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<title>トンマなカラス</title>
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<description>こんな筈ではなかったに・・・</description>
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<title>原風景</title>
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<![CDATA[ <pre><font color="#00ffff"><font face="Arial" color="#000000">　</font>私と母との性にいろどられた原風景といえば・・<br>　場所は郷里の隣町の映画館。中学三年生の私は「女体の神秘」<br></font><font color="#00ffff">と看板の掛かった、その映画館の暗い隅に立っています。その時<br>、後ろのドアから明かりが広がって、人が入ってきました。巡回<br>の警官でした。<br>　制服姿のその大人が巨大な閻魔大王に見えました。するどい眼<br>光が私の学生服に注がれています。<br>　交番所に連れていかれました。名前を聞かれ、学校、住所、親<br>を聞かれ、黒い帳面に書かれました。<br>　連絡を受けた、母親が駆けつけてきます。「高校に受かったば<br>かりですから、どうか学校の方には内密に・・」母が必死に頼む<br>と巡査は大丈夫だ、というように頷きます。<br>それからの記憶の映像は、母と私が交番を出て、夕暮れ迫る家路<br>をとぼとぼと歩いているところです。母は黙って、私はしょんぼ<br>りと・・</font></pre>
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<link>https://ameblo.jp/minion/entry-10005657304.html</link>
<pubDate>Mon, 31 Oct 2005 02:52:03 +0900</pubDate>
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<title>告白その２</title>
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<![CDATA[ <pre> <font color="#00ffff">満ち潮にのって、私の乗る、木造の伝馬船は海岸の磯にたどり着<br>きました。波が岩に砕け散ってます。その波に乗って、船は岩礁に<br>ぶつかり、舳先が割れました。朽ちかけていたのです。<br> 私はスローモーションのような動きでジャンプしてました。そし<br>て、波に洗われる岩にしがみついたのです。<br> ずぶ濡れになった学生服のまま、バス停へと歩きました。早く家<br>に帰りたかった。喉も渇く、腹も減る。限界でした。見ると食堂が<br>あります。シーズンオフの、海水浴用の荒れたバラック立てです。<br> 入ると老婆が胡散臭そうな目でこちらを見ています。私は壁に張<br>ってある献立を指して、定食を頼むと、水道の水をがぶ飲みに飲み<br>ました。<br> 老婆は少し困ったような顔をしてましたが、しばらくして、熱い<br>味噌汁と沢庵、生臭い煮魚、冷えて、硬いご飯を運んできました。<br>飯は少し臭いました。<br> 定食をいっきに腹に収め、バスに乗り、電車の駅へと急ぎました。<br>母の心配している顔が目に浮かびます。<br> いくつかの停留所を過ぎた時、急に腹が熱く、さし込んで来ました<br>。いっきに掻きこむように食べたのが悪かったのか、あるいは？あ<br>の臭いのする飯か？生臭い煮魚か？胡散臭そうな老婆の目が思い出<br>されました。思いなしか、うす笑いの口元も・・<br> 「と、とめてください！」　腹を押さえ、運転席に走りました。驚<br>いた運転手はブレーキを踏み、バスは止まります。出口のステップ<br>を飛び降りると、近くの叢の中でズボンを下ろしました。激しい音<br>とともに、一気に飲んだ水と食べたものが一瞬にして地面に落ちま<br>した。<br> さっきまでの悪寒は急に引いて落ち着きましたが、しゃがみこんだ<br>まま立ち上がれません。そのまま、首をのばしてバスの方を見ると、<br>運転手の気の毒そうな顔がこちらを見てました・・<br> ここで、記憶は切れてます。壊れた船はどうなったか、持ち主は探<br>しているだろうなぁ・・母が心配しているだろうなぁ・・帰り道、そ<br>んな事を考えながら家路をいそいだのでしょう。</font></pre>
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<link>https://ameblo.jp/minion/entry-10005657200.html</link>
<pubDate>Mon, 31 Oct 2005 02:32:35 +0900</pubDate>
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<title>青春の甘美で残酷な物語でしゅ・・告白編その１</title>
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<![CDATA[ <pre><font color="#00ffff">　高校生の頃、毎年、クラスの一人の女性に恋をしてました。といっ<br>ても片想い。何故なら、今では信じられないことですが、我々の時代<br>、田舎の高校では男女交際はタブーでした。町なかを制服姿の二人づ<br>れなど、見かけることはありません。そんな事をすれば、好奇の目で<br>見られ、たちまち噂が立ち、不良者です。　<br>　しかし、高三の時、早熟で多感な私はつのる想いを抑えきれずに恋<br>文を書きました。そして投函した（！？）のでした。手渡しの度胸は<br>なく、彼女の下駄箱に入れるのは汚れるからです。<br>　結果は、彼女の母親に呼びつけられました。“将来のある、若いあ<br>なたは今が大事な時です。こんな事に心を乱してはいけません”とい<br>うような意味のことを云われ、諭されました。<br>　その日の夕方、遠賀川という、その地方を流れる大きな河の堤防を<br>むちゃくちゃに歩いていました。　<br>　気づくと、隣町のそのまた隣町まで来ている。お腹はすく、足は腫<br>れて痛い。ふと見ると、川べりに小舟が舫ってあります。綱を解いて<br>、舟底に横たわりました。流れにのって帰ろうと思ったのです。<br>　そして、自己嫌悪と失意に苦しんでいるうち、疲れがどっと来て、<br>眠ってしまったのでした。<br>　目を覚ますと、降ってくるような天の星が光り輝いていました。舟<br>はゆったりと上下しています。海でした。河口から引き潮にのって流<br>されているのです。沖合いには漁火、左右の岬の根元に家々の明かり<br>がキラキラと点滅しています。　<br>　あわてて、足元の艪を引張りだしました。そして、必死にこぐので<br>すが、とても流れに逆らっているようでもなく、そのうち諦めました<br>。<br>　やがて、空には星が消え、白み始めたのです。朝でした。幸い、満<br>ち潮で舟は岸へ戻っているようです。それから、猛烈に喉の渇きをお<br>ぼえました。たえられない痛みをともなう辛さです。<br>　その時、沖合いから一艘の小さな漁船が低いエンジン音を響かせて<br>近づいてきます。「水を、水をください！」波を切って通り過ぎよう<br>とする、その船の夫婦らしい二人に叫びました。しかし・・　<br>　「水なんかないぞ！」<br>　漁に疲れたようすの二人は汚いものを追い払う手つきで、応じまし<br>た。</font></pre>
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<link>https://ameblo.jp/minion/entry-10005627835.html</link>
<pubDate>Sun, 30 Oct 2005 06:40:03 +0900</pubDate>
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