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<title>陳情令...恋をしていた</title>
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<description>恋していたのは私です。底知れぬ沼から抜け出るために、心と頭に渦巻く思いを文字にしてみました。記述は順不同、考察と妄想。ネタバレの配慮はまったくありませんので、ご注意ください。</description>
<language>ja</language>
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<title>恋をしていた（３）ロミオとジュリエットと暗黒</title>
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<![CDATA[ <p>　　　　　　　　　　　　　　　（ドラマ２５話から２８話の内容を含みます）</p><p>昔『ロミオとジュリエットと暗黒』という小説を読んだことがある。</p><p>　　いつの時代のどんな社会にも恋人たちがいて</p><p>　　その恋人たちを引き裂く「暗黒」がある。</p><p>ロミオとジュリエットにとっては、争いを続ける互いの家族であり</p><p>小説の中の少女と少年にとっては戦争であり</p><p>「陳情令」というドラマにおいては</p><p>五代世家が世の秩序を治めるという社会制度である。</p><p>&nbsp;</p><p>各世家には独自の家風と家訓があり</p><p>それぞれの家の繁栄を目標に努力し、競い合っている。</p><p>あるとき、五代世家の一つ温氏が他の世家を滅ぼそうと暴走を始めた。</p><p>結局、四世家が協力して温氏を滅亡させたが</p><p>温氏一族に対する激しい憎しみが残った。</p><p>&nbsp;</p><p>江澄の属する雲夢江氏は、</p><p>温氏の襲撃によって宗主と宗主夫人が命を落とした唯一の世家であり</p><p>温氏に対する憎しみも人一倍強い。</p><p>さらに江澄は予想もしなかった若さで宗主を継ぐことになり</p><p>他の世家に侮られないように</p><p>江氏の評判を落とさないように</p><p>世間体を保つことに、過度に神経質になっている。</p><p>&nbsp;</p><p>これ等の事情を考慮すれば</p><p>温情に対する江澄の言語道断とも思える態度も、少しは理解できる。</p><p>もし櫛を贈りたい相手が温氏に属する女性でなければ</p><p>江澄だって、もっとちゃんとアプローチできていたかもしれない。</p><p>もともと江澄は、自分の感情でいっぱいいっぱいになってしまう人間であり</p><p>温情の気持ちや立場を思いやる余裕などは、持てるはずもないのである。</p><p>&nbsp;</p><p>生き残った温氏を連れて魏嬰が乱葬崗へ去った後</p><p>金鱗台での世家の集まりで</p><p>金宗主と光瑶（孟瑶）から魏嬰の行動を咎める発言があり</p><p>姚宗主と欧陽宗主は</p><p>「温氏は誰一人許してはならぬ。温氏を救う者は我らの敵」と尻馬に乗る。</p><p>江澄は追い詰められるように</p><p>自分が決着をつけると言わざるを得なくなる。</p><p>藍兄や藍湛は魏嬰をかばおうとするが、この場の流れに逆らうことはできない。</p><p>ただ一人きっぱりと反対意見を述べたのは、金子軒の配下の綿綿である。</p><p>暮溪山で魏嬰に助けられたことのある綿綿は</p><p>魏嬰の行動の正当性を訴え、聞き入れられないとわかると</p><p>「一門から抜ける」と、金氏の衣を脱ぎ捨てて毅然と去って行く。</p><p>綿綿かっこいい。</p><p>藍湛も後を追うように席を立つが、結局どうすることもできないのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>江澄は悩み、乱葬崗を訪れるが、温情に会っても言葉もかけない。</p><p>「たしかに温情と温寧には救われた。</p><p>　だが温氏の残党は極悪人とみなされている。</p><p>　その温氏を守る者も大罪人だ。　</p><p>　誰もが温氏の悲惨な死を望んでいる。温氏を守れば世を敵に回す」</p><p>&nbsp;</p><p>江澄は、今や金氏が頂点に立つ社会=世間の価値観を語り</p><p>魏嬰は、実現されるべき正義に立脚する自分の信念を語っている。</p><p>「お前の正義なんて否定される」</p><p>「そうさ　正義であっても否定される。身を隠す以外に方法があるか？」</p><p>魏嬰のこの言葉は、２５話で藍湛が兄に語った言葉と呼応する。</p><p>「ある者を雲深不知処へ連れて帰りたい。連れて帰り、隠します」</p><p>魏嬰の正義を誰よりも理解できるのは、共に天灯を揚げた藍湛である。</p><p>でも藍湛には、魏嬰の正義が現在の社会とは相容れないこともわかっていた。</p><p>なによりも誰よりも魏嬰と魏嬰の正義を守りたいと願う藍湛が</p><p>どうすることもできずに絞り出すように発した言葉が、「隠したい」だったのだ。</p><p>二人が生きる社会：世家が治める社会の「暗黒」は</p><p>生涯の知己と誓い合った二人の間にも頑然と立ちはだかっているのである。</p><p>&nbsp;</p><p>温情が櫛を返した時</p><p>「なぜこの櫛を持って私を頼らなかった？」と江澄はきいた。</p><p>自分を含む温氏を極悪人と決めつけ</p><p>今すぐに縁を切れと魏嬰に迫る江澄を、どうして頼ることができるだろう。</p><p>頼ったら、どうなったというのだろう。</p><p>「蘭陵で先にあなたに会っていたら、何も顧みずに阿寧を助けてた？」</p><p>雲夢江氏を守るために魏嬰をも捨てることを選んだ江澄に</p><p>温情の思いは届いただろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>温情に櫛を贈りながら</p><p>そして温情に向って、私を頼れと言いながら</p><p>魏嬰には「お前が温氏を守れば、私がお前を守れない」と言う江澄。</p><p>江澄の優先順位は、あくまでも雲夢江氏＞魏嬰＞そして温情である。</p><p>世間の価値観という「暗黒」に呑み込まれながら</p><p>受け継いだ雲夢江氏を守ろうと必死にあがく江澄。</p><p>そんな江澄の苦しみや辛さを</p><p>魏嬰はもちろん温情も</p><p>ひょっとしたら江澄自身よりちゃんとわかっていたのではないだろうか。</p><p>（２５～２８話）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mocomocomomocotan/entry-12740193146.html</link>
<pubDate>Sat, 30 Apr 2022 16:36:44 +0900</pubDate>
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<title>恋をしていた（２）Love is over.　</title>
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<![CDATA[ <p>　　　　　　　　　　　　　　　（ドラマ５話から２０話の内容を含みます）</p><p>江澄だって恋をしていた。</p><p>おそらく温情をはじめて見た時から。</p><p>碧霊湖の水の怪を退治した後</p><p>町で「愛の贈り物にぴったりですよ」と言われて櫛を買ったのも</p><p>温情のことが心にあったからだろう。</p><p>でも、５話のラスト近くで買った櫛を実際に温情に渡すのは、２０話である。</p><p>&nbsp;</p><p>その間に温氏が雲深不知処を襲撃して姑蘇蘭氏は壊滅状態になり</p><p>暮渓山で、魏嬰と藍湛が剣のないまま屠戮玄武を退治し</p><p>蓮花塢も襲われて、江宗主と虞夫人が亡くなり</p><p>江澄が金丹を奪われ</p><p>魏嬰が温情と温寧の助けを得て自分の金丹を江澄に譲った後で</p><p>温晁に乱葬崗に投げ捨てられ</p><p>射日の征戦が起こり</p><p>乱葬崗から魏嬰が舞い戻り</p><p>温晁によって温寧と引き離された温情は、牢に鎖で繋がれていたのである。</p><p>なんという展開！</p><p>温氏温晁許すまじ！</p><p>&nbsp;</p><p>このめまぐるしい展開のなかで温姉弟に対する江澄の言動ときたら…</p><p>たしかに温氏は悪逆非道であり</p><p>故郷の蓮花塢を破壊され、両親を死に追いやられ</p><p>自分の金丹までもが奪われた。</p><p>江澄の怒りは、もっともである。</p><p>しかし温姉弟は</p><p>「私たちは温氏と違う。医術に携わる者として人助けをするのみ」</p><p>そう心に誓って生きていた。</p><p>現に温寧は捕らわれた江澄を救い出したばかりか</p><p>江宗主と虞夫人の遺体を取り戻し</p><p>さらには自分達の住処に、魏嬰、江澄、師姐の３人を連れて来てくれた。</p><p>そして温情は危険を冒して３人を匿い、心身ともに弱りきった江澄に言う。</p><p>「江公子、手を貸すわ」</p><p>しかし江澄は温情の手を払いのける。</p><p>「出て行け！温氏の人間は誰一人見たくない！うせろ！」</p><p>出て行けって、ここは温情の家だよ、江澄。</p><p>&nbsp;</p><p>温氏の横暴で全てを失った江澄にとって</p><p>温氏への怒りと恨み、憎しみは、はかり知れない。</p><p>でも江澄、目の前のその人とその人の弟は</p><p>自らの危険をかえりみずに、あなた達を助けてくれた人なんだよ。</p><p>「世話になった。失礼」</p><p>別れの言葉はそれだけだった。</p><p>金丹を再び得ることができたのも温姉弟の協力のおかげなのに</p><p>それも知らないまま、鎖につながれた彼女と再会した。</p><p>&nbsp;</p><p>そしてやっと言うんだよね。</p><p>「温氏は私の仇敵だが、君は違う。私の命の恩人だ」</p><p>江澄、それだけ？　お礼の言葉は？</p><p>まだ温寧が岐山に捕らわれたままだと温情が言うのを無視して</p><p>「温情、温氏と縁を切れば、私が…」</p><p>「江宗主、あなたが何？」</p><p>温情に問われても、江澄は答えられない。</p><p>「私は温氏の人間。弟や一族がいる。</p><p>　私だけでなく、一族十数人を守れる？」</p><p>何も言えないままの江澄。</p><p>「感謝してるわ。貸し借りはこれでなしね」</p><p>そう言って去ろうとする温情に、江澄は櫛を差し出す。</p><p>「受け取ってくれ。将来困ったときは私を頼れ。あと一度力を貸す」</p><p>ええッ、いろいろと違うよね？！</p><p>温情は感謝してるって言ったけど、江澄は何もしていない。</p><p>藍湛と一緒に来てみたら、</p><p>すでに皆殺しになっていた屋敷の牢に温情がいて</p><p>江澄はただ鎖を切っただけだよね。</p><p>それで「あと一度力を貸す」って、何を回数制限しているのよ？！</p><p>（５～２０話）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mocomocomomocotan/entry-12739973159.html</link>
<pubDate>Fri, 29 Apr 2022 22:03:17 +0900</pubDate>
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<title>恋をしていた（1）素直になれなくて</title>
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<![CDATA[ <p>　　　　　　　　　　　　　　　（ドラマ３話から３１話の内容を含みます）</p><p>ブロマンスドラマ「陳情令」において</p><p>「恋をしていた」と差し障りも躊躇もなく言える人物は、金子軒だろう。</p><p>&nbsp;</p><p>金子軒の解説</p><p>　ドラマ公式</p><p>　　　金光善の息子で、派手な格好を好む。</p><p>　　　魏無羨から「孔雀男」と呼ばれる。</p><p>　　　江厭離と許嫁。</p><p>　Wikipedia（抜粋）</p><p>　　金光善の正息である。</p><p>　　金氏の跡取り息子として誇り高く育てられ、プライドも高いが正義感も強い。</p><p>&nbsp;</p><p>金子軒は感じが悪い。</p><p>初登場のとき、江氏の人たちが先に入っていた宿屋へ後からやってきて</p><p>宿屋ごと借り切るからと、江氏の人たちを追い出す。</p><p>許嫁の厭離（師姐）がいるのに。</p><p>部屋に突然入って来で師姐と鉢合わせしたときも、目をそらして何も言わない。</p><p>許嫁なのに。</p><p>なんと横暴で横柄な態度だろう！？</p><p>&nbsp;</p><p>雲深不知処の座学でも、天灯揚げの後で</p><p>「この婚姻は臨んだものではない」と皆の前で言ったりする。</p><p>魏嬰は怒って殴りかかったけど</p><p>このときも、宿屋で会ったときも、師姐は悲しそうに黙って目をふせる。</p><p>師姐…（泣）</p><p>いったいなんなんだ、この男！？</p><p>&nbsp;</p><p>名前の通り豪華な金糸の衣装を纏った</p><p>人を人とも思っていないような金子軒も、うお座の男である。</p><p>なんと誕生日は、孟瑶と同じ２月２０日。</p><p>この設定は奥が深い…というか皮肉で意地が悪い。</p><p>金氏の正式な跡取りと</p><p>同じ父を持ちながら「妓女の子」と蔑まれる自分が</p><p>同じ日に生まれたと知った時</p><p>孟瑶はどれほど悔しく悲しかっただろう。</p><p>&nbsp;</p><p>苦労して生きてきた孟瑶と違って</p><p>お金持ちの名家のお坊ちゃまとして</p><p>何不自由なく甘やかされて育っただろう金子軒は</p><p>親の決めた縁談など、冗談ではないと思っていたのだろう。</p><p>自分が生まれる前から</p><p>母親同士が仲良しだからと勝手に決めた縁組である。</p><p>しかも幼いころに会ったことがあるかないかの年上の許嫁…。</p><p>心を惹かれても素直になれない…</p><p>惹かれるからこそ素直になれない。</p><p>周囲がみんな自分にかしずき、御機嫌を取る環境で育ってきたのだ。</p><p>好きだなんて、自分からは口が裂けても言えないし</p><p>素振りにだって見せたくない。</p><p>それに彼女の横には口が悪くて態度の大きい魏無羨がいて</p><p>なにかにつけて突っかかってくるのである。</p><p>&nbsp;</p><p>それでも</p><p>邪魔をしてくる魏嬰にもめげず</p><p>自らの高慢と偏見を克服し、婚約破棄も乗り越えて</p><p>師姐のために、自分の手で金陵の庭に蓮を植える金子軒は愛おしい。</p><p>「他人は関係ない。私を信じてくれ。一生君を守る！」</p><p>その言葉の通り、子軒は心から師姐を愛し、守り、彼女のために奔走した。</p><p>&nbsp;</p><p>金子軒、勇気もあり、武力にも優れていたし</p><p>正義感も強くて、暮渓山では魏嬰を助けに来てくれた頼りになる人物である。</p><p>なによりも師姐に対する自分の気持ちを確信してからは</p><p>他人の言葉にいっさい惑わされることなく</p><p>ただただ一途に師姐を思い、師姐のために行動した。</p><p>&nbsp;</p><p>藍湛を魏嬰の「スパダリ」とする視聴者が多いが</p><p>ドラマ「陳情令」における一番の「スパダリ」はリッチマン金子軒だと、私は思う。</p><p>（３～３１話）</p>
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<pubDate>Tue, 26 Apr 2022 23:18:12 +0900</pubDate>
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<title>魏嬰、君はどうして（２）俺を信じるか？</title>
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<![CDATA[ <p>　　　　　　　　　　　　　　　（ドラマ２１話から２０話の内容を含みます）</p><p>「邪道ではない」と魏嬰は言う。</p><p>「もし邪道であったとしても、自分は制御できる」と。</p><p>しかし時折、黒い気が体からあふれ出す。</p><p>それに剣を佩かない魏嬰に気づくと、皆が「なぜ？」と咎める。</p><p>この社会では、剣こそが正道なのである。</p><p>「嫌だからさ」と答える魏嬰に、皆は眉をひそめる。</p><p>だが、本当の理由など決して言えない。</p><p>江澄に金丹を譲った自分には、もう剣をふるう力はないのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>藍湛と出会っても、挨拶だけして通り過ぎる魏嬰。</p><p>江澄は驚いて「藍忘機と絶交する気か？」ときく。</p><p>藍湛は魏嬰を訪れるが、戸を叩くことができない。</p><p>帰ろうとするところを師姐に止められて話をしていると</p><p>見とがめた魏嬰が言う。</p><p>「言ったはずだ、江氏の件に首を突っ込まないでくれ」</p><p>何も言えずに帰る藍湛。</p><p>その後師姐に事情をきいて、魏嬰は藍湛を追う。</p><p>屋根の上で久しぶりにゆっくりと話をする二人。</p><p>&nbsp;</p><p>「身と共に心もむしばまれる」と心配する藍湛に</p><p>魏嬰は「わかっている。でも自分のは邪道ではなく詭道術法だ」と言う。</p><p>「あの三月の間、暗黒の日々で会得した術だ」</p><p>「一歩間違えば、気が暴走して取り返しがつかぬ」</p><p>「わかっている。</p><p>　お前の心配は承知だが</p><p>　この魏嬰は誓う。魔道に落ちたりはしない。</p><p>　信じるか？」</p><p>じっと魏嬰をみつめてから、目を伏せてうなずく藍湛。</p><p>藍湛は泣きそうな顔をしているけれど、魏嬰はやっと昔のような笑顔になる。</p><p>去って行く魏嬰の後姿に藍湛は言う。</p><p>「協力させよ」</p><p>「わかった」と答えた魏嬰は、もう一度笑顔になる。</p><p>（21～22話）</p>
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<pubDate>Wed, 23 Mar 2022 23:48:22 +0900</pubDate>
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<title>藍湛の葛藤（１）届かぬ思い</title>
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<![CDATA[ <p>　　　　　　　　　　　　　　　（ドラマ７話と２０話の内容を含みます）</p><p>やっと再会できたときに藍湛が魏嬰を強く問い詰めたのは</p><p>魏嬰に対して、違和感と懸念を抱いたからである。</p><p>以前の魏嬰と何かが違う。</p><p>様子も、自分に対する態度も。</p><p>夷陵の観察寮に立ち込めていた邪気</p><p>何よりも剣を使わず敵を皆殺しにした、その殺し方…</p><p>&nbsp;</p><p>江澄に「様子が違う」と言われて</p><p>「そうか？俺は変わったと？」と問い返す魏嬰。</p><p>「いや　そうでもない」と江澄は答えたけど、藍湛は納得しない。</p><p>「邪道を納めれば代償を伴うぞ。</p><p>　古より例外はない。身も心もむしばまれるぞ」</p><p>「むしばまれるかどうかは、自分が一番よくわかる」と言う魏嬰に</p><p>「己で制御できぬこともある」と、藍湛。</p><p>&nbsp;</p><p>この先の二人のストーリーは</p><p>以前に藍湛と魏嬰が、寒潭洞で藍翼から聞いた話と重なっていく。</p><p>藍翼は藍氏の祖先であり、魏嬰の母の師である抱山散人の知己だった。</p><p>彼女は語る。</p><p>かつて自分は陰鉄をめぐって</p><p>生涯唯一の知己である抱山散人を裏切ったのだと。</p><p>陰鉄の封印を解こうとする藍翼を、抱山散人は必死に止める。</p><p>「陰鉄の怨念は狂暴であり、先人も浄化することはできなかった。</p><p>　封印を解けば制御できなくなる」と。</p><p>でも当時の自分は、魏の若君のように誰の言葉にも耳を傾けなかった。</p><p>「陰鉄を浄化できなければ、操られる」という藍湛。</p><p>抱山散人もそう言って、剣を向けてでも藍翼を止めようとした。</p><p>無視した藍翼は、しかし終に陰鉄を制御することはできず</p><p>百年もの間、ただ一人寒潭洞で陰鉄を封印し続けていたのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>再会したとき、藍湛は魏嬰のまとう邪気を感じて</p><p>なんとか浄化しなければと思ったのだろう。</p><p>魏嬰を守りたい！</p><p>その心身がむしばまれぬように。</p><p>魏嬰が邪気に操られないように。</p><p>&nbsp;</p><p>だが藍湛の思いを、頑として魏嬰は拒絶する。</p><p>かつて藍翼が</p><p>生涯唯一の友である抱山散人の忠告を拒絶したように。</p><p>（7話、20話）</p>
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<pubDate>Tue, 22 Mar 2022 22:31:25 +0900</pubDate>
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<title>魏嬰、君はどうして（１）お前には関係がない</title>
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<![CDATA[ <p>　　　　　　　　　　　　　　　（ドラマ１９話と２０話の内容を含みます）</p><p>魏嬰（魏無羨）の解説</p><p>　ドラマ公式</p><p>　　　幼いころに両親を亡くし、江氏家主の養子として育てられる。</p><p>　　　快活で何物にも縛られない、正義感が強い江氏の一番弟子。</p><p>　　　に詭道を習得し、夷陵老祖と称される。</p><p>　　　大の酒好きで、犬が天敵。</p><p>　　　藍忘機と唯一無二の知己である。</p><p>　Wikipedia（抜粋）</p><p>　　　江氏の一番弟子であり、宗主には息子同然に育てられていた。</p><p>　　　のちに正統な仙術の道を外れ、魔道の術を習得する。　</p><p>　　　武器は随便と呼ばれる剣と陳情と名付けられた笛である。</p><p>　　　性格はやんちゃで天真爛漫な楽観主義者。</p><p>　　　とても情に厚く、義理堅い人間でもある。</p><p>　　　藍忘機とは、互いを生涯で唯一無二の友として認め合っている。</p><p>&nbsp;</p><p>温晁らによって魏嬰が乱葬崗に捨てられたと</p><p>藍湛が知るのは３ヵ月後のことである。</p><p>江澄と一緒に温晁を追って</p><p>発見した時には、温晃は変わり果てた姿になっていた。</p><p>笛の音に怯える温晁。</p><p>笛を吹き、彼を追い詰めていたのは魏嬰だった。</p><p>&nbsp;</p><p>「3カ月もどこに行っていた？」魏嬰を抱きしめる江澄。</p><p>二人のやりとりをずっと黙って見ていた藍湛が声をかける。</p><p>「魏嬰」</p><p>「藍ニ公子、違うか、包光君と呼ぶべきか」</p><p>魏嬰は、そう言って頭を下げる。</p><p>「邪道を納めれば代償を伴うぞ。</p><p>　古より例外はない。身も心もむしばまれるぞ」</p><p>そう言う藍湛に</p><p>「むしばまれるかどうかは、自分が一番よくわかる」と答える魏嬰。</p><p>「己で制御できぬこともある」と、それでも藍湛が言うと</p><p>魏嬰は「なぜ今俺にくってかかる？</p><p>　　　　　何様のつもりだ？姑蘇藍氏なら許されると？」</p><p>そして最後の切り札を出す。</p><p>「これは江氏の問題だ。帰ってくれ」</p><p>&nbsp;</p><p>藍湛は姑蘇藍氏に属し、魏嬰は雲夢江氏に属している。</p><p>それぞれの世家の問題には立ち入れない。</p><p>藍湛はもう何も言えず、帰るしかない。</p><p>でも自分で「帰れ」と言ったくせに</p><p>魏嬰、帰って行く藍湛をみつめる君の目は悲しそうだったよね。</p><p>&nbsp;</p><p>やっと再会できたのに、喧嘩腰の言い合になる魏嬰と藍湛。</p><p>この二人の心のすれ違いは</p><p>結局は不夜天で魏嬰が崖から飛び降りるまで続いていく。</p><p>（１９～２０話）　　</p>
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<pubDate>Mon, 21 Mar 2022 22:00:00 +0900</pubDate>
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<title>温情と温寧の献身</title>
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<![CDATA[ <p>　　　　　　　　　　　　　　　（ドラマ４話から１９話の内容を含みます）</p><p>温情の解説</p><p>　ドラマ公式</p><p>　　　医師。温氏の傍系で温寧の姉。</p><p align="left">　　　弟と残された一族を守るために、温氏家主に仕えている。</p><p>　Wikipedia（抜粋）</p><p>　　　温氏随一の名医。温寧の姉である。一見そっけない性格に見えるが、</p><p>　　　心優しく、弟である温寧のことをいつも気にかけている。</p><p align="left">&nbsp;</p><p align="left">温寧の解説</p><p>　ドラマ公式</p><p>　　温情の弟。姉と藍氏の座学に参加したことがきっかけで、魏無羨と友人になる。</p><p>　Wikipedia（抜粋）</p><p>　　魏無羨の人格や思いやりに惹かれ（る）内気で心優しい青年である。</p><p>&nbsp;</p><p>温寧は魏嬰を慕っている。</p><p>彼のためには、どんな困難なこともやってのけてみせる。</p><p>温情が「魏無羨には関わるな」と何度叱っても</p><p>「魏公子には恩（どんな？）がある」と言って、珍しく姉に従わない。</p><p>温情は温寧が心配でたまらない。</p><p>たった一人の肉親であり</p><p>なんとしても守り抜かなければならない愛してやまない弟である。</p><p>&nbsp;</p><p>この心優しく行動力のある姉と弟は</p><p>魏無羨と出会い、彼を助け、彼の願いを叶えるために</p><p>幾度となく尽力し、そして自分たちの身を危険にさらすことになる。</p><p>優しい人が報われない</p><p>それどころかどんどん不幸になっていく「陳情令」というドラマの中で</p><p>彼ら二人が辿る運命は壮絶である。</p><p>&nbsp;</p><p>二人は座学に参加するために雲深不知処に来たことになっているが</p><p>ほかの子弟たちと一緒に座学を受けている姿は一度も描かれない。</p><p>誰にでも気軽に声をかける、生まれながらの人たらしの魏嬰は</p><p>ひとりで弓の稽古をする温寧を「天賦の才がある」と褒め</p><p>さらに碧霊湖の水の怪退治の際も</p><p>一緒に行きたがる温寧を「危険だから」と温情が止めると</p><p>「俺が守ってやるから！」と言って同行できるようにしてやり</p><p>実際にも、水の怪の影響で様子がおかしくなった温寧を助ける。</p><p>（実は助けきれなかった魏嬰を、藍湛が助けている）</p><p>この後、温寧はあたかも忠誠を誓った僕のように</p><p>魏嬰を見守り、魏嬰のために尽くすのである。</p><p>&nbsp;</p><p>岐山で魏嬰が地下牢に入れられたときも、温寧は薬を持って助けに行く。</p><p>夜狩の途中、藍湛の脚を心配した魏嬰に頼まれて</p><p>温情は一行に休憩の指示を出す。</p><p>暮渓山の洞窟で</p><p>温晁が世家の子弟たちを残したまま出口を塞ごうとするのを、ただ一人反対する。</p><p>「お前らのやっていることはわかっている」と温晁に厭味を言われ</p><p>「次は温寧の命がないと思え」と温若寒に脅されても、結局二人は魏嬰を助ける。</p><p>&nbsp;</p><p>温氏が江氏を滅ぼした後</p><p>温寧は、捕らえられてひどく痛めつけられた江澄を救い出し</p><p>江宗主と虞夫人の遺体を他所へ移してくれたばかりか</p><p>江澄と魏嬰そして師姐を、温情のいる夷陵の観察陵へ連れて行ってくれる。</p><p>「江澄には治療が必要だ」と言って。</p><p>江澄は金丹を消されて、生きる気力さえ失くしていた。</p><p>　金丹を失い霊力のない凡庸な人間になったら、江澄は生きてはいけない。</p><p>　自分の金丹を江澄に移してくれ、ほかに方法はない。</p><p>そう言う魏嬰に温情は強く反対するが、最後には魏嬰の願いを叶えてやる。</p><p>&nbsp;</p><p>宗主が殺され</p><p>夫人が自害し</p><p>居城を奪われ</p><p>跡継ぎの金丹まで消されて</p><p>徹底的に滅ぼされたかのようにみえた雲夢江氏は</p><p>温寧と温情の身の危険を賭した尽力があったからこそ</p><p>再生の道を得ることができたのである。</p><p>この二人のしてくれたことを</p><p>江澄、君はどこまでわかっていたのだろうか？</p><p>（４～１９話）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mocomocomomocotan/entry-12732826588.html</link>
<pubDate>Sat, 19 Mar 2022 23:33:18 +0900</pubDate>
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<title>江楓眠の罪</title>
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<![CDATA[ <p>　　　　　　　　　　　　　　　（ドラマ１４話から１６話の内容をふくみます）</p><p>江楓眠の解説</p><p>　ドラマ公式</p><p>　　　江氏家主。温厚で家族思い。</p><p>　　　魏無羨を息子同然に育てる。</p><p>　Wikipedia（抜粋）</p><p>　　　江氏の宗主であり、虞紫鳶の夫、江厭離と江澄の父親。</p><p>　　　旧友の息子である魏無羨を引き取り、息子同然に育てる。</p><p>&nbsp;</p><p>江宗主は良い人である。</p><p>穏やかで優しく愛情豊かな人である。</p><p>上の解説にあるように</p><p>旧友の息子である魏無羨を引き取り、息子同然に育てる。</p><p>そういうことのできる人である。</p><p>そのために家族のなかに大きな軋轢や葛藤が生まれても</p><p>見て見ぬふりを続けられる人でもある。</p><p>&nbsp;</p><p>食べ物を争って、いつも犬に追いかけられていた幼い魏嬰。</p><p>彼を蓮花塢に連れて帰り、家族のように育てようと思った。</p><p>そこまでは理解できるし、立派な行動である。</p><p>しかしなぜ、実子の江澄と同列にする必要があったのか。</p><p>家族のように、しかしあくまでも江家の配下として育てていたら</p><p>江澄があれほど魏嬰に精神的に依存することはなかっただろうし</p><p>虞夫人だって何かにつけて魏嬰を鞭で痛めつけたり</p><p>江澄に「それでも未来の宗主か」とプレッシャーをかけ続けたり</p><p>大声で感情的に喚き散らすこともなかったのではないだろうか。</p><p>そして世間が魏嬰の出自について、妙な憶測をすることもなかったのだ。</p><p>江宗主はどうして、せめて虞夫人の誤解をとく努力をしなかったのか。</p><p>あるいは、できない理由があったのだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>孤児で浮浪児だった魏無羨は</p><p>江家の息子として育ち、人から魏公子と呼ばれる立場になった。</p><p>江澄は、自分より魏嬰こそが父に愛されている</p><p>自分は父に嫌われていると思い込むようになっていった。</p><p>そうではないとわかるのは</p><p>温氏に襲撃されて、雲夢江氏が滅ぼされるときである。</p><p>&nbsp;</p><p>江澄と魏嬰を船で蓮花塢から逃れさせた虞夫人は</p><p>江澄を抱きしめてから、「よくお聞き」と魏嬰に言う。</p><p>「江澄を守るのよ、命に代えてでもね！」</p><p>その後、船に縛りつけられた二人は</p><p>師姐を連れた江宗主と出会う。</p><p>江宗主は事情を聞くと</p><p>「三人とも達者で」と言って、去ろうとしたが</p><p>戻って来て、江澄と師姐の頬を優しく撫でて「泣くんじゃない」と言う。</p><p>そして魏嬰の肩を叩いて</p><p>「二人を頼んだぞ」</p><p>そう言うと、配下と共に蓮花塢へと向かう。</p><p>&nbsp;</p><p>江澄と魏嬰を縛っていた紫電は</p><p>主である虞夫人の命令しかきかないと思われていたのに</p><p>江宗主が触れると、ごく自然に静かに彼の腕に巻きつく。</p><p>まるで虞夫人の思いを象徴するかのように。</p><p>「夫など戻らなくていい」「男には頼らない」</p><p>そう言って必死に戦っていた虞夫人は</p><p>帰ってきた江宗主が刺されたのを見て、笑いながら自らの胸を突く。</p><p>倒れて、必死に地を這いながら夫に近寄り、その手を握る。</p><p>強く握り返した江宗主は</p><p>「三娘子（虞夫人）、私は…」と、何かを言いかけて息絶える。</p><p>虞夫人もまた、息子の江澄と同じように</p><p>自分は江宗主に愛されていないと思いながら</p><p>これまでの年月を生きてきた。</p><p>この最期で、江宗主は少しは罪を償えたのだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>しかし息子のように育てられた魏嬰は、このときに思い知る。</p><p>自分は家族でも息子でもない。</p><p>家族のように、息子のように育ててもらったこれまでの恩を返すために</p><p>命に代えてでも、自分は江澄と師姐を守らなければならないのだと。</p><p>（１４～１６話）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mocomocomomocotan/entry-12732643780.html</link>
<pubDate>Fri, 18 Mar 2022 23:12:50 +0900</pubDate>
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<title>藍湛の憂鬱（２）それでも君を…</title>
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<![CDATA[ <p>　　　　　　　　　　　　　　　（ドラマ１２話から１４話の内容をふくみます）</p><p>藍湛はなにも語らない。</p><p>藍湛の脚が温旭に折られたことや</p><p>雲深不知処が焼かれたことを魏嬰が知ったのは</p><p>地下牢に助けに来てくれた温寧の言葉からである。</p><p>藍湛は黙って、怒りと悔しさと屈辱を耐えている。</p><p>&nbsp;</p><p>暮渓山へ夜狩に連れ出されたとき</p><p>折れた脚で山道を歩く藍湛を心配して</p><p>「おぶってやる」と魏嬰は声をかける。</p><p>もちろん返事は「无聊」。</p><p>藍湛はこのとき「そんな恥ずかしいまねができるか」と</p><p>怒っているのかと思っていた。</p><p>でも、後で（16年後に）わかる。</p><p>藍湛、このとき君は魏嬰の言葉がとても嬉しかったんだよね。</p><p>&nbsp;</p><p>暮渓山の洞窟には屠戮玄武が眠っていた。</p><p>自分達だけ逃げ出して、出口を塞ぐ温氏の輩。</p><p>なんとか世家の子弟たちを外へ逃れさせて、魏嬰と藍湛は後に残る。</p><p>皆を逃がすために、屠戮玄武の注意を自分に向けようとした魏嬰。</p><p>その魏嬰をかばって、藍湛が屠戮玄武に脚を噛まれたからである。</p><p>藍湛の怪我をなんとかしようと、魏嬰は枝を拾ってきて添え木にしようとする。</p><p>「縄の類はあるか？あッ！」と、藍湛の抹額を勝手に外して使う魏嬰。</p><p>呆然とする藍湛。</p><p>でも必死に手当てをしてくれようとする魏嬰に言う。</p><p>「多謝」（字幕は「すまぬ」だったけど、音は「多謝」だと思う）</p><p>藍湛、素直に「ありがとう」が言えたんだね。</p><p>そして魏嬰の傷の心配をする。</p><p>金子軒の配下の綿綿をかばって、胸に火傷を負ったのだ。</p><p>「無茶をするな」と藍湛。</p><p>「一生傷痕が残ったとしても、それで彼女も一生俺を忘れない」</p><p>そう言う魏嬰に、怒ったように藍湛は言う。</p><p>「一生忘れぬという意味を（わかっているのか）？意味もなく気をもたせるな」</p><p>それに対する「ひょっとして…藍湛は綿綿を好きとか、ああ図星か」</p><p>という魏嬰の反応には、なんだかなぁと思うけれど</p><p>その前の「お前に気をもたせたか？」という言葉も、ずいぶんとひどくはないか。</p><p>&nbsp;</p><p>だって、気を持たせたじゃない。</p><p>「一緒に天灯を揚げよう」と誘ったじゃない。</p><p>「何度も生死を共にした仲だ」とくり返し言ったじゃない。</p><p>「おんぶしてやる」って言ったじゃない。</p><p>「我らは血縁よりも志を重んじる」という暁星塵と宋嵐に向って</p><p>「俺と藍湛も同じ志を持つから、二人組になって夜狩に…」って</p><p>「そうだよな？」って、嬉しそうにそう言ったじゃない。</p><p>それを聞いて「だったら蓮花塢には戻るな」と怒る江澄の手前もあって</p><p>ただ無言でにらみつけたけど</p><p>魏嬰のその言葉が、藍湛にはとても嬉しかったに違いない。</p><p>去って行く暁星塵と宋嵐の姿をずっと見つめていたのも</p><p>二人に自分と魏嬰を重ねる思いがあったからではないか。</p><p>それなのに…</p><p>&nbsp;</p><p>でも結局、魏無羨とはそういう人間なのだ。</p><p>暮渓山の洞窟で「忘羨」を魏嬰に歌って聞かせたときには</p><p>藍湛、君はすでに、そういう魏嬰を自分は受け入れていこうと</p><p>そう心に決めていたのではないだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>そして、なによりも自分たちは由緒ある五大世家の子弟であり</p><p>それぞれの世家の繁栄を第一に考えなければならないのだ。</p><p>自分は姑蘇藍氏に属し、魏嬰は雲夢江氏に属している。</p><p>自分たちは、そういう社会に生きている。</p><p>今やその社会的秩序は</p><p>温氏の横暴によって踏み躙られつつあるのだが。</p><p>（12～14話）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mocomocomomocotan/entry-12732332854.html</link>
<pubDate>Thu, 17 Mar 2022 23:45:42 +0900</pubDate>
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<title>藍湛、君はいつから（３）君を守りたい！</title>
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<![CDATA[ <p>　　　　　　　　　　　　　　　（ドラマ１１話から１２話の内容を含みます）</p><p>訓学を名目に岐山に集められた世家の子弟たち。</p><p>藍湛がいないことを心配していた魏嬰は</p><p>遅れてやって来た藍湛に話しかけるが、藍湛は何も語らない。</p><p>無視し続ける藍湛に、それでもめげずに話しかけ続ける魏嬰。</p><p>&nbsp;</p><p>温晁は皆から剣を取り上げたたばかりか、温氏の家訓を暗唱させようとする。</p><p>従わなかった魏嬰、藍湛、金子軒が罰を受けていたとき</p><p>見張りに来た温晁は魏嬰を縛り上げ、かばおうとした藍湛の脚を鞭で打つ。</p><p>藍湛は骨折しているのに。</p><p>思わず膝をついて倒れ込む藍湛。</p><p>でも温晁が魏嬰を鞭打とうとすると</p><p>すっくと立ちあがって温晁の鞭を手で受けとめ、奪い取る。</p><p>そして心配そうに魏嬰の肩を抱きながら、温晁をにらみつける。</p><p>金子軒も怒って、「温晁、いい加減にしろ！」とそばへやって来る。</p><p>&nbsp;</p><p>温晁は忌々しそうに、雲深不知処を襲って陰鉄を手に入れたことを話す。</p><p>驚く魏嬰に「四つ目の陰鉄の場所を知っているはずだ」と言いがかりをつけて</p><p>「場所を教えないと地下牢へ入れる」と脅す温晁。</p><p>藍湛は再び温晁の前に立ちはだかって、魏嬰を守ろうとする。</p><p>武器を取り上げられ、怪我をしている状態なのに。</p><p>&nbsp;</p><p>清河で魏嬰たちと別れて姑蘇へ戻ってみると</p><p>すでに温旭が襲来しており、兄は大切な蔵書と共に落ち延びた後だった。</p><p>弟子が捕らえられたと知って</p><p>叔父が止めるのを聞かずに、藍湛は弟子を救うために温旭の前に出て行く。</p><p>寒潭洞で藍翼に誓ったように</p><p>「心に恥じない生き方」をしたいと思ったからだ。</p><p>その結果、脚を折られ、陰鉄を奪われ、雲深不知処は焼き払われた。</p><p>だから、このときの藍湛は心も身体もボロボロなのに</p><p>それでも魏嬰に危険が迫ると、とっさに身を呈して彼を守ろうとする。</p><p>&nbsp;</p><p>後に「魏無羨のセコム」と一部視聴者から呼ばれる藍湛だけど</p><p>その始まりは、この岐山の訓学のときから。</p><p>強いから彼を守るのではなく</p><p>「彼を守りたい！」という無意識のとても強い思いが</p><p>藍湛、心身ともに傷ついた君を突き動かしていたんだね。</p><p>&nbsp;</p><p>でも魏嬰と再会してからここまで、藍湛ずっと無言である。</p><p>（11話～12話）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mocomocomomocotan/entry-12732127565.html</link>
<pubDate>Wed, 16 Mar 2022 23:48:30 +0900</pubDate>
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