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<title>カウンセリングと心理学</title>
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<description>心の病気とは何か？もし自分がそうかなと思ったら何をすればいいのか？どういった解決法があるのか？お金はいくらかかかるのか？薬を使わなければならないのか？このように、生活に直接関係あることから、専門的なところまで、広くとりあげてみるつもりです。</description>
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<title>読書などで得た知識は実生活に活かせるか？</title>
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<![CDATA[ 　わたしたちは多くの知識を本や音楽（の歌詞）から得ているにもかかわらず、自分に余裕がなかったり、つらいときには、そのようなことは実際の生活には役に立たないと言ったりします。<br>　確かに経験してみなければわからないことはありますが、私は上記のようなことを言うことが好きではありません。<br><br>　そのような人は、「いい」と思っていても、実はそれをポップなものとしてしか受け入れていないだけではないかと思うのです。個人的な意見ですが、本や歌詞から得た知識を実際の生活、生き方に取り入れていくことは、体験と同じくらいの意味をもつと思っています。<br><br>　<br><br>　<br><br>　
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<link>https://ameblo.jp/mjgh2333/entry-10153729195.html</link>
<pubDate>Sun, 19 Oct 2008 23:50:52 +0900</pubDate>
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<title>臨床心理学では心の病気をどう捉えているか</title>
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<![CDATA[ 　なかなか更新できませんでしたが、久しぶりに書きました。ちょっと予定を変更して、最近気になった心理療法への批判について、抑うつを例にして書こうと思います。<br>　最近、抑うつは誰しもが経験することで、特別に病気と騒ぎ立てるものではないという記事を目にしました。また、以前から指摘されていることですが、臨床心理学者は心の病気を作りだしているという考え方があるようです。<br>　このような考え方は臨床心理学のなかでもあります。例えば「抑うつリアリズム」と言われるような考え方です。抑うつの症状は、多くの場合何かのきっかけによって引き起こされるわけですが、そのようなときに落ち込んだり、うつ状態になるのは人として自然だということです。よって、うつ状態に陥る人は現実をしっかり把握しているとも考えられるのです。また、うつになりにくい人は、考え方などがプラス思考であったりして、きっかけが起きてもうつになりにくいと考えられますが、言ってみればこのような人は現実をねじ曲げているとも考えられるのです。<br>　さらに、このようなことも言えるかと思います。抑うつ状態は、自分にとってなんらかの重要な意味を持っており、行動や考え方を結果的にかえようとする心理療法（主に認知療法・行動療法を指していると考えられます）は、その人が自分について深く考える機会を奪っている。<br><br>　以上の考え方から心理療法について批判することは一見筋が通っているようにみえますが、やはり、最近の臨床心理学・心理療法の考え方を理解していないと言えると思います。<br>　全ての心理療法家がそうしているとは断言できませんが、少なくとも現在私が学んでいる心理療法の考え方として言うと、その人が苦しんでいて、明らかに普段の生活を行えなくなっている状態を、改善の方向に向けるのが目的であるということです。カウンセリングに来る人たちは、自分が今つらくて、おそらく普段の生活に支障が出ているから来ていると思います。そのときに、自分について考えるチャンスですねと言っていてもクライエントさんのつらさは解消できません。また、そのようなことはその人の本質にかかわることでしょうから、一朝一夕ではいきません。その間にも、その人は学校や仕事に行ったり、家事などを行わなければならないのです。<br>　つまり、心理療法では、とにかく抑うつ状態が出ていることを病気と見なして絶対それを変えようとしているわけではありません。心の問題で（その結果身体的にも）つらくてなんとかしてほしいという人たちの力になることを目指しています。<br><br>　ということで、もし心の問題で苦しんでいると思ったら、お近くの病院（はじめは内科でもいいと思います）や、大学があれば心理相談室（以前も書きましたが、圧倒的に費用が安いです）を訪ねることをお勧めします。その人の問題がパッと解決できるわけではありませんが、<br>１．人に話すことで単純に楽になる。<br>２．そのような問題をコントロールするための援助が受けられる（多くの技法がある）。<br>というメリットがあります。<br><br>　1については、知らない人に何がわかってもらえるのか、という人がいますが、自分の心の問題を知り合いに話すことはかなり勇気がいることだと思います。また、個人的な経験からですが、知らない人なのに、これまで誰にも言えなかったことを喋っていたということがありました。その場でのみする会話と割り切れるからかもしれません。心理関係の専門機関であれば、守秘義務がありますから、外に漏れることも絶対にありません。<br><br>　心理療法の質は常に更新して行かなければなりませんが、心の専門機関へのアクセスをより身近にするというのも、特に日本においてはそれ以上に重要な仕事なので、このブログがその一端を担えればと思います。<br><br>　<br>　
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<link>https://ameblo.jp/mjgh2333/entry-10153077794.html</link>
<pubDate>Sat, 18 Oct 2008 15:21:16 +0900</pubDate>
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<title>ロールシャッハ・テストと認知行動療法</title>
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<![CDATA[ 　最初は前回の心理検査の続きです。<br>　心理検査の中に「ロールシャッハ・テスト」というものがあります。インクのシミが何に見えるかを答えてもらい、その人の内面を理解しようというものです。インクのシミといっても、ただのシミではなく、大抵なんらかの形に見えやすくなっています。どんなシミかというと、これは一般の方はあまり見られないようになっています。ほとんどの心理系読み物でも、取りあげられてはいますが、実際のシミとは違うものを載せています。これはあまりにシミが公表されると、実際にテストを行うときになって不具合が生じるからです。少し前の映画ですが、ビデオのパッケージに本物のシミが印刷されていたため、臨床心理学の分野の方たちから抗議運動が起きたことがありました。結局止められませんでしたが。<br><br>　前回の話の続きになりますが、ロールシャッハを解釈する手順はありますし、日本ではかなりメジャーな検査です。また、こういった検査ではめずらしく、コンピュータを使って結果を数字にまとめられたりもします。しかし、やはり、何故そう解釈できるのかに本当の意味での根拠は無いんです。それでもシミを答えることによってその人の内面がわかるというのは非常に魅力的ですし、プロは使いこなしているのかもしれません。ただやはり近年実証に基づいていることを重視する傾向がありますので、いつまでロールシャッハ・テストが使い続けられるかはわかりません。<br><br>　実証に基づいた臨床心理学と最も相性がいいのが認知行動療法(CBT)です。このブログでも書いていますが、CBTでは、効果があったかどうかを調べて、1つ1つの研究結果もまとめて、全体としてその介入は効果があったのかということを確認し、効果のあるものを使おうという基本姿勢があります。カウンセリングも基本的に短期間で行われ、費用が安くてすむ可能性があります。<br>　これを否定的に合理主義と言う人もいますが、病気を治したいといっているときに、そんなことは関係ありません。<br><br>　「効果がある」と何をもって言えるのかというと、やはり心理検査です。例えばうつ病だったら、BDI(ベック・ディプレッション・インベントリー)という質問紙が有名です。これによってうつ病の人のうつの強さを調べることができます。<br>　<br>　私のブログでは比較的CBTを押していますが、ではCBTはもっともすぐれた方法かというと、そうではありません。効果があることは確かですが、CBT的な学問を研究している人たちのやりかたの中で効果があるということでもあるのです。<br>　例えば、行動を変えることが現在の問題を解決する（行動療法の目的）かもしれないけれど、本当にその人の人生において意味があることか？ときかれると、なかなか難しいと思います。<br><br>　ただ、あまりにも生活に支障をきたしていたり、苦しんでいるなら、行動を変えることを第一目標にすることは自然なことだと思います。<br><br>　それではこの辺で。次回はカウンセリングを受けようと思ったらどうするか、ということを書きたいと思います。けっこうここで悩む方がいられると思います。「病院に行く」が最初ではありません。ネットで検索するとか、タウンページをめくるとかが最初だと思います。検索語はなんでしょうか？もっというと、最初にすることは「恐いけどどうしようかと考えること」かもしれないですね。<br>　そういったことを話したいと思います。<br><br>　<br><br>　
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<link>https://ameblo.jp/mjgh2333/entry-10136130083.html</link>
<pubDate>Sat, 06 Sep 2008 19:43:25 +0900</pubDate>
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<title>心理検査でなにがわかる？</title>
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<![CDATA[ 　私たちはほとんどの人が生まれてから一度は心理検査を受けています。例えばIQを測るようなテストも心理検査の1つですし、就職活動をされた人は性格検査を受けた人が多いかもしれません。一番身近なのは血液型占いでしょうか。<br><br>　実際のところ、心理検査は測りたいものを本当に測れているのでしょうか。答えは、かなりしっかり測れているものもあれば、まったく根拠が無いのに使われ続けているものもある、ということです。<br><br>　血液型から性格がわかるというのは、魅力的ではありますが、全く根拠がありません。テレビなどで血液型別に分けて実験をすると、同じグループの人全員が同じ行動を取るといったことが見られて、「やっぱりそうなんだ」と思ってしまいますが、ほぼ100%方法に問題があります。また、自分があてはまる血液型の性格が他の血液型の人にも見られた場合、私たちはそれを「例外もある」と言ったり、そのときだけ本の下の方に小さく書かれている「あくまで傾向です」といった記述を持ってきたりします。<br>　血液型判断のあいまいな記述を、私たちが信じてしまいやすいということもあります。血液型判断は、その内容にはまるで根拠がありませんが、私たちが血液型判断を信じてしまうということは、心理学の実験で明らかになっています。<br><br>　では、実際に地球上の人全てを4つの傾向に当てはめることができるのしょうか？全くもって血液型が性格に影響していないとは言えません。しかし、あまりにも他の影響を軽視しています。これを読んで、「こんなのただの遊びなんだからいいじゃん」と思ってくれるのなら問題はないんです。確かに、ただの遊びですから、そんなに気にする必要はありません。<br>　ただ、本当に心の底から信じてしまっている人もいて、それで人を判断する（例えばB型とは絶対合わない）というこわいケースもあります。血液型判断の危うさ以上に、どう考えてもそれほど大きな性格を決める要因ではない血液型を信じる人のほうがちょっと危ないかなと思ってしまいます。<br><br>　次に箱庭をとりあげます。箱庭はもともとサンドセラピー（砂遊び）と言いまして、それを日本に紹介したときに箱庭となりました。やや大きめの浅い箱の中に砂が敷きつめてあり、底は青です（砂をどかすと海になる）おそらくその部屋には様々なミニチュアがたくさん置いてあります。一般的には何かを作るとされていますが、サンドセラピーですから別に砂を触りながら遊び続けてもいい訳です。実際幼い頃はスコップ1つあればトンネルをつくったりいろいろ遊べましたよね。<br><br>　ただ、ほとんどの場合、ミニチュアを使ってそこに何かを表現します。そうやってつくられたものと、箱庭をつくっている間の様子などから、その人について考えます。ではつくられたものから私たちは何がわかるのでしょうか？箱庭に関する様々な本が出ていて、事例の解釈が載っていますが、何故そう解釈できるのかということにはなんの根拠もありません。何かミニチュアを砂の中に埋めたというケースがあり、このことは「その人の中にある問題を見せたくないということを表している」、という記述がありました。なんとなく「言われてみればそうかもな」と思いますが、その根拠はどこにもありません。例えば、全く同じ状況でも、「その子にとっての問題が解決し、お墓を作るような感覚でそのことを終わらせる儀式を行った」という解釈も成り立つ訳です。<br><br>　このように、何故そう解釈できるのかに根拠がなくとも、用いられている検査というのはけっこうあります。現在就職試験で使われている性格検査も、なんの根拠もないというものも多いのです。むしろ、そのことを逆手に取って、「信頼性の高い心理検査を熟知しているので、私を人事部に入れてくれれば、もっと性格をしっかり測れる検査を行います。（→それによって無駄な費用を無くせます）」といって入社できるんじゃないかと思うほどです。心理検査の費用はかなりの額です。<br><br>　例えば、性格検査ならば、ビッグ5と呼ばれる考え方が最もうまく測れるということが言われています。しかし、日本ではそれよりも信頼性の無い検査が使われ続けているのです。その理由については様々でしょうが。<br><br>　人に対して介入する際に使う以上は、信頼性の無い性格検査はプロとしてやってはならないと思います。ただ箱庭はちょっと微妙なところで、つくっているその過程で問題が小さくなっていくということも確かにあるのです。だから治療の意味合いもありますし、むしろ強いのかもしれません。ただどうして治ったのかということは、さきほどのように、いろいろな意味付けは可能ですが、まずわかりません。<br><br>　治ればいい、というのも1つの考え方です。ただ、ほとんどの人は時間やお金が限られていますから、治るんだということがしっかりわかっている治療を受けたいと思うのが当然だとは思うんですが．．．<br><br>　今回はこんなところで。次回はまた別の心理検査をとりあげてみようと思います。<br>　
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<link>https://ameblo.jp/mjgh2333/entry-10135971678.html</link>
<pubDate>Sat, 06 Sep 2008 10:23:01 +0900</pubDate>
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<title>精神障害って何？</title>
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<![CDATA[ 　精神障害ときくと、なんだかこころがおかしくなってしまったような感じを受けるかもしれませんが、つまり心の病気ということです。じゃあ「心」とはなんだと言うと、これが難しいんです。よく例えとして胸の辺りに手をあてて心があると言ったりしますが、考えたり、感じたりするというのは全て脳の機能であることぐらい誰でも知っていますよね。　　　　この話はこのくらいまで。<br><br>　現在「DSM-IV」（ディーエスエム-フォー）と呼ばれる、精神疾患の分類と診断の手引きを使ってお医者さんが診断していることが多いと思います。この本はアメリカの精神医学会（APA）が出しているもので、別に診断する上で完璧な本という訳ではありません。しかし、今最も使われているということは間違いないと思います。他には、「ICD-10」（アイシーディー-テン）と呼ばれる国際疾病分類もあります。こちらは世界保健機構(WHO)が出していて、精神疾患以外も載っています。両者の最後についている数字はそれが第何版かを示しています。<br><br>　ここではDSM-IVで話を進めます。DSMではただ症状があれば病気だと診断する訳ではなく、環境的な問題や、知的障害、身体的な病気、生活に支障が出ている程度がなど、複数の視点から診断することになっています。様々な精神疾患がありまして、例えば不安障害、気分障害（うつ病はここに含まれています）、摂食障害、睡眠障害、認知症などなど。<br><br>　では、これを読んで検討すれば誰でも精神疾患とわかるかといえばそうではりません。DSMを使うための面接法というのもありまして、これについても専門機関でしっかり学習を積む必要があります。<br><br>　少しうつ病についてお話しします。うつ病という診断名はなく、一般的にうつ病と言っているのは、気分障害の中の大うつ病性障害であることは前回書きました。ここではわかりやすくうつ病と書くことにします。<br><br>　うつ病と診断されたということは専門機関を受診したということですから、同時にそこから治療が始まります。まずは薬物療法が行われるでしょう。最近は副作用が少なく効果的な薬があります。しかし、薬がこわいという人（そういうふうに思わせていること自体に問題もあるんですが．．．）には精神療法を行うかもしれません。ただ、自殺を計画するような思いうつ病の人には、薬物療法がいいでしょう。<br><br>　おそらく精神療法の中でよく知られているのは、精神分析、パーソン・センタード・アプローチ（PCA）、認知行動療法の3つではないでしょうか。<br>　私はこのうちのどれというわけではないんですが、現実的な問題を考えると、認知行動療法が広がっているというのは納得できます。何よりも効くか効かないか、データをとるという考え方はユーザーから見て魅力的だと思うからです。また心理学を科学と考える人にとっても都合のいいことです。<br>　認知（行動）療法のベースには、何か自分にとって嫌なこと（きっかけ）が気分を悪くするといった悪影響（結果）を及ぼすのではなく、その間にあるその人の様々な要因が結果を招いているということです。これは考えてみれば当たり前のことで、ある２人に同じきっかけが与えられたとして、それについてどう思うかは異なるでしょう。そこで、認知（行動）療法はその間の要因を変えることを目的としています。行動療法を（　）としているのは、行動療法が行動を変えることに焦点を当てているからです。実際には、もうどちらというわけでなく、どちらの技法も使って効果的なものを選択すればいいだけのことです。助けを求めにくる人にとってそれはどうでもいいことですし。<br><br>　PCAでは、人間は基本的に未来に向かって進んで行くものだという、人間観の前提があります。しかし、何か問題があるとそれが止まってしまいます。そこで、相談にきた人とは話し合って行く中で、その人の進んで行く力を貯めていきます。日本ではもっとも受け入れられている方法です。他の立場にいる人たちは、この人間観は受け入れていないと思いますが、現場では、PCTの話を聴く技法を各精神療法の基礎に置いていることが多いと思います。<br><br>　精神分析では、人間には無意識があると仮定しています。そして人間の心の問題は、無意識にある問題が原因だとしていて、それを意識上に上らせ、問題を意識上でコントロールすることを目的としています。よく誤解されているのは、精神分析において意識させることで問題がパッと解決すると思われていることではないかと思います。全く無いとは断言できませんが、ほとんどの場合、問題をしっかり意識して自分のものになるということが大切だと考えられています。<br><br>　以上代表的な3つの精神療法を簡単に説明しましたが、どの療法でも効果をあげています（それぞれ効きやすい精神疾患とそうでないのとがありますが）。ただ、現時点で費用、回数、信頼性を考慮したときに一歩前に出ているのは認知行動療法だと思います。説明では認知をかえるとしましたが、行動をかえるという行動療法の考え方が強力（ある意味では危険ですが）なのです。<br><br>　PCAは人の相談形態としてもっとも自然な方法だと思いますが、ほんとにそれで治るのか？といったことがよく指摘されています。<br><br>　精神分析は、自分でも何が問題なのか把握していないような場合に有効なのではないかと思います。しかし、その考え方と方法が科学的ではなく（だから悪いとは言いませんが）、そのため、自分にどの程度効くのかわからないというのが問題だと思います。<br><br>　今回はこれぐらいで。次回は心理検査について書きたいと思います。心理検査では何がわかるのでしょうか。また、それは本当に知りたいことを測れているのでしょうか？<br><br>　<br><br><br>
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<pubDate>Sat, 06 Sep 2008 00:08:28 +0900</pubDate>
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<title>心の病気のいろいろ</title>
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<![CDATA[ 　私たちは誰しもが心の病気になる可能性を持っています。よく知られているのはうつ病でしょうか？心の病気になることは、風邪をひくのとはいくつかの点で異なっています。例えば治し方がわかりにくいこと。原因がわかりづらいこと。他人に言いたくないこと。<br>　日本では心の病気に関する研究も、一般的な受け入れ方も、制度も、欧米と比較して遅れています。そこで、このブログでは、心の学問（心理学）でわかっていること、心の病気に関することを、基本的なことから専門的なことまでとりあげたいと思います。<br><br>　私は現在、首都圏の臨床心理学系の大学院で勉強をしてます。勉強している中で感じたことや疑問、お役に立てることなどを伝えていけるブログ、また心に関する質問にお答えできるようなブログにしたいと思っています。<br><br>　今日は心の病気なるとはどういうことかをお話しします。例えばうつ病。うつ病にどのくらいの人がなるか知っていますか。簡単に言うと、体育館でよくやっていた、中学校の全校集会を思い浮かべてください（仮に300人とします）。この中の30人、つまり１クラスくらいが、数字上ではそれからうつ病にかかるのです。<br>　うつ病の主な症状は沈んだ気分（抑うつ気分）と興味の減退です。もちろんこれだけでうつ病になるわけではなく、診断基準があります。これについては次回とりあげます。<br>　うつ病の原因はなんでしょう。様々なものがありますが、例えば遺伝だったり（かなり少数）、ストレスだったり、個人の持っている特徴であったり。そしてこれらが組合わさっているというのが最も多いでしょう。原因について大事なことは、少なくとも根性やなまけは関係していないということです。<br><br>　では、うつ病にはどういった治療があるのでしょうか。１つには放っておけば治ったということもあります。ただこれは何か治るようなイベントがあったけれども、生活の中で偶然それを行っていたし、しかもそれがその人に効果的だったという言い方が正しいのかもしれません。しかし、うつ病の人が放っておけば全員治るわけではありません。そんなとき治療法が必要となります。代表的な治療法は「薬物療法」と「精神療法」の２つ。薬物療法は抑うつ症状をしっかり改善してくれます。しかし、再発することが多いという研究もあるのです。精神療法は薬は使わず、様々な技法を用いて症状の改善を行います。こちらはうつ病のもとになっている（と考えられている）原因を直すこともできると言われています。しかし、日本では費用がかかりすぎます。これは保険がきかないことが大きな要因です。<br><br>　ここで大事なことは、じゃあうつ病になったらあなたはこういった治療を受けますか？ということなのです。一般的知識ではなく、あなたはどうしますか？ときかれたときを考えてください。どこにも行かないか、内科に行くと思います。放っておけば治ることもあるんだし、まぁ問題ないと思うかもしれません。休むことが必要だと。<br><br>しかし、うつ病が重くなると、自殺する確率が上がるということがとても問題になっています。<br><br>　そこで、やはり専門医のところに行く方が、回復は確実なのです。具体的には、アメリカの心理学を研究している人たちが集まっている会(APA)では、うつ病には認知療法が効果的だと発表しています。認知療法は最近は行動療法と組み合わせて認知行動療法(CBT)といわれています。<br><br>　日本ではあまり認知行動療法はメジャーではありませんが、近年とても広まっています。これは欧米を中心に広まっている「実証する」という考え方が最近主流になっているからです。実証とは、それが病気に効いたのか、データを示すことと言えるでしょう。認知療法については近いうちに詳しく書こうと思います。<br><br>　心の病気を治すための精神療法は他にも様々なものがあります。無意識を重視する精神分析や、人が成長する力を助けるパーソン・センタード・アプローチなど。それぞれ一長一短があり、患者さんとの相性もあります。その人が抱えている問題と、その人の特徴を踏まえて、適切な技法を行っているところにいくことがいいと思います。例えば、「無意識なんてそんな目に見えないもんがあるか！」という考えを強く持っている人には、精神分析の治療を行うことはとても難しいでしょう。そういった人にはデータを示す認知行動療法がいいかもしれません。<br><br>　もし自分が心の病気かなとか、何かわからないけど苦しいという場合、どうすればいいか、１つ提示したと思います。それはご自宅の近くにある大学（心理系があることが条件ですが）の相談室に行くことです。病院に行くよりも安くすむことがあります。もしそういった機関がなかったら、病院にいくのがいいと思います。ただ心の問題で病院に行くことは、かなりの勇気がいるという問題もあります。これもそのうちとりあげたいと思っていますが。<br><br>　次回は、心の病気って誰がどうやって決めるのか？ということをお話しします。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/mjgh2333/entry-10135829664.html</link>
<pubDate>Fri, 05 Sep 2008 23:06:51 +0900</pubDate>
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