1205/entry-10074824880.html</link>
<pubDate>Sat, 23 Feb 2008 16:03:09 +0900</pubDate>
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