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<title>酒のこと</title>
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<description>酒のことお酒と絵と文：意外と酒飲みは哲学的だって思いませんか？</description>
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<title>7月のカレンダー</title>
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明日から7月。 一年も折り返しですね。梅雨が明ければ、夏。夕暮れの風と、グラスについた水滴が心地よい、ビールの美味しい季節がやってきます。🍺 今年の夏も、美味しいお酒を飲みましょう。 今月のお酒は、Damoiseau Vieux 15。ジャマイカ系とはまた違う、穏やかで奥深い味わい。ゆっくりと時間をかけて楽しむのに、おすすめの一本です。 今年の夏は、初めてのお酒に挑戦してみるのもいいですね。 ※画像を保存して、はがきサイズでプリントしてご利用ください。 ---------------------
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<dc:date>2026-06-30T06:52:02+09:00</dc:date>
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<title>小さな四角い箱に答えを入れて</title>
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 静かに、心を決めた夜だった。君のいる街へ、答えを届けに行こう。そう思って、スマホで最短の時刻を調べた。 それまで、あたりまえのように一緒に呑んでいたのに——突然、君の家族のことや仕事のこと、いろんな出来事が一度に重なって、僕は肝心な答を曖昧にしたまま、時だけが過ぎていった。そして君は、静かに故郷の町へと帰ってしまった。 それでも君は、変わらず優しく、いつも僕を支えてくれた。距離だけが増えたけれど、それ以外は、まるでいつものように過ぎる毎日。 ——でも、やっぱりね。毎日の “あたりまえ” が、一
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<dc:date>2026-06-28T15:49:39+09:00</dc:date>
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<title>僕がコップでワインを飲むわけ</title>
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 秋が深まり、冬の匂いがまじりはじめる頃になると、僕は決まってワインが飲みたくなる。 いや、正確に言えば――一升瓶に入った、日本のワインだ。どちらかといえば、「葡萄酒」と呼ぶ方が似合う。それを、コップに無造作に注いで飲む。そんな飲み方が、いつの間にか癖になってしまった。 「今度の休み、山梨に行ってみない？」 あの頃、よく通っていたバーで知り合った女性がいた。毎晩のように一緒に飲み歩き、くだらない話ばかりしていた彼女が、その日は少しだけ真面目な顔でそう言った。 彼女の父親が、一升瓶のワインをうまそ
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<dc:date>2026-06-26T07:02:13+09:00</dc:date>
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<title>氷山のようなロックグラスの上で、白熊が笑った</title>
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 日曜日の朝。お酒の残る頭でぼんやりしながら、テーブルに置かれたラムの瓶を眺めていた。 3年前に突然「バイバイ」って言って、オーストラリアに行った君が、昨日ふらっと訪ねて来て置いていったボトル。「私の、今、一番好きなラムなんだ」そう言って、今どうしているのかをたずねると、君はにっこり笑って、何も言わずにそのまま帰っていった。 シロクマ印のラム。オーストラリアでは誰でも知っているお酒らしい。「オーストラリアのラム」という響きが妙に気になって、瓶をしげしげと眺めながら、すっかり健康そうに日に焼けた君
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<dc:date>2026-06-18T06:48:06+09:00</dc:date>
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<title>ギネスの泡の時間</title>
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 ギネスの泡が好きだ。最近、会えない君とのコミュニケーションは、いろいろな絵文字が使えるショートメールばかり。朝はコーヒーを飲みながら、夜は君の大好きなギネスをちびりちびり飲みながら、スマホに向かってプチプチと打ち込む。 少ない言葉と絵文字でつながるたびに、もどかしさを感じる。そんな時、ギネスの泡がゆっくり落ち着いていくのを、ただ眺めている。 本当は毎日、君の声を聞きたいのに。でも甘えから出る言葉が、お互いを傷つけてしまう。同じことを直接会って話せば、表情が見えて、なんてことない内容なのに。 そ
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<dc:date>2026-06-12T06:57:07+09:00</dc:date>
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<title>ケーキとマッコリ</title>
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 そろそろ日も沈みそうな夕方のこと。今日は、朝から何も食べていなかったことに気がついた。 冷蔵庫の中には、「マロンガトーショコラ」ひと切れと、「マッコリ」。 その二つをテーブルに並べて、しばらくぼんやりしていた。 三日前、君が教えてくれたマリアージュ。 だいぶ暗くなった部屋の中で、「君はあちらでどうしているかな？」そんなことを思いながら、ケーキをマッコリで流し込む。 やさしい甘さとチョコレートの香りが、空腹をゆっくり、静かに満たしていく。 氷がカランと鳴って、甘さの余韻が静けさに変わっていく。少
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<dc:date>2026-06-09T21:13:18+09:00</dc:date>
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<title>猫のボトルを持って君がニャあって言ったこと</title>
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 10月のある平日。ポッカリと仕事があいて、何もすることがなくなった。以前はこんな時に何をしたっけ？ちょっとした小旅行？　映画？　ふらふら街をうろつく？　飲みに行く？ いつからそんな様々なことをやめて、「面倒くさい」って寝っころがる大人になったんだろう。 そう思いながら、情けなくも気持ちよく横になっていると、電話が「しっかりしろ」と言わんばかりに震えた。 電話の向こうは、懐かしい彼女の声。「今、忙しい？」まるでどこかで見ていたみたいに、ちょうどいいタイミングでのお誘いだった。 海の見えるこの公園
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<dc:date>2026-06-03T07:06:40+09:00</dc:date>
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<title>2026.6月のカレンダー</title>
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 明日から6月です。最近はもう夏のような暑さの日もありますが、まだ夏を待つ季節でもあります。 この時期は、夕立のような雨が増えてきます。今年の梅雨はどんな空模様になるでしょうか。 雨が静かに煙る景色を眺めながら、ゆっくり一杯。そんな時間が似合う季節です。 今月のお酒は「Inchmurrin 1966」。たまには古酒をゆっくり楽しんでみるのもいいかもしれません。 カタツムリのように、ゆっくりと。 ※画像を保存して、はがきサイズでプリントしてご利用ください。  -------------------
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<dc:date>2026-05-31T09:34:16+09:00</dc:date>
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<title>赤い箱をもって赤い場所にいく話</title>
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 秋晴れのある日、君を誘ってお出掛け。 ここは、子供の頃に父が連れてきてくれた、僕の記憶に残る一番の場所。 どんないきさつだったかは覚えていないけれど、珍しく父に連れてきてもらった。 土産物屋で買ってもらった玩具の鉄砲。屋台で食べたイカの丸焼き。肩車。 そして、真っ赤に染まった山々。 そんな話をしながら歩いていたら、君は急に立ち止まって僕の目を覗き込み、「珍しいね。あなたがそんな話するの」ってうれしそうに言った。 「もう少しいくと滝に出るから、そうしたらこれを食べよう」 少し照れながら、（この季
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<dc:date>2026-05-25T21:22:51+09:00</dc:date>
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<title>ミュージシャンの愛飲者が多いらしい、このお酒。 （これも、マスターから聞いた話だ。）</title>
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 そのバーは、駅前の大通りから外れた、ひとり通るのがやっとの細い路地の突き当たりにあるビルの地下にある。急な階段を降り、ジャックダニエルのロゴが貼られただけの、店名のない扉を開けると――6人も座れば身動きが取れなくなるような、小さなカウンターが迎えてくれる。 スピーカーの音量は絞られ、ガンズ・アンド・ローゼズやモーターヘッドの曲が、かすかに流れている。店内は限りなく暗く、バックバーが見えないほどだ。客はみな、一言だけ「ストレート」「ロック」「水割り」「ソーダ」「コーラ」と好きな飲み方を告げ、千円
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<dc:date>2026-05-19T06:52:02+09:00</dc:date>
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