仏教の瞑想法と修行体系 https://ameblo.jp/morfo/ 初期仏教から上座部仏教、チベットの後期密教、ゾクチェンまで、仏教の瞑想修行階梯を紹介。 ja-jp はじめに(目次) https://ameblo.jp/morfo/entry-10858975320.html 瞑想法を中心に体系化された世界各地の仏教の修行法について概説するのが本ブログのテーマです。本来、仏教は瞑想修行の宗教です。瞑想修行法を知ることで、初めて仏教がどのような思想であるのかが理解できると思います。それも、個別の瞑想法ではなく、阿羅漢や仏に至るまでの体系立てられたプロセスを理解することが重要です。日本には精密に体系立てられた瞑想法・修行法がほとんどありません。そのため、精密な修行体系が存在するということも想像できないと思います。ですから、インドや東南アジア、チベットの仏教の瞑想体系を知る 2022-05-04T15:07:39+09:00 姉妹サイトの新しい仏教関連記事の紹介 https://ameblo.jp/morfo/entry-12734082782.html 姉妹サイト「MORFOのハブ・サイト」などで、新しく書いた仏教関連記事を紹介します。 ・仏教各派の慈悲の瞑想 ・ラカンの精神分析学と仏教 ・チベット密教の死と死後観   ・チベット医学 ・インドと中国の霊的身体論の比較・3つのレベルの意識と瞑想 <世界の瞑想法> ・ターラ尊成就法の虹身の観想法 2022-03-27T06:25:52+09:00 般若心経の和訳と瞑想修行法 https://ameblo.jp/morfo/entry-12710839188.html 以下の文章は、15年ほど前に私が書いて、ある一般読者を想定したサイトに掲載していた文章です。このサイトで掲載されてなくっているので、以下に再掲載します。 ただ、一部、言葉使いを変えました。 <般若心経の漢訳 (玄奘三蔵訳を元にした流布本)>仏説摩訶般若波羅蜜多心経観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中 無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 無 2021-11-18T09:59:14+09:00 姉妹サイトの仏教関連ページ一覧 https://ameblo.jp/morfo/entry-12626900519.html 姉妹サイトの仏教関係のページを一覧で紹介します。 ◆サイト:世界の瞑想法 ◇初期仏教~上座部仏教・安般念(出入息念)  ・四界差別観(四界分別観)・四梵住(四無量)  ・四禅(色界定)・四無色(無色界定)  ・聚思惟・ヴィパッサナー瞑想(マハーシ流) ◇大乗仏教・「因果の七秘訣」と「自他交換」の瞑想(中観派) ・空観(中観派)  ・唯識観(唯識派)  ・トンレン◇中期密教・阿字観(真言宗)  ・五相成身観(金剛頂経)◇後期密教・金剛薩埵の瞑想(ゲルグ派)  ・六座のグル・ヨガ(ゲルグ派)・チュ 2020-09-23T06:34:40+09:00 現世肯定の仏教へ https://ameblo.jp/morfo/entry-12109674499.html 当サイトは、仏教の様々な瞑想法を自由に学ぼうと書いています。ですが、各派の瞑想法・瞑想体系の間には、その思想の違い、目指す目標の違いがあって、それを無視することはできません。今回は、思い切って、私の仏教に関する思想的な見解を、批判を含めて、各宗派の違いを含めて、書かせていただきます。分かりやすく、「現世否定/肯定」という観点に絞ります。このようなサイトを作っているのは、当然、仏教に対して興味やリスペクトがあるからです。しかし、あくまでも、自由な立場から、客観的に距離を保って評価します。もちろん、 2016-08-16T20:37:20+09:00 上座部とミックスメソッド:具体的なメソッド https://ameblo.jp/morfo/entry-12147774337.html 山下良道師の「ワンダルマ・メソッド」を素材にして、上座部のメソッドと他のメソッドをミックスして実修するに当たっての、“問題点”を浮かび上がらせることをテーマにした考察「上座部とミックスメソッド」の後編です。前回は、「主体」の問題に関する上座部と大乗の教説の違いと、それがメソッドに与える影響について取り上げたましたが、今回は具体的なメソッドのミックスについて取り上げます。主客が一体で対象を取らない「青空(仏性)」を主体として、ヴィパッサナーなどの瞑想を行うべきとする山下師の考え方を、いかにして実現 2016-05-27T11:58:27+09:00 上座部とミックスメソッド:主体の問題 https://ameblo.jp/morfo/entry-12146537418.html 当ブログでは、様々な宗派、流派の瞑想法を自由に勉強し、選択して実践できる状況に寄与することを目指しています。「上座部受容の貧しさと、知識の欠如」という以前の投稿で、日本では、上座部のヴィパッサナー瞑想が受け入れられ始めているが、欧米のように、流派を越えた交流が行われていない、と書きました。しかし、山下良道師のように、上座部の瞑想法と他の瞑想法などを組み合わせて、独自のシステム、メソッドを構築している、興味深い人もいます。複数のシステムやメソッドを選択して学ぶこと、あるいは、構築することについての 2016-05-26T12:05:11+09:00 只管打座 と他のメソッドとの違い https://ameblo.jp/morfo/entry-12139162283.html アーナンダが阿羅漢の悟りに至った時の話は有名です。第一結集には阿羅漢500人が参加予定でしたが、アーナンダは、まだ阿羅漢に達していなかったので、結集の前日も夜を徹して歩行による「身随観」のヴィパッサナー瞑想を行っていました。しかし、朝方になっても悟りに達せず、横になろうとしたその瞬間に、悟りに達しました。つまり、ヴィパッサナー瞑想を行う「行住坐臥」の4つの基本姿勢のいずれでもない時に悟ったのです。この話について、上座部のマハーシ・サヤドーは、悟りはいつ起こるか分からないので、常にヴィパッサナーに 2016-03-22T13:15:33+09:00 上座部受容の貧しさと、知識の欠落 https://ameblo.jp/morfo/entry-12106184193.html 日本では、ここ数年、上座部の思想やヴィパッサナー瞑想が、徐々に広がっているように感じます。欧米で新しい形で仏教が受け入れられていることや、ヴィパッサナー瞑想が「マインドフルネス」という名前で、宗教的な精神修行だけではなくて、心理療法や看取り、ビジネス研修の分野にまで広がっているなど、欧米の潮流が輸入されていて、その影響もあるのでしょう。上座部の思想や瞑想法が知られることによって、仏教には悟りに至る体系立った瞑想・修行方法が存在すること、日本の仏教にそれが欠如していることを理解する人が増えているハ 2016-02-09T19:45:20+09:00 後期密教の貪欲行 https://ameblo.jp/morfo/entry-12084867638.html 後期密教(無上ヨガ・タントラ)の修行では、特に中世のインドにおいては、性ヨガが重要とされました。重要というより、それが核心かつ、必須の修行法であると考えられていました。当ブログの後期密教の項目の記事では、いろいろな配慮から、プラーナのコントロールを行う「究竟次第」の中で、性ヨガを利用することもある…、と説明を控え目に抑えました。思想面の説明でも、心身の「止滅」ではなく「活性化」を目指すというような控え目な表現をしています。しかし、少なくともインドでの実態は、そのようなものではなかったので、性ヨガ 2016-02-01T22:12:36+09:00