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<title>連続ブログ小説　「吸えない・・・」</title>
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<description>－ Nonstop Nosmoking Story －</description>
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<title>「吸えない・・・」をはじめて読まれる方へ</title>
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<![CDATA[ <p>この物語は、2007年3月（４年前）に、ド素人が思いつきではじめてしまったお話しです。</p><br><p>時代背景が今と若干違うところがございます。</p><p>内容自体も、思いつきで書いておりますので、話の前後がかみ合わない箇所等あると思います。</p><p>その辺はみなさまの大きな心で温かく受け止めてやってくださいませ。</p><br><p>何度も言いますが、思いつきではじめたお話です。</p><p>実際のところ、今後どのような展開で話が進んで行くのかも考えておりません。</p><p>本当に完結できるかもわかりません。</p><p>それと、第１話からお読みいただくと、話の内容がよくわかるシステムです。（だいたいはそうだね）</p><p>最新話が一番上に来るような作りですので気を付けてくださいませ。</p><br><p>そういった事を全部飲み込んでいただいてからお読みいただくとイライラしないですみますね。</p><br><p>なかなか更新できないとは思いますが応援の程、よろしくお願い致します。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mizukaki/entry-10955398733.html</link>
<pubDate>Tue, 20 Sep 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>「吸えない・・・」 第16話</title>
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<![CDATA[ <p>大人になって、両親の前でこんなにも泣くのは初めてだろう。</p><p>抱えていたモノを吐き出すかのように、しばらく泣き続けていた。</p><p>両親は何も言わず、温かく見守ってくれていた。</p><br><p>「雄二、こっちに座りなさい。」</p><p>俺が泣き止むのを見計らって、父が声をかける。</p><p>「ごめんなさい。お母さん心配せちゃったね。」</p><p>母は涙声で言った。</p><p>「いや、違うんだ・・」</p><p>そう言って俺は、今までの事を全て両親に話し始めた。</p><br><p>タバコが吸おうとしても吸えない事。</p><p>美紀の事。</p><p>今日の会社での事。</p><p>そして、俺のせいで母が倒れてしまったのではないか、という事・・・</p><br><p>話終えると、父は少し驚いた様子でタバコや灰皿を片付け始めた。</p><p>母は黙って遠くを見ていた。</p><p>少し間があって、母が話し始めた。</p><p>「この間ね、美紀ちゃんと光一くんがお見舞いに来てくれたの。あの娘いい子ね。」</p><p>「その時、美紀ちゃんからその話ちょっとだけ聞かせてもらったのよ。」</p><p>俺は、光一と美紀が見舞いに行ったことすら知らなかった。</p><p>「もしかして、その話って・・」</p><p>「そう、あなたが今言ったこと。全部じゃないけどね。」</p><p>そう言って母は立ち上がり、押入れから小さな箱のようなものを取り出した。</p><p>「お父さん、もう話してもいいですね？」</p><p>父は母の決意のようなものを感じ、静かに頷いた。</p><p>「母さんね、美紀ちゃんの話聞いて、あなたは守られていると思ったの。」</p><p>母はそう言って、小さな箱から赤ちゃんの洋服と１枚の写真を取り出した。</p><p>「あなた、タバコを吸いたかったのに吸えなかったんでしょ？」</p><p>「それはね、あなたにどうにか吸わないよう助けてもらっていたのよ。」</p><p>「え？どういうことなの母さん！」</p><p>母は、写真を俺に見せた。</p><p>「この赤ちゃんね、あなたのお兄ちゃんなのよ。」</p><p>お兄ちゃん？俺は一人っ子だ。</p><p>まだ事態が飲み込めていない。</p><p>写真には、まだ生まれたばかりの赤ちゃんと母さんが写っていた。</p><p>「・・・お兄ちゃんて、話が全然わかんないよ。」</p><p>母は、赤ちゃんの洋服を手に取り話始めた。</p><p>「この子ね、生まれて間もなく居なくなってしまったの・・・」</p><p>「い、居なくなったって、死んじゃったってこと？」</p><br><p>母の話を聞くと、その赤ちゃんは未熟児だったようで、</p><p>母と対面してすぐに保護器に移されたそうだ。</p><p>そして、その何時間後かに、保護器に赤ちゃんが居ないことに気付き、</p><p>病院中を探したが見つからず、誰かが赤ちゃんを連れて行ったということになったそうだ。</p><p>母は泣き崩れ、父も病院側に何度も訴え続けたが、解決の糸口が見えず、今に至るそうだ。</p><p>この洋服も着せようと準備していた物のようで、写真も生まれてすぐに撮ったものであった。</p><p>母は、今でもその赤ちゃんは生き続けていると信じているのだ。</p><br><p>「今まで黙っていてごめんなさい・・」</p><p>母は、涙ながらに頭を下げた。</p><p>父も写真を手に取り、感慨深い様子であった。</p><p>「母さん、謝らないでよ！母さんが悪い訳じゃないじゃない！」</p><p>俺は初めて聞かされた「兄の存在」に驚いた。</p><p>そして同時に、その時の両親の想いを感じ、切ない気持ちになった。</p><p>また涙がこぼれ出した。</p><br><p>四日目、つづく。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mizukaki/entry-11027887963.html</link>
<pubDate>Sat, 16 Jul 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>「吸えない・・・」 第15話</title>
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<![CDATA[ <p>俺は行くあてもなく街を歩いていた。</p><p>車を飛び出してから、この場所までの記憶があまりない。<br>ただ、吸いたさが極限にきているのは確かだ。<br>このままではいけないとは思っても、体がそれを求める。<br>俺は何度もタバコの自動販売機の前に立ち止まり、<br>美紀の言葉を思い出しその場を離れる、その繰り返しであった。</p><p>携帯電話には、会社からの電話が何回もかかってきている。<br>それに出る勇気すらもなかった。<br></p><p>俺は時間をかけて自宅まで戻ってきていた。<br>家に上がりリビングに入ると、父さんが吸ったタバコの吸殻と残り香が残っている。<br>耐えられず、急いで自分の部屋に戻ろうとすると、玄関の開く音がした。<br>父と母であった。<br>「あれ？裕二どうしたんだ？」<br>俺の居ることに父は驚いている。<br>「母さん、今日退院できることになったんだ。おい、荷物持ってくれ。」<br>俺が家に居る理由も聞かず、父は言った。<br>「裕二、あなたやつれたんじゃない？」<br>ニコッと笑ってそう言った。</p><p>やつれているのは母の方であった。</p><br><p>リビングに入った母は、ゆっくりとソファーに座り</p><p>「やっぱり家は落ち着くわね・・」</p><p>母は伸びをしながら、かぼそい声でそう言った</p><p>「あらお父さん、タバコ・・・また止めれなかったみたいね？」</p><p>その時、家の電話が鳴った。</p><p>「あぁ、俺が出るよ。」</p><p>父が逃げるかのように電話に出た。</p><br><p>「雄二、会社から電話だ。」</p><p>「あ、そう。」</p><p>俺が電話に出ようと立ち上がると、</p><p>「今は具合が悪くて寝ていると言って、もう切ったよ。」</p><p>父は俺になにかあったのを見抜いていたかのようだった。</p><p>「ごめん、明日はちゃんと行くから・・」</p><p>俺が二階に行こうとすると、母が呼び止めた。</p><p>「雄二、どうしたの？何があったか話せない？」</p><p>「雄二、あんまり母さんに心配かけるようなことするなよな。」</p><p>そう言って、タバコに火を着け、大きく煙を吐き出した。</p><p>それを見た瞬間、俺はスイッチが入ったかのように涙が吹き出した。</p><p>そして、しゃがみ込み泣き崩れた。</p><br><p>四日目、つづく。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mizukaki/entry-11015736360.html</link>
<pubDate>Fri, 15 Jul 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>「吸えない・・・」 第14話</title>
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<![CDATA[ <p>会社に着くと、なにやらざわついている。</p><p>話を聞くと、大きな人事異動があったらしいのだ。</p><p>そして自分も異動の対象であることがわかった。</p><p>朝の朝礼で、異動の発表が正式に通達された。</p><p>ひとりひとり順番に異動先が告げられる。</p><p>俺の親しい同僚達も、それぞれバラバラになってしまった。</p><p>そして自分の番が来た。</p><p>「業務管理担当　木村雄二くん。今日から営業担当としてお願いします。」</p><p>営業・・・外回りか・・</p><p>今の仕事にも慣れてきた所だっただけに、少しショックではあった。</p><p>しかし、与えられた仕事をこなす事が自分の義務だと言い聞かせ、</p><p>荷物をまとめ、新しい部署へ向かった。</p><br><p>新しい部署のドアを開けると、すぐあることに気付いた。</p><p>この部署は「禁煙」ではないのだ。</p><p>部屋の中は、タバコの臭いと煙で充満している。</p><p>今までは何にも感じなかったが、何日もタバコを吸っていない自分にとって、</p><p>とても辛い環境であった。</p><p>「おい木村！なにそこで突っ立てる！」</p><p>一度同じ部署で仕事をしたことがある、酒井課長であった。</p><p>「課長、よろしくお願いします。」</p><p>俺は頭をペコっと下げた。</p><p>「木村は俺とコンビだ。早速これから既納先回りするぞ。」</p><p>そう言って、営業車のキーを投げてきた。</p><p>「俺はちょっとトイレいってくるから車まわしといてな。」</p><p>配属早々外回りとは・・・</p><p>俺は急ぎ足で車を取りに向かった。</p><br><p>営業車はもちろん喫煙車。</p><p>灰皿は吸殻で満タンである。</p><p>車を回すと、課長が咥えタバコで待っていた。</p><p>「おう遅いぞ。コーヒーでも飲んでゆっくり行こうや。」</p><p>課長は、缶コーヒーを差し出しながら助手席に乗り込んだ。</p><p>「ありがとうございます。今日はどちらまで行くんでしょう？」</p><p>タバコを吸う課長を横目に見ながら質問した。</p><p>「ん～どうすっかな。とりあえず新宿方面に行ってくれ。」</p><p>課長は、背もたれを少し倒し、次のタバコに火を着けた。</p><p>車内に充満するタバコの煙そして臭い。</p><p>今の自分にはとても辛い、我慢の限界であった。</p><p>「あの課長・・俺今、禁煙してるんです。」</p><p>「あれ？前吸ってたよな？」</p><p>俺はうなずきながら、運転席の窓を全開にしてやった。</p><p>「なんだつまんねぇ奴、ほら、いいから吸っちゃえ吸っちゃえ。」</p><p>課長は、無邪気な顔でタバコを差し出してきた。</p><p>我慢の限界をとうに過ぎている俺には、冗談が過ぎる嫌がらせだ。</p><p>そして、俺の中の何かが、キレた。</p><p>「じゃあ一本もらいます！」</p><p>そう言ってタバコを箱ごと掴み、窓から外に投げ捨てた。</p><p>普段の俺を知っている課長は、鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしている。</p><p>「今吸ってるのもすぐに消してくんないすかね？」</p><p>収まりがつかない俺は、課長にくってかかってしまう。</p><p>「おい、お前何様だ？お前が禁煙してようがしてまいが俺に関係ないだろ！」</p><p>とうとう怒らせてしまった。</p><p>「今捨てたの取って来い！」</p><p>俺は急ブレーキで車を止め、外に走り出した。</p><p>投げたタバコと逆方向に走り出す俺に、何か怒鳴っている声が聞こえる。</p><p>俺はこのままどうなってしまうのか。</p><br><p>やっぱり、吸いたい・・・</p><br><p>四日目、つづく。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mizukaki/entry-10998986848.html</link>
<pubDate>Thu, 14 Jul 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>「吸えない・・・」 第13話</title>
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<![CDATA[ <p>－強制禁煙４日目－</p><br><p>俺はいつもより早く起き、自分の分と父親の分の朝食を買いに外に出た。</p><p>外は天気が良く空気がうまいと感じた。</p><p>不思議とタバコを吸いたいという気持ちが無くなっていた。</p><p>あれだけ吸いたいと思っていたのに・・・</p><p>決心の強さに自分でも驚いている。</p><br><p>近くのコンビニに入ると、美紀の兄が声をかけてきた。</p><p>「おぉ、いらっしゃい。昨日も美紀行ったんだろ？」</p><p>そうだ、こいつの事を美紀ちゃんに聞くの忘れていた。</p><p>「うん、昨日会ったよ。あの娘、本当にお前の妹か？」</p><p>「ん？どういう意味だ？」</p><p>あの、かわいい美紀が本当にお前の妹か？という意味だよ。</p><p>危うく言葉に出そうになった。</p><p>「あいつ、変な事言ってなかったか？最近おかしいんだよな。」</p><p>こいつ美紀の能力の事、知らないんだ。</p><p>「いや別に？じゃあまたな。」</p><p>パンとおにぎりを数個買って急いで家に戻った。</p><br><p>家に帰ると父が起きて待っていた。</p><p>「おはよう。朝飯買ってきてくれたのか。」</p><p>俺はパンを咥え、自分の部屋に戻り、会社へ行く準備を済ませ、リビングに行った。</p><p>「母さん、もうすぐ退院だそうだよ。」</p><p>父がうれしそうに言った。</p><p>「そう、良かったね。」</p><p>そう言って父に目をやると、咥えタバコで新聞を見ているではないか。</p><p>「父さん！タバコ吸ってるの！？」</p><p>「悪い悪い、禁煙なんてやっぱりダメだわ。」</p><p>そう言って、大きく煙を吐き出した。</p><p>突然やってきたタバコを吸っていい環境に、少し戸惑った。</p><p>「一本ちょうだい。」</p><p>そう言えば、今タバコが吸えるのだ。</p><p>急にタバコが吸いたくなってしまった。</p><p>「なんでだよ父さん・・・」</p><p>俺は吸いたい気持ちを振り払って、家を飛び出した。</p><br><p>「ダメだ、ダメだぞ。」</p><p>吸いたい気持ちを押し殺し、駅へ向かった。</p><p>駅前は人だかりになっていた。</p><p>「新商品のタバコの試供品をお配りしていま～す。」</p><p>群がる人達をかきわけホームにあがった。</p><p>また訪れたタバコを手にするチャンス・・・</p><p>どうして俺の禁煙を邪魔するんだ・・・</p><p>そう思いながら、電車に乗り込んだ。</p><br><p>四日目、つづく。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mizukaki/entry-10984576486.html</link>
<pubDate>Wed, 13 Jul 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>「吸えない・・・」 第12話</title>
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<![CDATA[ <p>俺は清々しい気分で溜まっていた洗濯物を一気に干しきった。</p><p>昼過ぎになると、光一が美紀を連れてやってきた。</p><p>二階の俺の部屋にあがってもらった。</p><p>「日曜なのにごめんな。どっか行く予定だった？」</p><p>「いや、特にはなけど・・」</p><p>光一は、明るく振舞う俺に少し戸惑った様子だった。</p><p>「美紀ちゃん、昨日はごめん！今日は謝りたくてさ。」</p><p>「いえ、こちらこそ突然すみませんでした。」</p><p>「それより、話ってなによ？」</p><p>光一が切り出した。</p><p>「あのさ、俺、タバコ止めるわ・・・」</p><p>顔を見合す、光一と美紀。</p><p>「昨日、美紀ちゃんに言われてさ、色々考えたんだけどさ・・」</p><p>「うれしい！ありがとうございます！ありがとうございます！」</p><p>立ち上がり、何度も頭を下げる美紀。</p><p>「おいおい！やめてよ美紀ちゃん！お礼を言うのはこっちだよ。」</p><p>そう言って俺は美紀を座らせた。</p><p>「美紀ちゃん、昨日の話、詳しく教えてよ。」</p><p>美紀は話し始めた。</p><br><p>美紀が持っている能力とはいわゆる未来予知のようなもので、</p><p>その予知は“夢”に出てくるというのだ。</p><p>今回も、名前も顔も知らない男だが、その男によって光一が危険な目に</p><p>あってしまうという“夢”を見たようだ。</p><p>その男のせいで、家族、友人などに危険が及ぶ・・・</p><p>今までにみた“夢”で一番、怖い、残酷な予知だったそうだ。</p><p>そして、光一にその男の外見の特徴を話すと、俺ではないか？ということになったらしい。</p><br><p>俺はその話を聞いて寒気が走った。</p><p>「やっぱり母さんが倒れたのは俺のせい・・・」</p><p>「おい、そんなに悲観になるなよ！まだ大丈夫！大丈夫・・」</p><p>光一は、俺の肩をゆすり涙ぐみながら励ましてくれた。</p><p>「タバコ止めたんだろ？これで解決だよな美紀？」</p><p>「私にも解決方法はわかりません・・」</p><p>美紀は顔を手で覆い、肩を振るわせている。</p><p>「ありがとう。わかった。光一、美紀ちゃん、ありがとうな。」</p><p>とりあえず俺は、この状況を受け止めた。</p><p>そして、タバコをきっぱり止める決心をもう一度固めた。</p><br><p>光一の提案で、三人でどこかに出かけようという事になった。</p><p>俺は気が進まなかったが、美紀も強くそれを望んだ。</p><p>落ち込む俺を元気付けたかったのだろう。</p><p>「俺、腹減っちゃった。」</p><p>「俺もだ！」</p><p>光一の笑顔に笑顔に何度救われて来ただろうか・・</p><p>俺たちは、昼飯を軽く食べたあと、光一の車であてもなくドライブをした。</p><p>光一と美紀との出会いの話。</p><p>光一と俺との昔話。</p><p>仕事の話、家族の話・・・</p><p>いろんな話で盛り上がった。</p><p>気持ちがすごく楽になった。</p><br><p>夜になり、家まで送ってもらった。</p><p>「とりあえずお前は絶対禁煙だぞ！わかったか？」</p><p>今日何度も聞く光一からの言葉だ。</p><p>「わかったって。ありがとな。」</p><p>俺が、家に入ろうとした時、美紀が駆け寄って来た。</p><p>「色々スミマセン・・　ありがとうございます。」</p><p>少し顔を赤らめてこう言われた。</p><p>「お、おう。こっちこそ助かった。これからもよろしくね。」</p><p>こっちまで顔が赤くなった。</p><p>去り際に小さくバイバイされ、キュンとなった。</p><br><p>この二人、絶対に守ってやる！と心に誓った。</p><br><p>四日目へ、つづく。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mizukaki/entry-10966715134.html</link>
<pubDate>Tue, 12 Jul 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>「吸えない・・・」 第11話</title>
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<![CDATA[ <p>－強制禁煙３日目－</p><br><p>俺は森を歩いている。</p><p>小さな小屋を見つけ、中に入って行く。</p><p>小屋の中にはテーブルがひとつ。</p><p>テーブルの上には、なにやら箱が置いてある。</p><p>蓋を開けてみると、中にはタバコとマッチが入っていた。</p><p>俺は周囲を見渡し、タバコを一本手に取り、マッチで火を着けた。</p><br><p>久々の一服はなんてうまいのだろう。</p><br><p>箱の中のタバコをごっそり掴んでポケットにしまい、小屋の外に出た。</p><p>小屋の外は真っ暗闇になっていた。</p><p>なにやらうめき声がするので、目を凝らしてよく辺りを見回すと、何人かの人影が見えた。</p><p>そこには、父、母、光一、美紀、会社の同僚そして上司・・・</p><p>俺に関係ある人物ばかりであった。</p><p>全員ロープで縛られ、口をガムテープでふさがれて、正座させられている。</p><p>「みんなどうしたんだ！」</p><p>そう叫んで近寄ると、みんな恨めしそうな顔で俺を見ている。</p><p>なぜだか俺は、その場から逃げ出そうとする。</p><p>みんなとは逆の方向に駆け出すと、黒づくめの大きな斧を持った大男とすれ違う。</p><p>しばらくすると、「ギャー！」という男の声し、続いて女性の悲鳴、続いて・・</p><p>ハッとして、振り向き戻ってみると・・・</p><p>首のはねられた、みんなの亡骸がそこにあった・・・</p><br><p>「うわぁぁぁああああ！！」</p><p>俺は汗だくになりながら奇声をあげて飛び起きた。</p><p>悪い夢を見ていたのである。</p><p>その声を聞いた父が部屋をノックする。</p><p>「どうした！なんかあったか！」</p><p>俺はまだ振るえが止まらないでいる。</p><p>しかし、父の声を聞いて、さっきのが本当の夢であったのがわかってホッとしていた。</p><p>「だ、大丈夫。ごめん。」</p><p>と返事だけ返した。</p><p>「俺はこれから母さんのところに行ってくるからな。」</p><p>時計を見ると、朝の９時をちょっと回った後だった。</p><br><p>さっきの夢は、やはり何かの暗示なのだろうか。</p><p>いやもうこれは絶対にそうだ。</p><p>俺は枕元に落ちているライターをゴミ箱に投げ捨て、光一に電話をかけた。</p><p>「光一か？昨日はごめん。」</p><p>「いやいいんだ、いきなりだったし・・俺も悪いと思ってたんだ。」</p><p>光一も心配していてくれたようだ。</p><p>「これから美紀ちゃん連れて家に来れないか？」</p><br><p>俺はタバコを止める決意を固めていた。</p><br><p>三日目、つづく。</p><br><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/mizukaki/entry-10962575603.html</link>
<pubDate>Mon, 11 Jul 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>「吸えない・・・」 第10話</title>
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<![CDATA[ <p>俺はタバコとライターを求めて外を歩いている。</p><p>美紀の発言を受け止めれないでいる。</p><p>あたりまえである。</p><p>いきなりそんな事を告げられても納得できるわけがない。</p><p>しかし、母の事やい今までの出来事を考えると・・・</p><br><p>いつの間にかに同級生の居るコンビ二の前に立っていた。</p><p>同級生が中に居ない事を確認して店中へ入る。</p><p>タバコが売っていないコンビニなので、ライターを探した。</p><p>ライターをレジに持っていくと、奥から同級生が出てきた。</p><p>「おお、どうした暗い顔して。」</p><p>やけになれなれしい接客である。</p><p>俺は無視して、金を財布から出しライターを買った。</p><p>外に向かう俺に向かって同級生が言った。</p><p>「お前のところに美紀が行かなかったか？」</p><p>俺は振り向きレジまで駆け寄った。</p><p>「・・お前、今なんて言った！？」</p><p>圧倒された感じで、同級生が言った。</p><p>「美紀だよ、美紀。お前の家に行くって言ってたからさ。」</p><p>「なんで美紀ちゃんを知ってる！」</p><p>「あーごめん。俺の妹なんだよ。」</p><p>「い、妹！！」</p><p>店内に居た客が全員こっちを見ている。</p><p>「お前うるさいぞ！行ったのがわかればいいよ。帰れ。」</p><p>俺の後ろに客が並び始めた。</p><p>俺は店を出た。</p><br><p>あいつの妹が美紀だったなんて・・・</p><p>色々な偶然が、俺をさらに不安にさせていた。</p><p>コンビニから一番近くのタバコの自動販売機に着いた。</p><p>財布から小銭を出しながら、美紀の言葉を思い出していた。</p><p>俺がこのタバコを買ったらどうなってしまうのか・・・</p><p>いや、そんな事はない。</p><p>吸いたい・・吸いたいんだ。</p><p>自動販売機に百円玉を入れた。</p><p>四つ目の百円玉を入れようとした時、あせって百円を落としてしまった。</p><p>コロコロと転がって、自動販売機の下へ。</p><p>しゃがんで下を除くと、手が届きそうなところに転がっていた。</p><p>必死に手を伸ばし百円を拾い、自動販売機に入れようとした瞬間であった。</p><p>自動販売機の電源が落ちたのである。</p><p>「は？なんでだ！？うそだろ！？」</p><p>すぐさま腕時計を見ると、夜の11時をさしていた。</p><p>夜の11時を超えると、自動販売機では買えないのである。</p><p>「くそー！くそー！！」</p><p>ガンガンと自動販売を叩きながら叫んだ。</p><p>強く叩きすぎたのか、すぐに防犯ブザーがけたたましく鳴り始めた。</p><p>俺はもう一度自動販売機を強く叩き、その場をダッシュで逃げ出した。</p><br><p>吸わせてくれ！俺に吸わせてくれ！！</p><p>俺は少し涙ぐみながら心の中で叫んだ。</p><p>気が付けば家の前まで帰って来ていた。</p><p>自分の部屋に着くと、ライターを握り締め眠ってしまった。</p><br><p>三日目へ、つづく。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mizukaki/entry-10961444177.html</link>
<pubDate>Sun, 10 Jul 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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<item>
<title>「吸えない・・・」 第９話</title>
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<![CDATA[ <p>光一の彼女の美紀の発言に俺は凍り付いていた。<br>そして、しばらく沈黙が続いた。<br>「美紀ちゃん、さっきのどういう事？」<br>俺はしびれを切らして聞いてしまった。<br>「あの・・・ご家族に何かありませんでしたか？」<br>少し青ざめた顔で、美紀が俺に聞いてきた。<br>「え！どうして！？なんで！？」<br>こればっかりは慌てた。そして驚いた。<br>母が倒れた事だけは、言っていなかったのだ。<br>母の事を全て話し終えた頃、光一が強張った表情でこう言った。<br>「こいつな、なんか変な能力があるみたいなんだ。」<br>俺はまだ呆然としていた。<br>「あなたにも、そしてご家族・・いや、まわりにいる人達にも危険があるんです。」<br>俺が何かしらの欲求を満たそうとした時、例えば、タバコを求める行為が、<br>人を危めてしまう危険があるというのだ。<br>美紀には、それを見極める能力があるらしい。<br>「ちょ、ちょっと待てよ！俺が何か悪いことしてるって言うのか！」<br>大人気なく美紀につっかかってしまった。<br>「おい！落ち着けよ雄二！」<br>「そんなの信じられるかよ！なんなんだよこの娘はよ！」<br>冷静でいられない俺は、思わず本音が出てしまった。<br>「雄二さん！聞いてください！現にお母さんが・・」<br>「もういい！帰れ！光一お前も帰れよ！！」<br>「今日ここに連れて来てほしいと言ったのは美紀なんだよ・・」<br>「うるせえっ！！帰れって！」<br>光一と美紀は、黙って帰って行った。<br>飲み込めない現実に、俺は焦っていたのかもしれない。<br>そして、受け止めたくはなかった。</p><br><p>俺は、眠っていたらしい。<br>時計を見ると、夜の十時を少し回っていた。<br>一階に下りると、父は仕事に出かけたあとだった。<br>テーブルを見ると、晩御飯が作ってあった。<br>いつものチャーハンである。<br>それを、ありがたく頂いた。<br>食べ終えると、無性にタバコが吸いたくなった。<br>そして、美紀の言葉を思い出した。<br>あれは、本当の事だろうか？いや、絶対にウソだ！<br>でも、母の事もある・・・自分にも危険が・・・<br>そういえば、自分もひどい目にあっている・・・<br>そんな自問自答を繰り返しながら、俺は無意識に外に出ている。<br>体はタバコを求めているらしい。</p><p>あの時、ちゃんと美紀の言葉を受け止めていれば・・・<br>そう思う時が来るのはもうちょっと後になってからである。</p><br><p>二日目、つづく。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mizukaki/entry-10955372158.html</link>
<pubDate>Sat, 09 Jul 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>「吸えない・・・」 第８話</title>
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<![CDATA[ <p>光一との約束まで、少し時間がある。<br>すぐにでもタバコを買いに行きたかったが、外に出るのが恐くなっていた。<br>なんだろうこの不安感は・・・<br>これまでの出来事ははたして全て偶然なのだろうか？<br>母の事も、もしかして・・・</p><br><p>「それって神のお告げじゃね？」</p><br><p>この言葉がまた頭をよぎる。<br>そんな矢先、携帯電話が鳴った。<br>光一からである。<br>時間が空いたから今から来るとの事だ。<br>今の自分には、いいタイミングであった。</p><br><p>光一は自分の車で来た。<br>何やら俺に紹介したい相手がいるらしい。<br>俺の部屋まであがってもらった。<br>「はじめまして、美紀・・・大野美紀と申します。」<br>突然の事でかなりビックリした。<br>光一に彼女ができたらしい。<br>どうやら、早く俺に紹介したかったらしい。<br>「あ、どうも木村雄二です。」<br>簡単に自己紹介をしたが、俺の事は光一からよく聞いていたらしく、<br>「こうちゃんの同級生なんですよね。」<br>こ、こうちゃん？<br>一瞬、吹き出しそうになったが、光一が顔を赤らめているのを見て我慢した。<br>光一にかわいい恋人ができた。<br>なぜか自分の事のようにうれしい。<br>そして、友達を取られた感じでなんだかくやしい。<br>変な葛藤をしている俺に光一が言った。<br>「お前、タバコ止めたの？下にも『禁煙』ってあったし。」<br>「いや、あれは親父がな・・俺は止めてないよ！」<br>スッと光一の前に灰皿を出した。<br>「実は俺な、タバコ止めたんだ。」</p><p>どうやら彼女の助言らしい。<br>光一は俺と同じくらいヘビースモーカーだったはず・・<br>それを彼女が出来たくらいで！！<br>そう言いたかったが、彼女の微笑みを見て何も言えなかった。<br>「そうだ光一、ちょっと聞いてくれよ・・・」<br>今までの事を全部話した。<br>「それ本当か！？偶然だろそんなの。」<br>「だって今も、お前からタバコもらおうと思ってたのにさ・・」<br>ちょっと間を置いて、彼女が口をひらいた。<br>「それって偶然じゃないと思います・・・」<br>え？え？どういう事？なんか恐いんですけど！<br>俺と光一は顔を見合わせた。</p><br><p>二日目、つづく。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mizukaki/entry-10955362974.html</link>
<pubDate>Fri, 08 Jul 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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