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<title>奴隷の告白　～コンビニオーナー残酷物語～</title>
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<description>約11年、某コンビニを経営してました。コンビニ本部が世間知られては困る内情、オーナーの悲惨な日常を赤裸々に綴ってまいります。本部を痛めつけよう、という意図はございません。いつの日か、加盟店と本部とお客様、『三方良し』の仕組みが構築されることを願う者です。</description>
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<title>十八、悪夢再び　③</title>
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<![CDATA[ <p>　 憂鬱な日々が始まった。通常、ＳＶの巡回は週２回程度だが、棚橋はよっぽどこの童子をいたぶるのが楽しいだろう。ここのところ一日置きくらいの頻度で店に顔を</p><p>出しやがる。</p><p>&nbsp;</p><p><b>『童子オォナァ！アレもコレも入ってない！やる気あんですか！？』ネチ</b></p><p><span style="font-weight:bold;">『童子オォナァ！バックルーム汚いっすね！やる気あんですか！？』ネチネチ</span></p><p><span style="font-weight:bold;">『童子オォナァ！純利益多過ぎですね！やる気あんですか！？』ネチネチネチネチ</span></p><p>&nbsp;</p><p>コイツは頭がオカシイのではないか？言うことがもはや常軌を逸している。どうやら</p><p>廃棄金額が少ないために純利益が多い！、と言いたいらしい。しかし利益を出さずに</p><p>どうやって事業を継続していくというのか？ここまで執拗に廃棄金額にこだわるのはやはり噂通り、加盟店の廃棄金額が多い方が本部の利益増につながる、そんな計算式が隠されているのかもしれない。しかし生殺与奪の権を本部に握られている我々弱小オーナーが下手にクレームなど付けたら、この男はどんな報復を企てるか分かったものではない。相手は正気を失ったサイコと、加盟店など搾取の対象としか見ていないブラック本部である。それでもこちらは店と従業員を守り、事業を継続していかなければならない。悩んだ末、私は棚橋の上司である小田マネージャーに相談してみることにした。小田マネは棚橋とは違い、まだ社会的常識を持ち合わせているようだ。</p><p>こちらに対する言葉遣いや態度も常識の範囲内。私は単刀直入に切り出した。</p><p>&nbsp;</p><p>『棚橋さんのことですが…ちょっと非常識な言動が目立ちます。オーナー利益の軽視も甚だしい。純利益を出さずに我々オーナーはどうやって事業を継続していくのですか？』</p><p>&nbsp;</p><p>黙る小田マネ。当然だ。こちらは正論を述べている。私はなおも続けた。</p><p>&nbsp;</p><p>『すいませんが、棚橋さんとは一緒に出来ない。担当を変えてください。』と私。</p><p>&nbsp;</p><p>重苦しい沈黙…。</p><p>小田マネは口を開いた。</p><p>&nbsp;</p><p>『担当を変えることはできません。一店舗の要望を聞いてしまったら、他の店にも同じように対応しなければならなくなる。』</p><p>&nbsp;</p><p>『そうですか…』</p><p>&nbsp;</p><p>ハァー…。</p><p>予想していたとは言え、やはりそれが答えか。その日はそれで話は終わった。</p><p>まだまだ地獄は続くようだ。（つづく）</p><p>　</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Thu, 28 Jan 2021 20:42:34 +0900</pubDate>
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<title>③『ク〇客列伝』　～年齢確認は義務です～</title>
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<![CDATA[ <p>　ここ４～５年だろうか。タバコや酒類を販売する時にお客様向けの液晶画面に</p><p>年齢の告ボタンが表示されるようになったのは。『２０歳以上』　『２０歳未』　</p><p>”お押しください”</p><p>というアレだ。これは本部から説明があったワケではないが、恐らく、お客様自身に年齢の自己申告をしてもらうことで、万一、店側が未成年に酒・タバコを販売してしまい、それが発覚した場合でも、『年齢を詐称した客側にも責任がある』という主張をすることで、販売店側の責任割合の減免を期待できる、ということが理由ではないかと思われる。どうせそこまでするなら、身分証もしくはＴＡＳＰＯが無ければ販売出来ないシステムにすればいいと思うのだが、そこは売上が下がることが目に見えているので、各本部も踏み込めないのだろう。私個人の考えとしては、『買う人間』にも責任があると思うのだが、現行法では、</p><p>　　</p><p>　　　　<span style="color:#ff0000;"><span style="font-weight:bold;">『未成年にとって有害な喫煙・飲酒を助長した、販売側が悪い』</span></span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="color:#000000;">ということらしい。でも大変なのよ。年齢確認は。最近は年齢確認のタッチパネルが定着してきたため、トラブルは少ないが、当初は大変だった。たいていのお客様は　『常連のオレ』と思っているので、</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『あぁ！？オレが未成年に見えんのか！？』</span></span></p><p><span style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『あぁ！？毎回押させんじゃねぇよ！』</span></span></p><p>&nbsp;</p><p>ですよ…</p><p>そしてある日。事件は起こった。</p><p>&nbsp;</p><p>事務所で発注をしていると、パートの磯谷さんが青い顔で駆け込んできた。</p><p>『すいませんオーナー。ちょっと…』　嫌な予感…　事務所を出ると、レジ前には</p><p>若い女の子とその父親と思しきオヤジがエライ剣幕でカウンターを蹴りながら怒鳴っていた。</p><p>&nbsp;</p><p>『お客様、どうなさいました？』　</p><p>&nbsp;</p><p>カウンターを蹴り上げられるのを目の当たりにし、こっちも急速にムカついていたが、表面上だけでも平静を保たないと、治まるモノも治まらなくなってしまう。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="color:#ff0000;"><span style="font-weight:bold;">『どうもこうもねぇよ！！この娘が未成年に見えっか！？もう２５歳だど！！』</span></span></p><p>&nbsp;</p><p>私は改めてレジ前の女の子を見た。確かに未成年に見えないこともない。微妙な場合は必ず年齢確認するように！というお達しが本部から出ているので、磯谷さんはその指示を忠実に実行しただけだ。なんら落ち度はない。てゆーか、我々、あなたと面識ないんだから、何歳かなんて知るワケないでしょ？それにあなた、若く見られてるんだよ。嬉しくないの？と、腹の中で思う。そこで改めてその親子に説明をする。</p><p>&nbsp;</p><p>『大変失礼しました。今は警察ならびに本部から、お若く見える方には必ず年齢確認をするように、という指示が出ておりまして、お客様が大変 <span style="font-weight:bold;">”お若い”</span> ようにお見受けしたため、磯谷が年齢の確認をさせていただきました。もしご不明な点がございましたら、警察の方に来てもらいますので、そちらから年齢確認について説明を受けられてはいかがでしょうか？』</p><p>&nbsp;</p><p>暴れる客に 『警察』 という単語はてきめんに効果がある。ただし、あくまで言い方は</p><p>ソフトに、だ。</p><p>&nbsp;</p><p>この 『お若く見えた』 というのがツボだったのか、女の子は急に笑顔になった。</p><p>ここでたたみかける私。『イャーすいません。警察とか本部がうるさくて。今は必ず <span style="font-weight:bold;">”お若い”</span> 方には身分証の確認をさせて頂いているんですよぉ。』 すっかり態度を</p><p>軟化させた女の子は身分証をキチンと提示し、まだしかめっ面のオヤジを引っ張って笑顔で帰っていった。気の毒なのは怒鳴られた、パートの磯谷さんである。その日は定時までショボン、となっていた。行政や本部は、こうした現場の苦労を判っていない。大変なのはいつだって最前線の人間である。（つづく）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mosujunq/entry-12645545237.html</link>
<pubDate>Tue, 22 Dec 2020 17:19:54 +0900</pubDate>
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<title>十八、悪夢再び　②</title>
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<![CDATA[ <p>　予想通り ―。</p><p>ヤツはいきなり乗り込んできた。普通は赴任前に電話で挨拶の一つもあるのだが…</p><p>それすらない。まあ、棚橋の非常識は想定内だ。コイツに当たり前の社会常識を期待してはいけない。棚橋は警察のガサ入れか何かのようにズカズカと事務所に踏み込んできた。そして開口一番、</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;">『童子オぉぉぉナぁぁぁ！先月のあの数字なんなんですう？</span></p><p><span style="font-weight:bold;">　ヤル気あんですかぁ！？』　</span></p><p>&nbsp;</p><p>ときた。ああ、あるさ。あるに決まってる。サラリーマンのお前と違って、こっちはなんの保証もない零細自営業者だ。毎月容赦なく迫ってくる様々な支払い期限を落とさず決済しないとならんからな。てゆーか、お前、赴任日まだ先じゃねーか。何、</p><p>勝手に来て勝手なことほざいてんだよクソが！と、腹の中で毒づく。棚橋はさらに</p><p>続ける。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;">　『何なんですかぁ、あの在庫はぁ！棚、スカスカじゃねーですか！』</span></p><p><span style="font-weight:bold;">　『棚卸の数字オカシくねーですかぁ！？』</span></p><p>&nbsp;</p><p>こんな感じでタップリ30分。さんざん私と我が歓喜店に罵詈雑言をまき散らすと、</p><p>ようやくスッキリしたらしい。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;">『じゃ、童子オーナー、来月から宜しくお願いしますね！』</span></p><p>&nbsp;</p><p>と、捨てゼリフを残し、仕事もせずに帰っていった。ただただ立場の弱いオーナーを言葉で嬲りたい。反撃できないヤツを痛めつけたい。そういう心の内が透けて見える。相変わらずの異常者ぶりである。思いっきり殴ってやりたい！それどころか、</p><p>殺意すら芽生えた。しかしそれをやってしまっては身の破滅である。原因がたとえ</p><p>棚橋側にあったとしてもだ。こういう異常な人間に目を付けられてしまったわが身の不運を嘆いた。次の契約更新をせずに辞めてしまう、という選択肢もあるが、それではキャリア形成上いかにも中途半端である。少なくとも10年は経営者として頑張った、という証が欲しい。ひたすら面従腹背で耐えるしかないか…絶望で目の前が真っ暗になった。これが何年も続くかもしれないのである。私は頭を抱えた。（つづく）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mosujunq/entry-12645408338.html</link>
<pubDate>Mon, 21 Dec 2020 22:17:48 +0900</pubDate>
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<title>十八、悪夢再び　①</title>
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<![CDATA[ <p>　　　　　　　　</p><p><span style="color:#ff0000;"><span style="font-weight:bold;">『えぇー！！棚橋さん戻ってくるんですかー！？』</span></span></p><p>&nbsp;</p><p>これは決してスタッフの喜びの声ではない。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『棚橋さん、いつから来るんですか！？』</span></span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『何カ月くらい担当するんですか！？』</span></span></p><p>&nbsp;</p><p>そんなこと私にわかるわけがない。スタッフには実害は無いはずだが…やはりあの</p><p>粘着質な性格と脂ぎった顔、そして狂気を帯びた目つき。好感を抱く人間は少ないだろう。そして、スタッフ以上に困ったのは他ならぬオーナーの私だった。私は契約更新を翌年に控え、様々な課題を課されていた。更新には当然、担当ＳＶの推薦も必要になる。以前の担当期間中、無理難題を押し付け、私を怒らせて追い込むべく挑発を繰り返した棚橋。執拗な攻撃にも屈しなかった私を面白く思っていないことは判っている。有ること無いこと上に報告することは目に見えていた…</p><p>&nbsp;</p><p>『どうする！』</p><p>&nbsp;</p><p>契約を更新してもらえなければ、一家全員路頭に迷うことになる。慄きつつも、私は頭の中で対応策をめぐらし始める。いたずらに恐れても仕方ない。まずは相手の出方を見る。私は震えながら棚橋の赴任を待った。（つづく）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mosujunq/entry-12643214791.html</link>
<pubDate>Thu, 10 Dec 2020 18:05:22 +0900</pubDate>
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<title>十七、台風一過　③</title>
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<![CDATA[ <p>　 新たに赴任してきたＳＶの相田さんは、明るく元気な若い女性だった。</p><p>&nbsp;</p><p>『功名心に逸って無茶振りしてくるのではないのか？』&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>警戒をしたが、ほとんど発注や廃棄の強要はなかった。ちゃんとまともな人材が</p><p>いるじゃない！常識的な人間が相手であれば、こちらもまともに向かい合う用意は</p><p>ある。彼女の成績がプラスになるよう、かつ、我が歓喜店が損害を被らないよう、</p><p>バランスを取ってマネジメントをする。Ａストアの社員に決定的に欠けている、当たり前の&nbsp;『ビジネスマナー』 を、相田ＳＶと前任のオジサンＳＶは持っていた。</p><p>&nbsp;</p><p>『こうして平和なまま契約満了が迎えられればいいなぁ。』&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>つくづくそう思った。しかし『良い時間』 というものは必ず終わりが来る。ある日</p><p>突然、『童子オーナー、私、異動することになりました。』 と相田ＳＶが切り出した。え？早くない？この前赴任してきたばっかじゃない？狼狽えつつ、</p><p>&nbsp;</p><p>『え？もうですか？早いですね。でも会社員だから仕方ないですね。』 と返す私。</p><p>&nbsp;</p><p>問題は後任だ。『あと、後任のＳＶですが、棚橋がまた担当します。』　（つづく）</p>
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<pubDate>Sat, 05 Dec 2020 10:27:28 +0900</pubDate>
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<title>十七、台風一過　②</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp; 至って常識的なオジサンがＳＶとして赴任してきて数カ月。我が歓喜店は束の間の</p><p>平和を謳歌していた。週二回、ニコやかに打ち合わせをし、発注数もオジサンが責められないような数字を入力する。これが ”持ちつ持たれつ"　ですよ。少ないパイを</p><p>一方が力づくで奪おうとするからバランスが崩れる。こうして平和的に合意形成していれば、本部と加盟店、ここまで険悪になることはなかったはず。オジサン、あんたはＳＶの、イヤ、社会人の鏡だよ！</p><p>しかし平和な時間もいつかは終わる。オジサンにもついに異動の辞令が下った。</p><p>『童子オーナー、お世話になりました。』とオジサン。</p><p>はるかに年下の私にキチンと敬語で接し、頭を下げてくれる。本当に全Ａストア社員はこの人を見習って欲しい。これがまともな社会人ですよ！でも、この人は多分これから先も出世は出来ないだろう。残念ながらＡストアは加盟店を思いやる人間は出世出来ない。発注を強要し廃棄を強要し、脱退後は借金を背負わせる。そんな人間が評価されている。自分の首を自分で絞めているということが理解できないらしい。だからオーナーに逃げられ、裁判で敗け、何年も最終赤字を垂れ流すことになるので</p><p>ある。&nbsp; 次の心配は後任人事である。なんでも若い女の子らしい。楽あれば苦あり、</p><p>である。次はまた一癖も二癖もある人間かもしれない。『来るならこい！』 私は</p><p>夕陽に叫んだ。（つづく）</p>
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<pubDate>Fri, 04 Dec 2020 00:00:54 +0900</pubDate>
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<title>②『ク〇客列伝』　～無料（タダ）ではない～</title>
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<![CDATA[ <p>　私、童子はトイレ掃除を一日一回、自身でやるようにしていた。これには色々な</p><p>意味がある。まず一つ目は "ゲン担ぎ" である。何かの本に</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;『社長自らトイレ掃除をすると会社が発展する』</p><p>&nbsp;</p><p>とあった。バカ正直な私は真に受けて、契約終了までの約１０年、ほぼ毎日一回トイレ掃除をやり続けた。まあ、発展はしなかったね。どころかウチの店、Ａストア本部までも右肩下がりさ。アハハ。でもいいこともあった。トイレ掃除をオーナー自ら</p><p>やると、スタッフもさぼらず仕事をやってくれる、ということを発見した。彼らに</p><p>してみたら</p><p>&nbsp;</p><p>『オーナーがトイレ掃除してる！ウチらもなんか仕事やらないと！』</p><p>&nbsp;</p><p>という感じだと思う。ある日、いつものようにトイレ掃除をしていると灰色の作業服を着たオヤジがズカズカ入ってきた。『アレ？清掃中の看板出してなかったっけ？』 ドアの外をチラ見すると看板はしっかり出てる。あぁ、ガマン出来ないんだね。</p><p>わかった。</p><p>&nbsp;</p><p>『あ、お客様。すぐ終わりますので少々お待ち下さいね。』とニコやかに伝えると、そのオヤジ</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">　　　　　　　　　　　　　『あぁ！？早くしろやこの野郎！！』&nbsp;</span></span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="color:#000000;">だってよ。おいおい、こっちはテメーらのクソションベン毎日掃除してよ、しかも</span></p><p><span style="color:#000000;">無料で使わせてんだぞ。何様だ？まったくタメ息がでるぜ。最低賃金以下の利益配分で税金の支払いにも困窮してるってのに、なんでこんなクソ野郎にこんなムカつく</span></p><p><span style="color:#000000;">セリフ吐かれにゃならんの？</span><font color="#000000">&nbsp;ちなみに外国ではトイレの使用が有料の国も多いらしい。トイレを綺麗に維持するのはタダではない。コストがかかっている。個人的な</font></p><p><font color="#000000">意見だが、そろそろトイレの使用は有料にすべきだと思う。なにもトイレの入口に</font></p><p><font color="#000000">スタッフ立たせて金を徴収しろ、ということではない。電子マネーをピッとしないと入れないようにするだけで済むじゃない？一人当たり５円として、一日１００人の使用で月間約15000円の増収だよ？本部もそろそろコストをお客様に説明し、ご負担</font></p><p><font color="#000000">いただく、ということを議論すべきではないかと思っている。</font></p><p><font color="#000000">　それにしても暴言吐きやがったクソ野郎…憶えていやがれ！！（つづく）</font></p>
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<pubDate>Tue, 01 Dec 2020 20:41:35 +0900</pubDate>
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<title>十七、台風一過　①</title>
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<![CDATA[ <p>　　　　　　</p><p>　　　　　<span style="font-weight:bold;">『本音としては、オーナーの生活より、自分らの数字なんですよ』</span></p><p>&nbsp;</p><p>　これは我が歓喜店を引っ掻き回し、私とスタッフに大きな傷跡を残した史上最低のＳＶ、棚橋が去り際に吐いて行った捨てゼリフである。この言葉を聞いても私に驚きは無かった。改めて言われなくても、ＳＶや地区マネージャー、地区部長までもが</p><p>この言葉通りの行動を取っているからだ。しかし今はＳＮＳで個人が情報を発信できる時代である。人の口に戸は建てられない、と昔から言われているが、現在は余計にそうだ。企業の法令違反は簡単にネットに拡散する。企業はもっとコンプライアンスを遵守しなければならない時代だ。加盟店に責任と債務を押し付けて一件落着、と</p><p>いう時代は終わったのである。</p><p>　</p><p>　台風が去った後というのは、大概よく晴れる。棚橋ＳＶが去り、後任は至って普通のオジサンだった。言うこともいたって常識的。発注や廃棄の強要もまったくない。というかこれが普通の社会人で、Ａストアという会社がオカシイのだろう。我が歓喜店につかの間の平和が訪れた。なぜ『つかの間』なのかというと、『良い時』も『悪い時』も永遠には続かないからだ。しかしせっかく訪れた平和な時間、まっとうな</p><p>経営をしよう！私は『廃棄』が全て悪、とは考えない。売れると仮説を立て、発注をし、売れ残った。それは仕方がないと思っている。廃棄は言わば『結果論』である、という立場だ。よって本部が作成する予算書で『廃棄』が予算化されていることには強烈に違和感を感じる。昔から言われているように、『廃棄』には本部に利益が</p><p>もたらされる計算式が隠されているのかもしれない。改めて計算したことはないが。</p><p>そもそも世界中に食事が摂れず、命を落とす人間がたくさんおられるのに、傷んでもいない食品を毎日のように捨てなければならないことに、私は加盟してから脱退するまで常に疑問を抱いていた。だからスタッフには廃棄は自由に持ち帰りさせていたしそれによって売上げが極端に下がるとも思わない。仮に多少売上が下がったとしてもスタッフを繋ぎとめるメリットの方が大きい、と私は考える。実際、私の店はほとんどのスタッフが７年８年、継続して勤務してくれており、一旦辞めてもまた戻ってきてくれたスタッフも数人いる。武田信玄公の言葉通り、</p><p>&nbsp;</p><p>　　　　　　　　　　　<span style="font-weight:bold;">『人は城　　人は石垣　　人は堀』</span></p><p>&nbsp;</p><p>である。まして時代錯誤な労働集約型産業の代表のようなコンビニ業界は『人』なくして営業は成り立たない。Ａストア本部も『オーナーの替わりはいくらでもいる！』などという強がりはやめて、加盟店とのWIN-WINの関係構築に力を注いでもらいたいものである。（つづく）</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Fri, 06 Nov 2020 09:38:57 +0900</pubDate>
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<title>① 『ク〇客列伝』 ～陰湿な、限りなく陰湿な～</title>
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<![CDATA[ <p>久々の更新なので、本編に戻る前に、印象に残っている客のエピソードをご紹介したいと思う。人間、なぜかいつまでも記憶に残っているのは善良な人間よりも、イヤなヤツ、問題を起こしたヤツ、悪事を働いたヤツばかりだ。</p><p>&nbsp;</p><p>　年の頃５０代前半。背は180ｃｍくらいあるだろうか。ソイツは私が歓喜店のオーナーになった時からの常連だった。古株に聞くと、前オーナーの時からちょくちょく来ているらしく、医者ではないが、近所の病院に勤務しているらしい。私はソイツのターゲットにされてしまったようだった。私の立っているレジに来ると、まず出るのが 『チッ』 という舌打ち。この時点で相当ソイツに対する印象は悪いのだが、タチが悪いことに嫌がらせはここで終わらない。こちらに聞こえるか聞こえないか、というくらいの声で 『遅ぇよ！』だの『何やってんだよ！』だのウジウジ言ってやがる。</p><p>コレが私がＡストアを辞めるまでの１０年続いた。そのくせウチの女子店員とは仲がいいらしく、どうやら私の悪口を一生懸命吹き込んでいるようだった。何の恨みが</p><p>あるのか知らないが、陰湿にもほどがある。言いたいことがあるのなら 、</p><p><span style="font-weight:bold;">『オーナーさん！ちょっと改善して頂きたいことがある！』 </span>と、堂々と言ったら</p><p>どうか？それをグチグチグチグチ小せぇ声でよ。もしかして年下のオレがコンビニ</p><p>オーナーやってるのが気に入らねぇとか？お前、コンビニオーナーがどんだけ命削ってやってんのか判ってんのか？Ａストア脱退直前、ついに我慢の限界にきた私は、</p><p>ちょっとした意趣返しを試みた。そうしたら…なんということでしょう！ソイツは</p><p>人が変わったようにイイ客になりましたとさ。何をやったか、ということは言えないが、まあ法律の範囲内です。ク〇客列伝、これからも続きます。（つづく）</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/mosujunq/entry-12635775270.html</link>
<pubDate>Tue, 03 Nov 2020 21:21:16 +0900</pubDate>
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<title>十六、悪夢　⑤</title>
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<![CDATA[ <p>　 　　　　　　　　　</p><p>『このクソヤローをどうしてくれよう』</p><p>&nbsp;</p><p>表面上はいつも通り、おとなしく振舞いつつ、虎視眈々と反撃の機会をうかがう日々。しかし、そんな日々は突然終わりを告げた。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;">『童子オーナー！私、異動することになりました！来月から別のモノが来ます！</span></p><p><span style="font-weight:bold;">　イヤぁ、もっと童子オーナーと仕事したかったぁ！』</span></p><p>&nbsp;</p><p>いや、いい。お前はもういい。てゆーか、その暑苦しい顔を二度と見たくない。復讐の機会は失われてしまったが、乱暴なことはせずに済むならそれに越したことはない。正直ホッとしていた。スタッフも私と同じ気持ちだろう。頼むから次はまともなＳＶよこしてくれ。私は祈った。（つづく）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mosujunq/entry-12627777268.html</link>
<pubDate>Sun, 27 Sep 2020 10:18:18 +0900</pubDate>
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