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<title>もりこ。のブログ</title>
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<description>はじめまして。自閉気味中年ゲイ野郎です。MISIAレベルのロングトーンがなぜか出来ちゃいます。ザ・ノンフィクションな生い立ち、おっぴろげようと存じます。生きるのしんどいな。</description>
<language>ja</language>
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<title>「すき」の豹変</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;">昼間でも薄暗く、壁も黒ずんだボロボロ木造風呂なしのアパート。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">トイレも共同トイレで廊下の一番奥にあります。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">同じフロアに住む爽やかお兄さんが</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">幼稚園児の私を見つける度に声を掛けてくれ、じゃれ遊んでくれました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私はお兄さんに会うのが楽しくなっていきます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">今思うと、トキメキに似た、胸の高鳴りめいたナニカがあったように思います。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">気付けばお兄さんに出会えるのを待っていて</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">若干ストーカーめいた子供に寄っていた様に思います。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">いつもは廊下でじゃれていましたが、なぜかある日、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私から「共同ベランダに行こうよ」と誘い、お兄さんも来てくれました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">はじめは軽めのオニゴッコ的なことをして、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">疲れてきたらお兄さんが肩車をしてくれました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">この時の記憶が鮮明に残っているので、遊んでくれるお兄さんに対しての「すき」の感情が</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">恐らくラブ寄りの「好き」に変わった頃だったように思えます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">肩車から下ろされた私は、白いGパンを履く長く伸びたお兄さんの足にまとわりつき、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">最後は太ももに抱き着きました。抱っこちゃん人形の様に。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">するとお兄さんは「なにやってんだよ～」と言った記憶があります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">同時に、私になにかスイッチが入ったのも覚えています。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">こっぱずかしいのですが私はどさくさに紛れ、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">お兄さんのお尻や股間に顔を埋めたりしました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">お兄さんは「やめろよ～」と最初は軽めに言っていましたが</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私がやめないため力づくで離そうとしてきました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私は離されないように必死です。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">そのうちお兄さんの空気が変わりました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">表情から笑顔が消え、真顔になり私を引き離そうと真剣な様子でした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">力づくで引き離された時、お兄さんが言った言葉が</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">今も鮮明に音として大脳に刻まれています。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">「気持ち悪いんだよ！」</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">お兄さんはすぐに外へ出て行きました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">幼稚園児の私でしたが「気持ち悪い」と言われた意味をしっかりと受け止めてしまっていました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">高い所から突き落とされた様な心境になってたのを思い出します。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">それから私はお兄さんに会うのが気まずくなり、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私はお兄さんを避ける様になります。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">トキメキに似た楽しみを失った幼稚園児は</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">その歳にして失恋した人の心理を浴びることとなりました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">同時に好きだった相手から「気持ち悪いんだよ」と言われたことのショックが</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私の心に突き刺さってなかなか抜けなかったあの日が痛く甦ります。</span></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/morihiro0000/entry-12915244047.html</link>
<pubDate>Tue, 08 Jul 2025 12:02:38 +0900</pubDate>
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<title>子供ごころ</title>
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<![CDATA[ <p><font size="5">深夜頃、預けられ先の自転車屋のおじちゃんがうちに来ることが増えました。</font></p><p><font size="5">おじちゃんは体が大きくて夜は大抵酒臭かったので、うちに来て欲しくなかったです。</font></p><p><font size="5">母がストリップを終え、帰ってくるのをうちで待っているように私からは見えました。</font></p><p><font size="5">完全にあの男は母を狙ってる…と私は決め込んでいたので、あの男が部屋を出ていくまでは絶対寝てたまるか！と気合を入れていた幼稚園児でした。</font></p><p><font size="5"><br></font></p><p><font size="5">そうしているうち、母が帰って来ます。</font></p><p><font size="5">母とおじちゃんは挨拶から始まり、当たり前ですが何気ない会話をします。</font></p><p><font size="5">寝てたまるか！と気合いの私ですがやはり子供、睡魔の誘いに意識が朦朧としてきます。</font></p><p><font size="5">私が寝たらきっと「最悪な事態」が起こるだろうと私は想像したので、それを避けるためだけに睡魔とバトっていました。</font></p><p><font size="5">母やおじちゃんは私に寝なさいと何度も言って来ます。</font></p><p><font size="5">普通なことです。</font></p><p><font size="5">しかし、私が寝てしまったら…</font></p><p><font size="5">こんな恐怖はありません。</font></p><p><font size="5">おじちゃんが来た日は全日、私は眠ることなくおじちゃんが帰るまでは気合いで起きていました。今思い返すとよく頑張ったなと思えます。</font></p><p><font size="5">完全に睡眠不足の幼稚園児。</font></p><p><font size="5">変な心配性の癖も妄想癖も身についてしまいました。</font></p><p><font size="5"><br></font></p><p><font size="5">私は母の仕事を見てから母に対して汚らわしいとさえ感じていたくせに、おじちゃんと万が一の出来事があったらこの男、絶対許せない！と子供ごころは矛盾の波に揺り動かされていました。</font></p><p><font size="5">母に近付く男たちに不信感と警戒感を向ける子に気付けば私はなってしまっていました。</font></p><p><font size="5">男🟰獣。この頃は男に恐怖心と嫌悪感を抱いていました。</font></p><p><font size="5"><br></font></p><p><font size="5">当時、私の部屋と同じフロアに1人で住む、30手前頃のお兄さんがいました。</font></p><p><font size="5">背が高く足が長く、顔も優しい顔立ちでGパンがやたら似合ってて殆どの人が「かっこいい」と言うであろう風貌でした。</font></p><p><font size="5">廊下でお兄さんと会うことが多く、会う度お兄さんは挨拶してくれて軽めに遊んでくれました。お兄さんも楽しそうに接してくれてるなと子供ながらに私は感じていました。</font></p><p><font size="5">純粋に子供として私はこの時間が楽しく感じられ、またお兄さんに会えないかな？とどこか期待に似た感情の様なものが湧き起こっていたのを記憶しています。</font></p><p><font size="5">この、「期待に似た感情の様なもの」という私の本性が顔を覗かせ始めます。</font></p><p><font size="5"><br></font></p><p><font size="5">続</font></p><p><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/morihiro0000/entry-12912921207.html</link>
<pubDate>Thu, 26 Jun 2025 15:57:07 +0900</pubDate>
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<title>彷徨</title>
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<![CDATA[ <p><font size="5">母の職場であるストリップ劇場を目の当たりにした私は、</font><span style="font-size: x-large;">見て知ってしまった現実の消化方法を無意識に模索しました。</span></p><p><font size="5">母親＝正義、誠実、美の様に子供の私は信じ込んでいましたが、</font><span style="font-size: x-large;">その構図が足元から崩れ落ちていました。</span></p><p><font size="5">私の心の中で「お母さん」の呼び名が「あの人」へと変わっていたのを覚えています。</font></p><p><font size="5">きれいな存在のお母さんが汚い存在へと変わっていました。</font></p><p><font size="5">生まれた時から家族が母しかいなかった私の心がついに「孤独」を感じ始めます。</font></p><p><font size="5"><br></font></p><p><font size="5">いつもの様に幼稚園から帰宅すると眠り込んでしまう日が殆どでした。</font></p><p><font size="5">目を覚ますと母は仕事で居なくなっていて、私には預けられ先の自転車屋かストリップ小屋へ行くかの選択肢が待っています。</font></p><p><font size="5">私は母への不信が募っていましたがやはり夜になると暗くて1人が淋しく、お母さんの存在を確認したくなります。しかしあの劇場にはもう行きたくなく、自転車屋にも足が向かなくなっていました。</font></p><p><font size="5">暗闇で1人の淋しさに襲われる私は号泣しながらボロボロのアパートを出て、少しでも母の職場の近くへ身を寄せようとしたくなり、劇場の方へ歩きますが、一定の所から先へは進めなくなっていました。嫌な場面を見た恐怖と、行くと迷惑になるという思考が足を止めました。</font></p><p><font size="5">足が止まるポイントから歩2、3分の所に海があり、私は海へ向かい、涙を流しながら浜辺を彷徨い歩きます。夜の海は暗く、淋しく、怖かったです。でもどこか私を自然に包み込んでくれる感覚があり、幼稚園児が夜の21〜22時頃によく1人で歩いていました。預けられ先の自転車屋の夫婦も遅い時間に私がいないのは母のいるストリップ劇場にいるからだと私を探すこともしませんでした。</font></p><p><font size="5">海岸沿いには旅館やホテルが乱立しており、夜には観光客が海辺を散歩する風景が当たり前でした。暗くなった海辺を幼稚園児が1人で歩く姿を目にしても観光客は私に声をかけることもありませんでした。</font></p><p><font size="5">私は真っ暗な空と海に向かい「淋しいよ」と伝えに海へ向かう日が多くなりました。</font></p><p><font size="5">この頃はまだ波のなかに沈んでいこうという思考は出なかったので、たくさん泣いたら歩いて自宅へ戻っていました。</font></p><p><font size="5">そんな日はお昼から何も食べていない状況ですが、自転車屋へも寄らず、自宅で1人、時間を過ごしました。あと数時間で母が帰ってくる…嫌悪感でいっぱいの母なのにもうすぐお母さんが帰ってくる喜びという矛盾する感情が幼い私を混乱させました。</font></p><p><font size="5"><br></font></p><p><font size="5">私は母が帰宅する時間まで起きていられたら、母は帰宅後にすぐできる物を作ってくれたり、近くの酒場に食事に連れて行ってくれました。</font></p><p><font size="5">私が寝てしまっている時はそのまま寝かせられているか、</font></p><p><font size="5">ベロンベロンに酔い、臭い息を私にぶつけ母に揺らし起こされるかでしたが、母が酔った日は何も私は食べさせられないまま朝を迎えていました。</font></p><p><font size="5"><br></font></p><p><font size="5">そんなある夜、母が仕事から帰って来そうな数時間前頃に預けられ先の自転車屋の旦那が私のうちに来ました。</font></p><p><font size="5">旦那は酒が好きでいつも飲んでいて、その日も少し酒臭く酔っていた印象でした。</font></p><p><font size="5">子供の私は「どうしたの？なにしにきたの？」と聞いたように思います。</font></p><p><font size="5">旦那は私がどうしてるかな？と思って、と答えました。</font></p><p><font size="5">私はその言葉に嘘を感じられていました。自宅なのに瞬時に私の中に緊張が走ります。</font></p><p><font size="5">（この男、お母さんを狙ってるかも）</font></p><p><font size="5">落ち着けるはずの自宅空間で私はあえて眠らず、この男と2人きりの空間で会話もすることなく、沈黙の中で母の帰りを待つこととなるのです。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/morihiro0000/entry-12911453224.html</link>
<pubDate>Thu, 19 Jun 2025 15:14:28 +0900</pubDate>
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<title>真夜中の殺心</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;">初めて母の職場に連れて行かれた私は</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">翌日にはもう劇場に足が向かなくなっていました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">ストリップ劇場で見た風景、耳にした音、全てが凶器に感じられ、</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">母への嫌悪感の様な感情も沸き起こっていたのは間違いないです。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">翌日からはこれまで通り近所の自転車屋に行き、食事とお風呂をお世話になりました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 22.4px;">深夜1～2時頃に仕事を終えた母が迎えに自転車屋へやって来ます。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">この時間、幼稚園児の私はさすがに寝ていますが、帰るために起こされます。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">それが物凄く嫌でストレスだったことを鮮明に記憶しています。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">かなりのストレスでしたが、さらにストレスは重なります。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">私は猫アレルギーがあったようで預けられ先の飼い猫に反応。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">自転車屋へ行くと夜中に必ず喘息症状が出ました。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">呼吸がし辛く、呼吸の度に肩が上下し、ゼーゼーと音がします。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">母はまたいつものこと(症状)ね・・・と寝ている私を抱き上げ、自宅へ連れて帰ります。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">抱き上げた母の息はアルコール臭く、私は子供ながら生理的にその臭いが嫌で仕方ありませんでした。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">その臭いがする時は真っすぐ自宅へ帰りましたが、</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">臭いがしない時はそのまま近くの酒場へ連れて行かれ、そこで母は食事とお酒を始め、私は椅子に寝かされるか、半分寝ながらなにかを食べさせられていた記憶があります。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">幼稚園児の私は「ねむい」を何度も口にして怒っていたように思います。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">毎日夜が深くなるほどに喘息の症状が悪化します。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">呼吸困難の様になっていても、咳こんでいても、母は私をなぜか病院には連れて行きませんでした。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 22.4px;">酒場から自宅へ帰宅。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">薬局で買った、塗ると呼吸が楽になるクリームの様な薬を私は胸辺りに塗られました。あと、液体の風邪薬も毎日飲まされていました。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">風邪ではないので勿論、効くわけがありません。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">この作業が夜中の就寝前に行われました。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">最も深い眠りに入っていなければならない真夜中に幼稚園児の私はいつも起こされ、</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">寝ても喘息による呼吸困難で眠れていない様な状況で、睡眠時間4時間程度でまた起こされ、幼稚園に向かう支度をさせられるのでした。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">子供の目線を全く想像出来ない毒母のオモチャとして扱われた子供といった図式でしょうか。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 22.4px;">私は幼稚園に行きたくなく、先生や仲間たちにもとても会いたくありませんでした。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">送迎バスが迎えに来るポイントへ向かって歩いている時も嫌悪感から嘔吐感が毎日ありました。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">バスに乗り込んだ時に臭う独特な車臭も生理的に受け付けず、嘔吐感に拍車がかかります。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">幼稚園に到着しバスから降りる瞬間、（このまま逃走したい）と殆ど毎日の様によぎっていました。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">全く気分が優れない状態で卒園まで通園させられていました。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">この様な状態です。食べるものも喉を通らず、仲間より食べるのも遅く、食べても嘔吐してしまう。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">幼稚園は私にとって拷問園と化していました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 22.4px;">当時は子供なのでわかりませんでしたが、今振り返ると、こんな生活リズムを幼稚園児が強いられていたわけですから、食事も出来なくなるしメンタル壊れるのが当たり前だと気付きます。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 22.4px;">幼稚園児である私の時計の針は、さらに進むとともに、</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">私の自我が徐々に顔をのぞかせ始めるのです。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 22.4px;">続</span></p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/morihiro0000/entry-12910406110.html</link>
<pubDate>Sat, 14 Jun 2025 14:00:04 +0900</pubDate>
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<title>言葉の刃</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;">母の勤めるストリップ劇場は海沿いの錆びれたド田舎の街にありました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">温泉地で、平日はほぼ閑散。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">週末に多くの観光バスがやってくるのを目にしていました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">温泉を目的に来た男性客が夜に繰り出す、温泉と風俗の街でした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">母の職場の周囲にはストリップ劇場やソープランド、ラブホテルが点在。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">観光客が夜食を済ませた頃から浴衣姿の男性たちが街に溢れだします。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">母の勤務先のストリップ劇場では</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">踊り子たちは19時迄にはいつでもステージへ出られる態勢にしていました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私が初めて現場に連れて行かれた日、19時頃にお客さんが入って来たのを記憶しています。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">お客さんの入場が伝わると踊り子たちはスタンバイ。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">一人一曲フルコーラスを流して踊り終わると他の踊り子にチェンジするシステムのようでした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">その日、一番手は母ではない踊り子が出て行きました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">楽屋にいると踊りのBGMが結構な音量で聴こえてきます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私はこたつテーブルの前に座り、小さなＴＶを観ていますが、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">耳の意識は完全に舞台から聴こえてくる音を拾おうとしていました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">大きなBGMのなかに踊り子とお客さんとの会話、時折笑い声が聴こえてきます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">なにを話してるんだろ？と無意識に集中しますがその時は内容までは聴こえて来ずでした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">でもなんか楽しそうな雰囲気というのは伝わっていました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">そうしているうちに一曲目の終わりが近くなり、音源であるレコードプレーヤーの前へ母が向かいます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">レコードの針を上げて少しすると一人目の踊り子が戻り、入れ替わって二人目の踊り子が舞台へ向かいます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">そして母は違うレコードをセット、針を落とします。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">楽屋へ戻った踊り子はまた半裸になり、メイクを直したりコーヒーを飲んだり。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">二人目の踊り子もステージでなにやらお客さんと会話したり笑い声が聴こえてきます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私はお菓子とジュースと、夜にいつも居なかったお母さんを目の前に確認出来る安堵感。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">この段階ではまだ、とても幸せな気分に包まれていました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">この後お母さんが舞台に出て行くのかな？と私は様子をうかがいます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">2人目の踊り子の曲のレコード操作も母が行い、曲が終えると2人目の踊り子が戻ってきました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">母はステージに向かう雰囲気がありませんでした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">これで終わりなの？？</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">と私は思っていると、数分後にステージから男女が話してる声が大きめに聴こえてきます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">踊り子全員楽屋にいるのに誰が話してるんだろ？？と疑問が生じました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">踊り子3人とも表に出る気配はありません。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">楽屋では踊り子たちの小声談笑が始まりました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">今日のお客さんの入り具合とか客層について話していたようでした。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">そんなことより、舞台から聴こえる声は誰と誰なのかが私は気になって仕方ありません。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">舞台からはそのうち女性の吐息のような声が聴こえだし、私は異変を感じてきました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私はトイレに向かうふりをし、袖から舞台をチラっとのぞいてみました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">するとそこにはスクリーンが下ろされ、映画が流されていました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">例の音は「映画の音声」だったのです。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">内容はAVでした。客席の男性たちは釘付けでした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私は幼稚園児ながら、心の重量が一気に増えた感覚を覚えました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">頭をなにかで思い切り殴られた様な感覚がありました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">ここから本当の私ともう一人の私の間で攻防が始まりだします。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">このショックを悟られたらダメだ、何も無かったようにしよう・・・</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">その時の私はその選択をしました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">トイレから戻ったていで楽屋に入ります。　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">心の中は混乱と動揺でぐちゃぐちゃです。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">気を紛らわすためにお菓子とジュースへ手が走ります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">その間もステージからは先程よりも激しい女性の声が聴こえてきていました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私は母や他の踊り子を見つめます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">この人たちがやっていることに暗雲が立ち込める、幼稚園児である私の心の中でした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">お母さん、お菓子、ジュースに囲まれた、つい数分前のあの幸せな時間は面影もなく消え去っていました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">AV上映は20～30分くらいであったと思います。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">AVが終わる頃、母が鏡の前で衣装を完璧にして姿を確認しています。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私は母がこの後出て行くことを察知します。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私はAV上映をのぞいてしまった時点から絶望と不安の大波に飲まれてしまっていました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">その時が来ます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">母が舞台へ向かい出て行きます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">BGMが流れます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私はなんだか判らない不安、絶望が増え、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">舞台寄りの壁に近付き、恐怖でしたが舞台での音声を拾おうとしていました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">母と、誰とも知らない多数の男の声が聴こえます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">男たちから「フォーフォー」と裏声や指笛の様な口笛でもてはやす音や</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">「早く見せて！」「早く脱げ！」などの言葉が聴こえてきます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私はお母さんが男たちになにかされるんじゃないかの恐怖が最高潮となり、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">不安で鼓動が一気に早まりだします。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">舞台から聴こえてくる音声に私はこれまで以上に過敏になります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">万が一に備え、もしなにか起きたら私は出て行かなきゃいけない。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私は心理的に追い込まれました。緊張が走ります。</span></p><p><span style="font-size: 1.4em;">お客さんたちがうるさかったのか、母が踊りながら</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">「黙って見なさいよ」と言ったのが聴こえました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">その後、男性側から「やらしいなぁ！」「きれいだぞ！」という声がしたのを記憶しています。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">私はこれ以上聴くのが怖くなり耳を塞ぎました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">耳を塞いで目を閉じ、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">「ア～～」とずっと言いつつ外界の音が入って来ないようにしていました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">必死に現実から意識を逸らそうとするも、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">お母さんが知らない男の前で裸になり、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">「黙って見なさいよ」と言った現実が私にはショック過ぎて、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">その言葉・声が心の奥深いところに突き刺さりました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">いろんな感情が一気に駆け巡ります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">そのなかでも最上位の感情は、母に裏切られたような感情でした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">母を独占したかった。独占出来ていたと完全に信じていた。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">しかし見知らぬ男たちに自分の裸を見せている母を知った瞬間、</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">現在も含めて産まれてから一番のショックでした。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">独占出来ていた母に手のひらを返された様な気持ちになり、</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">今思うとそこから私はひとりぽっち、孤独感や空虚感が拡がり始めたと思います。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">一番近いはずの母親なのに私のなかで一番遠い存在になっていきます。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">私は変な緊張と疲労感でグッタリしていたのを覚えています。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">母の踊っている時間がやたら長く感じられたことも記憶しています。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">今も母と男たちとの会話、声、音が耳に、脳に、心に深く刻み込まれたままです。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">母の出番が終わりそうな頃、他の踊り子も全員舞台へ出て、私は楽屋に一人取り残されました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">他の踊り子が出て行く直前、踊り子が私に「出て来て一番後ろの場所で見ててもいいよ」と言いました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私のなかで葛藤が動きます。　見るの？　見ないの？。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">結論は見ました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">母を含めた踊り子たちが踊っています。　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">身に纏った衣装を脱ぎ捨てながら踊っています。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">踊り子は全員全裸になりました。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">当時、幼稚園児の私が見ていたストリップにアートを見出す能力も無く、美しいだなんて思いつきもしませんでした。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">目の前にいる浴衣姿の男たち、その前で踊る全裸の女たち、錆びれた小さな劇場、</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">この空間が子供の私には異様で歪んだ空間・世界でしかありませんでした。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 22.4px;">今思うと、幼い私はこの時から母に対して私のなかでなにかが急激に冷たくなっていくのを感じ取っていたように思います。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">お母さんだけどお母さんじゃないんだ・・・</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 22.4px;">私のなかに母への距離が生じ始めるのです。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 22.4px;">続</span></p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/morihiro0000/entry-12909317062.html</link>
<pubDate>Mon, 09 Jun 2025 10:15:38 +0900</pubDate>
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<title>嵐の前の</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;">母親と手を繋ぐことが</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">こんなにも安心で、こんなにも嬉しいとは。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">心からの安堵感を覚えるはずでした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">が、向かう先は母の職場であるストリップ劇場。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私はとりあえずお母さんが一緒というだけの安堵感に包まれ、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">その後に悪夢が待ち受けていることなど知る由もありません。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">「もうすぐよ!」</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">母が言うと、電球がたくさん点いた縦長の大きな看板が目の前に見えて来ました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">「ヌード　バラ」と描かれた看板です。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">まだ幼い私はヌードの意味さえ知らず、初めての場所を訪れるワクワク感だけで現場に到着。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">入り口に小さな小窓がある受付。そこが精算場所になっています。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">鍵を開け、中に入ると目の前には横長の椅子がたくさん並び、その先には小さめのステージがあり、その後ろは一面鏡張りになっています。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私は見たことのない景色に興味津々で早速ステージに上がった記憶があります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">そして裏に廻ると楽屋があります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">壁に大きめの鏡が4ヶ所あり、それぞれにメイク道具が並んでいます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">真ん中にこたつテーブルの様なものがあり、その上にお菓子がたくさんありました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私は館内の探検が終わるとお菓子を啄みました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">17時になると見知らぬ女性が2人やって来ました。　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">当時35〜40歳頃の２人、母の同業仲間でした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私は見たことない人たちなのに、あちら2人は私を知っています。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">人見知りの私は警戒しながらも私の味方だと体感、少しずつ心を開いていきます。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">母はステージと客席の掃除を始め、終えると化粧を始めます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">他の2人は到着するなり服を着替え、半裸の様なスタイルでメイクをしています。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私は見知らぬ女性2人の半裸を目の前にさせられました。銭湯で母の裸や他のお客さんの裸に見慣れていたせいか、踊り子さんの半裸を見ても普通の景色があるだけ、空気の様な存在みたくなっていました。(今思えばゲイなので女性の裸に無反応だったのかも…)</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">母が場内清掃を終えメイクも終え、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">見たことのない煌びやかな衣装を身に纏います。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">メイクも派手で、街で出会ったとしても確実に母とはわからないビジュに仕上がっていました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">踊り子３人とも、さっきまでいたお姐さんの面影が皆無でした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私は一体何が起こるんだろう？と不思議感に包まれていました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">この後、今の私にも未だに鮮やかに残る、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">深く刻まれたあの声、あの言葉、あの景色が展開されていきます。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">続</span></p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/morihiro0000/entry-12905501350.html</link>
<pubDate>Sat, 24 May 2025 09:08:00 +0900</pubDate>
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<title>ぼっちの夜</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;">私にとっての拷問幼稚園から帰宅すると</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">身も心も緊張による疲労困憊で眠ってしまうことが多くありました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">私の預けられ先の自転車屋は家から徒歩1分くらいの所だったので、幼稚園後半頃は夕方になったら1人で預け先に向かうよう言われていました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">夕方幼稚園から帰宅し眠りに落ちることが多く、目が覚めると部屋の中も外も真っ暗でした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">本当に暗いので私は「お母さん？お母さん？」と呼びかけます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">静寂が続きます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私の不安と恐怖が増していきます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">「お母さん？お母さんどこ？」私は繰り返します。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">返事はありません。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">照明スイッチの場所も見えず、手探りで探しながら「お母さん？お母さん？」と何度も呼び、暗闇の中、手探りでスイッチと母を探していました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">そしてようやく電球が灯りますが、母は当然いません。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私は近くの自転車屋へ向かえばいいのに、寂しくなり大泣きしつつ夜の街なかをお母さんを求め探し歩く日が増えました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">夜な夜な泣きつつ彷徨い歩く子供の私を近所の方が見つけ、後日母に状況を話してくれ、その後私は母の職場であるストリップ劇場へ母と一緒に出勤することが多くなっていきます。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">私のなかの「見捨てられ不安」はおそらくこの頃から顔を覗かせ始めていたのではないかと思います。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">続</span></p>
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<link>https://ameblo.jp/morihiro0000/entry-12904036562.html</link>
<pubDate>Sun, 18 May 2025 09:46:39 +0900</pubDate>
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<title>恐怖の時間</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;">食事に緊張する子供……</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">仲間たちの箸やスプーンなどが食器に当たる音に私は焦ります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">緊張が加速します。早く食べないと……</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">早く食事を済ませないとまた1人取り残される。また皆んなの冷たい視線を浴びる。先生からも変な目で見られる…</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">そう考えると胃も体も精神も硬直し、さらに食べ物が喉に通らない負のループが始まります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">やっぱり今日も1人残され、次の課目の時間になっても1人食べている…私は連日、楽しいはずの給食時間が罰ゲームと化していました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">そしてとどめを刺す症状が出て来ます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">食べている途中から嘔吐をしたくなる症状が始まりました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">嫌いなものでもないのに食べると、あたかも舌根を押さえられてるような感覚が始まり、オエッ…となります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">はじめはトイレに間に合わず、食事の場で嘔吐。私自身も隣りの子もわたしの吐瀉物を浴び、その瞬間からクラス内で私はゲロ扱い確定。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">時計の針が正午に近づくにつれ、鼓動の早まりを覚える毎日。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">また緊張する・・・</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">また今日もあの嘔吐感が来る・・・</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">給食前から仲間たちの注目を浴びる・・・</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">完全に私は負のプレッシャーの支配下となっていました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">食事中の嘔吐が続き、先生も気を使って隣で食事してくれ見ていてくれますが、これがまた私の緊張とプレッシャーを増幅させます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">一つ幸いだったのが、隣に先生がいてくれたので嘔吐感が来るとすぐに先生に気持ち悪いですと告げられ、すぐにトイレに行けたことです。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私は人を殺し、死後、地獄で罰を受けている、今思うとそれくらいの過酷さがあったと思います。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">この様な状況でも、母親からはどうしたの？なにかあったの？などとひと言もかけられることなく、家でも幼稚園でも幼い私の精神は蝕まれ続けていました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">夕暮れ時、幼稚園という私にとっての拷問部屋から釈放される様なあの開放感、至福感は、今の歳になっても夕暮れ時に鮮やかに甦る日があります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">卒園の日まで私は仲間たちに近寄らず近寄れず、仲間たちも私に近寄らないまま、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">閉ざされた園生活、私はひとり、繰り返される時間をただただ流れるだけでした。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">続</span></p>
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<link>https://ameblo.jp/morihiro0000/entry-12903745122.html</link>
<pubDate>Sat, 17 May 2025 10:36:53 +0900</pubDate>
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<title>孤独幼稚園</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;">深夜2時頃、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">寝入る私を酒臭い母が預け先に迎えに来ます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">幼稚園入園前頃から私は母への嫌悪感が増していきます。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">母の仕事のおかげで本来子供がする生活リズムとは正反対にかけ離れていきます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">そのリズムに子供ながらにストレスを感じられていたのでしょうか？預けられ先の猫に対してのアレルギーと、喘息が毎日、夜が深まるほどに酷くなりました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">寝ていても呼吸がしにくく、呼吸の度にヒューヒューと音をたてます。咳も出て眠れず、夜が明ける頃にようやく少し落ち着き、空が明るくなり始める頃に眠気が深くなる毎日でした。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">そんな毎日を過ごし、私は幼稚園入園の日を迎えます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">例の不規則な生活はそのまま継続されます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">真夜中の過酷な喘息症状が早朝に落ち着き、深い眠りへ落ちて数時間後に通園への起床となります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">一番眠い時間の真夜中に母に迎えに来られ起こされ、喘息に襲われる真夜中が終えてやっと心地好い眠りに入った途端に通園起床で起こされ、私は眠らされない幼少期を強いられていました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">私は幼稚園、とくに人、仲間がたくさんいる環境が苦手で、</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">迎えに来るバスに乗るのも嫌悪感がもの凄かったです。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">バスの中の臭いだけで、また地獄が始まるなと・・・子供ながらに思っていました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">送迎が停まるバス停に向かうのがとにかく嫌で仕方ありませんでした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">案の定、幼稚園にも仲間たちにも馴染むことが出来ませんでした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">どこか緊張して、自分を抑えて殺して仲間たちの中に潜む、そんな存在をしていました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">幼稚園では当時給食が出ていました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私は身体が小さく、食べるのも遅く、食事の時間が来るのが恐ろしかったです。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">お昼が近づくと緊張と不安がさらに強まる毎日でした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">食べ物の好き嫌いも多く、それも不安の一つでした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">食事前から緊張で吐き気がしてきます。こんな状態です。食事など出来るわけがありません。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">案の定、食は進まず、食べるのも遅くなります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">仲間たちはあっという間に食事を終えます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">仲間たちが使うカトラリーが食器に当たる音を私の耳が拾いまくります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">（皆んな、どんどん食べてる・・・焦る・・・）私の心の声でした。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">仲間たちの器の中が空になる速さに、私の緊張に拍車がかかります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">胃が食べ物を受け付けてくれません。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">しかし食べなければ進められない…</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私はこの葛藤のなか、時間を過ごします。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">次の時間がやってきます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">仲間たちの前にもう食器はありません。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私の前には食器とおかずがまだ残っています。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">仲間たちが私から距離を置くのがわかりました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">冷めた目で私を捉えているのも同時に感じます。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">私はいつも次の時間に食い込み、周りの視線を感じながらひとり、食器の音をたて口を動かしていました。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">食器の音を出してはいけない、そう思いつつ音が出ます。ここの緊張も高まります。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">美味しさなど感じられるわけがありません。</span></p><p><span style="font-size: 22.4px;">ただただ、早く胃袋に全部入ってくれ・・・という目的だけの食事をしていた私でした。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">幼稚園での私の孤独が幕開けです。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">続</span></p><p>　</p>
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<link>https://ameblo.jp/morihiro0000/entry-12903474660.html</link>
<pubDate>Fri, 16 May 2025 09:32:33 +0900</pubDate>
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<item>
<title>アングラ幼少期</title>
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<![CDATA[ <p>ストリッパー。</p><p>私の母親の職業です。</p><p><br></p><p>夕方から母は仕事に出て行きます。</p><p>母が仕事の日は夕方から</p><p>家の近所の自転車屋に預けられました。</p><p>そこで夜食とお風呂を戴いていました。<br></p><p><br></p><p>自転車屋には経営する夫婦と彼らの子供、</p><p>男女1人ずつがいる中に<br></p><p>わけのわからぬ子供が1人、</p><p>突然投げ込まれたかたちです。</p><p>自転車屋の子供2人には殆ど私は相手にされませんでした。</p><p><br></p><p>自転車屋家族が夜食の時に</p><p>一緒に食卓で食事をさせられました。<br></p><p>私はなぜか食べるのが遅く、</p><p>途中で寝てしまうことが多く、</p><p>自転車屋のお母さんによく怒られ、</p><p>緊張してまた食べられなくなり、</p><p>残すと怒られる、食べるのが遅いと怒られる、</p><p>逃げ道がなく追い込まれ、</p><p>ここでも不要な緊張を強いられる時間が発生していました。</p><p><br></p><p>食後は家族が見ているテレビ番組を<br></p><p>面白くもないのにただ私は見せられ、<br></p><p>というか見ているフリをして眠気と闘い、</p><p>順番が来るとお風呂へ呼ばれるルーティン。<br></p><p><br></p><p>幼少期の子供ながらにセンシティブな神経だった私は、</p><p>常に緊張、ビクビクして大人や子供達に<br></p><p>気を使っていました。<br></p><p>嫌われたらダメだ、邪魔だと思われたらダメだという意識が幼いながらに働き、</p><p>子供達にはヘラヘラするよう心掛け、</p><p>その両親にはいい子を演じるピエロに徹していました。</p><p><br></p><p>自転車屋には猫がいて、</p><p>喘息を持っていた私は猫アレルギーもあり、</p><p>自転車屋に預けられると必ず喘息が悪化し、</p><p>目が痒くなり赤い目になっていました。</p><p>夜が深まる時間に近づくにつれて</p><p>毎夜、呼吸がし辛くなっていきました。</p><p><br></p><p>お風呂の後は眠くなります。</p><p>寝ると深夜1〜2時頃、仕事を終えた母が迎えに来ます。</p><p>眠いのに、寝ていたいのに抱き上げられ</p><p>自宅へ連れて帰られます。</p><p>たまに母の息がアルコール臭かったのが嫌で仕方なかった記憶が鮮明にあります。</p><p>幼いくせに(なんだこの人は…)とどこか冷めた目でそんな母を見ている自分がいました。</p><p><br></p><p>深夜に迎えに来られ、そのまま帰宅する時はよいのですが、</p><p>母が小腹が空いたからと近くの居酒屋に連れて行かれ、そこで食事をさせられる日も少なくありませんでした。</p><p>眠さで意識朦朧の私は真夜中に酒場で何か食べさせられます。</p><p>酒場から帰宅すると深夜3時前後。</p><p>完全に3歳未満の子供の生活リズムではありません。</p><p>私はただ、眠いから邪魔しないでよ！という苛立ちが胸の中にあったことを覚えています。</p><p><br></p><p>私は機能不全の母の生活スタイルに</p><p>ただただ引き摺り込まれるだけの幼少期を生きることになります。</p><p>自分を殺し続ける幼少期を生きることになります。</p><p><br></p><p><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/morihiro0000/entry-12902190934.html</link>
<pubDate>Sun, 11 May 2025 16:01:04 +0900</pubDate>
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