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<title>どうして私が日本文学を捨てたのか　-彼、の未発表作品-</title>
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<description>彼は一発屋ではなかったはずだが、どうして今blogという媒体で、全てを、この無責任な私に任せることになったのか。</description>
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<title>歯が痛いという知らせ</title>
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<![CDATA[ <p>彼はメールをするんだ。</p><br><p>携帯電話を持っていること自体、不思議な感覚である。似合わない。彼ならばもっと、（自然だの、そのあたりの見えない境界線が合っているとか、そんなニュアンスでなくて）、例えば腕の肉の中に機械を埋め込んで、自慢して喜び、気持ち悪がられて笑い、そしてみんなが飽きる前にひとりだけ遠くで、嘆いている、後悔している。そういえばピアスをこんなにも開けたとき、そうだ、そうだったね、こんな気持ちだったね、と。</p><br><p>歯が痛いと言われても、そのままの意味でないことだけはわかっているけれど、どうしようもない。</p><br><p>僕には僕の生活がもうある。彼は色んなものを捨てていって、どうするのか、気になっているけれど、僕は、彼の、その一部にはもう、なれそうにない。</p>
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<link>https://ameblo.jp/miseba/entry-10005692706.html</link>
<pubDate>Tue, 01 Nov 2005 07:59:34 +0900</pubDate>
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<title>安心をした理由</title>
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<![CDATA[ 彼が仕事を辞めたと聞いて、正直安心している。もちろん彼には、自分が歯車であると自称して、それを気持ちよく思うほどの馬鹿さがあった。それほどに心配はしていなかったが、やはり彼は、働いていると公言するべきではないし、働かず、借金だけを増やし、その言い訳を飲みながら（シラフのときにでも）吐き出して欲しい。それを聞きたいのだ。
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<link>https://ameblo.jp/miseba/entry-10000584389.html</link>
<pubDate>Sat, 19 Feb 2005 03:32:11 +0900</pubDate>
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<title>何かを報告するときの表情</title>
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<![CDATA[ 「仕事をはじめた」と彼から聞いた。サラリーマンだという。恋人ができた、結婚しようかと思っている、と昔、そう聞いたときと同じような嬉しそうな顔だった。わたしはそのときと同じように、ビールを頭からかぶせた。彼はあいかわらず嬉しそうだった。
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<link>https://ameblo.jp/miseba/entry-10000261771.html</link>
<pubDate>Fri, 11 Feb 2005 17:14:17 +0900</pubDate>
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<title>基地の町</title>
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<![CDATA[ 「基地の町」<br><br>、基地の町ではあった。<br><br>私たちはずっと怯えていた。飛行機の音がいつも聞こえることは心地よかったが、常に怯えていた。これからどこへ行っても何をしても、「俺は基地の町の出身だから」と言った瞬間に、自分の存在は消える。生い立ちが自分の全てを掻き消して、つくられたエピソードが支配する。
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<link>https://ameblo.jp/miseba/entry-10000071931.html</link>
<pubDate>Thu, 21 Oct 2004 00:05:53 +0900</pubDate>
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<title>山口県</title>
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<![CDATA[ 「山口県」<br><br>、山口県である。
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<pubDate>Thu, 21 Oct 2004 00:03:02 +0900</pubDate>
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<title>煙草忘れという短編から</title>
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<![CDATA[ なんということだろうか。<br><br>私は否応無く、またも「責任」について考えさせられる結果になっている。我々の世代にはそんなものはありはしない。同じ世代である彼も、それをわかっていながら、わざわざ、そんな問題を私の生活に放り込み、楽しんでいるかのようでもある。<br><br>「彼の作品で死んだ人間がいる」と書いたのは昨日だが、すぐに、削除せよ、との連絡が入った。勿論彼からだ。彼が本当に、その事実の表示を無くしてもらいたいのかどうか、それは定かではないし、この際には意味の無いことだ。<br><br>問題は何故彼がそんなことを言い出したか、ということだが、それは日が進むにつれて明らかになってくるかもしれないし、ならない可能性もある。<br><br>私は削除しなかった。<br><br>彼の三冊目の著作（短編集だった）の「煙草忘れの体から立ちのぼる」という作品に、「もう無いのですが。何がって？　あんたたちみんなの汚い部分で渦を巻いてるその醜い毛だよ！」という台詞がある。私はその通りにしたのだ。
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<link>https://ameblo.jp/miseba/entry-10000061978.html</link>
<pubDate>Mon, 18 Oct 2004 00:19:08 +0900</pubDate>
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<title>理由に</title>
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<![CDATA[ くだらない。意味があることが素晴らしく意味の無いことはくだらないことだ、そこまで短絡的に決め付けることはしていないつもりだが、（そもそも実存としての意味を私は知らされていないし……）そうだ、ここで彼についての女の話とか、地下鉄だとか、そんなことを記すことにどんな意味があるというのか。<br><br>私は、このblogの更新の、更新回数のためだけに、彼の中のくだらない部分を削り取っていくつもりだった。それをやめようと思ったのは真夜中だからでも、他にすることが無いからでもない。ただの気まぐれだ。そしていつものように私の行動には責任は伴っていない。<br><br>彼が、紙媒体での作品発表を辞めた理由は私にはわからない。ただ、彼が本名を使ったまま行っていた創作活動、そしてそれに付随してくる様々な利権、それを一度に手放してしまったきっかけのようなものは、わかる。責任の無い想像だ。<br><br>彼の作品が原因で間違いなくひとり、人間が死んでいる。
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<link>https://ameblo.jp/miseba/entry-10000035509.html</link>
<pubDate>Sun, 17 Oct 2004 03:13:18 +0900</pubDate>
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<title>関係、私と彼の関係</title>
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<![CDATA[ 彼と私の、最も現在に近い関係（彼が作品を渡して私から去ったついこの間まで）を正確に記しておかなければならないだろう。そう思った理由は、彼の未発表の作品を電子化して公開した後に、起こってしまう諸所のトラブルに関して、作品を世に晒した張本人としての私の責任を少しでも軽くする、ということにある。<br><br>関係、というのは、もちろん私と彼が同級生だったところから始まっている。<br><br>そして、最も現在に近い時まで、私は、彼が代表を務める小さな会社を手伝っていた。部下だった。<br><br>今現在は、難題を押し付けられた者と、そして押し付けた者、ということだ。
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<link>https://ameblo.jp/miseba/entry-10000059271.html</link>
<pubDate>Sun, 17 Oct 2004 00:59:32 +0900</pubDate>
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<title>今朝はわたしを、彼は見つけて</title>
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<![CDATA[ 今朝早く、私は地下鉄の中で彼に小突かれた。見ているし、見ているし、君は、ね、キミは何でそう、ね、備考とかびび、備考、とか。腐れちんたらやってんの。そういわれて彼は、人並みの逆流に酔いしれるように、その地下鉄の線の中では、わりかし大きな駅で降りた。私は朝から行かなければならないところがある。彼は幸せで、私も幸せだ。電車の中で小突き合うのは子供と子供だ。<br><br>そして彼にこれだけは伝えろと言われた。<br><br>彼、そして私は、昭和五十五年生まれだ。
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<link>https://ameblo.jp/miseba/entry-10000056588.html</link>
<pubDate>Sat, 16 Oct 2004 00:58:12 +0900</pubDate>
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<title>何年か前の十月形になっていた何年か前の十月</title>
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<![CDATA[ <br><br>「電車ン中　殴り合ってンのは　こどもとこども」<br><br>彼が最初に、私に見せてくれた作品は、これ、だった。「何、これは」と当然そう言い、彼は「川柳かもしらん」と言う。何年か前の今頃だ。今年と違って、あの時分の十月には、雨は全く降らなかった。ただ今と同じ、小さな地震が何回も続いた。私たちの住んでいた地方の町は、普段はほとんど地震が来ない。世界はそろそろ終わるかもしれないねえ。終わればいいんだよ。そうだねえ。終わってもいいもんねえ。でも俺、終わる前にしたいことある、ひとつ。何、それは。それはねえ。<br><br>そんな会話をしていた。十月は、衣替えの季節としか記憶がない。<br><br>彼が都会に始めて、自分の小説を持って出かけたいたときに感じたことが、「川柳かもしらん」ものになって、初めて形になっていた。
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<link>https://ameblo.jp/miseba/entry-10000053649.html</link>
<pubDate>Fri, 15 Oct 2004 02:05:12 +0900</pubDate>
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